JP3141286B2 - コンソール装置 - Google Patents

コンソール装置

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JP3141286B2
JP3141286B2 JP10251237A JP25123798A JP3141286B2 JP 3141286 B2 JP3141286 B2 JP 3141286B2 JP 10251237 A JP10251237 A JP 10251237A JP 25123798 A JP25123798 A JP 25123798A JP 3141286 B2 JP3141286 B2 JP 3141286B2
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敏夫 廣澤
元英 国西
伊藤  勉
政春 岩永
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンソール装置に
関し、さらに詳しくは、複数の計算機システムを1台で
制御可能なコンソール装置に関する。特に、複数の計算
機システムの運転管理の操作性向上,省力化に有用であ
る。
【0002】
【従来の技術】近年の計算機システムの利用範囲の拡大
にともない、計算機センタにおいては、1台の計算機シ
ステムでは利用者の需要をまかないきれず、複数の計算
機システムを設置しつつある。このとき、複数の計算機
システムに対応してコンソール装置も複数台設置されて
いる。また、各計算機の状態種別(障害発生など)を表
示するランプを並べた制御盤が設けられ、複数の計算機
システムと専用線で接続されている。コンソール装置が
複数台になると、オペレータがコンソール装置間を巡回
し且つ制御盤を定期的に監視するか,オペレータを増員
することになる。しかし、オペレータがコンソール装置
間を巡回し且つ制御盤を定期的に監視するのは計算機シ
ステムの運転管理の操作性が悪く、見落しがあったりし
て信頼性が低い。また、オペレータを増員するのは省力
化に逆行する。
【0003】そこで、複数の計算機システムを1台で制
御可能なコンソール装置が、「パソコン制御による電子
計算機システム自動運転システム(V)−マルチウイン
ドウ・ベースの集中コンソール機能−;情報処理学会第
42回(平成3年前期)全国大会 講演予稿行集;ペー
ジ 4−75,76」にて提案されている。この「マル
チウインドウ・ベースの集中コンソール機能」では、複
数の計算機システムに対応したウインドウを共通の表示
画面に表示することにより、1台のコンソール装置で複
数の計算機システムに対応したコンソール機能を実現し
ている。また、共通の表示画面に、障害表示ウインドウ
を設けて、障害を発生した計算機システムを表示するよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】計算機システムからオ
ペレータの応答を要求する応答要求メッセージを受信し
たとき、オペレータはそれに対して速やかに応答する必
要がある。さらに、全ての計算機システムの状態を常に
監視しておく必要がある。しかし、上記「マルチウイン
ドウ・ベースの集中コンソール機能」では、応答要求メ
ッセージに対処するための技術は提案されていない。ま
た、障害を発生した計算機システムは表示されている
が、他の計算機システムの状態については表示されてい
ない。
【0005】そこで、本発明の目的は、複数の計算機シ
ステムを1台で制御でき,且つ,全ての計算機システム
の状態をオペレータが見落ししないように表示できるコ
ンソール装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、複数の情報処理装置とメッセージのやり取りをする
コンソール装置において、上記複数の情報処理装置の各
情報処理装置の状態を監視する状態監視手段と、上記複
数の情報処理装置の各情報処理装置の状態を表示する状
態表示ウィンドウと、上記複数の情報処理装置の各情報
処理装置から受信したメッセージを各情報処理装置ごと
に表示する複数のメッセージウィンドウとをマルチウィ
ンドウ形式で表示するよう制御する表示制御手段とを有
し、上記複数の情報処理装置の何れかからオペレータの
応答を要求する応答要求メッセージを受信すると、上記
状態表示ウィンドウ内の、その応答要求メッセージを送
