JP3141465U - 筆記具 - Google Patents
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Abstract
【課題】前端にスリットを有する先細板状のペン先を備えた筆記具に関し、この種の筆記具の使用経験がない者でも、容易に適正なペン先の向きを識別でき、適正な筆記を可能にする。
【解決手段】軸筒3の前端に先細板状のペン先2を設ける。ペン先2の前端に、軸方向に延びるスリット21を備える。軸筒3の外面に、ペン先向き識別部6を設ける。ペン先向き識別部6は、ペン先2表面を正面視したときのスリット21の延長線Pの上に位置する。ペン先向き識別部6は、軸筒3のペン先2側にキャップ7を装着した状態において、キャップ7の後端よりも後方の軸筒3外面に位置される。ペン先向き識別部6が、ペン先方向を表す指示部61からなる。ペン先向き識別部6が、文字または図形よりなるマーク62からなる。
【選択図】 図1
【解決手段】軸筒3の前端に先細板状のペン先2を設ける。ペン先2の前端に、軸方向に延びるスリット21を備える。軸筒3の外面に、ペン先向き識別部6を設ける。ペン先向き識別部6は、ペン先2表面を正面視したときのスリット21の延長線Pの上に位置する。ペン先向き識別部6は、軸筒3のペン先2側にキャップ7を装着した状態において、キャップ7の後端よりも後方の軸筒3外面に位置される。ペン先向き識別部6が、ペン先方向を表す指示部61からなる。ペン先向き識別部6が、文字または図形よりなるマーク62からなる。
【選択図】 図1
Description
本考案は、筆記具に関する。詳細には、前端に軸方向のスリットを有する先細板状のペン先を備えた筆記具に関する。
従来、前端にスリットを有する先細板状ペン先を備えた筆記具(いわゆる万年筆)が広く知られている。(例えば、特許文献1)
ところが、最近では、この種の筆記具について使用経験のない者が多く、例えば、ペン先表面を紙面に向け、ペン先裏面(ペン先支持部側)を上面にして使用する者や、あるいは、ペン先前端の側面を紙面に当てて適正なインキ出が得られない者などが多く見受けられる。即ち、この種の筆記具を初めて手にしたときに、適正な筆記使用のできる者が少なくなってきている。
本考案は、前記従来の問題点を解決するものであって、前端にスリットを有する先細板状のペン先を備えた筆記具において、この種の筆記具の使用経験がない者でも、容易に適正なペン先の向きを識別でき、適正な筆記が可能となる筆記具を提供しようとするものである。尚、本考案において、「前」とはペン先側を指し、一方、「後」とは反対側を指す。また、本考案で、ペン先の表面とは、ペン先の、外部に大きく露出された側の面を指し、ペン先の裏面とは、ペン先の、ペン先支持部によって被覆された側の面を指す。
本考案は、以下を要件とする。
(請求項1)
軸筒の前端に先細板状のペン先を設け、前記ペン先の前端に軸方向に延びるスリットを備えた筆記具であって、軸筒の外面にペン先向き識別部を設け、前記ペン先向き識別部がペン先表面を正面視したときのスリットの延長線の上に位置してなることを特徴とする筆記具。
軸筒の前端に先細板状のペン先を設け、前記ペン先の前端に軸方向に延びるスリットを備えた筆記具であって、軸筒の外面にペン先向き識別部を設け、前記ペン先向き識別部がペン先表面を正面視したときのスリットの延長線の上に位置してなることを特徴とする筆記具。
(請求項2)
軸筒のペン先側にキャップを装着した状態において、前記キャップの後端よりも後方の軸筒外面に、前記ペン先向き識別部が位置してなる請求項1記載の筆記具。
軸筒のペン先側にキャップを装着した状態において、前記キャップの後端よりも後方の軸筒外面に、前記ペン先向き識別部が位置してなる請求項1記載の筆記具。
(請求項3)
前記ペン先向き識別部が、ペン先方向を表す指示部からなる請求項1または2記載の筆記具。
前記ペン先向き識別部が、ペン先方向を表す指示部からなる請求項1または2記載の筆記具。
(請求項4)
前記ペン先向き識別部が、文字または図形よりなるマークからなる請求項1または2記載の筆記具。
前記ペン先向き識別部が、文字または図形よりなるマークからなる請求項1または2記載の筆記具。
(請求項5)
前記ペン先向き識別部が、文字または図形よりなるマークと、ペン先方向を表す指示部とからなる請求項1または2記載の筆記具。
前記ペン先向き識別部が、文字または図形よりなるマークと、ペン先方向を表す指示部とからなる請求項1または2記載の筆記具。
(請求項6)
