JP3138697B2 - 音声蓄積再生システムにおける音声蓄積選択方法ならびに装置 - Google Patents
音声蓄積再生システムにおける音声蓄積選択方法ならびに装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話加入者向
け留守番伝言録音および留守番伝言再生を提供する音声
蓄積再生システムに用いて好適な音声蓄積選択方法なら
びに装置に関する。
け留守番伝言録音および留守番伝言再生を提供する音声
蓄積再生システムに用いて好適な音声蓄積選択方法なら
びに装置に関する。
【0002】
【従来の技術】留守番電話サービスは、相手が不在の場
合に交換機が音声蓄積再生システムに接続して音声蓄積
装置に相手への音声メッセージを蓄積し、後に相手から
の要求または相手へ発呼して音声メッセージを伝えるサ
ービスである。図6に留守番電話サービスを行うシステ
ムの構成が示されている。音声蓄積再生システム600
には交換機60との間に留守番サービスを提供するため
の回線66〜69が設けられ、同システム600内には
複数の音声蓄積装置62,63があり、回線選択装置6
1,回線64,65を通して交換機60と接続されてい
る。
合に交換機が音声蓄積再生システムに接続して音声蓄積
装置に相手への音声メッセージを蓄積し、後に相手から
の要求または相手へ発呼して音声メッセージを伝えるサ
ービスである。図6に留守番電話サービスを行うシステ
ムの構成が示されている。音声蓄積再生システム600
には交換機60との間に留守番サービスを提供するため
の回線66〜69が設けられ、同システム600内には
複数の音声蓄積装置62,63があり、回線選択装置6
1,回線64,65を通して交換機60と接続されてい
る。
【0003】携帯電話加入者A〜E向けへの留守番伝言
の録音は、音声蓄積装置62,63に録音される。ここ
に、1台の音声蓄積装置62(63)に録音または再生
を行う場合に所定の数の回線が使用可能な場合、この回
線数を使用可能な回線数と定義すれば、使用可能な回線
数の一部を録音または再生で使用することにより、その
一部の回線は塞がり状態となる。なお、前述の使用可能
な回線数から塞がり状態となっている回線数を引いた回
線数を空き回線数と称し、以下の説明に用いることとす
る。前記音声蓄積装置にあっては、その蓄積エリアおよ
び交換機60と接続するための回線を有効に利用するた
めに、複数有る音声蓄積装置62,63のうち空き回線
数当たりの伝言蓄積数が最も小さくなる音声蓄積装置向
け回線の選択を回線選択装置61が行い蓄積する装置6
2(63)を決定し、録音する。この空き回線数当たり
の伝言蓄積数を集線比という。そして、録音された伝言
の再生は回線選択装置61が再生しようとしている携帯
電話加入者の伝言の蓄積が、何処の音声蓄積装置62
(63)に録音されているかを検索し、該当する音声蓄
積装置62(63)の回線66〜69を選択することで
伝言の再生を行う。
の録音は、音声蓄積装置62,63に録音される。ここ
に、1台の音声蓄積装置62(63)に録音または再生
を行う場合に所定の数の回線が使用可能な場合、この回
線数を使用可能な回線数と定義すれば、使用可能な回線
数の一部を録音または再生で使用することにより、その
一部の回線は塞がり状態となる。なお、前述の使用可能
な回線数から塞がり状態となっている回線数を引いた回
線数を空き回線数と称し、以下の説明に用いることとす
る。前記音声蓄積装置にあっては、その蓄積エリアおよ
び交換機60と接続するための回線を有効に利用するた
めに、複数有る音声蓄積装置62,63のうち空き回線
数当たりの伝言蓄積数が最も小さくなる音声蓄積装置向
け回線の選択を回線選択装置61が行い蓄積する装置6
2(63)を決定し、録音する。この空き回線数当たり
の伝言蓄積数を集線比という。そして、録音された伝言
の再生は回線選択装置61が再生しようとしている携帯
電話加入者の伝言の蓄積が、何処の音声蓄積装置62
(63)に録音されているかを検索し、該当する音声蓄
積装置62(63)の回線66〜69を選択することで
伝言の再生を行う。
【0004】ところで、音声蓄積装置61(62)が持
つ蓄積エリアには限界があり、蓄積エリアの空きが無く
なると新たな伝言録音ができなくなるため、事前に音声
蓄積装置の追加(音声蓄積装置70)が行なわれる。音
声蓄積装置70を追加増設した後で携帯電話加入者Cに
対する留守番伝言録音契機が発生した場合、音声蓄積装
置62、63・・は以前からの留守番伝言録音が有るの
で音声蓄積装置70より蓄積エリアの空きは少なく集線
比は小さくなっている。
つ蓄積エリアには限界があり、蓄積エリアの空きが無く
なると新たな伝言録音ができなくなるため、事前に音声
蓄積装置の追加(音声蓄積装置70)が行なわれる。音
声蓄積装置70を追加増設した後で携帯電話加入者Cに
対する留守番伝言録音契機が発生した場合、音声蓄積装
置62、63・・は以前からの留守番伝言録音が有るの
で音声蓄積装置70より蓄積エリアの空きは少なく集線
比は小さくなっている。
【0005】回線選択装置61は音声蓄積装置70に留
守番伝言を録音するために回線71を選択し接続する。
同時に携帯電話加入者Dに対する留守番伝言録音契機が
発生した場合、回線選択装置61は音声蓄積装置70に
留守番伝言を録音するために回線72を選択し接続す
る。携帯電話加入者Cに対する留守番伝言録音が終了
後、回線71は空きとなる。この直後に携帯電話加入者
Eに対する留守番伝言録音が発生した場合、音声蓄積装
置62、63の蓄積エリアの空きが音声蓄積装置70よ
り少ないので回線選択装置61は再度回線71を選択し
音声蓄積装置740接続し携帯電話加入者Eの留守番伝
言録音を行う。この時、携帯電話加入者Cが留守番伝言
の再生を行おうとすると携帯電話加入者Cの留守番伝言
は音声蓄積装置70に録音されているため回線選択装置
61は音声蓄積装置70を選択しようとするが音声蓄積
装置70向けの回線71、72は使用中のため留守番伝
言再生はできなくなる。このように従来の音声蓄積再生
システムにおいて音声蓄積装置が新規に追加増設された
場合、音声蓄積装置70の伝言蓄積数が増加して蓄積エ
リアの空きが少なくなり、他の音声蓄積装置62、63
の蓄積エリアの空きと均等になるまで上記の状況が繰り
返され留守録再生時におけるサービス性が低下してい
た。
守番伝言を録音するために回線71を選択し接続する。
同時に携帯電話加入者Dに対する留守番伝言録音契機が
発生した場合、回線選択装置61は音声蓄積装置70に
留守番伝言を録音するために回線72を選択し接続す
る。携帯電話加入者Cに対する留守番伝言録音が終了
後、回線71は空きとなる。この直後に携帯電話加入者
Eに対する留守番伝言録音が発生した場合、音声蓄積装
置62、63の蓄積エリアの空きが音声蓄積装置70よ
り少ないので回線選択装置61は再度回線71を選択し
音声蓄積装置740接続し携帯電話加入者Eの留守番伝
言録音を行う。この時、携帯電話加入者Cが留守番伝言
の再生を行おうとすると携帯電話加入者Cの留守番伝言
は音声蓄積装置70に録音されているため回線選択装置
61は音声蓄積装置70を選択しようとするが音声蓄積
装置70向けの回線71、72は使用中のため留守番伝
言再生はできなくなる。このように従来の音声蓄積再生
システムにおいて音声蓄積装置が新規に追加増設された
場合、音声蓄積装置70の伝言蓄積数が増加して蓄積エ
リアの空きが少なくなり、他の音声蓄積装置62、63
