JP3140623B2 - 発振回路装置 - Google Patents

発振回路装置

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JP3140623B2
JP3140623B2 JP05320300A JP32030093A JP3140623B2 JP 3140623 B2 JP3140623 B2 JP 3140623B2 JP 05320300 A JP05320300 A JP 05320300A JP 32030093 A JP32030093 A JP 32030093A JP 3140623 B2 JP3140623 B2 JP 3140623B2
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/027Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use of logic circuits, with internal or external positive feedback
    • H03K3/03Astable circuits
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    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S331/00Oscillators
    • Y10S331/03Logic gate active element oscillator

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体集積回路に内
蔵されてクロック信号等の所定の周波数の信号を生成す
るための発振回路装置に関するものである。
【0002】近年、携帯用電子機器に搭載される半導体
集積回路では、電源電圧の低電圧化及び低消費電力化が
進んでいる。このような半導体集積回路に内蔵される発
振回路装置では、低電圧でも安定した周波数で発振し、
かつ低消費電力で動作することが必要となっている。
【0003】
【従来の技術】発振回路装置の第一の従来例を図8に従
って説明する。出力端子To から出力される発振出力信
号Vout はインバータ回路1aの入力端子に入力され、
同インバータ回路1aの出力信号SG1はインバータ回
路1bの入力端子に入力される。
【0004】インバータ回路1aは、入力レベルが上昇
する場合と、下降する場合とで、しきい値が異なるよう
なヒステリシスを有するヒステリシスインバータ回路で
構成される。
【0005】なお、入力信号の電位が上昇する場合のし
きい値を上昇側しきい値VIH、下降する場合のしきい値
を下降側しきい値VILとする。前記インバータ回路1b
の出力信号SG2はNOR回路2aの一方の入力端子に
入力され、同NOR回路2aの出力信号SG3は容量C
1を介してインバータ回路1cの入力端子に入力信号S
G4として入力される。また、インバータ回路1cの入
力端子には抵抗R1を介して電源Vccが供給されてい
る。従って、抵抗R1と容量C1とにより微分回路が構
成される。
【0006】前記インバータ回路1cの出力信号SG5
は、前記NOR回路2aの他方の入力端子と、インバー
タ回路1dの入力端子に入力され、同インバータ回路1
dの出力信号SG6はNAND回路3aの一方の入力端
子に入力される。
【0007】前記NAND回路3aの他方の入力端子に
は、発振開始信号STが入力される。前記NAND回路
3aの出力信号SG7は、PチャネルMOSトランジス
タTr1及びNチャネルMOSトランジスタTr2のゲート
に入力される。前記トランジスタTr1のソースは電源V
ccに接続され、ドレインは抵抗R2を介して前記出力端
子To に接続されている。
【0008】前記トランジスタTr2のドレインは出力端
子To に接続され、ソースはグランドGNDに接続され
る。また、前記出力端子To は容量C2を介してグラン
ドGNDに接続されている。
【0009】このように構成された発振回路装置の動作
を図9に従って説明する。この発振回路装置に電源Vcc
が供給され、発振開始信号STがLレベルに維持されて
いる状態では、NAND回路3aの出力信号SG7はH
レベルとなり、トランジスタTr2がオンされて、発振出
力信号Vout はLレベルとなる。
【0010】このとき、インバータ回路1cの入力信号
SG4はHレベルとなり、インバータ回路1cの出力信
号SG5はLレベルとなる。また、インバータ回路1b
の出力信号SG2はLレベルとなるため、NOR回路2
aの出力信号SG3はHレベルとなる。従って、容量C
2の両端子はともにHレベルとなる。
【0011】このような状態から、発振開始信号STを
Hレベルとすると、NAND回路3aの出力信号SG7
がLレベルとなり、トランジスタTr2がオフされるとと
もに、トランジスタTr1がオンされる。すると、抵抗R
2を介して容量C2が充電され、図9に示すように発振
出力信号Vout の電位が抵抗R2と容量C2との時定数
に基づいて上昇する。
【0012】発振出力信号Vout の電位がインバータ回
路1aの上昇側しきい値VIHを越えると、インバータ回
路1aの出力信号SG1がLレベルとなり、インバータ
回路1bの出力信号SG2がHレベルとなる。
【0013】すると、NOR回路2aの出力信号SG3
はLレベルとなり、インバータ回路1cの入力信号SG
4がLレベルとなる。インバータ回路1cの入力信号S
G4が同インバータ回路1cのしきい値VIHより低い状
態では、同インバータ回路1cの出力信号SG5はHレ
