JP3138522U - プレキャスト梁の継手構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1,第2プレキャスト梁の対向部における同軸状の2本のネジ節鉄筋の両端部を接続する場合に、第1,第2プレキャスト梁のコンクリートの対向部間の間隙を極力小さくすること、2本のネジ節鉄筋を接続する構造の強度や耐久性を高めること、等が可能なプレキャスト梁の継手構造を提供する。
【解決手段】 第1,第2スリーブ状ナット部材30,40が、夫々、第1,第2PC梁1,2のコンクリート11,21に埋込まれて、先端開放部30a,40aがコンクリート11,21の外面に臨むように配設されて、基端側部分にネジ節鉄筋12,22の先端部が螺合され、連結ネジ部材50が、第1,2PC梁1,2を設置する際、第2PC梁2と干渉しないように、第1スリーブ状ナット部材30のみにその先端側から螺合収容され、第1,2PC梁1,2の設置後、第1,第2スリーブ状ナット部材30,40の両方に螺合される。
【選択図】 図5

Description

本考案は、隣接状に設置された第1,第2プレキャスト梁の対向部における同軸状の2本のネジ節鉄筋の両端部を接続する、プレキャスト梁の継手構造に関するものである。
近年、建築物(特に、多階建築物)を建設する場合に、工期短縮を図るために、工場において、柱、梁、壁、床(天井)等のプレキャストコンクリート(PC)を個別に成形し、そのプレキャストコンクリートを建設現場に搬送し、その建設現場で設置して組み立てる、所謂プレキャスト工法が主流になりつつある。
ここで、プレキャスト梁(プレキャストコンクリート製の梁であり、以下、PC梁という)の組み立てにおいて、隣接状に設置された第1,第2PC梁の対向する端部同士を連結するために、第1,第2PC梁の対向部における同軸状の2本の鉄筋の両端部を接続する技術が公知である(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1の技術では、第1,第2PC梁の対向する端部同士が柱の上端側において連結されるが、第1,第2PC梁の鉄筋としてネジ節鉄筋(ネジ節鋼棒)が適用され、そのネジ節鉄筋の端部が第1,第2PC梁のコンクリートから大きく突出され、第1,第2PC梁の一部の同軸状の2本のネジ節鉄筋は、それらネジ節鉄筋の両端部に外嵌状に螺合された機械式鉄筋継手を介して接続される。
尚、1組の第1,第2PC梁ともう1組の第1,第2PC梁とが、柱の上端側において、これらの複数の鉄筋が互いに交差するように設置され、その設置のために、一方の第1,第2PC梁の一部の同軸状の2本の鉄筋は、それら鉄筋の両端部間に他方の第1,第2PC梁の一部の鉄筋が通過可能な間隔が空けられ、他方の第1,第2PC梁の設置後、2つの機械式鉄筋継手と1本の連結用ネジ節鉄筋を介して接続される。
特許文献2の技術では、特許文献1と同様に、第1,第2PC梁の対向する端部同士が柱の上端側において連結されるが、第1,第2シース管が、夫々、第1,第2PC梁のコンクリートに埋込まれて、第1,第2PC梁の鉄筋と同軸に且つ先端開放部が第1,第2PC梁のコンクリートの端面に臨むように配設されて、第1,第2シース管の基端部に第1,第2PC梁の鉄筋の先端部がネジ結合等で連結されている。
連結用鉄筋が第1シース管に挿入され第2PC梁と干渉しないようにして、第1,第2PC梁が設置され、その後、連結用鉄筋が第2シース管の方へスライドされて、第1シース管への挿入状態を維持して第2シース管にも挿入され、その後、第1,第2PC梁のコンクリートに形成された充填通路から第1,第2シース管内にグラウト材が充填されて、そのグラウト材が硬化すると、同軸状の2本の鉄筋が、第1,第2シース管とグラウト材と連結用鉄筋を介して接続される。
特許第2998450号公報 特開2002−242299号公報
第1,第2PC梁の長さ方向中央部分を夫々に柱の上端部に載置連結して、第1,第2PC梁を隣接状に設置する場合等、隣接状に設置された第1,第2PC梁の対向する部分部同士を連結するために、第1,第2PC梁の対向部における同軸状の2本のネジ節鉄筋の両端部を接続する場合に、第1,第2PC梁のコンクリートの対向部間の間隙を小さくしたいという要望がある。
