JP3137668U - ワイヤロープ用消磁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】円滑にかつ安全性に着磁を消去できるワイヤロープ用消磁装置の提供。
【解決手段】ワイヤロープ2に対して非接触状態で近接配置される着磁消去手段と、この着磁消去手段の非接触状態を保持するための保持手段とを備え、着磁消去手段を、コ字状鉄芯6と、このコ字状鉄芯6の両端脚6A、6Bに巻装された励磁コイル7、8と、これら励磁コイル7、8に交流電力を供給する電力供給回路とを含み、コ字状鉄芯6の両端脚6A、6Bをワイヤロープ2の長手方向に沿って並置させることでワイヤロープ2とコ字状鉄芯6とにより磁気閉回路Hが形成させる構成とし、コ字状鉄芯6のワイヤロープ2の長手方向に沿う長さ寸法L1を、ワイヤロープ2のストランド縒り寸法L2以上に設定することで達成できる。
【選択図】図4

Description

本考案は、エレベーターのワイヤロープの残留磁気を消去するのに好適なワイヤロープ用消磁装置に関するものである。
一般に、エレベーターの乗りかごを昇降させるために使用するワイヤロープには、据付工事時に駆動綱車(シーブ)を介して磁気が着磁したり、磁気探傷装置を用いたワイヤロープの探傷検出作業時にその磁気探傷装置が起因して磁気が着磁したりすることがあった。そのために、並設した複数本のワイヤロープにより、乗りかごを吊設するようにしたエレベーターでは、それらワイヤロープ同士が吸着した状態となってしまうことがあり、そのために、ワイヤロープがシーブの溝から外れてしまう不具合な現象が発生していた。
そこで、ワイヤロープに着磁された磁気(残留磁気)を消去する装置としては、ワイヤロープ断線検出本体と一体的に、ワイヤロープの残留磁化を消磁する消磁用交流電磁石を設け、この消磁用交流電磁石を、ワイヤロープ断線検出本体の検出移動方向前側のコイル密度が大きくかつ検出移動方向後側のコイル密度が小さくなる構成としたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−162379号公報
しかしながら、上述の特開2005−162379号公報に記載されているワイヤロープ用消磁装置では、一本のワイヤロープの全外周を蔽う半割り円筒状のコイルホルダーの内壁に、ワイヤロープ断線検出本体の励磁部となる励磁コイルと消磁用交流電磁石の消磁コイルを配設する構成になっている。そのために、エレベーターなどのように複数本のワイヤロープが近接並設された場合には、一本のワイヤロープにワイヤロープ用消磁装置を装着してそのワイヤロープの残留磁気を消去作業が終了したならば、他の残りのワイヤロープの一本にワイヤロープ用消磁装置を装着し直してから、残留磁気の消去作業をする必要があり、他の残りのワイヤロープの本数分につき、ワイヤロープ用消磁装置の装着し直し作業と残留磁気の消去作業をする必要があるので、作業性が悪いという問題点を有していた。
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、並設した複数本のワイヤロープの残留磁気を、同時にかつ安全に消去することを可能にするワイヤロープ用消磁装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案の特徴は、ワイヤロープに対して非接触状態で近接配置される着磁消去手段と、この着磁消去手段の前記非接触状態を保持するための保持手段とを少なくとも備えてなるワイヤロープ用消磁装置において、前記着磁消去手段を、コ字状鉄芯と、このコ字状鉄芯の両端脚のそれぞれに巻装された両励磁コイルと、これら両励磁コイルに交流電力を供給する電力供給回路とを含み、前記コ字状鉄芯の両端脚を前記ワイヤロープの長手方向に沿って並置させることで前記ワイヤロープと前記コ字状鉄芯とにより磁気閉回路が形成させる構成とし、前記コ字状鉄芯のワイヤロープの長手方向に沿う長さを、前記ワイヤロープのストランド縒り寸法以上に設定したことにある。
さらに、本考案の特徴は、前記コ字状鉄芯の両端脚のそれぞれの端面を平坦面とするとともに、その両端脚のそれぞれの端面における前記ワイヤロープの長手方向の厚み寸法を、前記ワイヤロープの直径以上に設定したことにある。
さらに、本考案の特徴は、前記保持手段により、前記コ字状鉄芯の両端脚のそれぞれの端面とワイヤロープとのギャップを、2mm〜10mmの範囲で設定したことにある。
