JP3382492B2 - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JP3382492B2 JP02179497A JP2179497A JP3382492B2 JP 3382492 B2 JP3382492 B2 JP 3382492B2 JP 02179497 A JP02179497 A JP 02179497A JP 2179497 A JP2179497 A JP 2179497A JP 3382492 B2 JP3382492 B2 JP 3382492B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置及
法に関し、特に2値画像データの圧縮符号化・復号化
を行う画像処理装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータからプリンタ等の画
像出力装置に転送された画像データやページ記述言語
(PDL)データは、該画像出力装置においてビットマ
ップデータに描画展開された後、エンジン部により出力
されていた。
【0003】しかし、描画展開するデータの内容が複雑
な場合、該描画展開の処理速度が、プリンタのエンジン
部の出力速度に間に合わないことがある。そこでこのよ
うな場合には、描画展開後のビットマップデータを、一
旦メモリ(以下、ページメモリという)に格納し、全て
の描画展開が終了して該ビットマップデータがページメ
モリに格納された後に、該ビットマップデータを先頭か
ら順にプリンタのエンジン部へ送る。
【0004】係る場合において、例えば、プリント出力
する用紙がA3で解像度が600dpiの場合、1画素
あたりのビット数が1ビットの2値であっても、全ビッ
トマップのデータ量は8MBにもなるため、このような
大容量のデータが格納可能なページメモリの使用はプリ
ンタのコストを低減する上で大きな問題となる。
【0005】そこで、符号化・復号化処理を導入してペ
ージメモリの容量削減を図った従来例を図1を参照して
説明する。
【0006】図1は、第1の従来例としての画像出力装
置のブロック構成図である。
【0007】図中、101はコンピュータからデータを
受け取るインタフェース部、102はコンピュータから
受け取ったデータを一時的に記憶するテンポラリバッフ
ァ、103はコンピュータから受け取ったデータ描画展
開する描画部、104は描画部103が描画展開したビ
ットマップデータを書き込むバンドバッファ、105は
バンドバッファ104のビットマップデータを圧縮符号
化する符号化部、106は符号化部105で圧縮符号化
した符号化データを格納するページメモリ、107はペ
ージメモリ106に格納された符号化データを復号化す
る復号化部、そして109は復号化部107にて復号化
して得られたビットマップデータをプリント出力するプ
リンタエンジン部である。このような構成を備える画像
出力装置において、コンピュータからインタフェース部
101に入力された画像データは、上述の各ブロックを
番号順に経由して、最後にプリンタエンジン部109へ
出力される。
【0008】このような構成によれば、圧縮前には8M
B必要であったページメモリの容量が、1/2〜1/4
程度に減少することが知られている。この場合、ページ
メモリ106の容量を小さくすることが可能であり、新
たにバンドバッファ104が必要となり、使用するメモ
リ数は増加するが、展開描画する単位(以下、バンドと
いう)を1ページの1/16〜1/20程度にすれば、
装置全体における使用メモリの削減効果が期待できる。
【0009】しかしながら、コスト削減の要求は強く、
更にページメモリの容量を小さくするためには、任意の
ビットマップデータ(テキスト、グラフィック、画像
等)に対して、圧縮率の最悪値がある一定の値を保証す
る圧縮方式が望まれる。そのような圧縮方式として、圧
縮対象となるビットマップデータの2次元の相関性を利
用し、それを学習する機能を有するJBIG(Joint Bi-
Level Image Coding Experts Group)符号化方式が提案
されている。このJBIG符号化は、算術演算符号化の
一方式であり、ISO(国際標準化機構)において標準
化された2値画像データの符号化方式である。
【0010】JBIG符号化では、着目画素の周囲の画
素の予測状態を保持するRAMの内容を更新(学習)を
行う。この学習(RAMの内容の更新)は、不定期に発
生するため、その際、ページメモリへの書き込み動作の
ために符号化・復号化処理の所要時間が長くなる。逆
に、学習(RAMの内容の更新)をしなくてもよい場合
には、符号化・復号化処理の所要時間は短くて済む。従
って、JBIG方式を採用する画像出力装置において符
号化されたデータを復号化した場合には、復号化部から
の出力データのレートが一定ではないため、その出力デ
ータをプリンタのエンジン部に直接出力することはでき
ない。この問題を解消した画像出力装置を、図2を参照
して説明する。
【0011】図2は、第2の従来例としての画像出力装
置のブロック構成図であり、基本的な構成は第1の従来
例と同様であるが、図2に示す如く復号化部107とエ
ンジン部109との間に、FIFO(First In First Ou
t Memory)108を設け、復号化部107から出力され
るビットマップデータを時間的に平滑化してからエンジ
ン部109に出力するように構成されている。