即ち、第1,第2PC梁のコンクリートの対向部間の間隙を小さくすると、2本のネジ節鉄筋を接続した後、前記間隙に充填するグラウト材の量を小さくでき、このグラウト材の充填に関する施行負荷・時間を低減できる、等の効果が得られるが、特許文献1の技術では、ネジ節鉄筋の端部が第1,第2PC梁のコンクリートから大きく突出され、機械式鉄筋継手が、ネジ節鉄筋のうち第1,第2PC梁のコンクリートから突出する部分にのみ外嵌状に螺合されて、2本のネジ節鉄筋が接続されるため、この特許文献1の技術を適用して、前記間隙を小さくするのには限界がある。
一方、特許文献2の技術では、連結用鉄筋が第1,第2シース管内に充填され硬化したグラウト材を介して第1,第2シース管に結合されるため、この第1,第2シース管とグラウト材と連結用鉄筋を介して2本の鉄筋を接続する構造の強度や耐久性を高めることができない虞があり、また、第1,第2PC梁を設置する際には、第1シース管に対して、連結用鉄筋がスライドして突出、落下しないように、連結用鉄筋を解除可能に保持する何らかの手段が必要になるため、構造が複雑化する等の問題が生じる。
本考案の目的は、第1,第2プレキャスト梁の対向部における同軸状の2本のネジ節鉄筋の両端部を接続する場合に、第1,第2プレキャスト梁のコンクリートの対向部間の間隙を極力小さくすること、2本のネジ節鉄筋を接続する構造の強度や耐久性を高めること、等が可能なプレキャスト梁の継手構造を提供することである。
請求項1のプレキャスト梁の継手構造は、隣接状に設置された第1,第2プレキャスト梁の対向する部分同士を連結するために、この第1,第2プレキャスト梁の対向部における同軸状の2本のネジ節鉄筋の両端部を接続するプレキャスト梁の継手構造において、前記第1,第2プレキャスト梁のコンクリートに夫々埋込まれた第1,第2スリーブ状ナット部材であって、夫々、ネジ節鉄筋と同軸に且つ先端開放部が第1,第2プレキャスト梁のコンクリートの外面に臨むように配設されて、基端側部分にネジ節鉄筋の先端部が内嵌状に螺合された第1,第2スリーブ状ナット部材と、前記第1,2プレキャスト梁を設置する際、第2プレキャスト梁と干渉しないように、第1スリーブ状ナット部材のみにその先端側から内嵌状に螺合され収容される連結ネジ部材であって、第1,2プレキャスト梁の設置後、第1,第2スリーブ状ナット部材の両方に内嵌状に螺合される連結ネジ部材とを備えたことう特徴とする。尚、プレキャスト梁はプレキャストコンクリート製の梁のことである。
第1,第2プレキャスト梁は、夫々、所定の型枠内に複数のネジ節鉄筋を所定の配置でセットした状態で、流動状のコンクリートを流し込み硬化させて成形される。第1,第2スリーブ状ナット部材は、夫々、第1,第2プレキャスト梁のコンクリートに埋込まれて、ネジ節鉄筋と同軸に且つ先端開放部が第1,第2プレキャスト梁のコンクリートの外面に臨むように配設されて、基端側部分に第1,第2プレキャスト梁のネジ節鉄筋の先端部が内嵌状に螺合され、そのために、第1,第2プレキャスト梁を成形する際、ネジ節鉄筋をセットする際に、そのネジ節鉄筋に対して第1,第2スリーブ状ナット部材がセットされる。
つまり、第1,第2プレキャスト梁の成形段階において、第1,第2スリーブ状ナット部材をセットする場合、第1,第2スリーブ状ナット部材は、その基端側部分をネジ節鉄筋の先端部に外嵌状に螺合して、ネジ節鉄筋に同軸に連結されるとともに、この第1,第2スリーブ状ナット部材が回動操作されて、その先端開放部が型枠の周辺枠内面等に押圧されて位置決めされ、こうして、流動状のコンクリートの第1,第2スリーブ状ナット部材内への侵入が防止され、第1,第2スリーブ状ナット部材の先端開放部が第1,第2プレキャスト梁のコンクリートの外面に臨んで、第1,第2スリーブ状ナット部材内が連結ネジ部材を内嵌状に螺合可能な状態に維持される。
そして、第1,第2プレキャスト梁を隣接状に設置する際、連結ネジ部材が第1スリーブ状ナット部材のみにその先端側から内嵌状に螺合され収容されて、第2プレキャスト梁と干渉しないようになり、第1,第2プレキャスト梁の設置後、連結ネジ部材が、回動操作されて第2スリーブ状ナット部材の方へ移動し、その第2スリーブ状ナット部材にも内嵌状に螺合され、最終的に、第1,第2スリーブ状ナット部材の両方に内嵌状に螺合されて、1,第2プレキャスト梁の対向部における同軸状の2本のネジ節鉄筋の両端部が、この第1,第2スリーブ状ナット部材と連結ネジ部材とを介して接続される。
