JP3140638B2 - 低発塵性かつ混練性に優れた水混練型塗材 - Google Patents

低発塵性かつ混練性に優れた水混練型塗材

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規の水混練型塗材に
関する。その利用分野としては、水混練型塗材の(取り
扱い時の)発塵防止,調合性の簡便化が考えられる。
【0002】
【従来の技術】粉体製品と呼ばれる粉末状の従来の建築
用仕上塗材,補修材料,左官材料等は、取り扱い時、使
用時における発塵が多く、作業環境,粉塵公害等の面で
大きな問題となっていた。特に、近年の建築業界は、き
つい,汚い,危険の3K業種と言われ職人離れの一因に
もなっていた。さらに水との調合時に粉末との濡れが悪
く撹拌時間を多く必要としたり、ママコが発生しやすい
などの問題点を抱えていた。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は、従来の建
築用仕上塗材,補修材料,左官材料等の取り扱い時、使
用時における発塵公害の問題と、水調合時の練りにくさ
の問題点を解決しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記の問題
点を解決するため次の配合処方を求めた。塗料成分中の
粉末成分については、重量比の95%以上が粒径500
μm以下にあり、かつ粒径15μm以下の粒子が重量比
で20%以上、望ましくは30%以上という特徴をもつ
粉末を用い、さらに有機物又は無機質で繊維長が0.
1mm以上10mm以下の繊維を粉末成分100重量
部に対し0.01重量部以上5重量部以下含み塗料全
体の含水率1%以下とした組成物が発塵低減効果の
大きいことを見いだし、本発明を完成した。
【0005】本発明でいう繊維とは、植物繊維,鉱物繊
維,無機繊維,再生繊維,半合成繊維,合成繊維等のこ
とを言い。これらの繊維のうち任意のものが用いられる
が、好ましくはパルプ繊維,綿繊維が用いられる。繊維
長は0.1mm以上10mm以下の繊維が好ましく、繊
維長の平均が0.1mm以下の場合は発塵を低減する効
果が少なく、10mm以上の場合は混練時の抵抗が大き
くなる。尚、繊維長とは、ほぼ一定の断面を有し、細長
くなった形状にある繊維の細長方向の長さのことを言
う。繊維の添加量は、粉末成分100重量部に対して
0.01重量部以上5重量部以下にあるのが良い。この
添加量が0.01重量部より少ない時には、発塵低減の
効果が少ない。5重量部を越える時混練時の抵抗の増加
となり、混練性は逆に悪くなる。
【0006】本発明でいう粉末とは、常温より500℃
まで加熱した時、燃焼あるいは分解しない物をいい、セ
メント,石膏,消石灰等の結合剤成分および二酸化チタ
ン,炭酸カルシウム,珪砂,タルク,スラグ等の顔料ま
たは充填材としての成分があげられる。
【0007】本発明でいう水混練型塗材とはJIS A
6909,JIS A 6910,JIS A 69
15に規定される建築仕上塗材,JIS A 6916
に規定される下地調整塗材の他、建築,土木分野に於い
て利用される、使用時に水、または合成樹脂エマルショ
ンを混合して使用するものを言う。粒度分布の測定は、
島津製粒度測定器で粒子の沈降速度により測定し、この
数値を粉末成分の粒子径として扱った。
【0008】含水率の測定は、JIS K 5101に
規定のある顔料試験方法にある水分の求め方により測定
する。
【0009】
【作用】この発明では、発塵の多い少ないおよび混練性
の容易さは、単に微粒子の多い少ないにより決まるので
はなく、その粒子成分中の粒度分布および含水率に大き
く起因していることが認められた。その結果粒子を付着
させ二次粒子を形成する粒子の存在比率をあげることに
より発塵を低減することを可能とした。この結果、粉末
成分中の粒子径が500μm以下の粒子が、粉末成分の
中で95%以上の重量を占め、且つ15μm以下の粒子
が重量比で20%以上望ましくは30%以上となること
が必要である。また、二次粒子をより形成するために
は、塗材全体ではある程度の含水率が必要であり、0.