前記ペン先向き識別部が、印刷またはシール貼付よりなる請求項1、2、3、4または5記載の筆記具。
前記ペン先向き識別部が、印刷またはシール貼付よりなる請求項1、2、3、4または5記載の筆記具。
(請求項7)
前記ペン先向き識別部が、凹部または凸部よりなる請求項1、2、3、4または5記載の筆記具。
前記ペン先向き識別部が、凹部または凸部よりなる請求項1、2、3、4または5記載の筆記具。
請求項1の筆記具により、前端にスリットを有する先細板状のペン先を備えた筆記具において、この種の筆記具を使用した経験がない者であっても、筆記時にペン先向き識別部によって、容易に適正なペン先向きを識別でき、適正な筆記が可能になる。
請求項2の筆記具により、キャップをペン先側に装着した状態で適正なペン先の向きを識別でき、キャップを外した後、即座に適正な筆記が開始できる。
請求項3の筆記具により、適正なペン先の向きを、より一層容易に識別できる。
請求項4の筆記具により、誤ったペン先向きでの筆記を、より一層抑えることができる。
請求項5の筆記具により、ペン先の向きの識別が、より一層容易になり、しかも、誤ったペン先向きでの筆記を、より一層抑えることができる。
請求項6の筆記具により、ペン先の向きを視覚的に識別できる。
請求項7の筆記具により、ペン先の向きを視覚的且つ触覚的に識別できる。
本考案を実施するための最良の形態を説明する。
〔1〕本実施の形態の筆記具1は、軸筒3の前端に先細板状のペン先2を設け、前記ペン先2の前端に軸方向に延びるスリット21を備えた筆記具であって、軸筒3の外面にペン先向き識別部6を設け、前記ペン先向き識別部6が、ペン先2表面を正面視したときのスリット21の延長線P(即ちペン先2のスリット21の上から軸方向後方に延長した線)の上に位置してなること(請求項1)を要件とする。
前記筆記具1(請求項1)は、前端にスリット21を有する先細板状のペン先2を備えた筆記具において、この種の筆記具を使用した経験がない者であっても、筆記時にペン先向き識別部6によって、容易に適正なペン先の向きを識別でき、適正な筆記が可能になる。
〔2〕前記筆記具1(請求項1)において、ペン先向き識別部6は、軸筒3外面のいずれの位置に設けてもよいが、軸筒3のペン先2側にキャップ7を装着した状態において、前記キャップ7の後端よりも後方の軸筒3外面に、前記ペン先向き識別部6が位置してなること(請求項2)が好ましい。それにより、キャップ7をペン先2側に装着した筆記開始前の状態(即ちキャップ7を外す以前)から適正なペン先2の向きを識別でき、キャップ7を外した後、即座に適正な筆記が開始できる。
〔3〕前記筆記具1(請求項1または2)において、前記ペン先向き識別部6が、ペン先方向を表す指示部61からなること(請求項3)が好ましい。それにより、適正なペン先2の向きを、より一層容易に識別できる。
前記指示部61は、ペン先2表面を正面視したときのスリット21の延長線Pの上に位置される。また、前記指示部61の形状は、ペン先方向を指し示すものであれば、いずれであってもよいが、前端が先細形状(例えば、矢印、三角形、ひし形、へ字状、逆V字状、逆U字状等)を有することが好ましい。
〔4〕前記筆記具1(請求項1または2)において、前記ペン先向き識別部6が、文字または図形よりなるマーク62からなること(請求項4)が好ましい。それにより、筆記時に前記マーク62を視覚すれば、自ずとペン先2の表面が筆記者に向くと同時にペン先2の裏面が紙面に向き、適正な筆記が可能となり、誤ったペン先2の向きでの筆記を、より一層抑えることができる。前記マーク62は、例えば、商品名や企業名等を表す文字または図形からなる。
〔5〕前記筆記具1(請求項1または2)において、前記ペン先向き識別部6が、文字または図形よりなるマーク62と、ペン先方向を表す指示部61とからなること(請求項5)が好ましい。それにより、適正なペン先2の向きの識別が、より一層容易になり、しかも、誤ったペン先2の向きでの筆記を、より一層抑えることができる。また、前記マーク62がある程度の周方向の幅を有する場合であっても、前記指示部61により、ペン先2の向きをより一層正確に識別できる。
また、前記マーク62がある程度の周方向の幅を有する場合、前記指示部61は、ペン先上向きで正面視した際のマーク62を左右に2等分する中心線上に設けることが好ましい。それにより、適正なペン先2の向きの識別が、より一層容易になる。また、前記指示部61は、前記マーク62のペン先2側に配置されることが、より一層、適正なペン先2の向きの識別が容易となる点で好ましい。
