JP3141794B2 - 復号化装置 - Google Patents
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Description
データの復号化装置に関するものである。
辺の画素から注目画素の状態を予測し、予測した結果を
符号化する予測符号化方式がある。予測符号化において
は、注目画素と相関関係があると思われる周囲画素をマ
ルコフ情報源として予測に用いる。
と、間接的に決定する方法が知られている。予測値を直
接決定する方法としては、例えば特開平5−31637
0公報で示されるように、複数の予測器の中から的中率
の高い予測器を適応的に切り替え、最終的に1つの予測
器を選択し、原画像の予測に使用する方法がある。ま
た、予測値を間接的に決定する方法としては、例えば、
予測値等の情報をメモリに格納し、周辺の画素値からメ
モリの情報を読み出して予測に使用する方法がある。
いる予測方式は、後者のメモリを用いた間接的に予測値
を決定する予測方式であり、周辺の複数画素の値をアド
レスとして、テーブルルクアップ方式で出力される予測
値を用い、予測誤差データを生成している。しかし、予
測画素の位置を全て固定とはせず、1画素のみ位置を可
変にし、予測的中率によって予測位置を変更させている
方式をとっている。ITU−T T.82、T−85で
定められたJBIG(Joint Bi−level
Image coding expert Grou
p)で用いられる予測方式は、上述の特公平6−956
45号公報に示されている予測方式であり、符号化状態
によって予測メモリの情報を更新していく学習型の方式
が採用されている。符号化には、注目画素を上述の予測
方式で予測した結果である予測誤差データが使用され
る。
号化する符号化部に、算術符号化が採用された。算術符
号化は、例えば特公平1−17295号公報に示されて
いるように、数直線上の領域を入力されたシンボルの
1,0の発生確率に合わせて分割し、入力シンボルの値
によって領域を選択する。このとき、予測と一致したシ
ンボル(優勢シンボル)をMPS(More prob
able Symbol)、一致しないシンボル(劣性
シンボル)をLPS(Less probable S
ymbol)と呼ぶ。このMPS、LPSの発生確率推
定値は、予測的中率などによって変化させる。JBIG
では、シンボルの出現確率の推定部にLPS発生時の確
率値(=領域幅LSZ)を持たせるとともに、その確率
推定値をシンボルの出現過程に応じて更新する学習機能
を持たせている。確率推定の学習機能は上述の予測値の
学習機能と連動する。この分割選択処理を情報源の出力
系列の分だけ行ない最終段の分割で得られた領域内の1
点の2進小数表示で出力系列を表わす。
で示した領域が、それぞれシンボルの符号化終了後の有
効領域である。初期状態では、有効領域は[0,1)区
間であり、LPS発生時の領域幅LSZ(0)が設定さ
れている。1−LSZ(0)がMPS発生時の領域幅で
ある。ここではシンボルが「0」のときをMPS、
「1」のときをLPSとする。図7において確率値は2
進数で示している。
「0」であるので、MPSの発生により有効領域は図7
(A)においてハッチングを施した領域となる。そして
この有効領域内をLPS発生時とMPS発生時の領域に
分割する新たな領域幅LSZ(1)を設定する。次のシ
ンボルが「1」のときは、LPSの発生により図7
(B)においてハッチングを施した領域が有効領域とな
る。同様にして、3番目のシンボルが「0」のとき、図
7(C)においてハッチングを施した領域が有効領域と
なり、さらに4番目のシンボルが「1」のとき、図7
(D)においてハッチングを施した領域が有効領域とな
る。
れたシンボル列「0101」に対する符号は、図7
(D)における有効領域内の1点とすればよい。ここで
は、有効領域の基底、すなわち有効領域の最も小さい値
C(3)を符号として表わし、出力することになる。
有効領域の1点を符号とするため、領域を大きくとれ
ば、有効桁が減り符号量が減る。つまり、MPS発生時
にはなるべくLSZの値を小さくし、LPS発生時には
なるべくLSZの値を大きくすることによって、有効領
域を多く確保でき、符号量を減らすことができる。
号化方式の概略図である。図中、1は画像データ、2は
コンテキスト生成部、3はアドレス、4は予測テーブ
ル、5はステート、6は確率推定テーブル、7はLSZ
およびSW、8は予測値、9は算術符号化部、10は符
号データ、11は書き換えデータ、12は書き換え信号
である。画像データ1は、符号化のために算術符号化部
9に入力されるとともに、コンテキスト生成部2に入力
される。コンテキスト生成部2においては、注目画素の
予測を行なうために、周辺画素を使用して予測のモデル
テンプレートを作成する。
トの一例の説明図である。Pを注目画素とすると、参照
画素X9 〜X0 を使用してテンプレートが生成される。
この参照画素X9 〜X0 の値が210状態(コンテキス
ト)の10重マルコフ情報源となり、そのまま予測テー
ブル4にアドレス3として入力され、予測に使用され
る。
の値に対応した予測値8と、確率推定テーブル6を参照
するためのステート5とを対にして記憶している。参照
画素X9 〜X0 の値がそのままアドレス3として入力さ
れ、1024個のエントリのいずれかが選択される。ア
ドレス3により選択されたエントリから予測値8および
ステート5を取り出し、予測値8を算術符号化部9へ入
力し、また、ステート5を確率推定テーブル6に入力す
る。図10は、予測テーブル4の一例の説明図である。
図10に示した予測テーブル4は、アドレスに対応し
て、予測値とステートが対になって格納されている。な
お、アドレスは2進数で示しているが、これは参照画素
X9 〜X0 のそれぞれの画素値に対応するものである。
例えば、参照画素X0 の値のみが「1」で他の参照画素
