JP3068077B2 - 送信回路及び受信回路 - Google Patents

送信回路及び受信回路

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JP3068077B2
JP3068077B2 JP2451599A JP2451599A JP3068077B2 JP 3068077 B2 JP3068077 B2 JP 3068077B2 JP 2451599 A JP2451599 A JP 2451599A JP 2451599 A JP2451599 A JP 2451599A JP 3068077 B2 JP3068077 B2 JP 3068077B2
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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信回路及び受信
回路に関し、特に各々の内部でパラレル信号を扱う半導
体集積回路の間のシリアル信号による情報伝達を達成す
るための送信回路及び受信回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】膨大な動画像データの処理を背景とし
て、1枚のプリント配線板上に実装された複数の半導体
集積回路の間における高速の情報伝達が求められてい
る。例えば、CPU(Central Processing Unit)とメ
モリとの間のデータ信号、アドレス信号、その他の制御
信号による情報伝達がそれである。各半導体集積回路の
内部におけるパラレル信号処理の単位は年々増大してき
ており、例えば64ビット、128ビット等の内部バス
が採用されつつある。
【0003】特開平2−310762号公報には、半導
体集積回路の間のパラレル信号伝送における多数の信号
の同時スイッチングに起因したノイズの問題を回避する
ために、外部データバス上に送信した第1のパラレル信
号を第2のパラレル信号に切り換える際に、変化するビ
ットの数が全ビット数の半分以下となるように第2のパ
ラレル信号の極性を決定し、該決定された極性に関する
1ビットの信号を第2のパラレル信号とともに伝送する
技術が開示されている。この技術によれば、バス上で同
時に変化するビットの数が常に全ビット数の半数以下に
抑えられる。
【0004】米国特許5,572,736号には、パラ
レル信号伝送における同様の問題を回避するために、デ
ータワードをコードワードの形でバス上に送信する技術
が開示されている。コードワードは、連続するコードワ
ードの遷移に伴って変化するビットの数が最小になるよ
うに組み立てられる。この技術によれば、データワード
から生成されたコードワードと、データワードからコー
ドワードへのマッピングを指定するためのスイッチング
コードとを用いたパラレル信号伝送が実行される。
【0005】ところが、パラレル信号伝送は多数の信号
線を必要とし、該多数の信号線をプリント配線板上の限
られたスペースに敷設しなければならない。したがっ
て、パラレル信号伝送のための外部バスのビット数には
自ずと制約がある。また、一部の信号線に迂回配線を採
用すると、等長配線を実現できないために遅延の違いが
生じる問題がある。
【0006】そこで、パラレル信号伝送方式に代えてシ
リアル信号伝送方式を採用することが考えられている。
送信側の半導体集積回路にパラシリ(パラレル−シリア
ル)変換器を、受信側の半導体集積回路にシリパラ(シ
リアル−パラレル)変換器をそれぞれ設け、両半導体集
積回路の間でシリアルな情報伝達を達成するのである。
例えば8ビット毎にパラシリ変換及びシリパラ変換を行
うこととすると、情報の伝達に必要な信号線の数(外部
バスのビット数)が8分の1に削減され、プリント配線
板上で等長配線を容易に実現できるようになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記シリアル信号伝送
方式はパラレル信号をそのままシリアル信号に変換する
ものであったので、例えば8ビットの内部パラレルデー
タ“10101010”を何回も繰り返し伝送する状況
を考えると、シリアル信号において常に“1”と“0”
の間を往復するビット遷移が要求される。ここで、Mを
2以上の整数とし、Mビットのシリアル信号伝送におけ
るビット遷移確率BTPを、 BTP=m/(M−1) のように定義する。分母M−1はビット遷移が生じ得る
場合の数を、分子mは実際に生じたビット遷移の数をそ
れぞれ表している。mは、0以上、かつM−1以下の整
数である。例えば、上記8ビットデータ“101010
10”に対応したシリアル信号のビット遷移確率は、7
/7=1である。上記コードワードとスイッチングコー
ドとを採用しても、マッピングにより得られたコードワ
ードが“10101010”になれば、その場合のシリ
アル信号のビット遷移確率はやはり1になってしまう。
【0008】シリアル信号のビット遷移確率が高くなる
と、様々な問題が生じる。例えば、高い情報伝達速度を
得ようとしてクロックレートをあまり上げ過ぎると、消
費電力の増大が生じるだけでなく、信号線のインダクタ
ンス成分に起因した反射の影響がシリアル信号の波形に
顕著に現れる結果、該シリアル信号の電圧レベルの変化
がビット遷移に追随できなくなる。つまり、シリアル信
号の電圧レベルが論理値“1”のレベルまで上がらない
うちに下げられたり、論理値“0”のレベルまで下がら
ないうちに上げられたりすることとなり、信号伝送エラ
ーが発生する。したがって、従来は高い情報伝達速度が
得られなかった。
【0009】本発明の目的は、各々の内部でパラレル信
号を扱う半導体集積回路の間の、低いビット遷移確率を
有するシリアル信号による情報伝達を達成するための送
信回路及び受信回路を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、各々の内部でパラレ
ル信号を扱う半導体集積回路の間のシリアル信号による
高速情報伝達を達成するための送信回路及び受信回路を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、伝達すべき情報を含んだパラレル信号
(原始パラレル信号)から送信側で送信履歴又は送信予
測を参照してコード化パラレル信号を生成し、該生成さ
れたコード化パラレル信号をパラシリ変換にかけること
としたものである。受信側では、シリパラ変換の後に、
受信履歴又は受信予測を参照して情報の復元を行う。
