JP3139732U - 二重弁栓装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 液体製品が流通する複数の管路と、上記複数の管路の間に設けられた弁座部と、上記弁座部を開閉可能に閉止しうる上部弁体部及び下部弁体部と、上記上部弁体部及び下部弁体部を開閉駆動しうる駆動装置とを備え、上記上部弁体部は上部弁体を有する上部ステムにより構成されると共に上記下部弁体部は下部弁体を有する下部ステムにより構成され、複数の管路の流路切替制御を行う二重弁栓装置であって、上記上部ステムの下方端部の側面、及び上部弁体固定用中空ボルトの下方端部側面には、径方向において互いに対向する平面部が形成された構成とする。
【選択図】 図3
Description
上記上部弁体部75は上部弁体83を有する上部ステム84により構成されると共に、上記下部弁体部76は下部弁体85を有する下部ステム86により構成されている。
上記上部ステム84は、円筒形の内筒87と外筒88が重なり合って形成され、上記内筒87の内周と、上記接続軸部材78の外周が互いに螺合されることで固定されている。
また、上記内筒87の下方部内方には、リング部材89を介して上部弁体83を形成するパッキン83aを固定する、上部弁体固定用中空ボルト90が螺着されている。
また下部ステム86は、上部ステム挿通部91が上記内筒87内に挿通され、上記上部ステム挿通部91の先端が、上記駆動装置77の駆動軸部92に螺合して固定されている。
次に、駆動装置77の上端から上方に突出した駆動軸部92の上端部92aを機械若しくは人力によって固定しつつ、下部ステム86の下部ステム本体86aを把持して回転させることで、上記駆動軸部92より取り外す。
更に、上記上部ステム取り外し用専用工具95によって上部ステム84を回転させることで、上記内筒87の内周と、上記接続軸部材78の外周の螺合が外れ、上部ステム84が駆動装置77から取り外される。
次に、上方からリング状の上部ステム分解用工具102に、上部ステム84を挿通させ、上記上部ステム分解用工具102のリング状内周に設けられた突起部103a,103b、103c、103dを、上記上部ステム84の下端部の溝97a、97b、97b(図示せず)、97d(図示せず)に夫々係合させる。
上記の状態で、上記上部ステム分解用工具102を回転させると、上記上部弁体固定用中空ボルト90が外れ、上部弁体83を形成するパッキン83aを取り外すことができる。
従って、分解作業においては、上記各工具の使用方法を熟知しておく必要がある。
また、これら工具の取り扱いは非常に猥雑であると共に、工具形状が特殊であるため、工具の製造コストが高く、ひいてはメンテナンスコストが増大する要因となっていた。
また、請求項4記載の考案に係る二重弁栓装置は、上記上部弁体固定用中空ボルトの下方端部側面に、径方向において互いに対向する平面が複数対設けられていることを特徴とする。
また、請求項6記載の考案に係る二重弁栓装置は、上記上部弁体固定用中空ボルトの下方端部が、径方向断面多角形状に形成されていることを特徴とする。
また、請求項2の考案にあっては、上記上部ステムは円筒形に形成され、下方端部に設けられたフランジに上部弁体を形成するパッキンを圧着固定するための、上部弁体固定用中空ボルトを有し上記上部弁体固定用中空ボルトは円筒形状に形成されると共に、上記上部弁体固定用中空ボルトの下方端部側面には、径方向において互いに対向する平面部が形成されていることから、専用工具を用いることなく、汎用工具を用いて、上部弁体固定用中空ボルトを上部ステムから取り外すことが可能となるため、取り外し作業が容易となり、安全、且つ短時間で分解作業が可能となる。
また、専用工具を製造する必要もなくなることから、工具製作に要する費用を削減することができる。
従って、メンテナンス費用を低減させることが可能となる。
図1に示すとおり、本考案に係る二重弁栓装置10は、液体製品が流通する上方管路11、及び下方管路12と、上記上方管路11と下方管路12管路の間に設けられた上方弁座部13aと、下方弁座部13bと、上記弁座部を開閉可能に閉止しうる上部弁体部14及び下部弁体部15と、上記上部弁体部14、及び下部弁体部15を開閉駆動しうる駆動装置16とを備えている。
上記上部弁体部14は上部弁体17を有する上部ステム18により構成されると共に上記下部弁体部15は下部弁体19を有する下部ステム20により構成されている。