は「0」であれば、アドレス「0000000001」
が参照され、予測値「1」とステート「2」が得られ
る。
して、LPS発生時の領域幅LSZと、LPS発生時の
次のステート値であるNLPSおよびMPS発生時の次
のステート値であるNMPS、さらにLPS発生時に予
測値を書き換えるか否かを示すフラグであるSWが格納
されている。入力されたステート5に対応するLSZお
よびSW7を算術符号化部9に出力するとともに、NM
PS,NLPSを書き換えデータ11の一部として予測
テーブル4へ送る。図11は、確率推定テーブル6の一
例の説明図である。図11では、ステート5の番号に対
応して、LSZ、NMPS、NLPS、SWを対にして
格納している。例えばステートが「2」のとき、LSZ
として「0x1114」、NLPSとして「16」、N
MPSとして「3」、SWとして「0」が得られる。こ
こで、「0x」で始まる数値は、16進数である。
入力される予測値8と画像データ1とを比較し、一致し
ていれば符号化するシンボルを「0」、すなわちMPS
が発生したものとし、不一致であれば符号化するシンボ
ルを「1」、すなわちLPSが発生したものとする。そ
して確率推定テーブル6から入力されるLSZを用い、
図7で概略説明したように算術符号化を行なって符号デ
ータ10を出力する。LPSが発生した場合には、確率
推定テーブル6から入力されるSWが予測値の書き換え
を可能としている場合に限り、予測値を反転した新予測
値を書き換えデータ11の一部として予測テーブル4に
送るとともに書き換え信号12を送り、予測テーブル4
の予測値を書き換える。
いて、有効領域の有効桁を増やさないよう、有効領域は
つねに0.5以上1未満となるように調整されている。
この処理を正規化と呼ぶ。またLSZの値は必ず0.5
未満の値となるように確率推定テーブルが構成されてい
る。そのため、LPS発生時には有効領域は0.5未満
となり、必ず正規化が発生する。さらに、MPS発生時
においても、新有効領域は、現有効領域から、LSZを
減算して求めるため0.5未満となる可能性があり、正
規化が発生するケースがある。この正規化が発生した場
合に、予測テーブル4に対して書き換え信号12を送
る。予測テーブル4では、MPS発生時には確率推定テ
ーブル6から与えられるNMPSを、コンテキスト生成
部2から与えられているアドレス3のステートとして書
き込む。また、LPS発生時には、確率推定テーブル6
から与えられるNLPSをアドレス3のステートとして
書き込む。このようにして予測テーブル4が更新された
後、次の画像データ1についての処理を開始する。
6を順次書き換えてゆく学習型の予測/確率推定方式に
ついて、具体例を用いながらさらに説明する。図12
は、入力される画像データの一具体例の説明図である。
図12では、図9に示すテンプレートの部分の画像デー
タ1のみを示している。図12に示すように、コンテキ
ストX9 〜X0 が「0000000011」のとき、注
目画素Pが1であった場合を考える。予測テーブル4お
よび確率推定テーブル6は、それぞれ図10、図11に
示す内容が設定されているものとする。
1」がアドレス3として予測テーブル4に入力される。
この時、予測テーブル4のアドレス「00000000
11」には、図54に示すように、予測値「0」とステ
ート値「80」が格納されている。予測テーブル4から
読み出されたステート値「80」は、確率推定テーブル
6に入力される。次に確率推定テーブルのステート番号
「80」が参照され、LSZ値「0x5832」が読み
出され、算術符号化部9に出力される。
が、予測テーブル4から読み出された予測値は「0」で
あるため、LPSが発生した、ということになる。LP
Sが発生した場合、このLSZが基本的に次の有効領域
となる。LSZは、0.5未満であるから、0.5以上
1未満になるように正規化が行なわれ、ステート番号
「80」のNLPSの値「80」が予測テーブル4のア
ドレス「0000000011」のステート値として上
書きされる。また、確率推定テーブルのステート番号
「80」のSWが「1」であるから、予測値は反転され
て「1」となり、予測テーブル4のアドレス「0000
000011」の予測値として上書きされる。図13
は、書き換え後の予測テーブルの一具体例の説明図であ
る。このようにして図13に示すように、予測テーブル
のアドレス「0000000011」の予測値およびス
テート値が書き換えられる。この書き換えられた後の予
測テーブルを用いて次の画像データ1についての予測を
行なうことになる。次に同じコンテキストが入力された
場合は、予測値が1となっている。
発生した場合には、正規化を行なったときには予測テー
ブルのステート値をNMPS「81」に書き換える。書
き換え後、次に同じコンテキストが入力された場合、ス
テート値が「81」であり、このときのLSZは図11
から「0x4d1c」となる。この値は、ステート値
「80」のときのLSZ「0x5832」よりも小さ
く、つまりLPSが発生する確率が小さいことを意味す
る。これは、前回の同じコンテキストの時の予測が当た
ったため、次に同じコンテキストが入力された場合、M
PSが発生時の領域幅を広げておき、再度予測が当たっ
た場合に有効領域を広くとれるようにしたものであり、
最終的な有効領域を増大させ、符号量を減少させること
ができる。
たがって予測テーブルを順次書き換え、予測的中率を向
上させ、MPS発生数を増やすとともに、MPS/LP
S発生時の領域幅を制御して、符号化効率を向上させて
いる。
域分割を行ないながら実施される。符号化時と異なるの
は、符号化時は予測値と注目画素の比較を行ない、LP
S/MPSの領域を演算しながら求めるのに対し、復号
化時には、符号が、LPS/MPSのどちらの領域に入
っているかを演算で求め、次に周辺の復号済みの参照画