【0012】次に、上述の符号化部105及び復号化部
107の具体的な動作について説明する。
【0013】<符号化部105>まず、符号化部105
における処理構成を図3を参照して、その動作を説明す
る。
【0014】図3は、従来例としての算術符号化部の処
理構成を説明する図である。
【0015】図中、符号化をすべく符号化部105に入
力された着目画素の2値データPIX310は、排他的
NORゲート305に入力される。また、該着目画素近
傍の複数の参照画素データCXi(i=1,2,…n)
が、RAM(予測状態メモリ)301に入力される。
【0016】RAM301は、参照画素データCXiの
パターン情報をアドレスとして、現在の着目画素につい
ての出現確率の予想値311と該予測値についての確率
推定値の基となる状態値(以下、STATE)312と
を出力する。出力される予測値311は、0または1で
表わされており、排他的NORゲート305に入力され
る。一方、STATE情報312は、確率推定部303
に送られ、確率推定部303にて確率推定値(以下、L
SZ)313に変換されると共に、STATE情報31
2は予測状態更新部302にも入力される。
【0017】確率推定値(LSZ)313は、符号化す
る着目画素の2値データPIX310が予測値311と
一致しない確率(この確率はそれまでに符号化処理して
学習した内容に基づいて決まる)に比例した15ビット
の値である。
【0018】また、LSZ313に一義的に付けられた
7ビットの番号がSTATE情報である。よって、テー
ブル等を用いてSTATE情報をLSZに変換すること
ができる。
【0019】排他的NORゲート305では、着目画素
の2値データPIX310とRAM301からの予測値
311との一致/不一致を調べ、一致していれば1を、
不一致であれば0を入力信号314として算術符号器3
04に対して出力する。この入力信号314は、JBI
G方式の所謂LPS(Less Probability Symbol:より
出現確率の低いシンボル)またはMPS(More Probabi
lity Symbol:より出現確率の高いシンボル)に相当す
る。
【0020】算術符号器304では、排他的NORゲー
ト305からの入力信号314と確率推定部303から
入力される確率推定値(LSZ)313とに基づいて、
後に述べる符号化処理のための算術演算を行い、符号化
データ320を出力する。算術符号器304は、その算
術演算の過程でRAM301を更新するか否かを決定
し、更新する場合は更新要求信号315を予測状態更新
部302に送出する。
【0021】予測状態更新部302は、入力されるST
ATE情報312から更新STATE情報316を生成
する。そして、更新要求信号315に従って、更新ST
ATE情報316をRAM301に書き込む。
【0022】次に、図4を参照して算術符号器304の
一例を示し、その動作について見ていくことにする。
【0023】図4は、従来例としての算術符号器の処理
構成を説明する図である。
【0024】図中、算術符号器304内には、現在の符
号化のインターバル(Current Coding Interval)、即
ちオージェントを保持するAレジスタ402と符号レジ
スタ(Code register)であるCレジスタ401とが設け
られて、排他的NORゲート305からの1ビット入力
データ314と確率推定値313とに基づいて所定の算
術演算を行う。これにより、演算の度にAレジスタ40
2とCレジスタ401とに保持する値を更新し、後述す
るAレジスタ402の正規化処理に伴いCレジスタ40
1の上位からシフトアウトされるデータをNビット単位
で符号化データ320として出力する。
【0025】先ず、入力された確率推定値LSZ313
は、減算器403とセレクタ405とに入力される。減
算器403では、Aレジスタ402から送られてきたデ
ータ413から、入力された確率推定値313を減算
し、その結果をセレクタ405と加算器404とへ送
る。セレクタ405には、確率推定値313も入力され
ており、入力信号314が1の場合(着目画素値と予測
値が一致した時)は減算結果を出力する。また、0の場
合(着目画素値と予測値が一致しない時)は、確率推定
値313を選択し出力する。
【0026】加算器404では、減算器403から送ら
れてきた減算結果をCレジスタ401から送られてきた
データ414に加算し、加算結果をセレクタ406に送
る。セレクタ406には、Cレジスタ401のデータ4
14も直接入力されており、入力信号314が1の場合
にはCレジスタ401のデータ414を出力する。ま
た、入力信号314が0の場合には、該加算結果を選択
して出力する。
【0027】セレクタ405,406の各出力は、それ
ぞれ次のサイクルでAレジスタ402、Cレジスタ40
1に取り込まれる。
【0028】Aレジスタ402の値が、8000H(1
6進)以上、即ち、最上位ビットの値が1の場合には、
次のサイクルにおいても上記の演算処理と同じ処理を行
う。一方、Aレジスタ402の値が8000H(16
進)未満、即ち、最上位ビットの値が0の場合には、次
の算術演算を行う前に、正規化処理なるものを行う。
【0029】ここで、正規化処理とは、算術演算を繰り
返し行うことによって値が小さくなるAレジスタ402
の値を所定のレンジ(8000H以上、FFFFH以
下)内に保つための処理であり、その目的は、算術演算
の精度を維持するためのものである。正規化処理の1つ
