JP3139360U - 高圧変圧器の絶縁構造 - Google Patents

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楊清盛
呉素華
李啓任
王淑珍
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台北沛波電子股▲分▼有限公司
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Abstract

【課題】鉄芯アッセンブリの鉄芯外層に絶縁カバーを覆設し、鉄芯アッセンブリとピンを隔離して鉄芯アッセンブリのマンガン亜鉛材とピンとの間に充分な沿面距離を維持し、高圧変圧器の高圧出力が鉄芯アッセンブリの伝導を介してフラッシュオーバーを発生するという欠点を回避することができる、高圧変圧器の絶縁構造の提供。
【解決手段】本考案の高圧変圧器の絶縁構造は、少なくともコイルボビンを備えた座体と、前記座体両側にそれぞれ組み込まれる2つの鉄芯アッセンブリを含み、前記鉄芯アッセンブリが相対する枠型体に設計され、且つ、鉄芯及び絶縁カバーから成り、前記鉄芯が非絶縁金属材質であり、前記絶縁カバーが鉄芯の周囲に覆設され、前記2つの鉄芯アッセンブリの一端または突出する中柱部を直接コイルボビン中央の挿入槽両端に差し込み、他端を相対させて組み立て、変圧器を構成する。
【選択図】図1

Description

本考案は高圧変圧器に関し、特に、液晶表示装置(LCD)内に応用され、新しい絶縁構造を有する高圧変圧器の絶縁構造に関する。
液晶表示装置(LCD)内の高圧変圧器は、主に二組以上の正、負高圧出力を発生し、少なくとも4本以上のライトを駆動することができる変圧器であり、その構造は図6の立体図及び図7の分解図に示すように、主に扁形のプラスチック座体40を含み、複数のコイルボビン41を備え、且つ、前記コイルボビン41の中央に挿入槽44を貫設し、周辺に複数のピン42を突設し、且つ、これらピン42内に溝部を形成する。さらに、プライマリコイル30及びセカンダリコイル31をそれぞれコイルボビン41上に巻回し、且つ、その導線を溝部に沿ってピン42末端に接続し、はんだ付け端点43を形成する。
2つの鉄芯アッセンブリ50はそれぞれ相対するE字形の形態を成し、その材質は実心の絶縁金属であり、中央に中柱部51が突設され、2つの鉄芯アッセンブリ50の前記中柱部51をコイルボビン41中央の挿入槽44両端に挿入し、鉄芯アッセンブリ50の周縁部が相互に相対して組み立てられ、高圧変圧器が構成される。
従来の鉄芯アッセンブリ50は最初絶縁金属材質であったが、コストが比較的高いため、コストを下げることを目的として現在はマンガン亜鉛を材質とした鉄芯アッセンブリ50が使用されている。しかしながら、マンガン亜鉛鉄芯の絶縁抵抗は低く、ピン42末端に設置されるはんだ付け端点43間の沿面距離が不足するとフラッシュオーバーが発生し、高圧変圧器を破損してしまう危険があり、これが主な欠点となっている。
本考案の主な目的は、コスト節約を考慮してマンガン亜鉛材質で鉄芯アッセンブリを製作し、さらに前記鉄芯アッセンブリの外層に一層の絶縁カバーを覆設し、鉄芯アッセンブリとピンを隔離して鉄芯アッセンブリのマンガン亜鉛材そのものとピンとの間に充分な沿面距離を維持できるようにし、高圧変圧器の高圧出力が鉄芯アッセンブリの伝導を介してフラッシュオーバーを発生するという欠点を回避することができる、高圧変圧器を提供することにある。
本考案の高圧変圧器の絶縁構造は、少なくとも座体と、複数のコイルと、2つの相対する枠型体である鉄芯アッセンブリを含み、そのうち、前記座体上に複数のコイルボビンを設け、且つ、前記コイルボビンの中央に挿入槽を形成し、前記コイルボビンの側辺部に複数のピンをそれぞれ突設し、前記複数のコイルをそれぞれ前記コイルボビン上に巻回し、その導線末端を溝部に沿って前記ピン末端に接続し、はんだ付け端点を形成し、前記2つの鉄芯アッセンブリは鉄芯及び絶縁カバーから構成され、そのうち、前記鉄芯は金属材料から成り、前記絶縁カバーが前記鉄芯の周囲に覆設され、前記2つの鉄芯アッセンブリの一端または突出した中柱部を直接前記コイルボビン中央の挿入槽両端に差し込み、他端を相対させて組み立て変圧器を構成することを特徴とする。
本考案の設計により、本考案を実施すると次のような利点が得られる:
1.
本考案は非絶縁金属を材質として成る鉄芯アッセンブリを用い、前記鉄芯アッセンブリの外層に一層の絶縁カバーを覆設することで絶縁効果を改善し、鉄芯アッセンブリの非絶縁金属材質そのものがピン末端のはんだ付け端点と直接接触せず、絶縁カバーによって阻隔されるため、より安定した電圧を得ることができ、これが本考案の主要な利点である。
