JP3138688U - キャスター付台車用制動器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】車輪への着脱が容易であり、水平状態が保たれないところにおいて、車輪の転動により、制動器具自身が滑動しないよう、転動により車輪が制動器具に当接しているときには、キャスター付台車用制動器具の滑動を抑止できるよう、キャスター付台車用制動器具と設置面との摩擦抵抗が大きくなり、滑動し難くなるキャスター付台車用制動器具を提供する。
【解決手段】キャスター付台車の車輪16の転動を受け止める斜面12を有するキャスター付台車用制動器具11において、車輪16が抵抗なく載り上がるために必要な薄さを有するフィルム状層13が接地面側に貼設され、フィルム状層13が斜面12の最下端縁部17から車輪16方向に設置面15に沿って延伸している延伸部20を有し、車輪16が転動して延伸部20の上面14への載り上がりおよび上面14からの離脱を自在とした。
【選択図】図1

Description

本考案は、台車等に設けられたキャスターの車輪の転動を制止するキャスター付台車用制動器具に関するものである。
従来、台車等に設けられたキャスターの車輪の転動を制止して台車等を制動する制動器具として、特許文献1記載のように、楔状のものを車輪と地面とのなす狭隘部、すなわち、車輪の転動方向(両転動方向)に押し込んで台車等を制動するものが知られている。
しかし、このような制動器具は、自動車の荷台等のように水平状態が保たれないところでは、車輪の転動に伴って、制動器具自身も滑動してしまい制動機能を失い、台車等を制動できないことがあった。
実開平1−175957号公報
そこで、本考案は、車輪への着脱が容易であり、水平状態が保たれないところにおいて、車輪の転動により、制動器具自身が滑動しないよう、転動により車輪が制動器具に当接しているときには、キャスター付台車用制動器具の滑動を抑止できるよう、キャスター付台車用制動器具と設置面との摩擦抵抗が大きくなり、滑動し難くなるキャスター付台車用制動器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案のキャスター付台車用制動器具は、キャスター付台車の車輪の転動を受け止める斜面を有するキャスター付台車用制動器具において、前記車輪が抵抗なく載り上がるために必要な薄さを有するフィルム状層が接地面側に貼設され、前記フィルム状層が前記斜面の最下端縁部から車輪方向に前記キャスター付台車用制動器具が設けられている設置面に沿って延伸している延伸部を有し、前記車輪が転動して前記延伸部の上面への載り上がりおよび該上面からの離脱を自在としたものである。
本明細書において、斜面は、傾斜している平面だけでなく、曲面及び階段状面も含むものである。
車輪の両方向の転動が制止でき、且つ、車輪への着脱がより容易になることから、斜面及び延伸部を対向状に二組備え、二つの斜面を両斜面間の距離が変わらないよう連結する連結部が設けられ、二つの延伸部の延伸端の間に、設置面に載っている車輪が入り込める途絶帯が設けられたものであることが好ましい。
斜面及び延伸部を一組備え、キャスター付台車の異なる車輪に対しそれぞれ使用され、それぞれが制止する車輪の転動方向が異なっているものであることが好ましい。
斜面の最下端縁部から車輪方向への延伸端までの延伸部の延伸長さは、特に限定はされないが、次の二つの条件を満たす長さであることが好ましい。
車輪が、斜面に当接しているときに、延伸部の上面に載り上がっていること。
車輪が、斜面から離れて1〜15°転動すると、延伸部の上面から離脱して設置面に降りること。車輪の直径によってもことなるが、より好ましくは、2〜7°転動すると、延伸部の上面から離脱して設置面に降りることである。
延伸部(フィルム状層)の厚さは、特に限定はされないが、0.5〜2mmであることが好ましい。
フィルム状層の材質としては、特に限定はされないが、薄膜に加工しやすく、薄くても比較的強度を有することから、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等の樹脂や鉄等の金属等が好ましい。また、設置面との摩擦抵抗が大きくなることから、キャスター付台車用制動器具の底面となるフィルム状層の面は、粗面であることが好ましい。
本考案によれば、車輪への着脱が容易であり、水平状態が保たれないところにおいて、車輪の転動により、制動器具自身が滑動しないよう、転動により車輪が制動器具に当接しているときには、キャスター付台車用制動器具の滑動を抑止できるよう、キャスター付台車用制動器具と設置面との摩擦抵抗が大きくなり、滑動し難くなるキャスター付台車用制動器具を提供することができる。
キャスター付台車の車輪の転動を受け止める斜面を有するキャスター付台車用制動器具において、
車輪が抵抗なく載り上がるために必要な薄さを有するフィルム状層が接地面側に貼設され、フィルム状層が斜面の最下端縁部から車輪方向にキャスター付台車用制動器具が設けられている設置面に沿って延伸している延伸部を有し、
斜面の最下端縁部から車輪方向への延伸端までの延伸部の延伸長さは、次の条件(ア)及び(イ)を満たす長さであり、
車輪が転動して延伸部の上面への載り上がりおよび上面からの離脱を自在としたキャスター付台車用制動器具。
(ア)車輪が、斜面に当接しているときに、延伸部の上面に載り上がっていること。
(イ)車輪が、斜面から離れて1〜15°転動すると、延伸部の上面から離脱して設置面に降りること。
図1〜3に示すように、本実施例のキャスター付台車用制動器具であるストッパー11は、略矩形状であり、チップボール等の厚紙を型抜きしたものを順次積層接着して形成したものである。車輪16の側面から着脱できるよう、開口を四方向中の一方向にもつ略矩形状の開口部19があり、開口部19の残る三方向は車輪16を包囲するような壁面をもち、車輪16の前進後退の二方向(転動方向)にあたり、互いに対向している二つの壁面は上層になるほど後退することで、車輪16の転動を受け止める階段状の斜面12が形成されている。残る一つの壁面は、二つの階段状の斜面12を両斜面間の距離が変わらないよう連結する連結部22の側面となっている。