【0012】本発明のある見地によれば、生成されたコ
ード化パラレル信号は、ある送信処理済みのパラレル信
号と原始パラレル信号との関係を表し、かつ互いに同じ
値を持つ隣接ビットを有する信号である。これにより、
送信シリアル信号のビット遷移確率が低減される。
【0013】本発明の他の見地によれば、生成されたコ
ード化パラレル信号は、ある送信処理済みのパラレル信
号と原始パラレル信号との関係を表し、かつ原始パラレ
ル信号より少ないビット数を有する信号である。多くの
場合に原始パラレル信号に時間軸方向の相関関係が存在
する点に着目したものである。これにより、伝達すべき
情報が持つ冗長性が排除されて、情報圧縮が行われる。
【0014】具体的には、本発明に係る第1の送信回路
は、各々の内部でパラレル信号を扱う第1及び第2の半
導体集積回路の間のシリアル信号による情報伝達を達成
するために第1の半導体集積回路に設けられた送信回路
であって、第1の半導体集積回路の内部から原始パラレ
ル信号を受け取るための入力手段と、原始パラレル信号
を第1のシリアル信号に変換するための第1の変換手段
と、ある送信処理済みのパラレル信号と原始パラレル信
号との関係を表しかつ互いに同じ値を持つ隣接ビットを
有するコード化パラレル信号の生成を試行し、かつ該生
成に成功した場合にはコード化有りを、失敗した場合に
はコード化無しをそれぞれ示すフラグ信号を生成するた
めのエンコード手段と、コード化パラレル信号を第2の
シリアル信号に変換するための第2の変換手段と、フラ
グ信号がコード化無しを示す場合には第1のシリアル信
号を、フラグ信号がコード化有りを示す場合には第2の
シリアル信号をそれぞれ選択するための送信選択手段と
を備えた構成を採用したものである。送信選択手段によ
り選択された第1又は第2のシリアル信号は、エンコー
ド手段により生成されたフラグ信号とともに第2の半導
体集積回路へ向けて送信される。
【0015】上記第1の送信回路に対応して、本発明に
係る第1の受信回路は、各々の内部でパラレル信号を扱
う第1及び第2の半導体集積回路の間のシリアル信号に
よる情報伝達を達成するために、第1の半導体集積回路
からシリアル信号とともに該シリアル信号のコード化の
有無を示すフラグ信号を受信するように第2の半導体集
積回路に設けられた受信回路であって、コード化無しを
示すフラグ信号とともに受信したシリアル信号を原始パ
ラレル信号に変換するための第1の変換手段と、コード
化有りを示すフラグ信号とともに受信したシリアル信号
を互いに同じ値を持つ隣接ビットを有するコード化パラ
レル信号に変換するための第2の変換手段と、該コード
化パラレル信号から再生パラレル信号を生成するための
デコード手段と、フラグ信号がコード化無しを示す場合
には原始パラレル信号を、フラグ信号がコード化有りを
示す場合には再生パラレル信号をそれぞれ選択するため
の受信選択手段と、該受信選択手段により選択された原
始パラレル信号又は再生パラレル信号を第2の半導体集
積回路の内部へ供給するための出力手段とを備えた構成
を採用したものである。
【0016】また、本発明に係る第2の送信回路は、各
々の内部でパラレル信号を扱う第1及び第2の半導体集
積回路の間のシリアル信号による情報伝達を達成するた
めに第1の半導体集積回路に設けられた送信回路であっ
て、第1の半導体集積回路の内部から原始パラレル信号
を受け取るための入力手段と、原始パラレル信号を第1
のシリアル信号に変換するための第1の変換手段と、あ
る送信処理済みのパラレル信号と原始パラレル信号との
関係を表しかつ原始パラレル信号より少ないビット数を
有するコード化パラレル信号の生成を試行し、かつ該生
成に成功した場合にはコード化有りを、失敗した場合に
はコード化無しをそれぞれ示すフラグ信号を生成するた
めのエンコード手段と、コード化パラレル信号を第2の
シリアル信号に変換するための第2の変換手段と、フラ
グ信号がコード化無しを示す場合には第1のシリアル信
号を、フラグ信号がコード化有りを示す場合には第2の
シリアル信号をそれぞれ選択するための送信選択手段と
を備えた構成を採用したものである。送信選択手段によ
り選択された第1又は第2のシリアル信号は、エンコー
ド手段により生成されたフラグ信号とともに第2の半導
体集積回路へ向けて送信される。
【0017】上記第2の送信回路に対応して、本発明に
係る第2の受信回路は、各々の内部でパラレル信号を扱
う第1及び第2の半導体集積回路の間のシリアル信号に
よる情報伝達を達成するために、第1の半導体集積回路
からシリアル信号とともに該シリアル信号のコード化の
有無を示すフラグ信号を受信するように第2の半導体集
積回路に設けられた受信回路であって、コード化無しを
示すフラグ信号とともに受信したシリアル信号を原始パ
ラレル信号に変換するための第1の変換手段と、コード
化有りを示すフラグ信号とともに受信したシリアル信号
を原始パラレル信号より少ないビット数を有するコード
化パラレル信号に変換するための第2の変換手段と、該
コード化パラレル信号から原始パラレル信号と同じビッ
ト数を有する再生パラレル信号を生成するためのデコー
ド手段と、フラグ信号がコード化無しを示す場合には原
始パラレル信号を、フラグ信号がコード化有りを示す場
合には再生パラレル信号をそれぞれ選択するための受信
選択手段と、該受信選択手段により選択された原始パラ
レル信号又は再生パラレル信号を第2の半導体集積回路
の内部へ供給するための出力手段とを備えた構成を採用
したものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面を参照しながら説明する。
【0019】図1は、メモリからCPUへの画像データ
の伝送に本発明を応用した例を示している。図1中のメ
モリ200及びCPU300は、各々の内部で8ビット
単位のパラレル信号を扱う半導体集積回路であるものと
する。1フレームの画像データを記憶したメモリ200
は送信回路10を、該画像データの処理を司るCPU3
00は受信回路110をそれぞれ備えている。送信回路
10は、メモリ200の内部から8ビットの原始パラレ
ル信号Pを受け取り、シリアル信号Sと、該シリアル信
号Sのコード化の有無を示すフラグ信号Fとを送信する
ものである。受信回路110は、送信されてきたシリア
ル信号S及びフラグ信号Fを受け取り、復元した8ビッ
トの原始パラレル信号PをCPU300の内部へ供給す
るものである。
【0020】図2は、図1中の送信回路10の内部構成
例を示している。図2によれば、送信回路10は、メモ
リ200の内部から与えられた8ビットの原始パラレル