の蓄積エリアの空きと均等になるまで上記の状況が繰り
返され留守録再生時におけるサービス性が低下してい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来、
音声蓄積装置(70)を追加増設した直後は伝言蓄積数
が従来から使用されている音声蓄積装置61(62)に
比べ極端に少ないので集線比も小さな値となり新たな留
守番伝言録音は追加した音声蓄積装置の回線71〜72
を優先的に選択することになる。留守番伝言録音時は追
加した音声蓄積装置70の回線71〜72が全て使用中
の場合、その他の音声蓄積装置62(63)の回線66
〜69が空いていれば、空いている回線を使用しその回
線に接続されている音声蓄積装置62(63)に留守番
伝言を録音することが可能ではあるが、伝言の再生は既
に録音されている音声蓄積装置70(62,63)の回
線を選択しなければ伝言再生を行うことができないため
必然的に回線利用頻度の高い音声蓄積装置の回線を選択
することになる。その結果、留守番伝言録音に比べ伝言
再生のための回線が確保されにくくなる。
音声蓄積装置(70)を追加増設した直後は伝言蓄積数
が従来から使用されている音声蓄積装置61(62)に
比べ極端に少ないので集線比も小さな値となり新たな留
守番伝言録音は追加した音声蓄積装置の回線71〜72
を優先的に選択することになる。留守番伝言録音時は追
加した音声蓄積装置70の回線71〜72が全て使用中
の場合、その他の音声蓄積装置62(63)の回線66
〜69が空いていれば、空いている回線を使用しその回
線に接続されている音声蓄積装置62(63)に留守番
伝言を録音することが可能ではあるが、伝言の再生は既
に録音されている音声蓄積装置70(62,63)の回
線を選択しなければ伝言再生を行うことができないため
必然的に回線利用頻度の高い音声蓄積装置の回線を選択
することになる。その結果、留守番伝言録音に比べ伝言
再生のための回線が確保されにくくなる。
【0007】回線の選択方法を各音声蓄積装置の回線に
平均に接続する方法を採ればサービスの低下については
回避することは可能だが、新たに追加増設した音声蓄積
装置の伝言蓄積数の増え方は緩やかになり蓄積エリアの
有効活用という条件が満たせなるため、各音声蓄積装置
の回線に平均に接続する方法は使えなくなる。このこと
が携帯電話加入者に対するサービスの低下を招いている
ため、蓄積エリアを有効に活用しつつサービス性の低下
を防ぐことが望まれていた。
平均に接続する方法を採ればサービスの低下については
回避することは可能だが、新たに追加増設した音声蓄積
装置の伝言蓄積数の増え方は緩やかになり蓄積エリアの
有効活用という条件が満たせなるため、各音声蓄積装置
の回線に平均に接続する方法は使えなくなる。このこと
が携帯電話加入者に対するサービスの低下を招いている
ため、蓄積エリアを有効に活用しつつサービス性の低下
を防ぐことが望まれていた。
【0008】本発明は上記要望に基づきなされたもので
あり、音声蓄積装置の蓄積エリアの空きを基に留守番伝
言録音の際の使用可能な回線数を制限することで蓄積エ
リアの空きが大きいときでも集線比を大きくし、あるい
は集線比が極端に小さい場合単純に同一音声蓄積装置を
続けて選択しない、また、意図的にその回線を閉塞する
ことで、新たに追加増設した音声蓄積装置以外の音声蓄
積装置を選択させ録音の集中を回避し再生も可能とする
音声蓄積再生システムにおける音声蓄積選択方法ならび
に装置を提供することを目的とする。
あり、音声蓄積装置の蓄積エリアの空きを基に留守番伝
言録音の際の使用可能な回線数を制限することで蓄積エ
リアの空きが大きいときでも集線比を大きくし、あるい
は集線比が極端に小さい場合単純に同一音声蓄積装置を
続けて選択しない、また、意図的にその回線を閉塞する
ことで、新たに追加増設した音声蓄積装置以外の音声蓄
積装置を選択させ録音の集中を回避し再生も可能とする
音声蓄積再生システムにおける音声蓄積選択方法ならび
に装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の音声蓄積再生シ
ステムにおける音声蓄積選択方法は、交換機との間に留
守番サービスを提供する回線が設けられ、複数ある音声
蓄積装置のうち使用可能な回線数当たりの伝言蓄積数が
最も小さくなる音声蓄積装置向けに回線の選択を行うこ
とによって録音する音声蓄積装置を決定すると共に、再
生しようとする伝言の蓄積がいずれの音声蓄積装置に録
音されているかを検索し、該当する音声蓄積装置の回線
を選択することで伝言の再生を行う音声蓄積再生システ
ムにおいて、音声蓄積再生システムに音声蓄積装置を追
加増設する際、その音声蓄積装置が使用可能な回線数を
変更して空き回線数当たりの伝言蓄積数を変化させるこ
とで他の音声蓄積装置との平均化をはかり、留守番伝言
録音の追加増設した音声蓄積装置への録音の集中を回避
し、再生することを特徴とする。
ステムにおける音声蓄積選択方法は、交換機との間に留
守番サービスを提供する回線が設けられ、複数ある音声
蓄積装置のうち使用可能な回線数当たりの伝言蓄積数が
最も小さくなる音声蓄積装置向けに回線の選択を行うこ
とによって録音する音声蓄積装置を決定すると共に、再
生しようとする伝言の蓄積がいずれの音声蓄積装置に録
音されているかを検索し、該当する音声蓄積装置の回線
を選択することで伝言の再生を行う音声蓄積再生システ
ムにおいて、音声蓄積再生システムに音声蓄積装置を追
加増設する際、その音声蓄積装置が使用可能な回線数を
変更して空き回線数当たりの伝言蓄積数を変化させるこ
とで他の音声蓄積装置との平均化をはかり、留守番伝言
録音の追加増設した音声蓄積装置への録音の集中を回避
し、再生することを特徴とする。
【0010】また、交換機との間に留守番サービスを提
供するための回線が設けられ、回線選択装置を介して交
換機と接続される複数の音声蓄積装置を含む音声蓄積再
生システムにおいて用いられ、音声蓄積装置毎保持され
る伝言蓄積数と使用可能回線数ならびに回線の使用状態
で示される空き、塞がりの状態を参照する工程と、使用
可能回線数と回線の使用状態から空き回線数を求め、各
音声蓄積装置毎伝言蓄積数を空き回線数で割り、1空き
回線当たりの蓄積数(集線比)を算出する工程と、集線
比が最も小さくなる音声蓄積装置を選択して未使用の回
線を介して留守番伝言録音を行う工程と、音声蓄積装置
が新たに追加増設されたとき、その音声蓄積装置の伝言
蓄積数を定期的に監視し、その増え方に応じて使用可能
回線数を増加させることで集線比を他の音声蓄積装置と
平均化する工程と、最終的に使用可能回線数が最大値と
なったときに前記監視操作を終了する工程から成ること
も特徴とする。
供するための回線が設けられ、回線選択装置を介して交
換機と接続される複数の音声蓄積装置を含む音声蓄積再
生システムにおいて用いられ、音声蓄積装置毎保持され
る伝言蓄積数と使用可能回線数ならびに回線の使用状態
で示される空き、塞がりの状態を参照する工程と、使用
可能回線数と回線の使用状態から空き回線数を求め、各
音声蓄積装置毎伝言蓄積数を空き回線数で割り、1空き
回線当たりの蓄積数(集線比)を算出する工程と、集線
比が最も小さくなる音声蓄積装置を選択して未使用の回
線を介して留守番伝言録音を行う工程と、音声蓄積装置
が新たに追加増設されたとき、その音声蓄積装置の伝言
蓄積数を定期的に監視し、その増え方に応じて使用可能
回線数を増加させることで集線比を他の音声蓄積装置と
平均化する工程と、最終的に使用可能回線数が最大値と