2.
本考案の鉄芯アッセンブリはU字形に設けることができるため、構造がより簡単である点も本考案のもう1つの利点である。
3.
本考案の構造は従来の規格にも適用できるため、汎用性が高いことも本考案のもう1つの利点である。
以下、本考案の内容について、図面に基づき詳細に説明する。
図1から図3に示すように、本考案の高圧変圧器は、少なくとも座体10と、2つの鉄芯アッセンブリ20を含む。前記座体10は扁形を呈し、その上に複数のコイルボビン12をそれぞれ設置し、且つ、前記コイルボビン12の中央に挿入槽120を設け、コイルボビン12の長手方向側にそれぞれ複数本のピン11を突設し、且つ、これらピン11内に導線を嵌入させるための溝部(本考案の重点ではないため、図では省略する)を形成する。プライマリコイル30及びセカンダリコイル31がそれぞれコイルボビン12上に巻回し、その導線末端を溝部に沿ってピン11末端に接続し、はんだ付け端点13を形成する。
2つの鉄芯アッセンブリ20はそれぞれ相対する枠型体に設計し、U字形構造体などの形状に形成するとよい。前記2つの鉄芯アッセンブリ20は鉄芯21及び絶縁カバー22から構成され、そのうち、鉄芯21はマンガン亜鉛等比較的廉価な非絶縁金属を採用し、絶縁カバー22は鉄芯21の周囲に覆設される。前記絶縁カバー22は軟質材の絶縁カバー22を直接被せて設けたり、接着や嵌入で鉄芯21上に固定したりすることができ、絶縁カバー22の材質及び製造上の利便性により選択することができ、便利である。
前記2つの鉄芯アッセンブリ20はそれぞれ一端を直接コイルボビン12の中央の挿入槽120両端に差し込み、他端を相対させて組み立て、高圧変圧器を構成する。
このようなU字形の2つの鉄芯アッセンブリ20の構造は従来規格のE字形構造部材より簡単である。
図2及び図3に示すように、鉄芯アッセンブリ20の鉄芯21と高電圧を放出するはんだ付け端点13間が絶縁カバー22の隔絶を受けるため、出力電圧がより安定し、フラッシュオーバー現象を完全に防ぐことができる。
図4に示すように、本考案は従来のE字形規格の鉄芯アッセンブリ200から構成される高圧変圧器にも適用することができ、即ち、複数のコイルボビン12を備えた扁形座体100を設け、且つ、前記コイルボビン12の中央に挿入槽120を形成し、コイルボビン12の長手方向側の両側に複数本のピン11を突設し、且つ、これらピン11内に導線を嵌入させるための溝部を設ける。プライマリコイル30及びセカンダリコイル31をコイルボビン12上にそれぞれ巻回し、その導線の末端を溝部に沿ってピン11末端に接続し、はんだ付け端点13を形成する。鉄芯アッセンブリ200はE字形に設け、前記鉄芯アッセンブリ200はそれぞれ相対する構造体として設計される。前記2つの鉄芯アッセンブリ200は鉄芯210及び絶縁カバー220から構成され、そのうち、鉄芯210はマンガン亜鉛等比較的廉価な非絶縁金属を採用し、絶縁カバー220は鉄芯210の周囲に覆設される。前記絶縁カバー220は直接被せて(或いは接着や嵌入の方法で)鉄芯210上に固定することができ、その組み立て方法は従来通りであるためここでは説明を省略する。
図5に本考案の別の絶縁カバー23の実施例を示す。そのうち、前記絶縁カバー23の端部に凸部231を周設し、さらに鉄芯21とピン末端に設置されたはんだ付け端点13間の沿面距離を増加すると共に、変圧器そのものの耐圧強度及び信頼性を向上することができる。
本考案は考案者の継続的開発と努力により、ついに本製品の開発に至ったものであり、上述のように電圧を安定させ、信頼性を向上するという利点が得られ、産業的利用価値を備えているだけでなく、新規性も具備しているため、実用新案登録の要件を満たしており、ここに出願を提出するものである。
本考案の立体分解図である。 本考案の横断面図である。 本考案の縦断面図である。 本考案を別の規格に応用した立体図である。 本考案の絶縁カバーの別の構造の実施例を示す立体図である。 従来品の立体図である。 従来品の立体分解図である。
符号の説明
10 座体
100 座体
11 ピン
12 コイルボビン
120 挿入槽
13 はんだ付け端点
20 鉄芯アッセンブリ
200 鉄芯アッセンブリ
21 鉄芯
210 鉄芯
22 絶縁カバー
220 絶縁カバー
23 絶縁カバー
231 凸部
30 プライマリコイル
31 セカンダリコイル
40 座体
41 コイルボビン
42 ピン
43 はんだ付け端点
44 挿入槽
50 鉄芯アッセンブリ
51 中柱部

