JP3140135B2 - 劣化触媒の再生法 - Google Patents

劣化触媒の再生法

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプロピレン、イソブチレ
ン又は三級ブタノールを気相接触酸化して、それぞれに
対応する不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸を製造
する際に使用する触媒において、触媒活性の劣化した触
媒を再生する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プロピレンを気相接触酸化してアクロレ
イン及びアクリル酸を製造する際に用いられる触媒や、
イソブチレン又は三級ブタノールを気相接触酸化してメ
タクロレイン及びメタクリル酸を製造する際に用いられ
る触媒に関しては、特開昭47−17711号、同50
−13308号、同51−4113号、同52−277
09号、同53−18508号、同55−62034
号、同56−55331号、同58−74622号、同
58−113141号、同59−31727号、同60
−28824号、同61−22040号、同62−23
4548号、特開平1−168344号、同2−254
43号各公報等、数多くの提案がなされている。しかし
ながら、これらの公報に記載された何れの触媒も触媒の
持つ宿命のためか、長期に亘って安定に触媒活性を維持
することは困難である。
【0003】一方、経済的見地から触媒活性の劣化した
触媒を繰り返し再生し、使用する方法が強く望まれてい
る。このような観点から触媒の再生についての提案が幾
つかなされている。例えば、特開昭57−56044号
公報には、活性が低下した触媒を還元性ガス雰囲気中で
熱処理したのち、分子状酸素含有ガス雰囲気中にて55
0℃〜700℃の温度で焼成する方法が提案されてい
る。しかしながら、550℃〜700℃の温度での焼成
はプロピレン、イソブチレン又は三級ブタノールの部分
酸化用触媒では、触媒のシンタリング(焼結現象)を起
こしやすい欠点を有している。
【0004】また、特開昭61−33234号公報に
は、触媒性能の劣化したMo−Bi系多元酸化物触媒
を、空気で380℃〜540℃の温度で加熱して、劣化
した触媒性能を部分的に回復させる方法が、更に、特開
昭63−137755号公報には、触媒活性が低下した
触媒を、酸素と水蒸気を含む酸化性ガス流通下で300
℃〜500℃の範囲の温度で熱処理する方法が提案され
ている。しかしながら、これらの方法を用いても触媒の
繰り返し再生には適していない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、プロピレ
ン、イソブチレン又は三級ブタノールを気相接触酸化し
て対応する不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸を製
造する際に用いられる少くともモリブテン、ビスマス及
び鉄を含む活性の劣化した触媒を繰り返し再生使用する
ための劣化触媒の再生を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、プロピレン、
イソブチレン又は三級ブタノールを分子状酸素を用い
て、気相接触酸化し、それぞれに対応する不飽和アルデ
ヒド及び不飽和カルボン酸を製造する際に用いられる、
少なくともモリブテン、ビスマス及び鉄を含む触媒にお
いて、触媒活性の劣化した触媒を反応管から抜出して再
生するに際し、充填触媒重量に対し2〜10重量%に相
当する反応ガス入口部分の劣化触媒を除去した残りの劣
化触媒を、分子状酸素を少なくとも1容量%含有する酸
化性ガス雰囲気下300℃〜500℃の温度で0.5〜
50時間熱処理することを特徴とする劣化触媒の再生法
にある。
【0007】触媒は、工業的見地、経済的見地から触媒
活性を長期に亘って安定に維持できることが望ましい。
このため、触媒調製方法や触媒組成・組成比等について
改良に改良を重ね、寿命の長い触媒の開発に力が注がれ
てきている。しかしながら、プロピレン、イソブチレン
又は三級ブタノールの部分酸化用触媒では触媒の持つ寿
命には限度がある。
【0008】そこで、本発明者らは触媒活性が劣化する
原因について解析を試み、触媒を長期に亘って使用でき
る方法について鋭意研究を重ねてきた。その結果、水平
方向に対して垂直に設置した固定床反応管に充填した触
媒において、活性の劣化した触媒を解析したところ、反
応ガス入口部分だけが特異的に異なる挙動を示すことを
