JP3137628B2 - 主に鉄から成る針状の強磁性金属粒子の製法 - Google Patents
主に鉄から成る針状の強磁性金属粒子の製法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、主に鉄から成る針状の強磁性金属粒子を形
状安定に加工された針状酸化鉄をガス状還元剤を用いて
還元することにより上記製造する方法に関する。
状安定に加工された針状酸化鉄をガス状還元剤を用いて
還元することにより上記製造する方法に関する。
産業上の利用分野 磁気記録担体のための高保磁力鉄粒子は、特に細分さ
れた針状酸化鉄化合物、例えば酸化物又は水酸化酸化物
を水素又はその他のガス状還元剤で還元することにより
得られる。好ましくは水酸化酸化鉄(III)が使用さ
れ、該水酸化酸化鉄(III)から熱処理及び還元並びに
引続いての不動態化により相応する鉄粒子が製造され
る。
れた針状酸化鉄化合物、例えば酸化物又は水酸化酸化物
を水素又はその他のガス状還元剤で還元することにより
得られる。好ましくは水酸化酸化鉄(III)が使用さ
れ、該水酸化酸化鉄(III)から熱処理及び還元並びに
引続いての不動態化により相応する鉄粒子が製造され
る。
良好な磁気特性及び特に針状鉄粒子の高保磁力磁界強
度は、立方体の結晶格子にも拘わらず実質的に形態異方
性に基づく、即ち粒子の針状形が磁気特性にとって決定
的である。針状水酸化酸化鉄(III)の転移の際に生じ
る形状係数損失をできる限り小さく保持しかつ焼結を回
避するためには、水酸化酸化鉄はその転移の前に形状安
定化被覆が施される。しかしながら、既にFeOOH−合成
過程で形状の正確な調整が極めて有利である。
度は、立方体の結晶格子にも拘わらず実質的に形態異方
性に基づく、即ち粒子の針状形が磁気特性にとって決定
的である。針状水酸化酸化鉄(III)の転移の際に生じ
る形状係数損失をできる限り小さく保持しかつ焼結を回
避するためには、水酸化酸化鉄はその転移の前に形状安
定化被覆が施される。しかしながら、既にFeOOH−合成
過程で形状の正確な調整が極めて有利である。
従って、例えばα−FeOOHの合成は、いわゆる酸性方
法に基づき行うことができる。この際には、Fe(II)塩
水溶液から出発し、該水溶液に場合により尚別のイオン
を添加する。この異種イオンを添加することにより、Fe
OOH−粒子の形態に影響を及ぼすことができる。合成の
開始時に、Fe(II)イオンに一部を苛性アルカリ溶液で
析出させる。引続き、例えば空気を導入することにより
α−FeOOHへの酸化を行う。この際発生するプロトン
は、まず溶解するFe(II)水酸化物沈澱物によって捕捉
される、従ってpH値は5以下には低下しない。次いで、
Fe(II)水酸化物沈澱物が完全に溶解すると、pH値の強
度の低下が生じかつα−FeOOHの形成が実際に停止す
る。これらのFeOOH合成の第1工程を芽晶期と称する。
今や尚溶液中に存在するFe(II)イオンを、引続き酸化
剤、例えば空気で同時に苛性アルカリ溶液を連続的に添
加しながらα−FeOOHに酸化し、該α−FeOOHは存在する
芽晶上で成長する(成長期)。合成の終了後に、α−Fe
OOHに形状安定化被覆を施す。このためには、既に燐酸
塩(米国特許第4305753号明細書)、燐酸塩及び硼酸塩
(ドイツ連邦共和国特許出願公開第2743298号明細
書)、燐酸塩及び亜鉛(ドイツ連邦共和国特許出願公開
第3603431号明細書)、カルボン酸と結合したアルカリ
土類金属化合物(ドイツ連邦共和国特許出願公開第2434
096号明細書)又は亜鉛化合物(ドイツ連邦共和国特許
第1907691号明細書)並びに珪素及び/又はアルミニウ
ムの化合物(欧州公開特許第56257号、ドイツ連邦共和
国特許出願公開第3044772号明細書、米国特許第4133677
号明細書)が提案された。同様に、α−FeOOHの脱水及
び/又は熱処理も記載された(特に欧州公開特許第2469
2号、同第24694号及び同第56257号及び米国特許第37022
70号明細書)。それにより得られた鉄酸化物粒子の金属
への還元は、一般にガス状還元剤、たいていは水素を用
いて行われる(米国特許第2879154号明細書)。
法に基づき行うことができる。この際には、Fe(II)塩
水溶液から出発し、該水溶液に場合により尚別のイオン
を添加する。この異種イオンを添加することにより、Fe
OOH−粒子の形態に影響を及ぼすことができる。合成の
開始時に、Fe(II)イオンに一部を苛性アルカリ溶液で
析出させる。引続き、例えば空気を導入することにより
α−FeOOHへの酸化を行う。この際発生するプロトン
は、まず溶解するFe(II)水酸化物沈澱物によって捕捉
される、従ってpH値は5以下には低下しない。次いで、
Fe(II)水酸化物沈澱物が完全に溶解すると、pH値の強
度の低下が生じかつα−FeOOHの形成が実際に停止す
る。これらのFeOOH合成の第1工程を芽晶期と称する。
今や尚溶液中に存在するFe(II)イオンを、引続き酸化
剤、例えば空気で同時に苛性アルカリ溶液を連続的に添
加しながらα−FeOOHに酸化し、該α−FeOOHは存在する
芽晶上で成長する(成長期)。合成の終了後に、α−Fe
OOHに形状安定化被覆を施す。このためには、既に燐酸
塩(米国特許第4305753号明細書)、燐酸塩及び硼酸塩
(ドイツ連邦共和国特許出願公開第2743298号明細
書)、燐酸塩及び亜鉛(ドイツ連邦共和国特許出願公開
第3603431号明細書)、カルボン酸と結合したアルカリ
