JP3139166B2 - サーマルヘッド駆動回路 - Google Patents

サーマルヘッド駆動回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタやファクシミ
リ装置等の印字装置に用いられるサーマルヘッドに係
り、詳しくはサーマルヘッドを駆動するための駆動回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のサーマルヘッド、例えばライン
プリント型のサーマルヘッドにおいては、1ライン分の
画データ(ラインデータ)のドット数に対応した数の発
熱抵抗体が記録紙の印字行方向に沿って配設されてい
る。そして、例えば熱転写型のラインプリンタにおいて
は、発熱抵抗体に選択的に電流が印加されて同抵抗体が
発熱されることにより、インクシート上のインクが溶融
されて、そのインクが記録紙上に転写されるようになっ
ている。
【0003】そして、このようなサーマルヘッドを駆動
するための駆動回路として、従来より次のような構成の
ものが知られている。この従来構成においては、制御回
路から転送されてくるラインデータを一時的に記憶する
シフトレジスタ、そのシフトレジスタに記憶されたライ
ンデータを保持するラッチ回路、及びそのラッチ回路に
保持されたラインデータに基づいて発熱抵抗体の発熱動
作を駆動制御するドライバが設けられている。そして、
この発熱抵抗体の発熱動作に基づいて、記録紙上にライ
ンデータの記録が行われる。
【0004】又、記録中のラインデータはラッチ回路に
より保持されているので、このラインデータの記録動作
が行われていても、同ラインデータをシフトレジスタに
記憶しておく必要がない。そのため、この従来構成にお
いては、ラインデータの記録動作の終了を待つことな
く、そのラインデータの記録中に、次のラインデータが
シフトレジスタに転送されるようになっている。従っ
て、この従来構成においては、ラインデータの記録動作
の終了後、次のラインデータの記録動作に短時間で移行
することができるので、記録速度を速くすることができ
る。
【0005】又、この従来構成においては、シフトレジ
スタに記憶されたラインデータをラッチ回路に保持させ
るために、シフトレジスタへのラインデータの転送が終
了したときに、ラッチ回路にラッチ信号を出力するカウ
ンタ回路が設けられている。即ち、このカウンタ回路
は、シフトレジスタへのラインデータの転送時に、その
ラインデータのドット数をカウントして、そのカウント
数が1ラインデータ分に達した時にラッチ信号をラッチ
回路に出力する。そして、ラッチ回路はこのラッチ信号
の入力に基づいて、シフトレジスタに記憶されたライン
データを保持する。
【0006】一方、サーマルヘッド駆動回路として、前
述のものと比較してラッチ回路を設けない構成としたも
のも、従来から知られている。即ち、この従来構成にお
いては、ラッチ回路が設けられていないので、ラインデ
ータの記録動作が終了するまで、そのラインデータをシ
フトレジスタに記憶しておく必要がある。そのため、ラ
インデータの記録動作が終了して、同ラインデータをシ
フトレジスタに記憶しておく必要がなくなってから、シ
フトレジスタへの次のラインデータの転送が開始され
る。
【0007】従って、この従来構成においては、ライン
データの記録動作が終了してから次のラインデータの記
録動作が開始されるまでの間に、そのラインデータをシ
フトレジスタに転送するための待ち時間が生じ、前述の
ものと比較して記録速度が遅くなるものである。しか
し、ラッチ回路が設けられていないので、その分だけ構
成が簡単になって、回路規模を小さくすることができ、
製作コストの低減を図ることができる。
【0008】又、この従来構成においては、前述したよ
うに、ラインデータの記録動作が終了するまで、次のラ
インデータをシフトレジスタに転送することができな
い。そのため、この従来構成では、ラインデータの記録
動作が終了するまで、次のラインデータがシフトレジス
タに転送されるのを阻止するためのゲート回路が設けら
れている。
【0009】以上のように、前記2つの従来構成におい
て、前者のラッチ回路が設けられているものにおいては
ラッチ信号を出力するためのカウンタ回路が必要になる
とともに、後者のラッチ回路が設けられていないものに
おいてはラインデータの転送を阻止するためのゲート回
路が必要になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来では、
ラッチ回路が設けられているサーマルヘッドと設けられ
ていないサーマルヘッドとを駆動するために、それぞれ
専用の駆動回路が用意されていた。即ち、ラッチ回路が
設けられているサーマルヘッドに対応して、カウンタ回
路を設けた駆動回路が専用に製作されるとともに、ラッ