さらに、本考案の特徴は、前記コ字状鉄芯の温度が所定温度T1に達すると前記電力供給回路を開放遮断する自動復帰式温度スイッチと、前記励磁コイルの温度が所定温度T2に達すると前記電力供給回路を開放遮断する温度ヒューズとを設け、前記自動復帰式温度スイッチにより前記電力供給回路が開放遮断される前記コ字状鉄芯の所定温度T1を、前記温度ヒューズにより前記電力供給回路が開放遮断される前記励磁コイルの所定温度T2よりも小さく設定したことにある。
さらに、本考案の特徴は、前記コ字状鉄芯に当接させてかつ熱伝導性に優れた材料からなる取り付け台に前記自動復帰式温度スイッチを取り付けるとともに、前記励磁コイルと前記コ字状鉄芯の端脚との間に前記温度ヒューズを装着したことにある。
さらに、本考案の特徴は、前記コ字状鉄芯と前記励磁コイルを、前記所定温度T1以下に冷却するための冷却手段を設けたことにある。
請求項1の考案によれば、ワイヤロープを高速で移動させても、ワイヤロープを振動させることなくかつ摺動音を発生させることなく、並設した複数本のワイヤロープの残留磁気の消去作業を同時にかつ安全に行えるワイヤロープ用消磁装置が得られる。
請求項2の考案によれば、並設されるワイヤロープの本数が異なっても、それらワイヤロープの着磁の消去を同時に行い得るワイヤロープ用消磁装置が得られる。
請求項3の考案によれば、ワイヤロープに着磁された磁気を、確実に10ガウス(0.1mT)以下に消去させることのできるワイヤロープ用消磁装置が得られる。
請求項4の考案によれば、万一、電源スイッチを切ることを忘れても、発煙させることなく、安全性の優れたワイヤロープ用消磁装置が得られる。
請求項5の考案によれば、前記コ字状鉄芯の温度及び励磁コイルの温度を精度よく確実に検出することができる安全性の優れたワイヤロープ用消磁装置が得られる。
請求項6の考案によれば、前記コ字状鉄芯と前記励磁コイルの温度上昇を確実に抑えることのできる安全性の優れたワイヤロープ用消磁装置が得られる。
以下、本考案の実施形態例を、図1〜図13に基づき、具体的に説明する。図1は、本考案の一実施形態に係り、ワイヤロープ用消磁装置をエレベーターに装着した状態の説明図である。図2は、本考案の一実施形態に係り、ワイヤロープ用消磁装置をエレベーターに装着した状態の要部斜視図である。図3は、本考案の一実施形態に係り、ワイヤロープ用消磁装置の要部断面図である。図4は、本考案の一実施形態に係り、ワイヤロープ用消磁装置への電力供給回路及びその電力供給回路により形成される磁気閉回路の説明図である。図5は、本考案の一実施形態に係り、ワイヤロープ用消磁装置のコ字状鉄芯とワイヤロープとの寸法関係状態を示す説明図である。図6は、本考案の一実施形態に係り、ワイヤロープ用消磁装置におけるコ字状鉄芯の要部斜視図である。図7は、本考案の一実施形態に係り、ワイヤロープ用消磁装置の上面図である。図8は、本考案の一実施形態に係り、ワイヤロープ用消磁装置の正面図である。図9は、本考案の一実施形態に係り、ワイヤロープ用消磁装置の側面図である。図10は、本考案の一実施形態に係り、ワイヤロープ用消磁装置の下面図である。図11は、本考案の一実施形態に係り、ワイヤロープ用消磁装置の収納ケースを構成する上ケース部の要部斜視図である。図12は、本考案の一実施形態に係り、ワイヤロープ用消磁装置の収納ケースを構成する下ケース部の要部斜視図である。図13は、本考案の一実施形態に係るワイヤロープ用消磁装置によって得られる消磁効果データを示す図である。
図1及び図2に示す一実施形態のワイヤロープ用消磁装置1は、ワイヤロープ2に対して非接触状態で近接配置される着磁消去手段3と、この着磁消去本体3の前記非接触状態を保持するための保持手段4とが少なくとも備えられている。ワイヤロープ2は、細い素線を多数縒り合わせたストランドを、さらに複数本(3〜9本)縒り合わせることによって構成されている。
ワイヤロープ用消磁装置1の着磁消去手段3は、図3に示すように、収納ケース5と、この収納ケース5内に固定されてワイヤロープ2の長手方向に沿って並置されるコ字状鉄芯6と、このコ字状鉄芯6の両端脚6A、6Bのそれぞれに巻装された両励磁コイル7、8とを備えている。この着磁消去手段3は、コ字状鉄芯6の両励磁コイル7、8に電力供給回路9によって交流電力を供給することでワイヤロープ2に交番磁界を発生させるところの磁気閉回路Hを、コ字状鉄芯6とこのコ字状鉄芯6の両端脚6A、6Bの間に位置するワイヤロープ2の部分とに、図4の一点鎖線に示すように形成させる構成としてある。