なったときに前記監視操作を終了する工程から成ること
も特徴とする。
【0011】本発明の音声蓄積再生システムにおける音
声蓄積選択装置は、交換機との間に留守番サービスを提
供するための回線が設けられ、回線選択装置を介して交
換機と接続される複数の音声蓄積装置を含む音声蓄積再
生システムにおいて、音声蓄積装置毎留守伝言が録音さ
れる毎に更新され、その伝言蓄積数が保持される蓄積状
態保持部と、音声蓄積装置毎の使用可能回線数と回線の
使用状態で示される空き状況が保持される回線状態保持
部と、電話加入者に対する録音契機が発生したとき、前
記蓄積状態保持部にある伝言蓄積数と前記回線状態保持
部にある使用可能回線数及び空き回線数を参照して空き
回線数当たりの伝言蓄積数(集線比)を算出し、留守番
伝言を録音する音声蓄積装置ならびに回線を選択して留
守番伝言の録音を指示する回線選択制御部と、前記蓄積
状態保持部にある伝言蓄積数から蓄積エリアの空き数を
定期的に監視し、新たに音声蓄積装置が追加増設された
ときに、前記回線状態保持部にある使用可能回線数を更
新し、新たに追加増設された音声蓄積装置の蓄積エリア
の空き数が他の音声蓄積装置と均等になった時点で前記
の監視を終了する蓄積エリア空き数監視部とを具備する
ことを特徴とする。
声蓄積選択装置は、交換機との間に留守番サービスを提
供するための回線が設けられ、回線選択装置を介して交
換機と接続される複数の音声蓄積装置を含む音声蓄積再
生システムにおいて、音声蓄積装置毎留守伝言が録音さ
れる毎に更新され、その伝言蓄積数が保持される蓄積状
態保持部と、音声蓄積装置毎の使用可能回線数と回線の
使用状態で示される空き状況が保持される回線状態保持
部と、電話加入者に対する録音契機が発生したとき、前
記蓄積状態保持部にある伝言蓄積数と前記回線状態保持
部にある使用可能回線数及び空き回線数を参照して空き
回線数当たりの伝言蓄積数(集線比)を算出し、留守番
伝言を録音する音声蓄積装置ならびに回線を選択して留
守番伝言の録音を指示する回線選択制御部と、前記蓄積
状態保持部にある伝言蓄積数から蓄積エリアの空き数を
定期的に監視し、新たに音声蓄積装置が追加増設された
ときに、前記回線状態保持部にある使用可能回線数を更
新し、新たに追加増設された音声蓄積装置の蓄積エリア
の空き数が他の音声蓄積装置と均等になった時点で前記
の監視を終了する蓄積エリア空き数監視部とを具備する
ことを特徴とする。
【0012】上述した構成にて、各音声蓄積装置には携
帯電話加入者に対する留守番伝言が録音され、録音され
る毎、回線選択装置を構成する蓄積状態保持部に音声蓄
積装置毎の伝言蓄積数が加入者別に加算される。音声蓄
積装置向け回線の使用可能回線数及び使用/未使用の状
態情報は回線状態保持部に記憶される。そして、新たに
音声蓄積装置追加増設した時、蓄積状態保持部内におけ
るその音声蓄積装置のモード情報を追加中モードとして
ON設定する。蓄積エリア空き数監視部は蓄積状態保持
部に追加中モードが設定されている音声蓄積装置があっ
た場合、蓄積状態保持部に記憶されている伝言蓄積数を
基に空きエリア数を算出し、回線状態保持部に該当する
音声蓄積装置向けの最大使用可能回線数を設定し、携帯
電話加入者に対する留守番伝言録音契機が発生した際、
回線選択装置は蓄積状態保持部に記憶されている伝言蓄
積数と回線状態保持部に記憶されている最大使用可能回
線数と使用中の回線数とを参照し、集線比を算出し、こ
の値が最も小さい音声蓄積装置を決定し使用可能回線を
選択する。蓄積エリア空き数監視部は定期的に蓄積状態
保持部に記憶されている伝言蓄積数を監視し、空きエリ
ア数を算出して回線状態保持部に使用可能回線数を再設
定し使用可能回線数が全て使用可能となった時点で追加
中モードを解除する。また、録音されている留守番伝言
の再生契機が発生した場合には回線選択制御装置が蓄積
状態保持部に音声蓄積装置毎に記憶されている伝言蓄積
数を基に音声蓄積装置を決定し音声蓄積装置向けの回線
を選択する。
帯電話加入者に対する留守番伝言が録音され、録音され
る毎、回線選択装置を構成する蓄積状態保持部に音声蓄
積装置毎の伝言蓄積数が加入者別に加算される。音声蓄
積装置向け回線の使用可能回線数及び使用/未使用の状
態情報は回線状態保持部に記憶される。そして、新たに
音声蓄積装置追加増設した時、蓄積状態保持部内におけ
るその音声蓄積装置のモード情報を追加中モードとして
ON設定する。蓄積エリア空き数監視部は蓄積状態保持
部に追加中モードが設定されている音声蓄積装置があっ
た場合、蓄積状態保持部に記憶されている伝言蓄積数を
基に空きエリア数を算出し、回線状態保持部に該当する
音声蓄積装置向けの最大使用可能回線数を設定し、携帯
電話加入者に対する留守番伝言録音契機が発生した際、
回線選択装置は蓄積状態保持部に記憶されている伝言蓄
積数と回線状態保持部に記憶されている最大使用可能回
線数と使用中の回線数とを参照し、集線比を算出し、こ
の値が最も小さい音声蓄積装置を決定し使用可能回線を
選択する。蓄積エリア空き数監視部は定期的に蓄積状態
保持部に記憶されている伝言蓄積数を監視し、空きエリ
ア数を算出して回線状態保持部に使用可能回線数を再設
定し使用可能回線数が全て使用可能となった時点で追加
中モードを解除する。また、録音されている留守番伝言
の再生契機が発生した場合には回線選択制御装置が蓄積
状態保持部に音声蓄積装置毎に記憶されている伝言蓄積
数を基に音声蓄積装置を決定し音声蓄積装置向けの回線
を選択する。
【0013】このようにして、追加中モードの音声蓄積
装置向け使用可能回線数を変更することで集線比を変化
させ留守番伝言録音で使用する音声蓄積装置を選択する
ときに新たに追加した音声蓄積装置に集中しないように
し留守番伝言再生に使用可能な回線を確保するとともに
可能な限り留守番伝言録音を優先させることで蓄積エリ
アを有効利用することができる。
装置向け使用可能回線数を変更することで集線比を変化
させ留守番伝言録音で使用する音声蓄積装置を選択する
ときに新たに追加した音声蓄積装置に集中しないように
し留守番伝言再生に使用可能な回線を確保するとともに
可能な限り留守番伝言録音を優先させることで蓄積エリ
アを有効利用することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態を示すブ
ロック図である。図において、10は交換機、100は
音声蓄積再生システムであり、両者は回線11、12…
を介して接続される。音声蓄積再生システム100は、
回線選択装置110、ならびに複数の音声蓄積装置12
0,130,140で構成され、両者は、回線121,
122…,131,132…,141,142…を介し
て接続される。音声蓄積装置120、130は従来から
使用されており留守番伝言が充分蓄積されているものと
し、音声蓄積装置140は新たに追加増設されたものと
する。
ロック図である。図において、10は交換機、100は
音声蓄積再生システムであり、両者は回線11、12…
を介して接続される。音声蓄積再生システム100は、
回線選択装置110、ならびに複数の音声蓄積装置12
0,130,140で構成され、両者は、回線121,
122…,131,132…,141,142…を介し
て接続される。音声蓄積装置120、130は従来から
使用されており留守番伝言が充分蓄積されているものと
し、音声蓄積装置140は新たに追加増設されたものと
する。
【0015】回線選択装置110は、蓄積状態保持部1
11、蓄積エリア空き数監視部112、回線選択制御部
