JP3141260B2 - トンネルの防災盤 - Google Patents

トンネルの防災盤

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JP3141260B2 JP04265652A JP26565292A JP3141260B2 JP 3141260 B2 JP3141260 B2 JP 3141260B2 JP 04265652 A JP04265652 A JP 04265652A JP 26565292 A JP26565292 A JP 26565292A JP 3141260 B2 JP3141260 B2 JP 3141260B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトンネルの防災盤に関
し、工場内での機能検査の時間を短縮する防災盤に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般にトンネルの防災盤は出荷前に工場
内で、標準的な長さのトンネル内を通過する交通量等に
基づいた火災判定のための標準の各条件値及びトンネル
内端末機器(自動弁、ポンプ等)の各条件値に基づい
て、疑似的に発生させた信号を用いて、機能検査を実施
し、機能に問題がなければトンネルに配置される。そし
て、この防災盤により、1つのトンネルを一括監視する
のが一般的である。
【0003】また、トンネル内を制御監視する防災盤の
システムの構成としては、防災盤で集中監視する集中型
と、トンネル内に防災盤の機能と同様な機能を有したい
くつかの中継器を配置して防災盤の機能を分担させる分
散型がある。さらに回線の方式には区画毎に専用の回線
を使用したP型と、複数の区画で共通の回線を使用した
R型がある。
【0004】このような複雑な方式があるが本説明では
集中型で回線がP型とした防災盤を工場内で機能検査す
る場合について説明する。図7は従来の防災盤を試験治
具に接続した場合の概略構成図である。図において、1
は従来の防災盤、6は回路部である。回路部6は操作部
切換スイッチ16が例えば操作部モード側に切換えられ
ている場合は操作部15からの指示に基づいて各回路を
動作させる。7a〜7mは、少なくとも開キーが押下さ
れると、自動弁を開かせて放水させる開信号又は閉キー
の場合は自動弁を閉じさせる閉信号を出力する自動弁入
出力回路である。
【0005】8a〜8mは各自動弁入出力回路7a〜7
mから出力する閉信号の出力時間を決定するタイマー回
路であり、一般には30s程度にされている。9a〜9
sはトンネル内に配置された各検知器用の検知器入出力
回路、10a〜10sは各検知器入出力回路9a〜9s
からの火災信号が所定条件を満足しているかどうかを判
定するためのタイマー回路である。
【0006】11a〜11kはポンプ入出力回路、12
a〜12kはポンプ入出力回路11a〜11kから出力
するポンプ停止信号の出力時間を決定するタイマー回路
である。15は防災盤1に備えられた操作部である。操
作部15は少なくとも、操作部15によって回路部を動
作させるようにする操作部切換スイッチ16と、テンキ
ー17と、例えば水噴霧消火設備の自動弁を開閉させる
開閉キー、実行キー18(以下総称して開閉キー部とい
う)等を備えている。
【0007】20は工場内で防災盤1の機能検査を実施
するための試験治具であり、自動弁開用LED群、自動
弁閉用LED群、ポンプ用のLED群、これらのLED
が点灯したことを確認するスイッチ群より構成されてい
る。次に、機能検査の動作を説明する。トンネル内には
防災設備として、所定区画毎にポンプ、区画毎に自動
弁、自動弁に接続された所定数の水噴霧ヘッド、区画内
に複数配置される検知器等があり、このような端末機器
の機能検査を行うのは、防災盤1が正しく、設定条件に
基づいた動作をするかを予め工場内で確認するためであ
る。
【0008】例えば、工場内で図7のように防災盤1と
試験治具20を接続し、オペレータが操作部15の操作
部切換スイッチ16を操作部モード側に切換えると、回
路部6は操作部15の指示に基づいて各回路を制御す
る。そして、例えば自動弁の検査を行う場合、オペレー
タが水噴霧キーを押下し初めの区画の自動弁番号をテン
キー17により設定し、実行キーを押下すると、自動弁
入出力回路7aは開閉キーの状態に基づいて、所定の信
号を出力する。この場合は開キーが押下され、自動弁入
出力回路7aが開信号を出力する。
【0009】開信号はケーブルを介して試験治具20に