信した情報処理装置の状態を表示する領域の表示色が変
更され、上記状態表示ウィンドウは、上記複数のメッセ
ージウィンドウに隠れないように表示されることを特徴
とするコンソール装置を提供する。
【0007】上記第1の観点による本発明のコンソール
装置では、複数の情報処理装置の各状態を監視し、それ
らの状態を状態表示ウィンドウに表示すると共に、各情
報処理装置から受信したメッセージをメッセージウィン
ドウに表示する。そして、応答要求メッセージを受信す
ると、上記状態表示ウィンドウ内の、その応答要求メッ
セージを送信した情報処理装置の状態を表示する領域の
表示色を変更し、その状態表示ウィンドウを上記複数の
メッセージウィンドウに隠れないように表示する。そこ
で、オペレータは、各情報処理装置からの応答要求を速
やかに知ることが出来る。
【0008】第2の観点では、本発明は、複数の情報処
理装置を有する情報処理システムのコンソール装置にお
いて、上記複数の情報処理装置の各情報処理装置の状態
を監視する状態監視手段と、上記複数の情報処理装置の
各情報処理装置の状態を表示する状態表示ウィンドウ
と、上記複数の情報処理装置の各情報処理装置から受信
したメッセージを各情報処理装置ごとに表示する複数の
メッセージウィンドウとをマルチウィンドウ形式で表示
するよう制御する表示制御手段とを有し、上記複数の情
報処理装置の何れかからオペレータの応答を要求する応
答要求メッセージを受信すると、上記状態表示ウィンド
ウ内の、その応答要求メッセージを送信した情報処理装
置の状態を表示する領域の表示色が変更され、上記状態
表示ウィンドウは、上記複数のメッセージウィンドウよ
りも前面に表示されることを特徴とするコンソール装置
を提供する。
【0009】上記第2の観点による本発明のコンソール
装置では、複数の情報処理装置の各状態を監視し、それ
らの状態を状態表示ウィンドウに表示すると共に、各情
報処理装置から受信したメッセージをメッセージウィン
ドウに表示する。そして、応答要求メッセージを受信す
ると、上記状態表示ウィンドウ内の、その応答要求メッ
セージを送信した情報処理装置の状態を表示する領域の
表示色を変更し、その状態表示ウィンドウを複数のメッ
セージウィンドウよりも前面に表示する。そこで、オペ
レータは、各情報処理装置からの応答要求を速やかに知
ることが出来る。
【0010】第3の観点では、本発明は、上記構成のコ
ンソール装置において、上記表示制御手段は上記状態表
示ウィンドウと上記複数のメッセージウィンドウとの表
示の優先順位を管理する管理テーブルを有し、上記状態
表示ウインドウの表示の優先順位は上記複数のメッセー
ジウィンドウの表示の優先順位よりも高いことを特徴と
するコンソール装置を提供する。上記第3の観点による
本発明のコンソール装置では、管理テーブルにより、状
態表示ウィンドウを複数のメッセージウィンドウよりも
前面に表示するように、管理する。よって、応答要求
見落しなく監視できる。
【0011】第4の観点では、本発明は、上記構成のコ
ンソール装置において、上記複数の情報処理装置の何れ
かから障害発生を知らせる障害メッセージを受信する
と、上記状態表示ウィンドウ内の、その障害メッセージ
を送信した情報処理装置の状態を表示する領域の表示色
が変更されることを特徴とするコンソール装置を提供す
る。上記第4の観点による本発明のコンソール装置で
は、障害発生中の情報処理装置の状態を表示する領域の
表示色を変更する。そこで、オペレータは、障害発生
見落しなく監視できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図11により説明する。図1は、本発明の一実施例の
コンソール装置とそれにより制御される複数の計算機シ
ステムとを示した図である。
【0013】各計算機システム201,202,…,2
03のもとでOS(オペレーティング・システム)20
4,205,…,206が動作している。また、それら
OS204,205,…,206のもとでアプリケーシ
ョン・プログラム(AP)が動作する。OS204,2
05,…,206は、同一であっても異なっていても構
わない。
【0014】各計算機システム201,202,…,2
03は、端末制御装置(TCE)207,208,…,
209を介して、コンソール装置本体100と接続され
る。
【0015】コンソール装置本体100は、パーソナル
・コンピュータやワークステーションで実現可能であ
