JP3139320B2 - 消化タンクの攪拌装置 - Google Patents

消化タンクの攪拌装置

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    • B01F35/514Mixing receptacles the mixing receptacle or conduit being transparent or comprising transparent parts
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    • B01F27/00Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders
    • B01F27/05Stirrers
    • B01F27/11Stirrers characterised by the configuration of the stirrers
    • B01F27/113Propeller-shaped stirrers for producing an axial flow, e.g. shaped like a ship or aircraft propeller

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、汚泥の嫌気性消化タン
クの攪拌装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図19は例えば特公昭59−46654
号公報に示された従来の汚泥の嫌気性処理に使用される
消化タンクの一例の全体構成を示す縦断面図、図20は
その機械式攪拌装置の詳細を拡大して示す縦断面図であ
る。
【0003】この消化タンク1は、内部の汚泥中に没す
ることができるようにドラフトチューブ2をその内部に
立設状態で据え付け、ドラフトチューブ2にその上端開
口より攪拌機3のスクリュー4を挿入し、スクリュー4
の回転によってドラフトチューブ2内に下向き(図19
に実線の矢印で示す)、あるいは上向き(図19に破線
の矢印で示す)の流れを発生させ、これによりタンク内
に強制対流による循環流を発生させて汚泥5を全体的に
攪拌することができるようになっている。即ち、ドラフ
トチューブ2とスクリュー4とは、スクリュー4をイン
ペラ、ドラフトチューブ2をケーシングとした縦型軸流
ポンプのように機能する。
【0004】これを更に詳述すると、ドラフトチューブ
2は、図19に示す如くその下部が複数の脚6を介して
消化タンク1内の下部内壁に固定されるとともに、その
上部がタイロッド7を介して消化タンク1内の上部内壁
に固定され、消化タンク1内の汚泥5中に立設配置され
るようになっており、これによってその一端開口から汚
泥を吸い込み、吸い込んだ汚泥を他端開口から吐出でき
るようになっている。攪拌機3は、図20に示す如く消
化タンク1のドラフトチューブ直上のコンクリートスラ
ブ8にモルタル9により埋め込んで据付けたベアリング
ボックス10の外側に、モータ11を配置し、ベアリン
グボックス10を介してモータ11の出力軸とスクリュ
ー4のシャフト12を接続するようにしている。また、
シャフト12には、その汚泥液面付近の位置にスプラッ
シュディスク13が取り付けられ、ドラフトチューブ2
内に上向きの流れを発生させた場合にドラフトチューブ
2の上端開口から汚泥液面上に吐出される汚泥を、スプ
ラッシュディスク13によって周辺にはねさせ、吐出さ
れる汚泥によってベアリングボックス10が汚染される
のを防止できるようになっている。なお、消化タンク1
内の上部空隙14は、消化工程ででるメタンガスを主成
分とした可燃性の消化ガス(圧力150mmAq程度)
が充満している。
【0005】図21は従来の汚泥処理に使用される従来
の消化タンクの他の例の全体構成を示す縦断面図であ
り、前述の図19及び図20のものに相当する部分には
同一符号を付してある。
【0006】この消化タンク21は、消化工程ででる消
化ガスをガス抜き用配管22を介して図示しないガスホ
ルダに回収した後、この消化ガスをブロワで昇圧し、再
び攪拌用配管23を通して所定の圧力でタンク底部付近
に噴出させることにより、あるいは攪拌用配管23より
別途発生させた蒸気を所定の圧力でタンク底部付近に噴
出させることにより、タンク内の汚泥5を攪拌して、嫌
気性細菌(通性嫌気性細菌,メタン発酵菌)の働きによ
って汚泥中の有機物を無機化、ガス化するようにしたも
のである。無機化、ガス化して減量化、安定化、安全化
を図るプロセスを経た消化汚泥は、タンク底部中央に設
けた消化汚泥引抜き用配管24より排出されるようにな
っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、攪拌装
置を、消化タンク1の内部に立設設置したドラフトチュ
ーブ2と、消化タンク1の頂部のコンクリートスラブ8
に支持される攪拌機3とから構成し、攪拌機3のモータ
11に接続されたスクリュー4をドラフトチューブ2の
上端開口より挿入するようにした前者のものは、一般的
に採用されている技術であり、実績も多いが、消化タン
ク1の頂部のコンクリートスラブ8に攪拌機3を設置で
きるような強度に予め設計された消化タンクに適用する
ことを前提として提案されたものであり、そのような設
計強度上の配慮が成されず既に稼動している消化タンク
(図21のようなタイプ)には強度上の問題で据付けら
れないという難点がある。
【0008】また、消化工程ででる消化ガス、あるいは
蒸気を、タンク底部付近に噴出させることにより、タン
ク内の汚泥5を攪拌するようにした後者のものは、前者
のような機械攪拌方式に比して攪拌効果、すなわち消化
処理効率の点で劣る。
【0009】このため、既に稼動しているガスやポンプ
による攪拌方式をとっている後者のような消化タンク2
1を、前者のような機械攪拌方式に変更したいというニ
ーズが最近増加の傾向にあるが、この既設の消化タンク
21に前者の攪拌機3を据付ける場合、以下のような問
題がある。 既設の消化タンク21の頂部スラブはスラブ厚が薄
く、攪拌機3を据付けるための強度が不足していたり、
設計図面上では強度があっても10〜20年の時間経過
を経てコンクリートの強度保証ができない状態にある場
合が多く、攪拌機3をこの既設の消化タンク21の頂部
スラブに据付けることはできない。 このような場合でも、既設消化タンク21の内部ある
いは外部に強固な架台を設置し、この架台の上に攪拌機
3を載せて荷重を受けさせ、更に攪拌機3が貫通する頂
部スラブのガスシールを充分に工夫すれば据付は可能と
なるが、装置が大掛かりとなり、改修費用が高く付いて
しまう。 このような問題は攪拌機を消化タンクの内部に据付け
ることにより解消できるが、消化タンクは可燃性のガス
を発生させる装置であるため、内部の開放点検を簡単に
できない構造となっており、ヘビーメンテナンスは5年
に1回程度しか行なわないのが普通である。このため、
メンテナンスが充分に行えないばかりでなく、問題が発
生した場合はその点検、修理に膨大な時間と費用を費や
さざるを得ない。
【0010】本発明は、叙上の点に鑑み、既設の消化タ
