JP3137770B2 - ダイナミックチャネル割付システム - Google Patents

ダイナミックチャネル割付システム

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JP3137770B2 JP04289943A JP28994392A JP3137770B2 JP 3137770 B2 JP3137770 B2 JP 3137770B2 JP 04289943 A JP04289943 A JP 04289943A JP 28994392 A JP28994392 A JP 28994392A JP 3137770 B2 JP3137770 B2 JP 3137770B2
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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Interface Circuits In Exchanges (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダイナミックチャネル割
付システムに関し、更に詳しくはアナログ,ディジタル
の双方の加入者端末を持つ交換機システムにおいて、タ
イムスロットを割り付ける制御チャネルをダイナミック
に変化させて、制御チャネルの有効利用を図るようにし
たダイナミックチャネル割付システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の交換機システムの概念図で
ある。図において、1はディジタル加入者端末(T
E)、2はこれらディジタル加入者端末1と対応して設
けられたディジタル加入者回路(DLC)、3はアナロ
グ加入者端末(例えば電話機)、4はこれらアナログ加
入者端末3と対応して設けられたアナログ加入者回路
(SLC)である。
【0003】5はディジタル加入者回路2及びアナログ
加入者回路4と接続されるDLC共通部(DLCC)で
ある。5aはディジタル加入者回路2と1対1に対応し
て設けられたHDLCハンドラである。6はDLC共通
部5を制御するマイクロプロセッサ、7はDLC共通部
5と接続される交換機(NW)、8は該交換機7の回線
切り替え制御等を行うコールプロセッサ(CPR)であ
る。
【0004】このように構成された交換機システムにお
いて、ディジタル回線はHDLCハンドラ5aによるH
DLCフォーマットで制御情報のやりとりが行われ、ア
ナログ回線はSCN/SD信号で制御情報のやりとりが
行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】HDLCフォーマット
で通信している回線について、各ディジタル加入者端末
1からの制御データを扱う場合、図4に示すように加入
者と制御チャネルとは1対1に対応させる必要があっ
た。図4において、10は制御Dチャネルハイウェイで
ある。このハイウェイ上に加入者A,B,C,Dと並ん
だ場合、制御チャネルもそれに対応してCH0〜CH3
と必要であった。従って、交換機側としては、加入者数
分のHDLCハンドラ5aが必要であった。
【0006】しかしながら、実際には全てISDNの加
入者であるということはなく、図3に示すようにアナロ
グ加入者も含まれる場合が多い。この場合、アナログ加
入者の分もHDLCハンドラ5aを設置するのは無駄で
ある。
【0007】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、制御チャネルの有効利用を図ることがで
きるダイナミックチャネル割付システムを提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図である。図において、20は受信タイムスロット
(加入者に対応したタイムスロット)を受けると共に、
送信タイムスロット(加入者に対応したタイムスロッ
ト)を送出するHDLCハンドラ、30は該HDLCハ
ンドラ20にそれぞれのタイムスロットの制御チャネル
(通信リンクのチャネル番号のこと。以下同じ)を与え
るランダムライト・シーケンシャルリードメモリ、40
は該ランダムライト・シーケンシャルリードメモリ30
内の有効チャネルと無効チャネルの書き込み制御と読み
出し制御を行うマイクロプロセッサである。
【0009】マイクロプロセッサ40には、外部(例え
ばCPR)からランダムライト・シーケンシャルリード
メモリ30制御用の制御信号が与えられている。ランダ
ムライト・シーケンシャルリードメモリ30において、
斜線で示す部分31は有効チャネルが書き込まれる領
域、空白領域32は無効チャネルが書き込まれる領域と
する。有効チャネル領域31には実際の使用すべきチャ
ネル番号がアトランダムに書き込まれ、無効チャネル領
域32にはありえないチャネル番号が書き込まれる。例
えば、実際に使用されるチャネル数を50CHとする
と、ありえないチャネル番号100が無効チャネルとし
て書き込まれる。
【0010】
【作用】音声チャネルに対して集線をかけるようなやり
方を制御信号に対しても適用する。つまり、HDLC通
信リンクに対しても加入者の割り当て(具体的にはTS
の割り当て)を任意にとれるようにする。具体的には、
マイクロプロセッサ40は、外部からの制御信号(全加
入者数と使用できるチャネルの総数等)を受けて、全加
入者数と使用できるチャネルの総数を常時把握してい
る。そして、全加入者数と使用できるチャネルの総数か
ら、前記ランダムライト・シーケンシャルリードメモリ
30に有効チャネルと無効チャネルをダイナミックに書
き込んで変化させる。
【0011】そして、このランダムライト・シーケンシ
ャルリードメモリ30の内容は、タイムスロット(T
S)が受信されるのに同期してシーケンシャルに(つま
り、アドレス0からnまで連続的に)読み出される。こ
の時のチャネル番号が有効チャネル番号であれば、受信
したTSはその制御チャネルで制御され、この時のチャ
ネル番号が無効チャネル番号であれば受信したTSの制
御はできない。つまり、待たされることになる。しかし
ながら、統計的には、ランダムライト・シーケンシャル
リードメモリ30の内容をダイナミックに変化させるこ
とにより、受信したTSが無効チャネル番号に当たる確
率は極めて小さい。このようにして、本発明よればアナ
ログ加入者に対して制御チャネルを割り付けておく必要
がなくなり、制御チャネルの有効利用を図ることができ
るダイナミックチャネル割付システムを提供することが
できる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1を用いて、本発明の実現方法について
説明する。マイクロプロセッサ40は、あるTSに対し