ベルとなり、インバータ回路1dの出力信号SG6はL
レベルとなり、NAND回路3aの出力信号SG7はH
レベルとなる。
【0014】すると、トランジスタTr1がオフされると
ともに、トランジスタTr2がオンされて、容量C2の充
電電荷が同トランジスタTr2を介してグランドGNDに
放電されることにより、発振出力信号Vout の電位が低
下する。
【0015】また、NOR回路2aの出力信号SG3が
Lレベルとなると、容量C1には電源Vccから抵抗R1
を介して充電電流が流れ、インバータ回路1cの入力信
号SG4の電位は容量C1と抵抗R1との時定数に基づ
いて上昇する。
【0016】インバータ回路1cの入力信号SG4の電
位が上昇して、同インバータ回路1cのしきい値VIHを
越えると、同インバータ回路1cの出力信号SG5はL
レベルとなり、インバータ回路1dの出力信号SG6は
Hレベルとなり、NAND回路3aの出力信号SG7は
Lレベルとなる。
【0017】すると、トランジスタTr2がオフされると
ともに、トランジスタTr1がオンされて、ほぼグランド
GNDレベルまで低下していた出力信号Vout の電位が
上昇し始める。
【0018】また、発振出力信号Vout の電位が下降し
ているとき、同発振出力信号Voutの電位がインバータ
回路1aの下降側しきい値VILより低下すると、同イン
バータ回路1aの出力信号SG1がHレベルとなり、イ
ンバータ回路1bの出力信号SG2がLレベルとなる
が、NOR回路2aの出力信号SG3はインバータ回路
1cの出力信号がLレベルとなるまでは、Hレベルに維
持される。
【0019】トランジスタTr2をオンさせる時間は、抵
抗R1と容量C1とで構成される微分回路により設定さ
れる。そして、発振出力信号Vout がインバータ回路1
aの下降側しきい値VILより低下しても、トランジスタ
Tr2がオン状態に維持され、発振出力信号Vout がほぼ
グランドGNDレベルまで低下した時点で、発振出力信
号Vout の電位が上昇に転ずるように、前記微分回路の
時定数が設定されている。
【0020】このような動作により、上記発振回路装置
は抵抗R1と容量C1とで設定される時定数及び抵抗R
2と容量C2とで設定される時定数とに基づく発振周波
数で発振する。
【0021】発振回路装置の第二の従来例を図10に従
って説明する。奇数段のインバータ回路1e〜1gは直
列に接続され、同インバータ回路1gの出力端子は抵抗
R3を介してインバータ回路1eの入力端子に接続さ
れ、インバータ回路1e〜1gと抵抗R3とによる閉ル
ープが構成される。
【0022】前記インバータ回路1eの入力端子は容量
C3を介してグランドGNDに接続されている。また、
前記インバータ回路1eは前記第一の従来例と同様なヒ
ステリシスインバータ回路で構成される。
【0023】このような構成の発振回路装置では、イン
バータ回路1gの出力信号は抵抗R3と容量C3とから
なる積分回路の時定数により遅延されて、インバータ回
路1eの入力端子に入力され、容量C3の充電電位がヒ
ステリシスインバータ回路1eで判定される。従って、
この時定数に基づく発振周波数で発振し、その振幅はイ
ンバータ回路1eの上昇側しきい値VIHと下降側しきい
値VILとの電圧範囲となる。
【0024】発振回路装置の第三の従来例を図11に従
って説明する。奇数段のインバータ回路1h〜1jは直
列に接続され、同インバータ回路1jの出力端子は抵抗
R4を介してインバータ回路1hの入力端子に接続さ
れ、インバータ回路1h〜1jと抵抗R4とによる閉ル
ープが構成される。
【0025】また、インバータ回路1iの出力端子は容
量C4を介してインバータ回路1hの入力端子に接続さ
れている。このような構成の発振回路装置では、抵抗R
4と容量C4とによる時定数回路の時定数に基づいて発
振する。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】前記第一の従来例で
は、発振開始信号STがLレベルからHレベルに立ち上
がると、発振動作を開始する。すなわち、発振動作を開
始させるためには、電源Vccを供給し、かつLレベルか
らHレベルに立ち上がる発振開始信号STをNAND回
路3aに供給する必要がある。従って、発振開始信号S
Tを供給するための回路が別個に必要となる。
【0027】また、電源Vccの電圧が低下すると、NO
R回路2aの負荷駆動能力が低下し、同NOR回路2a
がLレベルの出力信号SG3を出力しても、インバータ
回路1cの入力信号SG4がグランドGNDレベルまで
下がらなくなる。
【0028】すると、NOR回路2aがLレベルの出力
信号SG3を出力してから、インバータ回路1cの入力
信号SG4が同インバータ回路1cのしきい値を越える
までの時間、すなわちインバータ回路1cが出力するH
レベルの出力信号SG5のパルス幅が短縮されてしま
う。
【0029】すると、トランジスタTr2がオンされる時
間が短縮されて、容量C2に充電された電荷を充分に放
電させることができなくなる。そして、発振出力信号V
outがグランドGNDレベルまで下がらなくなると、同
発振出力信号Vout の振幅が縮小される。また、電源V
ccが低下して、トランジスタTr2のオン時間がさらに短
縮されると、発振出力信号Vout がインバータ回路1a
の下降側しきい値VILより低いレベルまで下がらくな
り、発振開始信号STを供給しても、発振が起きなくな
ることがある。
【0030】図12は第一の従来例において、電源Vcc
の電圧を変化させた場合の発振出力信号Vout の周波数
変化率を示す。なお、抵抗R2は135kΩ、容量C2
は815pFに設定され、この容量値は電源Vccが1.