ンクでもその頂部スラブに負担を掛けることなく機械攪
拌方式の攪拌機を容易に設置でき、かつメンテナンスを
簡単に行うことのできる消化タンクの攪拌装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
に係る消化タンクの攪拌装置は、消化タンク内に両端を
開口させた状態で立設固定されて汚泥中に没するドラフ
トチューブと、ドラフトチューブ直上のタンク外壁に設
けられて消化タンク内の上部空隙に突出する密閉可能な
水封用パイプからなる点検口と、点検口を介してドラフ
トチューブ内に挿抜可能に独立設置された水中式攪拌機
とを備えてなるものである。
【0012】また、本発明の請求項2の発明に係る消化
タンクの攪拌装置は、請求項1のものの水封用パイプか
らなる点検口内に、この点検口とドラフトチューブの間
を消化タンク内空間から密閉し連結して水中式攪拌機の
挿入、離脱時のガイドとなるガイドパイプを挿抜自在に
構成したものである。
【0013】また、本発明の請求項3の発明に係る消化
タンクの攪拌装置は、請求項2のもののガイドパイプ
を、点検口とドラフトチューブ間の連結時、その内周面
がドラフトチューブ内周面と同一面となるように設定し
たものである。
【0014】また、本発明の請求項4の発明に係る消化
タンクの攪拌装置は、消化タンク内に両端を開口させた
状態で立設固定されて汚泥中に没するドラフトチューブ
と、ドラフトチューブの上部の周方向複数個所に設置さ
れて上方へ延出するガイドバーと、ドラフトチューブ直
上のタンク外壁に設けられて消化タンク内の上部空隙に
突出する密閉可能な水封用パイプからなる点検口と、各
ガイドバーに案内される複数のスライドプレートを有
し、点検口を介してドラフトチューブの上部に独立設置
された水中式攪拌機とを備えてなるものである。
【0015】また、本発明の請求項5の発明に係る消化
タンクの攪拌装置は、請求項4のものの水中式攪拌機の
モータ及びスクリューを、ドラフトチューブ上端に載置
されてドラフトチューブに連通する筒体内に収容すると
ともに、この筒体の外周に設けた放射方向に延びる複数
の固定具を介して各スライドプレートを取り付けたもの
である。
【0016】また、本発明の請求項6の発明に係る消化
タンクの攪拌装置は、請求項4のものの水中式攪拌機の
モータのケーシングの外周に、斜め後方に向かって放射
方向に延びる複数の固定具を設け、これら固定具に各ス
ライドプレートを取り付けるとともに、各固定具の前縁
部の一部をそれぞれドラフトチューブの上端に当接可能
に設定したものである。
【0017】また、本発明の請求項7の発明に係る消化
タンクの攪拌装置は、請求項6のもののドラフトチュー
ブの上端を、各固定具の前縁部が線接触可能なベル形に
形成したものである。
【0018】また、本発明の請求項8の発明に係る消化
タンクの攪拌装置は、消化タンク内に両端を開口させた
状態で立設固定されて汚泥中に没するドラフトチューブ
と、ドラフトチューブ直上のタンク外壁に設けられて消
化タンク内の上部空隙に突出する密閉可能な水封用パイ
プからなる点検口と、点検口の内壁の周方向複数個所に
設置されて上下方向に延びるガイドバーと、上部にガイ
ドバーに案内されるスライドプレートと搬出入用の吊り
ピースを有し、互いに組み付けられて下方に垂下する複
数の吊り上げ用バーと、各吊り上げ用バーの下部にこれ
ら吊り上げ用バー相互を固定するように取り付けられ、
点検口を介してドラフトチューブの上部に独立設置され
た水中式攪拌機とを備えてなるものである。
【0019】また、本発明の請求項9の発明に係る消化
タンクの攪拌装置は、請求項8のものの各吊りピース
を、各吊り上げ用バーの上端に配置するとともに、各吊
り上げ用バーの長さを、水中式攪拌機設置時に各吊りピ
ースの上端が点検口の頂壁と僅かな隙間を有して対向す
る長さに設定したものである。
【0020】また、本発明の請求項10の発明に係る消
化タンクの攪拌装置は、請求項8又は請求項9のものの
水中式攪拌機のモータ及びスクリューを、ドラフトチュ
ーブ上端に載置されて該ドラフトチューブに連通する筒
体内に収容するとともに、この筒体の外周に設けた放射
方向に延びる複数の固定具を介して各吊り上げ用バーに
取り付けたものである。
【0021】また、本発明の請求項11の発明に係る消
化タンクの攪拌装置は、請求項8又は請求項9のものの
水中式攪拌機のモータのケーシングの外周に、斜め後方
に向かって放射方向に延びる複数の固定具を設け、これ
ら固定具に各吊り上げ用バーを取り付けるとともに、各
固定具の前縁部の一部をそれぞれドラフトチューブの上
端に当接可能に設定したものである。
【0022】また、本発明の請求項12の発明に係る消
化タンクの攪拌装置は、請求項11のもののドラフトチ
ューブの上端を、各固定具の前縁部が線接触可能なベル
形に形成したものである。
【0023】
【作用】本発明の請求項1の発明においては、ドラフト
チューブ直上のタンク外壁に設けた点検口から水中式攪
拌機をドラフトチューブ内に挿入するだけで設置できる
ので、攪拌機の据付が簡単となる。また、ドラフトチュ
ーブ直上のタンク外壁には点検口のみを設置すればよい
ため、ドラフトチューブ直上のタンク外壁にかかる負担
を軽減できる。このため、頂部スラブが薄かったり脆く
なっているような既設の消化タンクでも本発明を適用す
ることができる。更に、水中式攪拌機とドラフトチュー
ブは、水中式攪拌機のスクリューがポンプの羽、ドラフ
トチューブがポンプのケーシングの役割を果たし、消化
タンク内においてドラフトチューブ直上のタンク外壁か
ら分離独立したポンプを形成し、しかも点検口とドラフ
トチューブはほぼ絶縁されているので、振動源となるポ
ンプを、点検口すなわちドラフトチューブ直上のタンク
外壁から遠ざけることができる。また従来の図19の攪
拌機と同様にドラフトチューブ内に強い流れを励起する
ことができ、大容量の消化タンク内の汚泥を効率よく攪
拌することができる。更にまた、点検口は消化タンク内
の上部空隙に突出する密閉可能な水封用パイプから構成
されているので、点検口を消化タンク内の汚泥で水封す
ることができる。このため、消化タンク内の上部空隙に
充満している可燃性の消化ガスを抜かなくても容易に内
部を点検することができ、メンテナンスを簡単に行うこ
とができる。
【0024】また、本発明の請求項2の発明において
は、請求項1のものの水封用パイプからなる点検口内
に、この点検口とドラフトチューブの間を消化タンク内
空間から密閉し連結して水中式攪拌機の挿入、離脱時の
ガイドとなるガイドパイプを挿抜自在に構成しているの
で、水中式攪拌機のドラフトチューブ内への搬入・搬出
時にガイドパイプを挿入することにより、点検口とドラ
フトチューブの間を接続できてドラフトチューブから点
検口に至る1本の管に形成することができる。このた
め、水中式攪拌機のドラフトチューブ内への搬入・搬出
作業をスムーズに行うことができる。
【0025】また、本発明の請求項3の発明において
は、請求項2のもののガイドパイプの内周面を、ドラフ
トチューブ内周面と同一面となるように設定しているの
で、ガイドパイプを挿入することによって形成されるド
ラフトチューブから点検口に至る1本の管内には段部が