ワイヤロープ用消磁装置1の着磁消去手段3を構成する収納ケース5は、横寸法約210mm×奥行寸法約160mm×高さ寸法約90mmの大きさとしてある。着磁消去手段3では、コ字状鉄芯5のワイヤロープ2の長手方向に沿う長さ寸法L1を、ワイヤロープ2のストランド縒り寸法L2と同一若しくはそれよりも大きく設定するようにしてある。本実施形態例では、長さ寸法L1を、約120mmとするとともに、ストランド縒り寸法L2を、約100mmとしてある(図5及び図6参照)。なお、ここで、ストランド縒り寸法L2とは、ワイヤロープ2を構成するストランドの縒りの1周の開始位置から終了位置までの、ワイヤロープ2の長手方向の距離(外周に沿って一回りするまでの長手方向の長さ)をいう。
着磁消去手段3を構成するコ字状鉄芯6は、そのコ字状鉄芯6における両端脚6A、6Bの両端面6C、6Dの全面をそれぞれ平坦面とするとともに、その両端脚6A、6Bにおけるワイヤロープ2の長手方向の厚み寸法L3を、ワイヤロープ6の直径D以上となるように設定してある。本実施形態例では、厚み寸法L3を、約20mmとするとともに、ワイヤロープ6の直径Dを、約18mmとし、しかも、コ字状鉄芯6の両端脚6Aにおけるワイヤロープ2の長手方向の厚みの中心からコ字状鉄芯6の両端脚6Bにおけるワイヤロープ2の長手方向の厚みの中心までの距離が、ストランド縒り寸法L2となるようにしてある。本実施形態例では、ストランド縒り寸法L2+厚み寸法L3=長さ寸法L1となるようにしてある(図5及び図6参照)。
コ字状鉄芯6のワイヤロープ2の長手方向に対して直角方向の幅寸法L4は、並設配置された少なくとも4本のワイヤロープ2を同時に着磁消去作業が行えることのできる寸法としてある。本実施形態例では、幅寸法L4を、直径18mmのワイヤロープ2を4本同時に着磁消去できるところの、約120mmとするとともに、コ字状鉄芯6の高さ寸法L5を約90mmとしてある(図6参照)。コ字状鉄芯6は、方向性磁板状であって、珪素鋼板を略ロ状に積層したものを、コ状に切断することにより作られている。
ワイヤロープ用消磁装置1の着磁消去手段3には、コ字状鉄芯6の温度が第1所定温度T1に達すると電力供給回路9を開放遮断する自動復帰式温度スイッチ(サーモスイッチ)10と、励磁コイル7、8の温度が第2所定温度T2に達すると電力供給回路9を開放遮断する温度ヒューズ11と、コ字状鉄芯6と励磁コイル7、8を第1所定温度T1以下に冷却するための2個の冷却手段12、12Aとが設けられている(図3及び図4参照)。
自動復帰式温度スイッチ10により電力供給回路9を開放遮断させるところの第1所定温度T1は、温度ヒューズ11により電力供給回路9を開放遮断させるところの第2所定温度T2よりも小さく設定してある。本実施形態例では、第1所定温度T1を、摂氏約82±3度とするとともに、第2所定温度T2を、摂氏約95±5度としてある。
自動復帰式温度スイッチ10は、コ字状鉄芯6に当接させかつ熱伝導性に優れた材料、例えば、アルミニウム製の板材をコ字状に折り曲げて形成されるところの取り付け台13に取り付けられている。温度ヒューズ11は、図3に示すように、励磁コイル7とコ字状鉄芯6の端脚6Aとの間に装着させてある。冷却手段12、12Aは、小形モータによって駆動する冷却ファンなどからなり、図3に示すように、収納ケース5の内壁に取り付けられている。
ワイヤロープ用消磁装置1は、コ字状鉄芯6の両端脚6A、6Bにおける両端面6C、6Dとワイヤロープ2とのギャップGが、保持手段4により、少なくとも、約2mm〜約20mmの範囲に設定されるように保持される。本実施形態例では、ギャップGを、約10mmとしてある(図1、図2及び図5参照)。
ワイヤロープ用消磁装置1の保持手段4は、コ字状鉄芯6の両端脚6A、6Bにおける両端面6C、6Dとワイヤロープ2とのギャップGを微調整することができかつワイヤロープ2の長手方向に対して略直角方向の左右位置を調整することができるように、着磁消去手段3をエレベーター機械室の床面17に設置されたH鋼などの鋼材からなる載置部材14に保持する機能を有している(図1及び図2参照)。