信号Pをラッチしこれをラッチされた原始パラレル信号
Xとして供給するための8ビットラッチ11と、原始パ
ラレル信号Xを第1のシリアル信号SXに変換するため
の第1のパラシリ変換器12と、ある送信処理済みのパ
ラレル信号と原始パラレル信号Xとの関係を表す2ビッ
トのコード化パラレル信号Yの生成を試行し、該生成に
成功した場合にはコード化有りを、失敗した場合にはコ
ード化無しをそれぞれ示す1ビットのフラグ信号Fを生
成するためのエンコード回路13と、コード化パラレル
信号Yを第2のシリアル信号SYに変換するための第2
のパラシリ変換器14と、フラグ信号Fがコード化無し
(F=0)を示す場合には第1のシリアル信号SXを、
フラグ信号Fがコード化有り(F=1)を示す場合には
第2のシリアル信号SYをそれぞれ送信に係るシリアル
信号Sとして選択するための送信セレクタ15とを備え
ている。このシリアル信号Sは、エンコード回路13に
より生成されたフラグ信号Fとともに送信される。
【0021】図2中のエンコード回路13は、4個の送
信処理済みパラレル信号を記憶するための参照テーブル
21と、該参照テーブル21に記憶されたパラレル信号
の各々と原始パラレル信号Xとを比較するためのコンパ
レータ22と、上記2ビットのコード化パラレル信号Y
を供給するためのエンコーダ23と、上記1ビットのフ
ラグ信号Fを供給するための論理回路24とを備えてい
る。参照テーブル21は、4段のレジスタSR0,SR
1,SR2,SR3で構成されたシフトレジスタ31
と、該シフトレジスタ31のリード・ライトを制御する
ためのR/W制御器32とを備えている。R/W制御器
32は、シフトレジスタ31に送信処理済みの互いに異
なる4個の8ビットパラレル信号が記憶されるように、
原始パラレル信号X(=P)に対応する第1のシリアル
信号SXが送信セレクタ15により選択された場合、す
なわちフラグ信号Fがコード化無し(F=0)を示す場
合に限って原始パラレル信号Xをシフトレジスタ31の
初段レジスタSR0に書き込むようになっている。コン
パレータ22は、4段のレジスタSR0,SR1,SR
2,SR3の各々に記憶されたパラレル信号と、原始パ
ラレル信号Xとを比較する。レジスタSR0に記憶され
たパラレル信号と原始パラレル信号Xとが一致すると一
致信号C0が“1”にセットされ、レジスタSR1に記
憶されたパラレル信号と原始パラレル信号Xとが一致す
ると一致信号C1が“1”にセットされ、レジスタSR
2に記憶されたパラレル信号と原始パラレル信号Xとが
一致すると一致信号C2が“1”にセットされ、レジス
タSR3に記憶されたパラレル信号と原始パラレル信号
Xとが一致すると一致信号C3が“1”にセットされる
ようになっている。つまり、一致信号C0,C1,C
2,C3は、参照テーブル21に記憶された4個のパラ
レル信号のうち原始パラレル信号Xと一致するパラレル
信号の記憶場所を示している。ただし、原始パラレル信
号Xと一致するパラレル信号が参照テーブル21の中に
存在しない場合には、一致信号C0,C1,C2,C3
の全てが“0”である。エンコーダ23は、これらの一
致信号C0,C1,C2,C3を2ビットのコード化パ
ラレル信号Yに変換する。すなわち、(C0,C1,C
2,C3)=(1,0,0,0)ならばY=(0,0)
であり、(C0,C1,C2,C3)=(0,1,0,
0)ならばY=(0,1)であり、(C0,C1,C
2,C3)=(0,0,1,0)ならばY=(1,0)
であり、(C0,C1,C2,C3)=(0,0,0,
1)ならばY=(1,1)である。論理回路24は、一
致信号C0,C1,C2,C3の論理和をフラグ信号F
として供給するものであって、原始パラレル信号Xと一
致するパラレル信号が参照テーブル21の中に存在する
場合にはフラグ信号Fがコード化有り(F=1)を示
し、そうでない場合にはフラグ信号Fがコード化無し
(F=0)を示すように、該フラグ信号Fの論理値を決
定するようになっている。
【0022】図2の送信回路10によれば、シフトレジ
スタ31が空の状態で8ビットの原始パラレル信号Pの
供給を受けると、フラグ信号Fが“0”になるので、8
ビットの原始パラレル信号X(=P)のパラシリ変換結
果がシリアル信号Sとして送信されるとともに、該原始
パラレル信号Xがシフトレジスタ31の中に送信履歴と
して残される。同様にして、送信履歴が次第に蓄積され
ていく。そして、コード化に成功(F=1)した場合に
は、8ビットの原始パラレル信号Xのパラシリ変換結果
ではなくて、2ビットのコード化パラレル信号Yのパラ
シリ変換結果がシリアル信号Sとして送信される。した
がって、クロックレートが同じであるものとすると、単
位時間あたりに伝達できる情報の量が従来に比べて4倍
に増大する。クロックレートを半減しても、従来に比べ
て2倍速の情報伝達を達成できる。また、コード化に失
敗(F=0)した場合には原始パラレル信号Xのパラシ
リ変換結果がシリアル信号Sとして送信されるので、最
悪の場合でも従来と同等の情報伝達速度を実現できる。
しかも、レジスタSR0に記憶されたパラレル信号と原
始パラレル信号Xとが一致する限りコード化パラレル信
号Yが“00”になるので、シリアル信号Sのビット遷
移確率が0に低減されて都合がよい。なお、コンパレー
タ22は、レジスタSR0に記憶されたパラレル信号と
原始パラレル信号Xとが完全には一致しなくとも、ほぼ
一致したときに、一致信号C0を“1”にセットするよ
うにしてもよい。他の一致信号C1,C2,C3につい
ても同様である。
【0023】図3は、図1中の受信回路110の内部構
成例を示しており、図2の送信回路10に対応したもの
である。図3によれば、受信回路110は、受信したフ
ラグ信号Fをラッチするための1ビットラッチ111
と、コード化無し(F=0)を示すフラグ信号Fととも
に受信したシリアル信号Sを8ビットの原始パラレル信
号Xに変換するための第1のシリパラ変換器112と、
コード化有り(F=1)を示すフラグ信号Fとともに受
信したシリアル信号Sを2ビットのコード化パラレル信
号Yに変換するための第2のシリパラ変換器113と、
受信履歴を参照してコード化パラレル信号Yから8ビッ
トの再生パラレル信号XRを生成するためのデコード回
路114と、フラグ信号Fがコード化無し(F=0)を
示す場合には原始パラレル信号Xを、フラグ信号Fがコ
ード化有り(F=1)を示す場合には再生パラレル信号
XRをそれぞれ被選択パラレル信号XSとして供給する
ための受信セレクタ115と、該被選択パラレル信号X