上記上部ステム18は円筒形に形成され、下方端部に設けられたフランジ21に上部弁体17を形成するパッキン22を圧着固定するための、円筒形状に形成された上部弁体固定用中空ボルト23を有している。
上記上部ステム18は上記駆動装置16に着脱可能に固定されており、上記上部ステム18の下方端部の側面には、径方向において互いに対向する平面24a,24b、25a(図1には図示せず)、25b(図1には図示せず)が設けられ、上記上部弁体固定用中空ボルト23の下方端部側面には、径方向において互いに対向する二対の平面26a,26b,27a(図1には図示せず)、27b(図1には図示せず)が設けられている。
上記上部ステム18の下方端部及び、上記上部弁体固定用中空ボルト23の下方端部は、径方向断面略方形に形成されている。
図1に示すとおり、本実施例における二重弁栓装置10は、駆動装置16に連接した管路接続部28の下端フランジ29と、上方管路11の開口部30のフランジ31とがクランプ32によって圧着固定される共に、下方管路12の開口部33の下方に配設され、下部ステム20が挿入された円筒状のカバー部材34の上端フランジ35と上記下方管路12の開口部33のフランジ36とがクランプ37によって圧着固定されることで組み立てられている。
上記上部ステム18の上端部は、上記駆動装置16に接続され、中空に形成された接続軸部材38の下端部に螺合して固定されると共に、パッキン22を介して、上部弁体固定用中空ボルト23の外面と上記上部ステム18の内面が互いに螺合して固定されることで、上部弁体17が形成されている。
また、上記下部ステム20は、上記上部弁体固定用中空ボルト23及び上部ステム18内を貫通して上記接続軸部材38内に配置される上部ステム挿通部39と、上記上部ステム挿通部39の下端部に形成され、下部弁体19を形成するフランジ40と、上記フランジ40の下方において幅方向に膨出して延設された下部ステム本体41とを有している。
上記上部ステム挿通部39の先端は、上記駆動装置16の駆動機構を構成する駆動軸部42に螺合して固定されている。
図2に示すとおり、クランプ32を緩め、駆動装置16を把持して上方に引き抜くことで、駆動装置16、上部弁体部14及び下部弁体部15から、上方管路11、及び下方管路12を取り外すことができる。
次に、駆動装置16の上端から上方に突出した駆動軸部42の上端部42aを人手、若しくは器具等によって固定し、下部ステム本体41を把持して回転させることで、駆動軸部42と、上記上部ステム挿通部39の螺合が解除され、下部ステム20を駆動装置16から引き抜いて取り外すことで、図3に示す通り上部ステム18、上部弁体17、及び上部弁体固定用中空ボルト23が露出した状態となる。
上部ステム18の分解作業は、図5に示すとおり、挟持器具44によって、上部ステム18の二対の平面24a,24b、25a、25bのいずれか一対を挟持固定した状態で行う。
図6に示すとおり、上記上部弁体固定用中空ボルト23の下方端部側面の対向する二対の平面26a,26b,27a、27bのいずれか一対に、レンチ等の汎用工具43を差込み、周方向に沿って上記上部弁体固定用中空ボルト23を回転させることで、上記上部ステム18との螺合が解除され、上記上部弁体固定用中空ボルト23及び上部弁体17を形成するパッキン22を取り外すことができる。
また、専用工具を別途製造する必要も無いため、専用工具の製造コストを削減可能であり、更にメンテナンスコストを低減させることが可能となる。
また、上部ステム18の下方端部、及び上部弁体固定用中空ボルト23の下方端部の側面形状が共に一致している必要もない。
11 上方管路
12 下方管路
13a上方弁座部
13b下方弁座部
14 上部弁体部
15 下部弁体部
16 駆動装置
17 上部弁体
18 上部ステム
19 下部弁体
20 下部ステム
21 フランジ
22 パッキン
23 上部弁体固定用中空ボルト
24a平面部
24b平面部
25a平面部
25b平面部
26a平面部
26b平面部
27a平面部
27b平面部
28 管路接続部
29 フランジ
30 開口部
31 フランジ
32 クランプ
33 開口部
34 カバー部材
35 フランジ
36 フランジ
37 クランプ
38 接続軸部材
39 上部ステム挿通部
40 フランジ
41 下部ステム本体
42 駆動軸部
42a駆動軸部の上端部
