JP3138079B2 - 通気性積層体の製造方法 - Google Patents

通気性積層体の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通気性積層体の製造方
法に関するものであり、詳しくは、ポリオレフィン系微
多孔フイルムとポリオレフィン系不織布とから成り、微
多孔フィルムの部分的な変形に対する自由度を確保し、
特に、凹凸表面の敷設用として好適な通気性積層体の製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、水滴は通さないが水蒸気などの気
体を通過させる程度の微細孔を有する微多孔フィルムが
提案されている。斯かる微多孔フィルムは、合成樹脂に
炭酸カルシウム、タルク、クレー等の無機質充填剤を混
入して延伸し、フィルムに細かい亀裂を生ぜしめること
によって得られる。そのため、微多孔フィルム自体の強
度が弱く、不織布との積層体として各種製品に利用され
ている。
【0003】例えば、木本性または草本性の果実植物の
根本周辺の地表面に上記の通気性積層体を敷設するなら
ば、根の吸気を損なうことなく雨水の調節が出来るなど
の作用により、糖度などの品質が向上した果実類を栽培
することが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような用途に通気性積層体を使用した場合、通気性積層
体のラミネート構造によっては次のような問題があるこ
とが見出された。すなわち、微多孔フィルムと不織布と
を全面的に熱ラミネートとした積層体においては、微多
孔フィルムの部分的な変形に対する自由度が失われるた
め、凹凸を有する地表面に敷設してその上で作業を行う
ような場合、凹凸部の歩行によって微多孔フィルム側に
破れるを生じる。本発明は、上記実情に鑑みなされたも
のであり、その目的は、微多孔フィルムの部分的な変形
に対する自由度を確保し、特に、凹凸表面の敷設用とし
て好適であり、しかも、ピンホールのない良好な通気性
積層体の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、ポリオレフィン系微多孔フイルムとポリオレフィン
系不織布とを熱ラミネートして通気性積層体を製造する
方法において、エンボス熱ロールによって予熱されたポ
リオレフィン系不織布とポリオレフィン系微多孔フイル
ムとを圧着ロール間に送給することを特徴とする通気性
積層体の製造方法に存する。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。先ず、ポ
リオレフィン系微多孔フイルムについて説明する。ポリ
オレフィン系微多孔フイルムは、少なくとも充填剤を含
有するポリオレフィン樹脂を少なくとも一軸方向に延伸
することにより得られる。ポリオレフィン樹脂として
は、例えば、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチ
レン、分岐状低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、超低密度(密度:0.910g/cm3
下)ポリエチレン又はそれらの混合物などが挙げられ
る。
【0007】線状低密度ポリエチレンとは、エチレンと
他のα−オレフィンとの共重合体であり、例えば、エチ
レンと他のα−オレフィンとを中低圧法高密度ポリエチ
レン製造に使用されるチーグラー型触媒またはフィリッ
プス型触媒を用いて共重合することにより得られる重合
体である。α−オレフィンとしては、1−ブテン、1−
ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、4−メチル−1
−ペンテン等が挙げられる。α−オレフィンの共重合量
は、4〜17重量%、好ましくは5〜15重量%であ
る。
【0008】分岐状低密度ポリエチレンとは、エチレン
ホモポリマー及びエチレンと他の共重合成分との共重合
体である。他の共重合成分としては、酢酸ビニル、エチ
ルアクリレート、メチルアクリレート等のビニル化合
物、ヘキセン、プロピレン、オクテン、4−メチルペン
テン−1等の炭素数3以上のオレフィン類などが挙げら
れる。他の共重合成分の共重合量は、0.5〜18重量
%、好ましくは2〜10重量%である。分岐状低密度ポ
リエチレンは、通常の高圧法(1000〜3000kg
/cm2 )に従い、酸素、有機過酸化物などのラジカル
発生剤を使用したラジカル重合法により製造することが
出来る。
【0009】本発明においては、特に、次の(1)〜
(3)に記載のポリオレフィン樹脂が好適に使用され
る。 (1)密度が0.91〜0.965g/cm3 、好まし
くは0.91〜0.95g/cm3 、特に好ましくは
0.915〜0.940g/cm3 であり、メルトイン
デックス(MI)が2g/10分以下、好ましくは0.