Sをラッチしこれをラッチされた原始パラレル信号Pと
してCPU300の内部へ供給するための8ビットラッ
チ116とを備えている。
【0024】図3中のデコード回路114は、受信処理
の結果を表す4個のパラレル信号を記憶するように4段
のレジスタSR0,SR1,SR2,SR3で構成され
たシフトレジスタ121と、該シフトレジスタ121の
リード・ライトを制御するためのR/W制御器122
と、シフトレジスタ121に記憶された4個のパラレル
信号の中から、上記2ビットのコード化パラレル信号Y
により指定された記憶場所のパラレル信号を上記8ビッ
トの再生パラレル信号XRとして選択するためのマルチ
プレクサ123とを備えている。R/W制御器122
は、シフトレジスタ121に受信処理の結果を表す互い
に異なる4個の8ビットパラレル信号が記憶されるよう
に、原始パラレル信号Xが受信セレクタ115により選
択された場合、すなわちフラグ信号Fがコード化無し
(F=0)を示す場合に限って原始パラレル信号Xをシ
フトレジスタ121の初段レジスタSR0に書き込むよ
うになっている。マルチプレクサ123は、Y=(0,
0)ならばレジスタSR0に記憶されたパラレル信号
を、Y=(0,1)ならばレジスタSR1に記憶された
パラレル信号を、Y=(1,0)ならばレジスタSR2
に記憶されたパラレル信号を、Y=(1,1)ならばレ
ジスタSR3に記憶されたパラレル信号をそれぞれ再生
パラレル信号XRとして選択する。
【0025】図3の受信回路110によれば、シフトレ
ジスタ121が空の状態でコード化無し(F=0)を示
すフラグ信号Fとともにシリアル信号Sを受信すると、
該シリアル信号Sのシリパラ変換結果である8ビットの
原始パラレル信号X(=XS=P)が得られるだけでな
く、該原始パラレル信号Xがシフトレジスタ121の中
に受信履歴として残される。同様にして、受信履歴が次
第に蓄積されていく。このシフトレジスタ121に蓄積
された受信履歴は、図2の送信回路10中のシフトレジ
スタ31に蓄積された送信履歴と常に一致する。したが
って、フラグ信号Fがコード化有り(F=1)を示す場
合の情報伝達を齟齬なく実現できる。
【0026】1フレームの画像データの中には多くの場
合に周期性が存在する。図2の送信回路10と図3の受
信回路110との組み合わせは、この周期性を利用して
伝達情報の圧縮を図るものである。ここで、ある画素の
輝度データと色データとに続けて次の画素の輝度データ
と色データとを送信するのではなくて、複数の画素の輝
度データをまとめて送信し終えた後に該複数の画素の色
データをまとめて送信するようにすれば、コード化の成
功確率が高くなる。音声データの中にも多くの場合に周
期性が存在するので、図2の送信回路10と図3の受信
回路110との組み合わせを音声データの伝送に応用す
ることもできる。また、同組み合わせは、CPU300
からメモリ200へのアドレスの伝送にも応用できる。
【0027】図1中のメモリ200及びCPU300の
各々の内部で例えば64ビット単位のパラレル信号処理
が行われる場合には、7個の送信回路10と7個の受信
回路110とを追加すればよい。原始パラレル信号Pの
ビット数を変更してもよい。図2及び図3において送信
履歴及び受信履歴として残すパラレル信号の数も変更可
能であり、これに応じてコード化パラレル信号Yのビッ
ト数が変更される。
【0028】図4は、本発明に係る送信回路の他の構成
例を示している。図4の構成は、図2中の参照テーブル
21の内部構成を変更したものであって、漸増又は漸減
するデータの伝送に好適なものである。図4における参
照テーブル21は、原始パラレル信号Xが送信処理済み
となった時点で該原始パラレル信号Xに4種類の演算処
理(+0加算、+1加算、−1加算及び−2加算)を施
すための演算器41と、該演算器41の演算結果を表す
4個の8ビットパラレル信号を記憶するように4個の部
分レジスタR0,R1,R2,R3で構成されたレジス
タ42と、該レジスタ42のリード・ライトを制御する
ためのR/W制御器43とを備えている。レジスタ42
に記憶されたパラレル信号の各々は、コンパレータ22
により新たな原始パラレル信号Xと比較される。R/W
制御器43は、原始パラレル信号Xが送信処理済みにな
る毎に必ずレジスタ42を更新するようになっている。
【0029】図4の送信回路10によれば、レジスタ4
2が空の状態で8ビットの原始パラレル信号Pの供給を
受けると、フラグ信号Fが“0”になるので、8ビット
の原始パラレル信号X(=P)のパラシリ変換結果がシ
リアル信号Sとして送信されるとともに、該原始パラレ
ル信号Xに係る4個の演算結果(X+0、X+1、X−
1及びX−2)がレジスタ42の中に送信予測として残
される。そして、新たな原始パラレル信号Pの供給を受
けると、これに等しい新たな原始パラレル信号Xと、レ
ジスタ42の中に送信予測として残された前の原始パラ
レル信号Xに係る4個の演算結果(X+0、X+1、X
−1及びX−2)とがコンパレータ22により比較され
る。この際、新たな原始パラレル信号Xによって表され
る値が前の原始パラレル信号Xによって表される値又は
その近傍の値である限り、一致信号C0,C1,C2,
C3のうちのいずれかが“1”にセットされる。2ビッ
トのコード化パラレル信号Yと、1ビットのフラグ信号
Fとは、図2の場合と同様に、参照テーブル21に記憶
された4個のパラレル信号のうち原始パラレル信号Xと
一致するパラレル信号の記憶場所を示す一致信号C0,
C1,C2,C3に基づいて生成される。このうち、コ
ード化パラレル信号Yは、原始パラレル信号Xの変化方
向及び変化量を示している。このようにしてコード化に
成功(F=1)すると、8ビットの原始パラレル信号X
のパラシリ変換結果ではなくて、2ビットのコード化パ
ラレル信号Yのパラシリ変換結果がシリアル信号Sとし
て送信される。したがって、クロックレートが同じであ
るものとすると、単位時間あたりに伝達できる情報の量
が従来に比べて4倍に増大する。また、コード化に失敗
(F=0)した場合には原始パラレル信号Xのパラシリ
変換結果がシリアル信号Sとして送信されるので、最悪
の場合でも従来と同等の情報伝達速度を実現できる。し
かも、レジスタR0に記憶されたパラレル信号と原始パ
ラレル信号Xとが一致する限りコード化パラレル信号Y
が“00”になるので、シリアル信号Sのビット遷移確
率が0に低減されて都合がよい。
【0030】図5は、図4の送信回路10に対応した受
信回路の構成例を示している。図5の構成は、図3中の