の実現方法としては、Aレジスタ402とCレジスタ4
01とにそれぞれシフト機能を持たせ、Aレジスタ40
2の値が上記所定のレンジに収まるまで、Aレジスタと
Cレジスタを左シフトするものである。これを実現する
ために、外部からシフトクロック421を入力し、マス
ク処理部410にてシフトクロック421をAレジスタ
の最上位ビットでマスクし、そのマスクしたクロック4
22をAレジスタ402、Cレジスタ401、シフトレ
ジスタ407、並びにカウンタ409へ送る。Aレジス
タ402の最上位ビットが0の時には、シフトクロック
421はマスク処理部410を通過し、Aレジスタ40
2、Cレジスタ401、シフトレジスタ407、並びに
カウンタ409へ送られる。その結果、Aレジスタ40
2、Cレジスタ401、並びにシフトレジスタ407
は、1ビット左へシフトし、カウンタ409は1つカウ
ントアップする。
【0030】シフトレジスタ407のシフト入力データ
は、Cレジスタ401の最上位ビットであるため、シフ
トクロック422が各ブロックへ送られる度に、Cレジ
スタ401の上位ビットデータがシフトレジスタ407
に移る。そのビット数は、カウンタ409でカウントさ
れ、該カウント値が所定の値に達したところで出力レジ
スタ408へデータ取り込みクロック423を送る。
【0031】出力レジスタ408では、クロック423
が入力されるタイミングで、シフトレジスタから入力さ
れる所定ビットのデータを一括して受け取り、そのデー
タを次のクロック423が得られるまで保持する。
【0032】以上説明したような、算術演算及び正規化
処理により、算術符号器304に入力される1ビットデ
ータ314が符号化され、符号化部105からは符号化
データ320が所定ビット単位で出力される。
【0033】<復号化部107>次に、復号化部107
における処理構成を図5を参照して、その動作を説明す
る。
【0034】図5は、従来例としての復号化部の処理構
成を説明する図である。
【0035】同図が図3に示した符号化部105と大き
く異なるのは、以下の2点である。即ち、 (1)算術符号器304の替わりに算術復号器504を
備える。 (2)符号化データを入力して、着目画素データを演算
処理で求める。 その他の構成は基本的に符号化部105と同じであるた
め説明を省略し、異なる部分を説明する。符号化部10
5の説明とは逆に、先ず算術復号器504内部の動作説
明から行う。
【0036】図6は、従来例としての算術復号器504
の処理構成を説明する図である。
【0037】図中、減算器601は図4の算術符号器3
04における加算器404を、入力バッファレジスタ6
03は図4の出力レジスタ408をそれぞれ置き換えた
ものである。入力された確率推定値LSZ313は、算
術符号器304と同様、減算器403とセレクタ405
とに入力され、減算器403ではAレジスタ402から
送られてきたデータ413から、入力された確率推定値
313を減算し、その結果をセレクタ405と減算器6
01とへ送る。セレクタ405には、確率推定値313
も与えられている。
【0038】算術符号器304では、排他的NORゲー
ト305からの1ビット入力データに基づいてセレクタ
405は動作していたが、算術復号器504では減算器
601における減算結果が正か負かによって、該セレク
タ405の動作が決まる。
【0039】減算器601では、Cレジスタ401のデ
ータ414から減算器403の出力を減算し、その減算
結果をセレクタ406に送る。減算器601は、該減算
結果が正か負かを表す情報を信号605に出力する。こ
の信号605を制御信号として、該減算結果が正の場合
には、セレクタ405は確率推定値313を選択し、一
方、該減算結果が負の場合には、減算器403の出力を
選択して出力する。
【0040】セレクタ406もセレクタ405と同じ信
号605により制御される。セレクタ406には、減算
器601の出力、即ち減算結果とCレジスタ401のデ
ータ414が入力されており、上記の減算結果が正の場
合には減算器601の出力を選択して出力する。一方、
該減算結果が負の場合には、データ414を選択して出
力する。信号605は、前記減算結果が正の場合0、負
の場合1という値を採る。セレクタ405,406の各
出力は、それぞれ次のサイクルで、Aレジスタ402、
Cレジスタ401に取り込まれ、算術符号器304と同
様に正規化処理を行う。
【0041】符号化データ320は、算術符号器304
から出力され、図1もしくは図2のページメモリ部10
6に一旦格納された後、所定のタイミングで読み出され
て復号化部107内の算術復号器504に与えられる。
算術復号器504に与えられた符号化データ610は、
入力バッファレジスタ603を経由してシフトレジスタ
604に取り込まれ、正規化処理によってシフトレジス
タ604の最上位ビットがCレジスタ401の最下位ビ
ットにシフト入力される。正規化処理の制御方法は、算
術符号化器304と同じであるため、その説明は省略す
る。
【0042】以上説明した算術復号器504の演算処理
により、復号中の着目画素が予測値に一致するか否かを
表わす情報が信号605に得られ、算術復号器504か
ら排他的NORゲート305に出力される。信号605
は、復号中の着目画素が予測値に一致する場合には1、
一致しない場合には0という値を採る。
【0043】従って、復号化部107の全体動作を説明
をすれば、符号化部105と同様RAM301は参照画
