JP3139619U - サポート杆受け金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】本考案は、サポート杆受け金具に関し、ベランダ、バルコニー、テラス、階段の踊り場等の手摺り壁のような立壁の上端で、上階のコンクリート型枠を支えるサポート杆を支持するのに使用され、取扱い操作が簡単に行え、設置後の安定性を高くする。
【解決手段】ベランダ等の手摺り壁のような立壁2の上端に門型に被冠して上階のコンクリート型枠3を支えるサポート杆4を支持し、立壁の上端部2aに外嵌されて挟持可能に重ね合わされる側面略L字状の一対の挟持部材1,1′と、設置幅Lを変更するように摺動可能に固定され、サポート杆4の下端部4aが外嵌される締結具5とを備え、一対の挟持部材のうちの一方に長手方向Xにスリット6が開設され、他方にはスリット内に摺動可能に遊挿される案内突起7が突設される。
【選択図】図1

Description

本考案は、サポート杆受け金具に関し、ベランダ、バルコニー、テラス、階段の踊り場等の手摺り壁のような立壁の上端で、上階のコンクリート型枠を支えるサポート杆を支持するのに使用され、取扱い操作が簡単に行え、しかも、設置後の安定性を高くしたものである。
従来、例えばベランダ等の手摺り壁のような立壁の上端で、上階のコンクリート型枠を支えるサポート杆を支持するベランダ支保工用取付金具として、例えばベランダ等の手摺り壁のような立壁の上端部に外嵌されて該上端部を挟持可能に重ね合わされる側面略L字状の一対の挟持部材と、該挟持部材相互の設置幅を変更するように摺動可能に下方の挟持部材に垂設されたボルトと、サポート杆の下端部が外嵌される筒状体の内底部に設けたナットとよりなる締結具にて締結し、下方の挟持部材の裏面に設けられた傾斜部面により前記立壁の上端部に外側から内側に向かって下り勾配に形成された斜面部に対して略水平に高さを維持することにより上方荷重によって変形を防止するようにしたものがあった(例えば特許文献1参照)。
特開2001−81977号公報
しかしながら、特許文献1に記載の上記従来のベランダ支保工用取付金具は、例えばベランダ等の手摺り壁のような立壁の上端に、門型に被冠され、側面略L字状の一対の挟持部材を外嵌することによりベランダ支保工用取付金具を設置したり、立壁の幅の大小に応じて一対の挟持部材の設置幅を広狭調整する場合に、一対の挟持部材相互を上方の挟持部材に開設されたスリット内に下方の挟持部材に垂設されたボルトを摺動、案内させて行く途中で、ボルトを中心に一方の挟持部材が他方の挟持部材に対して不用意に自由回動したり、屈曲されることになる。従って、立壁の上端に、側面略L字状の一対の挟持部材を外嵌したり、立壁の幅の大小に応じて一対の挟持部材の設置幅を広狭調整する場合等の操作性が悪く施工工事の作業効率が低いものであった。しかも、立壁の上端部にベランダ支保工用取付金具を設置した後にも、上方荷重を受ける等すると、一対の挟持部材相互がボルトとナットとによる締結具の緊結個所にて垂直軸回りに横折れ状態になり、不安定であった。
本考案は上記従来のベランダ支保工用取付金具の欠点を解決するためになされ、ベランダ等の手摺り壁のような立壁の上端に、一対の挟持部材を外嵌したり、立壁の幅の大小に応じて一対の挟持部材の設置幅を広狭調整する場合に、一方の挟持部材に開設されたスリット内に他方の挟持部材に垂設されたボルトを摺動、案内させて行く途中で、ボルトを中心に一方の挟持部材が他方の挟持部材に対して不用意に自由回動したり、横折れ状態に屈曲されることなく、一対の挟持部材の設置幅を操作性が良く調整が容易に行え、以て施工工事の作業効率が高く、しかも、立壁の上端部に設置後に上方荷重を受けても、一対の挟持部材相互がボルトとナットとによる締結具の緊結個所にて横折れ状態にならずに、安定に上階のコンクリート型枠を支持でき、構造簡単にして製作、および組付けが容易なサポート杆受け金具を提供することを目的とする。
