JP3137726U - 自動車用ハイブリッド電球 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存の白熱電球との交換実装が可能でありながら、LEDを用いることでタイムラグの問題を解消し、自動車の灯具機能監視システムが誤動作しない範囲内での省電力化を行い、製造が簡単で実用に耐え得る白熱電球とLEDを組み合わせた自動車用ハイブリッド電球を提供することを目的とする。
【解決手段】白熱電球のガラスバルブの基部側の周囲に、側面全周に亘って複数のLEDを配したLEDユニットを設け、テールランプおよびブレーキランプの併用電球として、LEDのみを点灯させることによりテールランプとして使用し、LEDと白熱電球を同時に点灯させることによりブレーキランプとして使用する。
【選択図】 図1

Description

本考案は、主に自動車の補助的な灯具(以下、補助灯と称する)に使用される電球であって、ブレーキランプ、テールランプ、ターンシグナルランプ、ハザードランプ等に使用される自動車用ハイブリッド電球に関するものである。
自動車用の補助灯に使用される電球は一般に光源としてフィラメントを用いた白熱電球、ハロゲン電球等(以下、単に白熱電球と称する)が用いられる。また、最近は高輝度LEDの開発に伴い、複数のLEDを光源とした電球(以下、単にLED電球と称する)も商品化されつつある。
白熱電球は、光量が大きく安価であり、また光が白色であるのでガラスバルブ自体を必要な色に着色したり、着色された半透明の樹脂やガラスのレンズと組み合わせたりすることにより赤色や橙色のランプとしていた。
これに対して、光源としてLEDのみを使用した自動車用の電球(特許文献1)やLED電球を使用した灯具(特許文献2)はすでに存在する。LED電球は、1個当たりの光量が小さく高価であり、また、自動車の補助的な灯具として必要な赤色や橙色(赤と緑の組み合わせ)は色付きのレンズを介さなくても直接発光することができ、LED特有の小電力で発光させることが可能なだけでなく、不要な色の発光がないためにさらに省電力化が可能であるという特徴を有する。
特開2006−210340号公報 特開2003−197008号公報
白熱電球は、その点灯時にフィラメントが加熱し、所定の光量に達するまでに要する時間にタイムラグを有する。具体的には、図4に示すように、スイッチを入れた瞬間から規定の光量に達するまで約0.1秒のタイムラグを有し、100km/hで走行していた場合約3m走行してしまうことになる。
LED電球は、図4に示すようにスイッチを入れた瞬間に、ほぼ全光量まで立ち上がる特性を有しているが、元々白熱電球が実装されている既存の自動車の白熱電球と交換実装すると、白熱電球と比べて光度が不足してしまうという問題点があった。また、自動車によっては、白熱電球と交換実装すると光量が不足するだけでなく、LED電球は小電力のため電流量が少なく、自動車の灯具機能監視システムがフィラメントの断線が発生したと判定し、断線発生警告表示を出してしまうことがあるという問題点を有する。
また、従来のフィラメントによるテールランプおよびブレーキランプの併用電球、いわゆるダブルフィラメントタイプの補助灯用の電球では、輝度の相違する2つのフィラメントを1個のガラスバルブ内に封入しなければならないので、製造の難易度が高いという問題点があった。
さらに、白熱電球は、スイッチ投入直後の突入電流により断線し易いという問題点があった。
本考案は、既存の白熱電球との交換実装が可能でありながら、LEDを用いることでタイムラグの問題を解消し、前記灯具機能監視システムが誤動作しない範囲内での省電力化を行い、白熱電球が断線した場合には、光量が足らないながらも寿命の長いLEDで点灯することができ、製造が簡単で実用に耐え得る白熱電球とLEDを組み合わせた自動車用ハイブリッド電球を提供することを目的としたものである。
本考案は上述のような問題点を解決するためになされたもので、白熱電球のガラスバルブの基部側の周囲に、側面全周に亘って複数のLEDを配したLEDユニットを設ける。
テールランプおよびブレーキランプの併用電球として、赤色のLEDを配し、LEDのみを点灯させた場合にはテールランプとして使用し、LEDと白熱電球を同時に点灯させることによりブレーキランプとして使用する。