デコード回路114の内部構成を変更したものである。
図5におけるデコード回路114は、シリアル信号Sの
受信処理の結果を表す被選択パラレル信号XSに図4の
場合と同じ4種類の演算処理(+0加算、+1加算、−
1加算及び−2加算)を施すための演算器131と、該
演算器131の演算結果を表す4個の8ビットパラレル
信号を記憶するように4個の部分レジスタR0,R1,
R2,R3で構成されたレジスタ132と、該レジスタ
132のリード・ライトを制御するためのR/W制御器
133と、レジスタ132に記憶された4個のパラレル
信号の中から、上記2ビットのコード化パラレル信号Y
により指定された記憶場所のパラレル信号を上記8ビッ
トの再生パラレル信号XRとして選択するためのマルチ
プレクサ134とを備えている。R/W制御器133
は、シリアル信号Sが受信処理済みになる毎に必ずレジ
スタ132を更新するようになっている。マルチプレク
サ134は、Y=(0,0)ならばレジスタR0に記憶
されたパラレル信号を、Y=(0,1)ならばレジスタ
R1に記憶されたパラレル信号を、Y=(1,0)なら
ばレジスタR2に記憶されたパラレル信号を、Y=
(1,1)ならばレジスタR3に記憶されたパラレル信
号をそれぞれ再生パラレル信号XRとして選択する。
【0031】図5の受信回路110によれば、レジスタ
132が空の状態でコード化無し(F=0)を示すフラ
グ信号Fとともにシリアル信号Sを受信すると、該シリ
アル信号Sのシリパラ変換結果である8ビットの原始パ
ラレル信号X(=XS=P)が得られるだけでなく、該
原始パラレル信号Xに係る4個の演算結果(X+0、X
+1、X−1及びX−2)がレジスタ132の中に受信
予測として残される。この受信予測は、図4の送信回路
10中のレジスタ42に残された送信予測と常に一致す
る。したがって、フラグ信号Fがコード化有り(F=
1)を示す場合の情報伝達を齟齬なく実現できる。
【0032】図4の送信回路10と図5の受信回路11
0との組み合わせは、漸増又は漸減するアドレスの伝
送、例えばCPU300からメモリ200へのアドレス
の伝送にも応用できる。すなわち、CPU300の中の
プログラムカウンタから与えられたアドレス信号を原始
パラレル信号Pとして送信回路10へ供給するのであ
る。送信回路10は、まずコード化無し(F=0)を示
すフラグ信号Fとともに、与えられたアドレス信号のパ
ラシリ変換結果を送信する。これ以後は、アドレス変化
が+0、+1、−1又は−2である限り、2ビットのコ
ード化パラレル信号Yのパラシリ変換結果を用いたアド
レス情報の高速伝達が達成される。また、画像中の1ラ
インを構成する画素の数をNとするとき、図4中の演算
器41及び図5中の演算器131の各々における演算処
理を+1加算、+N加算、−1加算及び−N加算に変更
すれば、ある画素の上下左右に位置する隣接画素のアド
レス伝送を高速化できる。図5の受信回路110におい
て、8ビットラッチ116にラッチされた画素アドレス
から任意個数のアドレスを更に自動生成するようにして
もよい。
【0033】図4の送信回路10と図5の受信回路11
0との組み合わせにおいて、原始パラレル信号Pのビッ
ト数を変更してもよい。また、図4中の演算器41及び
図5中の演算器131における演算の種類及び数は任意
である。該演算の種類は、反転、シフト等でもよい。演
算の数を変更すると、これに応じてコード化パラレル信
号Yのビット数が変更される。
【0034】なお、1個の付加ビットに応じて図2中の
参照テーブル21と図4中の参照テーブル21とを切り
換えることも可能である。該付加ビットはフラグ信号F
とともに送信され、図3中のデコード回路114と図5
中のデコード回路114とが該付加ビットに応じて切り
換えられる。
【0035】図6は、図5の受信回路110の変形例を
示している。図6の構成は、受信予測に係る複数個のパ
ラレル信号に代えて、これらのパラレル信号の元になっ
た1個のパラレル信号を残すようにしたものである。図
6におけるデコード回路114は、シリアル信号Sの受
信処理の結果を表す被選択パラレル信号XSを記憶する
ためのレジスタ141と、該レジスタ141のリード・
ライトを制御するためのR/W制御器142と、レジス
タ141に記憶された被選択パラレル信号XSに図4の
場合と同じ4種類の演算処理(+0加算、+1加算、−
1加算及び−2加算)を施すための演算器143と、該
演算器143の演算結果を表す4個のパラレル信号の中
から、上記2ビットのコード化パラレル信号Yにより指
定されたパラレル信号を上記8ビットの再生パラレル信
号XRとして選択するためのマルチプレクサ144とを
備えている。R/W制御器142は、シリアル信号Sが
受信処理済みになる毎に必ずレジスタ141を更新する
ようになっている。マルチプレクサ144は、Y=
(0,0)ならば+0加算器から供給されたパラレル信
号を、Y=(0,1)ならば+1加算器から供給された
パラレル信号を、Y=(1,0)ならば−1加算器から
供給されたパラレル信号を、Y=(1,1)ならば−2
加算器から供給されたパラレル信号をそれぞれ再生パラ
レル信号XRとして選択する。図6の受信回路110に
よれば、図5の場合と同等の動作が達成される。
【0036】図7は、本発明に係る送信回路の更に他の
構成例を示している。図7の構成は、図2中のエンコー
ド回路13の内部構成を変更したものであって、漸増又
は漸減するデータの伝送に好適なものである。図7にお
けるエンコード回路13は、原始パラレル信号Xが送信
処理済みとなった時点で該原始パラレル信号Xを記憶す
るためのレジスタ51と、該レジスタ51のリード・ラ
イトを制御するためのR/W制御器52と、新たな原始
パラレル信号Xとレジスタ51に記憶された前の原始パ
ラレル信号Xとの差分を表す8ビットの信号DIFを生
成し、該8ビット信号DIFを構成する全ビットのうち
の最下位2ビットをコード化パラレル信号Yとして供給
するための減算器53と、該減算器53で生成された信
号DIFにより表された差分が所定の範囲(参照信号R
EFにより定義される範囲)内に収まっている場合には
フラグ信号Fがコード化有り(F=1)を示し、そうで
ない場合にはフラグ信号Fがコード化無し(F=0)を
示すように、フラグ信号Fの論理値を決定するためのコ
ンパレータ54とを備えている。R/W制御器52は、
原始パラレル信号Xが送信処理済みになる毎に必ずレジ
スタ51を更新するようになっている。
【0037】図7の送信回路10によれば、レジスタ5
1が空の状態で8ビットの原始パラレル信号Pの供給を