素データのパターン情報をアドレスとして、復号中の着
目画素に対する予測値311を出力する。予測値311
は、算術復号器504から出力される一致/不一致信号
605との間で排他的NORゲート305にて論理演算
され、該論理演算の結果、着目画素の復号値が信号50
5に得られる。その他のブロックの動作は、符号化部1
05と同じなので、説明を省略する。
【0044】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、JBIG符号化・復号化処理するハードウェ
アの処理速度が遅い。その理由としては、 (1)算術符号器304(図4)におけるCレジスタ4
01の次の値は、減算器403及び加算器404の2つ
の演算器を経由しなければならない。 (2)また、算術復号器504(図5)におけるCレジ
スタ401の次の値は減算器403及び減算器601の
2つの減算器を経由しなければ得られない。 ことが挙げられる。また、復号化部のデータ出力速度が
一定でないため、該復号化部から出力するビットマップ
データを時間的に平滑化するためにFIFO108が必
要であり、装置のコストを低減する上での問題となって
いる。そこで、算術符号器304と算術復号器504と
を共通化しようとした場合には、減算器403を共用す
ることはできても、加算器404と減算器601とを共
用にすることはできない。この共通化のためには、加算
器及び減算器として使用できる加減算器を共通の演算器
として備える必要があるが、加算器や減算器と比較して
構造が複雑になるため演算速度の遅延が問題となり、処
理の高速化の妨げになる。
【0045】そこで、本発明は、構造が簡単で符号化・
復号化処理を高速で行える画像処理装置及び方法の提供
を目的とする。
【0046】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の画像処理装置は以下の構成を特徴とする。
【0047】即ち、第1レジスタ及び第2レジスタを備
える算術符号復号器を利用して、JBIG方式準拠の算
術符号化処理及び算術復号化処理を行う画像処理装置で
あって、前記算術符号復号器が、前記第1レジスタの前
段にある反転手段と、前記第1レジスタの保持値Cと、
着目画素値と予測値とが一致しない確率を示す確率推定
値LSZとの差分(C−LSZ)を生成する第1減算器
と、前記第2レジスタの保持値Aと、前記確率推定値L
SZとの差分(A−LSZ)を生成する第2減算器とを
更に備えており、2値画像データに前記JBIG方式準
拠の算術符号化処理を施すに際しては、前記確率推定値
LSZと着目画素と予測値との一致/不一致を示す値と
を入力し、前記入力された一致/不一致を示す値に基づ
く第1制御信号に応じて、前記第1レジスタの内容をC
及び前記第2レジスタの内容をLSZに更新、或いは前
記第1レジスタの内容を(C−LSZ)及び前記第2レ
ジスタの内容を(A−LSZ)に更新し、前記着目画素
を示す算術符号化データの基となるデータを、前記第1
レジスタから出力する一方で、算術符号化データに前記
JBIG方式準拠の算術復号化処理を施すに際しては、
前記確率推定値LSZと前記算術符号化データとを入力
し、前記入力された前記算術符号化データを前記反転手
段にて反転してから前記第1レジスタに供給し、前記算
術符号化データの復号のための、前記着目画素と予測値
との一致/不一致を示す値の基となる差分(C−LS
Z)を前記第1減算器から出力すると共に、該差分(C
−LSZ)の値に基づく第2制御信号に応じて、前記第
1レジスタの内容をC及び前記第2レジスタの内容をL
SZに更新、或いは前記第1レジスタの内容を(C−L
SZ)及び前記第2レジスタの内容を(A−LSZ)に
更新することを特徴とする。
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】同目的を達成するため、本発明の画像処理
方法は以下の構成を特徴とする。
【0052】即ち、第1レジスタ及び第2レジスタを備
える算術符号復号器を利用して、JBIG方式準拠の算
術符号化処理及び算術復号化処理を行う画像処理方法で
あって、前記算術符号復号器に、前記第1レジスタの前
段にある反転手段と、前記第1レジスタの保持値Cと、
着目画素値と予測値とが一致しない確率を示す確率推定
値LSZとの差分(C−LSZ)を生成する第1減算器
と、前記第2レジスタの保持値Aと、前記確率推定値L
SZとの差分(A−LSZ)を生成する第2減算器とを
設けておき、2値画像データに前記JBIG方式準拠の
算術符号化処理を施すに際しては、前記確率推定値LS
Zと着目画素と予測値との一致/不一致を示す値とを入
力し、前記入力した一致/不一致を示す値に基づく第1
制御信号に応じて、前記第1レジスタの内容をC及び前
記第2レジスタの内容をLSZに更新、或いは前記第1
レジスタの内容を(C−LSZ)及び前記第2レジスタ
の内容を(A−LSZ)に更新し、前記着目画素を示す
算術符号化データの基となるデータを、前記第1レジス
タから出力する一方で、算術符号化データに前記JBI
G方式準拠の算術復号化処理を施すに際しては、前記確
率推定値LSZと前記算術符号化データとを入力し、前
記入力された前記算術符号化データを前記反転手段にて
反転してから前記第1レジスタに供給し、前記算術符号
化データの復号のための、前記着目画素と予測値との一
致/不一致を示す値の基となる差分(C−LSZ)を前
記第1減算器から出力すると共に、該差分(C−LS