ここで、従属請求項として次の構成を採用可能である。
前記第1スリーブ状ナット部材は連結ネジ部材の大部分を収容可能な長さに形成され、前記第2スリーブ状ナット部材は第1スリーブ状ナット部材よりも短い長さに形成される(請求項2)。前記連結ネジ部材に軸心方向に延びるグラウト材注入用の貫通孔が形成され、連結ネジ部材の長さ方向途中部に前記貫通孔と連結ネジ部材の外周面外側とを連通するグラウト材注入口が形成される(請求項3)。前記連結ネジ部材の外周部分に軸心方向と平行方向に延びるグラウト材排出溝が形成される(請求項4)。
請求項1のプレキャスト梁の継手構造によれば、第1,第2プレキャスト梁のコンクリートに夫々埋込まれた第1,第2スリーブ状ナット部材であって、夫々、ネジ節鉄筋と同軸に且つ先端開放部が第1,第2プレキャスト梁のコンクリートの外面に臨むように配設されて、基端側部分にネジ節鉄筋の先端部が内嵌状に螺合された第1,第2スリーブ状ナット部材と、第1,2プレキャスト梁を設置する際、第2プレキャスト梁と干渉しないように、第1スリーブ状ナット部材のみにその先端側から内嵌状に螺合され収容される連結ネジ部材であって、第1,2プレキャスト梁の設置後、第1,第2スリーブ状ナット部材の両方に内嵌状に螺合される連結ネジ部材とを備えた。
従って、第1,第2プレキャスト梁を成形する際、第1,第2スリーブ状ナット部材の先端開放部を型枠の周辺枠内面等に押圧して、流動状のコンクリートの第1,第2スリーブ状ナット部材内への侵入を防止し、第1,第2スリーブ状ナット部材の先端開放部が第1,第2プレキャスト梁のコンクリートの外面に臨んで、第1,第2スリーブ状ナット部材内が連結ネジ部材を内嵌状に螺合可能な状態に維持でき、第1,2プレキャスト梁を隣接状に設置する際、連結ネジ部材が第1スリーブ状ナット部材のみにその先端側から内嵌状に螺合され収容されて、第2プレキャスト梁と干渉しないようにすることができる。
そして、第1,第2プレキャスト梁の設置後、連結ネジ部材を回動操作して第2スリーブ状ナット部材の方へ移動させ、連結ネジ部材が第2スリーブ状ナット部材にも内嵌状に螺合され、最終的に、第1,第2スリーブ状ナット部材の両方に内嵌状に螺合されて、更に望ましくは、第1,第2スリーブ状ナット部材内にグラウト材を充填し硬化させて、第1,第2プレキャスト梁の対向部における同軸状の2本のネジ節鉄筋の両端部を、3部品からなる簡単な構造で、その第1,第2スリーブ状ナット部材と連結ネジ部材とを介して確実に接続でき、依って、第1,2プレキャスト梁のコンクリートからネジ節鉄筋及び第1,第2スリーブ状ナット部材を突出させずに2本のネジ節鉄筋を接続できるので、第1,第2プレキャスト梁のコンクリートの対向部間の間隙を極力小さくでき、つまり、この間隙に充填するグラウト材の量を小さくして、このグラウト材の充填に関する施行負荷・時間を低減できるとともに、2本のネジ節鉄筋を接続する構造の強度や耐久性を高めることができる。
請求項2のプレキャスト梁の継手構造によれば、第1スリーブ状ナット部材は連結ネジ部材の大部分を収容可能な長さに形成され、第2スリーブ状ナット部材は第1スリーブ状ナット部材よりも短い長さに形成されたので、第1,第2プレキャスト梁を設置する際、連結ネジ部材を第1スリーブ状ナット部材からあまり突出させずに第1スリーブ状ナット部材に収容でき、故に、第1,第2プレキャスト梁のコンクリートの対向部間の間隙を確実に小さくでき、しかも、第2スリーブ状ナット部材を不必要に長く形成しないようにして、第2スリーブ状ナット部材内に充填するグラウト材の量を少なくできる。
請求項3のプレキャスト梁の継手構造によれば、連結ネジ部材に軸心方向に延びるグラウト材注入用の貫通孔が形成され、連結ネジ部材の長さ方向途中部に前記貫通孔と連結ネジ部材の外周面外側とを連通するグラウト材注入口が形成されたので、2本のネジ節鉄筋の両端部を第1,第2スリーブ状ナット部材と連結ネジ部材とを介して接続した後、第1,第2プレキャスト梁のコンクリートの対向部間の間隙から、グラウト材注入口と前記貫通孔を通して第1,第2スリーブ状ナット部材内にグラウト材を確実に充填でき、このように、連結ネジ部材の中空部にもグラウト材を充填できるので、第1,第2スリーブ状ナット部材と連結ネジ部材の腐食・劣化を確実に抑えることができ、そして、第1,第2プレキャスト梁のコンクリートに、前記グラウト材の充填用通路を別途形成する必要がなくなり、第1,第2プレキャスト梁の成形負荷も抑えることができる。