1〜1g/10分の範囲の線状低密度ポリエチレン。 (2)上記と同物性の高密度ポリエチレン。
【0010】(3)密度が0.91〜0.94g/cm
3 、好ましくは0.91〜0.930g/cm3 、特に
好ましくは0.915〜0.925g/cm3 であり、
MIが2g/10分以下、好ましくは0.1〜1g/1
0分の範囲の分岐状低密度ポリエチレン。 なお、本発明におけるMIは、JIS K 6760の
引用規格である、JIS K 7210の表1に記載さ
れた条件4に準拠して測定した値である。
【0011】ポリオレフィン樹脂に含有される充填剤と
しては、無機または有機の公知の充填剤を使用すること
が出来る。無機充填剤としては、例えば、炭酸カルシウ
ム、タルク、クレー、カオリン、シリカ、珪藻土、炭酸
マグネシウム、炭酸バリウム、硫酸マグネシウム、硫酸
バリウム、硫酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化
亜鉛、水酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化マグ
ネシウム、酸化チタン、アルミナ、マイカ、アスベスト
粉、ガラス粉、シラスバルーン、ゼオライト、珪酸白土
が挙げられる。これらの中では、特に、炭酸カルシウ
ム、タルク、クレー、シリカ、珪藻土、硫酸バリウムが
好適である。
【0012】また、有機充填剤としては、例えば、木
粉、パルプ粉などのセルロース系粉末が挙げられる。充
填剤は、単独で使用しても、混合して使用してもよい。
そして、充填剤は、平均粒径が30μm以下、好ましく
は10μm以下、特に好ましくは0.8〜5μmのもの
が使用される。充填剤は、ポリオレフィン樹脂への分散
性およびポリオレフィン樹脂の延伸性などの点から、常
法に従い、例えば、ステアリン酸などの脂肪酸またはそ
の金属塩で表面処理して使用するのが好ましい。充填剤
の添加量は、ポリオレフィン樹脂100重量部に対して
100〜400重量部、好ましくは120〜300重量
部である。
【0013】また、ポリオレフィン樹脂には可塑剤やラ
ジカル発生剤を含有させることが出来る。可塑剤として
は、特に限定されず、公知の種々のものを使用すること
が出来る。例えば、フタル酸エステル系可塑剤、リン酸
エステル系可塑剤、トリメリット酸エステル系可塑剤な
どを挙げることが出来る。
【0014】可塑剤として特に好ましい化合物は、分子
内にエステル結合またはアミド結合を有し、分子量が1
00以上、好ましくは350以上、特に好ましくは35
0〜600であり、常圧での沸点が200℃以上、好ま
しくは250℃以上、特に好ましくは250〜500℃
であり、融点が100℃以下、好ましくは50℃以下、
特に好ましくは30〜−20℃である化合物である。
【0015】上記のような化合物としては、炭素数6以
上のカルボン酸と炭素数5以上のアルコールとのエステ
ル、炭素数10〜25の脂肪族アミド等を例示すること
が出来る。そして、上記のエステルにおいては、芳香族
カルボン酸と炭素数6以上の脂肪族アルコールとのエス
テルが好ましく、芳香族ジカルボン酸または芳香族トリ
カルボン酸と炭素数6〜18の脂肪族アルコールとのエ
ステルが特に好ましい。更には、芳香族ジカルボン酸と
炭素数8〜15の脂肪族アルコールとのエステル、およ
び、芳香族トリカルボン酸と炭素数6〜10の脂肪族ア
ルコールとのエステルが一層好ましい。
【0016】エステル及び脂肪族アミドの具体例として
は、ジオクチルフタレート、トリオクチルトリメリテー
ト、トリイソデシルトリメリテート、ジイソデシルフタ
レート、オレイン酸アミド及びステアリン酸アミドが挙
げられる。これらの中では、トリオクチルトリメリテー
ト及びジイソデシルフタレート特に好ましい。
【0017】ラジカル発生剤としては、例えば、半減期
1分となる分解温度が130〜300℃、好ましくは1
60〜240℃の範囲のものが好適であり、斯かるラジ
カル発生剤としては、具体的には、ジクミルペルオキシ
ド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオ
キシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t
−ブチルペルオキシ)−3−ヘキシン、α、α′−ビス
(t−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン、ジベ
ンゾイルペルオキシド、ジ−t−ブチルペルオキシド等
の過酸化物が挙げられる。
【0018】可塑剤の使用割合は、ポリオレフィン樹脂
