JP3138955U - 安全なタイヤ構造 - Google Patents

Abstract

【課題】安全性が高く、利便性もよく、製造コストが低いという効果を具える安全なタイヤ構造を提供する。
【解決手段】タイヤ体２０及びチューブ環体１０から構成されるタイヤ構造。タイヤ体２０には掛合停止部２１及び納置部２２を設置し、その納置部２２にチューブ環体１０を納置し、チューブ環体１０は弾性を具えた材料で製造された環体とする。そのため、チューブ環体１０は先鋭物が刺さってもパンクの危険がなく、且つ大量生産の製造工程が簡易でコストを下げることができる。また一般の伝統的なタイヤにも通用する。
【選択図】図１

Description

本考案は、タイヤに関わり、特に車体に応用し、安全性が高く、経済公益の高い安全なタイヤ構造に関する。

現在、公知のタイヤ構造は、図６に示すとおり、タイヤ体２０及びチューブ体３０から構成される。そのうち、チューブ体３０はタイヤ体２０内に設置され、チューブ体３０にエアーバルブ部３１が設置される。このエアーバルブ部３１から気体をチューブ体３０内へ注入するが、下述の問題がある。

・安全性：タイヤを車体に設置し、路面走行中に鋭利物が刺さった場合、チューブ体は破裂、即ちパンクし、運転が不安定となり、非常に危険であり、安全性に劣る。
・利便性：タイヤ、チューブが刺されて破れた時には、即座に交換、もしくは修理しなければならないが、そのチューブの交換及び修理の方法は煩雑で且つやりにくいため、利便性に劣る。

図７に示すのは、タイヤ構造の別の一公知の状態参考図であり、タイヤ体２０の内部全体にゴムもしくはプラスチック発砲層２３を設置し、一実心タイヤでタイヤを構成しているが、下述の問題がある。

・製造コスト：タイヤ体内部全体にゴムもしくはプラスチック発砲層を設置し、実心タイヤを形成する。またタイヤ体内部に充填する材料の量が多いため、コスト全体が上がり、製造コストが高くなる。
・利便性：タイヤ体内部全体にゴムもしくはプラスチック発砲層を設置するため、タイヤ全体の重量が重くなり、タイヤ交換もしくはその他必要によりタイヤを外して修理する時、労力がより必要で利便性に劣る。

解決しようとする問題点は、公知のタイヤ構造が安全性に劣り、利便性が悪く、製造コストが高い点である。

本考案は、タイヤ体及びチューブ環体から構成される。タイヤ体には掛合停止部及び納置部を設置し、その納置部にチューブ環体を納置し、チューブ環体は弾性を具えた材料で製造された環体とする。そのため、チューブ環体は先鋭物が刺さってもパンクの危険がなく、且つ大量生産の製造工程が簡易でコストを下げる。また一般の伝統的なタイヤにも通用することを最も主要な特徴とする。

本考案の安全なタイヤ構造は、下述の利点がある。
１．高い安全性：チューブ体は弾性を具えた環体であるため、先鋭物が刺さってもパンクに依る走行の危険がない。
２．高い利便性：タイヤに先鋭物が刺さった時、安全な場所まで走行した後処理することができ、即座に排除しなくてもよい。
３．コストの節約：タイヤに先鋭物が刺さった時、先鋭物を抜くだけでよく、タイヤの交換もしくは修理の必要がない。

本考案の主な目的は、一種の安全なタイヤ構造を提供することある。本考案はタイヤ体及びチューブ環体から構成され、タイヤ体は掛合停止部及び納置部を設置し、その納置部にチューブ環体を納置する。チューブ環体の断面は円形で、チューブ環体は弾性を具えたシリコンゴムもしくはＥＶＡスポンジから製造される。そのためチューブ環体は先鋭物が刺さってもパンクの危険がなく、大量生産の製造工程が簡易でコスト下げる。また一般の伝統的なタイヤにも通用し、安全性が高く、便利で製造コストを下げる。

本考案の構造、特徴及びその他目的をより詳しく理解するため、実施例に基づき、図式を用いて説明するが、これは説明のための一実施例に過ぎず、本考案を制限するものではない。

図１、図２に示すのは、本考案の安全タイヤ構造の立体組立及び分解状態指示図であり、そのうち下記を含む。

一チューブ環体１０は、高支持性構造の弾性体で、その弾性体は実心、小孔もしくは大孔の状態を形成し、且つチューブ環体１０の断面は円形であり、またチューブ環体１０シリコンゴムもしくはＥＶＡスポンジから製造される。