土類金属化合物(ドイツ連邦共和国特許出願公開第2434
096号明細書)又は亜鉛化合物(ドイツ連邦共和国特許
第1907691号明細書)並びに珪素及び/又はアルミニウ
ムの化合物(欧州公開特許第56257号、ドイツ連邦共和
国特許出願公開第3044772号明細書、米国特許第4133677
号明細書)が提案された。同様に、α−FeOOHの脱水及
び/又は熱処理も記載された(特に欧州公開特許第2469
2号、同第24694号及び同第56257号及び米国特許第37022
70号明細書)。それにより得られた鉄酸化物粒子の金属
への還元は、一般にガス状還元剤、たいていは水素を用
いて行われる(米国特許第2879154号明細書)。
これらの酸化物材料の還元のためには、500℃までの
温度が必要である。更に又、この温度は、酸化物の金属
への十分に完全な転化を生じるためには、尚数時間保持
しなければならない。しかしながら、このことは針状粒
子が焼結し、従って得られる金属粒子の必要な磁気特性
を達成することができないという結果を招く。従って既
に、水素反応のために接触作用する金属を酸化鉄粒子に
埋設し、それによって還元の温度並びに時間を低減させ
ることも提案された(ドイツ連邦共和国特許出願公開第
2212933号明細書)。就中、高保磁力の金属粒子、特に
保磁力磁界強度>100kA/m及び磁化120nTm3/gを有する鉄
粒子を製造するためには、ニッケル化合物を還元すべき
酸化鉄材料に組込むのが、有利であることが立証され
た。ニッケルの触媒効果により簡易化され、ひいては特
に温和な還元によれば、主として鉄から成る金属粒子
の、磁気記録担体において所望の高さ記録密度のために
必要な磁気特性を得ることが可能である。しかしなが
ら、この手段の欠点は、ニッケルが環境及び作業場汚染
物質に数えられることにある。
温度が必要である。更に又、この温度は、酸化物の金属
への十分に完全な転化を生じるためには、尚数時間保持
しなければならない。しかしながら、このことは針状粒
子が焼結し、従って得られる金属粒子の必要な磁気特性
を達成することができないという結果を招く。従って既
に、水素反応のために接触作用する金属を酸化鉄粒子に
埋設し、それによって還元の温度並びに時間を低減させ
ることも提案された(ドイツ連邦共和国特許出願公開第
2212933号明細書)。就中、高保磁力の金属粒子、特に
保磁力磁界強度>100kA/m及び磁化120nTm3/gを有する鉄
粒子を製造するためには、ニッケル化合物を還元すべき
酸化鉄材料に組込むのが、有利であることが立証され
た。ニッケルの触媒効果により簡易化され、ひいては特
に温和な還元によれば、主として鉄から成る金属粒子
の、磁気記録担体において所望の高さ記録密度のために
必要な磁気特性を得ることが可能である。しかしなが
ら、この手段の欠点は、ニッケルが環境及び作業場汚染
物質に数えられることにある。
発明が解決しようとする課題 従って、本発明の課題は、前記欠点を有しておらず、
それにも拘わらず保磁力磁界強度及び磁化に関して必要
な高い値を有する、主として鉄から成る針状の強磁性金
属粒子の製法を提供することであった。
それにも拘わらず保磁力磁界強度及び磁化に関して必要
な高い値を有する、主として鉄から成る針状の強磁性金
属粒子の製法を提供することであった。
課題を解決するための手段 従って、本発明の対象は、ニッケルを、金属粒子の全
量に対して<0.4重量%を含有し、かつ同時に保磁力磁
界強度>100kA/m及び外部磁界160kA/mで測定した磁化≧
120nTm3/gを有する、主に鉄から成る針状の強磁性金属
粒子の製造方法である。
量に対して<0.4重量%を含有し、かつ同時に保磁力磁
界強度>100kA/m及び外部磁界160kA/mで測定した磁化≧
120nTm3/gを有する、主に鉄から成る針状の強磁性金属
粒子の製造方法である。
特に、本発明の対象は、鉄及び酸素の他に尚亜鉛、燐
及び珪素並びにそれぞれ金属粒子の全量に対して<0.1
重量%のニッケルを含有する、主に鉄から成る針状の強
磁性金属粒子である。
及び珪素並びにそれぞれ金属粒子の全量に対して<0.1
重量%のニッケルを含有する、主に鉄から成る針状の強
磁性金属粒子である。
本発明のもう1つの対象は、形状安定化加工したα−
FeOOHを沈澱させ、該α−FeOOHを500〜850℃30〜300分
間熱処理しかつ得られた材料を引続き200〜450℃の温度
でガス状還元剤を用いて金属に還元し、その際形状安定
加工されたα−FeOOHを得ることにより、前記金属粒子
を製造する方法であり、該方法は、 a)硫酸鉄(II)水溶液からアルカリ金属水酸化物水溶
液を添加しかつ酸素含有ガスを導入することにより鉄
(II)イオンの30〜70%を水酸化酸化鉄(III)芽晶と
して沈殿させ、 b)それに引続き、芽晶沈殿後の溶液中に存在する鉄
(II)イオンを、アルカリ金属水酸化物の添加により一
定に保持したpH値4.0〜6.0で酸素含有ガスを同時に導入
しかつ珪酸塩含有溶液をアルカリ金属水酸化物溶液に対
して、得られるFeOOHの量に対して、SiO2として計算し
た量0.4〜1.8重量%で配合して、α−FeOOH芽晶上に析
出させかつ c)その後pH値を一定に保持して、珪酸塩含有溶液を、
得られるFeOOHの量に対して、SiO2として計算した量0.6
〜2.6重量%で添加する ことを特徴とする。
FeOOHを沈澱させ、該α−FeOOHを500〜850℃30〜300分
間熱処理しかつ得られた材料を引続き200〜450℃の温度