Z)の値に基づく第2制御信号に応じて、前記第1レジ
スタの内容をC及び前記第2レジスタの内容をLSZに
更新、或いは前記第1レジスタの内容を(C−LSZ)
及び前記第2レジスタの内容を(A−LSZ)に更新す
ことを特徴とする。
【0053】
【0054】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施形態を図
面を参照して説明する。尚、以下の各実施形態におい
て、図4と同様の構成については同一の参照番号を付し
て説明を省略する。
【0055】<第1の実施形態>本実施形態による符号
化方式における算術符号器314のブロック図を図7に
示し、前述の図4と対比しながら説明する。
【0056】図7は、本発明の第1の実施形態としての
算術符号器の処理構成を説明する図であり、加算器40
4の代わりに減算器701を備えており、確率推定値3
13が入力されている。
【0057】本実施形態では、Cレジスタ401の初期
値は10000Hである。演算前のAレジスタ402、
Cレジスタ401の値をそれぞれA,C、図4における
演算後の各レジスタの値をA’,C’、図7における演
算後の各レジスタの値をA”,C”とすると、セレクタ
405,406の切替状態により、以下のような対応関
係がある。
【0058】(1)図4における演算が、A’=A−L
SZ,C’=Cの場合:図7における演算は、A”=A
−LSZ,C”=C−LSZとなる。そこで、C−LS
Zを演算するため、減算器701にCレジスタ401の
値414とLSZ(信号313)とを入力する。
【0059】(2)図4における演算が、A’=LS
Z,C’=C+(A−LSZ)の場合:図7における演
算は、A”=LSZ,C”=Cとなる。
【0060】図4における加算処理C’=C+(A−L
SZ)は、減算処理A’=A−LSZを実行した後に行
うので、C’を1演算処理時間以内で求めることができ
ないが、図7における2つの演算A”=A−LSZ,
C”=C−LSZは、並列に同時処理できるので、1演
算処理時間以内で求めることができる。
【0061】尚、本実施形態における符号化中のAレジ
スタの値A”は、従来例と処理構成が同様なため、図4
におけるAレジスタの値A’と同じである。一方、Cレ
ジスタの値C”は、従来例とは処理構成が異なるため、
図4におけるCレジスタの値C’とは異なり、C”=
C’+A’という関係にある。C’+A’≧10000
Hの時は、C”=C’+A’−10000Hという関係
になる(これは、0≦C”<10000Hであるためで
ある)。尚、C”=C’+Aという関係は、数学的帰納
法を用いれば導き出すことができる。
【0062】算術演算符号器304では、符号化の最終
処理としてCレジスタ(符号レジスタ)401に残って
いるコード情報を外部に出力するための図7には不図示
の処理(以下、フラッシュ処理)を行う。その処理の概
要を説明する。算術符号は、別名数直線符号とも呼ば
れ、数直線上のある領域が符号化コードを示す。即ち、
符号化コードは、一義的に定まるものではなく、あるレ
ンジを待つ。
【0063】図4の算術符号器304では、符号化コー
ドの下限はCレジスタの値であり、上限はCレジスタと
Aレジスタの和よりも小さい。CレジスタとAレジスタ
との和のコードは、別のデータの符号化コード領域とな
る。よって、図4の算術符号器304におけるフラッシ
ュ処理は、Cレジスタに残っているコード情報をそのま
ま外部に出力しても良いし、CレジスタにAレジスタを
加算した値から1を引いたものを外部に出力しても良
い。
【0064】図7の算術符号器304では、上述した
C”=C’+Aという関係によりCレジスタの値が既に
図4におけるCレジスタにAレジスタを加算した値にな
っているので、該Cレジスタの値から1を引いた値が符
号化コードの上限であり、該減算結果を外部に出力して
も良いし、CレジスタからAレジスタを減算した値を外
部に出力しても良い。
【0065】上記説明から判るように、本実施形態にお
ける符号化途中のCレジスタ401の値は、図4の従来
例とは異なっているが、符号化終了時のフラッシュ処理
において、符号化コードの下限を出力するか上限を出力
するかによっても出力コードが変わるので、従来と同一
のコードを出力できる。
【0066】以上で説明したように、本実施形態の演算
処理を用いれば、ハードウェアで高速に演算でき、符号
器の動作周波数を高くすることができる。
【0067】<第2の実施形態>本実施形態による符号
化方式における算術符号器314のブロック図を図8に
示し、前述の図4及び図7と対比しながら説明する。
【0068】図8は、本発明の第2の実施形態としての
算術符号器の処理構成を説明する図であり、減算器70
1の代わりに加算器801を備えており、確率推定値3
13が入力されている。
【0069】本実施形態では、Cレジスタ401の初期
値は従来と同じ0である。演算前のAレジスタ402、
Cレジスタ401の値をそれぞれA,C、図4における
演算後の各レジスタの値をA’,C’、図8における演
算後の各レジスタの値をA”,C”とすると、セレクタ
405,406の切替状態により、以下のような対応関
係がある。
【0070】(1)図4における演算が、A’=A−L
SZ,C’=Cの場合:図8における演算は、A”=A
−LSZ,C”=C+LSZとなる。そこで、C+LS
Zを演算するため、加算器801にCレジスタの値とL
SZ(信号313)とを入力する。