る。OSとしては、例えばMS−DOSやUNIXが動
作している。
【0016】コンソール装置本体100には、表示装置
110,キーボード120,マウス130が接続されて
おり、これらによって物理的に1台のコンソール装置が
構成されている。
【0017】コンソール装置本体100において、1
は、各計算機システム201,202,…,203との
間でメッセージやコマンドをやり取りする通信処理プロ
グラムである。この通信処理プログラム1は、例えばV
TAM(Virtual TelecommunicationAccess Method )
に代表される通信機能を具備すれば良い。なお、VTA
Mについては、 (1)IBM System Journal,vol.15,no.1,1976 (2)Synchronous data link control a Perspective:
IBM System Journal vol.13,no.2,1974 に記載されている。
【0018】2,3,…,4は、コンソール処理プログ
ラム(CPP)である。コンソール処理プログラム2は
計算機システム201に対応し、コンソール処理プログ
ラム3は計算機システム202に対応し、コンソール処
理プログラム4は計算機システム203に対応してい
る。これらコンソール処理プログラム2,3,…,4
は、各計算機システム201,202,…,203から
のメッセージを通信処理プログラム1を介して受信した
り、オペレータからのコマンドを各計算機システム20
1,202,…,203へ送信する処理を司る。
【0019】5,6,…,7は、仮想表示画面バッファ
(VBF)である。仮想表示画面バッファ5は計算機シ
ステム201に対応し、仮想表示画面バッファ6は計算
機システム202に対応し、仮想表示画面バッファ7は
計算機システム203に対応している。
【0020】8は、予め障害メッセージや応答要求メッ
セージを登録しておく登録メッセージ管理テーブル(M
TAB)である。9は、状態種別処理プログラムであ
る。10は、状態種別用仮想表示画面バッファ(SBU
F)である。この状態種別用仮想表示画面バッファ10
は、各計算機システム201,202,…,203に対
応する部分領域(図5の10A,10B,…)に分割さ
れている。11は、実画面バッファである。12は、表
示処理プログラムである。
【0021】13は、キーボード/マウス入力処理プロ
グラムである。14は、キーボード入力データ振り分け
処理プログラムである。14Aは、キーボード//マウ
ス入力処理プログラム13を介して入力されたコマンド
を、どの計算機システムへ送信するかを示す識別情報を
格納する識別情報テーブル(TCPU)である。15
は、キーボード入力用バッファ(KEYB)である。
【0022】16は、メッセージ履歴ファイルである。
このメッセージ履歴ファイル16に、コンソール処理プ
ログラム2,3,…,4が別個にメッセージを格納す
る。
【0023】図2は、表示装置110の表示画面の例示
図である。17,18,…,19は、ウインドウであ
る。例えば、ウインドウ17は計算機システム201に
対応し、ウインドウ18は計算機システム202に対応
し、ウインドウ19は計算機システム203に対応す
る。17A,18A,…,19Aは、ウインドウ17,
18,…,19がどの計算機システムに対応しているか
を示す識別情報を表示する識別情報表示領域である。こ
の識別情報を見ることによって、そのウインドウがどの
計算機システムに対応しているかを容易かつ的確に把握
できる。
【0024】20は、各計算機システム201,20
2,…,203の状態種別を表示する状態表示用ウイン
ドウである。各計算機システム201,202,…,2
03に対応する部分領域20A,20B,20C,…に
分割されている。部分領域20A,20B,20C,…
は、図3に部分領域20Aを示すように、識別情報区画
21と,動作中表示区画22と,障害表示区画23と,
応答要求表示区画24の3つの区画からなっている。識
別情報区画21には、その部分領域に対応する計算機シ
ステムの識別情報が表示される。また、障害発生も応答
要求もしていない計算機システムに対応する部分領域の
動作中表示区画22には、“動作中”の状態種別情報が
表示される。また、障害が発生している計算機システム
に対応する部分領域の障害表示区画23には“障害”の
状態種別情報が表示される。また、オペレータの応答を