チ回路が設けられていないサーマルヘッドに対応して、
ゲート回路を設けた駆動回路が専用に製作されていた。
そのため、サーマルヘッドの種類に対応して、複数種の
駆動回路をそれぞれ製作する必要があり、その製作が面
倒になるとともに、製作コストが上昇するという問題が
あった。
【0011】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、ラッチ回路が設けられ
ているものと設けられていないものとの2種類のサーマ
ルヘッドを駆動することができるサーマルヘッド駆動回
路を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、サーマルヘッドへ転送されるクロ
ック信号のクロックパルス数をカウントして、そのカウ
ント数が所定数に達したときにラッチ信号としてのカウ
ントアップ信号を出力するカウンタ回路と、そのカウン
回路からのカウントアップ信号の入力に基づいてサー
マルヘッドへの画データの転送を阻止するデータ阻止手
段とを設けたものである。
【0013】
【作用】従って、本発明によれば、例えばラッチ回路が
設けられているサーマルヘッドの場合は、カウンタ回路
からのカウントアップ信号をラッチ信号として用いる。
そして、画データがサーマルヘッドへ転送されるとき、
カウンタ回路によりクロック信号のクロックパルス数が
カウントされる。そして、そのカウント数が所定数に達
すると、カウンタ回路からラッチ信号としてのカウント
アップ信号が出力されてラッチ回路に入力される。する
と、ラッチ回路によりサーマルヘッドに転送された画デ
ータが保持される。
【0014】一方、ラッチ回路が設けられていないサー
マルヘッドの場合は、画データがサーマルヘッドへ転送
されるとき、カウンタ回路によりクロック信号のクロッ
クパルス数がカウントされる。そして、そのカウント数
が所定数に達すると、カウンタ回路からラッチ信号とし
てのカウントアップ信号が出力されてデータ阻止手段に
入力される。すると、データ阻止手段によりサーマルヘ
ッドへの画データの転送が阻止される。
【0015】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
基づいて説明する。先ず、本実施例のサーマルヘッド駆
動回路に適用される2種類のサーマルヘッドの構成につ
いて説明する。
【0016】図1に示すように、ラインプリント型のサ
ーマルヘッドS1 は図示しない記録紙の印字行方向に沿
って延びるように配置されている。このサーマルヘッド
S1の記録紙との対向面側には、1ライン分の画データ
(以後、ラインデータLd という)のドット数n(本実
施例では2048個)に対応した数の発熱抵抗体2が印
字行方向に沿って配設されている。各発熱抵抗体2の一
端部には全発熱抵抗体2共通の共通電極3が接続される
とともに、他端部にはドライバ4が接続されている。そ
して、このドライバ4により、各発熱抵抗体2に選択的
に電流が印加されて、同発熱抵抗体2の発熱動作が駆動
制御される。
【0017】シフトレジスタ5は後述する制御回路11
から転送されてくるラインデータLd を一時的に記憶す
るためのものであり、ラッチ回路6はそのシフトレジス
タ5に記憶されたラインデータLd を保持するためのも
のである。
【0018】一方、図3に示すサーマルヘッドS2 は、
前述の図1に示すサーマルヘッドS1 と比較してラッチ
回路6が設けられいない。そして、上述したラッチ回路
6が設けられているサーマルヘッドS1 と設けられてい
ないサーマルヘッドS2 との2種類のサーマルヘッドS
1,S2 を駆動するために、駆動回路が以下のように構成
されている。
【0019】図1及び図3に示すように、制御回路11
は各サーマルヘッドS1,S2 全体の動作を制御するため
のものである。この制御回路11には、クロック信号を
伝送するためのクロック信号線L1 、ラインデータLd
を伝送するためのデータ信号線L2 、及び印加信号を伝
送するための印加信号線L3 が接続されている。又、ク
ロック信号線L1 の途中にはデータ阻止手段としてのク
ロック信号用ゲート回路12が介在され、このゲート回
路12によりクロック信号線L1 上を伝送されるクロッ
ク信号が遮断される。
【0020】前記制御回路11にはカウンタ回路13が
接続され、同カウンタ回路13には前記クロック信号線
L1 上を伝送されるクロック信号が入力されるようにな
っている。そして、カウンタ回路13はその入力された
クロック信号のクロックパルスの数をカウントする。
【0021】前記カウンタ回路13の出力側にはラッチ
信号線L4 が接続されている。そして、カウンタ回路1
3は前記クロックパルスをラインデータLd のドット数
nに対応した数だけカウントすると、ラッチ信号線L4
にカウントアップ信号を送出する。又、このカウントア