請求項4のプレキャスト梁の継手構造によれば、連結ネジ部材の外周部分に軸心方向と平行方向に延びるグラウト材排出溝が形成されたので、グラウト材注入口と前記貫通孔を通して第1,第2スリーブ状ナット部材内にグラウト材を充填する際、グラウト材排出溝が第1,第2スリーブ状ナット部材内のエア抜き口としても機能するとともに、第1,第2スリーブ状ナット部材内にグラウト材が充満すると、そのグラウト材をグラウト材排出溝を通して、第1,第2プレキャスト梁のコンクリートの対向部間の間隙の方へ排出できて、その間隙に充填するグラウト材の少なくとも一部とすることができる。
本考案のプレキャスト梁の継手構造は、隣接状に設置された第1,第2プレキャスト梁の対向する部分同士を連結するために、この第1,第2プレキャスト梁の対向部における同軸状の2本のネジ節鉄筋の両端部を接続する継手構造であり、第1,第2プレキャスト梁のコンクリートに夫々埋込まれた第1,第2スリーブ状ナット部材であって、夫々、ネジ節鉄筋と同軸に且つ先端開放部が第1,第2プレキャスト梁のコンクリートの外面に臨むように配設されて、基端側部分にネジ節鉄筋の先端部が内嵌状に螺合された第1,第2スリーブ状ナット部材と、第1,2プレキャスト梁を設置する際、第2プレキャスト梁と干渉しないように、第1スリーブ状ナット部材のみにその先端側から内嵌状に螺合され収容される連結ネジ部材であって、第1,2プレキャスト梁の設置後、第1,第2スリーブ状ナット部材の両方に内嵌状に螺合される連結ネジ部材とを備えている。
本考案のプレキャスト梁の継手構造Aを介して連結される第1,第2プレキャスト梁1,2(プレキャストコンクリート製の梁であり、以下、第1,第2PC梁1,2という)は、工場で個別に成形されて建設現場に搬送され、その建設現場で、先ず、図1、図2に示すように、第1PC梁1の長さ方向中央部分が柱3の上端部に載置連結されて、第1PC梁1が設置され、次に、図2、図3に示すように、第2PC梁2の長さ方向中央部分が柱4の上端部に載置連結されて、第2PC梁2が設置される。
こうして、図3に示すように、第1,第2PC梁1,2が隣接状に設置されて、第1,第2PC梁1,2のコンクリート11,21の対向部間に少し(例えば、60〜80mm)の間隙6を空けて、ストレート状に並び、その後、図4に示すように、第1,第2PC梁1,2の対向する部分である端部同士が連結され、その際、第1,第2PC梁1,2のコンクリート11,21の対向部における同軸状の2本のネジ節鉄筋12,22(ネジ節鋼棒12,22)の両端部がプレキャスト梁の継手構造Aにより接続される。
図1〜図7に示すように、第1PC梁1は、コンクリート11と、コンクリート11に挿通状に固定された複数(例えば、10本)の鋼製のネジ節鉄筋12とを備え、複数のネジ節鉄筋12の両端部が、コンクリート11内においてコンクリート11の外面から少し内部側に位置するとともに、第2PC梁2との対向側部分に、各ネジ節鉄筋12に対して金属(鋼)製の第1スリーブ状ナット部材30を備えている。
第2PC梁2は、第1PC梁1と同様に、コンクリート21と、コンクリート21に挿通状に固定された複数(例えば、10本)の鋼製のネジ節鉄筋22とを備え、複数のネジ節鉄筋22の両端部が、コンクリート21内においてコンクリート21の外面から少し内部側に位置するとともに、第1PC梁1との対向側部分に、各ネジ節鉄筋22に対して金属(鋼)製の第2スリーブ状ナット部材40を備えている。
尚、第1PC梁1は、第2PC梁2の反対側部分に、また、第2PC梁2は、第1PC梁1の反対側部分に、夫々、他のPC梁と連結するために、第1スリーブ状ナット部材30又は第2スリーブ状ナット部材40を備えている。また、図4〜図8に示すように、ネジ節鉄筋12,22は、夫々、その全長に亙って、ネジ部12a,22aが形成され、外周面の軸心対称部分に1対の帯状面12b,22bが面取り状に形成され、断面が略小判形に形成されている。
プレキャスト梁の継手構造Aについて詳しく説明する。