でガス状還元剤を用いて金属に還元し、その際形状安定
加工されたα−FeOOHを得ることにより、前記金属粒子
を製造する方法であり、該方法は、 a)硫酸鉄(II)水溶液からアルカリ金属水酸化物水溶
液を添加しかつ酸素含有ガスを導入することにより鉄
(II)イオンの30〜70%を水酸化酸化鉄(III)芽晶と
して沈殿させ、 b)それに引続き、芽晶沈殿後の溶液中に存在する鉄
(II)イオンを、アルカリ金属水酸化物の添加により一
定に保持したpH値4.0〜6.0で酸素含有ガスを同時に導入
しかつ珪酸塩含有溶液をアルカリ金属水酸化物溶液に対
して、得られるFeOOHの量に対して、SiO2として計算し
た量0.4〜1.8重量%で配合して、α−FeOOH芽晶上に析
出させかつ c)その後pH値を一定に保持して、珪酸塩含有溶液を、
得られるFeOOHの量に対して、SiO2として計算した量0.6
〜2.6重量%で添加する ことを特徴とする。
本発明による方法の有利な1つの実施形は、 c)工程の珪酸塩含有溶液を添加する前に、α−FeOOH
懸濁液のpH値を>7.0、有利には8.0〜9.0に調整しかつ
添加終了後に<7.0、有利には4〜6の値に降下させる
ことより成る。
懸濁液のpH値を>7.0、有利には8.0〜9.0に調整しかつ
添加終了後に<7.0、有利には4〜6の値に降下させる
ことより成る。
発明の作用及び効果 本発明による方法を実施する際には、使用する硫酸鉄
(III)がニッケル不含であるか、ないしは極めて僅か
な不純物としてのニッケル、即ち硫酸鉄に対して<0.1
%未満を有することが重要である。このことは操作過程
で使用される材料、特に珪酸塩含有溶液、更に又場合に
より公知方法で添加される量の燐酸塩及び亜鉛塩につい
ても当て嵌まる。
(III)がニッケル不含であるか、ないしは極めて僅か
な不純物としてのニッケル、即ち硫酸鉄に対して<0.1
%未満を有することが重要である。このことは操作過程
で使用される材料、特に珪酸塩含有溶液、更に又場合に
より公知方法で添加される量の燐酸塩及び亜鉛塩につい
ても当て嵌まる。
この加工に引続き、脱水し、かつ次いで濾別し、洗浄
しかつ乾燥したα−FeOOHを500〜850℃の温度で30〜300
分間熱処理する。今や、熱処理の際に得られた酸化鉄粒
子をガス状の還元剤、例えば水素で200〜450℃の温度で
金属に還元する。最後に、この微粒子状の金属粉末を有
利には表面の制御した酸化により不動態化し、それによ
り取り扱い可能にする。
しかつ乾燥したα−FeOOHを500〜850℃の温度で30〜300
分間熱処理する。今や、熱処理の際に得られた酸化鉄粒
子をガス状の還元剤、例えば水素で200〜450℃の温度で
金属に還元する。最後に、この微粒子状の金属粉末を有
利には表面の制御した酸化により不動態化し、それによ
り取り扱い可能にする。
本発明による金属粒子は、課題で設定した所望の特性
を有する、特に驚異的にもニッケルイオンを放棄する
と、飽和磁化が著しく上昇する。この飽和磁化は、本発
明方法に基づく特に有利な実施形式で得ることができ
る。その好ましい磁気特性に基づき、これらの材料は磁
気記録担体、特に高い記録密度が所望される総ての情報
記憶素子のための磁性材料として極めて好適である。記
憶媒体の製造は、自体公知方法で行う。このためには、
金属粉末を常用の添加物、、即ち分散助剤例えば油酸ナ
トリウムもしくは油酸亜鉛、ラウリン酸ナトリウム、パ
ルミチン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム並びに
場合により非磁性充填物例えば石英粉、珪酸塩ベースの
粉末、酸化アルミニウム又は酸化ジルコニウム、及び有
機溶剤中に溶解した結合剤例えばエラストマーのポリウ
レタン、エポキシ樹脂、塩化ビニル共重合体、酢酸ビニ
ル共重合体、イソシアネートで架橋した、OH基含有ポリ
ウレタン並びにそれらの混合物と一緒に、分散装置、例
えばポット型又は撹拌機型ミル内で分散液に加工する。
引続き、マグネット分散液を常用の被覆装置を用いて非
磁性支持体に被覆する。非磁性支持体としては、常用の
支持体材料、特に一般に4〜20μmの厚さの線状ポリエ
ステル例えばポリエチレンテレフタレートを使用するこ
とができる。支持体上で尚液状の被覆混合物が乾燥する
前に、異方性のマグネット粒子を磁界を作用させること
により所定の記録方向に沿って配向する。引続き、マグ
ネット層を加熱される研摩したロールの間を通過させる
ことにより平滑にしかつ圧縮する。マグネット層の厚さ
は、一般に2〜10μmである。
を有する、特に驚異的にもニッケルイオンを放棄する
と、飽和磁化が著しく上昇する。この飽和磁化は、本発
明方法に基づく特に有利な実施形式で得ることができ
る。その好ましい磁気特性に基づき、これらの材料は磁
気記録担体、特に高い記録密度が所望される総ての情報
記憶素子のための磁性材料として極めて好適である。記
憶媒体の製造は、自体公知方法で行う。このためには、
金属粉末を常用の添加物、、即ち分散助剤例えば油酸ナ
トリウムもしくは油酸亜鉛、ラウリン酸ナトリウム、パ
ルミチン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム並びに
場合により非磁性充填物例えば石英粉、珪酸塩ベースの
粉末、酸化アルミニウム又は酸化ジルコニウム、及び有
機溶剤中に溶解した結合剤例えばエラストマーのポリウ
レタン、エポキシ樹脂、塩化ビニル共重合体、酢酸ビニ
ル共重合体、イソシアネートで架橋した、OH基含有ポリ