ワイヤロープ用消磁装置1の保持手段4は、図2に示すように、載置部材14に固定支持させる一対の支持部材15と、この支持部材15にワイヤロープ用消磁装置1を保持させる保持部材16とからなっている。支持部材15は、図2に示すように、断面コ字状の鋼材からなるクランプ体15Aと、この断面コ字状のクランプ体15Aに設けた固定部材15Bと、この第1固定部材15Bに設けた角度調整部材15Cと、この角度調整部材15Cに設けた第2固定部材15Dと、この第2固定部材15Dに設けた連結部材15Eとから構成されており、クランプ体15Aを載置部材14に固定することで、その載置部材14に固定支持されるようにしてある。
保持部材16は、図2に示すように、鋼材からなる長尺状保持部材16Aと、この長尺状保持部材16Aを一対の支持部材15のそれぞれの連結部材15Eに連結するための連結固定具16Bとからなっている。長尺状保持部材16Aには、収納ケース5の上面に固定された一対の保持ネジ棒29が摺動移動可能である長溝16Cが設けられている。一対の保持ネジ棒29のそれぞれには、取り付けナット30が設けられている。なお、ワイヤロープ用消磁装置1の保持手段4は、コ字状鉄芯6の両端脚6A、6Bにおける両端面6C、6Dとワイヤロープ2とのギャップGを微調整することができかつワイヤロープ2の長手方向に対して略直角方向の左右位置を調整することができる構成なっていればよく、図2に示す本実施形態例の一対の支持部材15及び保持部材16とから構成されものに限定されない。
両励磁コイル7、8に交流電力を供給する電力供給回路9は、図4に示すように、交流電源18、電源スイッチ19、電源ヒューズ20、周波数切り替えスイッチ21、自動復帰式温度スイッチ10、温度ヒューズ11、2個の冷却手段12、12A、電源ランプ22及び動作ランプ23を含む構成としてある。交流電源18は、100Vであって、差込口5Cに差し込まれるコンセント24に接続された電源コード25を介して電源スイッチ19及び電源ヒューズ20に接続される(図2参照)。
電源スイッチ19は、その電源スイッチ19を切る(オフ)ことで励磁コイル7、8への交流電力の供給を不可能にしかつその電源スイッチ19を入れる(オン)ことで励磁コイル7、8への交流電力の供給を可能にする機能を有している。冷却手段12、12Aは、自動復帰式温度スイッチ10や温度ヒューズ11が切られる(オフ)状態になっても、交流電源18に接続されてコ字状鉄芯6と励磁コイル7、8を冷却するようにしてある。コ字状鉄芯6と励磁コイル7、8と冷却手段12、12Aは、電源ヒューズ20が摂氏約95±5度で溶断されることにより、交流電源18から開放されるようにしてある。周波数切り替えスイッチ21は、電源スイッチ19と励磁コイル7、8との間に接続されており、交流電源18の周波数が50Hz地域若しくは60Hz地域に対応して切り替えるようにしたものである(図4参照)。
収納ケース5は、上ケース部26と、下ケース部27とから構成されている(図7〜図12参照)。上ケース部26には、図11に示すように、冷却手段12、12Aによりコ字状鉄芯6と励磁コイル7、8を冷却した空気を収納ケース5外に流出させる多数の吹き出し口26Aと、一対の保持取手28を取り付ける4個の保持取手用取り付け孔26Bと、交流電源18に接続するためのコンセント24の差込口26Cと、電源スイッチ用装着孔26Dと、電源ヒューズ用装着孔26Eと、周波数切り替えスイッチ用装着孔26Fと、電源ランプ用装着孔26Gと、動作ランプ用装着孔26Hと、後述する保持ネジ棒29を取り付けるための保持ネジ棒用取り付け孔26Kが設けられている。上ケース部26は、図11に示すように、鉄鋼板をコ字状に折り曲げると同時に、吹き出し口26A、保持取手用取り付け孔26B、差込口26C、電源スイッチ用装着孔26D、電源ヒューズ用装着孔26E、周波数切り替えスイッチ用装着孔26F、電源ランプ用装着孔26G、動作ランプ用装着孔26H及び保持ネジ棒用取り付け孔26Kなどを打ち抜くことにより形成される。
