JP3141026B2 - サスペンションリンク支持ブッシュ - Google Patents

サスペンションリンク支持ブッシュ

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JP3141026B2
JP3141026B2 JP02041344A JP4134490A JP3141026B2 JP 3141026 B2 JP3141026 B2 JP 3141026B2 JP 02041344 A JP02041344 A JP 02041344A JP 4134490 A JP4134490 A JP 4134490A JP 3141026 B2 JP3141026 B2 JP 3141026B2
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Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、弾性ブッシュ（elastomeric bushing）、
特に、自動車のサスペンション装置に使用する弾性ブッ
シュに関する。
（従来の技術および発明が解決しようとする課題） 自動車の従来のサスペンション装置の中に、自動車が
カーブを通るときに横揺れ（roll）の度合いを制御する
安定化バー（stabilizer bar）を１本以上備えたものが
ある。安定化バーは、一般に、Ｃ形状をなし、自動車に
対して側方に配設される比較的長い中間部と、対をなす
対応する車輪ボス（wheel hub）に連結するように前方
または後方に延びる一対の比較的短い端部とを備えてい
る。中間部は、通常は、ブラケットにより自動車の下側
に連結される。
安定化バーの中間部を取着するための取付けブラケッ
トは、安定化バーと接触して支持する、インシュレータ
とも呼ばれることがある弾性ブッシュを備えている。殆
どの場合、車輪ボスが車体に対して上下方向に動くとき
に、安定化バーが中間部の軸線を中心に自由に回転する
ことができるようにするブッシュを使用するのが望まし
い。自由な回転が所望される場合には、安定化バーとブ
ッシュとの摩擦を最少にして騒音と摩耗とを少なくする
ことが重要である。
ブッシュと安定化バーとの界面における摩擦を最少に
するために、これまでは、ブッシュの孔を覆うライナと
して低摩擦材料を使用すること、およびブッシュと安定
化バーとの間に潤滑剤を加えることの少なくとも一方が
行なわれてきた。ブッシュのライナに広く使用されてい
る材料としては、ポリエステルとポリテトラフルオロエ
チレンがある。シリコーンベースのグリースが潤滑剤と
してしばしば使用されている。
従来の安定化バーの取着技術によれば、通常、自動車
が新しいうちは十分な効果が得られるが、通常の道路で
の走行が行なわれると、性能が直ちに低下してしまう。
従来の装置で特に問題となる点として、埃、道路の塩そ
の他の汚染物質（contaminants）がブッシュと安定化バ
ーの中間部との間に詰まって、バーが回転するときに可
聴騒音を生ずるようになる。かかる騒音は、多くのドラ
イバにとって不愉快なものとなる。
本発明の目的は、埃、道路の塩その他の汚染物質に曝
された後でも、不愉快な騒音を生ずることのない弾性サ
スペンションブッシュを提供することにある。
本発明の別の目的は、騒音を抑制することができるサ
スペンションブッシュを製造する方法を提供することに
ある。
本発明の別の目的は本明細書の以下の説明から明らか
になるものである。本発明のこれらの目的即ち利点は特
許請求の範囲に記載の発明により達成されるものであ
る。
（課題を解決するための手段） 本発明は、複数の突出面部とくぼみ面部とをブッシュ
の孔の面に配設することにより先行技術に係る弾性サス
ペンションブッシュの課題を解決するものである。騒音
を発生する汚染物質は、支持されているサスペンション
部材が回転するにつれて、くぼみ面部に移動し、該サス
ペンション部材の表面から離れていく。
先行技術のサスペンションブッシュの問題点を解決す
るため、本発明によれば、バー状のサスペンションリン
ク（suspension link）を回転自在に支持するサスペン
ションリンク支持ブッシュが提供されている。このサス
ペンションリンク支持ブッシュは、中心軸線を有すると