ウレタン並びにそれらの混合物と一緒に、分散装置、例
えばポット型又は撹拌機型ミル内で分散液に加工する。
引続き、マグネット分散液を常用の被覆装置を用いて非
磁性支持体に被覆する。非磁性支持体としては、常用の
支持体材料、特に一般に4〜20μmの厚さの線状ポリエ
ステル例えばポリエチレンテレフタレートを使用するこ
とができる。支持体上で尚液状の被覆混合物が乾燥する
前に、異方性のマグネット粒子を磁界を作用させること
により所定の記録方向に沿って配向する。引続き、マグ
ネット層を加熱される研摩したロールの間を通過させる
ことにより平滑にしかつ圧縮する。マグネット層の厚さ
は、一般に2〜10μmである。
実施例 次に実施例により本発明を詳細に説明する。金属粒子
を特性化するためには、DIN66132に基づき、シュテーラ
イン社(Fa.Strlein)、デュセルドルフ、BRD在のシ
ュテーライン・エーリアメータを用いて、ホール(Hau
l)及びデュンゲン(Dmbgen)の基づく1点差法によ
り測定される比表面積SN2並びに磁気特性値を測定し
た。これらの値は、前磁化後にパルスマグネットメータ
で160又は380kA/mの磁界で測定した、詳言すれば充填密
度1.6g/cm3で保磁力磁界強度Hcを[kA/m]で及び比残留
磁気Mr/ρ及び磁化Mm/ρを[nTm3/g]で測定した。更
に、尚ウイリアムズ(Williams)及びコムストック(Co
mstock)(AIP Conf.Proc.5(1971)738)による切換
磁界強度分布(SFD)を測定した。
を特性化するためには、DIN66132に基づき、シュテーラ
イン社(Fa.Strlein)、デュセルドルフ、BRD在のシ
ュテーライン・エーリアメータを用いて、ホール(Hau
l)及びデュンゲン(Dmbgen)の基づく1点差法によ
り測定される比表面積SN2並びに磁気特性値を測定し
た。これらの値は、前磁化後にパルスマグネットメータ
で160又は380kA/mの磁界で測定した、詳言すれば充填密
度1.6g/cm3で保磁力磁界強度Hcを[kA/m]で及び比残留
磁気Mr/ρ及び磁化Mm/ρを[nTm3/g]で測定した。更
に、尚ウイリアムズ(Williams)及びコムストック(Co
mstock)(AIP Conf.Proc.5(1971)738)による切換
磁界強度分布(SFD)を測定した。
実施例1 撹拌機、温度計及びpH測定装置並びに窒素及び空気の
ためのガス導入装置を備えた10のガラス容器内で、窒
素を貫流させながら水5.5を濃H2SO43.2で酸性化し
かつその中に化学的に純粋なFeSO4・7H2O1222gを溶解し
た。この溶液中で、付加的にZnSO4・7H2O12.8g並びにNa
H2PO4・2H2O1.1gを溶解した。該反応混合物を40℃に温
度設定した。引続き、チューブポンプを用いて15重量%
のNaOH溶液を供給した、これはFe(II)50%の沈澱度に
相当する。ガス供給を、空気400/hに切り換え、かつp
H値が4.0未満の値に降下するまで、40℃を芽晶形成を実
施した。
ためのガス導入装置を備えた10のガラス容器内で、窒
素を貫流させながら水5.5を濃H2SO43.2で酸性化し
かつその中に化学的に純粋なFeSO4・7H2O1222gを溶解し
た。この溶液中で、付加的にZnSO4・7H2O12.8g並びにNa
H2PO4・2H2O1.1gを溶解した。該反応混合物を40℃に温
度設定した。引続き、チューブポンプを用いて15重量%
のNaOH溶液を供給した、これはFe(II)50%の沈澱度に
相当する。ガス供給を、空気400/hに切り換え、かつp
H値が4.0未満の値に降下するまで、40℃を芽晶形成を実
施した。
次いで、反応混合物にNaH2PO4・2HO5.1gを添加した。
引続き、pH値5.5で成長工程を実施した。この工程で必
要なNaOHために、水ガラス(26重量%の溶液)35gを計
量供給した、成長期が終了した後に、更にH2O200ml中の
水ガラス27gをポンプで供給した。その際、pH値を5.5に
保持した。α−FeOOHを吸引濾過器上で濾過しかつ洗浄
した。濾過ケーキの乾燥は、真空乾燥棚内で110℃で行
った。
引続き、pH値5.5で成長工程を実施した。この工程で必
要なNaOHために、水ガラス(26重量%の溶液)35gを計
量供給した、成長期が終了した後に、更にH2O200ml中の
水ガラス27gをポンプで供給した。その際、pH値を5.5に
保持した。α−FeOOHを吸引濾過器上で濾過しかつ洗浄
した。濾過ケーキの乾燥は、真空乾燥棚内で110℃で行
った。
得られたα−FeOOHを3つ首フラスコ内で窒素流内で8
00℃で90分間熱処理しかつ次いで回転炉内で450℃で8
時間還元して金属粉末にし、該金属粉末を最後に窒素/
空気混合物で不動態化した。
00℃で90分間熱処理しかつ次いで回転炉内で450℃で8
時間還元して金属粉末にし、該金属粉末を最後に窒素/
空気混合物で不動態化した。
こうして得られた磁性材料は、以下の特性を有する
(測定磁界160kA/m). BET比表面積: 47 Hc: 107 Mr/ρ: 85.6 Mm/ρ: 120 SFD: 0.48 実施例2 実施例1に記載と同様に操作したが、但しこの場合に
は成長期における空気供給量400/hを空気200/hに減
少させた。
(測定磁界160kA/m). BET比表面積: 47 Hc: 107 Mr/ρ: 85.6 Mm/ρ: 120 SFD: 0.48 実施例2 実施例1に記載と同様に操作したが、但しこの場合に