図1〜図7、図9〜図12に示すように、プレキャスト梁の継手構造Aは、隣接状に設置された第1,第2PC梁1,2の対向する部分である端部同士を連結するために、この第1,第2PC梁1,2の対向部における同軸状の2本のネジ節鉄筋12,22の両端部を接続するものであり、各同軸状の2本のネジ節鉄筋12,22に対して、第1スリーブ状ナット部材30、第2スリーブ状ナット部材40、金属(鋼)製の連結ネジ部材50を備えている。
図5〜図7、図9に示すように、第1スリーブ状ナット部材30は、連結ネジ部材50の大部分を収容可能な長さに形成され、第1PC梁1のコンクリート11に埋込まれ、ネジ節鉄筋12と同軸に且つ先端開放部30aがコンクリート11の外面に臨むように配設されて、基端側部分にネジ節鉄筋12の先端部が内嵌状に螺合され、このネジ節鉄筋12の先端部により、第1スリーブ状ナット部材30の基端開放部30bは塞がれている。
第1PC梁1は、所定の型枠内に複数のネジ節鉄筋12を所定の配置でセットした状態で、流動状のコンクリート11を流し込み硬化させて成形されるが、この第1PC梁1の成形段階において、ネジ節鉄筋12をセットする際に、そのネジ節鉄筋12に対して第1スリーブ状ナット部材30がセットされる。
この場合、第1スリーブ状ナット部材30をネジ節鉄筋12に螺合して、最終的な組付け位置よりも少し基端側に位置させた状態で、そのネジ節鉄筋12を型枠内に配置し、その後、第1スリーブ状ナット部材30を先端側へ移動させるように回動操作して、その先端開放部30aを型枠の周辺枠内面等に押圧して位置決めして、型枠内に流動状のコンクリート11を流し込む。こうして、流動状のコンクリート11の第1スリーブ状ナット部材30内への侵入が防止され、第1スリーブ状ナット部材30の先端開放部30aがコンクリート11の外面に臨んで、第1スリーブ状ナット部材30内が連結ネジ部材50を内嵌状に螺合可能な状態に維持される。
図5〜図7、図10に示すように、第2スリーブ状ナット部材40は、第1スリーブ状ナット部材30よりも短い長さ(例えば、第1スリーブ状ナット部材30の1/2程度の長さ)に形成され、第2PC梁2のコンクリート21に埋込まれ、ネジ節鉄筋22と同軸に且つ先端開放部40aがコンクリート21の外面に臨むように配設されて、基端側部分にネジ節鉄筋22の先端部が内嵌状に螺合され、このネジ節鉄筋22の先端部により、第2スリーブ状ナット部材40の基端開放部40bは塞がれている。
第2PC梁2は、所定の型枠内に複数のネジ節鉄筋22を所定の配置でセットした状態で、流動状のコンクリート21を流し込み硬化させて成形されるが、第1PC梁1と同様に、ネジ節鉄筋22に対して第2スリーブ状ナット部材40がセットされることで、流動状のコンクリート21の第2スリーブ状ナット部材40内への侵入が防止され、第2スリーブ状ナット部材40の先端開放部40aがコンクリート21の外面に臨んで、第2スリーブ状ナット部材40内が連結ネジ部材50を内嵌状に螺合可能な状態に維持される。
尚、図1〜図3に示すように、第1PC梁1のコンクリート11の長さ方向中央部分には、柱3との連結のために、柱3から上方へ突出して延びる複数の鉄筋3aが貫通する複数の鉄筋貫通孔11aが形成され、第2PC梁2のコンクリート21の長さ方向中央部分には、柱4との連結のために、柱4から上方へ突出して延びる複数の鉄筋4aが貫通する複数の鉄筋貫通孔21aが形成されている。
図5〜7、図11、図12に示すように、連結ネジ部材50は、第1,2PC梁1,2を設置する際、第2PC梁2と干渉しないように、第1スリーブ状ナット部材30のみにその先端側から内嵌状に螺合され収容され(図5参照)、第1,2PC梁1,2の設置後、第1,第2スリーブ状ナット部材30,40の両方に内嵌状に螺合され(図6参照)、その後、第1,第2スリーブ状ナット部材30,40内にグラウト材60を充填可能(図7参照)に構成されている。
詳しく説明すると、連結ネジ部材50は、ネジ節鉄筋12,22と同径に形成されるとともに、ネジ節鉄筋12,22と同じ外観形状を有し、即ち、その全長に亙って、ネジ部50aが形成され、外周面の軸心対称部分に1対の帯状面50bが面取り状に形成され、断面が略小判形に形成されている。