て、チャネルの何番を使用していくかを指示し、HDL
Cハンドラ20は、その指示されたチャネルでHDLC
制御を行う。HDLCハンドラ20側は、チャネル毎の
レジスタメモリを持っているため(詳細後述)、各チャ
ネルが独立した制御が可能となる。
【0013】また、何番のチャネル番号を与えるかとい
う制御もマイクロプロセッサ40により任意に変えられ
るようにすれば、どこのチャネルを使用するかは制約が
なくなる。更に、各チャネルのビットレートを変えたい
場合には、マイクロプロセッサ40が2TSにわたって
同じチャネルNOを与えれば、あたかも倍の回線速度で
処理したことになる。このような応用を用いれば、フレ
ームリレーのような64Kbps,128Kbps等の
サービスを提供することができる。かつ、タイムスロッ
トの有効利用が図れる。
【0014】図2はHDLCハンドラ20の一実施例を
示す構成ブロック図である。図において、21はランダ
ムライト・シーケンシャルリードメモリ30から読み出
されるチャネル番号(CH NO)を保持するラッチで
ある。22はCH NO対応に制御データが格納されて
いるレジスタメモリである。該レジスタメモリ22には
CHの数だけの制御データが格納されている。そして、
ラッチ21の出力(CH NO)がアドレスとしてレジ
スタメモリ22に入るようになっている。
【0015】23はレジスタメモリ22から出力される
制御用データに基づいて、受信TSの制御(フラグ検
出,CRC演算,0デリーション等)を行うRX制御
部、24はRX制御部23からのデータを格納する受信
用FIFOである。ここで、0デリーションについて説
明する。送信側では、フラグ以外のフレーム内容に
“1”が連続して5個現れると、その次に必ず“0”を
1個入れる“0挿入”(0インサーション)が行われ
る。また、受信側では、開始フラグ受信後は、“1”が
連続して5個現れると、その後の“0”を無視する“0
除去”(0デリーション)を行うようになっている。2
4はRX制御部23からの編集データを保持する受信用
FIFO(ファーストイン・ファーストアウトバッフ
ァ)である。
【0016】25はラッチ21から出力されるCH N
Oをアドレスとして受けるレジスタメモリである。該レ
ジスタメモリ25には、22と同様、CH NO対応に
制御データが格納されている。26は該レジスタメモリ
25から出力される制御データを受けてデータの編集
(CRC演算,0インサーション等)を行い送信TSを
出力するTX制御部、27は送信用データが保持される
送信用FIFOである。このように構成された回路の動
作を説明すれば、以下のとおりである。(受信側の動
作)前述したダイナミックCH割り当て動作により、ラ
ンダムライト・シーケンシャルリードメモリ30から読
み出されたCH NOはラッチ21に入り、ラッチされ
る。このCH NOはレジスタメモリ22にアドレスと
して与えられる。レジスタメモリ22からは対応したC
H NOに対応した制御データが出力され、RX制御部
23に与えられる。該RX制御部23は、入力されるT
Sに対して前記制御データを基にTSの編集を行う。
【0017】この編集の際に、前記したようなフラグ検
出,CRC演算,0デリーション等の処理を行う。この
ような編集処理の終了したTSは受信用FIFO24に
格納持される。特定のチャネルのTSはとびとびに入っ
てくるので、RX制御部23がフレームの終了フラグを
検出した時点で、最終的なフレームの編集を行い、受信
用FIFO24に格納する。(送信側の動作)送信すべ
きフレームデータのCH NOも受信CH NOと同じ
である。送信用FIFO27から読み出されたデータは
TX制御部26に入る。該TX制御部26は、レジスタ
メモリ25から与えられるCH NOに対応した制御デ
ータによりデータの編集(CRC演算,0インサーショ
ン等)を行う。そして、フレームデータをTSに分割
し、TS単位で送信する。
【0018】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よればHDLCを扱う場合、外部からそのCH NOの
指定を可能とすることにより、入力TSに対して任意の
チャネルで処理でき、自由度の高い通信が可能となる。
このように、本発明によれば、制御チャネルの有効利用
を図ることができるダイナミックチャネル割付システム
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】HDLCハンドラの一実施例を示す構成ブロッ
ク図である。
【図3】従来の交換機システムの概念図である。
【図4】従来の制御チャネルの割り付けの説明図であ
る。
【符号の説明】
20 HDLCハンドラ 30 ランダムライト・シーケンシャルリードメモリ 31 有効CH領域 32 無効CH領域 40 マイクロプロセッサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−50297(JP,A) 特開 昭63−155993(JP,A) 特開 昭62−146099(JP,A) 特開 昭62−206998(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 11/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信タイムスロットを受けて受信タイム
    スロットの編集を行ない編集結果を受信用FIFOに格
    納すると共に、送信用FIFOから読み出されたタイム
    スロットの編集を行ない送信タイムスロットとして出力
    するHDLCハンドラと、 該HDLCハンドラにそれぞれのタイムスロットの制御
    チャネルをアドレスとして与えるランダムライト・シー
    ケンシャルリードメモリと、 該ランダムライト・シーケンシャルリードメモリ内の有
    効チャネルと無効チャネルの書き込み制御と読み出し制
    御を行うマイクロプロセッサとを含んで構成されるダイ
    ナミックチャネル割付システム。
  2. 【請求項2】 前記マイクロプロセッサは、全加入者数
    と使用できるチャネルの総数を常時記憶しておき、前記
    ランダムライト・シーケンシャルリードメモリに有効チ
    ャネルと無効チャネルをダイナミックに変化させて書き
    込むようにしたことを特徴とする請求項1記載のダイナ
    ミックチャネル割付システム。
  3. 【請求項3】 前記マイクロプロセッサは、1個のチャ
    ネルに2個以上のタイムスロットを割り当てることを特
    徴とする請求項1記載のダイナミックチャネル割付シス
    テム。
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