1〜1%にあることがよい。この含水率が1%を越える
場合、15μm以下の粒子の存在比率に関係なく発塵は
押さえられるが、貯蔵中における粉末の軟凝集、あるい
は、水硬成分を含むときの風化につながり良くない。更
に、含水率が1%を越える時、撹拌時のミキサーの負荷
が大きく、粉末の軟凝集があるとこれを解して均一な分
散を得るのに時間が掛かることになる。特に粉末成分に
水硬性成分であるセメントを含む時には、貯蔵中の安定
性を欠くことになり含水率が1%を越えるのは良くな
い。
【0010】粉体製品の発塵は、主に練り容器への投入
時および練り容器中に投入された水と粉体製品をミキサ
ーにより撹拌して馴じませる時に起こる。ところが、粉
体と水の馴じみが良くなると、ミキサーが濡れていない
粉体を巻き上げることが少なくなりミキサーの抵抗も小
さくなり、使用時の混練が容易となる。
【0011】配合成分の一つである繊維について説明す
ると、繊維長が0.1mm以上、10mm以下の繊維を
粉末100重量部に対し0.01重量部以上5重量部以
下添加することにより、製造の混合撹拌時に粉末の二次
粒子の形成が促進され、より発塵の低減が可能になる。
この繊維を添加したことにより、粉体間に空間を多くも
うけることができ、水との濡れ易さが向上する。
【0012】この発明の水混練型塗材では、合成樹脂成
分をエマルションあるいはNADと呼ばれる樹脂分散体
並びに水溶性樹脂と呼ばれる水溶液により組み合わせて
使用されることがある。組み合わされる合成樹脂エマル
シヨンのことを混和液と呼ぶ場合もある。
【0013】
【実施例】以下、実施例と比較例により発明の実施を説
明するが、本発明はこれらにより何等限定されるもので
はない。
【0014】発塵性の試験は、内径5cm長さ130c
mの塩化ビニル製の円筒に11ヶの穴を持つものをその
試験具とした。穴の位置は円筒を横にして端から15c
mの所に直径1cmの穴をあけ、ここからさらに10c
m間隔に直径1cmの穴を10個円形断面の同一接線位
置にあけ、一端から15cmの穴の番号を0、25cm
の穴の番号を1、35cmの穴の番号を2、以下同様に
番号をもう一端に近い穴(番号10)までつける。この
円筒を穴が接地面と反対側になるように垂直より角度1
5度に傾け測定試料を平らに均した上に立て、この筒に
200グラムの試料を2秒間かけて上から投入し、あけ
た穴から外にもれた粉塵の有無により、その穴の番号に
より評価した。この時の穴の番号は下端を0とし、上端
を10とした。
【0015】 混練性の評価は、次のように行った。ま
ず、練り缶として直径30cm高さ30cmの円柱状の
ペール缶を利用し、この中へ所定量の水または混和液を
先に入れ、次に評価したい配合の塗材を10Kg投入
し、直径が12cmの攪拌羽根を持つハンドミキサを使
用して、回転数1100rpmにて混練を行った。この
混練の容易さにより、下記AからGの評価付けをした。
尚、所定量は混練後の粘度が塗材等の使用に適した状態
となるだけの水または混和液の量を言う。 A:水または混和液との馴じみが良く、ミキサーの抵抗
も小さく、速やかに均一に混練できる。 B:水または混和液との馴じみが良く、ミキサーの抵抗
が僅かにあるが、速やかに均一に混練できる。 C:Bに比べ抵抗がややあるが重さを感じる程ではな
い。 D:ミキサーの抵抗に、やや重さを感じる。 E:ミキサーの抵抗に重さを感じ、Dに比べ混練時間が
長く必要となる。 F:水または混和液との馴じみが悪く、ミキサーの抵抗
が大きくなる。 G:水または混和液との馴じみが悪く、ミキサーの抵抗
も大きく、混練に労力を要す。
【0016】実施例1
【0017】この組成物は、使用時に水と混練して利用
される塗材であり、配合中の粉末樹脂には酢ビ−ベオバ