素から注目画素を逆予測しながら求める。
復号化方式の概略図である。図中、図8と同様の部分に
は同じ符号を付して説明を省略する。21は算術復号化
部、22は逆予測テーブル、23は逆予測値、24は書
き換えデータである。コンテキスト生成部2および逆予
測テーブル22は、符号化時のコンテキスト生成部2お
よび予測テーブル4とまったく同一に動作する。逆予測
テーブル22は符号化時の予測テーブル4と同一であ
る。当然、確率推定テーブル6も符号化時と同一のもの
が使用されなければならない。
データ1の注目画素の周辺の参照画素の値によりコンテ
キストが生成され、逆予測テーブル22、確率推定テー
ブル6から、LSZと逆予測値23が算術復号化部21
に出力される。
において、有効領域の比較が行なわれた後、逆予測値2
3を用いて画像データ1を出力する。図15は、算術復
号化部の基本動作の説明図である。まず、現有効領域か
ら確率推定テーブルより入力されたLSZ幅を減算し、 (有効領域−LSZ) を得る。この値を境にMPS領域とLPS領域が分割さ
れる。次に入力された符号Cが、先に求めた(有効領域
−LSZ)の値より大きいか否かを比較する。すなわ
ち、 C>有効領域−LSZ の判定を行なう。この比較判定によって、注目画素がL
PSであるかMPSであるかが判定できるので、入力さ
れた逆予測値から、注目画素のレベルを求める。すなわ
ち、MPSであれば注目画素の値は逆予測値であり、L
PSであれば逆予測値を反転して注目画素の値とすれば
よい。以上の処理により、基本的に注目画素を伸長でき
る。
らさらに、新有効領域の決定、符号−有効領域の減算等
の処理が必要となる。例えば図15に示した例では、符
号データCがLPS領域に存在するので、新たな有効領
域としてLPS領域を設定し、新たなLSZを設定して
上述の処理を繰り返し行なう。また、符号化時と同様に
して、予測テーブル4の予測値およびステート値の書き
換えも行なわれる。
用する予測方式は、予測値、ステート値を書き換えて最
適な状態に近づけるため、予測的中率が向上する利点が
ある反面、予測テーブル4の書き換えなどで時間がかか
り、高速化の面で難点がある。例えば、復号時において
注目画素の逆予測のために伸長済みの直前画素を使用す
る場合、復号が終了して直前の画素値が決定し、予測テ
ーブル4の書き換えが完了しないと、次のコンテキスト
による予測テーブル4のアクセスができない。そのた
め、復号化処理と予測テーブル4のアクセスを交互に繰
り返さなければならず、処理スピードが低下する。
なう場合の一例を示すタイムチャートである。有効領域
幅、LSZをクロック信号CLKの立ち上がりでラッチ
すると、まず、(有効領域−LSD)の計算が時間0−
Aで行なわれる。次に、時間0−Bにおいて、C>有効
領域−LSZの判定を行ない、その判定結果と逆予測値
とを比較して、注目画素の値PIX0が出力される。
に、次画素を伸長するためのLSZを求める。時間0−
Cにおいて、伸長済みの注目画素値PIX0を使用し、
図9に示すテンプレートからコンテキストを生成した
後、時間0−Dで予測テーブル4からステートおよび逆
予測値を読み出し、最後に時間0−Eで確率推定テーブ
ル6からLSZを読み出す。これにより、1画素の復号
化処理が終了し、次の画素の復号を開始することができ
る。
の決定による正規化、符号から旧有効領域の減算等が必
要である。しかし、これら正規化、符号再算出等の処理
については、例えば特開平8−154059号公報に示
されているように、上述の有効領域の判定から高速に実
施する方式が提案されており、注目画素の値PIX0の
決定以降の処理と並列に処理できる。そのため、正規化
などの処理で全体の処理時間が長期化することはない。
しかし、上述のLSZの読み出しまでの処理は、1画素
ごとに時系列に行なわなければならないため、処理を高
速化できないという問題がある。
情に鑑みてなされたもので、予測テーブルを使用した予
測符号化の復号時において、従来時系列で行なっていた
処理方式を改良し、高速に復号可能な復号化装置を提供
することを目的とするものである。
は、注目画素の周辺に位置する複数の画素から参照画素
を選択し、参照画素の状態から注目画素を予測して予測
符号化した符号系列を、復号済みの参照画素の状態から
逆予測して注目画素を復号する復号化装置において、逆
予測値に基づき符号系列を復号する復号化手段と、前記
逆予測に必要な参照画素のうちの復号済みの参照画素の
状態が入力され復号されていない参照画素の取りうる複
数の状態についてそれぞれ逆予測を行なって逆予測値を
出力する逆予測手段と、該逆予測手段から出力される逆
予測値のいずれかを前記復号化手段で復号された結果に
応じて選択し前記復号化手段に入力する選択手段を有す
ることを特徴とするものである。
の復号化装置において、前記逆予測手段は、参照画素の
状態をアドレスとし、該アドレスに前記参照画素の状態
に対応する逆予測値が格納された記憶手段で構成されて
おり、該記憶手段は、前記復号されていない参照画素の
取りうる状態の数だけの読み出しポートを有しているこ
とを特徴とするものである。
の復号化装置において、前記逆予測手段は、前記復号さ
れていない参照画素の取りうる状態の数だけそれぞれの
状態に対応づけて設けられた複数の記憶手段で構成され
ており、前記各記憶手段は、復号済みの参照画素の状態
をアドレスとして入力され、前記復号されていない参照
画素の取りうる状態に対応した逆予測値を出力すること
を特徴とするものである。
の復号化装置において、前記逆予測手段が保持する逆予
測値を動的に変更して適応逆予測を行なう場合に前記逆
予測手段に対して新たな逆予測値を書き込むための制御
を行なうライト制御手段を有し、前記復号化手段は復号
結果とともに必要に応じて新たな逆予測値を出力し、前
記ライト制御手段は、前記復号済みの参照画素の状態と
前記復号化手段による復号結果に基づいてアドレスを生