ップ信号は前記ゲート回路12にも入力されるようにな
っており、同ゲート回路12はこのカウントアップ信号
を入力すると、クロック信号線L1 上を伝送されるクロ
ック信号を遮断する。
【0022】そして、クロック信号線L1 及びデータ信
号線L2 は前記各サーマルヘッドS1,S2 のシフトレジ
スタ5に接続され、印加信号線L3 はドライバ4に接続
され、ラッチ信号線L4 は一方のサーマルヘッドS1 の
ラッチ回路6に接続される。即ち、ラッチ回路6が設け
られていないサーマルヘッドS2 にはラッチ信号線L4
を接続することができないので、そのラッチ信号線L4
は接続されないままの状態となる。
【0023】そして、図2に示すように、ラッチ回路6
が設けられているサーマルヘッドS1 において、制御回
路11は、クロック信号線L1 を介してシフトレジスタ
5にクロック信号を送出するとともに、そのクロック信
号に同期して、データ信号線L2 を介してシフトレジス
タ5にラインデータLd を転送する。このとき、カウン
タ回路13はクロック信号線L1 上を伝送されるクロッ
ク信号を入力して、そのクロックパルス数をカウントす
る。即ち、同図に示すように、ラインデータLd を構成
する各画素データD1 〜Dn は、クロック信号のクロッ
クパルスの立ち上がりに同期して転送されるので、カウ
ンタ回路13はラインデータLd を構成する画素データ
のドット数をカウントしていることになる。
【0024】そして、カウンタ回路13は、カウントさ
れたドット数が2048個すなわち1ラインデータLd
分に達すると、ラッチ信号線L4 にカウントアップ信号
を送出する。そして、このラッチ回路6が設けられてい
るサーマルヘッドS1 においては、そのカウントアップ
信号がゲート回路12に入力されるとともに、同カウン
トアップ信号がラッチ信号としてラッチ回路6に入力さ
れる。すると、ラッチ回路6は、前記シフトレジスタ5
に転送記憶された1ラインデータLd 分の画素データD
1 〜Dn を保持する。
【0025】又、ゲート回路12はカウントアップ信号
を入力すると、クロック信号線L1上を伝送されるクロ
ック信号を遮断する。即ち、上述したように、ラインデ
ータLd はクロック信号に同期して転送されるものであ
り、クロック信号が遮断されるとラインデータLd の転
送も停止される。つまり、ゲート回路12はカウントア
ップ信号の入力に基づいて、シフトレジスタ5へのライ
ンデータLd の転送を阻止する。
【0026】又、同時に、制御回路11は、印加信号線
L3 を介してドライバ4に印加信号を所定時間送出し
て、ドライバ4を作動させる。従って、ドライバ4は、
前記ラッチ回路6に保持されたラインデータLd に基づ
いて、発熱抵抗体2の発熱動作を駆動制御する。そし
て、この発熱抵抗体2の発熱動作に基づいて、図示しな
い記録紙上にラインデータLd の記録が行われる。
【0027】又、制御回路11は、前記発熱抵抗体2の
発熱動作中、即ちラインデータLdの記録動作中に、カ
ウンタ回路13のカウントをリセットさせるとともに、
ゲート回路12を開放させる。即ち、クロック信号の伝
送が許容され、データ信号線L2 を介して次のラインデ
ータLd のシフトレジスタ5への転送が開始されるとと
もに、カウンタ回路13によるクロックパルス数のカウ
ント、即ちラインデータLd のドット数のカウントが開
始される。
【0028】一方、図4に示すように、ラッチ回路6が
設けられていないサーマルヘッドS2 において、制御回
路11は、前記と同様にしてクロック信号に同期してシ
フトレジスタ5にラインデータLd を転送する。このと
き、カウンタ回路13は、クック信号線L1 上を伝送さ
れるクロック信号のクロックパルス数、即ちラインデー
タLd を構成する画素データのドット数をカウントす
る。
【0029】そして、カウンタ回路13は、カウントさ
れたドット数が1ラインデータLd分に達すると、ラッ
チ信号線L4 にカウントアップ信号を送出する。そし
て、このラッチ回路6が設けられていないサーマルヘッ
ドS2 においては、そのカウントアップ信号がゲート回
路12にのみ入力される。すると、ゲート回路12は、
クロック信号線L1 上を伝送されるクロック信号を遮断
して、シフトレジスタ5へのラインデータLd の転送を
阻止する。
【0030】又、同時に、制御回路11は、ドライバ4
に印加信号を所定時間送出して、ドライバ4を作動させ
る。従って、ドライバ4は、前記シフトレジスタ5に記
憶されたラインデータLd に基づいて、発熱抵抗体2の
発熱動作を駆動制御し、その発熱動作に基づいて、図示
しない記録紙上にラインデータLd の記録が行われる。
【0031】又、制御回路11は、発熱抵抗体2の発熱
動作の終了後、即ちラインデータLd の記録動作の終了