なくなる。このため、水中式攪拌機のドラフトチューブ
内への搬入・搬出時に水中式攪拌機との干渉物がなくな
って、水中式攪拌機の内筒部突起部等への衝突等の事故
の発生を防止することができる。
【0026】また、本発明の請求項4の発明において、
水中式攪拌機をセットするには、水中式攪拌機に設けた
複数のスライドプレートを、ドラフトチューブから延出
する複数のガイドバーにそれぞれ差し込み、その状態で
下方へスライドさせてドラフトチューブの上部に水中式
攪拌機を設置する。各ガイドバーは、水中式攪拌機の稼
動時には水中式攪拌機の回転止めとして機能する。一般
に、消化タンク内に設置されるドラフトチューブは、数
本のパイプをフランジ接続して据付られるが、製作上、
フランジの倒れが発生し易い。この場合、ドラフトチュ
ーブは、前記接続部が屈折した状態のまま消化タンク内
に固定されることとなる。前述のように水中式攪拌機を
ドラフトチューブの上部に設置できるようにすることに
より、ドラフトチューブが途中で屈折した状態のまま据
付けられることがあっても、この屈折の影響を回避する
ことができる。更に、ドラフトチューブ側に水中式攪拌
機の搬入、搬出時のガイドとなるガイドバーを設けるこ
とにより、ガイドパイプを不要にできる。
【0027】また、本発明の請求項5の発明において
は、請求項4のものの水中式攪拌機のモータ及びスクリ
ューを、ドラフトチューブ上端に載置されてドラフトチ
ューブに連通する筒体内に収容するとともに、この筒体
の外周に設けた放射方向に延びる複数の固定具を介して
各スライドプレートを取り付けるようにしているので、
ドラフトチューブから筒体に至る1本の管に形成するこ
とができる。このため、スライドプレートをドラフトチ
ューブ側のガイドバーに差し込み、その状態で下方へス
ライドさせ、筒体すなわち水中式攪拌機をドラフトチュ
ーブの上端に載置するだけで、水中式攪拌機をセットす
ることができる。
【0028】また、本発明の請求項6の発明において
は、請求項4のものの水中式攪拌機のモータのケーシン
グの外周に、斜め後方に向かって放射方向に延びる複数
の固定具を設け、これら固定具に各スライドプレートを
取り付けるとともに、各固定具の前縁部の一部をそれぞ
れドラフトチューブの上端に当接可能に設定したので、
水中式攪拌機をドラフトチューブ上部の内方に配置でき
る。このため、水中式攪拌機の周りにドラフトチューブ
への導入路となる筒体等を設ける必要がなくなり、装置
構成をシンプルにできる。更に各固定具に調心機能を持
たせることが可能となり、水中式攪拌機の設定位置の精
度が向上する。
【0029】また、本発明の請求項7の発明において
は、請求項6のもののドラフトチューブの上端を、各固
定具の前縁部が線接触可能なベル形に形成したので、各
固定具による調心作用とドラフトチューブの上端のベル
形による調心作用の相乗作用により、水中式攪拌機の設
定位置の精度を一層向上させることができる。更に固定
具とドラフトチューブ上端との接触面積を増大させるこ
とが可能となって、ドラフトチューブ上端にかかる水中
式攪拌機の重量による荷重を分散させることができる。
このため、水中式攪拌機の設置状態が安定し、かつドラ
フトチューブ上端の荷重による応力集中を防ぐことがで
きる。
【0030】また、本発明の請求項8の発明において、
水中式攪拌機をセットするには、各吊り上げ用バーを吊
り上げて、その下部に固定している水中式攪拌機を点検
口内に挿入し、ドラフトチューブ上に降下させる。この
とき、各吊り上げ用バーの上部に設けている各スライド
プレートが、点検口の内壁に設置されている複数のガイ
ドバーの位置にくると、これらの位置合わせを行い、各
スライドプレートを各ガイドバーにそれぞれ差し込み、
その状態でさらに下方へスライドさせてドラフトチュー
ブの上部に水中式攪拌機を設置する。各ガイドバーは、
水中式攪拌機の稼動時には水中式攪拌機の回転止めとし
て機能する。このように、下部に水中式攪拌機を固定し
た各吊り上げ用バーの上部にスライドプレートと搬出入
用の吊りピースを配置し、点検口の内壁に各スライドプ
レートを案内するための複数のガイドバーを設けること
により、各スライドプレートと各ガイドバーの位置合わ
せが容易となり、水中式攪拌機の搬入、搬出や据付が簡
単となり、これらの作業をスムーズに行うことができ
る。
【0031】また、本発明の請求項9の発明において
は、請求項8のものの各吊りピースを、各吊り上げ用バ
ーの上端に配置するとともに、各吊り上げ用バーの長さ
を、水中式攪拌機設置時に各吊りピースの上端が点検口
の頂壁と僅かな隙間を有して対向する長さに設定したの
で、下向流運転のときに水中式攪拌機が上向きの反力を
受けて浮揚しようとするのを、各吊り上げ用バー上端の
吊りピースが点検口の頂壁に当接することによって押さ
えることができる。つまり、各吊り上げ用バーを水中式
攪拌機浮き上がり防止用のストッパとして機能させるこ
とができる。
【0032】また、本発明の請求項10の発明において
は、請求項8又は請求項9のものの水中式攪拌機のモー
タ及びスクリューを、ドラフトチューブ上端に載置され
て該ドラフトチューブに連通する筒体内に収容するとと
もに、この筒体の外周に設けた放射方向に延びる複数の
固定具を介して各吊り上げ用バーに取り付けたので、ド
ラフトチューブから筒体に至る1本の管に形成すること
ができる。このため、各吊り上げ用バーを吊り上げて、
その下部に固定している水中式攪拌機を点検口内に挿入
して降下させ、途中でスライドプレートを点検口側のガ
イドバーに差し込み、その状態で下方へスライドさせ、
筒体すなわち水中式攪拌機をドラフトチューブの上端に
載置するだけで、水中式攪拌機をセットすることができ
る。
【0033】また、本発明の請求項11の発明において
は、請求項8又は請求項9のものの水中式攪拌機のモー
タのケーシングの外周に、斜め後方に向かって放射方向
に延びる複数の固定具を設け、これら固定具に各吊り上
げ用バーを取り付けるとともに、各固定具の前縁部の一
部をそれぞれドラフトチューブの上端に当接可能に設定
したので、吊り上げ用バーと一体化された水中式攪拌機
をドラフトチューブ上部の内方に配置できる。このた
め、水中式攪拌機の周りにドラフトチューブへの導入路
となる筒体等を設ける必要がなくなり、装置構成をシン
プルにできる。更に各固定具に調心機能を持たせること
が可能となり、水中式攪拌機の設定位置の精度が向上す
る。
【0034】また、本発明の請求項12の発明において
は、請求項11のもののドラフトチューブの上端を、各
固定具の前縁部が線接触可能なベル形に形成したので、
各固定具による調心作用とドラフトチューブ上端のベル
形による調心作用の相乗作用により、吊り上げ用バーと
一体化された水中式攪拌機の設定位置の精度を一層向上
させることができるとともに、固定具とドラフトチュー
ブ上端との接触面積を増大させることが可能となって、
ドラフトチューブ上端にかかる水中式攪拌機や各吊り上
げ用バーの重量による荷重を分散させることができる。
このため、水中式攪拌機の設置状態が安定し、かつドラ
フトチューブ上端の荷重による応力集中を防ぐことがで
きる。
【0035】
【実施例】