下ケース部27は、図12に示すように、アルミニウム製の板材をコ字状に折り曲げるととともに、コ字状鉄芯6の両端脚6A、6Bの両端面6C、6Dを収納ケース5の下面に露出させるための方形状開口27Aと、冷却手段12、12Aのための多数の空気流入口27Bなどを打ち抜くことにより形成される。下ケース部27は、図12に示すように、取り付け用折り曲げ片27Cが形成されている。下ケース部27の方形状開口27Aには、図3及び図10に示すように、コ字状鉄芯6の両端脚6A、6Bの両端面6C、6Dを下ケース部27の下面に露出させるための部分を左右に残した状態となるように多数の風通し孔31Aを設けた覆い体(パンチングメタル板)31が設けられている。覆い体31の大きさは、約130mm×約130mmとしてある。
ワイヤロープ用消磁装置1の着磁消去手段3では、2個の冷却手段12、12Aを作動させると、収納ケース5の下ケース部27に空気流入口27Bから収納ケース5に流入した空気がコ字状鉄芯6及び励磁コイル7、8に吹き付けられて、その励磁コイル7、8を冷却し、その後、コ字状鉄芯6及び励磁コイル7、8を冷却させた空気は、収納ケース5の上ケース部26の吹き出し口26A及び覆い体31の風通し孔31Aから外部に排出されるようにしてある。この場合、収納ケース5内の中央にコ字状鉄芯6が配置されていても、冷却手段12によってコ字状鉄芯6の端脚6A及び励磁コイル7側が効率よく冷やされ、かつ、冷却手段12Aによってコ字状鉄芯6の端脚6B及び励磁コイル8側が効率よく冷やされる。これにより、コ字状鉄芯6及び励磁コイル7、8の温度が、異常に上昇するのが抑えられる。
次に、上記構成からなるワイヤロープ用消磁装置1による消磁効果の確認実験方法とその確認実験方法によって得られた消磁効果データを、説明する。
36〜38mT(ミリテスラ)に着磁させた直径12mmの被検用ワイヤロープに対して、ワイヤロープ用消磁装置1の着磁消去手段3を、ギャップGを保持した状態で設置する。ギャップGは、2mm、5mm、10mm、15mm及び20mmと変えて、被検用ワイヤロープの残留磁気を、測定する実験を3回行った。
上記実験よると、図13に示すような、消磁効果データが得られた。すなわち、実験1回目、実験2回目及び実験3回目のいずれの実験においても、ギャップGが2mmの場合には、残留磁気が0となり、かつ、ギャップGが5mmの場合には、残留磁気が0.1mT以下となり、ギャップGが10mmの場合には、残留磁気が0.1mTとなるデータが得られた。また、ギャップGが15mmの場合には、実験1回目及び実験3回目では、残留磁気が0.1mTとなり、かつ、実験2回目では、残留磁気が0.3mTとなるデータが得られた。さらに、ギャップGが20mmの場合には、実験1回目では、残留磁気が2.3mTとなり、実験2回目では、残留磁気が2.8mTとなり、実験3回目では、残留磁気が2.1mTとなるデータが得られた。このことにより、ギャップGが2mm〜10mmの範囲であれば、ワイヤロープ2の残留磁気を、確実に10ガウス(0.1mT)以下にすることができることがわかった。
次に、上記構成からなるワイヤロープ用消磁装置1の着磁消去手段3における収納ケース5の組み立て手順の一例を説明する。
まず、コ字状鉄芯6の端脚6A、6Bに励磁コイル7、8を巻装した後、コ字状鉄芯6の端脚6Aと励磁コイル7との間に温度ヒューズ11を装着するとともに、コ字状鉄芯6の内側底部に取り付け台13を介して自動復帰式温度スイッチ10を装着する。
次いで、収納ケース5を構成する上ケース部26の上面に一対の保持取手28及び一対の保持ネジ棒29を取り付ける。
次いで、収納ケース5を構成する上ケース部26の内底に、温度ヒューズ11、自動復帰式温度スイッチ10及び励磁コイル7、8を装着した状態のコ字状鉄芯6を、固定する。
一方、収納ケース5を構成する下ケース部27の空気流入口27Bが設けられている側面内壁のそれぞれに、冷却ファンからなる冷却手段12、12Aを取り付けるとともに、多数の風通し孔を設けた覆い体31を、下ケース部27の方形状開口27Aに、コ字状鉄芯6の両端脚6A、6Bの両端面6C、6Dを下ケース部27の下面に露出させるための開口部分を左右に残した状態となるように、下ケース部27に取り付けておく。
次いで、電源スイッチ19、電源ヒューズ20、周波数切り替えスイッチ21、電源ランプ22及び動作ランプ23を、収納ケース5を構成する上ケース部26に取り付けた後、これら電気部品並びに温度ヒューズ11、自動復帰式温度スイッチ10、励磁コイル7、8及び冷却手段12、12Aの電気接続作業を行う。