入力し、その自動弁入出力回路7aに対応する自動弁開
用LEDを点灯させる。この自動弁開用LEDが点灯し
たことにより、オペレータがその自動弁を開かせる自動
弁入出力回路7aの開信号が正常であることが分かり、
確実に自動弁入出力回路7aによって制御される自動弁
が正常に放水動作をすると判断し、対応する自動弁用ス
イッチを操作して圧力スイッチ信号を出力する。
【0010】防災盤1の自動弁入出力回路7aは圧力ス
イッチ信号が試験治具20から入力し、操作部15に操
作対象自動弁が実際に作動したことを通知する。そして
オペレータは開信号を停止させて自動弁開用LEDを消
灯させる。次に、オペレータは自動弁入出力回路7aが
自動弁を確実に閉じさせるような閉信号を出力するかを
判断するために、閉キーを押下する。すると、自動弁入
出力回路7aはこの閉キーの押下に伴い、閉信号をタイ
マー回路が30s間だけ試験治具20の指定の自動弁に
対応する自動弁閉用LEDに出力していた。
【0011】そして、オペレータは指定の自動弁閉用L
EDが30s点灯したことを確認した後に、次の自動弁
番号を指定し、上記のような操作をして、閉信号を30
s間出力させていた。このように、自動弁を1つづつ工
場内で検査をしていて、この他にも同様な方法でポンプ
等の端末機器に対しても検査を行っていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のト
ンネルの防災盤は、トンネル内に配置される検知器、ポ
ンプ、消火栓、自動弁等の端末機器毎に対応する制御回
路を備え、その制御回路は例えば、タイマー回路、カウ
ンタ回路で構成されている。
【0013】このような従来の防災盤をトンネルに配置
する前に、工場内で機能検査するのに、各端末機器に対
応するLED群を備えた試験治具に接続して、各制御回
路毎に検査するが、出荷前の機能検査はトンネル内に配
置される各端末機器を実際に動作させるための制御信号
が出力されているかをチェックするだけであり、試験治
具のLEDの点灯によってオペレータが判断している。
【0014】例えば、自動弁を閉じさせる閉信号の出力
時間は30sであり、また自動弁の開閉には消費する電
気が大きいため、複数同時に検査が行えなく、自動弁が
複数あった場合は検査に膨大な時間を必要とする。この
ような検査を端末機器毎にかつ個数毎にオペレータが実
施する。つまり、工場内の機能検査は試験治具のLED
の点灯により防災盤の機能を確認するのみであるにもか
かわらず、実際の制御時間でLEDを点灯させているの
で、防災盤の機能検査に膨大な時間を要するという問題
点があった。
【0015】また、従来の防災盤は各端末機器毎に制御
時間をハードで構成したタイマー回路又はカウンタ回路
を備え、その値によって決定しているため、工場内の検
査で検査時間を短縮しようとしても、回路はすでに製品
となっているため回路を変更することはできないという
問題点があった。
【0016】本発明は以上の問題点を解決するためにな
されたもので、工場内の防災盤の機能検査の時間を短縮
できる防災盤を得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のトンネルの防災
盤は、トンネルに配置されたときに、実際に各端末機器
を監視制御するための監視用数値又は前記トンネルに配
置される前に各端末機器を検査する際の検査用数値のい
ずれかを切換によって、選択させる切換手段と、切換手
段の切換状態が監視用数値に選択されていたときは、メ
モリから監視用数値と共に、その監視用数値によって制
御される端末機器の識別符号を出力させ、また検査用数
値に選択されていたときはメモリから少なくとも、監視
用数値より短い時間にされた検査用数値と共に、その検
査用数値によって制御される端末機器の識別符号を出力
させるモード設定手段と、モード設定手段からの識別符
号に対応する領域に検査用数値又は監視用数値を設定
し、各端末機器を監視制御又は検査する際に、その端末
機器の種類に対応する識別符号の数値に基づいた信号を
識別符号に対応する端末機器に出力させる端末機器管理
部とを備えたものである。
【0018】また、各端末機器は、その各端末機器に対
応するLED群を備えた試験治具である。また、モード
設定手段は切換手段が選択した検査用数値又は監視用数
値を出力した際に、印字させるものである。さらに、端
末機器管理部は所定数の監視区画毎に備えたものであ
る。
【0019】
【作用】本発明においては、切換手段の切換状態が監視
用数値を選択していた場合は、モード設定手段がメモリ