実施例1.以下、図示実施例により本発明を説明する。
図1は本発明の請求項1,2,3の発明に係る消化タン
クの攪拌装置を示す縦断面図、図2は図1のAーA線矢
視断面図、図3はその攪拌機のドラフトチューブ内外へ
の搬入・搬出作業の説明図であり、各図中、従来(図1
9乃至図21)に相当する部分には同一符号を付してあ
る。
【0036】本実施例の消化タンクの攪拌装置31は、
消化タンクの頂部スラブ8におけるドラフトチューブ2
の直上位置に点検口32を設け、点検口32より水中式
攪拌機33をドラフトチューブ2内に挿入するだけで設
置できるようにしたものである。
【0037】これを更に詳述すると、点検口32は、内
径寸法がドラフトチューブ2の外径寸法とほぼ同寸法に
設定されて消化タンク内の上部空隙14に下端が突出す
る水封用パイプ34からなり、水封用パイプ34の頂部
スラブ8から外方(大気側)へ突出する上端には外向き
フランジ35が設けられ、外向きフランジ35に密閉用
の盲フランジ36が取付けられている。水中式攪拌機3
3は、そのモータ37のケーシングの周方向の3個所
(本実施例では3個所であるがこれに限定されるもので
はない)に、放射方向に延びる固定具38を介してモー
タ軸方向に延びるスライド用ロッド39が一体化されて
設けられており、これによってドラフトチューブ2およ
び水封用パイプ34の中を傾くことなく上下にスライド
できるようになっている。各スライド用ロッド39に
は、それぞれ吊上用ワイヤ(あるいはチェーン)41の
一端が固定されており、各吊上用ワイヤ41の他端は、
点検口32である水封用パイプ34の内壁に着脱可能に
取付けた複数のフック42にそれぞれ吊り掛けられてい
る。モータ37の電源ケーブル43は、装置の稼動時に
ドラフトチューブ2内を流れる汚泥5により振れるのを
規制できるように、各吊上用ワイヤ41の中の1本に螺
旋状に巻き掛けられるか、止め金具で固定されてドラフ
トチューブ2内を上方に案内され、更に水封用パイプ3
4内を通って点検口32の盲フランジ36から外部(大
気中)に引き出されている。ドラフトチューブ2には、
その下端部の内周に水中式攪拌機33の各スライド用ロ
ッド39を下方で受け止めるリング状のストッパ44が
固定されているとともに、その上端の外周には水封用パ
イプ34と内径の等しいベルマウス45が取付けられて
いる。水中式攪拌機の回転止めには、ドラフトチューブ
内壁に鉛直方向にフラットバー等からなるストッパを固
定しておけばよく、これによって水中式攪拌機が自身の
反力で回ろうとしてもスライド用ロッドがストッパに当
るので、攪拌機自身の反力による自由回動を規制するこ
とができる。また、下向流運転のときには水中式攪拌機
が上向きの反力を受けて浮揚する虞れがあるので、揚力
に打ち勝つ錘を付けておくか、運転開始時の通電と同時
にスライド用ロッド外側に爪が出る構造にしておく等の
工夫をしておけばよい。それ以外の構成は前述の従来例
のものと同様である。
【0038】本実施例の消化タンクの攪拌装置におい
て、水中式攪拌機33とドラフトチューブ2は、水中式
攪拌機33のスクリュー46がポンプの羽、ドラフトチ
ューブ2がポンプのケーシングの役割を果たし、消化タ
ンク内においてドラフトチューブ直上の点検口32すな
わち頂部スラブ8から分離独立したポンプを形成するの
で、振動源となるポンプが、頂部スラブ8から遠い位置
に据付けられるとともに、吊上用ワイヤ(あるいはチェ
ーン)41で連結されているだけであるので、点検口3
2に対する振動の影響を抑えることができ、シール性の
確保も容易となる。また、従来の攪拌機と同様にドラフ
トチューブ2内に下向きあるいは上向きの強い流れを励
起することができ、大容量の消化タンク内の汚泥5を効
率よく攪拌することができる。
【0039】水中式攪拌機33を点検するときは、図3
に示すように、まず消化タンク内の水位を上げ、点検口
32すなわち水封用パイプ34の下端開口を水封する。
次いで、点検口32の盲フランジ36を取り外し、図3
に示す如く上部から点検口32内に、点検口32とドラ
フトチューブ2の間を消化タンク内空間から密閉して連
結するガイドパイプ47を挿入する。このとき、電源ケ
ーブル43、各吊上用ワイヤ41、各フック42は邪魔
にならないように移動しておく。その後、各吊上用ワイ
ヤ41をクレーンのフック48に掛けて吊り上げ、水中
式攪拌機33を外部に搬出する。ガイドパイプ47は、
点検口32とドラフトチューブ2間の連結時、その内周
面47aがドラフトチューブ2の内周面2aと同一面と
なるように設定されており、ガイドパイプ47によって
点検口32とドラフトチューブ2の間を接続した際に
は、ドラフトチューブ2から点検口32に至る内面段差
のない1本の管に形成することができる。このため、水
中式攪拌機33の搬出時に、水中式攪拌機33との干渉
物がなくなって、水中式攪拌機33の内筒段差部への衝
突等の事故の発生がなく、搬出をスムーズに行うことが
できる。水中式攪拌機33の再セットは前記と逆の手順
により行う。
【0040】このように本実施例の消化タンクの攪拌装
置は、消化タンクの頂部スラブ8におけるドラフトチュ
ーブ2の直上位置に点検口32を設け、点検口32より
水中式攪拌機33をドラフトチューブ2内に挿入するだ
けで設置できるようにしているので、攪拌機の据付が簡
単となり、消化タンクの頂部スラブ8にかかる負担を軽
減できる。このため、頂部スラブが薄かったり脆くなっ
ているような既設の消化タンクでも本発明を適用するこ
とができる。また、点検口32は消化タンク内の上部空
隙14に突出する密閉可能な水封用パイプ34から構成
しているので、点検口32を消化タンク内の汚泥5で水
封することができる。このため、消化タンク内の上部空
隙14に充満している可燃性の消化ガスを抜かなくても
容易に内部を点検することができ、メンテナンスを簡単
に行うことができる。
【0041】なお、前述の実施例ではドラフトチューブ
2内に水中式攪拌機33をそのスクリュー46がモータ
37の上側となるようにセッツトしたものを例に挙げて
説明したが、スクリュー46への吊上用ワイヤ41や電
源ケーブル43の巻き込みを避けるためにスクリュー4
6がモータ37の下側となるようにセットしてもよく、
又は図4に示す如くスクリュー46の周りに効率アップ
と防護用のケーシング49を設けてもよい。
【0042】実施例2.図5は本発明の請求項4,5の
発明に係る消化タンクの攪拌装置を示す縦断面図、図6
は図5のBーB線矢視断面図、図7はその攪拌機のドラ
フトチューブ内外への搬入・搬出作業の説明図であり、
各図中、前述の実施例1(図1乃至図4)に相当する部
分には同一符号を付してある。
【0043】この実施例の消化タンクの攪拌装置51
は、消化タンクの頂部スラブ8におけるドラフトチュー
ブ2の直上位置に設けた点検口32より消化タンク内に
水中式攪拌機52を搬入して、水中式攪拌機52をドラ
フトチューブ2の上端に載置するだけで設置できるよう
にしたものである。
【0044】これを更に詳述すると、ドラフトチューブ
2は、その上端に外向きフランジ53が設けられ、フラ
ンジ53の周方向複数個所に、一端がそれぞれフランジ
53の下面側に固定されるとともに、他端がそれぞれ上