最後に、電気部品等の電気接続作業が終了したならば、上ケース部26に、下ケース部27に嵌合させて、コ字状鉄芯6の両端脚6A、6Bの両端面6C、6Dを下ケース部27の方形状開口27Aの下方に突出させた状態にした後、下ケース部27の取り付け用折り曲げ片27Cを上ケース部26にねじを用いて固定することにより、上ケース部26と下ケース部27を一体化することで、収納ケース5の組み立て作業を終了させる。
次に、上記構成からなるワイヤロープ用消磁装置1の保持手段4の取り付け手順の一例を具体的に説明する(図1及び図2参照)。
まず、エレベーター機械室の床面17に設置された載置部材14に、一対の支持部材15のクランプ体15Aを図示しないボルトによって締結することで、一対のクランプ体15Aを載置部材14に固定する。
次いで、載置部材14に固定された一対のクランプ体15Aに第1固定部材15Bをねじ込ませる(螺合)ことで、その第1固定部材15Bを一対のクランプ体15A上に立設させる。
次いで、一対のクランプ体15A上に立設させた一対の第1固定部材15Bのそれぞれに角度調整部材15Cを取り付けるとともに、その角度調整部材15Cに第2固定部材15Dを取り付ける。
次いで、一対の角度調整部材15Cにそれぞれ取り付けた連結部材15Eに、保持部材16の長尺状保持部材16Aを連結固定具16Bによって連結するとともに、長尺状保持部材16Aに設けた長溝16Cに、ワイヤロープ用消磁装置1における着磁消去手段3の収納ケース5を構成する上ケース部26に設けた一対の保持ネジ棒29を嵌合させた後、その保持ネジ棒29に取り付けナット30を取り付けることによって着磁消去手段3を保持部材16に取り付ける(図2参照)。
最後に、一対の角度調整部材15Cを操作することで、コ字状鉄芯6の両端脚6A、6Bにおける両端面6C、6Dとワイヤロープ2とのギャップGが約10mmとなるようにかつコ字状鉄芯6の両端脚6A、6Bがワイヤロープ2の長手方向に対して並設配置されるように調整するとともに、取り付けナット30を緩めて、収納ケース5を構成する上ケース部26の上面に設けた一対の保持ネジ棒29を、長尺状保持部材16Aに設けた長溝16C内の左右に移動させることで、並設配置された4本のワイヤロープ2が、コ字状鉄芯6のワイヤロープ2の長手方向に対して直角方向の幅寸法L4内に対向するように調整することにより、保持手段4の取り付け作業が完了する。
次に、上記構成からなるワイヤロープ用消磁装置1によって、ワイヤロープ2に着磁された磁気(残留磁気)の消去作業に一例を具体的に説明する。
(a)まず、駆動綱車32とそらせ車33の間に位置する部分のワイヤロープ2に対して着磁消去手段3を、保持手段4を用いて、非接触状態で近接配置したならば、差込口5Cに交流電源18に接続されたコンセント24を差し込んだ後、電源スイッチ19を閉じることにより、励磁コイル7、8に交流電力(AC100V)を供給した状態にする。
(b)次いで、エレベーターの保守運転速度で、ワイヤロープ2を全長に亘って走行させる。これにより、ワイヤロープ2に着磁された磁気(残留磁気)が、全長及び全周に亘って、10ガウス(0.1mT)以下に消去させられる。
(c)次いで、ワイヤロープ2の走行を停止させた後、着磁消去手段3を保持手段4から取り外し、その後、保持手段4を載置部材14から取り外す。最後に、その取り外した着磁消去手段3及び保持手段4を片付けることで、ワイヤロープ2の磁気(残留磁気)消去作業が完了する。
上記構成からなるワイヤロープ用消磁装置1によって、次の(1)〜(10)のような効果がえられる。
(1)ワイヤロープ2の磁気(残留磁気)消去作業中は、ワイヤロープ2にコ字状鉄芯6の両端脚6A、6Bにおける両端面6C、6Dが接触していないので、接触音が発生することがない。したがって、磁気(残留磁気)消去作業を円滑にかつ静かに行うことができる。また、コ字状鉄芯6の両端脚6A、6Bにおける両端面6C、6Dがワイヤロープ2に接触していないので、ワイヤロープ2の走行速度を早くすることが可能で、磁気(残留磁気)消去作業のスピーディ化を図ることができる。
(2)ワイヤロープ2の全長及び全周に亘って、磁気(残留磁気)を、並設した複数本のワイヤロープ2同士が吸着した状態となることのない、10ガウス(0.1mT)以下に抑えることが確認できた。
(3)自動復帰式温度スイッチ10により電力供給回路9が開放されるコ字状鉄芯6の所定温度T1を、温度ヒューズ11により電力供給回路9が開放される励磁コイル7、8の所定温度T2よりも小さく設定したので、励磁コイル7、8の焼損を阻止することができ、着磁消去手段3からの発煙を阻止できる。