5Vのとき、発振出力信号Vout の周波数が8kHzとな
る値である。
【0031】同図に示すように、上記第一の従来例では
電源Vccが1.3V以下になると、発振が起きない状態
となった。また、抵抗R1と容量C1とにより設定され
る時定数は、発振出力信号Voutがインバータ回路1a
の上昇側しきい値VIHに達した時点から、発振出力信号
Vout がグランドGNDレベルまで低下するまでの時間
を確保する必要があるので、抵抗R1及び容量C1の値
を大きくする必要がある。
【0032】また、NOR回路2aの負荷駆動能力が低
下した状態でも、容量C2に充電された電荷を確実に放
電させるために、容量C1と抵抗R1の値を大きくし
て、充分な時定数を確保する必要がある。
【0033】しかし、半導体基板上に形成される容量C
1の容量値と、抵抗R1の抵抗値を大きくすることは、
それらの面積が増大して集積度が低下するという問題点
がある。
【0034】また、発振出力信号Vout の振幅が縮小さ
れると、製造プロセスのばらつきによるインバータ回路
1aの上昇側しきい値VIH及び下降側しきい値VILの変
動が、発振出力信号Vout の周波数に影響を及ぼす。
【0035】また、発振出力信号Vout の振幅が縮小さ
れると、インバータ回路1aの動作遅延時間が発振出力
信号Vout の周波数に影響を及ぼす。そこで、インバー
タ回路1aを構成するトランジスタのゲート幅と、ゲー
ト長との比を大きくして同トランジスタのディメンジョ
ンを充分に確保して、動作遅延時間を短縮すれば、イン
バータ回路1aの動作遅延時間に基づく周波数の変化を
抑制することができる。
【0036】ところが、インバータ回路1aに入力され
る発振出力信号Vout の立ち上がり速度は遅いので、同
インバータ回路1aを構成するトランジスタのディメン
ジョンを大きくすると、同インバータ回路1aに流れる
貫通電流が多くなり、消費電力が増大するという問題点
がある。
【0037】前記第二の従来例では、発振出力信号Vou
t の振幅がインバータ回路1eの上昇側しきい値VIHと
下降側しきい値VILとの電圧範囲となって、第一の従来
例に比して狭くなる。
【0038】従って、発振出力信号Vout の周波数を正
確に設定するためには、インバータ回路1eの上昇側し
きい値VIHと、下降側しきい値VILとを正確に設定する
必要がある。
【0039】ところが、インバータ回路1eのしきい値
VIH,VILは、製造プロセスでのばらつきにより変動す
るため、発振出力信号Vout の周波数を正確に設定する
ことは困難であった。
【0040】図13は第二の従来例において、電源Vcc
の電圧を変化させた場合の発振出力信号Vout の周波数
変化率を示す。なお、抵抗R3は135kΩ、容量C3
は2212pFに設定され、この容量値は電源Vccが
1.5Vのとき、発振周波数が8kHzとなる値である。
【0041】同図に示すように、上記第二の従来例では
電源Vccの変化により発振周波数が大きく変動してい
る。前記第三の従来例では、インバータ回路1iの出力
信号がHレベルからLレベルとなると、インバータ回路
1hの入力電位はグランドGNDレベルより低くなる。
また、インバータ回路1iの出力信号がLレベルからH
レベルとなると、インバータ回路1hの入力電位は電源
Vccレベルより高くなる。
【0042】このため、インバータ回路1hの入力端子
には保護ダイオード(図示しない)が接続され、これら
の高電位及び低電位から同インバータ回路1hが保護さ
れている。
【0043】ところが、インバータ回路1hの入力端子
に保護ダイオードを接続したことにより、容量C4の充
電電荷が同保護ダイオードに吸収されるため、同保護ダ
イオードが容量C4と抵抗R4との時定数に影響を及ぼ
す。
【0044】この結果、発振出力信号の周波数を容量C
4と抵抗R4との時定数で設定することができないとい
う問題点がある。この発明の目的は、製造プロセスのば
らつきによる発振周波数の変動を抑制し、低電源電圧で
安定して発振し、かつ低消費電力で動作する発振回路装
置を提供することにある。
【0045】
【課題を解決するための手段】請求項1では、低電位側
電源と高電位側電源とが供給される発振回路装置で、入
力段は上昇側しきい値と、上昇側しきい値と低電位側電
源電位との間に設定された下降側しきい値とを備えたヒ
ステリシスインバータ回路を有する。中間段は、前記入
力段に接続されるとともに、反転回路と、前記ヒステリ
シスインバータ回路と該反転回路との間に配置された遅