受けると、8ビットの原始パラレル信号X(=P)のパ
ラシリ変換結果がシリアル信号Sとして送信されるとと
もに、該原始パラレル信号Xがレジスタ51の中に送信
履歴として残される。そして、新たな原始パラレル信号
Pの供給を受けると、これに等しい新たな原始パラレル
信号Xと、レジスタ51の中に送信履歴として残された
前の原始パラレル信号Xとの差分を表す信号DIFが減
算器53により生成される。この際、新たな原始パラレ
ル信号Xによって表される値が前の原始パラレル信号X
によって表される値又はその近傍の値である限り、差分
信号DIFのうちの上位6ビットは全て“0”又は全て
“1”となり、フラグ信号Fが“1”にセットされる。
この結果、2ビットのコード化パラレル信号Yが有効と
なる。具体的には、DIF=+1ならばY=(0,1)
であり、DIF=+0ならばY=(0,0)であり、D
IF=−1ならばY=(1,1)であり、DIF=−2
ならばY=(1,0)である。このようにしてコード化
に成功(F=1)すると、8ビットの原始パラレル信号
Xのパラシリ変換結果ではなくて、2ビットのコード化
パラレル信号Yのパラシリ変換結果がシリアル信号Sと
して送信される。したがって、クロックレートが同じで
あるものとすると、単位時間あたりに伝達できる情報の
量が従来に比べて4倍に増大する。また、コード化に失
敗(F=0)した場合には原始パラレル信号Xのパラシ
リ変換結果がシリアル信号Sとして送信されるので、最
悪の場合でも従来と同等の情報伝達速度を実現できる。
しかも、レジスタ51に記憶されたパラレル信号と原始
パラレル信号Xとが一致する限りコード化パラレル信号
Yが“00”になるので、シリアル信号Sのビット遷移
確率が0に低減されて都合がよい。
【0038】図8は、図7の送信回路10に対応した受
信回路の構成例を示している。図8の構成は、図3中の
デコード回路114の内部構成を変更したものである。
図8におけるデコード回路114は、シリアル信号Sの
受信処理の結果を表す被選択パラレル信号XSを記憶す
るためのレジスタ151と、該レジスタ151のリード
・ライトを制御するためのR/W制御器152と、レジ
スタ151に記憶されたパラレル信号と上記2ビットの
コード化パラレル信号Yの符号拡張結果との和を表す信
号を生成し、該和を表す信号を上記8ビットの再生パラ
レル信号XRとして供給するための加算器153とを備
えている。R/W制御器152は、シリアル信号Sが受
信処理済みになる毎に必ずレジスタ151を更新するよ
うになっている。
【0039】図8の受信回路110によれば、レジスタ
151が空の状態でコード化無し(F=0)を示すフラ
グ信号Fとともにシリアル信号Sを受信すると、該シリ
アル信号Sのシリパラ変換結果である8ビットの原始パ
ラレル信号X(=XS=P)が得られるだけでなく、該
原始パラレル信号Xがレジスタ151の中に受信履歴と
して残される。この受信履歴は、図7の送信回路10中
のレジスタ51に残された送信履歴と常に一致する。し
たがって、フラグ信号Fがコード化有り(F=1)を示
す場合の情報伝達を齟齬なく実現できる。
【0040】図7の送信回路10と図8の受信回路11
0との組み合わせは、漸増又は漸減するアドレスの伝送
にも応用できる。原始パラレル信号Pのビット数や、コ
ード化パラレル信号Yのビット数は変更可能である。
【0041】上記送信回路及び受信回路の各例は、CP
Uとメモリとの間に限らず、各々の内部でパラレル信号
を扱う任意の半導体集積回路の間のデータ信号、アドレ
ス信号、その他の制御信号の伝送に応用できる。
【0042】
【発明の効果】以上説明してきたとおり、本発明に係る
第1の送信回路及び第1の受信回路によれば、送信履歴
又は送信予測を参照して隣接ビットの同一化を行い、以
てコード化されたパラレル信号をパラシリ変換にかける
こととしたので、シリアル信号のビット遷移確率を低減
することができる。また、コード化に失敗した場合には
原始パラレル信号のパラシリ変換結果を送受信すること
としたので、最悪の場合でも従来と同等のビット遷移確
率を実現できる効果がある。
【0043】また、本発明に係る第2の送信回路及び第
2の受信回路によれば、伝達すべき情報が持つ冗長性を
排するように送信履歴又は送信予測を参照して情報圧縮
を行い、以てコード化されたパラレル信号をパラシリ変
換にかけることとしたので、単位時間あたりに伝達でき
る情報の量が従来に比べて飛躍的に増大する。また、情
報圧縮に失敗した場合には原始パラレル信号のパラシリ
変換結果を送受信することとしたので、最悪の場合でも
従来と同等の情報伝達速度を実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る送信回路及び受信回路の応用例を
示すブロック図である。
【図2】本発明に係る送信回路の構成例を示すブロック
図である。
【図3】図2の送信回路に対応する、本発明に係る受信
回路の構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る送信回路の他の構成例を示すブロ
ック図である。
【図5】図4の送信回路に対応する、本発明に係る受信
回路の他の構成例を示すブロック図である。
【図6】図5の受信回路の変形例を示すブロック図であ
る。
【図7】本発明に係る送信回路の更に他の構成例を示す
ブロック図である。
【図8】図7の送信回路に対応する、本発明に係る受信
回路の更に他の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 送信回路 11 8ビットラッチ(入力手段) 12 第1のパラシリ変換器(第1の変換手段) 13 エンコード回路(エンコード手段) 14 第2のパラシリ変換器(第2の変換手段) 15 送信セレクタ(送信選択手段) 21 参照テーブル 22 コンパレータ 23 エンコーダ 24 論理回路 31 シフトレジスタ 32 R/W制御器 41 演算器 42 レジスタ 43 R/W制御器 51 レジスタ 52 R/W制御器 53 減算器 54 コンパレータ 110 受信回路 111 1ビットラッチ 112 第1のシリパラ変換器(第1の変換手段) 113 第2のシリパラ変換器(第2の変換手段) 114 デコード回路(デコード手段) 115 受信セレクタ(受信選択手段) 116 8ビットラッチ(出力手段) 121 シフトレジスタ 122 R/W制御器 123 マルチプレクサ 131 演算器 132 レジスタ 133 R/W制御器 134 マルチプレクサ 141 レジスタ 142 R/W制御器 143 演算器 144 マルチプレクサ 151 レジスタ 152 R/W制御器 153 加算器 200 メモリ(第1の半導体集積回路) 300 CPU(第2の半導体集積回路) C0〜C3 一致信号 DIF 差分信号 F フラグ信号 P 原始パラレル信号 REF 参照信号 S 送受信に係るシリアル信号 SX 第1のシリアル信号 SY 第2のシリアル信号 X 原始パラレル信号 XR 再生パラレル信号 XS 被選択パラレル信号 Y コード化パラレル信号