成して前記逆予測手段に入力し、前記復号化手段から出
力された前記新たな逆予測値を前記逆予測手段に書き込
むことを特徴とするものである。
の復号化装置において、前記復号化手段から出力される
前記新たな逆予測値は、前記選択手段にも入力されてお
り、前記ライト制御手段で生成したアドレスで書き込み
を行なう際に該アドレスが前記逆予測手段で逆予測を行
なう前記参照画素の状態のいずれかと一致する場合に前
記選択手段は前記復号化手段から出力される前記新たな
逆予測値を選択して前記復号化手段に入力することを特
徴とするものである。
5のいずれか1項に記載の復号化装置において、前記復
号化手段は、算術復号化を行なう算術復号部と、算術復
号化で用いる確率を前記算術復号部に与える確率推定部
を有し、前記逆予測手段は、前記参照画素の状態に対応
して前記逆予測値とともに前記確率推定部の確率を指定
する指示子を保持し、前記逆予測値を前記算術復号部に
出力するとともに前記指示子を前記確率推定部に出力す
ることを特徴とするものである。
の復号化装置において、前記復号化手段は、算術復号化
を行ない復号結果を出力するとともに前記新たな逆予測
値を出力する算術復号部と、算術復号化で用いる確率を
前記算術復号部に与えるとともに次に遷移する確率を示
す指示子を出力する確率推定部を有し、前記逆予測手段
は、前記参照画素の状態に対応して前記逆予測値ととも
に前記確率推定部の確率を指定する指示子を保持し、前
記逆予測値を前記算術復号部に出力するとともに前記指
示子を前記確率推定部に出力し、前記ライト制御手段
は、前記確率推定部から出力される指示子で前記逆予測
手段に保持されている対応する指示子を書き換えること
を特徴とするものである。
の復号化装置において、前記復号化手段は、算術復号化
を行ない復号結果を出力するとともに前記新たな逆予測
値を出力する算術復号部と、算術復号化で用いる確率を
前記算術復号部に与えるとともに次に遷移する確率を示
す指示子を出力する確率推定部を有し、前記逆予測手段
は、前記参照画素の状態に対応して前記逆予測値ととも
に前記確率推定部の確率を指定する指示子を保持し、前
記逆予測値を前記算術復号部に出力するとともに前記指
示子を前記確率推定部に出力し、前記ライト制御手段
は、前記確率推定部から出力される指示子で前記逆予測
手段に保持されている対応する指示子を書き換え、前記
確率推定部から出力される前記指示子および前記算術復
号部から出力される前記新たな逆予測値が前記選択手段
にも入力されており、前記ライト制御手段で生成したア
ドレスで書き込みを行なう際に該アドレスが前記逆予測
手段で逆予測を行なう前記参照画素の状態のいずれかと
一致する場合に前記選択手段は前記算術復号部から出力
される前記新たな逆予測値を選択して前記復号化手段に
入力するとともに前記確率推定部から出力される前記指
示子を前記確率推定部に入力することを特徴とするもの
である。
1の実施の形態を示すブロック図である。図中、図14
と同様の部分には、同じ符号を付して説明を省略する。
31はFIFO、32はシフトレジスタ、33はRA
M、34はライトアドレス生成部、35はマルチプレク
サである。FIFO31は、すでに復号が終了している
画像データ1を一時的に保持し、注目画素を復号するた
めのコンテキストを生成するために用いられる。例え
ば、図9に示すテンプレートによってコンテキストを生
成するためには、注目画素のラインとその上の2ライン
のデータが必要であるため、FIFO31は2ラインと
1画素分以上が必要であり、3ライン分あれば十分であ
る。
ンテキスト生成部2に対応するものであり、FIFO3
1に蓄えられた画像データを読み出して、例えば、図9
に示すテンプレートの参照画素X9 〜X1 の位置の画素
値を抽出し、注目画素Pの直前画素X0 を除いたコンテ
キストを生成する。
ブル22が格納されている。このRAM33は、2つの
リードポートと1つのライトポートを有する3ポートメ
モリを使用している。リードポート0のアドレスとして
は、上位9bitにシフトレジスタ32から出力される
コンテキストX9 〜X1 が入力され、最下位1bitに
は常に「0」が入力される。同様に、リードポート1の
アドレスとしては、上位9bitにシフトレジスタ32
から出力されるコンテキストX9 〜X1 が入力され、最
下位1bitには常に「1」が入力される。すると、リ
ードポート0のデータ線RD0には、X0 =0である時
のコンテキストX9 〜X0 に対応する逆予測値およびス
テート値が出力される。同様に、リードポート1のデー
タ線RD1には、X0 =1である時のコンテキストX9
〜X0 に対応する逆予測値およびステート値が出力され
る。
トアドレス生成部34で生成されたライトアドレスX9
〜X0 が入力され、ライトポートのデータ線には算術復
号化部21および確率推定テーブルから出力されるNM
PS,NLPSや新逆予測値等の書き換えデータ24が
入力される。さらに、リードライトの切換信号として、
算術復号化部21から書き換え信号12が入力されてい
る。
スタ32から出力されたコンテキストX9 〜X1 と算術
復号化部21から出力される復号値X0 を合成し、ライ
トアドレスX9 〜X0 としてRAM33のライトポート
のアドレスWAに入力する。マルチプレクサ35は、算
術復号化部21から出力される復号値X0 によって、R
AM33の2つのリードポートのデータ線のうちのいず
れかを選択し、選択したデータ線に出力されるステート
値5を確率推定テーブル6へ、また逆予測値23を算術
復号化部21へ送る。
形態における動作の一例について説明する。復号された
画像データ1は、復号結果として出力されるとともに、
FIFO31に蓄積される。FIFO31に蓄えられた
画像データ1は、シフトレジスタ32によって読み出さ
れ、例えば図9に示すようなテンプレートに従って注目