ストッパー11の底面(チップボール等の厚紙を順次積層接着したものの接地面側の面)には、樹脂からなる薄い(厚さ:約1mm)フィルム状のフィルム状層13が接着されて設けられている。フィルム状層13は、斜面12の最下端縁部17からストッパー11が設けられている設置面15に沿って車輪16方向、すなわち、ストッパー11の長辺の中央方向に延伸している延伸部20を有する。両延伸部20の延伸端の間、すなわち、ストッパー11の長手方向の略中央には、フィルム状層13が切欠された途絶帯18が形成されている。延伸部20の延伸端の角は、R面取りが施されている。また、設置面15と接触するフィルム状層13の面(ストッパー11の底面)は粗面となり、延伸部20の上面14は平滑面となっている。
次に、図3により、本実施例のキャスター付台車用制動器具であるストッパー11の使用方法について説明する。
車輪16(直径:約100mm)にストッパー11を装着する場合には、車輪16の曲面21のうち、設置面15に接触している部位に途絶帯18がくるよう、車輪16の側面方向からストッパー11を差込み、車輪16を開口部19に嵌入する。
図3(c)に示すように、開口部19に嵌入されている車輪16は、設置面15の傾き等により転動する。延伸部20であるフィルム状層13は薄膜であることから、車輪16は、転動することにより延伸部20の上面14に容易に載り上がる。また、上面14に載り上がった車輪16がさらに約3°転動することで、車輪16の曲面21は、一方の階段状の斜面12に当接して、転動が制止される。
車輪16が上面14に載り上がることにより、延伸部20(フィルム状層13)は、車輪16と設置面15とにより挟圧され、ストッパー11が設置面15に固定される。
一方、車輪16からストッパー11を外す場合には、容易に外せるようにするため、車輪16が上面14に載り上がっているときは、載り上がった方向と反対方向に車輪16を転動させ、上面14から降ろし、車輪16の曲面21が途絶帯18で設置面15に接触するようにする。その後、車輪16の側面方向へとストッパー11を抜く。
また、車輪16が上面14に載り上がっていないとき、すなわち、車輪16の曲面21が途絶帯18で設置面15に接触しているときは、車輪16を転動せず、そのまま、車輪16の側面方向へとストッパー11を抜く。
本実施例によれば、次の(a)〜(d)の効果が得られる。
(a)開口部19に途絶帯18が設けられていることで、車輪16へのストッパー11の着脱(開口部19への車輪16の嵌脱)が容易である。また、延伸部20の延伸端の角にR面取りが施されていることから、途絶帯18(開口部19)への車輪16の差込み(嵌入)が容易である。
(b)車輪16の転動時にフィルム状層13が挟圧される(車輪16が設けられている台車の荷重がフィルム状層13に加わる)ことから、ストッパー11と設置面15との摩擦抵抗が大きくなり、ストッパー11が滑動し難くなる。
(c)上面14が平滑であることから、上面14に載り上がった車輪16を容易に降ろすことができ、不要時にストッパー11を容易に外すことができる。
(d)フィルム状層13は薄膜であることから、上面14から車輪16が降りるとき、衝撃等が生じない。
図4に示すように、本実施例のキャスター付台車用制動器具であるストッパー31は、開口部39の三つの壁面のうち、ストッパー31の長辺と略平行な面が、車輪36の曲面41に当接しやすいよう、上層になるほど後退する階段状の斜面32であり、ストッパー31の長辺と略直交している二面は共に底面から略垂直である点、フィルム状層33に途絶帯がない点及び連結部がない点が実施例1のストッパー11とことなる(他は同じである)。
次に、本実施例のストッパー31の使用方法について説明する。
図4(b)に示すように、一台のキャスター付台車の二つの車輪36に対し、それぞれストッパー31が一つ使用される。それぞれのストッパー31は、車輪36の異なる転動方向(台車の前後進の方向)を制止するよう、車輪36に装着される。
車輪36にストッパー31を装着する場合には、図4(a)に示すように、車輪36の一方の転動方向から、斜面32の最下端縁部37から延伸している延伸部40の先端が車輪36の曲面41に当接するまで、ストッパー31を差込み、車輪36を開口部39に嵌入する。車輪36が転動することにより、車輪36は延伸部40の上面34に載り上がる。そして、上面34に載り上がった車輪36がさらに約5°転動することにより、車輪36の曲面41は、階段状の斜面32に当接して、転動が制止される。
一方、車輪36からストッパー31を外す場合には、車輪36が上面34に載り上がっているときは、載り上がった方向と反対方向に車輪36を転動させ、上面34から降ろした後、ストッパー31を外し、車輪36が上面34に載り上がっていないときは、そのまま、ストッパー31を外す。
本実施例によれば、上記(b)〜(d)の効果に加え、次の(e)の効果も得られる。
(e)ストッパー31を車輪36に転動方向から嵌入することから、さまざまな直径の車輪36にも対応することができる。
本考案は、前記実施例に限定されるものではなく、考案の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
本考案の実施例1のストッパーの斜視図である。 同ストッパーの正面図及び平面図である。 同ストッパーの使用状態図である。 本考案の実施例2のストッパーの斜視図である。
符号の説明
11 ストッパー
12 斜面
13 フィルム状層
14 上面
15 設置面
16 車輪
17 最下端縁部
18 途絶帯
19 開口部
20 延伸部
22 連結部
31 ストッパー
32 斜面
33 フィルム状層
34 上面
35 設置面
36 車輪
37 最下端縁部
39 開口部
40 延伸部