方へ延出するガイドバー54が設置されている。水中式
攪拌機52は、そのモータ37及びスクリュー46が、
ドラフトチューブ2のフランジ53上に載置されてドラ
フトチューブ2に連通する鼓状の筒体55内に収容さ
れ、複数の腕56により固定されている。筒体55に
は、その外周の周方向3個所(本実施例では3個所であ
るがこれに限定されるものではない)に、放射方向に延
びる固定具57が設けられ、各固定具57の先端に、そ
れぞれドラフトチューブ2側の各ガイドバー54に嵌入
してスライド自在なスライドプレート58が取り付けら
れている。従って、各ガイドバー54は、水中式攪拌機
52の稼動時には攪拌機自身の反力による自由回動を規
制する回転止め(ストッパ)として機能する。下向流運
転のときの水中式攪拌機52の浮揚防止は、前述の実施
例1と同様に、揚力に打ち勝つ錘を付けておくか、ある
いは運転開始時の通電と同時にガイドバー54を把持す
る把持機構を設けておく等の工夫をしておけばよい。ま
た筒体55の上端の複数個所には、吊上用ワイヤ(ある
いはチェーン)41の一端が固定され、各吊上用ワイヤ
41の他端は、点検口32である水封用パイプ34の内
壁に着脱可能に取付けた複数のフック42にそれぞれ吊
り掛けられている。それ以外の構成は前述の実施例1の
ものと同様である。
【0045】この実施例の消化タンクの攪拌装置51に
おいて、水中式攪拌機52をセットするには、水中式攪
拌機52側の各スライドプレート58を、ドラフトチュ
ーブ2側の各ガイドバー54にそれぞれ差し込み、その
状態で下方へスライドさせて筒体55の下端フランジ5
9をドラフトチューブ2のフランジ53上に載置する。
【0046】水中式攪拌機52を点検するときは、図7
に示すように、まず消化タンク内の水位を上げ、点検口
32すなわち水封用パイプ34の下端開口を水封する。
次いで、点検口32の盲フランジ36を取り外し、図7
に示す如く各ガイドバー54の上端にそれぞれ延長用ガ
イドバー54Aを接続する。このとき、電源ケーブル4
3、各吊上用ワイヤ41、各フック42は邪魔にならな
いように移動しておく。その後、各吊上用ワイヤ41を
クレーンのフック48に掛けて吊り上げ、水中式攪拌機
52を各ガイドバー54及び各延長用ガイドバー54A
に案内させながら上方へスライドさせ、外部に搬出す
る。水中式攪拌機52の再セットは前記と逆の手順によ
り行う。
【0047】このように、ドラフトチューブ2に連通し
てドラフトチューブ2と共に1本の管を形成する筒体5
5内に、水中式攪拌機52のモータ37及びスクリュー
46を収容し、筒体55ごと水中式攪拌機52をドラフ
トチューブ2のフランジ53上に載置するだけで設置で
きるので、前述の実施例1のもののガイドパイプを不要
にできるとともに、ドラフトチューブ2が途中で屈折し
た状態のまま据付けられることがあっても、この屈折の
影響を回避することができる。
【0048】なお、この実施例では各ガイドバー54と
各延長用ガイドバー54Aとを分離可能に構成したもの
を例に挙げて説明したが、これらガイドバー54,54
Aは消化タンク内の汚泥5の流れに大きな影響を及ぼす
ものではないので、これらガイドバー54,54Aを点
検口32内に収納できる長さに設定して、一体形成して
もよい。この場合、各ガイドバーと各フック42の設定
位置を互いに周方向にずらして、各フック42を常時固
定方式としてもよい。
【0049】実施例3.図8は本発明の請求項8,9,
10の発明に係る消化タンクの攪拌装置を示す縦断面
図、図9は図8のCーC線矢視断面図、図10は図8の
DーD線矢視断面図、図11はその攪拌機のドラフトチ
ューブ内外への搬入・搬出作業の説明図であり、各図
中、前述の実施例2(図5乃至図7)に相当する部分に
は同一符号を付してある。
【0050】この実施例の消化タンクの攪拌装置61
は、点検口32側、すなわち水封用パイプ34の内壁の
周方向複数個所に、上下方向に延びるガイドバー62を
設置している。水中式攪拌機63側には、そのモータ3
7及びスクリュー46を収容した鼓状の筒体55の外周
の周方向3個所(本実施例では3個所であるがこれに限
定されるものではない)に、放射方向に延びる幅広の固
定具57Aを設け、各固定具57Aの先端に、それぞれ
吊り上げ用バー64の下端を固定し、各吊り上げ用バー
64の上部に、それぞれ各ガイドバー62に案内される
スライドプレート65を取り付けている。また各吊り上
げ用バー64は、上端を連結バー66により互いに結合
されてそれぞれの位置関係が固定されている。つまり各
吊り上げ用バー64は、上端が連結バー66により、ま
た下端が各固定具57Aにより、それぞれ結合されたか
ご形に構成されている。更に各吊り上げ用バー64の上
端には、それぞれ搬出入用の吊りピース67が設けられ
ている。各吊り上げ用バー64の長さは、水中式攪拌機
63の設置時に各吊りピース67の上端が点検口32の
頂壁、つまり盲フランジ36の内面と僅かな隙間を有し
て対向する長さにそれぞれ設定されている。それ以外の
構成は前述の実施例2のものと同様である。
【0051】この実施例の消化タンクの攪拌装置61に
おいて、水中式攪拌機63をセットするには、各吊りピ
ース67を利用して各吊り上げ用バー64を吊り上げ、
その下部に固定している水中式攪拌機63を点検口32
内に挿入し、ドラフトチューブ2上に降下させる。この
とき、各吊り上げ用バー64の上部に設けている各スラ
イドプレート65が、水封用パイプ34の内壁に設置さ
れている各ガイドバー62の位置にくると、これらの位
置合わせを行い、各スライドプレート65を各ガイドバ
ー62にそれぞれ差し込み、その状態でさらに下方へス
ライドさせて筒体55の下端フランジ59をドラフトチ
ューブ2のフランジ53上に載置する。各ガイドバー6
2は、水中式攪拌機63の稼動時には攪拌機自身の反力
による自由回動を規制する回転止め(ストッパ)として
機能する。また各吊り上げ用バー64は、下向流運転の
ときに水中式攪拌機63が上向きの反力を受けて浮揚し
ようとするのを、上端の各吊りピース67が盲フランジ
36の内面に当接することによって押さえる。つまり、
各吊り上げ用バー64は、水中式攪拌機63の浮き上が
り防止用のストッパとして機能する。
【0052】水中式攪拌機63を点検するときは、図1
1に示すように、まず消化タンク内の水位を上げ、点検
口32すなわち水封用パイプ34の下端開口を水封す
る。次いで、点検口32の盲フランジ36を取り外して
各吊りピース67を露出させ、図11に示す如く各吊り
ピース67にクレーンのフック48から垂れ下がる各吊
上用ワイヤ41を掛けて吊り上げ、水中式攪拌機63を
各ガイドバー62に案内させながら上方へスライドさせ
る。各吊り上げ用バー64の上部に設けている各スライ
ドプレート65が各ガイドバー62から離脱しても、水
中式攪拌機63が点検口32の外部に搬出されるまで上
方への吊り上げを継続し、水中式攪拌機63が点検口3
2の外部に搬出されれば吊り上げを停止し、その状態で
点検を行うか、必要によっては水中式攪拌機63を消化
タンクの外部に移動してから点検を行う。水中式攪拌機
63の再セットは前記と逆の手順により行う。
【0053】このように、下部に水中式攪拌機63を固