ここで、ネジ節鉄筋12,22と連結ネジ部材50とが同径であるため、第1,第2スリーブ状ナット部材30,40は、その機能達成のために、同径のネジ孔を略一連に形成して構成できるが、第1,第2スリーブ状ナット部材30,40には内鍔30c,40cが一体形成され、内鍔30c,40cよりも先端部分にネジ節鉄筋12,22が螺合され、内鍔30c,40cよりも基端部分に連結ネジ部材50が螺合可能になっている。但し、内鍔30c,40cについては省略可能である。
連結ネジ部材50の長さは、第1,第2PC梁1,2のコンクリート11,21の対向部間の間隙6に対応して、その間隙6よりも長く、また、連結ネジ部材50と第1,第2スリーブ状ナット部材30,40を必要以上に長くしないように、連結ネジ部材50が第1,第2スリーブ状ナット部材30,40の両方に内嵌状に螺合された状態で、第1,第2スリーブ状ナット部材30,40と安定した結合が得られる長さに形成されている。
連結ネジ部材50には軸心方向に延びるグラウト材60の注入用の貫通孔50cが形成され、連結ネジ部材50の長さ方向途中部に貫通孔50cと連結ネジ部材50の外周面外側とを連通するグラウト材注入口50dが形成されている。貫通孔50cは、連結ネジ部材50の軸心部分に形成され、グラウト材注入口50dは、連結ネジ部材50の長さ方向中央部に軸心直交方向に形成され、その径方向外端部が連結ネジ部材50の1対の帯状面50bの一方に臨んでいる。
連結ネジ部材50の外周部分には軸心方向と平行方向に延びるグラウト材排出溝50eが形成されている。このグラウト材排出溝50eは、連結ネジ部材50の全長に亙って、連結ネジ部材50の1対の帯状面50bのうちグラウト材注入口50dの径方向外端部が臨まない側の帯状面50bから、軸心方向に凹むように形成されている。
第1,第2PC梁1,2の対向する端部同士を連結する場合には、前記のように、連結ネジ部材50の大部分が第1スリーブ状ナット部材30に内嵌状に螺合され収容された状態で、第1,第2PC梁1,2を隣接状に設置する。すると、図5の状態になり、次に、第1,第2PC梁1,2のコンクリート11,21の対向部間の間隙6から、図6に示すように、連結ネジ部材50を所定の工具を使用して回動操作する。
つまり、連結ネジ部材50が、回動しながら第2スリーブ状ナット部材40の方へ移動されて、図6に示すように、第1,第2スリーブ状ナット部材30,40の両端部に内嵌状に螺合され、この第1,第2スリーブ状ナット部材30,40と連結ネジ部材50を介して2本のネジ節鉄筋12,22が接続される。
その後、図7に示すように、前記間隙6から、所定のグラウト材充填具を使用して、エポキシ系のグラウト材60を、連結ネジ部材50のグラウト材注入口50dと貫通孔50cを通して第1,第2スリーブ状ナット部材30,40内に充填し、この第1,第2スリーブ状ナット部材30,40内にグラウト材60が充満すると、そのグラウト材60が連結ネジ部材50のグラウト材排出溝50eから前記間隙6の方へ排出される。その後、第1,第2PC梁1,2のコンクリート11,21の対向部間の間隙6を含む部分が型枠等で覆われ、その間隙6にモルタル系のグラウト材が充填される。
このプレキャスト梁の継手構造Aによれば次の効果が得られる。
第1,第2PC梁1,2のコンクリート11,21に夫々埋込まれた第1,第2スリーブ状ナット部材30,40であって、夫々、ネジ節鉄筋12,22と同軸に且つ先端開放部30a,40aが第1,第2PC梁1,2のコンクリート11,21の外面に臨むように配設されて、基端側部分にネジ節鉄筋12,22の先端部が内嵌状に螺合された第1,第2スリーブ状ナット部材30,40と、第1,2PC梁1,2を設置する際、第2PC梁2と干渉しないように、第1スリーブ状ナット部材30のみにその先端側から内嵌状に螺合され収容される連結ネジ部材50であって、第1,2PC梁1,2の設置後、第1,第2スリーブ状ナット部材30,40の両方に内嵌状に螺合される連結ネジ部材50とを備えた。
従って、第1,第2PC梁1,2を成形する際、第1,第2スリーブ状ナット部材30,40の先端開放部30a,40aを型枠の周辺枠内面等に押圧して、流動状のコンクリート11,21の第1,第2スリーブ状ナット部材30,40内への侵入を防止し、第1,第2スリーブ状ナット部材30,40の先端開放部が第1,第2PC梁1,2のコンクリート11,21の外面に臨んで、第1,第2スリーブ状ナット部材30,40内が連結ネジ部材50を内嵌状に螺合可能な状態に維持でき、第1,2PC梁1,2を隣接状に設置する際、連結ネジ部材50が第1スリーブ状ナット部材30のみにその先端側から内嵌状に螺合され収容されて、第2PC梁2と干渉しないようにすることができる。