要求している計算機システムに対応する部分領域の応答
要求表示区画24には“応答要求”の状態種別情報が表
示される。なお、“障害”と“応答要求”を表示してい
る部分領域は、他と異なる表示色にされる。さらに、
“障害”と“応答要求”を表示している部分領域が存在
しているときは、コンソール装置本体100からブザー
音が鳴動させられる。状態表示用ウインドウ20を見る
ことによって、全ての計算機システム201,202,
…,203の状態を一括して常に把握できる。また、ブ
ザー音によって、オペレータの注意が喚起される。
【0025】図4は、キーボード120の例示図であ
る。120Aは、特殊キー(プログラムファンクション
キー:PFキー)群である。120Bは、一般キー群で
ある。特殊キー群120Aの各々が計算機システム20
1,202,…,203に対応している。例えば、PF
1は計算機システム201に対応している。
【0026】次に、図1,図5によりコンソール装置の
動作の流れを説明する。図5に示すように、通信処理プ
ログラム1は、いずれかの計算機システムからメッセー
ジ25を受信すると、その計算機システムに対応するコ
ンソール処理プログラム2,3,…,4へ制御を渡す。
ここでは、計算機システム201からメッセージ25を
受信し、コンソール処理プログラム2へ制御を渡すもの
とする。
【0027】コンソール処理プログラム2は、メッセー
ジ25を仮想表示画面バッファ5に格納する。また、メ
ッセージ履歴ファイル16にメッセージ25の履歴を残
す。
【0028】また、通信処理プログラム1は、メッセー
ジ25が障害発生を表す障害メッセージであるか,オペ
レータの応答を要求する応答要求メッセージであるか,
それら以外であるかを判定する。障害メッセージである
ことは次の基準で判断する。 (1)メッセージ25の表示コード・フィールド25A
に障害フラグが含まれている(表示コード・フィールド
25Aの障害フラグがオンとなっている) (2)メッセージ25のメッセージ・フィールド25B
が登録メッセージ管理テーブル8に登録されている障害
メッセージと一致する (3)メッセージ・フィールド25Bの特定位置に障害
発生を示す特定文字がある(例えばメッセージ・フィー
ルド25Bの先頭に“@”記号がある) 応答要求メッセージであることは次の基準で判断する。 (1)表示コード・フィールド25Aに応答要求フラグ
が含まれている(表示コード・フィールド25Aの応答
要求フラグがオンとなっている) (2)メッセージ・フィールド25Bが登録メッセージ
管理テーブル8に登録されている応答要求メッセージと
一致する (3)メッセージ・フィールド25Bの特定位置に応答
要求を示す特定文字がある(例えばメッセージ・フィー
ルド25Bの先頭に“*”記号がある) 上記の条件のいずれかが満たされた時には、障害メッセ
ージまたは応答要求メッセージと判断し、制御を状態種
別処理プログラム9に渡す。ここでは、障害メッセージ
と判断し、制御を状態種別処理プログラム9に渡すもの
とする。
【0029】状態種別処理プログラム9は、計算機シス
テム201,202,…に対応する状態種別用仮想表示
画面バッファ10の部分領域10A,10B,…に、障
害発生ならば“障害”の状態種別情報を格納し、応答要
求ならば“応答要求”の状態種別情報を格納する。ここ
では、計算機システム201に対応する状態種別用仮想
表示画面バッファ10の部分領域10Aに、“障害”の
状態種別情報を格納するものとする。さらに、状態種別
処理プログラム9は、計算機システム201,202,
…に対応する仮想表示画面バッファ5,6,…内のメッ
セージ25に対応するフラグ26の障害ビットまたは応
答要求ビットをオンとする。ここでは、計算機システム
201に対応する仮想表示画面バッファ5のメッセージ
25に対応するフラグ26の障害ビットをオンするもの
とする。
【0030】図1に戻り、表示処理プログラム12は、
仮想表示画面バッファ5,6,…,7および状態種別用
仮想表示画面バッファ10の内容を、マルチウインドウ
マッピング処理によって、実画面バッファ11に転送す
る。すなわち、各仮想表示画面バッファ5,6,…,7
に格納されたメッセージを、ウインドウの表示優先順位
に基づいて、実画面バッファ11に転送する。このと
き、各ウインドウがどの計算機システムに対応している
かを示す識別情報も転送する。なお、マルチウインドウ