見出し本発明を完成するに至った。
【0009】以下、本発明を更に詳しく説明する。水平
方向に対して垂直に設置した固定床反応管から、触媒活
性の劣化した触媒を分割しながら回収し、回収触媒を反
応ガス入口部、中央部及び反応ガス出口部と大きく3ブ
ロックに分けて解析した。反応使用前の触媒(新品触
媒)、長期使用により劣化した触媒及び劣化触媒に再生
処理を施した再生触媒各々について、反応評価及び諸物
性評価(比表面積、酸量及び酸強度、X線回折分析、X
線光電子分光分析)を試みた。その結果、以下の事実が
判明した。
【0010】すなわち、反応ガス出口部分の触媒の劣化
原因は、主に表面モリブテン原子の還元によるためであ
る。この部分の劣化触媒は再生処理するとモリブテンが
6価に再酸化され、触媒活性も新品触媒と同等になる。
また、反応ガス中央部分の触媒の劣化原因は反応ガス出
口部分と同じである。しかしながら、再生処理すると触
媒活性が新品触媒以上になる。この原因については、現
段階では解析できないが、触媒構造による変化も含まれ
ていると推定している。
【0011】一方、反応ガス入口部分の触媒の劣化原因
は、主にモリブテン原子の還元によるものではない。ま
た、この部分の劣化触媒は再生処理しても処理効果がな
い。以上より、反応ガス入口部分の劣化触媒を除去しな
い限り、長期に亘っての繰り返し再生は不可能であるこ
とが判明した。従って、本発明は、反応ガス入口部分の
劣化触媒を除去することにより、繰り返し再生が可能と
なり、工業的に極めて有利な触媒再生法である。
【0012】本発明は、触媒再生に先立って、先ず反応
ガス入口部分の劣化触媒を除去する。その除去割合は、
充填触媒重量に対し2〜10重量%、好ましくは4〜8
重量%である。
【0013】ガス入口部分の劣化触媒を除去した残部の
触媒は、分子状酸素を少くとも1容量%、好ましくは3
〜30容量%を含有する酸化性ガスで熱処理する。この
再生処理ガスはガス流通下でも良いし、また、ガス雰囲
気として分子状酸素を常に1容量%以上ふくんでいれば
ガス非流通下でも良い。
【0014】この場合、分子状酸素の含有量が1容量%
未満では、劣化触媒を再酸化することができない。ま
た、分子状酸素の含有量が30容量%を超えるのは経済
的に好ましくない。
【0015】再生処理する際の熱処理温度としては30
0〜500℃、好ましくは350〜480℃を用いる。
熱処理温度が300℃未満では劣化触媒の再酸化が十分
でなく、また、500℃を超えると触媒のシンタリング
(焼結)を起し好ましくない。熱処理時間は0.5〜5
0時間好ましくは1〜30時間である。
【0016】斯くして本発明によって再生した触媒は、
そのまま再使用しても良いし、新品触媒と任意の割合で
混合して使用しても良い。
【0017】
【実施例】以下、実施例、比較例を挙げて本発明を説明
する。先ず、実施例、比較例を記すに先立って、相互比
較を行うために必要な参考例を示す。 参考例1 特開昭61−22040号公報記載の実施例8に従っ
て、Mo12W0.5 Bi0.9 Fe2.7 Ni1 Co5 Mg1
Si0.8 Se0.8 Sb1.5 Cs0.7 OX (ただし、酸素
の原子比率xは他の元素の原子価により自然に決まる値
であるので以下記載を省略する。)で示される触媒を調
製した。この触媒を内径16.1mm、長さ600mm
のステンレス製反応管に充填し、イソブチレン5%、酸
素12%、水蒸気10%及び窒素73%の原料混合ガス
を接触時間3.6秒で触媒層を通過させ、365℃で反
応させた。その結果、イソブチレンの反応率96.0
%、メタクロレインの選択率87.0%、メタクリル酸
の選択率4.0%であった。
【0018】参考例2 参考例1の触媒を長さ2500mmのステンレス製反応
管に充填し、2年間連続反応を行った。連続反応により
劣化した触媒を回収し、均一に混合したのち、参考例1
と同様にして反応を行った。その結果、イソブチレンの
反応率90.0%、メタクロレインの選択率84.2
%、メタクリル酸の選択率3.8%であった。
【0019】参考例3 参考例1の触媒を用い、原料を三級ブタノールに変え、
その他は参考例1と同様にして反応を行った。その結
果、三級ブタノールの反応率100%、メタクロレイン
の選択率85.0%、メタクリル酸の選択率2.5%で
あった。
【0020】参考例4 参考例2の触媒を用い、原料を三級ブタノールに変え、
その他は参考例1と同様にして反応を行った。その結
果、三級ブタノールの反応率100%、メタクロレイン
の選択率77.0%、メタクリル酸の選択率2.5%で