【0071】(2)図4における演算が、A’=LS
Z,C’=C+(A−LSZ)の場合:図8における演
算は、A”=LSZ,C”=Cとなる。
【0072】本実施形態においても、図8における2つ
の演算A”=A−LSZ,C”=C+LSZは並列に同
時処理できるので、1演算処理時間以内で求めることが
できる。
【0073】尚、本実施形態における符号化中のAレジ
スタの値A”は、従来例図4におけるAレジスタの値
A’と同じであるが、Cレジスタの値C”は、第1の実
施形態図7におけるCレジスタの値と補数関係にある。
これは、図7のCレジスタからLSZを減算する時に、
本実施形態のCレジスタにLSZを加算するため、2つ
のCレジスタの和は基本的に一定(10000H また
は0H)であるからである。よって、本実施形態の算術
符号器504から出力する符号化コードは、従来例並び
に第1の実施形態の算術符号器から出力する符号化コー
ドの補数となる。従って、該出力符号化コードを反転す
れば、基本的に従来と同じコードを得ることができる。
【0074】また、本実施形態においてもフラッシュ処
理により、出力符号化コードはある範囲の値を取る。C
レジスタ(符号レジスタ)に残っているコード情報をそ
のまま外部に出力した値は、符号化コードの下限値とな
る。CレジスタにAレジスタを加算した値から1を引い
たものを外部に出力した値は、符号化コードの上限値と
なる。従来と同じコードを得るために符号化コードを反
転した場合には、補数処理のため反転後に1を加算する
か、反転前に1を減算する。これにより、反転前の下限
値は上限値となり、上限値は下限値となる。
【0075】以上で説明したように、本実施形態の演算
処理を用いても、ハードウェアで高速に演算でき、符号
器の動作周波数を高くすることができる。
【0076】<第3の実施形態>本実施形態による符号
化方式における算術復号器504のブロック図を図9に
示し、前述の図6及び図8と対比しながら説明する。
【0077】図9は、本発明の第3の実施形態としての
算術復号器504の処理構成を説明する図であり、減算
器601を備えている。
【0078】本実施形態では、算術復号器504が復号
する符号化コードは、前記第2の実施形態にて出力され
る反転前のコードに等しいため、従来例図4並びに第1
の実施形態の算術号器04から出力される符号化コ
ードを復号する際には、補数をとるために反転する必要
がある。上述の第2の実施形態では、Cレジスタに対し
てLSZを加算するか何も加算せずに前の値を保持する
といった演算が行われていた。この符号化コードを復号
するには、加算したLSZが減算可能かどうかを判定す
ればよいということが直感的に理解できる。即ち、毎サ
イクルごとに、CレジスタからLSZを減算し、その結
果が正負のどちらであるかを調べ、正であればC−LS
Zを負であればCそのままの値を選択して次のサイクル
のCレジスタの値とする。
【0079】図6の場合の算術復号器504と比較する
と、構成要素上の違いは全くなく、LSZ信号(31
3)を減算器601へ直接入力する構成になっている点
が異なる。
【0080】演算前のAレジスタ、Cレジスタの値をそ
れぞれA,C、図6における演算後の各レジスタの値を
A’,C’、図9における演算後の各レジスタの値を
A”,C”とすると、セレクタ405,406の切替状
態により、以下のような対応関係がある。
【0081】(1)図6における演算が、A’=A−L
SZ,C’=Cの場合:図9における演算は、A”=A
−LSZ,C”=C−LSZとなる。
【0082】(2)図6における演算が、A’=LS
Z,C’=C+(A−LSZ)の場合:図9における演
算は、A”=LSZ,C”=Cとなる。
【0083】本実施形態においても、図9における2つ
の演算A”=A−LSZ,C”=C−LSZは並列に同
時処理できるので、1演算処理時間以内で求めることが
できる。従って、本実施形態の演算処理を用いれば、ハ
ードウェアで高速に演算でき、復号器の動作周波数を高
くすることができる。
【0084】<第4の実施形態>図10は、本発明の第
4の実施形態としての符号化・復号化方式における算術
符号復号器の処理構成を説明する図である。本実施形態
における算術符号復号器の処理構成は、図4に示した算
術符号器314及び図6に示した算術復号器504の構
成に類似しており、ハードウェアの高速化を目的として
算術符号器と算術復号器を共通化する。
【0085】上述したように、第2の実施形態の算術符
号器により符号化したコードは、そのまま上記の第3の
実施形態の算術符号器で復号可能である。そこで、本実
施形態では、図10に示すように上記第2の実施形態の
算術符号器(図8)と上記第3の実施形態の算術復号器
(図9)を共通化する。このため、符号器と復号器の両
方の機能を実現するために、減算器601と加算器80
1との両方を持ち、それらの出力を選択するためにセレ
クタ1001を備えている。
【0086】また、符号化データを出力するための出力
レジスタ408とそれにつながるシフトレジスタ40
7、並びに符号化データを入力するための入力バッファ
レジスタ603とそれにつながるシフトレジスタ604
の両方を備える。
【0087】また、セレクタ405,406の制御信号
を符号化時と復号化時とで切り換えて選択するためのセ
レクタ1003を備えている。2つのセレクタ100
1,1003は、符号化モードか復号化モードかを表す
制御信号1005によって制御される。
【0088】符号化モード時は、加算器801と出力と