樹脂(商品名DM−200)を用い、粉末成分である炭
酸カルシウムには平均粒子径1μm以下の炭酸カルシウ
ムaと平均粒子径15μmの同bを混合して利用した。
この粒径は全て500μm以下にあり、このうち15μ
m以下に含まれる粒子は60重量%であり、繊維aには
繊維長3mmにあるパルプ繊維を利用した。また、塗材
全体の含水率は0.6%であった。実施例1の塗材の発
塵性評価は3であり、混練性の評価はBであった。
【0018】実施例2
【0019】この組成物は使用時に水と混練して利用さ
れる塗材であり、配合中の粉末樹脂には酢ビ−ベオバ樹
脂を用いた。粉末成分である炭酸カルシウムa,bとは
実施例1と同じく平均粒子径1μm以下の炭酸カルシウ
ムaと平均粒子径15μmの同bを混合して利用したこ
とを言う。そして、粉末成分である炭酸カルシウムおよ
びポルトランドセメントの粒径は全て500μm以下に
あり、このうち15μm以下に含まれる粒子は80重量
%であり、繊維には繊維長3mmにあるパルプ繊維を利
用した。また、塗材全体の含水率は0.1%であった。
実施例2の塗材の発塵性評価は2であり、混練性の評価
はBであった。
【0020】実施例3
【0021】この組成物は、使用時に水と混練して利用
される塗材であり、配合中のポルトランドセメント,繊
維は実施例2に利用したものと同じ物を利用した。炭酸
カルシウムには平均粒子径1μm以下の炭酸カルシウム
aと平均粒子径30μmの同cを混合して利用した。粉
末成分中15μm以下となる粒子の割合は25重量%で
あった。塗材全体の含水率は0.2%であった。実施例
3の塗材の発塵性評価は4であり、混練性の評価はCで
あった。
【0022】実施例4
【0023】この組成物は、使用時に水と混練して利用
される塗材であり、配合中の粉末樹脂には酢ビーベオバ
を用い、繊維には繊維長3mmのパルプ繊維を用いた。
粉末成分である炭酸カルシウムは、先の例と同じ平均粒
子径1μm以下および30μmのものを用い、石膏とと
もに粒径は全て500μm以下にあり、炭酸カルシウ
ム,石膏を合わせた時15μm以下の粒子は30重量%
であった。また塗材全体の含水率0.8%であった。実
施例4の塗材の発塵性評価は4であり、混練性の評価は
Bであった。
【0024】実施例5〜実施例10 実施例5以下の組成物の配合およびこれらの組成物によ
る発塵性の評価および混練性の評価を下記の表に記し
た。
【0025】
【表1】
【0026】尚、表中粉末樹脂には、酢ビ−ベオバ樹脂
を用い、炭酸カルシウムは実施例5では平均粒子径1μ
m以下の炭酸カルシウムaと平均粒子径30μmの炭酸
カルシウムcを混合したもの、実施例6では平均粒子径
1μm以下の炭酸カルシウムaと平均粒子径15μmの
炭酸カルシウムbを混合したもの、実施例8,同9,同
10では平均粒子径1μm以下のもの、繊維には繊維長
1mmのパルプ繊維からなるもの、混和液は不揮発分5
0%のスチレン−アクリル樹脂から成る合成樹脂エマル
ションを用いた。粒径15μm以下の割合は粉末成分で
ある炭酸カルシウム,ポルトランドセメント,石膏を合
わせた時の、これらの成分中の重量%であり、含水率は
塗材全体の含水率のことを示している。
【0027】比較例1
【0028】この組成物中、粉末樹脂,ポルトランドセ
メント,繊維は実施例2に使用したものと同じであり、
炭酸カルシウムは平均粒子径が1μm以下にあり、実施
例8他に利用した例と同じく炭酸カルシウムaのみを使
用した。この組成物のうち粉末成分は全て500μm以
下であり、かつ15μm以下に含まれる粒子は100重
量%であった。この組成の製品は、製造時における混合
が困難であり混合容器からの移送に詰まりが生じた。ま