画素Pの直前画素X0 を除いたコンテキストX9 〜X1
を生成する。
下位1bitに「0」が付加されて逆予測テーブルであ
るRAM33のリードポート0のアドレスに入力され
る。また、最下位1bitに「1」が付加されてリード
ポート1のアドレスに入力される。RAM33は、2つ
のリードポートで同時に読み出しが可能であり、リード
ポート0のデータ線RD0には、X0 =0である時のコ
ンテキストX9 〜X0 に対応する逆予測値およびステー
ト値が出力され、また、リードポート1のデータ線RD
1には、X0 =1である時のコンテキストX9 〜X0 に
対応する逆予測値およびステート値が出力される。
マルチプレクサ35にて、算術復号部21から出力され
る現復号画像データ(=X0 )の値によって選択され、
ステート値が確率推定テーブル6に、また逆予測値が算
術復号化部21にそれぞれ出力される。確率推定テーブ
ル6からは、マルチプレクサ35によって選択されたス
テート値に従ってLSZおよびSW7を算術復号化部2
1に出力する。そして算術復号化部21において、上述
のように復号化処理を行ない、新たな画像データ1を出
力する。
を行なっている間に、シフトレジスタ32から次の注目
画素P’のコンテキストが出力される。しかしこの時点
では注目画素に隣接する参照画素X'0の値が決定されて
いない。そのため、参照画素X0 の値が「0」または
「1」のいずれでもよいように、参照画素X'9〜X'1の
コンテキストに「0」を付加したアドレスと、「1」を
付加したアドレスの両方を生成し、RAM33に入力し
て、2通りのステート値および逆予測値を出力させてい
る。算術復号化部21における復号化処理が終了し、復
号された画像データ1(=P=X'0)が出力された時点
で、マルチプレクサ35によっていずれか正しい方を選
択する。例えば、復号された画像データ1が「0」であ
れば、参照画素X'0として「0」を付加してRAM33
から読み出したステート値および逆予測値を選択し、画
像データ1が「1」であれば、参照画素X'0として
「1」を付加してRAM33から読み出した読み出した
ステート値および逆予測値を選択する。このようにし
て、算術復号化部21における復号化処理と逆予測テー
ブルからのステート値および逆予測値の読み出しを並行
して行なうことができるようになり、復号化の処理速度
を向上させることができる。
ドレス生成部34にも入力されている。算術復号化部2
1から復号画像データ1(=X0 )が出力されると、マ
ルチプレクサ35に入力されるとともに、ライトアドレ
ス生成部34にも入力されており、コンテキストX9 〜
X1 と復号画像データ1(=X0 )を合成してライトア
ドレスX9 〜X0 を生成し、RAM33のライトポート
のアドレスWAに入力する。しかし、現注目画素Pの復
号化処理が算術復号化部21で進行中であるので、この
時点での実際の書き込みは行なわれない。現注目画素P
の復号化処理において正規化が発生すると、算術復号化
部21から書き換え信号12と書き換えデータ24のう
ちの新逆予測値が出力される。また、確率推定テーブル
6から、書き換えデータ24のうちのNMPSまたはN
LPSが出力されている。RAM33のライトアドレス
生成部34が出力しているアドレスに、これらの書き換
えデータ24が予測値およびステート値として上書きさ
れる。
シフトレジスタ32から出力されているコンテキスト
X'9〜X'1と参照画素X'0の値として「0」または
「1」を付加したアドレスのいずれかが、ライトアドレ
ス生成部34がライトポートのアドレス線WAに入力し
たアドレスと同一の場合には、リードポートへのデータ
の出力は抑止され、ライトが終了した後にリードポート
へのデータ出力が行なわれる。そのため、2つのリード
ポートからの読み出しデータが揃うまでに時間がかか
り、確率推定テーブル6へのステート値5の入力および
算術復号化部21への逆予測値23の入力が若干遅れる
場合がある。しかし、同じコンテキストが連続して遅延
したとしても従来と同等の処理速度となるだけであり、
他の場合には並行した処理によって高速化が図られてい
るので、全体の処理速度は格段に向上する。
る。ここでは、図10に示した逆予測テーブルがRAM
33に格納されており、確率推定テーブル6は図11に
示した内容が設定されているものとする。また、図12
に示すコンテキストが復号された画像データ1から得ら
れるものとして説明する。
コンテキスト「000000001」に対し、リードポ
ート0のアドレスRA0には、最下位ビットに「0」を
付加し、「0000000010」が入力される。この
時、図10に示す逆予測テーブルに従い、予測値「1」
とステート値「42」がデータ線RD0に出力される。
またリードポート1のアドレスRA1には、最下位ビッ
トに「1」を付加し、「0000000011」が入力
される。同様に図10に示す逆予測テーブルに従い、予
測値「0」とステート値「80」がデータ線RD1に出
力される。
ステート値を用いた復号処理が算術復号部21において
行なわれており、X0 の値が復号されて出力される。復
号結果が「1」であったとすると、マルチプレクサ33
により、データ線RD1から出力された予測値「0」が
算術復号化部21へ、またステート値「80」が確率推
定テーブル6へ入力される。確率推定テーブル6から、
図11に示した内容に従ってLSZとして「0x583
2」、およびフラグSWとして「1」が算術復号部21
に入力され、現注目画素の復号に使用される。
「000000001」はライトアドレス生成部34に
も入力されている。X0 の値として復号結果が「1」で
あったとすると、コンテキスト「000000001」
と合成し、アドレス「0000000011」がRAM
33のライトポートのアドレスWAに入力される。
号を行なったとき、LPSが発生すると、予測値「0」