43 レンチ等の汎用工具
44 挟持器具
70 従来の二重弁栓装置
71 上方管路
72 下方管路
73 上方弁座部
74 下方弁座部
75 上部弁体部
76 下部弁体部
77 駆動装置
78 接続軸部材
79 フランジ
80 フランジ
81 管路開口部
82 管路接続部材
83 上部弁体
83aパッキン
84 上部ステム
85 下部弁体
86 下部ステム
86a下部ステム本体
87 上部ステム内筒
88 上部ステム外筒
89 リング部材
90 上部弁体固定用中空ボルト
91 上部ステム挿通部
92 駆動軸部
92a駆動軸部の上端部
93 クランプ
94 クランプ
95 上部ステム取り外し用工具
96 突起
97a溝
97b溝
97c溝(図示せず)
97d溝(図示せず)
98a溝
98b溝
99 固定器具
100 上部弁体固定用中空ボルト固定用工具
101a突起
101b突起
102 上部ステム分解用工具
103a突起
103b突起
103c突起
103d突起
Claims (6)
- 液体製品が流通する複数の管路と、上記複数の管路の間に設けられた弁座部と、上記弁座部を開閉可能に閉止しうる上部弁体部及び下部弁体部と、上記上部弁体部及び下部弁体部を開閉駆動しうる駆動装置とを備え、上記上部弁体部は上部弁体を有する上部ステムにより構成されると共に上記下部弁体部は下部弁体を有する下部ステムにより構成され、複数の管路の流路切替制御を行う二重弁栓装置であって、上記上部ステムは上記駆動装置に着脱可能に固定され、上記上部ステムの下方端部の側面には、径方向において互いに対向する平面部が形成されていることを特徴とする二重弁栓装置。
- 上記上部ステムは円筒形に形成され、下方端部に設けられたフランジに上部弁体を形成するパッキンを圧着固定するための、上部弁体固定用中空ボルトを有し、上記上部弁体固定用中空ボルトは円筒形状に形成されると共に、上記上部弁体固定用中空ボルトの下方端部側面には、径方向において互いに対向する平面部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の二重弁栓装置。
- 上記上部ステムの下方端部の側面に、径方向において互いに対向する平面が複数対設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の二重弁栓装置。
- 上記上部弁体固定用中空ボルトの下方端部側面に、径方向において互いに対向する平面が複数対設けられていることを特徴とする請求項1〜3いずれ1項記載の二重弁栓装置。
- 上記上部ステムの下方端部が径方向断面多角形状に形成されていることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の二重弁栓装置。
- 上記上部弁体固定用中空ボルトの下方端部が、径方向断面多角形状に形成されていることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の二重弁栓装置。
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JP2007009514U JP3139732U (ja) | 2007-12-11 | 2007-12-11 | 二重弁栓装置 |
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JP2007009514U Expired - Lifetime JP3139732U (ja) | 2007-12-11 | 2007-12-11 | 二重弁栓装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015045413A (ja) * | 2008-09-02 | 2015-03-12 | エマーソン プロセス マネージメント レギュレーター テクノロジーズインコーポレイテッド | 弁と共に用いる流体流れ制御部材 |
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2007
- 2007-12-11 JP JP2007009514U patent/JP3139732U/ja not_active Expired - Lifetime
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