から監視用数値と共に、その監視用数値によって制御さ
れる端末機器の識別符号を出力させる。
【0020】そして、端末機器管理部はモード設定手段
からの識別符号に対応する領域にその監視用数値を設定
し、その識別符号に対応する端末機器を監視制御する際
に、識別符号に対応する監視用数値に基づいた信号によ
って制御する。また、切換手段の切換状態が検査用数値
を選択していた場合は、モード設定手段がメモリから監
視用数値より小さい検査用数値と共に、その検査用数値
によって制御される端末機器の識別符号を出力させる。
【0021】そして、端末機器管理部はモード設定手段
からの識別符号に対応する領域にその検査用数値を設定
し、その識別符号に対応する端末機器を検査する際に、
識別符号に対応する検査用数値に基づいた信号によって
制御する。従って、トンネルに配置する前に、端末機器
に対応するLED群を備えた試験治具が接続された場合
は、LEDの点灯時間が監視用数値にされた場合より短
くなる。
【0022】さらに、モード設定手段は監視用数値又は
検査用数値が設定された後に、その数値を印字させる。
【0023】
【実施例】図1は本発明のトンネルの防災盤の一実施例
を示す概略構成図である。図において、7a〜7m、9
a〜9s及び11a〜11k並びに15は図7と同様な
ものである。31は監視モード又は検査モード側に切換
え可能な切換スイッチ31aを備えた切換基板である。
この切換基板31は切換スイッチ31aが外部から容易
に切換えられないように、回路部内に備えられている。
これは、防災盤をトンネルに設置した後に、検査モード
にされることを防止するためである。32は切換基盤3
1に接続されたインタフェース回路(以下I/F回路と
いう)、33はROMである。
【0024】ROM33は少なくとも、電源の投入に伴
いOSを立ちげ、その後に切換基板31の切換状態を判
断し、予め格納されている検査時の自動弁、検知器、ポ
ンプ等を動作又は処理させる信号の出力時間や火災判定
用の処理定数である各数値(以下検査用数値)又は実際
にトンネルに設置される制御監視時の自動弁、ポンプ、
検知器等を動作させる各数値(以下監視用数値という)
を出力して所定の処理を実施するプログラムと、検査用
数値及び監視用数値とが格納されている。
【0025】この検査用数値は監視用数値に比べて短く
設定されていて、例えば自動弁の閉信号の出力時間の数
値は5secである。またこれらの各数値にはその数値
によって制御されるべき端末機器の識別符号がつけられ
ていて、以下の説明では各数値と識別符号は共に出力さ
れるものとする。34はシステムバスに接続されたRA
Mである。35はシステムバスに接続されたメインMP
Uである。メインMPU35は電源の投入に伴ってRO
M33のプログラムに基づいて、切換スイッチ31aの
切換状態を読み、その切換状態に対応する検査用数値又
は監視用数値及び識別符号を出力し、後述する操作部の
指示に基づく処理と、各端末機器管理部からのデータに
基づく処理をする。
【0026】36は電源投入部、37は電源投入部36
のI/F回路、39はテンキー17、操作部切換スイッ
チ16、水噴霧キー、開閉キー等を備えた操作部15の
I/F回路、40はプリンタ部、41はプリンタ部40
のI/F回路である。42はRAM34に記憶される各
データを印字させる印字スイッチ、43は印字スイッチ
42のI/F回路である。
【0027】45は自動弁入出力回路7a〜自動弁入出
力回路7m用のI/F回路、46は検知器入出力回路9
a〜検知器入出力回路9s用のI/F回路、47はポン
プ入出力回路11a〜ポンプ入出力回路11k用のI/
F回路である。48は所定区画数毎に備えられたMPU
である。それぞれのMPU48はI/F回路を介して各
自動弁入出力回路、各検知器入出力回路、各ポンプ入出
力回路に接続され、メインMPU35が出力した検査用
数値又は監視用数値に基づいて予め格納されているプロ
グラムによって自動弁、検知器等を制御する制御信号を
出力する。49はMPU48に接続されたI/F回路で
ある。この切換スイッチ31aが切換手段で、メインM
PU35がモード設定手段を有し、またMPU48の回
路部をまとめて端末機器管理部とよぶ。
【0028】上記のように構成されたトンネルの防災盤
について以下に動作を説明する。図2〜図5はメインM
PUの動作を説明するフローチャートである。初めに、
メインMPU35は電源の投入に伴って、ROM33の
プログラムに基づいて各部の動作チェック、OS(Op