本考案は上記課題に鑑みなされ、請求項1に記載の考案は、
ベランダ等の手摺り壁のような立壁の上端に門型に被冠して上階のコンクリート型枠を支えるサポート杆を支持するものであって、前記立壁の上端部に外嵌されて該上端部を挟持可能に重ね合わされる側面略L字状の一対の挟持部材と、該挟持部材相互の設置幅を変更するように摺動可能に固定するとともに、サポート杆の下端部が外嵌される締結具とを備えたサポート杆受け金具にして、
一対の前記挟持部材のうちの一方には長手方向にスリットが開設され、前記挟持部材のうちの他方には前記スリット内に摺動可能に遊挿される案内突起が前記挟持部材の対向面に突設されることを特徴とする。
また、請求項2に記載の考案は、ベランダ等の手摺り壁のような立壁の上端に門型に被冠して上階のコンクリート型枠を支えるサポート杆を支持するものであって、前記立壁の上端部に外嵌されて該上端部を挟持可能に重ね合わされる側面略L字状の一対の挟持部材と、該挟持部材相互の設置幅を変更するように摺動可能に固定するとともに、サポート杆の下端部が外嵌される締結具とを備えたサポート杆受け金具にして、
一対の前記挟持部材のうちの上方の挟持部材には長手方向にスリットが開設され、前記挟持部材のうちの下方の挟持部材には前記スリット内に摺動可能に前記締結具を構成するボルトと、該ボルトに対して間隔をあけて突設した案内突起とが摺動可能に遊挿されることを特徴とする。
また、請求項3に記載の考案は、ベランダ等の手摺り壁のような立壁の上端に門型に被冠して上階のコンクリート型枠を支えるサポート杆を支持するものであって、前記立壁の上端部に外嵌されて該上端部を挟持可能に重ね合わされる側面略L字状の一対の挟持部材と、該挟持部材相互の設置幅を変更するように摺動可能に固定するとともに、サポート杆の下端部が外嵌される締結具とを備えたサポート杆受け金具にして、
一対の前記挟持部材のうちの下方の挟持部材には長手方向にスリットが開設され、前記挟持部材のうちの上方の挟持部材には前記スリット内に摺動可能に前記締結具を構成するボルトと、該ボルトに対して間隔をあけて突設した案内突起とが摺動可能に遊挿されることを特徴とする。
また、請求項4に記載の考案は、請求項1−3の何れかにおいて、前記締結具が、その内底部にナット材、またはボルトの何れか一方が固着され、外周には操作孔が設けられた有底筒状の受筒体と、前記ナット材、またはボルトの何れかに螺入可能に下方の挟持部材に固定されたボルト、またはナット材と、により形成されたことを特徴とする。
また、請求項5に記載の考案は、請求項1−4の何れかにおいて、下方の前記挟持部材の下面には前記立壁の上面に外側から内側に向かって下り勾配に形成された斜面部に対して略水平に高さを維持する高さ調整突起が所望個数取付けられたことを特徴とする。
本考案の請求項1に記載の考案によれば、ベランダ等の手摺り壁のような立壁の上端に門型に被冠して上階のコンクリート型枠を支えるサポート杆を支持するものであって、前記立壁の上端部に外嵌されて該上端部を挟持可能に重ね合わされる側面略L字状の一対の挟持部材と、該挟持部材相互の設置幅を変更するように摺動可能に固定するとともに、サポート杆の下端部が外嵌される締結具とを備えたサポート杆受け金具にして、一対の前記挟持部材のうちの一方には長手方向にスリットが開設され、前記挟持部材のうちの他方には前記スリット内に摺動可能に遊挿される案内突起が前記挟持部材の対向面に突設されるので、ベランダ等の手摺り壁のような立壁の上端に、一対の挟持部材を外嵌したり、立壁の幅の大小に応じて一対の挟持部材の設置幅を広狭調整する場合に、一方の挟持部材に開設されたスリット内に他方の挟持部材に垂設されたボルトを摺動、案内させて行く途中で、ボルトを中心に一方の挟持部材が他方の挟持部材に対して不用意に自由回動したり、屈曲されることなく、一対の挟持部材の設置幅を直線的に摺動させて操作性が良く調整が行え、施工工事の作業効率が高く、しかも、立壁の上端部に設置後に上方荷重を受けても、一対の挟持部材相互がボルトとナットとによる締結具の緊結個所にて横折れ状態にならずに、安定に上階のコンクリート型枠を支持でき、構造簡単にして製作、および組付けが容易になる。