100重量部に対して、1〜100重量部、好ましくは
5〜40重量部であり、ラジカル発生剤の使用割合は、
ポリオレフィン樹脂100重量部に対して、0.000
1〜0.1重量部である。更に、本発明においては、ポ
リオレフィン樹脂に熱安定剤、紫外線安定剤、顔料、帯
電防止剤、蛍光剤などの公知の添加剤を本発明の効果が
損なわれない範囲で添加してもよい。
【0019】次に、充填剤を含有するポリオレフィン樹
脂の延伸について説明する。充填剤を含有するポリオレ
フィン樹脂は、先ず、未延伸フイルムに成形され、次い
で、少なくとも一軸方向に延伸される。未延伸フイルム
は、Tダイ成形法、空冷式または水冷式インフレーショ
ン成形法によって得ることが出来る。
【0020】空冷式インフレーション成形法は、充填剤
を含有するポリオレフィン樹脂を円筒状ダイにてチュー
ブ状に押し出し、空気を封入して膨張させて冷却させる
方法である。インフレーション成形においては、通常、
ブローアップ比(BUR)を1.5〜8、好ましくは2
〜6とし、フロストラインの高さをダイの環状スリット
の直径の2〜50倍、好ましくは5〜20倍に調整する
のがよい。未延伸フィルムの厚さは、10〜200μ
m、好ましくは40〜100μmとするのがよい。
【0021】未延伸フィルムは、少なくとも一軸に延伸
処理されるが、製造コストの観点からは、縦方向に一軸
延伸するのが好ましい。一軸延伸には、通常、ロール延
伸法が用いられるが、チューブラー延伸法で行うことも
出来る。延伸処理は、一段または二段以上の多段でもよ
い。延伸温度は、樹脂の融点より100℃程度低い温度
から融点より20℃程度低い温度、好ましくは樹脂温度
の融点より90℃程度低い温度から融点より50℃程度
低い温度である。また、延伸倍率は、通常、1.2〜8
倍、好ましくは1.5〜4.5倍である。
【0022】次に、ポリオレフィン系不織布について説
明する。ポリオレフィン系不織布は、ポリエチレンやポ
リプロピレン等の繊維から形成することが出来る。ポリ
エチレン系不織布としては、ポリエステル樹脂の心材を
ポリエチレンで被覆した構造の繊維を使用したものが好
ましい。不織布の製造方法としては、湿式法、乾式法、
スパンボンド法、ニードルパンチ法などが挙げられる。
また、不織布としては、目付けが10〜50g/m2
好ましくは15〜25g/m2 であり、点密度が60〜
150ケ/cm2 、好ましくは80〜120ケ/cm2
程度のものが好ましい。
【0023】次に、本発明の通気性積層体の製造方法に
ついて添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発
明の製造プロセスを示す説明図であり、図中、(1)は
エンボス熱ロール、(2)、(3)は圧着ロール、
(4)は製品巻き取りロールである。本発明において
は、エンボス熱ロール(1)によって予熱されたポリオ
レフィン系不織布(6)とポリオレフィン系微多孔フイ
ルム(5)とを圧着ロール(2)、(3)間に送給して
熱ラミネートし、得られた通気性積層体(7)を製品巻
き取りロール(4)によって巻き取る。
【0024】本発明においては、エンボス熱ロール
(1)を使用することにより、ポリオレフィン系微多孔
フイルムとポリオレフィン系不織布との熱ラミネートを
全面均一に部分的に行う。斯かる部分的なラミネート構
造により、微多孔フィルムの部分的な変形に対する自由
度が確保され、応力がかかってもポリオレフィン系微多
孔フイルムが伸びて緩衝力が作用して破損が防止され
る。部分的に形成される熱ラミネート部分(エンボス熱
ロールの凸部と接する部分)は、全体の面積の10〜9
0%、好ましくは30〜70%の範囲とするのがよい。
【0025】そして、本発明においては、熱ラミネート
に必要な予熱をポリオレフィン系不織布について行うこ
とが特に重要である。すなわち、エンボス熱ロール
(1)を使用して予熱を行う場合、ポリオレフィン系微
多孔フイルム(5)について行うとエンボス熱ロール
(1)によるエッヂ切れが発生してピンホールが生じ
る。これに対し、ポリオレフィン系不織布(6)は、繊
維が絡み合った構造であるため、上記のようなエッヂ切
れは生じない。
【0026】エンボス熱ロール(1)としては、通常、
ゴム巻きロールが使用される。加熱方式は、心材として
の金属製ロールの内部に熱媒体を循環する間接加熱また
は金属製ロールの内部にヒータを設ける直接加熱のいず
れでもよい。ロール表面のエンボスの形状は、特に制限
されず、点状、線状、格子状などの任意の形状を採用す
ることが出来る。
【0027】エンボス熱ロール(1)の表面温度は、ポ