あった。
【0021】参考例5 特開平2−227140号公報記載の実施例1に従っ
て、Mo12W0.3 Bi0.6 Fe2 Sb0.7 Ni4 Co2
Cs0.45Mg2 Si5 で示される触媒を調製した。この
触媒を用い、反応温度350℃で参考例1と同様な反応
条件で反応を行った。その結果、イソブチレンの反応率
97.0%、メタクロレインの選択率89.0%、メタ
クリル酸の選択率3.1%であった。
【0022】参考例6 参考例5の触媒を長さ2500mmのステンレス製反応
管に充填し、2年間連続反応を行った。連続反応により
劣化した触媒を回収し、均一に混合したのち、参考例5
と同様にして反応を行った。その結果、イソブチレンの
反応率90.2%、メタクロレインの選択率87.4
%、メタクリル酸の選択率3.2%であった。
【0023】参考例7 特願平2−249055号明細書記載の実施例14に従
って、Mo12W0.3 Bi1 Fe1.1 Sb0.5 Co4.5 Z
n0.1 K0.05Ni0.5 P0.08で示される触媒を調製し
た。この触媒を内径16.1mm、長さ600mmのス
テンレス製反応管に充填し、プロピレン5%、酸素12
%、水蒸気10%及び窒素73%の原料混合ガスを接触
時間3.6秒で触媒層を通過させ、310℃で反応させ
た。その結果、プロピレンの反応率99.3%、アクロ
レインの選択率88.6%、アクリル酸の選択率5.8
%であった。
【0024】参考例8 参考例7の触媒を長さ2500mmのステンレス製反応
管に充填し、2年間プロピレン高濃度という苛酷な反応
条件下で連続反応を行った。連続反応により劣化した触
媒を回収し、均一に混合したのち、参考例7と同様にし
て反応を行った。その結果、プロピレンの反応率94.
5%、アクロレインの選択率86.9%、アクリル酸の
選択率5.9%であった。
【0025】実施例1 参考例2で劣化触媒を回収する際、反応ガス入口部分の
劣化触媒を充填触媒重量に対し6重量%除去した残りの
触媒を、分子状酸素を5容量%含む酸化性ガス流通下で
400℃にて15時間熱処理し再生した。この再生触媒
を用い、参考例1と同様にして反応を行った。その結
果、イソブチレンの反応率97.2%、メタクロレイン
の選択率87.1%、メタクリル酸の選択率4.0%
で、劣化触媒(参考例2)より触媒性能は大幅に向上
し、かつ、新品触媒(参考例1)より触媒性能の向上が
みられた。
【0026】実施例2 参考例2で劣化触媒を回収する際、反応ガス入口部分の
劣化触媒を充填触媒重量に対し4重量%除去した残りの
触媒を、空気雰囲気下で370℃にて20時間熱処理し
再生した。この再生触媒を用い、参考例1と同様にして
反応を行った。その結果、イソブチレンの反応率97.
0%、メタクロレインの選択率87.0%、メタクリル
酸の選択率3.9%であった。
【0027】実施例3 参考例2で劣化触媒を回収する際、反応ガス入口部分の
劣化触媒を充填触媒重量に対し10重量%除去した残り
の触媒を、分子状酸素を30容量%含む酸化性ガス流通
下で330℃にて10時間熱処理し再生した。この再生
触媒に参考例1の新品触媒を重量比で1対1の割合で均
一混合し、参考例1と同様にして反応を行った。その結
果、イソブチレンの反応率96.4%、メタクロレイン
の選択率87.0%、メタクリル酸の選択率4.0%で
あった。
【0028】実施例4 参考例2で劣化触媒を回収する際、反応ガス入口部分の
劣化触媒を充填触媒重量に対し3重量%除去した残りの
触媒を、分子状酸素を10容量%含む酸化性ガス流通下
で350℃にて15時間熱処理し再生した。この再生触
媒を用い、参考例3と同様にして反応を行った。その結
果、三級ブタノールの反応率100%、メタクロレイン
の選択率85.2%、メタクリル酸の選択率2.6%で
あった。
【0029】実施例5 参考例2で劣化触媒を回収する際、反応ガス入口部分の
劣化触媒を充填触媒重量に対し8重量%除去した残りの
触媒を、分子状酸素を2容量%含む酸化性ガス流通下で
500℃にて15時間熱処理し再生した。この再生触媒
を用い、参考例3と同様にして反応を行った。その結
果、三級ブタノールの反応率100%、メタクロレイン
の選択率85.1%、メタクリル酸の選択率2.6%で
あった。
【0030】実施例6 参考例6で劣化触媒を回収する際、反応ガス入口部分の
劣化触媒を充填触媒重量に対し6重量%除去した残りの
触媒を、空気雰囲気下で480℃にて15時間熱処理し
再生した。この再生触媒を用い、参考例1と同様にして
反応を行った。その結果、イソブチレンの反応率97.