(4)図13に示す消磁効果データのように、コ字状鉄芯6の両端脚6A、6Bにおける両端面6C、6Dとワイヤロープ2とのギャップGが、2mm〜15mmの範囲であれば、ワイヤロープ2の磁気(残留磁気)を、確実に10ガウス(0.1mT)以下に抑えることができることが確認できる。
(5)コ字状鉄芯6と励磁コイル7、8を、冷却手段12、12Aによって、摂氏約82±3度以下に抑えるようにしたので、励磁コイル7、8の焼損を阻止することができる。
(6)コ字状鉄芯6の両端脚6A、6Bのそれぞれの両端面6C、6Dの全面を平坦面にしてあるので、並設したワイヤロープ2が3本の場合でも、並設したワイヤロープ2が4本以上の場合でも、一つのワイヤロープ用消磁装置1によって、磁気(残留磁気)消去作業を行うことができため、ワイヤロープ2の本数が異なるエレベーターに対して、一つのワイヤロープ用消磁装置1で、並設したワイヤロープ2の磁気(残留磁気)消去作業を行うことができる。したがって、使い勝手の優れたワイヤロープ用消磁装置1を提供できる。
(7)コ字状鉄芯6の両端脚6A、6Bのそれぞれの両端面6C、6Dにおけるワイヤロープ2の長手方向の厚み寸法L3を、ワイヤロープ2の直径D以上に、しかも、コ字状鉄芯6のワイヤロープ2の長手方向に沿う長さ寸法L1を、ワイヤロープ2のストランド縒り寸法L2以上に設定したので、細い素線を多数縒り合わせたストランドを、さらに複数本縒り合わせる構成のワイヤロープ2であっても、その各ストランドに平均した交番磁界を生じさせることができるため、ワイヤロープ2を単に走行させるだけで、ワイヤロープ2の全周に亘って磁気(残留磁気)を消去することができる。
(8)自動復帰式温度スイッチ10により、励磁コイル7、8の温度上昇を、摂氏約摂氏約82±3度以下に、抑えることのできる安全性の優れたワイヤロープ用消磁装置1を提供できる。また、万一、自動復帰式温度スイッチ10が作動しなかった場合であっても、励磁コイル7、8の温度上昇が摂氏約95±5度になると、温度ヒューズ11が切れるので、安全である。また、ワイヤロープ用消磁装置1を使用後、うっかり、電源スイッチ19を切るのを忘れた場合であっても、自動復帰式温度スイッチ10によって、電力供給回路9が開放遮断されるので、励磁コイル7、8の焼損を阻止することができる。
(9)コ字状鉄芯6に当接させてかつ熱伝導性に優れた材料からなる取り付け台13に、自動復帰式温度スイッチ10を取り付けるとともに、励磁コイル7とコ字状鉄芯6の端脚6Aとの間に温度ヒューズ11を設けたので、コ字状鉄芯6及び励磁コイル7の温度を精度よく、検出できるワイヤロープ用消磁装置1を提供できる。
(10)保持手段4によって、コ字状鉄芯6の両端脚6A、6Bにおける両端面6C、6Dとワイヤロープ2とのギャップGの調整と、コ字状鉄芯6のワイヤロープ2の長手方向に対して直角方向の幅寸法L4内にワイヤロープ2を対向させるための調整を、簡単に行うことのできるワイヤロープ用消磁装置1を提供できる。
以上のように、本考案によれば、ワイヤロープ2の全長及び全周に亘って、ワイヤロープ2の磁気(残留磁気)を、10ガウス(0.1mT)以下に確実に抑えることのできるとともに、ワイヤロープ2の磁気(残留磁気)消去作業を、スピーディ化にかつ騒音を発生させることなく、行うことのできるワイヤロープ用消磁装置1が得られる。
さらに、本考案によれば、電源スイッチ19を切ることを忘れても、励磁コイル7、8が焼損させて発煙させることのない安全性の優れたワイヤロープ用消磁装置1が得られる。
さらに、本考案によれば、ワイヤロープ2の本数が異なるエレベーターに対しても、磁気(残留磁気)消去作業を行うことができ、使い勝手のよいワイヤロープ用消磁装置1が得られる。