〔6〕前記筆記具1(請求項1、2、3、4または5)において、前記ペン先向き識別部6が、印刷またはシール貼付よりなること(請求項6)が好ましい。それにより、ペン先2の向きを視覚的に識別できる。前記印刷とは、例えば、スクリーン印刷、パッド印刷、オフセット印刷または転写印刷等が挙げられる。
〔7〕前記筆記具1(請求項1、2、3、4または5)において、前記ペン先向き識別部6が、凹部または凸部よりなること(請求項7)が好ましい。それにより、ペン先2の向きを視覚的且つ触覚的に識別できる。
〔8〕また、本実施の形態の筆記具の製造方法は、前端に軸方向に延びるスリット21を有する先細板状のペン先2を軸筒3の前端に取り付けた後、前記ペン先2表面を正面視したときの前記スリット21の延長線Pの上の前記軸筒3の外面に、ペン先向き識別部6を設けたことを要件とする。
前記筆記具の製造方法は、前端にスリット21を有する先細板状のペン先2を備えた筆記具において、この種の筆記具を使用した経験がない者であっても、筆記時にペン先向き識別部6によって、容易に適正なペン先2の向きを識別でき、適正な筆記が可能になる筆記具1を得る。
さらに、前記筆記具の製造方法は、ペン先2を軸筒3に取り付けた後に、軸筒3の外面にペン先向き識別部6を設けるため、製造工程において、ペン先2の向きに合わせてペン先向き識別部6を適正な位置に容易に設けることができ、ペン先2のスリット21の延長線Pとペン先向き識別部6の位置との周方向のズレが生じるおそれがない。よって、ペン先向き識別部6を、確実に適正な位置に設けることができる。もし、ペン先2を軸筒3に取り付ける前に、軸筒3の外面にペン先向き識別部6を設ける場合、ペン先2の向きをペン先向き識別部6に合わせて、ペン先2を取り付けることが製造上困難となるおそれがある。
尚、前記筆記具の製造方法において、前記ペン先向き識別部6は、印刷(例えば、スクリーン印刷、パッド印刷、オフセット印刷または転写印刷等)またはシール貼付よりなることが、ペン先2を軸筒3に取り付けた後の軸筒3外面に容易に設けることが可能である点で好ましい。
〔9〕また、本実施の形態の筆記具の製造方法は、前端に軸方向に延びるスリット21を有する先細板状のペン先2を前軸4の前端に取り付け、前記前軸4の後部に後軸5を取り付けた後、前記ペン先2表面を正面視したときの前記スリット21の延長線Pの上の前記後軸5の外面に、ペン先向き識別部6を設けたことを要件とする。
前記筆記具の製造方法は、前端にスリット21を有する先細板状のペン先2を備えた筆記具において、この種の筆記具を使用した経験がない者であっても、筆記時にペン先向き識別部6によって、容易に適正なペン先2の向きを識別でき、適正な筆記が可能になる筆記具1を得る。
さらに、前記筆記具の製造方法は、ペン先2を備えた前軸4に後軸5を取り付け後に、後軸5の外面にペン先向き識別部6を設けるため、ペン先2の向きに合わせてペン先向き識別部6を適正な位置に容易に設けることができ、ペン先2のスリット21の延長線Pとペン先向き識別部6の位置との周方向のズレが生じるおそれがない。よって、ペン先向き識別部6を、確実に適正な位置に設けることができる。もし、後軸5を前軸4に取り付ける前に、後軸5の外面にペン先向き識別部6を設ける場合、ペン先2の向きをペン先向き識別部6に合わせて、後軸5を前軸4に取り付けることが製造上困難となるおそれがある。
尚、前記筆記具の製造方法において、前記ペン先向き識別部6は、印刷(例えば、スクリーン印刷、パッド印刷、オフセット印刷または転写印刷等)またはシール貼付よりなることが、ペン先2を備えた前軸4に後軸5を取り付け後に後軸5の外面に容易に設けることが可能である点で好ましい。
(第1実施例)
図1乃至図2に、本考案の実施例の筆記具1の第1実施例を示す。
本実施例の筆記具1は、ペン先2を前端に備えた軸筒3と、該軸筒3のペン先2側に着脱自在に装着されるキャップ7とからなる。
図1乃至図2に、本考案の実施例の筆記具1の第1実施例を示す。
本実施例の筆記具1は、ペン先2を前端に備えた軸筒3と、該軸筒3のペン先2側に着脱自在に装着されるキャップ7とからなる。
前記軸筒3は前軸4と後軸5とからなる。前記前軸4の前端には、金属板製の先細形状(即ちくちばし形状)のペン先2が取り付けられる。前記ペン先2は、具体的には、ステンレス鋼製板のプレス加工体よりなる。前記ペン先2の表面は外部に大きく露出され、一方、前記ペン先2の裏面はその大部分がペン先支持部により被覆される。前記ペン先2の前端の中心には、インキ誘導用の軸方向に延びるスリット21が設けられる。前記スリット21は、軸方向前方に開口し且つ径方向に貫設される。