9%、メタクロレインの選択率89.1%、メタクリル
酸の選択率3.1%であった。
【0031】実施例7 参考例6で劣化触媒を回収する際、反応ガス入口部分の
劣化触媒を充填触媒重量に対し6重量%除去した残りの
触媒を、空気雰囲気下で450℃にて15時間熱処理し
再生した。この再生触媒を用い、参考例1と同様にして
反応を行った。その結果、イソブチレンの反応率97.
5%、メタクロレインの選択率89.0%、メタクリル
酸の選択率3.2%であった。
【0032】実施例8 参考例6で劣化触媒を回収する際、反応ガス入口部分の
劣化触媒を充填触媒重量に対し10重量%除去した残り
の触媒を、空気雰囲気下で430℃にて15時間熱処理
し再生した。この再生触媒に参考例5の新品触媒を重量
比で3対7の割合で均一混合し、参考例1と同様にして
反応を行った。その結果、イソブチレンの反応率97.
1%、メタクロレインの選択率89.0%、メタクリル
酸の選択率3.1%であった。
【0033】実施例9 参考例8で劣化触媒を回収する際、反応ガス入口部分の
劣化触媒を充填触媒重量に対し6重量%除去した残りの
触媒を、空気雰囲気下で370℃にて15時間熱処理し
再生した。この再生触媒を用い、参考例7と同様にして
反応を行った。その結果、プロピレンの反応率99.5
%、アクロレインの選択率88.7%、アクリル酸の選
択率5.8%であった。
【0034】比較例1 参考例2で劣化触媒を回収し、均一に混合したのち、空
気雰囲気下で370℃にて15時間熱処理した。この触
媒を用い、参考例1と同様にして反応を行った。その結
果、イソブチレンの反応率93.0%、メタクロレイン
の選択率84.5%、メタクリル酸の選択率3.8%で
あった。
【0035】比較例2 参考例2で劣化触媒を回収する際、反応ガス入口部分の
劣化触媒を充填触媒重量に対し1重量%除去した残りの
触媒を、空気雰囲気下で370℃にて15時間熱処理し
た。この触媒を用い、参考例1と同様にして反応を行っ
た。その結果、イソブチレンの反応率94.3%、メタ
クロレインの選択率84.4%、メタクリル酸の選択率
3.8%で、劣化触媒(参考例2)より触媒性能は向上
しているが、新品触媒(参考例1)程触媒性能が回復し
ていない。
【0036】比較例3 参考例2で劣化触媒を回収し、均一に混合したのち、分
子状酸素を0.5容量%含む酸化性ガス流通下で370
℃にて15時間熱処理した。この触媒を用い、参考例1
と同様にして反応を行った。その結果、イソブチレンの
反応率90.8%、メタクロレインの選択率84.2
%、メタクリル酸の選択率3.8%であった。
【0037】比較例4 参考例2で劣化触媒を回収し、均一に混合したのち、空
気雰囲気下で290℃にて15時間熱処理した。この触
媒を用い、参考例1と同様にして反応を行った。その結
果、イソブチレンの反応率91.0%、メタクロレイン
の選択率84.2%、メタクリル酸の選択率3.8%で
あった。
【0038】比較例5 参考例2で劣化触媒を回収し、均一に混合したのち、空
気雰囲気下で550℃にて15時間熱処理した。この触
媒を用い、参考例1と同様にして反応を行った。その結
果、イソブチレンの反応率89.5%、メタクロレイン
の選択率84.0%、メタクリル酸の選択率3.7%で
あった。
【0039】
【発明の効果】本発明の方法によれば、触媒の繰り返し
再生が可能となり、プロピレン、イソブチレン又は三級
ブタノールから、それぞれに対応する不飽和アルデヒド
及び不飽和カルボン酸を工業的に有利に製造することが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07C 45/37 C07C 45/37 47/22 47/22 G J 51/245 51/245 57/05 57/05 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01J 21/00 - 38/74 C07C 27/14 C07C 45/35 C07C 45/37 C07C 47/22 C07C 51/245 C07C 57/05 C07B 61/00 300 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロピレン、イソブチレン又は三級ブタ
    ノールを分子状酸素を用いて、気相接触酸化し、それぞ
    れに対応する不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸を
    製造する際に用いられる、少なくともモリブテン、ビス
    マス及び鉄を含む触媒において、触媒活性の劣化した触
    媒を反応管から抜出して再生するに際し、充填触媒重量
    に対し2〜10重量%に相当する反応ガス入口部分の劣
    化触媒を除去した残りの劣化触媒を、分子状酸素を少な
    くとも1容量%含有する酸化性ガス雰囲気下300℃〜
    500℃の温度で0.5〜50時間熱処理することを特
    徴とする劣化触媒の再生法。
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