リオレフィン系不織布に使用したポリオレフインの融点
以上の範囲から適宜選択されるが、ポリエチレン系不織
布の場合は、通常120〜140℃、好ましくは130
〜135℃の範囲である。また、ライン速度は、通常1
0〜100m/分、好ましくは40〜60m/分の範囲
である。
【0028】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。 実施例1 (1)ポリオレフィン樹脂組成物の調製 密度が0.920g/cm3 、MIが1.0g/10分
の線状低密度ポリエチレン樹脂100重量部、密度が
0.924g/cm3 、MIが2.0g/10分の分岐
状低密度ポリエチレン樹脂13重量部、トリメリット酸
エステル系可塑剤(三菱化成ビニル(株)製、商品名
「ダイヤサイザーD−1174」)13重量部およびス
テアリン酸で表面処理した平均粒径0.9μmの炭酸カ
ルシウム190重量部をヘンシェルミキサー中で混合し
た後、二軸混練機で180℃にて混練造粒した。
【0029】(2)微多孔フイルムの製造 押出機として、直径が50mmインフレーション装置を
用い、上記(1)で調製した造粒物を以下の表1に示す
押出条件にてインフレーション成形し、厚さ60μmの
未延伸フィルムを製造した。
【0030】
【表1】 シリンダー温度:160−180−180℃ ヘッド温度 :180℃ ダイ温度 :230℃ ダイの環状スリットの直径:100mm ブロー比 :2.5 折り径 :390mm 引取り速度 :10m/min
【0031】上記の未延伸フィルムを引取り方向にスリ
ットし、ロール延伸機を用い、以下の表2の延伸条件で
一軸延伸して微多孔フイルムを得た。
【表2】 延伸温度:70℃ 延伸倍率:2.5倍 延伸速度:11.0m/min 上記の微多孔フイルムは、厚さが24μmであり、その
表面は、延伸ムラがなく綺麗であった。このフィルムの
性能は、透湿度は、1800(g/m2 ・24hr) であった。
【0032】(3)通気性積層体の製造 図1に示す製造プロセスに従って、上記(2)で得た微
多孔フイルムとポリエチレン系スパンボンド不織布(心
材ポリエステル)(目付け:15g/m2 、点密度:8
0ケ/cm2 )との熱ラミネートを行った。すなわち、
表面温度が130℃に設定されたエンボス熱ロール
(1)によって不織布(6)を予熱し、微多孔フイルム
(5)と共に約1m後に配置された圧着ロール(2)、
(3)の間に50m/分のライン速度で送給してラミネ
ートを行った。得られた通気性積層体(7)(長さ:約
1000m)は、製品巻き取りロールによって巻き取っ
た。エンボス熱ロール(1)としては、融着部が2mm
幅の線状格子より成り、非融着部が上記の線状格子によ
って包囲された縦横5mmの正方形より成るエンボス形
状のロールを使用した。得られた通気性積層体について
ピンホールの有無と耐水圧の測定(JIS L1092
に準拠)を行った結果、ピンホールの発生は認められ
ず、また、耐水圧は2Kg/cm2 以上であった。
【0033】比較例1 実施例1において、不織布(6)を予熱せずに微多孔フ
イルムを予熱した以外は、実施例1と同様にして通気性
積層体を製造した。得られた通気性積層体についてピン
ホールの有無と耐水圧の測定を行った結果、平均して1
2 当たり5〜10個のピンホールが認められ、また、
耐水圧は50g/cm2 以下であった。
【0034】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、特に、凹
凸表面の敷設用として好適であり、しかも、ピンホール
のない良好な通気性積層体の製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造プロセスを示す説明図である。
【符号の説明】
1:エンボス熱ロール 2:圧着ロール 3:圧着ロール 4:製品巻き取りロール 5:ポリオレフィン系微多孔フイルム 6:ポリオレフィン系不織布 7:通気性積層体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィン系微多孔フイルムとポリ
    オレフィン系不織布とを熱ラミネートして通気性積層体
    を製造する方法において、エンボス熱ロールによって予
    熱されたポリオレフィン系不織布とポリオレフィン系微
    多孔フイルムとを圧着ロール間に送給することを特徴と
    する通気性積層体の製造方法。
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