マッピング処理に関しては、特開昭60−135989
号公報や特開昭62−006377号公報に開示されて
いる技術を適用できる。表示装置110は、実画面バッ
ファ11の内容を画面に表示する。そこで、図2に示す
ごとき表示画面が得られる。
【0031】図6は、表示のための制御テーブル類の関
係図である。41は、優先順位管理テーブルPCTLで
あり、ウインドウ17,…や状態表示用ウインドウ20
を表示するときの優先順位を管理している。この優先順
位管理テーブル41は、優先順位管理テーブル41内の
エントリ数41aと、優先順位41cと、ウインドウ1
7,…に対応するウインドウ管理テーブル42,…のア
ドレス41dと、状態表示用ウインドウ20に対応する
状態表示用ウインドウ管理テーブル44のアドレス41
fとからなっている。
【0032】ウインドウ管理テーブル42は、計算機シ
ステム201の識別情報フィールド42aと、ウインド
ウの起点座標値42bと、ウインドウの終点座標値42
cと、障害カウント42dと、応答要求カウント42e
と、仮想表示画面バッファ5のアドレス42fと、優先
順位管理テーブル41のエントリ番号42gとからなっ
ている。他のウインドウ管理テーブルの構成も同様であ
る。
【0033】状態表示用ウインドウ管理テーブル44
は、状態表示用ウインドウの起点座標値44bと、状態
表示用ウインドウの終点座標値44cと、状態種別用仮
想表示画面バッファ10のアドレス44dと、優先順位
管理テーブル41のエントリ番号44eとからなってい
る。
【0034】状態表示用ウインドウ20がウインドウ1
7,…に隠されないようにするには、優先順位管理テー
ブル41における優先順位を最高にするか(この場合、
状態表示用ウインドウ20が最前面に表示される)、状
態表示用ウインドウ管理テーブル44における起点座標
値44b,終点座標値44cの値を調整しておけば良
い。
【0035】さて、状態表示用ウインドウ20に“応答
要求”の表示があると、対応する計算機システムへコマ
ンドを送る必要がある。いずれかの計算機システムへコ
マンドを送りたいとき、オペレータは、コマンドを送る
べき計算機システムを選択する。この選択の方法は、 (1)マウス130などのポインティングデバイスに
て、目的の計算機システムに対応するウインドウ17,
18,…19の一つを指示する。 (2)マウス130などのポインティングデバイスに
て、目的の計算機システムに対応する状態表示用ウイン
ドウ20の部分領域20A,20B、…の一つを指示す
る。 (3)目的の計算機システムに対応するキーボード12
0上の特殊キー群120Aの一つをキーインする。の3
つがある。
【0036】オペレータが目的の計算機システムを選択
すると、表示処理プログラム12は、対応するウインド
ウが最前面に表示されるように実画面バッファ11の内
容を更新する。また、目的の計算機システムの識別情報
を、識別情報テーブル14Aに格納する。
【0037】次に、オペレータは、キーボード120に
よりコマンドを入力する。キーボード/マウス入力処理
プログラム13は、キーボード120から入力されたコ
マンドを、キーボード入力バッファ15に格納する。表
示処理プログラム12は、キーボード入力バッファ15
に格納されたコマンドが最前面のウインドウに表示され
るように実画面バッファ11の内容を更新する。
【0038】キーボード入力振分け処理プログラム14
は、キーボード120から入力されたコマンドを、識別
情報テーブル14Aに格納された識別情報に対応する計
算機システムの仮想表示画面バッファに格納する。仮想
表示画面バッファに格納されたコマンドは、コンソール
処理プログラム2,3,…,4および通信処理プログラ
ム1により、目的の計算機システムに送信される。
【0039】次に、図7により、コンソール処理プログ
ラム2が障害メッセージや応答要求メッセージを検出す
る動作を詳細に説明する。他のコンソール処理プログラ
ム3,…の動作も同様である。ステップ31では、メッ
セージ25を通信処理プログラム1より受信する。ステ
ップ32では、受信したメッセージ25を仮想表示画面
バッファ5に格納する。ステップ33では、メッセージ
25の表示コード・フィールド25Aを調べて、障害フ
ラグがオンであるか,応答フラグがオンであるか,いず
れでもないかを判定する。障害フラグがオンであるか,
応答フラグがオンであるならば、状態種別処理プログラ