また、本考案の請求項2に記載の考案によれば、ベランダ等の手摺り壁のような立壁の上端に門型に被冠して上階のコンクリート型枠を支えるサポート杆を支持するものであって、前記立壁の上端部に外嵌されて該上端部を挟持可能に重ね合わされる側面略L字状の一対の挟持部材と、該挟持部材相互の設置幅を変更するように摺動可能に固定するとともに、サポート杆の下端部が外嵌される締結具とを備えたサポート杆受け金具にして、一対の前記挟持部材のうちの上方の挟持部材には長手方向にスリットが開設され、前記挟持部材のうちの下方の挟持部材には前記スリット内に摺動可能に前記締結具を構成するボルトと、該ボルトに対して間隔をあけて突設した案内突起とが摺動可能に遊挿されるので、ベランダ等の手摺り壁のような立壁の上端に、一対の挟持部材を外嵌したり、立壁の幅の大小に応じて一対の挟持部材の設置幅を広狭調整する場合に、上方の挟持部材に開設されたスリット内に下方の挟持部材に垂設されたボルトを摺動、案内させて行く途中で、ボルトを中心に一方の挟持部材が他方の挟持部材に対して不用意に自由回動したり、屈曲されることなく、一対の挟持部材の設置幅を直線的に摺動させて操作性が良く調整が行え、施工工事の作業効率が高く、しかも、立壁の上端部に設置後に上方荷重を受けても、一対の挟持部材相互がボルトとナットとによる締結具の緊結個所にて横折れ状態にならずに、安定に上階のコンクリート型枠を支持でき、構造簡単にして製作、および組付けが容易になる。
また、本考案の請求項3に記載の考案によれば、ベランダ等の手摺り壁のような立壁の上端に門型に被冠して上階のコンクリート型枠を支えるサポート杆を支持するものであって、前記立壁の上端部に外嵌されて該上端部を挟持可能に重ね合わされる側面略L字状の一対の挟持部材と、該挟持部材相互の設置幅を変更するように摺動可能に固定するとともに、サポート杆の下端部が外嵌される締結具とを備えたサポート杆受け金具にして、一対の前記挟持部材のうちの下方の挟持部材には長手方向にスリットが開設され、前記挟持部材のうちの上方の挟持部材には前記スリット内に摺動可能に前記締結具を構成するボルトと、該ボルトに対して間隔をあけて突設した案内突起とが摺動可能に遊挿されるので、ベランダ等の手摺り壁のような立壁の上端に、一対の挟持部材を外嵌したり、立壁の幅の大小に応じて一対の挟持部材の設置幅を広狭調整する場合に、下方の挟持部材に開設されたスリット内に上方の挟持部材に垂設されたボルトを摺動、案内させて行く途中で、ボルトを中心に一方の挟持部材が他方の挟持部材に対して不用意に自由回動したり、屈曲されることなく、一対の挟持部材の設置幅を操作性が良く調整が行え、施工工事の作業効率が高く、しかも、立壁の上端部に設置後に上方荷重を受けても、一対の挟持部材相互がボルトとナットとによる締結具の緊結個所にて横折れ状態にならずに、安定に上階のコンクリート型枠を支持でき、構造簡単にして製作、および組付けが容易になる。
また、本考案の請求項4に記載の考案によれば、請求項1−3の何れかにおいて、前記締結具が、その内底部にナット材、またはボルトの何れか一方が固着され、外周には操作孔が設けられた有底筒状の受筒体と、前記ナット材、またはボルトの何れかに螺入可能に下方の挟持部材に固定されたボルト、またはナット材と、により形成されたので、ベランダ等の手摺り壁のような立壁の上端に、一対の挟持部材を外嵌したり、立壁の幅の大小に応じて一対の挟持部材の設置幅を広狭調整する場合に、受筒体を回動操作することによりボルトとナットとを螺入し、一対の挟持部材を自動的に緊結する。従って、施工工事の作業効率が高く、構造簡単にして製作、および組付けが容易になる。