定した各吊り上げ用バー64の上部にスライドプレート
65と搬出入用の吊りピース67を配置し、水封用パイ
プ34の内壁に各スライドプレート66を案内するため
の複数のガイドバー62を設けることにより、各スライ
ドプレート66と各ガイドバー62が点検時に露出し、
これらの位置合わせが容易となり、水中式攪拌機63の
搬入、搬出や据付が簡単となり、これらの作業をスムー
ズに行うことができる。
【0054】実施例4.図12は本発明の請求項4,
6,7の発明に係る消化タンクの攪拌装置を示す縦断面
図、図13は図12のEーE線矢視断面図、図14はそ
の攪拌機のドラフトチューブ内外への搬入・搬出作業の
説明図であり、各図中、前述の実施例2(図5乃至図
7)に相当する部分には同一符号を付してある。
【0055】この実施例の消化タンクの攪拌装置71
は、前述の実施例1(図1乃至図4)と実施例2(図5
乃至図7)のものの双方の利点を備えたものである。す
なわち、この実施例の消化タンクの攪拌装置71は、そ
の水中式攪拌機72のモータ37のケーシングの外周の
周方向3個所(本実施例では3個所であるがこれに限定
されるものではない)に、斜め後方に向かって放射方向
に延びる幅広の固定具57Bを設け、これら固定具57
Bにスライドプレート58Aを取り付けるとともに、各
固定具57Bの前縁部の一部をそれぞれドラフトチュー
ブ2の上端に当接可能に設定したものである。また、ド
ラフトチューブ2の上端を、各固定具57Bの前縁部が
線接触可能なベル形53Aに形成したものである。ま
た、各吊上用ワイヤ(あるいはチェーン)41は、その
一端を各固定具57Bの上端(後縁部)に接続し、他端
を点検口32である水封用パイプ34の内壁に着脱可能
に取付けた複数のフック42にそれぞれ吊り掛けたもの
である。なお、この実施例においても、前述の実施例2
と同様、下向流運転のときの水中式攪拌機72の浮揚防
止として、揚力に打ち勝つ錘を付けておくか、あるいは
運転開始時の通電と同時にガイドバー54を把持する把
持機構を設けておく等の工夫がなされていることは言う
までもない。それ以外の構成は前述の実施例2のものと
同様である。
【0056】この実施例の消化タンクの攪拌装置71に
おいて、水中式攪拌機72のセット(図12)及び点検
時の搬入・搬出作業(図14)の手順は、前述の実施例
2のものと同様であるので、その説明を省略する。この
実施例の消化タンクの攪拌装置71においては、水中式
攪拌機72のモータ37のケーシングの外周に斜め後方
に向かって放射方向に延びる幅広の各固定具57Bを設
け、各固定具57Bの前縁部の一部をそれぞれドラフト
チューブ2の上端に当接可能に設定しているので、基本
的に載置型の水中式攪拌機72をドラフトチューブ上部
の内方に配置できる。このため、水中式攪拌機72の周
りにドラフトチューブ2への導入路となる筒体等を設け
る必要がなくなり、装置構成をシンプルにできる。更に
各固定具57Bに調心機能を持たせることが可能とな
り、水中式攪拌機72の設定位置の精度が向上する。
【0057】また、ドラフトチューブ2の上端を、各固
定具57Bの前縁部が線接触可能なベル形53Aに形成
しているので、各固定具57Bによる調心作用とドラフ
トチューブ2のベル形53Aによる調心作用の相乗作用
により、水中式攪拌機72の設定位置の精度を一層向上
させることができる。更に各固定具57Bとドラフトチ
ューブ上端との接触面積を増大させることが可能となっ
て、ドラフトチューブ上端にかかる水中式攪拌機72の
重量による荷重を分散させることができる。このため、
水中式攪拌機72の設置状態が安定し、かつドラフトチ
ューブ上端の荷重による応力集中を防ぐことができる。
【0058】実施例5.図15は本発明の請求項8,
9,11,12の発明に係る消化タンクの攪拌装置を示
す縦断面図、図16は図15のFーF線矢視断面図、図
17は図15のGーG線矢視断面図、図18はその攪拌
機のドラフトチューブ内外への搬入・搬出作業の説明図
であり、各図中、前述の実施例3(図8乃至図11)及
び実施例4(図12乃至図14)に相当する部分には同
一符号を付してある。
【0059】この実施例の消化タンクの攪拌装置81
は、前述の実施例1(図1乃至図4)と実施例3(図8
乃至図11)のものの双方の利点を備えたものである。
すなわち、この実施例の消化タンクの攪拌装置81は、
その水中式攪拌機82のモータ37のケーシングの外周
の周方向3個所(本実施例では3個所であるがこれに限
定されるものではない)に、斜め後方に向かって放射方
向に延びる幅広の固定具57B(実施例4の固定具と同
様のもの)を設け、これら固定具57Bの先端に、それ
ぞれ吊り上げ用バー64の下端を固定するとともに、各
固定具57Bの前縁部の一部をそれぞれドラフトチュー
ブ2の上端に当接可能に設定したものである。また、ド
ラフトチューブ2の上端を、各固定具57Bの前縁部が
線接触可能なベル形53Aに形成したものである。それ
以外の構成は前述の実施例3及び実施例4のものと同様
である。
【0060】この実施例の消化タンクの攪拌装置81に
おいて、水中式攪拌機82のセット(図15)及び点検
時の搬入・搬出作業(図18)の手順は、前述の実施例
3のものと同様であるので、その説明を省略する。この
実施例の消化タンクの攪拌装置81においても、実施例
4のものと同様に水中式攪拌機82のモータ37のケー
シングの外周に斜め後方に向かって放射方向に延びる幅
広の各固定具57Bを設け、各固定具57Bの前縁部の
一部をそれぞれドラフトチューブ2の上端に当接可能に
設定しているので、吊り上げ用バー64と一体化されて
基本的に載置型の水中式攪拌機82をドラフトチューブ
上部の内方に配置できる。このため、水中式攪拌機82
の周りにドラフトチューブ2への導入路となる筒体等を
設ける必要がなくなり、装置構成をシンプルにできる。
更に各固定具57Bに調心機能を持たせることが可能と
なり、水中式攪拌機82の設定位置の精度が向上する。
【0061】また、ドラフトチューブ2の上端を、実施
例4のものと同様に各固定具57Bの前縁部が線接触可
能なベル形53Aに形成しているので、各固定具57B
による調心作用とドラフトチューブ2のベル形53Aに
よる調心作用の相乗作用により、吊り上げ用バーと一体
化された水中式攪拌機82の設定位置の精度を一層向上
させることができるとともに、各固定具57Bとドラフ
トチューブ上端との接触面積を増大させることが可能と
なって、ドラフトチューブ上端にかかる水中式攪拌機8
2や各吊り上げ用バー64の重量による荷重を分散させ
ることができる。このため、水中式攪拌機82の設置状
態が安定し、かつドラフトチューブ上端の荷重による応
力集中を防ぐことができる。
【0062】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1の
発明によれば、ドラフトチューブ直上のタンク外壁に設
けた点検口から水中式攪拌機をドラフトチューブ内に挿
入するだけで設置できるようにしたので、攪拌機の据付
が簡単となり、ドラフトチューブ直上のタンク外壁にか
かる負担を軽減できる。このため、頂部スラブが薄かっ
たり脆くなっているような既設の消化タンクでも本発明