ム9へ制御を渡す。いずれでもなければ、ステップ34
に進む。
【0040】ステップ34では、メッセージ25のメッ
セージ・フィールド25Bと等しいメッセージが登録メ
ッセージ管理テーブル8に登録されているかサーチす
る。ステップ35では、メッセージ25のメッセージ・
フィールド25Bと等しいメッセージが登録メッセージ
管理テーブル8に登録されていたか判定し、登録されて
いたなら、状態種別処理プログラム9へ制御を渡す。登
録されていなければ、ステップ36に進む。ステップ3
6では、メッセージ・フイールド25Bを調べて、その
メッセージの特定位置(例えばメッセージの先頭)に特
定文字(障害発生を知らせる文字“@”,オペレータの
応答要求を知らせる文字“*”)があるかを調べる。特
定位置に特定文字があれば、状態種別処理プログラム9
へ制御を渡す。特定位置に特定文字がなければ、処理を
終了する。
【0041】次に、図8により、状態種別処理プログラ
ム9の動作を詳細に説明する。ステップ52では、障害
メッセージを検出したのか,応答要求メッセージを検出
したのかを判定する。障害メッセージを検出した場合に
は、ステップ53に進む。応答要求メッセージを検出し
た場合には、ステップ56に進む。
【0042】ステップ53では、障害メッセージを送っ
てきた計算機システムに対応する仮想表示画面バッファ
の最新メッセージのフラグ26(図5)の障害ビットを
オンとする。ステップ54では、障害メッセージを送っ
てきた計算機システムに対応するウインドウ管理テーブ
ルの障害カウント42d(図6)の値を+1する。ステ
ップ55では、障害メッセージを送ってきた計算機シス
テムに対応する状態種別用仮想表示画面バッファ10内
の部分領域に“障害”の状態種別情報を設定する。ま
た、表示色の変更と点滅の指定も行う。
【0043】一方、ステップ56では、応答要求メッセ
ージを送ってきた計算機システムに対応する仮想表示画
面バッファの最新メッセージのフラグ26(図5)の応
答要求ビットをオンとする。ステップ57では、応答要
求メッセージを送ってきた計算機システムに対応するウ
インドウ管理テーブルの応答要求カウント42e(図
6)の値を+1する。ステップ58では、応答要求メッ
セージを送ってきた計算機システムに対応する状態種別
用仮想表示画面バッファ10内の部分領域に“応答要
求”の状態種別情報を設定する。また、表示色の変更と
点滅の指定も行う。
【0044】ステップ59では、障害メッセージまたは
応答要求メッセージを送ってきた計算機システムに対応
する仮想表示画面バッファの最新メッセージのフラグ2
6(図5)のブザービットをオンとする。
【0045】次に、図9,図10により、キーボード/
マウス入力処理プログラム13の動作を詳細に説明す
る。ステップ60では、図10のウインドウ選択処理プ
ログラム60へ制御を渡す。図10のウインドウ選択処
理プログラム60において、ステップ61,62,63
では、先に述べたウインドウ選択方法(1)〜(3)の
いずれかが行われたか判別する。ステップ65,66
は、マウス130にて各計算機システム対応のウインド
ウをポイントした場合の処理である。ステップ67は、
マウス130にて状態表示用ウインドウ10内の計算機
システム対応の部分領域をポイントした場合の処理であ
る。ステップ68は、特殊キー群120Aの一つをキー
インした場合の処理である。いずれの場合においても、
対応するウインドウに対応する優先順位管理テーブル4
1内のエントリをロケートし、選択リターン69とな
る。一方、選択条件を満たさない場合には、未選択リタ
ーン70となる。
【0046】図9に戻り、ステップ71では、選択され
たウインドウの表示優先順位を最高優先順位とする。具
体的には、ウインドウ選択処理プログラム60で得られ
た優先順位管理テーブル41内のエントリの優先順位値
41c(図6)を最高値にする。また、コマンドを送信
すべき計算機システムの識別情報を識別情報テーブル1
4Aに設定する。
【0047】ステップ72では、コマンドがキーボード
120から入力されると、そのコマンドを、キーボード
入力用バッファ15に格納する。また、そのコマンド
を、キーボード入力振分け処理プログラム14を介し
て、対応する仮想表示画面バッファ5に格納する。キー
ボード入力用バッファ15に格納したコマンドは、実画
面バッファ11に転送される。また、仮想表示画面バッ