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々の内部でパラレル信号を扱う第1及
    び第2の半導体集積回路の間のシリアル信号による情報
    伝達を達成するために前記第1の半導体集積回路に設け
    られた送信回路であって、 前記第1の半導体集積回路の内部から原始パラレル信号
    を受け取るための入力手段と、 前記原始パラレル信号を第1のシリアル信号に変換する
    ための第1の変換手段と、 ある送信処理済みのパラレル信号と前記原始パラレル信
    号との関係を表しかつ互いに同じ値を持つ隣接ビットを
    有するコード化パラレル信号の生成を試行し、かつ該生
    成に成功した場合にはコード化有りを、失敗した場合に
    はコード化無しをそれぞれ示すフラグ信号を生成するた
    めのエンコード手段と、 前記コード化パラレル信号を第2のシリアル信号に変換
    するための第2の変換手段と、 前記フラグ信号がコード化無しを示す場合には前記第1
    のシリアル信号を、前記フラグ信号がコード化有りを示
    す場合には前記第2のシリアル信号をそれぞれ選択する
    ための送信選択手段とを備え、 前記送信選択手段により選択された前記第1又は第2の
    シリアル信号が、前記エンコード手段により生成された
    フラグ信号とともに前記第2の半導体集積回路へ向けて
    送信されることを特徴とする送信回路。
  2. 【請求項2】 各々の内部でパラレル信号を扱う第1及
    び第2の半導体集積回路の間のシリアル信号による情報
    伝達を達成するために前記第1の半導体集積回路に設け
    られた送信回路であって、 前記第1の半導体集積回路の内部から原始パラレル信号
    を受け取るための入力手段と、 前記原始パラレル信号を第1のシリアル信号に変換する
    ための第1の変換手段と、 ある送信処理済みのパラレル信号と前記原始パラレル信
    号との関係を表しかつ該原始パラレル信号より少ないビ
    ット数を有するコード化パラレル信号の生成を試行し、
    かつ該生成に成功した場合にはコード化有りを、失敗し
    た場合にはコード化無しをそれぞれ示すフラグ信号を生
    成するためのエンコード手段と、 前記コード化パラレル信号を第2のシリアル信号に変換
    するための第2の変換手段と、 前記フラグ信号がコード化無しを示す場合には前記第1
    のシリアル信号を、前記フラグ信号がコード化有りを示
    す場合には前記第2のシリアル信号をそれぞれ選択する
    ための送信選択手段とを備え、 前記送信選択手段により選択された前記第1又は第2の
    シリアル信号が、前記エンコード手段により生成された
    フラグ信号とともに前記第2の半導体集積回路へ向けて
    送信されることを特徴とする送信回路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の送信回路におい
    て、 前記エンコード手段は、 送信処理済みの複数のパラレル信号を記憶するためのレ
    ジスタと、 前記レジスタに記憶された複数のパラレル信号の各々と
    前記原始パラレル信号とを比較するためのコンパレータ
    と、 前記コンパレータによる比較の結果に応じて、前記レジ
    スタに記憶された複数のパラレル信号のうち前記原始パ
    ラレル信号と一致するパラレル信号の記憶場所を示す信
    号を前記コード化パラレル信号に変換するためのエンコ
    ーダと、 前記コンパレータによる比較の結果に応じて、前記レジ
    スタに記憶された複数のパラレル信号の中に前記原始パ
    ラレル信号と一致するパラレル信号が存在する場合には
    前記フラグ信号がコード化有りを示し、そうでない場合
    には前記フラグ信号がコード化無しを示すように、前記
    フラグ信号の論理値を決定するための論理回路とを備え
    たことを特徴とする送信回路。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の送信回路において、 前記レジスタはシフトレジスタであり、 前記エンコード手段は、前記シフトレジスタに送信処理
    済みの互いに異なる複数のパラレル信号が記憶されるよ
    うに、前記原始パラレル信号に対応する前記第1のシリ
    アル信号が前記送信選択手段により選択された場合に限
    って前記原始パラレル信号を前記シフトレジスタに書き
    込むための制御器を更に備えたことを特徴とする送信回
    路。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載の送信回路におい
    て、 前記エンコード手段は、 送信処理済みのあるパラレル信号に複数の演算処理を施
    すための演算器と、 前記演算器の演算結果を表す複数のパラレル信号を記憶
    するためのレジスタと、 前記レジスタに記憶された複数のパラレル信号の各々と
    前記原始パラレル信号とを比較するためのコンパレータ
    と、 前記コンパレータによる比較の結果に応じて、前記レジ
    スタに記憶された複数のパラレル信号のうち前記原始パ
    ラレル信号と一致するパラレル信号の記憶場所を示す信
    号を前記コード化パラレル信号に変換するためのエンコ
    ーダと、 前記コンパレータによる比較の結果に応じて、前記レジ
    スタに記憶された複数のパラレル信号の中に前記原始パ
    ラレル信号と一致するパラレル信号が存在する場合には
    前記フラグ信号がコード化有りを示し、そうでない場合
    には前記フラグ信号がコード化無しを示すように、前記
    フラグ信号の論理値を決定するための論理回路とを備え
    たことを特徴とする送信回路。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2に記載の送信回路におい