は成長期における空気供給量400/hを空気200/hに減
少させた。
測定結果は以下の通りであった(測定磁界380kA/
m): BET比表面積: 43.2 Hc: 102.3 Mr/ρ: 84.5 Mm/ρ: 149.2 SFD: 0.51 実施例3 実施例2に記載と同様に操作したが、但しこの場合に
は温度を750℃に低下させた。
m): BET比表面積: 43.2 Hc: 102.3 Mr/ρ: 84.5 Mm/ρ: 149.2 SFD: 0.51 実施例3 実施例2に記載と同様に操作したが、但しこの場合に
は温度を750℃に低下させた。
測定結果は以下の通りであった(測定磁界380kA/
m): BET比表面積: 44.3 Hc: 104.3 Mr/ρ: 85 Mm/ρ: 147 SFD: 0.47 実施例4 実施例2に記載と同様に操作したが、但しこの場合に
は還元温度を410℃に低下させた。
m): BET比表面積: 44.3 Hc: 104.3 Mr/ρ: 85 Mm/ρ: 147 SFD: 0.47 実施例4 実施例2に記載と同様に操作したが、但しこの場合に
は還元温度を410℃に低下させた。
測定結果は以下の通りであった(測定磁界380kA/
m): BET比表面積: 43.7 Hc: 102.5 Mr/ρ: 76.1 Mm/ρ: 131.9 SFD: 0.50 実施例5 実施例1に記載と同様に操作したが、但しこの場合に
は成長期におけるガス供給量を400/hから100/hに減
少させた。
m): BET比表面積: 43.7 Hc: 102.5 Mr/ρ: 76.1 Mm/ρ: 131.9 SFD: 0.50 実施例5 実施例1に記載と同様に操作したが、但しこの場合に
は成長期におけるガス供給量を400/hから100/hに減
少させた。
測定結果は以下の通りであった(測定磁界380kA/
m): BET比表面積: 42.7 Hc: 101 Mr/ρ: 80.4 Mm/ρ: 146.7 SFD: 0.53 実施例6 実施例1に記載と同様に操作したが、但しこの場合に
は成長期におけるガス供給量を400/hから50/hに減
少させた。
m): BET比表面積: 42.7 Hc: 101 Mr/ρ: 80.4 Mm/ρ: 146.7 SFD: 0.53 実施例6 実施例1に記載と同様に操作したが、但しこの場合に
は成長期におけるガス供給量を400/hから50/hに減
少させた。
測定結果は以下の通りであった(測定磁界380kA/
m): BET比表面積: 43.9 Hc: 100.5 Mr/ρ: 87.2 Mm/ρ: 155.6 SFD: 0.56 実施例7 実施例1に記載と同様に操作したが、但しこの場合に
は成長期過程後のpH値を5.5から4.0に変更した。
m): BET比表面積: 43.9 Hc: 100.5 Mr/ρ: 87.2 Mm/ρ: 155.6 SFD: 0.56 実施例7 実施例1に記載と同様に操作したが、但しこの場合に
は成長期過程後のpH値を5.5から4.0に変更した。
測定結果は以下の通りであった(測定磁界380kA/
m): BET比表面積: 42.6 Hc: 100.3 Mr/ρ: 85.9 Mm/ρ: 151.3 SFD: 0.55 実施例8 実施例1に記載と同様に操作したが、但しこの場合に
は成長期過程後にNaOHでpH値を9に調整し、次いで水20
0ml中の水ガラス27gをポンプで供給し、後撹拌しかつ希
硫酸でpH値6に調整しかつ再度数時間後撹拌した。800
℃で熱処理しかつ410℃で水素で還元した。
m): BET比表面積: 42.6 Hc: 100.3 Mr/ρ: 85.9 Mm/ρ: 151.3 SFD: 0.55 実施例8 実施例1に記載と同様に操作したが、但しこの場合に
は成長期過程後にNaOHでpH値を9に調整し、次いで水20
0ml中の水ガラス27gをポンプで供給し、後撹拌しかつ希
硫酸でpH値6に調整しかつ再度数時間後撹拌した。800
℃で熱処理しかつ410℃で水素で還元した。
測定結果は以下の通りであった(測定磁界160kA/
m): BET比表面積: 48.4 Hc: 108.3 Mr/ρ: 75.0 Mm/ρ: 128.3 SFD: 0.51 実施例9 実施例8に記載と同様に操作したが、但しこの場合に
は還元温度を430℃に高めた。
m): BET比表面積: 48.4 Hc: 108.3 Mr/ρ: 75.0 Mm/ρ: 128.3 SFD: 0.51 実施例9 実施例8に記載と同様に操作したが、但しこの場合に
は還元温度を430℃に高めた。
測定結果は以下の通りであった(測定磁界380kA/
m): BET比表面積: 49.8 Hc: 103 Mr/ρ: 78.3 Mm/ρ: 135.6 SFD: 0.57 実施例10 撹拌機、温度計及びpH測定装置並びに窒素及び空気の
ためのガス導入装置を備えた250の容器内で、窒素を
貫流させながら水108を濃H2SO457mlで酸性化しかつそ
の中に化学的に純粋なFeSO4・7H2O22kgを溶解した。こ
の溶液に付加的にZnSO4・7H2O230g及びNaH2PO4・2H2O20
gを加えかつ溶解した。該反応混合物を40℃に温度設定
した。引続き、チューブポンプを用いて15重量%のNaOH
溶液を供給した、これはFe(II)50%の沈澱後に相当す
る。ガス供給を、空気3700/hに切り換え、かつpH値が
4.0未満の値に降下するまで、4℃で芽晶形成を実施し
た。次いで、反応混合物にNaH2PO4・2HO2120gを添加し
た。引続き、pH値5.5で洗浄工程を実施した。全洗浄工