信号314がそれぞれ選択され、図8と同じ処理構成に
よる符号化を行う。このモードでは、シフトレジスタ6
04の最上位ビットからCレジスタの最下位ビットに入
力される信号は、不図示の回路によりゼロにマスクされ
る。
【0089】一方、復号化モード時は、減算器601の
出力と信号605がそれぞれ選択され、図9と同じ構成
になり復号化を行う。このモードでは、上記マスクは解
除され、正規化処理によってシフトレジスタ604の最
上位ビットがCレジスタの最下位ビットに入力される。
【0090】<第5の実施形態>図11は、本発明の第
5の実施形態としての算術符号復号器の処理構成を説明
する図である。
【0091】本実施形態では、図10における加算器8
01と減算器601とを1つの加減算器1101に置き
換えたものであり、制御信号1005により、加算機能
と減算機能とが切り換えられる。よって、機能的には、
上述の第4の実施形態と全く同じであるが、加算器80
1と減算器601とを1つの加減算器1101に置き換
えたことにより、セレクタ1001が不要となった。
【0092】符号化モード時は、加減算器1101は加
算器として動作し、図8と同じ構成になり符号化を行
う。
【0093】一方、復号化モード時は、加減算器110
1は減算器として動作し、図9と同じ構成になり復号化
を行う。
【0094】その他の動作は、前記第4の実施形態と同
一であるため説明を省略する。
【0095】<第6の実施形態>図12は、本発明の第
6の実施形態としての算術符号復号器の処理構成を説明
する図である。
【0096】本実施形態は、図11における加減算器1
101を使用せずに減算器601を使用し、演算の高速
化を図ったものである。これにより、加減算器に対して
減算器の方が構造がシンプルである分、演算遅延が小さ
くなり、算術復号器と同じ周波数で動作するようにな
る。
【0097】符号化時も復号化時も減算だけで算術演算
が済むように、本発明の第1の実施形態に示した符号化
方式で符号化を行なって、符号化データを反転し、本発
明の第3の実施形態に示した復号化方式で復号化を行
う。符号化データを反転するために、シフトレジスタ6
04とCレジスタ401の間にインバータ1201を備
えている。インバータ1201は、入力バッファレジス
タ603とシフトレジスタ604の間に備えても、外部
に備えても良い。
【0098】
【他の実施形態】尚、本発明は、複数の機器(例えばホ
ストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリ
ンタ等)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
等)に適用してもよい。
【0099】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0100】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0101】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM等
を用いることができる。
【0102】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部
を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0103】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処
理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も
含まれることは言うまでもない。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
構造が簡単で符号化・復号化処理を高速で行える画像処
理装置及び方法の提供が実現する。
【0105】即ち、符号化処理と復号化処理とを同一装
置内で行なう構成の場合、符号化時と復号化時とでは逆
演算が必要になることから、通常は、加算と減算の双方
のための装置構成が必要になるのに対して、本発明で
は、復号化対象の符号化データに反転操作を行うことに
より、符号化時も復号化時も減算器のみで処理できる装
置構成としたので、装置構成を簡素化することができ、
且つ符号化処理と復号化処理の切り替え時に生じる加減
算機能の切り替え処理のための構成が不要なため、装置
制御が容易になる。また、本発明では、2つの減算器、
及びCレジスタやAレジスタの夫々を共用することによ
り、回路規模が小さくなる
【0106】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の従来例としての画像出力装置のブロック
構成図である。
【図2】第2の従来例としての画像出力装置のブロック
構成図である。
【図3】従来例としての算術符号化部の処理構成を説明
する図である。
【図4】従来例としての算術符号器の処理構成を説明す
る図である。
【図5】従来例としての復号化部の処理構成を説明する
図である。
【図6】従来例としての算術復号器504の処理構成を
説明する図である。
【図7】本発明の第1の実施形態としての算術符号器の
処理構成を説明する図である。
【図8】本発明の第2の実施形態としての算術符号器の
処理構成を説明する図である。
【図9】本発明の第3の実施形態としての算術復号器5