た、塗材全体の含水率は2%であり、発塵性評価は2で
あり、混練性の評価はBであったが、1カ月間の貯蔵テ
ストでは塊が生じてしまった。
【0029】比較例2
【0030】この組成物は、繊維をその組成に含まない
ものとし炭酸カルシウム,ポルトランドセメントは実施
例3に利用したものと同じものを使用した。粉末成分中
の15μm以下の粒子は30重量%であった。また、塗
材全体の含水率は0.2%であり、発塵性評価は5であ
り、混練性の評価はFであった。
【0031】比較例3〜比較例12 下記表2により比較例3より比較例13の組成物の配合
および特性値,評価試験の結果を表した。
【0032】
【表2】
【0033】比較例について補足説明をする。炭酸カル
シウムについて、符号aは平均粒子径1μm以下のもの
であり、符号bは平均粒子径15μmのものであり、符
号cは平均粒子径30μmのものを言い、符号a,bは
炭酸カルシウムaおよび同bを混合して用いたこと、符
号a,cは炭酸カルシウムa,および同cを混合して用
いたことを表している。繊維について、符号aは繊維長
3mmのパルプ繊維を表し、符号bは繊維長1mmのパ
ルプ繊維を表し、符号cは繊維長15mmのパルプ繊維
を表し、符号dは繊維長0.1mm未満のパルプ繊維を
表している。比較例3より比較例5では粉末成分におけ
る粒径15μm以下の割合が小さいために、発塵性の評
価が悪くなっている。比較例6では繊維長が10mmよ
り長い15mmのものを使用した為に発塵性,混練性と
も悪くなっている。比較例7では繊維量が多い為に発塵
性も混練性も良くない。比較例8と比較例10では繊維
を含まない場合において粉末成分の粒径15μm以下の
割合が小さいものと請求範囲に入るものである。この場
合も発塵性に影響を与えていることが分かる。比較例1
3では比較例1と同糧にして製造作業において均一な混
合が困難であり、スムーズな移送もできなかった。ま
た、1カ月の貯蔵中に袋の中で1つの塊になってしまっ
た。
【0034】
【発明の効果】本発明の塗料は、発塵の発生が粒子成分
中の粒度分布および含水率に大きく起因していることを
利用し、粒子を付着させ二次粒子を形成する粒子の存在
比率をあげることにより発塵を低減、さらに繊維を混入
することにより二次粒子の形成を促進させ、より発塵を
低減した。この結果、粉体製品と呼ばれる粉末状の従来
の建築用仕上塗材,補修材料,左官材料等の取り扱い
時、使用時における発塵が低減され、作業環境、紛塵公
害等の問題点を解決するものである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C04B 16:02 24:26) (56)参考文献 特開 平5−279093(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末成分に、粒径500μm以下にある
    粒子が95重量%以上でありかつ15μm以下の粒子を
    20重量%以上含むものを用い、さらに繊維長さ0.1
    mm以上10mm以下の繊維を粉末成分100重量部に
    対し0.01重量部以上5重量部以下添加するととも
    に、塗料全体の含水率を1%以下として、発塵性を低減
    したことを特徴とする水混練型塗材。
  2. 【請求項2】 前記粉末成分中に結合材としてのセメン
    ト成分を含むことを特徴とする請求項1記載の水混練型
    塗材。
  3. 【請求項3】 合成樹脂成分の分散体あるいは水溶液を
    組み合わせて使用される請求項1又は請求項2記載の水
    混練型塗材。
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