Claims (7)

  1. 高圧変圧器の絶縁構造であって、少なくとも、座体と、複数のコイルと、2つの相対する枠型体である鉄芯アッセンブリを含み、そのうち、前記座体上に複数のコイルボビンを設け、且つ、前記コイルボビンの中央に挿入槽を形成し、前記コイルボビンの側辺部に複数のピンをそれぞれ突設し、前記複数のコイルをそれぞれ前記コイルボビン上に巻回し、その導線末端を溝部に沿って前記ピン末端に接続し、はんだ付け端点を形成し、前記2つの鉄芯アッセンブリは鉄芯及び絶縁カバーから構成され、そのうち、前記鉄芯は金属材料から成り、前記絶縁カバーが前記鉄芯の周囲に覆設され、前記2つの鉄芯アッセンブリの一端または突出した中柱部を直接前記コイルボビン中央の挿入槽両端に差し込み、他端を相対させて組み立て変圧器を構成することを特徴とする、高圧変圧器の絶縁構造。
  2. 前記2つの鉄芯アッセンブリが相対する枠型体に設計され、U字形構造体として形成されることを特徴とする、請求項1に記載の高圧変圧器の絶縁構造。
  3. 前記2つの鉄芯アッセンブリが相対する枠型体に設計され、E字形構造体として形成されることを特徴とする、請求項1に記載の高圧変圧器の絶縁構造。
  4. 前記絶縁カバーの一端に凸部を設けたことを特徴とする、請求項1に記載の高圧変圧器の絶縁構造。
  5. 前記絶縁カバーが軟質材を直接前記鉄芯上に被せて設置されることを特徴とする、請求項1に記載の高圧変圧器の絶縁構造。
  6. 前記絶縁カバーが前記鉄芯上に接着して設置されることを特徴とする、請求項1に記載の高圧変圧器の絶縁構造。
  7. 前記絶縁カバーが前記鉄芯上に嵌置して設置されることを特徴とする、請求項1に記載の高圧変圧器の絶縁構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101036417B1 (ko) * 2008-10-31 2011-05-23 삼성전기주식회사 인버터 트랜스 포머

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