後、カウンタ回路13のカウントをリセットさせるとと
もに、ゲート回路12を開放させる。即ち、クロック信
号の伝送が許容され、データ信号線L2 を介して次のラ
インデータLd のシフトレジスタ5への転送が開始され
るとともに、カウンタ回路13によるクロックパルス数
のカウント、即ちラインデータLd のドット数のカウン
トが開始される。
【0032】次に、前記のように構成されたサーマルヘ
ッド駆動回路の作用について説明する。さて、図1に示
すように、ラッチ回路6が設けられているサーマルヘッ
ドS1の場合は、クロック信号線L1 及びデータ信号線
L2 がシフトレジスタ5に接続され、印加信号線L3 が
ドライバ4に接続され、ラッチ信号線L4 がラッチ回路
6に接続される。
【0033】そして、図2に示すように、制御回路11
からシフトレジスタ5へクロック信号に同期してライン
データLd が転送されると、そのラインデータLd がシ
フトレジスタ5に一時的に記憶される。このとき、カウ
ンタ回路13によりラインデータLd を構成する画素デ
ータのドット数がカウントされる。
【0034】そして、そのカウントされたドット数が1
ラインデータLd 分のドット数nに達すると、カウント
アップ信号が送出されてゲート回路12に入力されると
ともに、同カウントアップ信号がラッチ信号としてラッ
チ回路6に入力される。すると、クロック信号線L1 上
を伝送されるクロック信号がゲート回路12により遮断
されて、シフトレジスタ5へのラインデータLd の転送
が阻止される。又、シフトレジスタ5に転送記憶された
1ラインデータLd 分の画素データD1 〜Dnがラッチ
回路6に保持される。
【0035】又、同時に、制御回路11からドライバ4
へ印加信号が所定時間送出されて、ドライバ4が作動さ
れる。従って、このドライバ4の作動により、前記ラッ
チ回路6に保持されたラインデータLd に基づいて、発
熱抵抗体2が発熱動作される。そして、この発熱抵抗体
2の発熱動作に基づいて、図示しない記録紙上にライン
データLd の記録が行われる。
【0036】又、このラインデータLd の記録動作中
に、カウンタ回路13のカウントがリセットされるとと
もに、ゲート回路12が開放される。即ち、クロック信
号の伝送が許容され、制御回路11からシフトレジスタ
5への次のラインデータLd の転送が開始されるととも
に、カウンタ回路13によるラインデータLd のドット
数のカウントが開始される。
【0037】即ち、このラッチ回路6が設けられたサー
マルヘッドS1 では、記録中のラインデータLd がラッ
チ回路6により保持されているので、ラインデータLd
の記録動作中に、次のラインデータLd のシフトレジス
タ5への転送を開始することができ、記録速度を速くす
ることができる。
【0038】以上のように、この実施例の駆動回路を、
ラッチ回路6が設けられたサーマルヘッドS1 に使用し
ても、カウンタ回路13のカウントアップ信号をラッチ
信号として用いることにより、ラインデータLd をラッ
チ回路6に保持させることができる。従って、この駆動
回路を使用して、ラッチ回路6が設けられたサーマルヘ
ッドS1 を、何ら支障を生じることなく駆動することが
できる。
【0039】一方、図3に示すように、ラッチ回路6が
設けられていないサーマルヘッドS2 の場合は、クロッ
ク信号線L1 及びデータ信号線L2 がシフトレジスタ5
に接続され、印加信号線L3 がドライバ4に接続され
る。そして、ラッチ信号線L4は接続することができな
いので、接続されないままの状態となる。
【0040】そして、図4に示すように、前述のサーマ
ルヘッドS1 の場合と同じく、シフトレジスタ5へのラ
インデータLd の転送、及びカウンタ回路13によるラ
インデータLd のドット数のカウントが行われる。そし
て、カウント数が1ラインデータLd 分のドット数nに
達すると、カウントアップ信号が送出されてゲート回路
12に入力される。すると、クロック信号線L1 上を伝
送されるクロック信号がゲート回路12により遮断され
て、シフトレジスタ5へのラインデータLd の転送が阻
止される。
【0041】又、同時に、制御回路11からドライバ4
へ印加信号が所定時間送出されて、ドライバ4が作動さ
れる。従って、このドライバ4の作動により、前記シフ
トレジスタ5に記憶されたラインデータLd に基づい
て、発熱抵抗体2が発熱動作され、その発熱動作に基づ
いて、図示しない記録紙上にラインデータLd の記録が
行われる。
【0042】又、このラインデータLd の記録動作の終
了後、カウンタ回路13のカウントがリセットされると
ともに、ゲート回路12が開放される。即ち、クロック
信号の伝送が許容され、制御回路11からシフトレジス
タ5への次のラインデータLd の転送が開始されるとと
もに、カウンタ回路13によるラインデータLd のドッ