延回路とを有する。出力段は、前記中間段に接続される
とともに、前記ヒステリシスインバータ回路に接続され
る出力端子と、該出力端子と前記低電位側電源との間に
接続される容量と、該容量の充放電を制御することによ
り該出力端子に発振出力信号を発生させるインバータ回
路とを有する。前記発振出力信号が、前記上昇側しきい
値から前記低電位側電源電位に向かって変化するとき
は、前記遅延回路は、前記発振出力信号が前記下降側し
きい値に達してから所定の期間経過後に前記反転回路に
前記ヒステリシスインバータ回路の出力信号を出力し
て、前記発振出力信号の電圧振幅を前記上昇側しきい値
と前記低電位側電源電位との電位差に設定した。
【0046】請求項2では、前記遅延回路は、前記ヒス
テリシスインバータ回路の出力信号が供給される第一の
インバータ回路と、前記反転回路に接続される第二のイ
ンバータ回路と、前記第一のインバータ回路と前記第二
のインバータ回路との間に接続される積分回路とを備え
る。
【0047】請求項3では、前記反転回路は、前記ヒス
テリシスインバータ回路の出力信号が供給される第一の
入力端子と、前記第二のインバータ回路の出力信号が供
給される第二の入力端子とを有するNAND回路であ
る。
【0048】請求項4では、前記ヒステリシスインバー
タ回路の出力と、前記高電位側電源との間に接続される
PチャネルMOSトランジスタを有する。
【0049】請求項5では、高電位側電源と低電位側電
源とが供給される発振回路装置であって、下降側しきい
値と、下降側しきい値と高電位側電源電位との間に設定
された上昇側しきい値とを備えたヒステリシスインバー
タ回路を有する入力段と、前記入力段に接続されるとと
もに、反転回路と、前記ヒステリシスインバータ回路と
該反転回路との間に配置された遅延回路とを有する中間
段と、前記中間段に接続されるとともに、前記ヒステリ
シスインバータ回路に接続される出力端子と、該出力端
子と前記高電位側電源との間に接続される容量と、該容
量の充放電を制御することにより該出力端子に発振出力
信号を発生させるインバータ回路とを有する出力段とを
備え、前記発振出力信号が、前記下降側しきい値から前
記高電位側電源電位に向かって変化するときは、前記遅
延回路は、前記発振出力信号が前記上昇側しきい値に達
してから所定の期間経過後に前記反転回路に前記ヒステ
リシスインバータ回路の出力信号を出力し、前記発振出
力信号の電圧振幅を前記下降側しきい値と前記高電位側
電源電位との電位差に設定した。
【0050】請求項6では、前記遅延回路は、前記ヒス
テリシスインバータ回路の出力信号が供給される第一の
インバータ回路と、前記反転回路に接続される第二のイ
ンバータ回路と、前記第一のインバータ回路と前記第二
のインバータ回路との間に接続される積分回路とを備え
る。請求項7では、前記反転回路は、前記ヒステリシス
インバータ回路の出力信号が供給される第一の入力端子
と、前記第二のインバータ回路の出力信号が供給される
第二の入力端子とを有するNOR回路である。請求項8
では、前記ヒステリシスインバータ回路の出力と、前記
低電位側電源との間に接続されるNチャネルMOSトラ
ンジスタを有する。請求項9では、前記出力段のインバ
ータ回路は、PチャネルMOSトランジスタと、Nチャ
ネルMOSトランジスタと、前記PチャネルMOSトラ
ンジスタとNチャネルMOSトランジスタとの間に配置
されるレジスタとを有する。
【0051】
【作用】請求項1では、低電位側電源と高電位側電源と
の供給に基づいて、出力段のインバータ回路から発振出
力信号が出力され、その発振出力信号の電圧振幅は、遅
延回路の動作により、入力段のヒステリシスインバータ
回路の上昇側しきい値と低電位側電源電位との電位差と
なる。前記遅延回路は、前記発振出力信号が前記下降側
しきい値に達してから所定の期間経過後に前記反転回路
に前記ヒステリシスインバータ回路の出力信号を出力す
る。
【0052】請求項2では、前記発振出力信号が前記下
降側しきい値に達してから所定の期間経過後に前記反転
回路に前記ヒステリシスインバータ回路の出力信号を出
力する。
【0053】請求項3では、ヒステリシスインバータ回
路の出力信号と、前記遅延回路の出力信号とがNAND
回路に入力され、前記発振出力信号が前記下降側しきい
値に達してから所定の期間経過後に前記NAND回路に
前記ヒステリシスインバータ回路の出力信号が出力され
る。
【0054】請求項4では、ヒステリシスインバータ回
路の下降側しきい値が実質的に引き下げられるととも