また、本考案の請求項5に記載の考案によれば、請求項1−4の何れかにおいて、下方の前記挟持部材の下面には前記立壁の上面に外側から内側に向かって下り勾配に形成された斜面部に対して略水平に高さを維持する高さ調整突起が所望個数取付けられたので、ベランダ等の手摺り壁のような立壁の上端に、一対の挟持部材を外嵌したり、立壁の幅の大小に応じて一対の挟持部材の設置幅を広狭調整する場合に、下方の挟持部材の下面に突設した高さ調整突起が立壁の上面に外側から内側に向かって下り勾配に形成された斜面部に対して略水平に高さを維持し、サポート杆を略垂直に支持するとともに、上階のコンクリート型枠を略水平に支持し、安定化する。
以下、図面に従って本考案の実施の最良の形態により、本考案の詳細を説明する。
図1は本考案のサポート杆受け金具の実施形態1を示し、組付け状態の断面図、図2は同じく使用状態を示す断面図、図3は同じく本実施形態1の一方の挟持部材を示す正面図、図4は同じく平面図、図5は同じく本実施形態1の他方の挟持部材を示す正面図、図6は同じく平面図である。
本実施形態1は、ベランダ、バルコニー、テラス、階段の踊り場等の手摺り壁のような
立壁2の上端に門型に被冠して上階のコンクリート型枠3を支えるサポート杆4を支持するものであって、前記立壁2の上端部2aに外嵌されて該上端部2aを挟持可能に重ね合わされる側面略L字状の一対の挟持部材1,1′と、該挟持部材1,1′相互の設置幅Lを変更するように摺動可能に固定するとともに、サポート杆4の下端部4aが外嵌される締結具5とを備えたサポート杆受け金具である点は特許文献1に記載の従来のベランダ支保工用取付金具と同様の構成である。
しかしながら、本実施形態1では、一対の前記挟持部材1,1′のうちの一方の挟持部材1′には長手方向Xにスリット6が開設され、前記挟持部材1,1′のうちの他方の挟持部材1には前記スリット6内に摺動可能に遊挿される案内突起7が前記挟持部材1′の対向面に突設される。
前記挟持部材1,1′は、鉄、鋼材、またはそれらの合金等の金属により形成される。
前記締結具5が、本実施形態1では図示するようにその内底部8aにナット材9が固着され、外周には所望個数の操作孔8bが設けられた有底筒状の受筒体8と、前記ナット材9に螺入可能に下方の挟持部材1に固定されたボルト10と、により形成される。前記ナット材9を受筒体8の内底部8aに固着したり、前記ボルト10を挟持部材1に固定するのには、それぞれ溶接したり、接着剤を用いた接着する等して行われる。
11は下方の前記挟持部材1の下面に所望個数、所望向きに取付けられた高さ調整突起であり、この高さ調整突起11は前記立壁2の上面に外側Oから内側Iに向かって下り勾配に形成された斜面部12に対して一対の挟持部材1,1′を略水平に高さを維持するためのものである。
本実施形態1のサポート杆受け金具は以上の構成からなり、使用にあたり、ベランダ、バルコニー、テラス、階段の踊り場等の手摺り壁のような立壁2の上端で、上階のコンクリート型枠3を支えるサポート杆4を支持するのには、立壁2の上端部2aに側面L字状の一対の前記挟持部材1,1′を門型に外嵌させる。
この際、立壁2の幅Wの大小に応じて一対の挟持部材1,1′の設置幅Lを広狭調整する。これには、上方の挟持部材1′の長手方向Xに設けたスリット6内に遊挿されている下方の挟持部材1に垂設したボルト10と、該ボルト10に対して間隔を空けて下方の挟持部材1に突設された案内突起7とを軸長方向Xに摺動、案内させることにより一方の挟持部材1に対し、他方の挟持部材1′を伸長し、立壁2の幅Wの大小に応じて一対の挟持部材1,1′の設置幅Lを広狭調整する。