erating System)を立ち上げる等の初期
設定をする(S201)。
【0029】次に、ROM33のプログラムに基づいて
切換スイッチ31aの状態をI/F回路32からRAM
34にリードする(S203)。そして、RAM34に
記憶した切換状態の判定をし、検査モードか監視モード
かの判定をする(S205)。そして、検査モードの場
合は、検査用の各数値をROM33よりリードし、RA
M34の所定領域にその各数値と共に検査用モードであ
ることを示して記憶する(S207)。次に、全ての検
査用の各数値をリードしたかどうかを判定し(S20
9)、リードしていない場合は制御をステップS207
に移して全ての検査用の各数値を記憶する。
【0030】また、ステップS205で監視モードであ
ると判断した場合は、監視用の各数値をROM33より
リードし、RAM34の所定領域に記憶すると共に、監
視モードであることを示して記憶する(S211)。そ
して、全ての監視モードの各数値をリードしたかどうか
を判定し(S213)、リードしていない場合は制御を
ステップS211に移す。次に、メインMPU35は全
ての検査用の各数値又は監視用の各数値がRAM34に
記憶されると、各端末機器管理部に記憶した各数値を出
力させる(S215)。
【0031】次に、メインMPU35はプリンタ部40
にRAM34の各数値を読込みさせる制御信号を出力
し、I/F回路41を介してRAM34の各数値を印字
させる(S301)。この場合は、RAM34に記憶さ
れている検査モード又は監視モードも合わせて印字させ
る。次に、いずれかの端末機器管理部からデータの出力
があるかどうかを判断し(S303)、出力がある場合
は、その入力データに基づく処理をする(S312)。
また、出力がない場合は、I/F回路43を介して印字
スイッチ42の状態を読み(S305)、印字指示かど
うかを判断し(S307)、印字指示でない場合は制御
をステップS311に制御を移す。
【0032】次に、ステップS307で印字指示である
と判断した場合は、RAM34の所定の領域のデータを
プリンタ部40に出力する(S309)。そして、操作
部切換スイッチ16の状態をRAM34にリードする
(S311)。次に、リードした操作部切換スイッチ1
6のデータが操作部15による操作モードかどうかを判
断する(S401)。この場合は、操作部切換スイッチ
16が操作部側に切換えられていて、検査が行える状態
にあるとする。
【0033】次に、操作部15による制御モードと判定
した場合は、操作部モードであることを示すフラグをR
AM34に設定する(S403)。次に、操作部モード
フラグが設定されたかどうかを判断し(S405)、操
作部フラグモードが設定されていると、操作部15の操
作キーの状態をリードする(S407)。
【0034】次に、検査すべき端末機器が自動弁かどう
かを判定し(S409)、自動弁の場合は自動弁である
ことを各端末機器管理部に知らせる(S411)。次
に、オペレータによって入力された自動弁番号Giを読
み設定する(S501)。
【0035】そして、操作部15の自動弁の開閉キーの
状態を読み(S503)、実行キーが押下された後に、
Giの自動弁を制御する端末機器管理部Miに開閉キー
の状態を指示データとして出力する(S505)。そし
て、その端末機器管理部からの処理状態をリードし(S
507)、Miの端末機器管理部からのデータに基づい
た所定の処理を実施する(S509)。次に、設定した
Giの全部を制御する端末機器管理部に指示データを出
力したかどうかを判定し(S511)、全部に指示デー
タを出力していない場合は、自動弁番号Giを更新して
次の自動弁番号Gi(Gi=Gi+1)を指定し(S5
13)、制御をステップS503に移す。
【0036】また、ステップS511で設定したGiの
自動弁番号を制御する全部の端末機器管理部に指示デー
タを出力した場合は、電源が電源投入部36によってO
FFされたかどうかを判定し、OFFされない場合は制
御を図4のステップS405に移して、同様な処理をさ
せる(S515)。
【0037】また、図4のステップS401で操作部1
5による制御モードでないと判定した場合は、各端末管
理機器からのデータに基づく処理をして(S416)、
制御を図5のステップS515に移す(S416)。さ
らに、ステップS409で操作部15の操作状態が自動
弁でないと判定した場合は、その操作に基づいた他の処
理を実施する(S418)。例えば、検知器からの検知
信号を判定する処理又はポンプを制御する処理等で、具