ともにサスペンションリンクを収容する孔が軸線方向に
形成された弾性本体を備え、前記孔は突出面部とくぼみ
面部とを有する周面を有し、前記突出面部はサスペンシ
ョンリンクと前記くぼみ面部との間に半径方向にクリア
ランスを形成するように半径方向内方に突出しているこ
とを特徴とする構成を備えている。
本発明に係わるサスペンション支持ブッシュにおいて
は、突出面部が、半径方向の内側に突出した複数の第１
の隆起部と、該第１の隆起部と交差する複数の第２の隆
起部とを有していて、互いに交差する第１の隆起部と第
２の隆起部とにより複数のくぼみ面部の境界が定められ
ている。
本発明の好ましい態様では、第１の隆起部が、弾性本
体の中心軸線と略平行に伸びるように設けられ、第２の
隆起部は、該第１の隆起部と略直交するように設けられ
る。
本発明に係わるサスペンションリンク支持ブッシュで
はまた、弾性本体の孔の内周面が、該孔の内周面の形状
に順応する（フィットする）低摩擦の布ライナにより被
覆される。
本発明の好ましい態様では、この布ライナが、ダブル
ニットの布（double−knit fablic liner）からなって
いる。この布ライナは、ポリエステル及びポリテトラフ
ルオロエチレンの繊維により形成されるのが好ましい。
更に、本発明によれば、サスペンションリンク支持ブ
ッシュの製造方法が提供されている。この方法は、周囲
に互いに交差する複数の第１の溝と第２の溝とを有する
略円筒形マンドレルを提供する工程と、マンドレルの周
面に低摩擦の布ライナを被覆する工程と、マンドレルの
周囲に弾性ブッシュ本体を注型する（cast）工程とを備
えることを特徴とする構成に係る。
（実施例） 以下、本発明を添付図面に示す実施例に関して説明す
る。
第１乃至３図は、本発明に係る弾性ブッシュの実施例
を示すもので、本実施例の弾性ブッシュは、自動車の車
体の下側に安定化バーの中間部を回転自在に支持するの
に使用されるようになっている。当業者には明白ではあ
るように、本発明は、種々のタイプのサスペンションリ
ンクを回転自在に支持するブッシュとして機能するよう
に適合させることができる。
第１乃至３図において参照番号10で全体示されている
本実施例の弾性ブッシュは、天然ゴムまたはブチルゴム
のような弾性材料から形成された本体12を備えている。
弾性本体12を貫通して延びているのは孔14であって、該
孔は中心軸線16に沿って配設されている。弾性本体12は
更に、軸線方向に対向する端面18を備えている。
ブッシュ10は、バーの形状をした（第２および３図に
おいて仮想線で示す）サスペンションリンク20を回転自
在に支持するようになっており、該リンクは軸線方向に
配設された孔14に収容される。本発明のこの好ましい実
施例に係るブッシュ10においては、サスペンションリン
ク20は安定化バーの中間部であり、ブッシュ10は自動車
の車体を収縮させるように取付け面22を介して自動車の
車体の下側に取着するのが好ましい。取付けブラケット
（図示せず）がフランジ26間に配設されたブラケット面
24と係合し、自動車に取着されている。ブラケット面24
は、取付けブラケットと安定化バーとの間で弾性材料を
均一に圧縮することを容易にするようにリブ28を周囲に
備えるのが好ましい。
本実施例においては、軸線方向の孔14の周面は、突出
面部30とくぼみ面部32とを備えている。突出面部30は、
サスペンションリンクと接触し、かつ、孔14に収容され
るサスペンションリンクとくぼみ面部32との間にクリア
ランスを提供するように半径方向内方に突出している。
第１乃至３図に示す実施例においては、突出面部30
は、第１の隆起部34と第２の隆起部36とを有している。
第１の隆起部34は、第２の隆起部36と交差するように設
けられていて、第１の隆起部34と第２の隆起部36とによ
りくぼみ面32の境界が定められている。一般的には、こ
れらの隆起部はくぼみ面部から内方へ最大2mm突出させ
るとともに、組立てたときにバー接触領域の50パーセン
ト未満を占めるようになっている。第１の隆起部34は、
中心軸線と略平行をなし、かつ、ワッフル状（waffle−
shaped）の表面形状が得られるように略直角をなして第
２の隆起部と交差している。当業者には、別の隆起部の
パターンを採用することができることが理解されるもの