白熱電球のフィラメントと、複数のLEDからなるLED群とを並列に接続することにより、従来のシングルフィラメントタイプに相当するハイブリッド電球とする。
本願の考案によれば、ブレーキランプとして使用した場合に、スイッチを入れた瞬間にLEDが全点灯し所定の輝度までタイムラグなく点灯することができる。
LEDのみの光量で規定の光量を満たすことができるテールランプについては、LEDのみで点灯することで、フィラメントのみを使用した電球に比べて省電力化を図ることができ、ブレーキランプは白熱電球とLEDの併用で点灯することにより充分な光量を確保することができる。
また、ターンシグナルランプやハザードランプにおいて、前記灯具機能監視システムのフィラメント等が断線したと判定する基準値を変更しなくても使用できる。
また、シングルフィラメントの電球に、側面全周に亘って複数のLEDを配したLEDユニットを設けるので、非常に簡便な製造方法で従来のダブルフィラメントタイプと同等の電球を製造することができる。もちろん、ダブルフィラメントタイプの電球にさらに前記LEDユニットを設けても良い。
ガラスバルブ基部の周囲に、側面全周に亘って複数のLEDを配したLEDユニットを設ける。
本考案の実施例1を図面に基づき説明する。なお、この実施例1では、テールランプ及びブレーキランプ兼用のハイブリッド電球について説明するが、本考案はこの例に限られるものではない。
図1は口金型の自動車用ハイブリッド電球の側面を示すもので、1は白熱電球のガラスバルブであり、このガラスバルブ1の下には口金2が設けられている。この口金2のガラスバルブ1側を取り囲むように、複数のLED4が埋め込まれた耐熱性素材製のLEDユニット3が嵌合されている。
口金2先端近くの側面には、電球のソケット(図示せず)への係止と位置合わせを兼ねた基準ピン16が突出している。
このハイブリッド電球は、フィラメント7の中心が鎖線で示すリフレクタ15の焦点位置となるようにソケットに嵌合され、LED4が埋め込まれたLEDユニット3は、リフレクタ15の底部に位置する。
口金2の下面には、従来のテールランプ及びブレーキランプ兼用の電球(ダブルフィラメントタイプ)と同じく、絶縁蓋8に加締められた2個の端子5、6が突出している。図2(a)に示すように口金2がコモン端子としてフィラメント7の一方側及び複数のLED4からなるLED群41のカソード側に接続されている。端子6は、フィラメント7の他方側に接続されるとともに、逆流防止用のダイオード10と調整用抵抗11を介してLED群41のアノード側に接続されている。端子5は、調整用抵抗12と前記調整用抵抗11を介してLED群41のアノード側に接続されている。
この実施例1では、LED4を3個直列に接続したものを2個並列に接続して、合計6個のLED4によりLED群41を構成しているが、LED4の仕様や必要な輝度に合わせて、LED4の数や並列、直列は如何なる組み合わせでも可能である。また、電圧調整用抵抗11、12は、LED4の仕様等により必要がない場合もある。
以上のような構成により、夜間等にテールランプとして使用する場合は、運転席のテールランプスイッチ13をオンして端子5に電圧を印加してLED群41のみを点灯させる。また、ブレーキペダルを踏むことによりスイッチ14が入り、端子6に電圧を印加してフィラメント7とLED群41の両方を点灯させる。
このとき、LED群41は、図4に示すように直ちに全輝度で点灯し、速やかに後続車にブレーキが踏まれたことを知らせ、白熱電球も約0.1秒後に全輝度に達する。
白熱電球のフィラメント7は、リフレクタ15の焦点位置に設定されているため、その光は従来の白熱電球の場合と同等にリフレクタ15により反射されてランプの開放方向に光が放射される。LED4は、リフレクタ15の焦点と完全には一致しない位置に設定されているため、その光はフィラメント7からの光と全く同様に反射されることはないが、リフレクタ15により反射されてランプ開放方向に光が放射される。
しかし、テールランプやブレーキランプは、前照灯のように強い指向性を要求されるわけではなく、自動車の後方のある程度の広がりをもった範囲の他者に視認されることが必要であるため、LED4の位置による光の広がりは全く問題はない。