    て、 前記エンコード手段は、 送信処理済みのあるパラレル信号を記憶するためのレジ
    スタと、 前記原始パラレル信号と前記レジスタに記憶されたパラ
    レル信号との差分を表す信号を生成し、該差分を表す信
    号を構成する全ビットのうちの所定数の下位ビットを前
    記コード化パラレル信号として供給するための減算器
    と、 前記減算器で生成された信号により表された差分が所定
    の範囲内に収まっている場合には前記フラグ信号がコー
    ド化有りを示し、そうでない場合には前記フラグ信号が
    コード化無しを示すように、前記フラグ信号の論理値を
    決定するためのコンパレータとを備えたことを特徴とす
    る送信回路。
  7. 【請求項7】 各々の内部でパラレル信号を扱う第1及
    び第2の半導体集積回路の間のシリアル信号による情報
    伝達を達成するために、前記第1の半導体集積回路から
    前記シリアル信号とともに該シリアル信号のコード化の
    有無を示すフラグ信号を受信するように前記第2の半導
    体集積回路に設けられた受信回路であって、 コード化無しを示す前記フラグ信号とともに受信した前
    記シリアル信号を原始パラレル信号に変換するための第
    1の変換手段と、 コード化有りを示す前記フラグ信号とともに受信した前
    記シリアル信号を、互いに同じ値を持つ隣接ビットを有
    するコード化パラレル信号に変換するための第2の変換
    手段と、 前記コード化パラレル信号から再生パラレル信号を生成
    するためのデコード手段と、 前記フラグ信号がコード化無しを示す場合には前記原始
    パラレル信号を、前記フラグ信号がコード化有りを示す
    場合には前記再生パラレル信号をそれぞれ選択するため
    の受信選択手段と、 前記受信選択手段により選択された前記原始パラレル信
    号又は前記再生パラレル信号を前記第2の半導体集積回
    路の内部へ供給するための出力手段とを備えたことを特
    徴とする受信回路。
  8. 【請求項8】 各々の内部でパラレル信号を扱う第1及
    び第2の半導体集積回路の間のシリアル信号による情報
    伝達を達成するために、前記第1の半導体集積回路から
    前記シリアル信号とともに該シリアル信号のコード化の
    有無を示すフラグ信号を受信するように前記第2の半導
    体集積回路に設けられた受信回路であって、 コード化無しを示す前記フラグ信号とともに受信した前
    記シリアル信号を原始パラレル信号に変換するための第
    1の変換手段と、 コード化有りを示す前記フラグ信号とともに受信した前
    記シリアル信号を前記原始パラレル信号より少ないビッ
    ト数を有するコード化パラレル信号に変換するための第
    2の変換手段と、 前記コード化パラレル信号から前記原始パラレル信号と
    同じビット数を有する再生パラレル信号を生成するため
    のデコード手段と、 前記フラグ信号がコード化無しを示す場合には前記原始
    パラレル信号を、前記フラグ信号がコード化有りを示す
    場合には前記再生パラレル信号をそれぞれ選択するため
    の受信選択手段と、 前記受信選択手段により選択された前記原始パラレル信
    号又は前記再生パラレル信号を前記第2の半導体集積回
    路の内部へ供給するための出力手段とを備えたことを特
    徴とする受信回路。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8に記載の受信回路におい
    て、 前記デコード手段は、 受信処理の結果を表す複数のパラレル信号を記憶するた
    めのレジスタと、 前記レジスタに記憶された複数のパラレル信号の中か
    ら、前記コード化パラレル信号により指定された記憶場
    所のパラレル信号を前記再生パラレル信号として選択す
    るためのマルチプレクサとを備えたことを特徴とする受
    信回路。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の受信回路において、 前記レジスタはシフトレジスタであり、 前記デコード手段は、前記シフトレジスタに受信処理の
    結果を表す互いに異なる複数のパラレル信号が記憶され
    るように、前記原始パラレル信号が前記受信選択手段に
    より選択された場合に限って前記原始パラレル信号を前
    記シフトレジスタに書き込むための制御器を更に備えた
    ことを特徴とする受信回路。
  11. 【請求項11】 請求項7又は8に記載の受信回路にお
    いて、 前記デコード手段は、 受信処理の結果を表すあるパラレル信号に複数の演算処
    理を施すための演算器と、 前記演算器の演算結果を表す複数のパラレル信号を記憶
    するためのレジスタと、 前記レジスタに記憶された複数のパラレル信号の中か
    ら、前記コード化パラレル信号により指定された記憶場
    所のパラレル信号を前記再生パラレル信号として選択す
    るためのマルチプレクサとを備えたことを特徴とする受
    信回路。
  12. 【請求項12】 請求項7又は8に記載の受信回路にお
    いて、 前記デコード手段は、 受信処理の結果を表すあるパラレル信号を記憶するため
    のレジスタと、 前記レジスタに記憶されたパラレル信号に複数の演算処
    理を施すための演算器と、 前記演算器の演算結果を表す複数のパラレル信号の中か
    ら、前記コード化パラレル信号により指定されたパラレ
    ル信号を前記再生パラレル信号として選択するためのマ
    ルチプレクサとを備えたことを特徴とする受信回路。
  13. 【請求項13】 請求項7又は8に記載の受信回路にお
    いて、 前記デコード手段は、 受信処理の結果を表すあるパラレル信号を記憶するため
    のレジスタと、 前記レジスタに記憶されたパラレル信号と前記コード化
    パラレル信号との和を表す信号を生成し、該和を表す信
    号を前記再生パラレル信号として供給するための加算器
    とを備えたことを特徴とする受信回路。
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JPH11298334A (ja) 1999-10-29

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