に、同ヒステリシスインバータ回路の動作速度が向上す
る。
【0055】請求項5では、低電位側電源と高電位側電
源との供給に基づいて、出力段のインバータ回路から発
振出力信号が出力され、その発振出力信号の電圧振幅
は、遅延回路の動作により、入力段のヒステリシスイン
バータ回路の下降側しきい値と高電位側電源電位との電
位差となる。前記遅延回路は、前記発振出力信号が前記
上昇側しきい値に達してから所定の期間経過後に前記反
転回路に前記ヒステリシスインバータ回路の出力信号を
出力する。請求項6では、前記発振出力信号が前記上昇
側しきい値に達してから所定の期間経過後に前記反転回
路に前記ヒステリシスインバータ回路の出力信号を出力
する。請求項7では、ヒステリシスインバータ回路の出
力信号と、前記遅延回路の出力信号とがNOR回路に入
力され、前記発振出力信号が前記上昇側しきい値に達し
てから所定の期間経過後に前記NOR回路に前記ヒステ
リシスインバータ回路の出力信号が出力される。請求項
8では、ヒステリシスインバータ回路の上昇側しきい値
が実質的に引き上げられるとともに、同ヒステリシスイ
ンバータ回路の動作速度が向上する。請求項9では出力
段のインバータ回路を構成するPチャネルMOSトラン
ジスタ及びNチャネルMOSトランジスタが交互にオン
されて、発振出力信号が出力される。
【0056】
【実施例】図2は本発明を具体化した発振回路装置の第
一の実施例を示す。出力端子Toから出力される発振出
力信号Vout は、インバータ回路4aの入力端子に入力
される。
【0057】前記インバータ回路4aの出力信号SG1
1は、インバータ回路4bの入力端子に入力されるとと
もに、NAND回路3bの一方の入力端子に入力され
る。前記インバータ回路4aは、前記ヒステリシスイン
バータ回路で構成される。
【0058】前記インバータ回路4bの出力信号SG1
2は抵抗R5を介してインバータ回路4cの入力端子に
入力信号SG13として入力される。また、前記インバ
ータ回路4cの入力端子は容量C5を介してグランドG
NDに接続される。従って、抵抗R5と容量C5とによ
り、インバータ回路4bの出力信号SG12を積分する
積分回路6が構成される。
【0059】前記インバータ回路4cの出力信号SG1
4は、前記NAND回路3bの他方の入力端子に入力さ
れる。そして、前記NAND回路3b、インバータ回路
4b,4c及び積分回路6とにより、インバータ回路4
aの出力信号SG11の立ち上がりを遅延させて出力す
る遅延回路5が構成される。
【0060】前記NAND回路3bの出力信号SG15
は、PチャネルMOSトランジスタTr3及びNチャネル
MOSトランジスタTr4のゲートに入力される。前記ト
ランジスタTr3のソースは電源Vccに接続され、ドレイ
ンは抵抗R6を介して前記出力端子To に接続されてい
る。
【0061】前記トランジスタTr4のドレインは出力端
子To に接続され、ソースはグランドGNDに接続され
る。従って、前記トランジスタTr3,Tr4により、イン
バータ回路4dが構成される。また、前記出力端子To
は容量C6を介してグランドGNDに接続されている。
【0062】次に、上記のように構成された発振回路装
置の動作を図3に従って説明する。この発振回路装置は
電源Vccの供給に基づいて、直ちに発振動作を開始す
る。例えば、発振出力信号Vout がインバータ回路4a
の上昇側しきい値VIHに達していない状態では、同イン
バータ回路4aの出力信号SG11はHレベルとなる。
また、インバータ回路4bの出力信号SG12はLレ
ベルとなり、インバータ回路4cの出力信号SG14は
Hレベルとなる。NAND回路3bの出力信号SG15
はLレベルとなり、トランジスタTr3がオンされるとと
もに、トランジスタTr4がオフされる。
【0063】従って、抵抗R6を介して容量C6に充電
電流が流れ、抵抗R6と容量C6との時定数に基づいて
発振出力信号Vout の電位が上昇する。出力信号Vout
がインバータ回路4aの上昇側しきい値VIHに達する
と、同インバータ回路4aの出力信号SG11がLレベ
ルとなる。すると、NAND回路3bの出力信号SG1
5がHレベルとなり、トランジスタTr3がオフされると
ともに、トランジスタTr4がオンされ、容量C6の充電
電荷がトランジスタTr4を介してグランドGNDに放電
される。
【0064】このとき、インバータ回路4bの出力信号
SG12はHレベルとなり、抵抗R5及び容量C5の時