を適用することができる。更に、点検口を消化タンク内
の上部空隙に突出する密閉可能な水封用パイプから構成
したので、点検口を消化タンク内の汚泥で水封すること
ができる。このため、消化タンク内の上部空隙に充満し
ている可燃性の消化ガスを抜かなくても容易に内部を点
検することができ、メンテナンスを簡単に行うことがで
きる。
【0063】また、本発明の請求項2の発明によれば、
水封用パイプからなる点検口を、この点検口とドラフト
チューブの間を消化タンク内空間から密閉し連結して水
中式攪拌機の挿入、離脱時のガイドとなるガイドパイプ
を挿抜自在な構成としたことにより、水中式攪拌機のド
ラフトチューブ内への搬入・搬出時にガイドパイプを挿
入することができて、点検口とドラフトチューブの間を
接続してドラフトチューブから点検口に至る1本の管に
形成することができる。このため、水中式攪拌機のドラ
フトチューブ内への搬入・搬出をスムーズに行うことが
できる。
【0064】また、本発明の請求項3の発明によれば、
ガイドパイプの内周面をドラフトチューブ内周面と同一
面となるように設定したので、ガイドパイプを挿入する
ことによって形成されるドラフトチューブから点検口に
至る1本の管内に段部の発生がなくなる。このため、水
中式攪拌機のドラフトチューブ内への搬入・搬出時に水
中式攪拌機との干渉物がなくなって、水中式攪拌機の内
筒段差部への衝突等の事故の発生を防止することができ
る。
【0065】また、本発明の請求項4の発明によれば、
ドラフトチューブの上部の周方向複数個所に上方へ延出
するガイドバーを設置するとともに、水中式攪拌機に各
ガイドバーに案内される複数のスライドプレートを設
け、ドラフトチューブ直上のタンク外壁に設けた点検口
から水中式攪拌機をドラフトチューブの上部に設置でき
るようにしたので、各ガイドバーに水中式攪拌機の回転
止め機能を持たせることができる。更にドラフトチュー
ブが途中で屈折した状態のまま据付けられることがあっ
ても、この屈折の影響を回避することができる。
【0066】また、本発明の請求項5の発明によれば、
水中式攪拌機のモータ及びスクリューを、ドラフトチュ
ーブ上端に載置されてドラフトチューブに連通する筒体
内に収容するとともに、この筒体の外周に設けた放射方
向に延びる複数の固定具を介して各スライドプレートを
取り付けるようにしたので、ドラフトチューブから筒体
に至る1本の管に形成することができる。このため、ス
ライドプレートをドラフトチューブ側のガイドバーに差
し込み、その状態で下方へスライドさせ、筒体すなわち
水中式攪拌機をドラフトチューブの上端に載置するだけ
で、水中式攪拌機をセットすることができる。
【0067】また、本発明の請求項6の発明によれば、
水中式攪拌機のモータのケーシングの外周に、斜め後方
に向かって放射方向に延びる複数の固定具を設け、これ
ら固定具に各スライドプレートを取り付けるとともに、
各固定具の前縁部の一部をそれぞれドラフトチューブの
上端に当接可能に設定したので、水中式攪拌機をドラフ
トチューブ上部の内方に配置できる。このため、水中式
攪拌機の周りにドラフトチューブへの導入路となる筒体
等を設ける必要がなくなり、装置構成をシンプルにでき
る。更に各固定具に調心機能を持たせることが可能とな
り、水中式攪拌機の設定位置の精度が向上する。
【0068】また、本発明の請求項7の発明によれば、
ドラフトチューブの上端を、各固定具の前縁部が線接触
可能なベル形に形成したので、各固定具による調心作用
とドラフトチューブの上端のベル形による調心作用の相
乗作用により、水中式攪拌機の設定位置の精度を一層向
上させることができる。更に固定具とドラフトチューブ
上端との接触面積を増大させることが可能となって、ド
ラフトチューブ上端にかかる水中式攪拌機の重量による
荷重を分散させることができる。このため、水中式攪拌
機の設置状態が安定し、かつドラフトチューブ上端の荷
重による応力集中を防ぐことができる。
【0069】また、本発明の請求項8の発明によれば、
下部に水中式攪拌機を固定した各吊り上げ用バーの上部
にスライドプレートと搬出入用の吊りピースを配置し、
点検口の内壁に各スライドプレートを案内するための複
数のガイドバーを設けたので、各スライドプレートと各
ガイドバーの位置合わせが容易となり、水中式攪拌機の
搬入、搬出や据付が簡単となり、これらの作業をスムー
ズに行うことができる。
【0070】また、本発明の請求項9の発明によれば、
各吊りピースを、各吊り上げ用バーの上端に配置すると
ともに、各吊り上げ用バーの長さを、水中式攪拌機設置
時に各吊りピースの上端が点検口の頂壁と僅かな隙間を
有して対向する長さに設定したので、下向流運転のとき
に水中式攪拌機が上向きの反力を受けて浮揚しようとす
るのを、各吊り上げ用バー上端の吊りピースが点検口の
頂壁に当接することによって押さえることができ、各吊
り上げ用バーを水中式攪拌機浮き上がり防止用のストッ
パとして機能させることができる。
【0071】また、本発明の請求項10の発明によれ
ば、水中式攪拌機のモータ及びスクリューを、ドラフト
チューブ上端に載置されて該ドラフトチューブに連通す
る筒体内に収容するとともに、この筒体の外周に設けた
放射方向に延びる複数の固定具を介して各吊り上げ用バ
ーに取り付けたので、ドラフトチューブから筒体に至る
1本の管に形成することができる。このため、各吊り上
げ用バーを吊り上げて、その下部に固定している水中式
攪拌機を点検口内に挿入して降下させ、途中でスライド
プレートを点検口側のガイドバーに差し込み、その状態
で下方へスライドさせ、筒体すなわち水中式攪拌機をド
ラフトチューブの上端に載置するだけで、水中式攪拌機
をセットすることができる。
【0072】また、本発明の請求項11の発明によれ
ば、水中式攪拌機のモータのケーシングの外周に、斜め
後方に向かって放射方向に延びる複数の固定具を設け、
これら固定具に各吊り上げ用バーを取り付けるととも
に、各固定具の前縁部の一部をそれぞれドラフトチュー
ブの上端に当接可能に設定したので、吊り上げ用バーと
一体化された水中式攪拌機をドラフトチューブ上部の内
方に配置できる。このため、水中式攪拌機の周りにドラ
フトチューブへの導入路となる筒体等を設ける必要がな
くなり、装置構成をシンプルにできる。更に各固定具に
調心機能を持たせることが可能となり、水中式攪拌機の
設定位置の精度が向上する。
【0073】また、本発明の請求項12の発明によれ
ば、ドラフトチューブの上端を、各固定具の前縁部が線
接触可能なベル形に形成したので、各固定具による調心
作用とドラフトチューブ上端のベル形による調心作用の
相乗作用により、吊り上げ用バーと一体化された水中式
攪拌機の設定位置の精度を一層向上させることができる
とともに、固定具とドラフトチューブ上端との接触面積
を増大させることが可能となって、ドラフトチューブ上
端にかかる水中式攪拌機や各吊り上げ用バーの重量によ
る荷重を分散させることができる。このため、水中式攪
拌機の設置状態が安定し、かつドラフトチューブ上端の
荷重による応力集中を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1,2,3の発明に係る消化タ
ンクの攪拌装置を示す縦断面図である。