113、回線状態保持部114で構成される。回線選択
制御部113は携帯電話加入者に対する録音契機が発生
したとき、蓄積状態保持部111の伝言蓄積数と回線状
態保持部114の使用可能回線数及び空き回線を参照し
集線比を算出し留守番伝言を録音する音声蓄積装置およ
び回線を選択し留守番伝言を録音させる。音声蓄積装置
120(130,140)に留守番伝言が録音されると
蓄積状態保持部111に録音した音声蓄積装置毎に伝言
蓄積数が加入者別に加算される。蓄積エリア空き数監視
部112は定期的に蓄積状態保持部111の伝言蓄積数
から蓄積エリアの空き数を監視し追加中モードが設定さ
れている音声蓄積装置140があった場合、回線状態保
持部114の使用可能回線数を更新する。新たに追加し
た音声蓄積装置140の蓄積エリアの空き数が均等にな
った時点で蓄積エリア空き数監視部112は追加中モー
ドを解除し監視を終了する。
11、蓄積エリア空き数監視部112、回線選択制御部
113、回線状態保持部114で構成される。回線選択
制御部113は携帯電話加入者に対する録音契機が発生
したとき、蓄積状態保持部111の伝言蓄積数と回線状
態保持部114の使用可能回線数及び空き回線を参照し
集線比を算出し留守番伝言を録音する音声蓄積装置およ
び回線を選択し留守番伝言を録音させる。音声蓄積装置
120(130,140)に留守番伝言が録音されると
蓄積状態保持部111に録音した音声蓄積装置毎に伝言
蓄積数が加入者別に加算される。蓄積エリア空き数監視
部112は定期的に蓄積状態保持部111の伝言蓄積数
から蓄積エリアの空き数を監視し追加中モードが設定さ
れている音声蓄積装置140があった場合、回線状態保
持部114の使用可能回線数を更新する。新たに追加し
た音声蓄積装置140の蓄積エリアの空き数が均等にな
った時点で蓄積エリア空き数監視部112は追加中モー
ドを解除し監視を終了する。
【0016】図2は図1における音声蓄積再生システム
の具体的例を示すブロック図である。図中、201〜2
0mは携帯電話加入者、21は交換機である。210は
回線選択装置であり、回線選択装置210にはシステム
が持つ音声蓄積装置220,230,240毎、その装
置番号に従い、伝言蓄積数、追加中モードを記憶するメ
モリ211と、システムが持つ音声蓄積装置220,2
30,240毎、その装置番号に従う使用可能回線数と
回線使用状況(回線番号と使用状態)を記憶するメモリ
212が備えられている。図1に示す蓄積状態保持部1
11がメモリ211、回線状態保持部112がメモリ2
11に相当し、それぞれのデータ構造が具体的数値とし
て示されている。220、230、240はそれぞれ音
声蓄積装置を示す。また、各音声蓄積装置220、23
0、240は、回線選択装置210と回線221、22
2、231、232、241、242で接続されてい
る。
の具体的例を示すブロック図である。図中、201〜2
0mは携帯電話加入者、21は交換機である。210は
回線選択装置であり、回線選択装置210にはシステム
が持つ音声蓄積装置220,230,240毎、その装
置番号に従い、伝言蓄積数、追加中モードを記憶するメ
モリ211と、システムが持つ音声蓄積装置220,2
30,240毎、その装置番号に従う使用可能回線数と
回線使用状況(回線番号と使用状態)を記憶するメモリ
212が備えられている。図1に示す蓄積状態保持部1
11がメモリ211、回線状態保持部112がメモリ2
11に相当し、それぞれのデータ構造が具体的数値とし
て示されている。220、230、240はそれぞれ音
声蓄積装置を示す。また、各音声蓄積装置220、23
0、240は、回線選択装置210と回線221、22
2、231、232、241、242で接続されてい
る。
【0017】図3、図4、図5は本発明の実施形態の動
作を説明するために引用した図であり、それぞれ、回線
選択装置の基本的動作の流れ、形態電話加入者に対する
留守番伝言録音契機が発生したときの集線比の算出から
音声蓄積装置を選択するまでの動作の流れ、追加増設モ
ード設定後における蓄積数監視の動作の流れをフローチ
ャートで示したものである。
作を説明するために引用した図であり、それぞれ、回線
選択装置の基本的動作の流れ、形態電話加入者に対する
留守番伝言録音契機が発生したときの集線比の算出から
音声蓄積装置を選択するまでの動作の流れ、追加増設モ
ード設定後における蓄積数監視の動作の流れをフローチ
ャートで示したものである。
【0018】まず、図1に示す本発明実施形態の基本動
作について図3に示すフローチャートを参照しながら説
明する。図1において、携帯電話加入者Aに対する留守
番伝言録音契機が発生(ステップS300)したとき、
その電話は交換機10を介して音声蓄積再生システム1
00の回線選択装置110に接続される。回線選択制御
部113は蓄積状態保持部111に保持されている各音
声蓄積装置毎の伝言蓄積数と、回線状態保持部114に
保持されている各音声蓄積装置毎の使用可能回線数と回
線の使用状態で示される空き、塞がりに関する情報を参
照する。そして、使用可能回線数と回線の使用状態空き
(“0”)、塞がり(“1”)から空き回線数を求め、
各音声蓄積装置毎の伝言蓄積数を空き回線数で割り、空
き回線数1回線当たりの蓄積数(以下、集線比という)
を算出(ステップS310)する。次に、集線比が最も
小さくなる音声蓄積装置を選択(ステップS320、3
30)し、未使用の1回線を介して留守番伝言録音を行
う。即ち、該当する音声蓄積装置に音声を蓄積すると共
に該当する音声蓄積装置の伝言蓄積数を加算して更新
(ステップS340,S350)する。
作について図3に示すフローチャートを参照しながら説
明する。図1において、携帯電話加入者Aに対する留守
番伝言録音契機が発生(ステップS300)したとき、
その電話は交換機10を介して音声蓄積再生システム1
00の回線選択装置110に接続される。回線選択制御
部113は蓄積状態保持部111に保持されている各音
声蓄積装置毎の伝言蓄積数と、回線状態保持部114に
保持されている各音声蓄積装置毎の使用可能回線数と回
線の使用状態で示される空き、塞がりに関する情報を参
照する。そして、使用可能回線数と回線の使用状態空き
(“0”)、塞がり(“1”)から空き回線数を求め、
各音声蓄積装置毎の伝言蓄積数を空き回線数で割り、空
き回線数1回線当たりの蓄積数(以下、集線比という)
を算出(ステップS310)する。次に、集線比が最も
小さくなる音声蓄積装置を選択(ステップS320、3
30)し、未使用の1回線を介して留守番伝言録音を行
う。即ち、該当する音声蓄積装置に音声を蓄積すると共
に該当する音声蓄積装置の伝言蓄積数を加算して更新
(ステップS340,S350)する。
【0019】ここで、音声蓄積装置140が新たに追加
増設された場合、音声蓄積装置140は、伝言蓄積数が
他の音声蓄積装置の伝言蓄積数と比べ極端に少ない状態
となる。この状態になったとき、集線比が極端に小さく
なるのを防ぐため、回線状態保持部114に保持してい
る使用可能回線を減らし空き回線を少なくすることで集
線比を大きくし他の音声蓄積装置を選択する回数を増や
すようにする。その結果、留守番伝言の録音時に回線を
全て使用することが無くなり留守番伝言再生に使用する
回線を確保することができるため呼損を減らすことが可
能となる。使用可能回線数が少ないままでは、空き回線
を有効に利用することができないため、使用可能回線数
を伝言蓄積数の増加に合わせて増やす必要がある。
