JP3138583U7 - - Google Patents

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管の表面に被覆した保温材を保護するエルボカバー
本考案は、冷媒又は温水を供給する管の表面を被覆した保温材を保護するためのエルボカバーに関しており、詳しくは、管の屈曲部分に装着するエルボカバーに関している。
冷媒又は温水を供給する管の表面を被覆した保温材を保護するためのエルボカバーにおいて、配管が屋外に設置されている場合は、保温材の表面を亜鉛引き鉄板、カラー鉄板、ステンレス鋼板、アルミ板などの金属板を巻いて保護している。
エルボカバー10は、図1に示すものが全体構造であり、図2に示すように管の屈曲部分に装着するものである。なお、管1に保温材2が被覆されているものにおいて、直管部分には直管カバー3を装着するが、管が90度に屈曲している部分にはエルボカバー10が装着される。
エルボカバー10は、管の屈曲部に装着するエルボ胴部11を有しており、管が屈曲する内側に向う開口端にエルボ結合部12が接続固定されているものである。また、エルボ胴部11は、両端の幅が中央部の幅よりもやや短く形成された短冊形状の板材を断面半円形に折り曲げた状態で複数枚を接続したものであり、一方、エルボ結合部12は、正面視が銀杏葉状に形成されたものである。
従来技術によるエルボカバーの施工は、管の屈曲部に装着してエルボ結合部12を管1が直角に曲った内側部分に引き出し、当該内側部分でエルボ結合部12の自由端を折り畳んで結束していた。しかし、エルボ結合部の結束作業に手数がかかること並びに結束部を美麗に仕上げることが困難なことの問題があった。そこで、結束作業が簡単にでき、しかも仕上がり体裁がよい結束部材が開発され提案されるに到った。
提案されたエルボカバーの第1は、結束部材の一方に折り曲げ形成した嵌入溝(28・公報の符号であって、この項以下同じ)の奥部に係合端縁を設け、他方に嵌入溝(28)へ嵌入され引き抜き方向へは上記端縁との当接によって変位を阻止される係合凸部(32)を設けたものであり(特許文献1)、また、提案されたエルボカバーの第2は、結束部材の一方に、自由端近傍の側縁に向って突出する二対の止め片(10,11)を設けたものであり、二対の止め片のうち、エルボ胴部に寄った止め片11は折り畳んで形成されたものである(特許文献2)。
提案されたエルボカバーは、結束部材に形成される嵌入溝の幅が結束部材と同一幅に形成されているか(第1のカバー)又は結束する2枚の結束部材の幅が同一幅に形成されているため(第2のカバー)、結束部の外側に位置する部材が直管カバーと当接できず、結束部と当該直管カバーとの間に段差あるいは隙間が生じてしまうものであった。したがって、従来技術においては、結束部材の一部が直管カバーと当接しているものの、上記段差からエルボカバー内部に雨水が浸入することがあり、保温効果を低下させるという問題が生じていた。
実開平4−64692号マイクロフィルム 特開平8−93986号公報
本考案が解決しようとする課題は、エルボ結合部が折り畳み形成された結合受部とこれに結合差込部を差し込んで両者を結合するものにおいて、エルボカバーを管の屈曲部分に装着した時に、直管部分との間に段差又は隙間が生じないようにしたエルボカバーを提供することである。
解決手段の第1は、エルボカバーが、エルボ胴部と該エルボ胴部の開口端に結合したエルボ結合部とからなり、上記エルボ結合部は、結合受け板と結合差込み板とを有し、上記結合受け板は、先端部分を二つ折りに折り返して第1の結合板を形成し、折り返された該第1の結合板は、上記結合受け板の自由端に向って折り返して第2の結合板を形成し、該第2の結合板は、折り返し部が上記第1の結合板に向うように折り曲げて係合片を形成して当該第1の結合板との間に結合差込み口を形成したものであって、上記第2の結合板及び上記係合片は上記第1の結合板よりも横幅を狭く形成し、上記結合差込み板の先端近傍に係止爪を設け、上記結合受け板の結合差込み口に上記結合差込み板を挿入して上記エルボ結合部を結合することを特徴とするものである。
解決手段の第2は、解決手段の第1において、結合差込み板に形成した係止爪が、複数列形成されていることを特徴とするものである。
解決手段の第3は、解決手段の第2において、結合差込み板に形成した係止爪が、1列に3個が形成されたものが3列形成されていることを特徴とするものである。
請求項1は、エルボカバーのエルボ結合部が、結合受け板と結合差込み板とを有し、上記結合受け板は部材を折り曲げて結合差込み口を形成し、上記結合差込み板は上記結合受け板に設けた係止片と係合させる係合爪を設けたものであって、上記係止片を設けた第2の結合板の横幅を上記第1の結合板よりも狭く形成したものであるから、エルボカバーを管の屈曲部分に装着した時、上記結合受け板の第1及び第2の結合板の両端部が直管カバーに隙間なく当接され、従来技術の問題点であった結合部と直管カバーとの間に段差あるいは隙間が生じることが解消でき、エルボカバーの内部に雨水が浸入することが防止できるものである。
請求項2は、結合差込み板に形成した係止爪が複数列設けられているから、エルボ結合部を結合した時に、結合位置が調整できエルボカバーを隙間なく保温材に装着することができるものである。
請求項3は、結合差込み板に形成した係止爪が、1列に3個が形成されたものが3列設けられているから、エルボ結合部を結合した時に、結合位置が調整できエルボカバーを隙間なく保温材に装着することができるものである。
図1は本考案のエルボカバーを示す斜視図、図2はエルボカバーの施工状態を示す正面図、図3はエルボ結合部の詳細を示す斜視図、図4はエルボ結合部材の詳細を示すものであって、Aは結合前の状態を示し、Bは結合時の状態を示す各断面図、図5はエルボ結合部の結合状態の詳細を示す断面図である。
これらの図において、10はエルボカバー、11はエルボ胴部、12はエルボ結合部であって、エルボ胴部11とエルボ結合部12とはかしめ止め13により固着されている。また、エルボ胴部11の各部材及びエルボ胴部11とエルボ結合部12の接合部には、裏面からコーキング加工が施されており、エルボカバー10を管1の屈曲部分に装着した場合、カバー内部の保温材2に雨水が侵入するのを防止している。ただし、コーキング加工に変えて、半田付け加工をすることにより防水効果を奏させることが出来るものである。
上記エルボ結合部12は、結合受け板121と結合差込み板122とからなり、結合受け板121は、二つ折りに折り返した第1の結合板121aを形成するとともに、該第1の結合板121aは、先端に向って折り返して第2の結合板121bを形成し、さらに、第2の結合板121bは、折り返し部が上記第1の結合板121aに向うように折り曲げて係合片121cを形成し、これにより第1の結合板121aとの間に結合差込み口123を形成したものである。ここで、第2の結合板121b及び係合片121cは、全域に亘って一定の横幅を有してこの横幅は上記第1の結合板121aよりも狭くなっており、この点が本考案の主題となるものである(図3参照)。即ち、図3に示すように、第2の結合板121bの左側の縁121dと、第2の結合板121bの右側の縁121eとは、平行に延びている。また、図5に示すように、係合片121cは、第2の結合板121bと同じ横幅を有している。したがって、第2の結合板121b及び係合片121cは、全域に亘って一定の横幅を有している。そして、図3に示すように、この横幅は第1の結合板121aよりも狭くなっている。
上記結合差込み板122は、上記結合受け板121の結合差込み口123に挿入して当該結合受け板121と結合するものであって、横幅を第1の結合板121aと略同一に形成するとともに、先端近傍に複数列の係止爪124が設けられている。なお、当該係止爪124は1列に3個が形成されたものが3列形成されている。ここで、係止爪124は、線状に切断したのち一方の板材を上方に突出させることにより係合面とこれに繋がる傾斜面を形成したものであって、結合差込み板122を結合差込み口123に差し込む時は自由であるが、引き抜き方向には係止爪124の係合面が係合片121cと係合して結合差込み板122の脱出が阻止され、両者の結合が保持されるものとなる。
本考案は上記の構造を有しており、管1に保温材2を被覆したのち、直管部分には直管カバー3を装着し、屈曲部分にはエルボカバー10を装着する。
エルボカバー10は、管1の屈曲部分に被せ、結合受け板121と結合差込み板122を屈曲部分の内側に引き出し、次いで結合差込み板122を結合受け板121の結合差込み口123に挿入する。ここで、結合差込み板122は、係止爪124が係合片121cを越えて結合差込み口123内に進入するが、引き抜き方向には当該係止爪124の係合面が上記係合片121cと係合して脱出が阻止されるので、結合差込み板122を結合差込み口123に挿入しただけでエルボ結合部12が結合されることになる。
エルボカバー10は、管1の口径ならびに管に被覆した保温材2の厚さによって大きさを選択するものであって、エルボ結合部12を結合した状態で、図5に示すように結合受け板121の第1及び第2の結合板121a,121bの両端部が直管カバー3に隙間なく当接し、従来技術の問題点であった結合部と直管カバーとの間に段差あるいは隙間が生じることが解消できたのである。
また、結合差込み板122に設けた係止爪124は、1列に3個が設けられたものが3列形成されているから、エルボ結合部12の結合時に当該係止爪124の係合位置を適宜選択することより、エルボ結合部12によって形成される口径を変更できるものであり、エルボカバー10と保温材2との間に隙間が生じないように装着することができるものである。
本考案のエルボカバーを示す斜視図。 エルボカバーの施工状態を示す正面図。 エルボ結合部の詳細を示す斜視図。 エルボ結合部の詳細を示しており、Aは結合前の状態を示し、Bは結合時の状態を示す各断面図。 エルボ結合部の結合状態を示す断面図。
1 管
2 保温材
3 直管カバー
10 エルボカバー
11 エルボ胴部
12 エルボ結合部
13 かしめ止め
121 結合受け板
121a 第1の結合板
121b 第2の結合板
121c 係合片
122 結合差込み板
123 結合差込み口
124 係止爪