ファ5に格納したコマンドは、通信処理プログラム1を
経て、対応する計算機システムへ送信される。
【0048】ステップ73では、画面に表示しているメ
ッセージがオペレータにポイントされたかをチェックす
る。ポイントされなければ、処理を終了する。ポイント
されたら、ステップ74に進む。オペレータは、障害を
回復した時または応答を行った時に、対応するメッセー
ジをポイントする。
【0049】ステップ74,75では、障害メッセージ
がポイントされたときに、対応するウインドウ管理テー
ブルの障害カウント42dを−1する。ステップ76,
77では、応答要求メッセージがポイントされたとき
に、対応するウインドウ管理テーブルの応答要求カウン
ト42eを−1する。障害メッセージ,応答要求メッセ
ージ以外がポイントされたなら、何もしないで処理を終
了する。表示処理プログラム12は、障害カウント42
dや応答要求カウント42eの値が0になるまで、障
害,応答要求の状態種別表示を継続する。
【0050】図11は、本発明の他の実施例による表示
画面を示している。この実施例は、最前面のウインドウ
に対応する計算機システムの識別情報を、アクティブ計
算機システム表示ウインドウ210に表示するものであ
る。
【0051】さらに他の実施例としては、障害,応答要
求,動作中の状態種別の表示を各ウインドウ17,1
8,…,19内で行うものが挙げられる。
【0052】
【発明の効果】本発明のコンソール装置によれば、複数
台の情報処理装置に対して1台のコンソール装置で制御
が可能となる。そして、情報処理装置からの応答要求を
オペレータが見落とししないように表示することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のコンソール装置の構成図で
ある。
【図2】図1のコンソール装置による表示画面の例示図
である。
【図3】状態表示用ウインドウ内の部分領域の構成図で
ある。
【図4】キーボードのキー配列図である。
【図5】図1のコンソール装置の動作の流れの説明図で
ある。
【図6】図1のコンソール装置の制御テーブルの関係図
である。
【図7】コンソール処理プログラムにおける障害メッセ
ージや応答要求メッセージを検出する動作のフロー図で
ある。
【図8】状態種別処理プログラムのフロー図である。
【図9】キーボード/マウス入力処理プログラムのフロ
ー図である。
【図10】ウインドウ選択処理プログラムのフロー図で
ある。
【図11】本発明の他の実施例の表示画面の例示図であ
る。
【符号の説明】
100 コンソール装置本体 1 通信処理プログラム 2,3,4 コンソール処理プログラム 5,6,7 仮想表示画面バッファ 8 登録メッセージ管理テーブル 9 状態種別処理プログラム 10 状態種別用仮想表示画面バッファ 11 実画面バッファ 12 表示処理プログラム 13 キーボード/マウス入力処理プログ
ラム 14 キーボード入力振分け処理プログラ
ム 15 キーボード入力バッファ 16 メッセージ履歴ファイル 17,18,19 ウインドウ 17A,18A,19A 識別情報表示領域 20 状態表示用ウインドウ 110 表示装置 120 キーボード 130 マウス 201,202,203 計算機システム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩永 政春 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株式会社日立製作所 ソフトウエア工場 内 (56)参考文献 特開 平2−242293(JP,A) 特開 昭61−100807(JP,A) 特開 平2−90335(JP,A) 特開 平2−266429(JP,A) 特開 平3−150643(JP,A) 特開 平4−10071(JP,A) 特開 平4−284562(JP,A) 特開 平4−190287(JP,A) 特開 平4−281547(JP,A) 「OS IV/MSP HSO/DP 説明書 V11L10用」,富士通,初 版,(1991年8月),pp.75−86 広沢 他,”パソコン制御による電子 計算機システムの自動運転システム (5)”,情報処理学会第42回(平成3 前期)全国大会講演論文集,(1991), Vol.42,No.4,pp.75−76 宮川 他,”複合システム用集中コン ソール方式に関する一考察”,情報処理 学会第33回(昭和61年後期)全国大会講 