増設された場合、音声蓄積装置140は、伝言蓄積数が
他の音声蓄積装置の伝言蓄積数と比べ極端に少ない状態
となる。この状態になったとき、集線比が極端に小さく
なるのを防ぐため、回線状態保持部114に保持してい
る使用可能回線を減らし空き回線を少なくすることで集
線比を大きくし他の音声蓄積装置を選択する回数を増や
すようにする。その結果、留守番伝言の録音時に回線を
全て使用することが無くなり留守番伝言再生に使用する
回線を確保することができるため呼損を減らすことが可
能となる。使用可能回線数が少ないままでは、空き回線
を有効に利用することができないため、使用可能回線数
を伝言蓄積数の増加に合わせて増やす必要がある。
【0020】音声蓄積装置140を新しく追加増設した
際、蓄積状態保持部111に保持しているモード情報を
“追加中”(ON)に設定し、蓄積エリア空き数監視部
112は蓄積状態保持部111に保持しているモード情
報がON設定されている音声蓄積装置140の伝言蓄積
数を定期的に監視(ステップS360)し、その数の増
え方に応じて使用可能回線数を増加させることで集線比
を他の音声蓄積装置と平均化する。即ち、追加中モード
がON設定されていたとき、該当する音声蓄積装置の蓄
積数から使用可能回線数を算出し、算出した使用可能回
線数をメモリ210に設定すると共に他音声蓄積装置の
使用可能回線数の平均値を算出(ステップS370,S
380,S390)する。平均値の算出方法詳細につい
ては後述する。そして、使用可能回線数は平均値以上か
否か調べ(ステップS400)、最終的に使用可能回線
が最大値となったとき追加中モードを解除(OFF)
(ステップS410)し、このことにより、全ての音声
蓄積装置の回線選択は同一となる。
際、蓄積状態保持部111に保持しているモード情報を
“追加中”(ON)に設定し、蓄積エリア空き数監視部
112は蓄積状態保持部111に保持しているモード情
報がON設定されている音声蓄積装置140の伝言蓄積
数を定期的に監視(ステップS360)し、その数の増
え方に応じて使用可能回線数を増加させることで集線比
を他の音声蓄積装置と平均化する。即ち、追加中モード
がON設定されていたとき、該当する音声蓄積装置の蓄
積数から使用可能回線数を算出し、算出した使用可能回
線数をメモリ210に設定すると共に他音声蓄積装置の
使用可能回線数の平均値を算出(ステップS370,S
380,S390)する。平均値の算出方法詳細につい
ては後述する。そして、使用可能回線数は平均値以上か
否か調べ(ステップS400)、最終的に使用可能回線
が最大値となったとき追加中モードを解除(OFF)
(ステップS410)し、このことにより、全ての音声
蓄積装置の回線選択は同一となる。
【0021】図2に示す実施形態において、音声蓄積装
置240が新たに追加されたとき、回線選択装置210
に保持しているメモリ211の音声蓄積装置番号nに対
応する追加中モードをON“1”に設定し、メモリ21
2の音声蓄積装置番号nに対応する使用可能回線数を
“1”に設定する。以前から使用されている音声蓄積装
置220、230に対応するメモリ211の伝言蓄積数
は各々“4000”とし、メモリ212の使用可能回線
数は各々“30”とする。携帯電話加入者201に対す
る留守番伝言録音契機が発生したとき、集線比の算出か
ら音声蓄積装置を選択するまでの方法を回線選択フロー
チャートとして図4に示している。
置240が新たに追加されたとき、回線選択装置210
に保持しているメモリ211の音声蓄積装置番号nに対
応する追加中モードをON“1”に設定し、メモリ21
2の音声蓄積装置番号nに対応する使用可能回線数を
“1”に設定する。以前から使用されている音声蓄積装
置220、230に対応するメモリ211の伝言蓄積数
は各々“4000”とし、メモリ212の使用可能回線
数は各々“30”とする。携帯電話加入者201に対す
る留守番伝言録音契機が発生したとき、集線比の算出か
ら音声蓄積装置を選択するまでの方法を回線選択フロー
チャートとして図4に示している。
【0022】図4に示すフローチャートを参照しながら
図2に示す具体的実施形態の動作について説明する。ま
ず、はじめに変数Xおよび変数nに“1”を設定(ステ
ップS41)する。次に、メモリ212を参照して、変
数nに対応する装置番号1に相当する音声蓄積装置(V
R1)の使用可能回線数(C1)から使用状態が塞がり
の回線数(A1)の差を算出(ステップS42)する。
そして、C1が“0”になっていないことを確認(ステ
ップS43)し、使用可能回線が存在するため、伝言蓄
積数(B1)をメモリ211の番号1を参照することに
より調べる。そして、B1(この場合“4000”)を
C1(この場合“30”)で割り集線比(d)を算出す
る。(ステップS44)次に、変数nが“1”か否かを
判定(ステップS45)し、“1”の場合、初期値とし
て変数Yに集線比dを設定(ステップS46)する。変
数Yに設定されている値がその時点での最小集線比とな
る。Yに設定されている値(この場合“133”)と今
回算出した集線比dの値(この場合“133”)の大小
を判別する(ステップS47)。今回参照した集線比d
が変数Yに設定されている値より小さい場合、変数nの
値を変数Xに設定し集線比dの値を変数Yに設定する
(ステップS48)。この場合集線比dの値は変数Yよ
り大きいので変数XおよびYの値は再設定されず、変数
Xは“1”で変数Yは“133”のままとなる。次に、
変数nの内容がプラス1だけ更新(ステップS49)さ
れ、その値が音声蓄積装置の総数Nを超えているか否か
を判別(ステップS50)する。ここで超えていないこ
とが確認されると次の装置番号2に相当する音声蓄積装
置(VR2)について同様の処理を行い、順次使用可能
回線数と伝言蓄積数を調べることによって集線比を算出
し、集線比の大小比較を行い、集線比が最小となる装置
番号Xに相当する音声蓄積装置の内容が出力される(ス
テップS51)。
図2に示す具体的実施形態の動作について説明する。ま
ず、はじめに変数Xおよび変数nに“1”を設定(ステ
ップS41)する。次に、メモリ212を参照して、変
数nに対応する装置番号1に相当する音声蓄積装置(V
R1)の使用可能回線数(C1)から使用状態が塞がり
の回線数(A1)の差を算出(ステップS42)する。
そして、C1が“0”になっていないことを確認(ステ
ップS43)し、使用可能回線が存在するため、伝言蓄
積数(B1)をメモリ211の番号1を参照することに
より調べる。そして、B1(この場合“4000”)を
C1(この場合“30”)で割り集線比(d)を算出す
る。(ステップS44)次に、変数nが“1”か否かを
判定(ステップS45)し、“1”の場合、初期値とし
て変数Yに集線比dを設定(ステップS46)する。変
数Yに設定されている値がその時点での最小集線比とな
る。Yに設定されている値(この場合“133”)と今
回算出した集線比dの値(この場合“133”)の大小
を判別する(ステップS47)。今回参照した集線比d
が変数Yに設定されている値より小さい場合、変数nの
値を変数Xに設定し集線比dの値を変数Yに設定する
(ステップS48)。この場合集線比dの値は変数Yよ
り大きいので変数XおよびYの値は再設定されず、変数
Xは“1”で変数Yは“133”のままとなる。次に、
変数nの内容がプラス1だけ更新(ステップS49)さ
れ、その値が音声蓄積装置の総数Nを超えているか否か
を判別(ステップS50)する。ここで超えていないこ