体的にはS411、S501〜S513における自動弁
を検知器又はポンプにおきかえた処理である。
【0038】図6は端末機器管理部の動作を説明するフ
ローチャ−トである。初めに、MPU48は電源の投入
に伴って、ROM領域のプログラムに基づいて各部の動
作チェック、OSを立ち上げる等の初期設定をする(S
601)。次に、メインMPU35からの各数値がI/
F回路49から出力されると、MPU48内のRAM領
域の所定の領域に記憶する(S603)。
【0039】次に、メインMPU35から指示データが
入力かどうかを判断し(S605)、入力があった場合
は、RAM領域の所定領域に記憶し、その指示内容を読
む(S607)。そして、自動弁かどうかを判断し(S
609)、自動弁である場合は、指示データが開キー又
は閉キーのいずれかが押下された指示データかどうかを
判断し(S611)、いずれかが押下されている指示で
あれば自動弁駆動と判断し、RAM領域の所定の領域に
記憶した各数値に基づいて、自動弁を駆動する処理を実
施する(S613)。
【0040】例えば、切換スイッチ31aが検査モード
にされている場合は、RAM領域には検査モード用の各
数値が格納されているので、閉信号は5s間の出力であ
る。また監視モードにされている場合は、監視モード用
の各数値が格納されているので、閉信号は30s間出力
される。
【0041】また、ステップS609で検査が自動弁で
ない場合には、ポンプ駆動キーの押下を示す指示データ
かどうかを判定し(S615)、ポンプ駆動キーの押下
を示す指示データであれば、RAM領域の検査モードの
所定領域の各数値に基づいて、ポンプ駆動処理を実施す
る(S617)。また、ステップS615でポンプ駆動
キーの押下を示す指示データでなければ、その指示デー
タにより、RAM領域の検査モードの所定領域の各数値
に基づいて他の端末機器の駆動又は判定処理を実施する
(S619)。
【0042】この、ステップS613の所定領域とは、
自動弁を駆動するための各数値が記憶される領域であ
り、ステップS617の所定領域とは、ポンプを駆動す
るための各数値が記憶される領域であり、端末機器毎に
電源の立ち上げ時に決定されるものである。
【0043】そして、電源投入部36によって、電源が
OFFされたかどうかを判定し(S621)、電源がO
FFでなければ制御をステップS607に移して上記と
同様な処理を実施する(S621)。つまり、切換スイ
ッチ31aを監視モード側又は検査モード側に切換える
ことにより、本防災盤の動作は表1に示すような処理を
実施する。
【0044】
【表1】
【0045】この場合は、自動弁が100個あると、監
視モードであれば自動弁閉信号の総出力時間は50分か
かり、検査モードであれば閉信号の出力時間を5sとし
ているので、500sとなる。ここで、ポンプと検知器
の処理について説明する。ポンプは防災盤から停止信号
を出力してから約60秒遅れてから停止するように構成
されている。また、防災盤は検知器からの検知信号をい
ったんリセットして何秒かの蓄積時間をおくように構成
されている。このため、自動弁と同様にこれらの機器を
検査すると時間がかかるが検査モードに監視モードより
短い時間を設定しておくと以下のように短い時間で検査
を行える。
【0046】例えば、1個のポンプ停止遅延時間は監視
モードで60sとなるが検査モードでは2sとなる。さ
らに検知器の総数を200個とした場合の監視モードの
確認時間は33分40sかかり、検査モードの場合は9
分となる。従って、このような防災盤を工場内で試験治
具20に接続して、検査をすると、検査時間を大巾に短
縮できる。なお検査モードには信号の出力時間だけでな
く、検知器の検知信号のパルスの数なども設定すること
が可能である。なお、上記実施例では、電源の投入に伴
って、RAM34に記憶された数値及び切換スイッチ3
1aの状態を印字させるようにしたが切換状態が容易に
分かるような構成にしていれば必要がない。
【0047】また、検査モード時の数値にてのみ全ての
機器を検査した場合に、トンネルに配置したときに監視
モードの数値で実際に各端末機器を制御できるかどうか
は分からない。そこで検査時には最初に、電源をOFF
させて、切換スイッチ31aを監視側に切換え、1度だ
け端末機器を動作させることで、監視モード時の数値に
よる駆動を確認しその後検査モードで検査してもよい。
更に切換スイッチ31aの検査モードから監視モードへ
の戻し忘れを防止するため、例えば30分間の再トリガ
型タイマを設け、検査モード中に操作部15から、例え