である。例えば、軸線に沿って形成された孔14の周面に
ダイヤモンド、シェブロン（chevron）または半径方向
のスパイン（spine）のパターンを形成する交差する隆
起部を形成することができる。更に、軸線方向の第１の
隆起部と螺旋状の第２の隆起部とを組合わせたパターン
を採用することができる。
ブッシュ10は、滑らかで、実質上円筒形の孔を有する
従来の安定化バーブッシュと比較して騒音を実質上低減
させることができる。試験データによれば、本発明のブ
ッシュのこのような良好な騒音特性は、サスペンション
リンク20とくぼみ面部32とに間に半径方向のクリアラン
スを提供することによるものであることがわかった。本
発明のブッシュは、これらの半径方向のクリアランス内
に比較的多量の汚染物質を保持することができる。
従来の安定化バーブッシュの場合には、埃、道路の塩
その他の汚染物質は、孔の周面に溜り、溜った汚染物質
と安定化バーとの間に騒音を発生するスライド摩擦を引
き起こすことになる。本発明のサスペンションブッシュ
によれば、汚染物質はくぼみ面部32とサスペンションリ
ンク20との間のクリアランスに移行し、汚染物質はここ
でサスペンションリンク20と離隔した関係でくぼみ面部
32に溜るか、サスペンションリンク20と摩擦するように
たまることなくクリアランス内で自由に動くことができ
る。所望の場合には、摩擦剤を、ブッシュ10とサスペン
ションリンク20との間に設けて、摩擦を少なくするとと
もに、汚染物質を捉え易くすることができる。孔の軸線
方向の各端部に配設するのが好ましい環状のリップ（li
p）38は、潤滑剤の損失と汚染物質の侵入とを制限する
シール機能を行なう。これらのリップは、突出面部より
も一層（多くの場合、0.5乃至1.5ミリメートル）内方に
突出するように配設されている。
本発明によれば、軸線方向に延びる孔14は、孔14の突
出面部とくぼみ面部の形状に順応する布ライナ40（編布
または織布）で覆うのが好ましい。布ライナ40を使用す
ると、通常の使用条件のもとで摩擦と騒音とを更に少な
くすることができることがわかった。布ライナ40は、ポ
リエステルおよびポリテトラフルオロエチレン（PTFE）
の繊維からつくったダブルニットの布であるのが好まし
い。この布は、弾性本体12と接触する外面が大部分ポリ
エステル繊維からなり、サスペンションリンク20と接触
する内面が大部分PTFE繊維からなるようにつくるのが好
ましい。あるいは、ブッシュ10には、半径方向の内面に
PTFEのような摩擦低減材料を例えば噴霧付着により被覆
したポリエステルからなる布ライナ40を設けることがで
きる。
次に、本発明に係るサスペンションブッシュの製造方
法を説明する。
ブッシュ10を製造する場合、第１の工程は、軸線方向
の孔14の所望の周面のネガ（negative）である外周面が
得られるように機械加工された、好ましくは孔からなる
円筒形マンドレルを得る工程である。第１乃至第３図に
示すワッフル状パターンを有するブッシュを形成する場
合、マンドレルの外周面に、複数の直交する第１の溝と
第２の溝とを備えた対応するワッフルパターンが設けら
れる。
本発明の方法によれば、マンドレルの周面には、マン
ドレル接触面の大部分がPTFE繊維からなるダブルユニッ
トのポリエステルPTFE布であるのが好ましい布ライナ40
で被覆される。布ライナは、シームレスで、かつ、溶融
したゴムと接触したときに「表面にじみ」（“bleed th
rough"）が極力少ないのが好ましい。マンドレルを布ラ
イナで覆った後に、弾性本体がマンドレルの周囲に注型
される。天然ゴムまたはブチルゴムであるのが好ましい
弾性材料は、マンドレルの形状に従うように布ライナを
付勢し、ブッシュの突出面部とくぼみ面部の所望の形状
を得る。所望の場合には、注型後に、PTFEのような摩擦
低減材料を、得られた孔14の周面に噴霧付着することが
できる。
安定化バーブッシュ10のこの好ましい実施例において
は、呼称直径が28.6mmの安定化バーとともに使用する場
合、孔14の直径は、突出面部30間で測定すると約28.5mm
で、くぼみ面部32間で測定すると約31.0mmであるのが好
ましい。当業者には容易に理解することができることで
あるが、突出面部30の半径方向の高さは所要の負荷条件