このように、一対の挟持部材1,1′の設置幅Lを広狭調整する時に、下方の挟持部材1に突設した案内突起7が、上方の挟持部材1′に設けたスリット6内を長手方向Xに摺動、案内されて行くので、一対の挟持部材1,1′の設置幅Lを広狭調整する途中で、ボルト10を中心に一方の挟持部材1が他方の挟持部材1′に対して不用意に自由回動したり、屈曲されることなくなるため、一対の挟持部材1,1′の設置幅Lを操作性が良く調整が行える。従って、特許文献1に記載の従来のベランダ支保工用取付金具のように、例えばベランダ等の手摺り壁のような立壁の上端に、門型に被冠される一対の挟持部材を立壁の幅の大小に応じて広狭調整する場合に、上方の挟持部材に開設されたスリット内に下方の挟持部材に垂設されたボルトを摺動、案内させて行く途中で、ボルトを中心に一方の挟持部材が他方の挟持部材に対して不用意に自由回動したり、屈曲されるという不都合はなく、一対の挟持部材1,1′を外嵌したり、立壁2の幅の大小に応じて一対の挟持部材1,1′の設置幅Lを広狭調整する場合等の操作性が良好になり、施工工事の作業効率が良くなる。
こうして、立壁2の幅Wの大小に応じて設置長さLが調整された一対の挟持部材1,1′をベランダ等の手摺り壁のような立壁2の上端に外嵌する。そして、下方の挟持部材1の下面に突設した高さ調整突起11が立壁2の上面に外側Oから内側Iに向かって下り勾配に形成された斜面部12に対して略水平に高さを維持し、後述のようにサポート杆4を略垂直に支持するとともに、上階のコンクリート型枠3を略水平に支持する。
その後、緊結具5の外周に設けられた操作孔8b内に図には示さないシノ等の工具を挿入し、緊結具5を垂直軸回りに回動操作すると、筒状体よりなる緊結具5の内底部8a内に固着されたナット材9に挟持部材1に垂設されたボルト10が螺入されることにより一対の挟持部材1,1′は緊結される。
この際、下側の挟持部材1に突設された案内突起7がスリット6内に遊挿されているので、緊結具5の回動操作により一対の挟持部材1,1′の共回りは阻止され、ボルト10と、ナット材9とによる緊締操作は迅速かつ確実に行える。
そして、立壁2の上端部2aに門型の一対の挟持部材1,1′を外嵌させたサポート杆受け金具を設置した後にも、サポート杆4、上階のコンクリート型枠3、コンクリート型枠3内に打設されるコンクリート等の上方荷重を一対の挟持部材1,1′が受ける等しても、前述のように、一対の挟持部材1,1′が緊結具5のボルト10とナット9とが螺合されて緊結されるのと、スリット6内に高さ調整突起11が挿入されていることによって一対の挟持部材1,1′相互が不用意にズレ動いたり、締結具5の緊結個所にて横折れ状態になるのが防止され、安定にサポート杆4、上階のコンクリート型枠3、コンクリート型枠3内に打設されるコンクリート等を支持し、構造堅牢になり、ヒビや割れを生ずることがない綺麗な仕上がりのベランダ等のコンクリート構築物を養生、固化定することができる。
図7は本考案のサポート杆受け金具の実施形態2を示す。
前記実施形態1では、緊結具5が、有底筒状の受筒体8の内底部8aにナット材9が固着され、前記ナット材9に螺入可能なボルト10を下方の挟持部材1に固定させたことにより構成されるが、本実施形態2では、垂直軸回りに回動操作される受筒体8の内底部8aに垂設されたボルト10′を下方の挟持部材1の下面に固定されたナット材9′に螺入させることにより挟持部材1,1′を緊結させるようにした点が前記実施形態1と異なる構成、作用であるほかは、前記実施形態1と同様の構成、同様の作用である。
本考案は、ベランダ等の手摺り壁のような立壁の上端に、一対の挟持部材を外嵌したり、立壁の幅の大小に応じて一対の挟持部材の設置幅を広狭調整する場合に、一方の挟持部材に開設されたスリット内に他方の挟持部材に垂設されたボルトを摺動、案内させて行く途中で、ボルトを中心に一方の挟持部材が他方の挟持部材に対して不用意に自由回動したり、屈曲されることなく、一対の挟持部材の設置幅を操作性が良く調整が行え、施工工事の作業効率が高く、しかも、立壁の上端部に設置後に上方荷重を受けても、一対の挟持部材相互がボルトとナットとによる締結具の緊結個所にて横折れ状態にならずに、安定に維持でき、構造簡単にして製作、および組付けが容易になる用途・機能に適する。