前記後軸5の前端部は、前記前軸4の後端部に螺着される。前記前軸4の後端部にはインキカートリッジ41が取り付けられる。前記後軸5の前端部を前軸4の後端部に螺着したとき、前記インキカートリッジ41は後軸5内に収容される。尚、前軸4及び後軸5は合成樹脂(例えばポリプロピレン、ポリカーボネイト等)よりなる。
前記後軸5の外面には、ペン先向き識別部6が設けられる。前記ペン先向き識別部6は、ペン先2表面を正面視したとき、ペン先2のスリット21の延長線P(即ちペン先2のスリット21上から軸方向後方に延長した線)の上に位置している。前記ペン先向き識別部6は、指示部61とマーク62とからなる。
前記指示部61は、ペン先上向きで正面視したとき逆V字状(へ字状)に視認される線により構成される。前記指示部61の前端(即ち指示部61の頂点)は、ペン先2表面を正面視したとき、ペン先2のスリット21の延長線Pの上に位置している。前記指示部61は、ペン先方向(即ち前方)を指し示している。
前記マーク62は、商品名を表示する文字からなる第1のマーク62aと、その後方に位置する、企業名を表示する文字からなる第2のマーク62bとからなる。前記指示部61及び前記マーク62は、パッド印刷により得られる。
また、前記指示部61は、前記マーク62のペン先2側(即ちマーク62の前方)に配置される。前記マーク62は、ある程度の周方向の幅を有し、前記指示部61の前端は、ペン先上向きで正面視した際の前記マーク62(第1のマーク62a及び第2のマーク62b)を左右に2等分する中心線上に設けられる。即ち、前記マーク62の中心線は、前記ペン先2のスリット21の延長線Pと一致される。
キャップ7は、軸筒3のペン先2側(即ち前軸4のペン先2側)に装着される。キャップ7を軸筒3のペン先2側に装着した状態において、前記ペン先向き識別部6は、キャップ7の後端よりも後方に位置され、外部に露出されている。
・製造方法
図3に、本考案の筆記具の製造方法の例を示す。これは、図1及び図2に示す第1実施例の筆記具1を得るための製造工程を示すものである。図3(a)がペン先2を取り付けた前軸4と後軸5とを螺着する前の状態を示す。図3(b)が、前記図3(a)の状態から前軸4と後軸5を螺着した後の状態を示す。図3(c)が、前記図3(b)の状態の後軸5の外面にペン先向き識別部6を設けた状態を示す。
図3に、本考案の筆記具の製造方法の例を示す。これは、図1及び図2に示す第1実施例の筆記具1を得るための製造工程を示すものである。図3(a)がペン先2を取り付けた前軸4と後軸5とを螺着する前の状態を示す。図3(b)が、前記図3(a)の状態から前軸4と後軸5を螺着した後の状態を示す。図3(c)が、前記図3(b)の状態の後軸5の外面にペン先向き識別部6を設けた状態を示す。
本実施例では、ペン先2を前軸4の前端に取り付けた後、前記前軸4と後軸5とを螺着し〔図3(a)、図3(b)参照〕、その後、前記後軸5の外面にペン先向き識別部6を設ける〔図3(c)参照〕。前記ペン先向き識別部6は、ペン先2表面を正面視したときのペン先2のスリット21の延長線Pの上に位置している。本実施例では、前記ペン先向き識別部6は、パッド印刷により得られる。
即ち、本実施例の製造方法は、ペン先2を備えた前軸4に後軸5を螺着した後に軸筒3の外面にペン先向き識別部6を設けるため(あるいはペン先2を軸筒3に取り付けた後に軸筒3の外面にペン先向き識別部6を設けるため)、ペン先2の向きに合わせてペン先向き識別部6を適正な位置に容易に設けることができ、ペン先2のスリット21の延長線Pとペン先向き識別部6の位置との周方向のズレが生じるおそれがない。
特に、本実施例では、後軸5を前軸4に螺着によって取り付ける構成のため、もし、後軸5を前軸4に螺着する以前に予め後軸5の外面にペン先向き識別部6を設ける場合では、ペン先2のスリット21の延長線Pとペン先向き識別部6との周方向のズレが発生しやすい。しかし、本実施例では、後軸5を前軸4に螺着により取り付け、その後、後軸5の外面にペン先向き識別部6を設けるため、ペン先2のスリット21の延長線Pとペン先向き識別部6との周方向のズレの発生が、効果的に回避される。
(第2実施例)
図4に第2実施例を示す。