とが確認されると次の装置番号2に相当する音声蓄積装
置(VR2)について同様の処理を行い、順次使用可能
回線数と伝言蓄積数を調べることによって集線比を算出
し、集線比の大小比較を行い、集線比が最小となる装置
番号Xに相当する音声蓄積装置の内容が出力される(ス
テップS51)。
【0023】上述した回線選択が留守番伝言録音契機発
生の際に動作するのに対し、蓄積数の監視は一定の間隔
で常に動作する。増設モード設定後の蓄積数監視方法に
つき、図5に示すフローチャートを用いて説明する。ま
ず、はじめに変数BW、変数CW、変数m、および変数
nに“0”を設定(ステップS500)し、変数n対応
する音声蓄積装置の番号VRn、この場合VR1のモー
ド情報(この場合Z1)をメモリ211を参照すること
により調べる。ここで、Z1がOFFであるか否かを判
別(ステップS511)し、OFFの場合、追加中モー
ドに設定されていないため、伝言蓄積数(この場合B
1)をメモリ211の装置番号1を参照して変数BWに
加算し、使用可能回線数(この場合C1)をメモリ21
2の番号1を参照して変数CWに加算し、伝言蓄積数お
よび使用可能回線数の平均値を算出するために変数mの
内容がプラス1更新(ステップS512)される。次
に、変数nの内容が1プラスだけ更新(ステップS51
3)され、その値が音声蓄積装置の総数Nを超えている
か否かを判別し、超えていないことが確認されると次の
音声蓄積装置番号2(VR2)について同様の処理を行
い、順次追加中モードと伝言蓄積数と使用可能回線数を
調べ、追加中モードがOFFになっている音声蓄積装置
の伝言蓄積数の総和BWを追加中モードがOFFである
音声蓄積装置の総数mで割り、追加中モードがOFFで
ある音声蓄積装置の伝言蓄積数の平均値を算出して変数
BAに設定し、追加中モードがOFFである音声蓄積装
置の使用可能回線数の総和CWを追加中モードがOFF
である音声蓄積装置の総数mで割り、追加中モードがO
FFである音声蓄積装置の使用可能回線数の平均値を算
出し変数CAに設定(ステップS515)する。
生の際に動作するのに対し、蓄積数の監視は一定の間隔
で常に動作する。増設モード設定後の蓄積数監視方法に
つき、図5に示すフローチャートを用いて説明する。ま
ず、はじめに変数BW、変数CW、変数m、および変数
nに“0”を設定(ステップS500)し、変数n対応
する音声蓄積装置の番号VRn、この場合VR1のモー
ド情報(この場合Z1)をメモリ211を参照すること
により調べる。ここで、Z1がOFFであるか否かを判
別(ステップS511)し、OFFの場合、追加中モー
ドに設定されていないため、伝言蓄積数(この場合B
1)をメモリ211の装置番号1を参照して変数BWに
加算し、使用可能回線数(この場合C1)をメモリ21
2の番号1を参照して変数CWに加算し、伝言蓄積数お
よび使用可能回線数の平均値を算出するために変数mの
内容がプラス1更新(ステップS512)される。次
に、変数nの内容が1プラスだけ更新(ステップS51
3)され、その値が音声蓄積装置の総数Nを超えている
か否かを判別し、超えていないことが確認されると次の
音声蓄積装置番号2(VR2)について同様の処理を行
い、順次追加中モードと伝言蓄積数と使用可能回線数を
調べ、追加中モードがOFFになっている音声蓄積装置
の伝言蓄積数の総和BWを追加中モードがOFFである
音声蓄積装置の総数mで割り、追加中モードがOFFで
ある音声蓄積装置の伝言蓄積数の平均値を算出して変数
BAに設定し、追加中モードがOFFである音声蓄積装
置の使用可能回線数の総和CWを追加中モードがOFF
である音声蓄積装置の総数mで割り、追加中モードがO
FFである音声蓄積装置の使用可能回線数の平均値を算
出し変数CAに設定(ステップS515)する。
【0024】次に、再度変数nに“0”を設定(ステッ
プと516)し、変数n対応する音声蓄積装置の番号V
Rnの追加中モード(この場合Zn)をメモリ211の
番号nを参照し調べる。ZnがON設定されているか否
かを判別(ステップS517)し、ON設定されている
場合、追加中モードであるため、追加中モードがONで
ある音声蓄積装置の伝言蓄積数Bn(この場合“20
0”)を先に算出した伝言蓄積数の平均値BA(この場
合“4000”)で割り、使用可能回線数の平均値CA
(この場合“30”)と掛けた値を追加中モードがON
している音声蓄積装置の使用可能回線数Cnに設定(ス
テップS518)する。次に、Cnの値が使用可能回線
数の平均値CAより大きいかまたは等しいかを判別(ス
テップS519)し、大きいかまたは等しい場合、メモ
リ211の番号nに対応する追加中モードをOFF設定
(ステップS520)する。次に、変数nの内容がプラ
ス1だけ更新(ステップS521)され、その値が音声
蓄積装置の総数Nを超えているかを判別(ステップS5
22)しここで超えていなければ次の装置番号に相当す
る音声蓄積装置ついて同様の処理を行い、順次追加中モ
ードと伝言蓄積数と使用可能回線数を調べ、追加中モー
ドがONになっている音声蓄積装置の使用可能回線数C
nの内容が出力(ステップS523)される。ここまで
の処理につきモード情報がON設定されるまで繰り返さ
れる。
プと516)し、変数n対応する音声蓄積装置の番号V
Rnの追加中モード(この場合Zn)をメモリ211の
番号nを参照し調べる。ZnがON設定されているか否
かを判別(ステップS517)し、ON設定されている
場合、追加中モードであるため、追加中モードがONで
ある音声蓄積装置の伝言蓄積数Bn(この場合“20
0”)を先に算出した伝言蓄積数の平均値BA(この場
合“4000”)で割り、使用可能回線数の平均値CA
(この場合“30”)と掛けた値を追加中モードがON
している音声蓄積装置の使用可能回線数Cnに設定(ス
テップS518)する。次に、Cnの値が使用可能回線
数の平均値CAより大きいかまたは等しいかを判別(ス
テップS519)し、大きいかまたは等しい場合、メモ
リ211の番号nに対応する追加中モードをOFF設定
(ステップS520)する。次に、変数nの内容がプラ
ス1だけ更新(ステップS521)され、その値が音声
蓄積装置の総数Nを超えているかを判別(ステップS5
22)しここで超えていなければ次の装置番号に相当す
る音声蓄積装置ついて同様の処理を行い、順次追加中モ
ードと伝言蓄積数と使用可能回線数を調べ、追加中モー
ドがONになっている音声蓄積装置の使用可能回線数C
nの内容が出力(ステップS523)される。ここまで
の処理につきモード情報がON設定されるまで繰り返さ
れる。
【0025】尚、上述した実施形態においては、集線比
を求めて伝言を蓄積する音声蓄積装置を選択したが、集
線比が極端に小さい場合、単純に同一音声蓄積装置を続
けて選択しない方法を採ることも可能である。また、音
声蓄積装置毎の伝言蓄積数と使用可能回線数を表示手段
により保守者に表示する形態をとることもできる。この
場合は保守者が回線を閉塞することで意図的に使用可能
回線数を変えて使用させるという運用制御も可能とな
る。
を求めて伝言を蓄積する音声蓄積装置を選択したが、集
線比が極端に小さい場合、単純に同一音声蓄積装置を続
けて選択しない方法を採ることも可能である。また、音
声蓄積装置毎の伝言蓄積数と使用可能回線数を表示手段
により保守者に表示する形態をとることもできる。この
場合は保守者が回線を閉塞することで意図的に使用可能
回線数を変えて使用させるという運用制御も可能とな
る。
【0026】
【発明の効果】以上説明のように本発明は、新たに音声