ば30分間入力がなかった時に、再トリガ型タイマの出
力により監視モードに強制的に切り換えるようにしても
よい。
【0048】また、上記実施例では、MPU48を所定
数の区画毎に備えたがメインMPUの記憶用量が大容量
でかつ非常に高速であればメインMPUが複数のMPU
の処理を実施してもよい。また、MPUを複数備えたが
トンネルが短い場合又は大容量で非常に高速なMPUで
あればMPUは1個でもよい。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、切換手段
が監視用数値を選択していた場合は、その監視用数値に
よって制御される端末機器を、その監視用数値に基づい
たパルス信号をその監視用数値よって制御される端末機
器に出力し、また、切換手段の切換状態が検査用数値を
選択していた場合は、監視用数値より小さい検査用数値
に基づいたパルス信号をその検査用数値によって、制御
される端末機器側に出力するようにしたことにより、ト
ンネルに配置する前に、端末機器に対応するLED群を
備えた試験治具が接続された場合は、LEDの点灯時間
が監視用数値にされた場合より短くなるので、検査時間
を短縮することができるという効果が得られている。
【0050】さらに、監視用数値又は検査用数値が設定
された後に、その数値を印字させるようにしたので、オ
ペレータは現在どのような数値によって検査又は監視し
ているかが分かるという効果が得られている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトンネルの防災盤の一実施例を示す概
略構成図である。
【図2】メインMPUの動作を説明するフローチャート
である。
【図3】メインMPUの動作を説明するフローチャート
である。
【図4】メインMPUの動作を説明するフローチャート
である。
【図5】メインMPUの動作を説明するフローチャート
である。
【図6】端末機器管理部の動作を説明するフローチャ−
トである。
【図7】従来の防災盤を試験治具装置に接続した場合の
概略構成図である。
【符号の説明】
1 防災盤 6 回路部 7a〜7m 自動弁入出力回路 8a〜8m タイマー回路 9a〜9s 検知器入出力回路 10a〜10s タイマー回路 11a〜11k ポンプ入出力回路 12a〜12k タイマー回路 16 操作部切換スイッチ 20 試験治具 31 切換基板 33 ROM 35 メインMPU 48 MPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 17/00 - 31/00 E21F 17/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネルに配置されたときに、実際に各
    端末機器を監視制御するための監視用数値又は前記トン
    ネルに配置される前に前記各端末機器を検査する際の検
    査用数値のいずれかを切換によって、選択させる切換手
    段と、 前記切換手段の切換状態が監視用数値に選択されていた
    ときは、メモリから前記監視用数値と共に、その監視用
    数値によって制御される端末機器の識別符号を出力さ
    せ、また検査用数値に選択されていたときは前記メモリ
    から少なくとも、前記監視用数値より短い時間にされた
    検査用数値と共に、その検査用数値によって制御される
    端末機器の識別符号を出力させるモード設定手段と、 前記モード設定手段からの識別符号に対応する領域に前
    記検査用数値又は監視用数値を設定し、前記各端末機器
    を監視制御又は検査する際に、その端末機器の種類に対
    応する識別符号の数値に基づいた信号を前記識別符号に
    対応する端末機器に出力させる端末機器管理部とを有す
    ることを特徴とするトンネルの防災盤。
  2. 【請求項2】 前記各端末機器は、該端末機器に対応す
    るLED群を備えた試験治具であることを特徴とする請
    求項1記載のトンネルの防災盤。
  3. 【請求項3】 前記モード設定手段は前記切換手段が選
    択した検査用数値又は監視用数値を出力した際に、印字
    させることを特徴とする請求項1記載のトンネルの防災
    盤。
  4. 【請求項4】 前記端末機器管理部は所定数の区画毎に
    備えることを特徴とする請求項1又は3記載のトンネル
    の防災盤。
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