図1は本考案のサポート杆受け金具の実施形態1を示し、組付け状態の断面図である。 図2は同じく使用状態を示す断面図である。 図3は同じく本実施形態1の一方の挟持部材を示す正面図である。 図4は同じく同じく平面図である。 図5は同じく本実施形態1の他方の挟持部材を示す正面図である。 図6は同じく平面図である。 本考案のサポート杆受け金具の実施形態2を示し、組付け状態の断面図である。
符号の説明
1 挟持部材
1′ 挟持部材
2 立壁
2a 立壁部
3 コンクリート型枠
4 サポート杆
5 緊結具
6 スリット
7 案内突起
8 操作孔
9 ナット材
10 ボルト

Claims (5)

  1. ベランダ等の手摺り壁のような立壁の上端に門型に被冠して上階のコンクリート型枠を支えるサポート杆を支持するものであって、前記立壁の上端部に外嵌されて該上端部を挟持可能に重ね合わされる側面略L字状の一対の挟持部材と、該挟持部材相互の設置幅を変更するように摺動可能に固定するとともに、サポート杆の下端部が外嵌される締結具とを備えたサポート杆受け金具にして、
    一対の前記挟持部材のうちの一方には長手方向にスリットが開設され、前記挟持部材のうちの他方には前記スリット内に摺動可能に遊挿される案内突起が前記挟持部材の対向面に突設されることを特徴とするサポート杆受け金具。
  2. ベランダ等の手摺り壁のような立壁の上端に門型に被冠して上階のコンクリート型枠を支えるサポート杆を支持するものであって、前記立壁の上端部に外嵌されて該上端部を挟持可能に重ね合わされる側面略L字状の一対の挟持部材と、該挟持部材相互の設置幅を変更するように摺動可能に固定するとともに、サポート杆の下端部が外嵌される締結具とを備えたサポート杆受け金具にして、
    一対の前記挟持部材のうちの上方の挟持部材には長手方向にスリットが開設され、前記挟持部材のうちの下方の挟持部材には前記スリット内に摺動可能に前記締結具を構成するボルトと、該ボルトに対して間隔をあけて突設した案内突起とが摺動可能に遊挿されることを特徴とするサポート杆受け金具。
  3. ベランダ等の手摺り壁のような立壁の上端に門型に被冠して上階のコンクリート型枠を支えるサポート杆を支持するものであって、前記立壁の上端部に外嵌されて該上端部を挟持可能に重ね合わされる側面略L字状の一対の挟持部材と、該挟持部材相互の設置幅を変更するように摺動可能に固定するとともに、サポート杆の下端部が外嵌される締結具とを備えたサポート杆受け金具にして、
    一対の前記挟持部材のうちの下方の挟持部材には長手方向にスリットが開設され、前記挟持部材のうちの上方の挟持部材には前記スリット内に摺動可能に前記締結具を構成するボルトと、該ボルトに対して間隔をあけて突設した案内突起とが摺動可能に遊挿されることを特徴とするサポート杆受け金具。
  4. 前記締結具が、その内底部にナット材、またはボルトの何れか一方が固着され、外周には操作孔が設けられた有底筒状の受筒体と、前記ナット材、またはボルトの何れかに螺入可能に下方の挟持部材に固定されたボルト、またはナット材と、により形成されたことを特徴とする請求項1−3の何れかに記載のサポート杆受け金具。
  5. 下方の前記挟持部材の下面には前記立壁の上面に外側から内側に向かって下り勾配に形成された斜面部に対して略水平に高さを維持する高さ調整突起が所望個数取付けられたことを特徴とする請求項1−4の何れかに記載のサポート杆受け金具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017066814A (ja) * 2015-10-01 2017-04-06 住友ゴム工業株式会社 制震ユニットおよび制震装置

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