定数に基づいて容量C5に充電電流が流れ、インバータ
回路4cの入力信号SG13の電位が上昇する。そし
て、入力信号SG13がインバータ回路4cのしきい値
を越えると、同インバータ回路4cの出力信号SG14
がLレベルとなる。
【0065】容量C6の放電にともなって、発振出力信
号Vout の電位がインバータ回路4aの下降側しきい値
VILを越えると、同インバータ回路4aの出力信号SG
11はHレベルとなる。
【0066】すると、インバータ回路4bの出力信号S
G12はLレベルとなり、容量C5の充電電荷が抵抗R
5を介してインバータ回路4bに吸収される。従って、
インバータ回路4cの入力信号SG13の電位が抵抗R
5と容量C5との時定数に基づいて低下する。
【0067】入力信号SG13がインバータ回路4cの
しきい値を越えると、同インバータ回路4cの出力信号
SG14がHレベルとなり、これにともなってNAND
回路3bの出力信号SG15がLレベルとなる。
【0068】そして、トランジスタTr3がオンされると
ともに、トランジスタTr4がオフされ、再び容量C6へ
の充電動作が開始されて、発振出力信号Vout の電位が
上昇する。このような動作が繰り返されて、所定の周波
数で発振する発振出力信号Vout が出力される。
【0069】以上のように、この発振回路装置では発振
出力信号Vout がインバータ回路4aの上昇側しきい値
VIHを越えると、同インバータ回路4aのLレベルの出
力信号SG11に基づいて、直ちに容量C6の放電動作
が開始される。
【0070】そして、発振出力信号Vout がインバータ
回路4aの下降側しきい値VILを越えた後にも、積分回
路6の動作により、容量C6の放電動作が維持される。
次いで、発振出力信号Vout の電位がグランドGNDレ
ベルまで低下した時点で、再び容量C6の充電動作が開
始され、発振出力信号Vout の電位が上昇に転ずる。
【0071】このような動作により、構成される積分回
路6では、発振出力信号Vout がインバータ回路4aの
下降側しきい値VILを越えてから、グランドGNDレベ
ルまでさらに低下するまで同容量C6の放電動作を維持
するような時定数を確保すればよい。
【0072】従って、前記従来例に比してその時定数を
小さく設定することができるため、抵抗R5の抵抗値及
び容量C5の容量値を小さくすることができる。この結
果、回路面積を縮小することができる。
【0073】また、電源Vccの電圧が低下して、インバ
ータ回路4aの下降側しきい値VILが変動しても、その
変動を前記積分回路6の時定数で吸収して、発振出力信
号Vout をグランドGNDレベルまで確実に低下させる
ことができる。
【0074】従って、発振出力信号Vout の振幅は、電
源Vccの変動に関わらず、グランドGNDレベルからイ
ンバータ回路4aの上昇側しきい値VIHとなり、前記従
来例に比して充分な振幅を確保することができる。
【0075】また、発振出力信号Vout の振幅を充分に
確保することができることから、同発振出力信号Vout
の立ち上がりと立ち下がりのデューティ比を大きくする
ことができる。
【0076】従って、製造プロセスのばらつきにより、
インバータ回路4aのしきい値VIH、VILにばらつきが
生じても、発振出力信号Vout の振幅の変化を小さく抑
えることができる。
【0077】発振出力信号Vout の振幅を充分に確保す
ることができるので、上昇側しきい値VIHの変動による
振幅の変動は小さい。また、デューテイ比が大きいこと
から、下降側しきい値VILが変動しても、発振出力信号
Vout の周波数に大きな影響を与えない。
【0078】また、インバータ回路4aの動作速度が低
下しても、発振出力信号Vout の周波数に大きな影響を
与えない。この結果、インバータ回路4aを構成するト
ランジスタのディメンジョンを小さくすることができる
ので、同インバータ回路4aに流れる貫通電流を抑制し
て、同インバータ回路4aの低消費電力化を図ることが
できる。
【0079】また、インバータ回路4aと、NAND回
路3bと、出力トランジスタTr3,Tr4からなるインバ
ータ回路4dとから、3段のインバータ回路による閉ル
ープが構成されるので、電源Vccを供給するだけで、発
振動作を開始させることができる。
【0080】図14は前記第一の実施例において、電源
Vccの電圧を変化させた場合の出力信号Vout の周波数
変化率を示す。なお、抵抗R6は135kΩ、容量C6
は815pFに設定され、この容量値は電源Vccが1.