Claims (3)

  1. エルボカバーが、エルボ胴部(11)と該エルボ胴部の開口端に結合したエルボ結合部(12)とからなり、上記エルボ結合部は、結合受け板(121)と結合差込み板(122)とを有し、上記結合受け板は、先端部分を二つ折りに折り返して第1の結合板(121a)を形成し、折り返された該第1の結合板は、上記結合受け板の自由端に向って折り返して第2の結合板(121b)を形成し、該第2の結合板は、折り返し部が上記第1の結合板に向うように折り曲げて係合片(121c)を形成して当該第1の結合板との間に結合差込み口(123)を形成したものであって、上記第2の結合板及び上記係合片は全域に亘って一定の横幅を有してこの横幅は上記第1の結合板よりも狭くなっており、上記結合差込み板の先端近傍に係止爪(124)を設け、上記結合受け板の結合差込み口に上記結合差込み板を挿入して上記エルボ結合部を結合することを特徴とする管の表面に被覆した保温材を保護するエルボカバー。
  2. 結合差込み板(122)に形成した係止爪(124)は、複数列が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の管の表面に被覆した保温材を保護するエルボカバー。
  3. 結合差込み板(122)に形成した係止爪(124)は、1列に3個が形成されたものが3列形成されていることを特徴とする請求項2に記載の管の表面に被覆した保温材を保護するエルボカバー。
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