04の処理構成を説明する図である。
【図10】本発明の第4の実施形態としての符号化・復
号化方式における算術符号復号器の処理構成を説明する
図である。
【図11】本発明の第5の実施形態としての算術符号復
号器の処理構成を説明する図である。
【図12】本発明の第6の実施形態としての算術符号復
号器の処理構成を説明する図である。
【符号の説明】
101 インタフェース 102 テンポラリバッファ 103 描画部 104 バンドバッファ 105 符号化部 106 ページメモリ 107 復号化部 108 プリンタエンジン部 109 FIFOメモリ 301 予測状態メモリ:RAM 302 予測状態更新部 303 確率推定部 304 算術符号器 305 排他的NORゲート素子 401 Cレジスタ 402 Aレジスタ 403,601,701 減算器 404,801 加算器 405,406 セレクタ 407,604 シフトレジスタ 408 出力レジスタ 409 カウンタ 410 マスク回路 504 算術復号器 603 入力バッファレジスタ 1101 加減算器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1レジスタ及び第2レジスタを備える
    算術符号復号器を利用して、JBIG方式準拠の算術符
    号化処理及び算術復号化処理を行う画像処理装置であっ
    て、前記算術符号復号器が、 前記第1レジスタの前段にある反転手段と、 前記第1レジスタの保持値Cと、着目画素値と予測値と
    が一致しない確率を示す確率推定値LSZとの差分(C
    −LSZ)を生成する第1減算器と、 前記第2レジスタの保持値Aと、前記確率推定値LSZ
    との差分(A−LSZ)を生成する第2減算器とを更に
    備えており、 2値画像データに前記JBIG方式準拠の算術符号化処
    理を施すに際しては、 前記確率推定値LSZと、着目画素と予測値との一致/
    不一致を示す値とを入力し、 前記入力された一致/不一致を示す値に基づく第1制御
    信号に応じて、前記第1レジスタの内容をC及び前記第
    2レジスタの内容をLSZに更新、或いは前記第1レジ
    スタの内容を(C−LSZ)及び前記第2レジスタの内
    容を(A−LSZ)に更新し、前記着目画素を示す算術
    符号化データの基となるデータを、前記第1レジスタか
    ら出力する一方で、 算術符号化データに前記JBIG方式準拠の算術復号化
    処理を施すに際しては、 前記確率推定値LSZと前記算術符号化データとを入力
    し、 前記入力された前記算術符号化データを前記反転手段に
    て反転してから前記第1レジスタに供給し、前記算術符
    号化データの復号のための、前記着目画素と予測値との
    一致/不一致を示す値の基となる差分(C−LSZ)を
    前記第1減算器から出力すると共に、該差分(C−LS
    Z)の値に基づく第2制御信号に応じて、前記第1レジ
    スタの内容をC及び前記第2レジスタの内容をLSZに
    更新、或いは前記第1レジスタの内容を(C−LSZ)
    及び前記第2レジスタの内容を(A−LSZ)に更新す
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 第1レジスタ及び第2レジスタを備える
    算術符号復号器を利用して、JBIG方式準拠の算術符
    号化処理及び算術復号化処理を行う画像処理方法であっ
    て、 前記算術符号復号器に、 前記第1レジスタの前段にある反転手段と、 前記第1レジスタの保持値Cと、着目画素値と予測値と
    が一致しない確率を示す確率推定値LSZとの差分(C
    −LSZ)を生成する第1減算器と、 前記第2レジスタの保持値Aと、前記確率推定値LSZ
    との差分(A−LSZ)を生成する第2減算器とを設け
    ておき、 2値画像データに前記JBIG方式準拠の算術符号化処
    理を施すに際しては、 前記確率推定値LSZと、着目画素と予測値との一致/
    不一致を示す値とを入力し、 前記入力した一致/不一致を示す値に基づく第1制御信
    号に応じて、前記第1レジスタの内容をC及び前記第2
    レジスタの内容をLSZに更新、或いは前記第1レジス
    タの内容を(C−LSZ)及び前記第2レジスタの内容
    を(A−LSZ)に更新し、前記着目画素を示す算術符
    号化データの基となるデータを、前記第1レジスタから
    出力する一方で、 算術符号化データに前記JBIG方式準拠の算術復号化
    処理を施すに際しては、 前記確率推定値LSZと前記算術符号化データとを入力
    し、 前記入力された前記算術符号化データを前記反転手段に
    て反転してから前記第1レジスタに供給し、前記算術符
    号化データの復号のための、前記着目画素と予測値との
    一致/不一致を示す値の基となる差分(C−LSZ)を
    前記第1減算器から出力すると共に、該差分(C−LS
    Z)の値に基づく第2制御信号に応じて、前記第1レジ
    スタの内容をC及び前記第2レジスタの内容をLSZに
    更新、或いは前記第1レジスタの内容を(C−LSZ)
    及び前記第2レジスタの内容を(A−LSZ)に更新す
    ることを特徴とする画像処理方法
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