そして、第1,第2PC梁1,2の設置後、連結ネジ部材50を回動操作して第2スリーブ状ナット部材40の方へ移動させ、連結ネジ部材50が第2スリーブ状ナット部材40にも内嵌状に螺合され、最終的に、第1,第2スリーブ状ナット部材30,40の両方に内嵌状に螺合されて、更に、第1,第2スリーブ状ナット部材30,40内にグラウト材60を充填し硬化させて、第1,第2PC梁1,2の対向部における同軸状の2本のネジ節鉄筋12,22の両端部を、3部品からなる簡単な構造で、その第1,第2スリーブ状ナット部材30,40と連結ネジ部材50とを介して確実に接続でき、依って、第1,2PC梁1,2のコンクリート11,21からネジ節鉄筋12,22及び第1,第2スリーブ状ナット部材30,40を突出させずに2本のネジ節鉄筋12,22を接続できるので、第1,第2PC梁1,2のコンクリート11,21の対向部間の間隙6を極力小さくでき、つまり、この間隙6に充填するグラウト材の量を小さくして、このグラウト材の充填に関する施行負荷・時間を低減できるとともに、2本のネジ節鉄筋12,22を接続する構造の強度や耐久性を高めることができる。
第1スリーブ状ナット部材30は連結ネジ部材50の大部分を収容可能な長さに形成され、第2スリーブ状ナット部材40は第1スリーブ状ナット部材30よりも短い長さに形成されたので、第1,第2PC梁1,2を設置する際、連結ネジ部材50を第1スリーブ状ナット部材30からあまり突出させずに第1スリーブ状ナット部材30に収容でき、故に、第1,第2PC梁1,2のコンクリート11,21の対向部間の間隙6を確実に小さくでき、しかも、第2スリーブ状ナット部材40を不必要に長く形成しないようにして、第2スリーブ状ナット部材40内に充填するグラウト材60の量を少なくできる。
連結ネジ部材50に軸心方向に延びるグラウト材60の注入用の貫通孔50cが形成され、連結ネジ部材60の長さ方向途中部に貫通孔50cと連結ネジ部材60の外周面外側とを連通するグラウト材注入口50dが形成されたので、2本のネジ節鉄筋12,22の両端部を第1,第2スリーブ状ナット部材30,40と連結ネジ部材50とを介して接続した後、第1,第2PC梁1,2のコンクリート11,21の対向部間の間隙6から、グラウト材注入口50dと貫通孔50cを通して第1,第2スリーブ状ナット部材30,40内にグラウト材60を確実に充填でき、このように、連結ネジ部材50の中空部にもグラウト材60を充填できるので、第1,第2スリーブ状ナット部材30,40と連結ネジ部材50の腐食・劣化を確実に抑えることができ、そして、第1,第2PC梁1,2のコンクリート11,21に、グラウト材60の充填用通路を別途形成する必要がなくなり、第1,第2PC梁1,2の成形負荷も抑えることができる。
連結ネジ部材50の外周部分に軸心方向と平行方向に延びるグラウト材排出溝50eが形成されたので、グラウト材注入口50dと貫通孔50cを通して第1,第2スリーブ状ナット部材30,40内にグラウト材60を充填する際、グラウト材排出溝50eが第1,第2スリーブ状ナット部材30,40内のエア抜き口としても機能するとともに、第1,第2スリーブ状ナット部材30,40内にグラウト材60が充満すると、そのグラウト材60をグラウト材排出溝50eを通して、第1,第2PC梁1,2のコンクリート11,21の対向部間の間隙6の方へ排出できて、その間隙6に充填するグラウト材の少なくとも一部とすることができ、ここで、グラウト材排出溝50eを通るグラウト材60は、第1,第2スリーブ状ナット部材30,40と連結ネジ部材50との間の隙間にも入り込むようにすることで、第1,第2スリーブ状ナット部材30,40と連結ネジ部材50の腐食・劣化をより確実に抑えることもできる。