によって変えることができる。
当業者にとって明らかであるように、本発明の範囲か
ら逸脱することなく本発明の装置において修正と変更と
を行なうことができる。例えば、天然ゴムまたはブチル
ゴム以外の弾性材料を使用して、ブッシュに、かかる別
の材料の特定の弾性特性を付与することができる。更
に、ブッシュは、布ライナを設けることなく使用するこ
とができる。更に、弾性本体は、２つの異なる弾性材料
から形成することができ、この場合、一方は軸線方向に
延びる孔を直接包囲し、他方は本体の大部分を構成する
ようにすることができる。孔を包囲する材料は、ブッシ
ュ・サスペンションリンク界面において生ずる状況に適
した特定の摩擦、摩耗および弾性を提供するとともに、
布ライナを使用する場合にはこの布ライナとの適合性を
高めるように選択することができる。ブッシュ全体の弾
性は、本体の大部分を構成する材料により左右される。
従って、本発明は、より広い観点においては、図示しか
つ上記した説明および実施例に限定されるものではな
い。従って、本発明は、特許請求の範囲に含まれるかか
る修正および変更とともに、これらの均等物を含むもの
である。
（効果） 以上のように、本発明のブッシュは、埃、道路の塩そ
の他の汚染物質に曝された後でも、不愉快な騒音を生ず
ることを有効に防止することができるとともに、本発明
によれば、かかるブッシュを容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明に係るサスペンションブッシュの実施例
を示す斜視図、第２図は第１図の２−２線横断面図、第
３図は第２図の３−３線横断面図である。 10……弾性ブッシュ、12……弾性本体、14……孔、16…
…中心軸線、18……端面、20……サスペンションリン
ク、22……取付け面、24……ブラケット面、26……フラ
ンジ、28……リブ、30……突出面部、32……くぼみ面
部、34……第１の隆起部、36……第２の隆起部、38……
リップ、40……布ライナ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−85738（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F16F 1/00 - 6/00 B60G 7/02

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】バー状のサスペンションリンクを回転自在
    に支持するサスペンションリンク支持ブッシュにおい
    て、 中心軸線を有し、前記サスペンションリンクを収容する
    ための孔が軸線方向に形成された弾性本体を備え、 前記孔の内周面には、該孔の内周面の径方向の内側に突
    出した複数の第１の隆起部及び該複数の第１の隆起部と
    交差する複数の第２の隆起部を含む複数の突出面部が形
    成されるとともに、前記複数の第１の隆起部と第２の隆
    起部とにより境界が定められた複数のくぼみ面部が形成
    され、 前記複数の第１の隆起部及び前記複数の第２の隆起部
    は、前記弾性本体の孔に前記サスペンションリンクが収
    容された際に前記突出面部が前記サスペンションリンク
    に摺動接触して該サスペンションリンクと前記くぼみ面
    部との間に汚染物質を集める領域を形成するためのクリ
    アランスを半径方向に形成するように構成されているサ
    スペンションリンク支持ブッシュ。
  2. 【請求項２】前記本体の前記孔の前記周面を覆う低摩擦
    の布ライナを備え、該布ライナは前記周面の形状に順応
    するように形成されていることを特徴とする請求項１に
    記載のサスペンションリンク支持ブッシュ。
  3. 【請求項３】前記布ライナはダブルニットの布であるこ
    とを特徴とする請求項２に記載のサスペンションリンク
    支持ブッシュ。
  4. 【請求項４】前記布ライナはポリエステルおよびポリテ
    トラフルオロエチレンの繊維から形成されることを特徴
    とする請求項２に記載のサスペンションリンク支持ブッ
    シュ。
  5. 【請求項５】前記布ライナの半径方向内側の面は低摩擦
    材料で被覆されていることを特徴とする請求項２に記載