ブレーキを放すとスイッチ14が切れ、フィラメント7とLED4への電圧印加がなくなると、LED群41は瞬時に消灯するが、フィラメント7は図4に示すように残光消灯的に消灯する。
以上の実施例1では、口金タイプの電球について説明したが、本考案はこれに限られるものではなく、図3に示すように、口金2がないウェッジベースタイプのものであっても良い。
以上の実施例では、2種類(場合によっては3種類)の点灯方法を選択的に点灯できる従来のダブルフィラメントタイプの電球に相当するハイブリッド電球ついて説明したが、本考案はこれに限られるものではなく、図2(b)に示すようにフィラメント7とLED群41の接続を共通の端子に接続する並列として、シングルフィラメントタイプの電球と同等とすることもできる。
以上の実施例ではLED4を横方向に向けて埋め込むようにLEDユニット3を構成したが、本考案はこれに限られるものではなく、フィラメント7からの光がリフレクタ15で反射される光路を遮らない範囲でランプの開口側に傾けて埋め込むようにLEDユニット3を構成しても良い。
以上の実施例では、LED4が埋め込まれたLEDユニット3、ガラスバルブ1の基部に嵌合されているが、この嵌合は加締め等により固定的に嵌合しても良いし、着脱自在に嵌合しても良い。着脱自在とした場合、一方が断線した場合に、断線した側だけを交換することが可能となる。
以上の実施例では、口金タイプの電球の口金2のガラスバルブ1側にLEDユニット3を設けるようにしたが、本考案はこれに限られるものではなく、ガラスバルブのフィラメント7の位置より端子側に設けるようにしても良い。
本考案は、既存の白熱電球にLEDユニット3を嵌合してLED4への配線をすることにより、ハイブリッド電球とすることもできる。
本考案による自動車用ハイブリッド電球の口金タイプの実施例1を示す側面図である。 図1の自動車用ハイブリッド電球の回路図であり、(a)は従来のダブルフィラメントタイプに相当するハイブリッド電球の回路図、(b)は従来のシングルフィラメントタイプに相当するハイブリッド電球の回路図である。 本考案による自動車用ハイブリッド電球のウェッジベースタイプの実施例を示す側面図である。 白熱電球及びLEDの発光特性を示す特性図である。
符号の説明
1…ガラスバルブ、2…口金、3…LEDユニット、4…LED、5〜6…端子、7…フィラメント、8…絶縁蓋、9…ウェッジタイプの電球の基端部、10…電流逆流防止用ダイオード、11〜12…電圧調整用抵抗、13…テールランプのスイッチ、14…ブレーキランプのスイッチ、15…リフレクタ、16…基準ピン。

Claims (6)

  1. 白熱電球のガラスバルブの周囲に複数のLEDを配したことを特徴とする自動車用ハイブリッド電球。
  2. 白熱電球のガラスバルブの基部側の周囲に、側面全周に亘って複数のLEDを配したLEDユニットを設けたことを特徴とする自動車用ハイブリッド電球。
  3. 白熱電球のフィラメントの一方側と複数のLEDからなるLED群のカソード側に接続されたコモン端子と、前記LED群のアノード側に接続された第1の端子と、前記フィラメントの他方側に接続された第2の端子を有することを特徴とする請求項1または2記載の自動車用ハイブリッド電球。
  4. LED群のアノード側に接続された第1の端子と白熱電球のフィラメントの他方側に接続された第2の端子の間に、前記第2の端子に向かって逆方向となる逆流防止用ダイオードを接続し、第1の端子を電源に接続することによりLED群のみを点灯させ、第2の端子を電源に接続することにより白熱電球及びLED群を点灯させることを特徴とする請求項3記載の自動車用ハイブリッド電球。
  5. LEDは、赤色光を発光するものからなることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の自動車用ハイブリッド電球。
  6. 白熱電球のフィラメントと、複数のLEDからなるLED群とを並列に接続し、LED群のカソード側に接続されたコモン端子と、LED群のアノード側に接続された第2の端子を有することを特徴とする請求項1または2記載の自動車用ハイブリッド電球。
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