タイヤ体２０には掛合停止部２１及び納置部２２を設置し、納置部２２にチューブ環体１０を納置する。また掛合停止部２１がホイール体４０にしっかりと結合し、且つそのチューブ環体１０とタイヤ体２０は分離設置する。（図４参照）。

上述構造により、本考案の安全タイヤ構造が完成する。図３に示すのは、本考案の安全タイヤ構造の断面状態指示図である。そのタイヤ体２０には掛合停止部２１及び納置部２２を設置し、そのうち納置部２２にはチューブ環体１０を納置し、そのチューブ環体１０は弾性を具えたシリコンゴムもしくはＥＶＡスポンジで製造するが、別に廃棄ゴム条を焼結して形成してもよい。チューブ環体１０は先鋭物に刺されてもパンクの危険がなく、大量生産の製造工程も簡易でコストを下げる。また一般の伝統的なタイヤにも通用し、安全性が高く、使用する時の利便性にも優れ、製造コストが低いという効果がある。

図４に示すのは、本考案の安全タイヤ構造の使用状態参考図である。タイヤ体２０が路面に於いて先鋭物５０に刺されると、先鋭物５０はチューブ体１０まで刺さるが、このチューブ体１０は実心、小孔もしくは大孔状態の弾性体であるため、パンク走行中の危険性を心配する必要がなく、更に即座に処理しなくてもよく、安全な場所に運転して移動した後で先鋭物を抜いても問題はなく、安全性、利便性がより高まり、コストを節約することもできる。

図５に示すのは、本考案の安全タイヤ構造の別の実施例参考図であり、チューブ環体、タイヤ体１０、２０がオートバイもしくは自転車に用いるホイール体４０と結合したもので、同じくパンクを防止する効果を具え、有効に安全性、利便性を高め、コスト全体を節約し、本考案の別の実用性を高める。

総合するとおり、本考案は上述の効果及び目的を達成しているため、実用新案の登録要件を満たしている。

本考案の立体組立状態指示図 本考案の立体分解状態指示図 本考案の断面状態指示図で 本考案の使用状態参考図 本考案の別の実施例参考図 公知の状態の参考図 別の公知の状態参考図

符号の説明

１０ チューブ環体
２０ タイヤ体
２１ 掛合停止部
２２ 納置部
２３ ゴムもしくはプラスチック発砲層
３０ チューブ体
３１ エアーバルブ部
４０ ホイール体
５０ 先鋭物

Claims (12)

1. 安全なタイヤ構造であって、タイヤ体と、前記タイヤ体と合わされるとともに、前記タイヤ体と分離設置して前記タイヤ体内に設置されるチューブ環体とを含むことを特徴とする、安全なタイヤ構造。
2. 前記チューブ環体は、断面が円形であることを特徴とする、請求項１記載の安全なタイヤ構造。
3. 前記チューブ環体は、弾性体であることを特徴とする、請求項１記載の安全なタイヤ構造。
4. 前記弾性体は、実心状態であることを特徴とする、請求項３記載の安全なタイヤ構造。
5. 前記弾性体は、小孔を具えた状態であることを特徴とする、請求項３記載の安全なタイヤ構造。
6. 前記弾性体は、大孔を具えた状態であることを特徴とする、請求項３記載の安全なタイヤ構造。
7. 安全タイヤ構造であって、掛合停止部及び納置部を備えるとともに、前記掛合停止部にホイール体がしっかりと結合されるタイヤ体と、前記タイヤ体と合わされるとともに、前記タイヤ体と分離設置して前記タイヤ体の納置部に設置されるチューブ環体とを含むことを特徴とする、安全なタイヤ構造。
8. 前記チューブ環体は、断面が円形であることを特徴とする、請求項７記載の安全なタイヤ構造。
9. 前記チューブ環体は、弾性体であることを特徴とする、請求項７記載の安全なタイヤ構造。
10. 前記弾性体は、実心状態であることを特徴とする、請求項９記載の安全なタイヤ構造。
11. 前記弾性体は、小孔を具えた状態であることを特徴とする、請求項９記載の安全なタイヤ構造。
12. 前記弾性体は、大孔を具えた状態であることを特徴とする、請求項９記載の安全なタイヤ構造。