Claims (4)

  1. キャスター付台車の車輪の転動を受け止める斜面を有するキャスター付台車用制動器具において、
    前記車輪が抵抗なく載り上がるために必要な薄さを有するフィルム状層が接地面側に貼設され、前記フィルム状層が前記斜面の最下端縁部から車輪方向に前記キャスター付台車用制動器具が設けられている設置面に沿って延伸している延伸部を有し、前記車輪が転動して前記延伸部の上面への載り上がりおよび該上面からの離脱を自在としたキャスター付台車用制動器具。
  2. 前記斜面の最下端縁部から車輪方向への延伸端までの前記延伸部の延伸長さは、次の条件(ア)及び(イ)を満たす長さである請求項1記載のキャスター付台車用制動器具。
    (ア)前記車輪が、前記斜面に当接しているときに、前記延伸部の上面に載り上がっていること。
    (イ)前記車輪が、前記斜面から離れて1〜15°転動すると、前記延伸部の上面から離脱して前記設置面に降りること。
  3. 前記斜面及び前記延伸部を対向状に二組備え、二つの前記斜面を両斜面間の距離が変わらないよう連結する連結部が設けられ、二つの前記延伸部の延伸端の間に、前記設置面に載っている前記車輪が入り込める途絶帯が設けられた請求項2記載のキャスター付台車用制動器具。
  4. 前記斜面及び前記延伸部を一組備え、前記キャスター付台車の異なる前記車輪に対しそれぞれ使用され、それぞれが制止する前記車輪の転動方向が異なっている請求項1又は2記載のキャスター付台車用制動器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100927988B1 (ko) * 2008-12-05 2009-11-24 국방과학연구소 궤도차량용 결박장치

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