5Vのとき、発振周波数が8kHzとなる値である。
【0081】同図に示すように、電源Vccの変化にとも
なう発振出力信号Vout の変化は、前記従来例に比して
小さくなっている。図16は前記第一の実施例におい
て、抵抗R6及び容量C6による時定数を変化させた場
合における製造プロセスのばらつきによる出力信号Vou
t の周波数比を示す。なお、抵抗R6は135kΩに対
し25kΩずつ増減させた110kΩ、160kΩと
し、容量C6は815pFに設定した2種類の時定数に
関し、インバータ回路4aを構成するPチャネルMOS
トランジスタ及びNチャネルMOSトランジスタのしき
い値Vthのばらつきの組み合わせにおいて、それぞれ測
定している。
【0082】同図に示すように、電源Vccの各電圧にお
いて、製造プロセスのばらつきにより周波数比が変化し
ている。また、電源Vccの低下にともなって周波数比が
変化している。
【0083】次に、この発明を具体化した第二の実施例
を図4に従って説明する。この実施例は前記第一の実施
例のインバータ回路4aの出力端子と電源Vccとの間
に、高抵抗状態で常時オンされるPチャネルMOSトラ
ンジスタTr5が接続され、他の構成は前記第一の実施例
と同一である。
【0084】このような構成により、インバータ回路4
aはその上昇側しきい値VIHが実質的に引き上げられ、
かつ同インバータ回路4aを構成するNチャネルMOS
トランジスタのオン抵抗が引き下げられる。
【0085】そして、前記発振出力信号Vout が上昇側
しきい値VIHに達したとき、インバータ回路4aを構成
するNチャネルMOSトランジスタが急激にオン状態と
なるため、同インバータ回路4aの動作速度を向上させ
ることができるとともに、同インバータ回路4aの貫通
電流を低減して消費電力を低減することができる。
【0086】図15は前記第二の実施例において、電源
Vccの電圧を変化させた場合の発振出力信号Vout の周
波数変化率を示す。なお、抵抗R6は135kΩ、容量
C6は722pFに設定され、この容量値は電源Vccが
1.5Vのとき、発振周波数が8kHzとなる値である。
【0087】同図に示すように、電源Vccの変化にとも
なう出力信号Vout の周波数変化率は、前記従来例に比
して小さく、前記第一の従来例より直線的に変化してい
る。図17は前記第二の実施例において、抵抗R6と容
量C6とで設定される時定数を変化させた場合における
製造プロセスのばらつきによる発振出力信号Voutの周
波数変化比を示す。
【0088】なお、抵抗R6は135kΩに対し25k
Ωずつ増減させた110kΩ、160kΩとし、容量C
6は722pFに設定した2種類の時定数に関し、前記
第一の従来例と同様に測定している。
【0089】同図に示すように、電源Vccが1.8Vか
ら1.3V付近までは、製造プロセスのばらつき及び電
源Vccの変化によらず、発振周波数の比は前記第一の実
施例に対し、比較的一定となる。次に、本発明を具体化
した第三の実施例を図5に従って説明する。この実施例
は前記第一の実施例のインバータ回路4b,4cと、積
分回路6とを偶数段のインバータ回路4で置き換えた
ものである。
【0090】このような構成により、インバータ回路4
aの出力信号がLレベルからHレベルに立ち上がると
き、NAND回路3bの立ち下がりがインバータ回路4
dの動作時間分だけ遅延する。そして、その動作は前記
第一の実施例と同様である。
【0091】図6は本発明を具体化した第四の実施例を
示す。前記第一の実施例では、発振出力信号Vout をイ
ンバータ回路4aの上昇側しきい値VIHと、グランドG
NDとの間で発振させているが、この実施例は電源Vcc
とインバータ回路4aの下降側しきい値VILとの間で発
振させるように構成している。
【0092】そのために、第一の実施例のNAND回路
3bをNOR回路2bに置き換えて、動作論理を整合さ
せている。図7は本発明を具体化した第五の実施例を示
す。この実施例は前記第四の実施例のインバータ回路4
aの出力端子とグランドGNDとの間に、高抵抗で常時
オン動作するNチャネルMOSトランジスタTr6が接続
されている。
【0093】このような構成により、前記第一の実施例
に対する前記第二の実施例と同様な効果が得られる。す
なわち、インバータ回路4aはその下降側しきい値VIL
が実質的に引き下げられ、かつ同インバータ回路4aを
構成するPチャネルMOSトランジスタのオン抵抗が引
き下げられる。
【0094】そして、前記出力信号Vout が同下降側し
きい値VILに達したとき、インバータ回路4aを構成す
るPチャネルMOSトランジスタが急激にオン状態とな
るため、同インバータ回路4aの動作速度を向上させる
ことができるとともに、同インバータ回路4aの貫通電
流を低減して消費電力を低減することができる。
【0095】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は製造プ
ロセスのばらつきによる発振周波数の変動を抑制し、低
電源電圧で安定して発振し、かつ低消費電力で動作する
発振回路装置を提供することができる優れた効果を発揮
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】第一の実施例を示す回路図である。
【図3】第一の実施例の動作を示す波形図である。
【図4】第二の実施例を示す回路図である。
【図5】第三の実施例を示す回路図である。
【図6】第四の実施例を示す回路図である。
【図7】第五の実施例を示す回路図である。
【図8】第一の従来例を示す回路図である。
【図9】第一の従来例の動作を示す波形図である。
【図10】第二の従来例を示す回路図である。
【図11】第三の従来例を示す回路図である。
【図12】第一の従来例の電源電圧−周波数変化率特性
を示す特性図である。