本実施例は第1実施例の変形例であり、第1実施例と異なる点は、ペン先向き識別部6が、軸方向に延びる凸部からなる点である。前記凸部は、ペン先形状を模した形状であり、ペン先2側(即ち前端部)が尖った先細形状を有する。前記凸部の前端(頂点)は、ペン先2表面を正面視したときのペン先2のスリット21の延長線Pの上に位置されている。即ち、前記凸部は、ペン先方向を指し示す指示部61を構成する。また、前記凸部は、後軸5外面と一体に形成されること(即ち合成樹脂の一体成形により得ること)が好ましいが、別部材の取り付けにより構成することもできる。尚、他の構成は、第1実施例と同様であるため、説明を省略する。
図4に第2実施例を示す。
本実施例は第1実施例の変形例であり、第1実施例と異なる点は、ペン先向き識別部6が、軸方向に延びる凸部からなる点である。前記凸部は、ペン先形状を模した形状であり、ペン先2側(即ち前端部)が尖った先細形状を有する。前記凸部の前端(頂点)は、ペン先2表面を正面視したときのペン先2のスリット21の延長線Pの上に位置されている。即ち、前記凸部は、ペン先方向を指し示す指示部61を構成する。また、前記凸部は、後軸5外面と一体に形成されること(即ち合成樹脂の一体成形により得ること)が好ましいが、別部材の取り付けにより構成することもできる。尚、他の構成は、第1実施例と同様であるため、説明を省略する。
1 筆記具
2 ペン先
21 スリット
3 軸筒
4 前軸
41 インキカートリッジ
5 後軸
6 ペン先向き識別部
61 指示部
62 マーク
62a 第1のマーク
62b 第2のマーク
7 キャップ
P スリットの延長線
2 ペン先
21 スリット
3 軸筒
4 前軸
41 インキカートリッジ
5 後軸
6 ペン先向き識別部
61 指示部
62 マーク
62a 第1のマーク
62b 第2のマーク
7 キャップ
P スリットの延長線
Claims (9)
- 軸筒の前端に先細板状のペン先を設け、前記ペン先の前端に軸方向に延びるスリットを備えた筆記具であって、軸筒の外面にペン先向き識別部を設け、前記ペン先向き識別部がペン先表面を正面視したときのスリットの延長線の上に位置してなることを特徴とする筆記具。
- 軸筒のペン先側にキャップを装着した状態において、前記キャップの後端よりも後方の軸筒外面に、前記ペン先向き識別部が位置してなる請求項1記載の筆記具。
- 前記ペン先向き識別部が、ペン先方向を表す指示部からなる請求項1または2記載の筆記具。
- 前記ペン先向き識別部が、文字または図形よりなるマークからなる請求項1または2記載の筆記具。
- 前記ペン先向き識別部が、文字または図形よりなるマークと、ペン先方向を表す指示部とからなる請求項1または2記載の筆記具。
- 前記ペン先向き識別部が、印刷またはシール貼付よりなる請求項1、2、3、4または5記載の筆記具。
- 前記ペン先向き識別部が、凹部または凸部よりなる請求項1、2、3、4または5記載の筆記具。
- 前端に軸方向に延びるスリットを有する先細板状のペン先を軸筒の前端に取り付けた後、前記ペン先表面を正面視したときの前記スリットの延長線の上の前記軸筒の外面に、ペン先向き識別部を設けたことを特徴とする筆記具の製造方法。
- 前端に軸方向に延びるスリットを有する先細板状のペン先を前軸の前端に取り付け、前記前軸の後部に後軸を取り付けた後、前記ペン先表面を正面視したときの前記スリットの延長線の上の前記後軸の外面に、ペン先向き識別部を設けたことを特徴とする筆記具の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008000497U JP3141465U (ja) | 2008-02-01 | 2008-02-01 | 筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008000497U JP3141465U (ja) | 2008-02-01 | 2008-02-01 | 筆記具 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3141465U true JP3141465U (ja) | 2008-05-08 |
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Family Applications (1)
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2008
- 2008-02-01 JP JP2008000497U patent/JP3141465U/ja not_active Expired - Lifetime
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