程で、H2O3中の水ガラス630gの溶液を供給した。成長
期が終了した後に、15%のMaOHでpH=9.0に調整しかつ
水2中の水ガラス486gを加えた。数時間撹拌し、引続
き希H2SO4でpH値6に調整しかつ再び数時間後撹拌し
た。α−FeOOHを吸引濾過器上で濾過し、洗浄しかつ濾
過ケーキを真空乾燥棚内で110℃で乾燥させた。
m): BET比表面積: 49.8 Hc: 103 Mr/ρ: 78.3 Mm/ρ: 135.6 SFD: 0.57 実施例10 撹拌機、温度計及びpH測定装置並びに窒素及び空気の
ためのガス導入装置を備えた250の容器内で、窒素を
貫流させながら水108を濃H2SO457mlで酸性化しかつそ
の中に化学的に純粋なFeSO4・7H2O22kgを溶解した。こ
の溶液に付加的にZnSO4・7H2O230g及びNaH2PO4・2H2O20
gを加えかつ溶解した。該反応混合物を40℃に温度設定
した。引続き、チューブポンプを用いて15重量%のNaOH
溶液を供給した、これはFe(II)50%の沈澱後に相当す
る。ガス供給を、空気3700/hに切り換え、かつpH値が
4.0未満の値に降下するまで、4℃で芽晶形成を実施し
た。次いで、反応混合物にNaH2PO4・2HO2120gを添加し
た。引続き、pH値5.5で洗浄工程を実施した。全洗浄工
程で、H2O3中の水ガラス630gの溶液を供給した。成長
期が終了した後に、15%のMaOHでpH=9.0に調整しかつ
水2中の水ガラス486gを加えた。数時間撹拌し、引続
き希H2SO4でpH値6に調整しかつ再び数時間後撹拌し
た。α−FeOOHを吸引濾過器上で濾過し、洗浄しかつ濾
過ケーキを真空乾燥棚内で110℃で乾燥させた。
得られたα−FeOOHを回転炉内で780℃及び滞留時間90
分間で熱処理しかつ次いで回転炉内で410℃で7時間還
元して金属粉末にし、該金属粉末を最後に窒素/空気混
合物で不動態化した。
分間で熱処理しかつ次いで回転炉内で410℃で7時間還
元して金属粉末にし、該金属粉末を最後に窒素/空気混
合物で不動態化した。
こうして得られた磁性材料は、以下の特性を有する
(測定磁界160kA/m). BET比表面積: 45 Hc: 109.0 Mr/ρ: 87.3 Mm/ρ: 123.0 SFD: 0.51 実施例11 実施例10からの針状鉄粉末700部を、平均粒度0.6μm
を有する球状のAl2O391部と一緒に、同じ部のテトラヒ
ドロフランとジキサンから成る混合物中の、アジピン
酸、ブタンジオール−1,4及び4,4′−ジイソシアネート
ジフェニルメタンから成る熱可塑性ポリエスエルウレタ
ンの13%の溶液722.8部、上記溶剤混合物中の平均分子
量30000及びヒドロキシル基含量6%を有するビスフェ
ノールA及びエピクロルヒドリンから成るフェノキシ樹
脂の20%の溶液201.3部並びに別の上記溶液混合物261.4
部中に、6000容量部を収容し、直径1〜1.5mmを有する
球2330部を充填した撹拌ミル内で、ステアリン酸3.5部
及びエトキシル化した一燐酸エステルとスルホコハク酸
エチルヘキシルエステルの塩の混合物をベースとする分
散助剤55.4部を添加しながら、32時間分散させた。引続
き、ステアリン酸メチル23.7部を供給しかつ再度5時間
分散させた。分散の終了後に、酢酸エチル中でトルイレ
ンジイソシアネート3モル及び1,1,1−トリメチロール
プロパン1モルから製造したトリイソシアネートの50%
の溶液46.7部を加えかつ更に15分間撹拌した。分散液を
濾過した後に、該分散液を層状で5μmの厚さで同時に
永久磁石を用いてマグネット粒子を配向しながらポリエ
チレンテレフタレートフィルムに塗布した。乾燥後に、
マグネット層を加圧下に加熱したロール(90℃、線状圧
200kg/cm)の間を通過させることにより平滑にしかつ被
覆したフィルムテープを1/2インチ幅のテープに切断し
た。
(測定磁界160kA/m). BET比表面積: 45 Hc: 109.0 Mr/ρ: 87.3 Mm/ρ: 123.0 SFD: 0.51 実施例11 実施例10からの針状鉄粉末700部を、平均粒度0.6μm
を有する球状のAl2O391部と一緒に、同じ部のテトラヒ
ドロフランとジキサンから成る混合物中の、アジピン
酸、ブタンジオール−1,4及び4,4′−ジイソシアネート
ジフェニルメタンから成る熱可塑性ポリエスエルウレタ
ンの13%の溶液722.8部、上記溶剤混合物中の平均分子
量30000及びヒドロキシル基含量6%を有するビスフェ
ノールA及びエピクロルヒドリンから成るフェノキシ樹
脂の20%の溶液201.3部並びに別の上記溶液混合物261.4
部中に、6000容量部を収容し、直径1〜1.5mmを有する
球2330部を充填した撹拌ミル内で、ステアリン酸3.5部
及びエトキシル化した一燐酸エステルとスルホコハク酸
エチルヘキシルエステルの塩の混合物をベースとする分
散助剤55.4部を添加しながら、32時間分散させた。引続
き、ステアリン酸メチル23.7部を供給しかつ再度5時間
分散させた。分散の終了後に、酢酸エチル中でトルイレ
ンジイソシアネート3モル及び1,1,1−トリメチロール
プロパン1モルから製造したトリイソシアネートの50%
の溶液46.7部を加えかつ更に15分間撹拌した。分散液を
濾過した後に、該分散液を層状で5μmの厚さで同時に
永久磁石を用いてマグネット粒子を配向しながらポリエ
チレンテレフタレートフィルムに塗布した。乾燥後に、
マグネット層を加圧下に加熱したロール(90℃、線状圧