を「1」に反転して復号データとして出力するととも
に、フラグSWが「1」であるので新逆予測値として
「1」を出力する。また、LPS発生時には必ず正規化
が行なわれるので、RAM33内の逆予測テーブルのス
テート値の書き換えが発生する。ライトアドレス生成部
34からアドレス「0000000011」がRAM3
3に与えられているので、このアドレスの予測値として
「1」が、またステート値として図11に示すステート
値「80」に対応するNLPS値「80」が、それぞれ
上書きされる。
の形態における動作の一例を示すタイミングチャートで
ある。ここでは、上述の図16と同様に、1画素の伸長
を1クロックで行ない、有効領域幅、LSZをクロック
CLKの立ち上がりでラッチすることにする。
が計算され、時間0−BでC>(有効領域−LSZ)の
判定を行なって逆予測値と比較し、復号した画像データ
1としてPIX0が出力される。この過程は、図16に
示した従来の復号化装置の動作と同様である。
X1 は、現復号画素よりも2画素以上前の画素であるか
ら、最低1クロック以上前に復号が終了しているため、
参照画素X9 〜X1 によるコンテキストの生成について
は、クロックの立ち上がりから開始できる。この処理を
時間0−Cで行なった後、引き続き時間0−Dで逆予測
テーブル(RAM33)からのステート値および逆予測
値の読み出しを行なう。この時、2つのリードポートか
ら、参照画素X0 が0の場合と1の場合の2種の逆予測
値およびステート値が読み出される。
A、0−Bで実施された現注目画素の復号された画像デ
ータPIX0(=X0 )の値によってマルチプレクサ3
5を切り換え、逆予測値およびステート値の選択を行な
う。最後に時間0−Eにおいて、ステート値をもとに確
率推定テーブル6からLSZを読み出して、算術復号化
部21における次の注目画素の復号化処理を開始する。
テーブルからのステート値および逆予測値の読み出し
を、(有効領域−LSZ)を計算し、C>(有効領域−
LSZ)を判定して逆予測値との比較することにより復
号を行なう復号動作とを、並列に実施することができ
る。従来の復号化装置に比べ、時間0−Fで行なう選択
処理が加わるが、逆予測テーブルの読み出し時間0−D
よりもはるかに小さいので、このような並列処理によっ
て1画素の復号時間を格段に短縮することができる。
の書き換えが発生した場合は、ライトポートのアドレス
WAが時間0−B後に確定するため、逆予測値およびス
テート値の読み出しとは非同期に、ライトポートより実
施すればよい。メモリ書き込みは時間0−Gで行なわ
れ、それとは別に、次の注目画素の復号が、時間1−
A,1−Bで行なわれる。
の形態における同じコンテキストが連続し、逆予測テー
ブルの書き換えが発生する場合の動作の一例を示すタイ
ミングチャートである。書き換えのためのアドレスWA
が、リードポートのアドレスRA0またはアドレスRA
1に入力されているコンテキストと同じ場合、書き換え
が終了するまで、読み出しを停止する必要がある。しか
し、書き換え発生までに時間0−Dで逆予測テーブルの
読み出しを行なっているので、これを破棄または無視
し、時間0−Gで行なわれる書き換えの終了まで処理を
停止させる。そして、書き換えの終了後、再び時間0−
DにおけるRAM33内の逆予測テーブルの読み出しを
行なう。この場合、図3では逆予測テーブルの書き換え
中にクロックCLKの立ち上がりが発生するが、このタ
イミングではLSZの読み出しは行なえない。この場合
には、例えば、クロックの立ち上がりを遅延させたり、
あるいは次のクロックまで算術復号化部21の処理を休
止するなどのタイミング制御を行なえばよい。
の形態を示すブロック図である。図中、図1と同様の部
分には、同じ符号を付して説明を省略する。36は制御
信号である。この第2の実施の形態では、上述の第1の
実施の形態において逆予測テーブルの書き換え時に逆予
測テーブルの読み出し処理が停止するのを防止した構成
を示している。
レス生成部34は、コンテキストの比較機能を有してお
り、同じコンテキストが連続して発生したことを検出す
る。また、算術復号化部21から出力される書き換え信
号12も入力されており、逆予測テーブルの書き換えが
発生したことを検知することができる。同じコンテキス
トが連続して発生し、かつ逆予測テーブルの書き換えが
発生した場合は、制御信号36をマルチプレクサ35に
送る。
つのリードポートのデータ線RD0、RD1とともに、
確率推定テーブル6から出力されるNMPSまたはNL
PSと、算術復号化部21から出力される新逆予測値か
らなる書き換えデータ24が入力されている。そして、
ライトアドレス生成部34から制御信号36が入力され
ると、書き換えデータ24が選択されるようになってい
る。
ンテキストが連続して発生し、かつ逆予測テーブルの書
き換えが発生したことを検出すると、制御信号36がマ
ルチプレクサ35に送られ、マルチプレクサ35では書
き換えデータ24を選択する。書き換えデータ24のう
ちNMPSまたはNLPSがステート値5として確率推
定テーブル8に入力され、新逆予測値が逆予測値23と
して算術復号化部21に入力される。これらの書き換え
データ24は、コンテキストが連続している場合には逆
予測テーブルを書き換え後に読み出されるデータそのも
のであるので、実際に逆予測テーブルを書き換えた後に
読み出さなくても、書き換えデータそのものを用いるこ
とが可能である。このようにして、書き換えデータ24
を用いて復号化処理を続けるとともに、RAM33では
書き換えデータ24の書き込みを行なえばよい。
の形態における動作の一例を示すタイミングチャートで
ある。復号された画像データPIX0の生成過程で逆予
測テーブルの書き換えが発生し、また、コンテキストX
9 〜X1 ,X0 (=PIX0)と、次のPIX1,X’
9 〜X’1 が閉じてある場合、時間1−C、1−Dの処