演論文集,(1986),Vol.33,N o.1,pp.345−346 広沢 他,”パソコン制御による電子 計算機システムの自動運転システム (4)”,情報処理学会第41回(平成2 前期)全国大会講演論文集,(1990), Vol.41,No.4,pp.69−70 広沢 他,”パソコン制御による電子 計算機システムの自動運転システム (3)”,情報処理学会第37回(昭和63 後期)全国大会講演論文集,(1988), Vol.37,No.1,pp.281−282 広沢 他,”パソコン制御による電子 計算機システムの自動運転システム (2)”,情報処理学会第36回(昭和63 前期)全国大会講演論文集,(1988), Vol.36,No.1,pp.305−306 広沢 他,”パソコン制御による電子 計算機システムの自動運転システム (1)”,情報処理学会第36回(昭和63 前期)全国大会講演論文集,(1988), Vol.36,No.1,pp.303−304 岩永 他3名,”オペレーティングシ ステム VOS3/ASの大規模システ ム運用機能”,日立評論,(1991/02 /25),Vol.73,No.2,pp. 77−86 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/00 G06F 11/30 - 11/32 G06F 15/00 - 15/177

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の情報処理装置とメッセージのやり
    取りをするコンソール装置において、 上記複数の情報処理装置の各情報処理装置の状態を監視
    する状態監視手段と、 上記複数の情報処理装置の各情報処理装置の状態を表示
    する状態表示ウィンドウと、上記複数の情報処理装置の
    各情報処理装置から受信したメッセージを各情報処理装
    置ごとに表示する複数のメッセージウィンドウとをマル
    チウィンドウ形式で表示するよう制御する表示制御手段
    とを有し、上記複数の情報処理装置の何れかからオペレータの応答
    を要求する応答要求メッセージを受信すると、上記状態
    表示ウィンドウ内の、その応答要求メッセージを送信し
    た情報処理装置の状態を表示する領域の表示色が変更さ
    れ、 上記状態表示ウィンドウは、上記複数のメッセージウィ
    ンドウに隠れないように表示されることを特徴とするコ
    ンソール装置。
  2. 【請求項2】 複数の情報処理装置を有する情報処理シ
    ステムのコンソール装置において、 上記複数の情報処理装置の各情報処理装置の状態を監視
    する状態監視手段と、 上記複数の情報処理装置の各情報処理装置の状態を表示
    する状態表示ウィンドウと、上記複数の情報処理装置の
    各情報処理装置から受信したメッセージを各情報処理装
    置ごとに表示する複数のメッセージウィンドウとをマル
    チウィンドウ形式で表示するよう制御する表示制御手段
    とを有し、上記複数の情報処理装置の何れかからオペレータの応答
    を要求する応答要求メッセージを受信すると、上記状態
    表示ウィンドウ内の、その応答要求メッセージを送信し
    た情報処理装置の状態を表示する領域の表示色が変更さ
    れ、 上記状態表示ウィンドウは、上記複数のメッセージウィ
    ンドウよりも前面に表示されることを特徴とするコンソ
    ール装置。
  3. 【請求項3】 上記表示制御手段は、上記状態表示ウィ
    ンドウと上記複数のメッセージウィンドウとの表示の優
    先順位を管理する管理テーブルを有し、 上記状態表示ウィンドウの表示の優先順位は、上記複数
    のメッセージウィンドウの表示の優先順位よりも高いこ
    とを特徴とする請求項に記載のコンソール装置。
  4. 【請求項4】 上記複数の情報処理装置の何れかから障
    害発生を知らせる障害メッセージを受信すると、上記状
    態表示ウィンドウ内の、その障害メッセージを送信した
    情報処理装置の状態を表示する領域の表示色が変更され
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記
    載のコンソール装置。
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