200kg/cm)の間を通過させることにより平滑にしかつ被
覆したフィルムテープを1/2インチ幅のテープに切断し
た。
磁気特性の測定は、380kA/mの測定磁界で実施した。
ビデオ特性は、テープ回転機構で市販の基準テープ、ソ
ニーMP(OdBに相当)に対して調査した。測定結果は以
下の表に示す。
ビデオ特性は、テープ回転機構で市販の基準テープ、ソ
ニーMP(OdBに相当)に対して調査した。測定結果は以
下の表に示す。
比較実験1 実施例1に記載と同様に操作したが、但しこの場合に
は以下の点を変更した: 成長期の終了後に、pH値を9に調整しかつ全時間中こ
の値に保持した。
は以下の点を変更した: 成長期の終了後に、pH値を9に調整しかつ全時間中こ
の値に保持した。
得られたα−FeOOHを、780℃で熱処理しかつ410℃で
還元した。
還元した。
測定結果は以下の通りであった(測定磁界160kA/
m)。
m)。
BET比表面積:41.0 Hc: 88.3 Mr/ρ: 62.0 Mm/ρ: 96.0 SFD: 0.61 比較実験2 実施例1に記載と同様に操作したが、但しこの場合に
は熱処理温度を750℃に低下させた。
は熱処理温度を750℃に低下させた。
測定結果は以下の通りであった(測定磁界160kA/
m)。
m)。
BET比表面積:43.1 Hc: 86.0 Mr/ρ: 62.0 Mm/ρ: 98.0 SFD: 0.69 比較実験3 実施例1に記載と同様に操作したが、但しこの場合に
はSiO2の全量を成長期の終了後にpH−9で添加した。
はSiO2の全量を成長期の終了後にpH−9で添加した。
測定結果は以下の通りであった(測定磁界380kA/
m)。
m)。
BET比表面積: 39 Hc: 90 Mr/ρ: 69 Mm/ρ: 105 SFD: 0.61 比較実験4 実施例3に記載と同様に操作したが、但しこの場合に
はH2O300ml中のNiSO4・6H2O110gを添加した。更に。750
℃で熱処理しかつ410℃で水素で還元した。
はH2O300ml中のNiSO4・6H2O110gを添加した。更に。750
℃で熱処理しかつ410℃で水素で還元した。
測定結果は以下の通りであった(測定磁界160kA/
m)。
m)。
BET比表面積: 42.6 Hc: 105 Mr/ρ: 84.2 Mm/ρ: 117.0 SFD: 0.44
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クラウスーディーター、ホッペ ドイツ連邦共和国、6706、ヴァヘンハイ ム、マンデルリング、17 (72)発明者 エッケハルト、シュヴァプ ドイツ連邦共和国、6730、ノイシュタッ ト、ベルヴァルトシュタインシュトラー セ、4 (72)発明者 ヴェルナー、シュテック ドイツ連邦共和国、6700、ルートヴィヒ スハーフェン、アウエルシュトラーセ、 4 (72)発明者 ヘルムート、アウヴェター ドイツ連邦共和国、6703、リムブルガー ホーフ、レシングシュトラーセ、35 (72)発明者 ライナー、フェザー ドイツ連邦共和国、6718、グリューンシ ュタット、コルゲンシュタイナー、ヴェ ーク、25 (56)参考文献 特開 昭59−41453(JP,A) 特開 昭49−43604(JP,A)
Claims (4)
- 【請求項1】形状安定化加工したα−FeOOHを沈殿さ
せ、該α−FeOOHを500〜850℃30〜300分間熱処理しかつ
得られた材料を引続き200〜450℃の温度でガス状還元剤
を用いて金属に還元することにより、 主に鉄から成る針状の強磁性金属粒子において、該材料
がニッケルを、金属粒子の全量に対して<0.4重量%を
含有し、かつ同時に保磁力磁界強度>100kA/m及び外部
磁界160kA/mで測定した磁化≧120nTm3/gを有する、主に
鉄から成る針状の強磁性金属粒子を製造する方法におい
て、 a)硫酸鉄(II)水溶液からアルカリ金属水酸化物水溶
液を添加しかつ酸素含有ガスを導入することにより鉄
(II)イオンの30〜70%を水酸化酸化鉄(III)芽晶と
して沈殿させ、 b)それに引続き、芽晶沈殿後の溶液中に存在する鉄
(II)イオンを、アルカリ金属水酸化物の添加により一
定に保持したpH値4.0〜6.0で酸素含有ガスを同時に導入
しかつ珪酸塩含有溶液をアルカリ金属水酸化物溶液に対
して、得られるFeOOHの量に対してSiO2として計算した
量0.4〜1.8重量%で配合して、α−FeOOH芽晶上に析出
させかつ c)その後pH値を一定に保持して、珪酸塩含有溶液を、
得られるFeOOHの量に対して、SiO2として計算した量0.6
〜2.6重量%で添加することを特徴とする、主に鉄から
成る針状の強磁性金属粒子の製造方法。 - 【請求項2】c)工程の珪酸塩含有溶液を添加する前
に、α−FeOOH懸濁液のpH値を>7.0に調整しかつ添加終
了後に<7.0の値に降下させる請求項1記載の方法。 - 【請求項3】形状安定化加工したα−FeOOHを沈殿さ
せ、該α−FeOOHを500〜850℃30〜300分間熱処理しかつ
得られた材料を引続き200〜450℃の温度でガス状還元剤
を用いて金属に還元することにより、 主に鉄から成る針状の強磁性金属粒子において、該材料
が鉄及び酸素の他に尚亜鉛、燐及び珪素並びにそれぞれ
金属粒子の全量に対して、<0.1重量%のニッケルを含
有し、かつ同時に保磁力磁界強度>100kA/m及び外部磁
界160kA/mで測定した磁化≧120nTm3/gを有する、主に鉄
から成る針状の強磁性金属粒子を製造する方法におい