理は無効となり、時間1−Fでマルチプレクサ35は書
き換えデータ24の逆予測値,ステート0を選択して、
NMPSまたはNLPSをステート値5として、新逆予
測値を逆予測値23として出力する。このステート値5
に基づいて、時間1−Eで確率推定テーブル6からLS
Zが出力され、次のクロックCLKの立ち上がりで算術
復号化部21における次の注目画素の復号化が始められ
る。
ータ24が入力するため、算術復号化部21における処
理と並列して、RAM33への書き込みを行なうことが
できる。このようにして、同じコンテキストが連続し、
逆予測テーブルの書き換えが発生する場合でも、処理を
停止させることなく続けることができる。
の形態を示すブロック図である。図中、図1と同様の部
分には、同じ符号を付して説明を省略する。37,38
はRAM、39,40はライト信号である。この第3の
実施の形態では、逆予測テーブルとして用いる記憶手段
として、3ポートのRAMではなく、複数のRAMを使
用して構成した例を示している。ここでは2つのRAM
を用いている。
トには、X9 〜X1 が直接入力される。つまり、アドレ
スは9bitである。それぞれのRAM37,38に
は、X0 が0の場合と1の場合のそれぞれ異なった情報
が入力されている。そのため、RAM37,38から
は、コンテキストX9 〜X1 ,0に対応する逆予測値お
よびステート値と、コンテキストX9 〜X1 ,1に対応
する逆予測値およびステート値が読み出され、マルチプ
レクサ35に入力される。それぞれの逆予測値およびス
テート値を読み出した後の処理は、上述の第1の実施の
形態と同じであるので省略する。
れぞれのRAM37,38のライトポートのアドレスW
Aに読み出しの場合と同じく9bitのX9 〜X1 が直
接入力される。またそれぞれのRAM37,38のライ
トポートのデータ線WDには、書き換える逆予測値とス
テート値が入力される。ライトアドレス生成部34にお
いて、算術復号部21から入力された復号された画像デ
ータ(=X0 )と書き換え信号12に基づき、ライト信
号39または40のどちらかが出力され、RAM37ま
たはRAM38のいずれかの内容が書き換えられる。
手段を複数のRAMにより構成することによって、上述
のようにアドレス線が減少し(X1 〜X9 )、アクセス
が高速化できる。また、復号化を開始する前に逆予測テ
ーブルを初期化する必要があるが、複数のRAMによっ
て逆予測テーブルを構成した場合、各RAMに対して並
列的に初期化データを書き込むことができるので、逆予
測テーブルの初期化を高速化することができる。
形態をもとにして構成したが、これに限らず、例えば上
述の第2の実施の形態についても同様に複数のRAMで
構成することができる。
の画素値について取り得る2つのケースについて逆予測
テーブルのデータを読み出したが、本発明はこれに限ら
ず、例えば2画素前までの4つのケースに対応して、4
つの逆予測テーブルのデータを読み出すようにすること
も可能である。
学習型の予測に限らず、すでに予測値が決定して読み出
すだけの予測方式についても対応できることは言うまで
もない。さらに、算術復号化に限らず、予測方式を用い
た種々の復号化装置にも適用可能である。
によれば、例えばJBIGなどの予測テーブルを使用す
る予測符号化方式で符号化された符号系列を、符号化と
同様な逆予測テーブルを用いて復号化する際に、逆予測
テーブルに記憶された情報をあらかじめ複数のケースに
ついて読み出しておき、現画素の復号結果によって、読
み出した情報を選択して、次画素の復号に使用できるよ
うにしたので、逆予測テーブルからの予測データの読み
出しと復号処理を並列に処理でき、復号化時間を大幅に
短縮することができるという効果がある。
すブロック図である。
ける動作の一例を示すタイミングチャートである。
ける同じコンテキストが連続し、逆予測テーブルの書き
換えが発生する場合の動作の一例を示すタイミングチャ
ートである。
すブロック図である。
ける動作の一例を示すタイミングチャートである。
すブロック図である。
概略図である。
説明図である。
る。
である。
明図である。
化方式の概略図である。
1クロックで行なう場合の一例を示すタイムチャートで
ある。
ス、4…予測テーブル、5…ステート、6…確率推定テ
ーブル、7…LSZおよびSW、8…予測値、9…算術
符号化部、10…符号データ、11…書き換えデータ、
12…書き換え信号、21…算術復号化部、22…逆予
測テーブル、23…逆予測値、24…書き換えデータ、
31…FIFO、32…シフトレジスタ、33…RA
M、34…ライトアドレス生成部、35…マルチプレク
サ、36…制御信号、37,38…RAM、39,40
…ライト信号。
Claims (8)
- 【請求項1】 注目画素の周辺に位置する複数の画素か
ら参照画素を選択し、参照画素の状態から注目画素を予
測して予測符号化した符号系列を、復号済みの参照画素
の状態から逆予測して注目画素を復号する復号化装置に
おいて、逆予測値に基づき符号系列を復号する復号化手
段と、前記逆予測に必要な参照画素のうちの復号済みの
参照画素の状態が入力され復号されていない参照画素の
取りうる複数の状態についてそれぞれ逆予測を行なって
逆予測値を出力する逆予測手段と、該逆予測手段から出
力される逆予測値のいずれかを前記復号化手段で復号さ
れた結果に応じて選択し前記復号化手段に入力する選択
手段を有することを特徴とする復号化装置。 - 【請求項2】 前記逆予測手段は、参照画素の状態をア
ドレスとし、該アドレスに前記参照画素の状態に対応す
る逆予測値が格納された記憶手段で構成されており、該
記憶手段は、前記復号されていない参照画素の取りうる
状態の数だけの読み出しポートを有していることを特徴
とする請求項1に記載の復号化装置。 - 【請求項3】 前記逆予測手段は、前記復号されていな
い参照画素の取りうる状態の数だけそれぞれの状態に対