【図2】図1のAーA線矢視断面図である。
【図3】図1の攪拌機のドラフトチューブ内外への搬入
・搬出作業の説明図である。
【図4】図1の攪拌機の他の例を示す斜視図である。
【図5】本発明の請求項4,5の発明に係る消化タンク
の攪拌装置を示す縦断面図である。
【図6】図5のBーB線矢視断面図である。
【図7】図5の攪拌機のドラフトチューブ内外への搬入
・搬出作業の説明図である。
【図8】本発明の請求項8,9,10の発明に係る消化
タンクの攪拌装置を示す縦断面図である。
【図9】図8のCーC線矢視断面図である。
【図10】図8のDーD線矢視断面図である。
【図11】図8の攪拌機のドラフトチューブ内外への搬
入・搬出作業の説明図である。
【図12】本発明の請求項4,6,7の発明に係る消化
タンクの攪拌装置を示す縦断面図である。
【図13】図12のEーE線矢視断面図である。
【図14】図12の攪拌機のドラフトチューブ内外への
搬入・搬出作業の説明図である。
【図15】本発明の請求項8,9,11,12の発明に
係る消化タンクの攪拌装置を示す縦断面図である。
【図16】図15のFーF線矢視断面図である。
【図17】図15のGーG線矢視断面図である。
【図18】図15の攪拌機のドラフトチューブ内外への
搬入・搬出作業の説明図である。
【図19】従来の消化タンクの一例を示す縦断面図であ
る。
【図20】図19の従来例の機械式攪拌装置の詳細を拡
大して示す縦断面図である。
【図21】従来の消化タンクの他の例を示す縦断面図で
ある。
【符号の説明】
2 ドラフトチューブ 2a ドラフトチューブの内周面 5 汚泥 8 頂部スラブ(タンク外壁) 14 上部空隙 32 点検口 33,52,63,72,82 水中式攪拌機 34 水封用パイプ 36 盲フランジ 37 モータ 46 スクリュー 47 ガイドパイプ 47a ガイドパイプの内周面 53 フランジ(ドラフトチューブの上端) 53A ベル形 54,62 ガイドバー 55 筒体 57,57A,57B 固定具 58,58A,65 スライドプレート 64 吊り上げ用バー 66 連結バー 67 吊りピース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 11/04

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消化タンク内に両端を開口させた状態で
    立設固定されて汚泥中に没するドラフトチューブと、 ドラフトチューブ直上のタンク外壁に設けられて前記消
    化タンク内の上部空隙に突出する密閉可能な水封用パイ
    プからなる点検口と、 該点検口を介して前記ドラフトチューブ内に挿抜可能に
    独立設置された水中式攪拌機とを備えてなる消化タンク
    の攪拌装置。
  2. 【請求項2】 水封用パイプからなる点検口内に、該点
    検口とドラフトチューブの間を消化タンク内空間から密
    閉し連結して水中式攪拌機の挿入、離脱時のガイドとな
    るガイドパイプを挿抜自在に構成してなる請求項1記載
    の消化タンクの攪拌装置。
  3. 【請求項3】 ガイドパイプを、点検口とドラフトチュ
    ーブ間の連結時、その内周面がドラフトチューブ内周面
    と同一面となるように設定してなる請求項2記載の消化
    タンクの攪拌装置。
  4. 【請求項4】 消化タンク内に両端を開口させた状態で
    立設固定されて汚泥中に没するドラフトチューブと、 該ドラフトチューブの上部の周方向複数個所に設置され
    て上方へ延出するガイドバーと、 ドラフトチューブ直上のタンク外壁に設けられて前記消
    化タンク内の上部空隙に突出する密閉可能な水封用パイ
    プからなる点検口と、 前記各ガイドバーに案内される複数のスライドプレート
    を有し、前記点検口を介して前記ドラフトチューブの上
    部に独立設置された水中式攪拌機とを備えてなる消化タ
    ンクの攪拌装置。
  5. 【請求項5】 水中式攪拌機は、そのモータ及びスクリ
    ューが、ドラフトチューブ上端に載置されて該ドラフト
    チューブに連通する筒体内に収容されるとともに、該筒
    体の外周に設けた放射方向に延びる複数の固定具を介し
    て各スライドプレートが取り付けられてなる請求項4記
    載の消化タンクの攪拌装置。
  6. 【請求項6】 水中式攪拌機は、そのモータのケーシン
    グの外周に設けた斜め後方に向かって放射方向に延びる
    複数の固定具を介して各スライドプレートが取り付けら
    れるとともに、各固定具は、その前縁部の一部がそれぞ
    れドラフトチューブの上端に当接可能に設定されてなる
    請求項4記載の消化タンクの攪拌装置。
  7. 【請求項7】 ドラフトチューブの上端を、各固定具の
    前縁部が線接触可能なベル形に形成してなる請求項6記
    載の消化タンクの攪拌装置。
  8. 【請求項8】 消化タンク内に両端を開口させた状態で
    立設固定されて汚泥中に没するドラフトチューブと、 ドラフトチューブ直上のタンク外壁に設けられて前記消
    化タンク内の上部空隙に突出する密閉可能な水封用パイ
    プからなる点検口と、 該点検口の内壁の周方向複数個所に設置されて上下方向
    に延びるガイドバーと、 上部に前記ガイドバーに案内されるスライドプレートと
    搬出入用の吊りピースを有し、互いに組み付けられて下
    方に垂下する複数の吊り上げ用バーと、 前記各吊り上げ用バーの下部にこれら吊り上げ用バー相
    互を固定するように取り付けられ、前記点検口を介して
    前記ドラフトチューブの上部に独立設置された水中式攪
    拌機とを備えてなる消化タンクの攪拌装置。
  9. 【請求項9】 各吊りピースを、各吊り上げ用バーの上
    端に配置するとともに、各吊り上げ用バーの長さを、水
    中式攪拌機設置時に前記各吊りピースの上端が点検口の
    頂壁と僅かな隙間を有して対向する長さに設定してなる
    請求項8記載の消化タンクの攪拌装置。
  10. 【請求項10】 水中式攪拌機は、そのモータ及びスク
    リューが、ドラフトチューブ上端に載置されて該ドラフ
    トチューブに連通する筒体内に収容されるとともに、該
    筒体の外周に設けた放射方向に延びる複数の固定具を介
    して各吊り上げ用バーに取り付けられてなる請求項8又
    は請求項9記載の消化タンクの攪拌装置。
  11. 【請求項11】 水中式攪拌機は、そのモータのケーシ
    ングの外周に設けた斜め後方に向かって放射方向に延び
    る複数の固定具を介して各吊り上げ用バーに取り付けら
    れるとともに、各固定具は、その前縁部の一部がそれぞ
    れドラフトチューブの上端に当接可能に設定されてなる
    請求項8又は請求項9記載の消化タンクの攪拌装置。
  12. 【請求項12】 ドラフトチューブの上端を、各固定具
    の前縁部が線接触可能なベル形に形成してなる請求項1
    1記載の消化タンクの攪拌装置。
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