その他、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を付加して実施可能である。例えば、第1,第2スリーブ状ナット部材30,40は鋳造品からなるが、この代わりに、図13に示すように、第1,第2スリーブ状ナット部材30,40と同機能を有する転造品からなる第1,第2スリーブ状ナット部材30A,40Aを採用してもよい。この場合、第1,第2スリーブ状ナット部材30A,40Aについて、容易に安価に製造できるとともに、夫々、径方向外側又へ膨出する螺旋膨出部を形成できるので、第1,第2PC梁1,2のコンクリート11,21にする、第1,第2スリーブ状ナット部材30,40の一体性を確実に高めて信頼性を高めることができる。
また、隣接状に設置された第1,第2PC梁において、第1PC梁の長さ方向途中部(中央部)と、この第1PC梁と直交状の第2PC梁の端部とを連結する場合にも、本考案を適用可能である。この場合、第1PC梁には、その長さ方向途中部に第1PC梁の長さ方向と直交する水平方向(第2PC梁の長さ方向)に延びる複数のネジ節鉄筋が挿通され、第1PC梁の長さ方向途中部に前記第1PC梁1にセットされたものと同様の第1スリーブ状ナット部材をセットすることで可能になる。
そして、本考案については、前記実施例以外の種々の第1,第2PC梁(コンクリートの形状やサイズが異なるものや、ネジ節鉄筋の数や配置が異なるもの等)の対向する部分同士を連結するために、この第1,第2プレキャスト梁のコンクリートの対向部における同軸状の2本のネジ節鉄筋の両端部を接続する継手構造に適用可能である。
第1PC梁を設置する際の斜視図である。 第2PC梁を設置する際の斜視図である。 第1,第2PC梁が隣接状に設置された状態の斜視図である。 第1,第2PC梁の要部の斜視図である。 第1,第2PC梁が隣接状に設置された状態の要部断面図である。 2本のネジ節鉄筋を接続した状態の要部断面図である。 グラウト材を充填した状態の要部断面図である。 ネジ節鉄筋の斜視図である。 第1スリーブ状ナット部材の斜視図である。 第2スリーブ状ナット部材の斜視図である。 連結ネジ部材の斜視図である。 図11のXII −XII 線断面図である。 変形例の第1,第2スリーブ状ナット部材の断面図である。
符号の説明
A プレキャスト梁の継手構造
1,2 第1,第2PC梁(第1,第2プレキャスト梁)
11,21 コンクリート
12,22 ネジ節鉄筋
30,40 第1,第2スリーブ状ナット部材
30a,40a 先端開放部
50 連結ネジ部材
50c 貫通孔
50d グラウト材注入口
50e グラウト材排出溝

Claims (4)

  1. 隣接状に設置された第1,第2プレキャスト梁の対向する部分同士を連結するために、この第1,第2プレキャスト梁の対向部における同軸状の2本のネジ節鉄筋の両端部を接続するプレキャスト梁の継手構造において、
    前記第1,第2プレキャスト梁のコンクリートに夫々埋込まれた第1,第2スリーブ状ナット部材であって、夫々、ネジ節鉄筋と同軸に且つ先端開放部が第1,第2プレキャスト梁のコンクリートの外面に臨むように配設されて、基端側部分にネジ節鉄筋の先端部が内嵌状に螺合された第1,第2スリーブ状ナット部材と、
    前記第1,2プレキャスト梁を設置する際、第2プレキャスト梁と干渉しないように、第1スリーブ状ナット部材のみにその先端側から内嵌状に螺合され収容される連結ネジ部材であって、第1,2プレキャスト梁の設置後、第1,第2スリーブ状ナット部材の両方に内嵌状に螺合される連結ネジ部材と、
    を備えたことを特徴とするプレキャスト梁の継手構造。
  2. 前記第1スリーブ状ナット部材は連結ネジ部材の大部分を収容可能な長さに形成され、前記第2スリーブ状ナット部材は第1スリーブ状ナット部材よりも短い長さに形成されたことを特徴とする請求項1に記載のプレキャスト梁の継手構造。
  3. 前記連結ネジ部材に軸心方向に延びるグラウト材注入用の貫通孔が形成され、連結ネジ部材の長さ方向途中部に前記貫通孔と連結ネジ部材の外周面外側とを連通するグラウト材注入口が形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のプレキャスト梁の継手構造。
  4. 前記連結ネジ部材の外周部分に軸心方向と平行方向に延びるグラウト材排出溝が形成されたことを特徴とする請求項3に記載のプレキャスト梁の継手構造。
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