【図13】第二の従来例の電源電圧−周波数変化率特性
を示す特性図である。
【図14】第一の実施例の電源電圧−周波数変化率特性
を示す特性図である。
【図15】第二の実施例の電源電圧−周波数変化率特性
を示す特性図である。
【図16】第一の実施例の電源電圧−周波数比特性を示
す特性図である。
【図17】第二の実施例の電源電圧−周波数比特性を示
す特性図である。
【符号の説明】
4 インバータ回路 5 遅延回路 V1 第一の電源 V2 第二の電源 To 出力端子 C 容量 Vout 発振出力信号

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低電位側電源と高電位側電源とが供給さ
    れる発振回路装置であって、 上昇側しきい値と、上昇側しきい値と低電位側電源電位
    との間に設定された下降側しきい値とを備えたヒステリ
    シスインバータ回路を有する入力段と、 前記入力段に接続されるとともに、反転回路と、前記ヒ
    ステリシスインバータ回路と該反転回路との間に配置さ
    れた遅延回路とを有する中間段と、 前記中間段に接続されるとともに、前記ヒステリシスイ
    ンバータ回路に接続される出力端子と、該出力端子と前
    記低電位側電源との間に接続される容量と、該容量の充
    放電を制御することにより該出力端子に発振出力信号を
    発生させるインバータ回路とを有する出力段とを備え、 前記発振出力信号が、前記上昇側しきい値から前記低電
    位側電源電位に向かって変化するときは、前記遅延回路
    は、前記発振出力信号が前記下降側しきい値に達してか
    ら所定の期間経過後に前記反転回路に前記ヒステリシス
    インバータ回路の出力信号を出力し、 前記発振出力信号の電圧振幅を前記上昇側しきい値と前
    記低電位側電源電位との電位差に設定したことを特徴と
    する発振回路装置。
  2. 【請求項2】 前記遅延回路は、 前記ヒステリシスインバータ回路の出力信号が供給され
    る第一のインバータ回路と、 前記反転回路に接続される第二のインバータ回路と、 前記第一のインバータ回路と前記第二のインバータ回路
    との間に接続される積分回路と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の発振回路装
    置。
  3. 【請求項3】 前記反転回路は、 前記ヒステリシスインバータ回路の出力信号が供給され
    る第一の入力端子と、前記第二のインバータ回路の出力
    信号が供給される第二の入力端子とを有するN AND回
    路であることを特徴とする請求項2に記載の発振回路装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ヒステリシスインバータ回路の出力
    と、前記高電位側電源との間に接続されるPチャネルM
    OSトランジスタを有することを特徴とする請求項1、
    請求項2又は請求項3に記載の発振回路装置。
  5. 【請求項5】 高電位側電源と低電位側電源とが供給さ
    れる発振回路装置であって、 下降側しきい値と、下降側しきい値と高電位側電源電位
    との間に設定された上昇側しきい値とを備えたヒステリ
    シスインバータ回路を有する入力段と、 前記入力段に接続されるとともに、反転回路と、前記ヒ
    ステリシスインバータ回路と該反転回路との間に配置さ
    れた遅延回路とを有する中間段と、 前記中間段に接続されるとともに、前記ヒステリシスイ
    ンバータ回路に接続される出力端子と、該出力端子と前
    記高電位側電源との間に接続される容量と、該容量の充
    放電を制御することにより該出力端子に発振出力信号を
    発生させるインバータ回路とを有する出力段とを備え、 前記発振出力信号が、前記下降側しきい値から前記高電
    位側電源電位に向かって変化するときは、前記遅延回路
    は、前記発振出力信号が前記上昇側しきい値に達してか
    ら所定の期間経過後に前記反転回路に前記ヒステリシス
    インバータ回路の出力信号を出力し、 前記発振出力信号の電圧振幅を前記下降側しきい値と前
    記高電位側電源電位との電位差に設定したことを特徴と
    する発振回路装置。
  6. 【請求項6】 前記遅延回路は、 前記ヒステリシスインバータ回路の出力信号が供給され
    る第一のインバータ回路と、 前記反転回路に接続される第二のインバータ回路と、 前記第一のインバータ回路と前記第二のインバータ回路
    との間に接続される積分回路と、 を備えることを特徴とする請求項5に記載の発振回路装
    置。
  7. 【請求項7】 前記反転回路は、 前記ヒステリシスインバータ回路の出力信号が供給され
    る第一の入力端子と、前記第二のインバータ回路の出力
    信号が供給される第二の入力端子とを有するNAND回
    路であることを特徴とする請求項6に記載の発振回路装
    置。
  8. 【請求項8】 前記ヒステリシスインバータ回路の出力
    と、前記低電位側電源との間に接続されるNチャネルM
    OSトランジスタを有することを特徴とする請求項5、
    請求項6又は請求項7に記載の発振回路装置。
  9. 【請求項9】 前記出力段のインバータ回路は、 PチャネルMOSトランジスタと、 NチャネルMOSトランジスタと、 前記PチャネルMOSトランジスタとNチャネルMOS
    トランジスタとの間に配置される抵抗と、 を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに
    記載の発振回路装置。
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