蓄積装置を追加増設した際に追加中のモードを新設して
使用可能回線数を変更し、使用可能な回線数当たりの伝
言蓄積数を変化させることで、あるいは意図的に同一音
声蓄積装置を続けて選択しない、またはその回線を閉塞
することで留守番伝言録音の追加した音声蓄積装置への
集中を避け、蓄積エリアを有効活用しつつサービス性の
低下を防ぐことができる。このことにより、音声蓄積装
置が新たに追加された場合に集線比が極端に小さくなる
のを防ぐことができるため、留守番伝言の録音時に回線
を全て使用することが無くなり留守番伝言再生に使用す
る回線を確保することができるため呼損を減らすことが
可能となる。
蓄積装置を追加増設した際に追加中のモードを新設して
使用可能回線数を変更し、使用可能な回線数当たりの伝
言蓄積数を変化させることで、あるいは意図的に同一音
声蓄積装置を続けて選択しない、またはその回線を閉塞
することで留守番伝言録音の追加した音声蓄積装置への
集中を避け、蓄積エリアを有効活用しつつサービス性の
低下を防ぐことができる。このことにより、音声蓄積装
置が新たに追加された場合に集線比が極端に小さくなる
のを防ぐことができるため、留守番伝言の録音時に回線
を全て使用することが無くなり留守番伝言再生に使用す
る回線を確保することができるため呼損を減らすことが
可能となる。
【図1】 本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施形態の詳細を示すブロック図で
ある。
ある。
【図3】 本発明実施形態の動作を説明するために引用
した図であり、回線選択装置の基本的動作の流れをフロ
ーチャートで示した図である。
した図であり、回線選択装置の基本的動作の流れをフロ
ーチャートで示した図である。
【図4】 本発明実施形態の動作を説明するために引用
した図であり、携帯電話加入者に対する留守番伝言録音
契機が発生したときの集線比の算出から音声蓄積装置を
選択するまでの動作の流れをフローチャートで示した図
である。
した図であり、携帯電話加入者に対する留守番伝言録音
契機が発生したときの集線比の算出から音声蓄積装置を
選択するまでの動作の流れをフローチャートで示した図
である。
【図5】 本発明実施形態の動作を説明するために引用
した図であり、追加増設モード設定後における蓄積数監
視の動作の流れをフローチャートで示した図である。
した図であり、追加増設モード設定後における蓄積数監
視の動作の流れをフローチャートで示した図である。
【図6】 従来における音声蓄積再生システムの構成例
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
10(21)…交換機、11(12,22,23,12
1,122,131,132,141,142,22
1,222,231,232,241,242)…回
線、100(200)…音声蓄積再生システム、110
(210)…回線選択装置、111(211)…蓄積状
態保持部、112…蓄積エリア空き数監視部、113…
回線選択制御部、114(212)…回線状態保持部、
120(130,140)…音声蓄積装置
1,122,131,132,141,142,22
1,222,231,232,241,242)…回
線、100(200)…音声蓄積再生システム、110
(210)…回線選択装置、111(211)…蓄積状
態保持部、112…蓄積エリア空き数監視部、113…
回線選択制御部、114(212)…回線状態保持部、
120(130,140)…音声蓄積装置
Claims (7)
- 【請求項1】 交換機との間に留守番サービスを提供す
る回線が設けられ、複数ある音声蓄積装置のうち使用可
能な回線数当たりの伝言蓄積数が最も小さくなる音声蓄
積装置向けに回線の選択を行うことによって録音する音
声蓄積装置を決定すると共に、再生しようとする伝言の
蓄積がいずれの音声蓄積装置に録音されているかを検索
し、該当する音声蓄積装置の回線を選択することで伝言
の再生を行う音声蓄積再生システムにおいて、音声蓄積
再生システムに音声蓄積装置を追加増設する際、その音
声蓄積装置が使用可能な回線数を変更して空き回線数当
たりの伝言蓄積数を変化させることで他の音声蓄積装置
との平均化をはかり、留守番伝言録音の追加増設した音
声蓄積装置への録音の集中を回避し、再生することを特
徴とする音声蓄積再生システムにおける音声蓄積選択方
法。 - 【請求項2】 交換機との間に留守番サービスを提供す
るための回線が設けられ、回線選択装置を介して交換機
と接続される複数の音声蓄積装置を含む音声蓄積再生シ
ステムにおいて、音声蓄積装置毎留守伝言が録音される
毎に更新され、その伝言蓄積数が保持される蓄積状態保
持部と、音声蓄積装置毎の使用可能回線数と回線の使用
状態で示される空き状況が保持される回線状態保持部
と、電話加入者に対する録音契機が発生したとき、前記
蓄積状態保持部にある伝言蓄積数と前記回線状態保持部
にある使用可能回線数及び空き回線数を参照して空き回
線数当たりの伝言蓄積数(集線比)を算出し、留守番伝
言を録音する音声蓄積装置ならびに回線を選択して留守
番伝言の録音を指示する回線選択制御部と、前記蓄積状
態保持部にある伝言蓄積数から蓄積エリアの空き数を定
期的に監視し、新たに音声蓄積装置が追加増設されたと
きに、前記回線状態保持部にある使用可能回線数を更新
し、新たに追加増設された音声蓄積装置の蓄積エリアの
空き数が他の音声蓄積装置と均等になった時点で前記の
監視を終了する蓄積エリア空き数監視部とを具備するこ
とを特徴とする音声蓄積再生システムにおける音声蓄積
選択装置。 - 【請求項3】 前記回線状態保持部は、システムに接続
される音声蓄積装置毎、空き回線数と、その空き回線毎
の回線番号ならびに回線毎の空き塞がりの使用状況を示
す情報から成り、前記回線選択装置は、前記回線状態保
持部に保持された内容を参照することにより、システム
に接続される音声蓄積装置毎、順次空き回線数と伝言蓄
積数を調べて集線比を算出し、その大小比較を行って集
線比が最小となる音声蓄積装置に相当する番号を出力す
ることを特徴とする請求項2記載の音声蓄積選択装置。 - 【請求項4】 前記蓄積状態保持部は、システムに接続
される音声蓄積装置毎、伝言蓄積数と、その音声蓄積装
置が新規に追加増設されたものであるか否かを示すモー
ド情報から成り、前記回線選択装置は、前記蓄積状態保
持部に保持された内容を参照してシステムに接続される
音声蓄積装置毎、順次モード情報を見て伝言蓄積数なら
びに使用可能回線数を調べ、モードが設定されていない
音声蓄積装置の伝言蓄積数の総和をモードが設定されて
いない音声蓄積装置の総和で割って、モードが設定され
ていない音声蓄積装置の伝言蓄積数の平均値を算出する
と共に、モードが設定されていない音声蓄積装置の使用
可能回線数の総和をモードが設定されていない音声蓄積
装置の総和で割って、モードが設定されていない音声蓄
積装置の使用可能回線数の平均値を算出し、モード情報
が設定されているとき、モード情報が設定された音声蓄
積装置の伝言蓄積数を先に算出した伝言蓄積数の平均値
で割り、使用可能回線数の平均値を掛けた値をモード情
報が設定された音声蓄積装置の使用可能回線数として設
定し、この値が使用可能回線数の平均値より大きいか等
しいを判別し、 大きいか等しい場合にその番号に対応
する音声蓄積装置のモード情報をリセットすると共に、
順次モード情報ならびに伝言蓄積数と使用可能回線数を
調べ、モード情報が設定されている音声蓄積装置の使用