本考案の一実施形態に係り、ワイヤロープ用消磁装置をエレベーターに装着した状態の説明図である。 本考案の一実施形態に係り、ワイヤロープ用消磁装置をエレベーターに装着した状態の要部斜視図である。 本考案の一実施形態に係り、ワイヤロープ用消磁装置の要部断面図である。 本考案の一実施形態に係り、ワイヤロープ用消磁装置への電力供給回路及びその電力供給回路により形成される磁気閉回路の説明図である。 本考案の一実施形態に係り、ワイヤロープ用消磁装置のコ字状鉄芯とワイヤロープとの寸法関係状態を示す説明図である。 本考案の一実施形態に係り、ワイヤロープ用消磁装置におけるコ字状鉄芯の斜視図である。 本考案の一実施形態に係り、ワイヤロープ用消磁装置の上面図である。 本考案の一実施形態に係り、ワイヤロープ用消磁装置の正面図である。 本考案の一実施形態に係り、ワイヤロープ用消磁装置の側面図である。 本考案の一実施形態に係り、ワイヤロープ用消磁装置の下面図である。 本考案の一実施形態に係り、ワイヤロープ用消磁装置の収納ケースを構成する上ケース部の斜視図である。 本考案の一実施形態に係り、ワイヤロープ用消磁装置の収納ケースを構成する下ケース部の斜視図である。 本考案の一実施形態に係るワイヤロープ用消磁装置によって得られる消磁効果データを示す図である。
符号の説明
1 ワイヤロープ用消磁装置
2 ワイヤロープ
3 着磁消去手段
4 保持手段
5 収納ケース
6 コ字状鉄芯
6A、6B 両端脚
6C、6D 両端面
7、8 励磁コイル
9 電力供給回路
10 自動復帰式温度スイッチ
11 温度ヒューズ
12、12A 冷却手段
13 取り付け台
14 載置部材
15 一対の支持部材
16 保持部材
16A 長尺状保持部材
16B 連結固定具
16C 長溝
26 上ケース部
26A 吹き出し口
26K 保持ネジ棒用取り付け孔
27 下ケース部
27A 方形状開口
27B 空気流入口
27C 取り付け用折り曲げ片
28 一対の保持取手
29 一対の保持ネジ棒
30 取り付けナット
31 覆い体
31A 風通し孔
L1 長さ寸法
L2 ストランド縒り寸法
L3 厚み寸法
L4 幅寸法
D ワイヤロープの直径
T1 第1所定温度
T2 第2所定温度
G ギャップ
H 磁気閉回路

Claims (6)

  1. ワイヤロープに対して非接触状態で近接配置される着磁消去手段と、この着磁消去手段の前記非接触状態を保持するための保持手段とを少なくとも備えてなるワイヤロープ用消磁装置において、
    前記着磁消去手段を、コ字状鉄芯と、このコ字状鉄芯の両端脚のそれぞれに巻装された両励磁コイルと、これら両励磁コイルに交流電力を供給する電力供給回路とを含み、前記コ字状鉄芯の両端脚を前記ワイヤロープの長手方向に沿って並置させることで前記ワイヤロープと前記コ字状鉄芯とにより磁気閉回路が形成させる構成とし、前記コ字状鉄芯のワイヤロープの長手方向に沿う長さを、前記ワイヤロープのストランド縒り寸法以上に設定したことを特徴とするワイヤロープ用消磁装置。
  2. 前記コ字状鉄芯の両端脚のそれぞれの端面を平坦面とするとともに、その両端脚のそれぞれの端面における前記ワイヤロープの長手方向の厚み寸法を、前記ワイヤロープの直径以上に設定してなることを特徴とする請求項1記載のワイヤロープ用消磁装置。
  3. 前記保持手段により、前記コ字状鉄芯の両端脚のそれぞれの端面とワイヤロープとのギャップを、2mm〜10mmの範囲で設定してなることを特徴とする請求項1若しくは2記載のワイヤロープ用消磁装置。
  4. 前記コ字状鉄芯の温度が所定温度T1に達すると前記供給回路を開放遮断する自動復帰式温度スイッチと、前記励磁コイルの温度が所定温度T2に達すると前記供給回路を開放する温度ヒューズとを設け、前記自動復帰式温度スイッチにより前記供給回路が開放遮断される前記コ字状鉄芯の所定温度T1を、前記温度ヒューズにより前記供給回路が開放される前記励磁コイルの所定温度T2よりも小さく設定したことを特徴とする請求項1、2若しくは3記載のワイヤロープ用消磁装置。
  5. 前記コ字状鉄芯に当接させてかつ熱伝導性に優れた材料からなる取り付け台に、前記自動復帰式温度スイッチを取り付けるとともに、前記励磁コイルと前記コ字状鉄芯の端脚との間に前記温度ヒューズを設置してなることを特徴とする請求項4記載のワイヤロープ用消磁装置。
  6. 前記コ字状鉄芯と前記励磁コイルを、前記所定温度T1以下に冷却するための冷却手段を設けたことを特徴とする請求項1、2、3、4若しくは5記載のワイヤロープ用消磁装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017183188A1 (ja) * 2016-04-22 2018-07-26 三菱電機株式会社 ロープ損傷診断検査装置

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