応づけて設けられた複数の記憶手段で構成されており、
前記各記憶手段は、復号済みの参照画素の状態をアドレ
スとして入力され、前記復号されていない参照画素の取
りうる状態に対応した逆予測値を出力することを特徴と
する請求項1に記載の復号化装置。 - 【請求項4】 前記逆予測手段が保持する逆予測値を動
的に変更して適応逆予測を行なう場合に前記逆予測手段
に対して新たな逆予測値を書き込むための制御を行なう
ライト制御手段を有し、前記復号化手段は復号結果とと
もに必要に応じて新たな逆予測値を出力し、前記ライト
制御手段は、前記復号済みの参照画素の状態と前記復号
化手段による復号結果に基づいてアドレスを生成して前
記逆予測手段に入力し、前記復号化手段から出力された
前記新たな逆予測値を前記逆予測手段に書き込むことを
特徴とする請求項1に記載の復号化装置。 - 【請求項5】 前記復号化手段から出力される前記新た
な逆予測値は、前記選択手段にも入力されており、前記
ライト制御手段で生成したアドレスで書き込みを行なう
際に該アドレスが前記逆予測手段で逆予測を行なう前記
参照画素の状態のいずれかと一致する場合に前記選択手
段は前記復号化手段から出力される前記新たな逆予測値
を選択して前記復号化手段に入力することを特徴とする
請求項4に記載の復号化装置。 - 【請求項6】 前記復号化手段は、算術復号化を行なう
算術復号部と、算術復号化で用いる確率を前記算術復号
部に与える確率推定部を有し、前記逆予測手段は、前記
参照画素の状態に対応して前記逆予測値とともに前記確
率推定部の確率を指定する指示子を保持し、前記逆予測
値を前記算術復号部に出力するとともに前記指示子を前
記確率推定部に出力することを特徴とする請求項1ない
し5のいずれか1項に記載の復号化装置。 - 【請求項7】 前記復号化手段は、算術復号化を行ない
復号結果を出力するとともに前記新たな逆予測値を出力
する算術復号部と、算術復号化で用いる確率を前記算術
復号部に与えるとともに次に遷移する確率を示す指示子
を出力する確率推定部を有し、前記逆予測手段は、前記
参照画素の状態に対応して前記逆予測値とともに前記確
率推定部の確率を指定する指示子を保持し、前記逆予測
値を前記算術復号部に出力するとともに前記指示子を前
記確率推定部に出力し、前記ライト制御手段は、前記確
率推定部から出力される指示子で前記逆予測手段に保持
されている対応する指示子を書き換えることを特徴とす
る請求項4に記載の復号化装置。 - 【請求項8】 前記復号化手段は、算術復号化を行ない
復号結果を出力するとともに前記新たな逆予測値を出力
する算術復号部と、算術復号化で用いる確率を前記算術
復号部に与えるとともに次に遷移する確率を示す指示子
を出力する確率推定部を有し、前記逆予測手段は、前記
参照画素の状態に対応して前記逆予測値とともに前記確
率推定部の確率を指定する指示子を保持し、前記逆予測
値を前記算術復号部に出力するとともに前記指示子を前
記確率推定部に出力し、前記ライト制御手段は、前記確
率推定部から出力される指示子で前記逆予測手段に保持
されている対応する指示子を書き換え、前記確率推定部
から出力される前記指示子および前記算術復号部から出
力される前記新たな逆予測値が前記選択手段にも入力さ
れており、前記ライト制御手段で生成したアドレスで書
き込みを行なう際に該アドレスが前記逆予測手段で逆予
測を行なう前記参照画素の状態のいずれかと一致する場
合に前記選択手段は前記算術復号部から出力される前記
新たな逆予測値を選択して前記復号化手段に入力すると
ともに前記確率推定部から出力される前記指示子を前記
確率推定部に入力することを特徴とする請求項4に記載
の復号化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28873196A JP3141794B2 (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 復号化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28873196A JP3141794B2 (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 復号化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10136212A JPH10136212A (ja) | 1998-05-22 |
JP3141794B2 true JP3141794B2 (ja) | 2001-03-05 |
Family
ID=17733965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28873196A Expired - Lifetime JP3141794B2 (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 復号化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3141794B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4525726B2 (ja) * | 2007-10-23 | 2010-08-18 | 富士ゼロックス株式会社 | 復号装置、復号プログラム及び画像処理装置 |
-
1996
- 1996-10-30 JP JP28873196A patent/JP3141794B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10136212A (ja) | 1998-05-22 |
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