て、 a)硫酸鉄(II)水溶液からアルカリ金属水酸化物水溶
液を添加しかつ酸素含有ガスを導入することにより鉄
(II)イオンの30〜70%を水酸化酸化鉄(III)芽晶と
して沈殿させ、 b)それに引続き、芽晶沈殿後の溶液中に存在する鉄
(II)イオンを、アルカリ金属水酸化物の添加により一
定に保持したpH値4.0〜6.0で酸素含有ガスを同時に導入
しかつ珪酸塩含有溶液をアルカリ金属水酸化物溶液に対
して、得られるFeOOHの量に対してSiO2として計算した
量0.4〜1.8重量%で配合して、α−FeOOH芽晶上に析出
させかつ c)その後pH値を一定に保持して、珪酸塩含有溶液を、
得られるFeOOHの量に対して、SiO2として計算した量0.6
〜2.6重量%で添加するが、 さらにa)工程において、亜鉛塩及び燐酸塩を添加する
ことを特徴とする、主に鉄から成る針状の強磁性金属粒
子の製造方法。 - 【請求項4】c)工程の珪酸塩含有溶液を添加する前
に、α−FeOOH懸濁液のpH値を>7.0に調整しかつ添加終
了後に<7.0の値に降下させる請求項3記載の方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3743039.4 | 1987-12-18 | ||
DE19873743039 DE3743039A1 (de) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | Nadelfoermige, im wesentlichen aus eisen bestehende, ferromagnetische metallteilchen und verfahren zu deren herstellung |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0271502A JPH0271502A (ja) | 1990-03-12 |
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---|---|---|---|
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---|---|
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DE19630062A1 (de) * | 1996-07-25 | 1998-01-29 | Basf Ag | Formteile für Garten- und Gerätehäuser |
US6852191B2 (en) * | 2002-08-01 | 2005-02-08 | Equipements De Transformation Imac | Method and apparatus for manufacturing pressure sensitive adhesive label stocks with printing under adhesive and product produced thereby |
US20050019558A1 (en) * | 2003-07-24 | 2005-01-27 | Amitabh Verma | Coated ferromagnetic particles, method of manufacturing and composite magnetic articles derived therefrom |
US7341680B2 (en) * | 2005-03-02 | 2008-03-11 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Printable composition with nanostructures of first and second types |
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DE3245612A1 (de) * | 1981-12-10 | 1983-08-11 | Fuji Photo Film Co., Ltd., Minami-Ashigara, Kanagawa | Verfahren zur herstellung eines ferromagnetischen metallpulvers und verwendung des pulvers fuer magnetische aufzeichnungsmaterialien |
US4469507A (en) * | 1983-01-24 | 1984-09-04 | Mitsui Toatsu Chemicals, Incorporated | Production process of ferromagnetic iron powder |
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- 1988-12-13 EP EP88120761A patent/EP0320863B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1988-12-14 US US07/284,246 patent/US4960462A/en not_active Expired - Lifetime
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