    のサスペンションリンク支持ブッシュ。
  6. 【請求項６】前記低摩擦材料はポリテトラフルオロエチ
    レンであることを特徴とする請求項５に記載のサスペン
    ションリンク支持ブッシュ。
  7. 【請求項７】軸線方向に延びる前記孔の両端部に前記突
    出面部よりも半径方向の内方に突出する周辺シールリッ
    プが配設されていることを特徴とする請求項１に記載の
    サスペンションリンク支持ブッシュ。
  8. 【請求項８】バー状のサスペンションリンクを回転自在
    に支持するサスペンションリンク支持ブッシュにおい
    て、 中心軸線を有し、前記サスペンションリンクを収容する
    ための孔が軸線方向に形成された弾性本体を備え、 前記孔の内周面には、該孔の内周面の径方向の内側に突
    出した複数の第１の隆起部及び該複数の第１の隆起部と
    交差する複数の第２の隆起部が形成されるとともに、前
    記複数の第１の隆起部と第２の隆起部とにより境界が定
    められた複数のくぼみ面部が形成され、 前記弾性本体の孔の内周面は、該孔の内周面の形状に順
    応する低摩擦の布ライナにより被覆され、 前記複数の第１の隆起部及び前記複数の第２の隆起部
    は、前記弾性本体の孔に前記サスペンションリンクが収
    容された際に前記布ライナにより被覆された第１及び第
    ２の隆起部が前記サスペンションリンクに摺動接触して
    該サスペンションリンクと前記くぼみ面部との間に汚染
    物質を集める領域を形成するためのクリアランスを形成
    するように構成されているサスペンションリンク支持ブ
    ッシュ。
  9. 【請求項９】前記布ライナはダブルニットの布であるこ
    とを特徴とする請求項８に記載のサスペンションリンク
    支持ブッシュ。
  10. 【請求項１０】前記布ライナはポリエステルおよびポリ
    テトラフルオロエチレンの繊維からなっていることを特
    徴とする請求項８に記載のサスペンションリンク支持ブ
    ッシュ。
  11. 【請求項１１】前記布ライナの半径方向の内側の面は低
    摩擦材料で被覆されていることを特徴とする請求項８に
    記載のサスペンションリンク支持ブッシュ。
  12. 【請求項１２】前記低摩擦材料はポリテトラフルオロエ
    チレンであることを特徴とする請求項11に記載のサスペ
    ンションリンク支持ブッシュ。
  13. 【請求項１３】前記第１の隆起部は前記本体の前記中心
    軸線と平行に配設され、前記第２の隆起部は前記第１の
    隆起部と略直交して配設されていることを特徴とする請
    求項８に記載のサスペンションリンク支持ブッシュ。
  14. 【請求項１４】バー状のサスペンションリンクを回転自
    在に支持するサスペンションリンク支持ブッシュにおい
    て、 中心軸線を有し、前記サスペンションリンクを収容する
    ための孔が軸線方向に形成された弾性本体を備え、 前記孔の内周面には、該孔の内周面の径方向の内側に突
    出した複数の第１の隆起部及び該複数の第１の隆起部に
    交差する複数の第２の隆起部が形成されるとともに、前
    記複数の第１の隆起部と第２の隆起部とにより境界が定
    められた複数のくぼみ面部が形成され、 前記第１の隆起部は、前記弾性本体の前記中心軸線と略
    平行に伸びるように設けられ、 前記第２の隆起部は、前記第１の隆起部と略直交するよ
    うに設けられ、 前記弾性本体の孔の内周面は、該孔の内周面の形状に順
    応する低摩擦の布ライナにより被覆され、 前記複数の第１の隆起部及び前記複数の第２の隆起部
    は、前記弾性本体の孔に前記サスペンションリンクが収
    容された際に前記布ライナにより被覆された第１及び第
    ２の隆起部が前記サスペンションリンクに摺動接触して
    該サスペンションリンクと前記くぼみ面部との間に汚染
    物質を集める領域を形成するための半径方向のクリアラ
    ンスを形成するように構成されているサスペンションリ
    ンク支持ブッシュ。
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