可能回線数の内容を出力することを特徴とする請求項2
記載の音声蓄積選択装置。 - 【請求項5】 交換機との間に留守番サービスを提供す
るための回線が設けられ、回線選択装置を介して交換機
と接続される複数の音声蓄積装置を含む音声蓄積再生シ
ステムにおいて用いられ、音声蓄積装置毎保持される伝
言蓄積数と使用可能回線数ならびに回線の使用状態で示
される空き、塞がりの状態を参照する工程と、使用可能
回線数と回線の使用状態から空き回線数を求め、各音声
蓄積装置毎伝言蓄積数を空き回線数で割り、1空き回線
当たりの蓄積数(集線比)を算出する工程と、集線比が
最も小さくなる音声蓄積装置を選択して未使用の回線を
介して留守番伝言録音を行う工程と、音声蓄積装置が新
たに追加増設されたとき、その音声蓄積装置の伝言蓄積
数を定期的に監視し、その増え方に応じて使用可能回線
数を増加させることで集線比を他の音声蓄積装置と平均
化する工程と、最終的に使用可能回線数が最大値となっ
たときに前記監視操作を終了する工程から成ることを特
徴とする音声蓄積選択方法。 - 【請求項6】 前記音声蓄積装置毎保持される伝言蓄積
数と使用可能回線数ならびに回線の使用状態で示される
空き、塞がりの状態を参照する工程において、留守番伝
言録音の契機が発生し、集線比を算出してから留守番録
音伝言を行うに際して、変数Xとnを用い、それぞれに
“1”を設定する工程と、変数nに対応する音声蓄積装
置の使用可能回線数を参照し、この使用可能回線数から
使用状態が塞がりの回線数の差を算出する工程と、この
差が“0”でないことを確認してその伝言蓄積数を参照
し、集線比を算出する工程と、nが“1”か否かを判断
して“1”のときに初期値として変数Yに前記算出した
集線比を設定する工程と、変数Yに設定された値と算出
された集線比の大小を判別する工程と、算出された集線
比が変数Yに設定されている値より小さい場合、変数n
の値を変数Xに、算出された集線比の値を変数Yに設定
する工程と、変数nを更新し、その値が音声蓄積装置の
総数を越えるか否か判別する工程と、越えないときに次
の音声蓄積装置に対して前記同様の処理を行い、順次使
用可能回線数と伝言蓄積数を調べて集線比を算出し、大
小比較を行って集線比が最小となる音声蓄積装置に相当
する番号Xの内容を出力する工程から成ることを特徴と
する請求項5記載の音声蓄積再生システムにおける音声
蓄積選択方法。 - 【請求項7】 音声蓄積装置が新たに追加増設されたと
き、その音声蓄積装置の伝言蓄積数を定期的に監視し、
その増え方に応じて使用可能回線数を増加させることで
集線比率を他の音声蓄積装置と平均化する工程から、最
終的に使用可能回線数が最大値となったときに前記監視
操作を終了する工程に至る処理は、変数BW、変数C
W、変数m及び変数nを用い、変数nにそれぞれ“0”
を設定する工程と、変数nに対応する音声蓄積装置のモ
ード情報を参照し、その音声蓄積装置が追加増設された
ものであるか否かを判別する工程と、モード情報が設定
されていないとき、その伝言蓄積数を変数BWに、使用
可能回線数を変数CWに加算し、変数mの内容を更新す
る工程と、変数nを更新してその値が音声蓄積装置の総
和Nを越えているか否かを調べ、越えていなければ次の
音声蓄積装置に対して同様の処理を行い、順次モード情
報と伝言蓄積数ならびに使用可能回線数を調べ、モード
情報が設定されていない音声蓄積装置の伝言蓄積数の総
和BWをモード情報が設定されていない音声蓄積装置の
総和mで割って、モード情報が設定されていない音声蓄
積装置の伝言蓄積数の平均値を算出して変数BWに設定
すると共に、モード情報が設定されていない音声蓄積装
置の使用可能回線数の総和CWをモード情報が設定され
ていない音声蓄積装置の総和mで割って、モード情報が
設定されていない音声蓄積装置の使用可能回線数の平均
値を算出して変数CWに設定する工程と、変数nを再度
“0”に設定し、変数nに対応する音声蓄積装置の番号
のモード情報を参照し、その音声蓄積装置が追加増設さ
れたものであるか否かを判別する工程と、モード情報が
設定されていた場合、モード情報が設定された音声蓄積
装置の伝言蓄積数を先に算出した伝言蓄積数の平均値で
割り、使用可能回線数の平均値を掛けた値をモード情報
が設定された音声蓄積装置の使用可能回線数として設定
する工程と、ここで設定された使用可能回線数の値が先
の使用可能回線数の平均値より大きいか等しいを判別
し、大きいか等しい場合、番号nに対応する音声蓄積装
置のモード情報をリセットする工程と、変数nを更新
し、その値が音声蓄積装置の総数Nを越えているか判別
し、越えていなければ次の音声蓄積装置について前記同
様の処理を繰り返し、順次モード情報ならびに伝言蓄積
数と使用可能回線数を調べ、モード情報が設定されてい
る音声蓄積装置の使用可能回線数の内容を出力する工程
から成ることを特徴とする請求項6記載の音声蓄積再生
システムにおける音声蓄積選択方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4063699A JP3138697B2 (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | 音声蓄積再生システムにおける音声蓄積選択方法ならびに装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4063699A JP3138697B2 (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | 音声蓄積再生システムにおける音声蓄積選択方法ならびに装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000244651A JP2000244651A (ja) | 2000-09-08 |
JP3138697B2 true JP3138697B2 (ja) | 2001-02-26 |
Family
ID=12586056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4063699A Expired - Fee Related JP3138697B2 (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | 音声蓄積再生システムにおける音声蓄積選択方法ならびに装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3138697B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
IT1316039B1 (it) * | 2000-12-22 | 2003-03-26 | Telecom Italia Mobile Spa | Tecnica di gestione delle chiamate a terminale radiomobile nonraggiungibile e delle informazioni relative acquisite, e dispositivi |
-
1999
- 1999-02-18 JP JP4063699A patent/JP3138697B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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