ト数のカウントが開始される。
【0043】即ち、このラッチ回路6が設けられていな
いサーマルヘッドS2 では、ラッチ回路6が設けられて
いないので、ラインデータLd の記録動作が終了してか
ら次のラインデータLd の記録動作が開始されるまでの
間に、そのラインデータLdをシフトレジスタ5に転送
するための大きな待ち時間が生じる。従って、記録速度
が遅くなるものであるが、ラッチ回路6が設けられてい
ないので、その分だけ構成が簡単になって、回路規模を
小さくすることができる。
【0044】以上のように、この実施例の駆動回路を、
ラッチ回路6が設けられていないサーマルヘッドS2 に
使用しても、カウンタ回路13からのカウントアップ信
号に基づいて、ゲート回路12によりシフトレジスタ5
へのラインデータLd の転送を阻止することができる。
従って、この駆動回路を使用して、ラッチ回路6が設け
られていないサーマルヘッドS2 を、何ら支障を生じる
ことなく駆動することができる。
【0045】さて、この実施例のサーマルヘッド駆動回
路においては、ラッチ信号を出力するためのカウンタ回
路13が設けられているとともに、ラインデータLd の
転送を阻止するためのゲート回路12が設けられてい
る。そのため、この1種類の駆動回路を使用して、ラッ
チ回路6が設けられているサーマルヘッドS1 と設けら
れていないサーマルヘッドS2 との2種類のサーマルヘ
ッドS1,S2 を駆動することが可能になる。従って、そ
れら2種類のサーマルヘッドS1,S2 を駆動するため
に、それぞれ専用の駆動回路を製作する必要がなく、1
種類の駆動回路を製作すればよいので、製作の煩雑さを
回避することができ、ひいては製作コストの低減を図る
ことができる。
【0046】尚、この発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば以下のような態様で具体化すること
も可能である。 (1)図5に示すように、データ信号線L2 の途中にも
データ阻止手段としてのデータ用ゲート回路14を設
け、そのゲート回路14にもカウンタ回路13からのカ
ウントアップ信号を入力するように構成すること。この
ようにすれば、カウンタ回路13からのカウントアップ
信号が両ゲート回路12,14に入力され、その入力に
基づいて両ゲート回路12,14により、クロック信号
線L1 及びデータ信号線L2 が遮断される。従って、こ
の場合には、クロック信号線L1 を遮断するだけの場合
と比較して、より確実にラインデータLd の転送を阻止
することができる。 (2)前記実施例では、発熱抵抗体2の数を2048個
というB4サイズの記録紙に対応した数としていたが、
その発熱抵抗体2の数を例えば1728個というA4サ
イズの記録紙に対応した数に変更すること。 (3)本実施例では、ラインプリント型のサーマルヘッ
ドに具体化したが、シリアルプリント型のサーマルヘッ
ドに具体化すること。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ラ
ッチ回路が設けられているものと設けられていないもの
との2種類のサーマルヘッドを駆動することができると
いう優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーマルヘッド駆動回路をラッチ回路
が設けられたサーマルヘッドに接続した一実施例を示す
回路構成図である。
【図2】そのサーマルヘッド駆動回路の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図3】サーマルヘッド駆動回路をラッチ回路が設けら
れていないサーマルヘッドに接続して示す回路構成図で
ある。
【図4】そのサーマルヘッド駆動回路の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図5】サーマルヘッド駆動回路の別例を示す回路構成
図である。
【符号の説明】
S1,S2 …サーマルヘッド、12…データ阻止手段とし
てのクロック信号用ゲート回路、13…カウンタ回路、
14…データ阻止手段としてのデータ用ゲート回路、L
d …ラインデータ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルヘッドへ転送されるクロック信
    号のクロックパルス数をカウントして、そのカウント数
    が所定数に達したときにラッチ信号としてのカウントア
    ップ信号を出力するカウンタ回路と、そのカウンタ回路
    からのカウントアップ信号の入力に基づいてサーマルヘ
    ッドへの画データの転送を阻止するデータ阻止手段とを
    設けたサーマルヘッド駆動回路。
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