JP3137312B2 - Atmインタフェース回路 - Google Patents

Atmインタフェース回路

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JP3137312B2
JP3137312B2 JP282795A JP282795A JP3137312B2 JP 3137312 B2 JP3137312 B2 JP 3137312B2 JP 282795 A JP282795 A JP 282795A JP 282795 A JP282795 A JP 282795A JP 3137312 B2 JP3137312 B2 JP 3137312B2
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竜也 藤井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は非同期転送モード(AT
M:Asynchronous Transfer Mode )に利用する。特に、
データパケットをATMセルのフォーマットに変換する
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ATMネットワークで用いられるATM
セルは、48バイトのユーザデータ領域(ペイロード)
と、ネットワーク制御に用いられる5バイトのセルヘッ
ダの合計53バイトのデータにより構成される。データ
通信では、ヘッダ中のVPI(Virtual Path Identifie
r) 、VCI(Virtual Channel Identifier)と呼ばれる
属性情報の値に基づいて経路が選択され、所望の相手先
へATMセルが伝送される。
【0003】任意長のデータ系列をATMセルを用いて
送信するには、そのデータ系列をペイロードの大きさの
データセグメントに分割して、これにATMセルヘッダ
を付加して逐次送信する。受信側でATMセルからペイ
ロード部分を抽出してデータ系列を再合成するために、
データ系列の先頭と終端を含んだATMセルを識別する
必要がある。
【0004】図6を参照してAAL5規格によるATM
セル化処理を説明する。図6はATMセルの構成図であ
る。データパケットを48バイトのパケットに分割す
る。このとき、データパケットが48バイトの整数倍で
なければ、最後尾にダミーデータを挿入して長さを調整
する。このようにして分割されたパケットにそれぞれセ
ルヘッダを付与する。さらに最後尾に、データ系列のバ
イト長さと全データのCRCの計算結果とを挿入する。
セルヘッダ中のPTI(Payload Type Identifier) の値
により、ATMセルがデータ系列の最後尾のペイロード
を含むか否かを判定する。
【0005】このように、計算機から発生するデータ系
列をATMセルに変換するには、ATMインタフェース
回路が必要になる。そのためには、ATMインタフェー
ス回路とCPUとをデータバスを介して接続する。デー
タバスに接続するATMインタフェース回路のデータメ
モリとしては、共有メモリを使う方法とFIFOメモリ
を使う方法とがある。
【0006】アドレス信号線を持つ共有メモリを用いた
従来例を図7を参照して説明する。図7は従来例の共有
メモリを用いたATMインタフェース回路のブロック構
成図である。図7に示すATMインタフェース回路で
は、処理すべきデータ系列をすべて共有メモリに書込ん
でからセル化の処理を開始する。データ系列と、データ
系列が存在する範囲を指定するアドレスポインタと、セ
ルヘッダの内容とを準備して、処理開始の命令を送って
セル化処理を開始させる。ATMインタフェース回路
は、共有メモリの内容を48バイトずつ読み出し、セル
ヘッダを付加して送出する。
【0007】データ系列の最後尾のペイロードの処理が
終了したら、計算機側に処理の終了を通知する信号を出
力して、次のデータの書込みを促す。複数のデータ系列
に入力して別のセルヘッダを付与する場合には、データ
用メモリのアドレス領域を分割して各データ系列毎にポ
インタとセルヘッダを用意する。ATMインタフェース
回路は各データ系列の処理を時分割してセル化を行う。
【0008】一方、データFIFOメモリを用いた従来
例には二通りあり、一つはただ単純に、ヘッダ、デー
タ、終了データ(信号長、CRCその他AAL処理のた
めに最後尾にATMセルのペイロードに付加するパラメ
ータ)をすべての送信データの形に整えてからデータF
IFOメモリに書込む方法である。しかしこの従来例
は、単にFIFOを有しているだけでほとんど機能らし
いものは持たないので、説明は省略する。
【0009】他方のデータFIFOメモリを用いた従来
例を図8を参照して説明する。図8は従来例のデータF
IFOメモリを用いたATMインタフェース回路のブロ
ック構成図である。データバス1からデータFIFOメ
モリ4に、データ系列が書込まれる。セルヘッダはヘッ
ダメモリ14にあらかじめ設定される。データ系列の最
後尾がデータFIFOメモリ4に書込まれると、データ
バス1から終了信号が入力される。終了信号を受けてA
TMセル化処理が開始される。このとき、データFIF
Oメモリ4が空になったことを示すEMPTY信号が検
出される以前に、次のデータ系列をデータFIFOメモ
リ4に書込むと、前回のデータとの境が不明となってし
まいATMセル化処理は不能となる。
【0010】すなわち、データメモリとしてFIFOメ
モリを用いた方式では、データFIFOメモリに何らか
のデータが書込まれた時点からセル化の処理を開始し、
順次書込まれるデータ系列を逐次的に処理する。データ
系列の存在位置を示すポインタが不要になる代わりに、
データ系列の書込みの終了をCPU側からATMインタ
フェース回路に通知する終了指示の信号が必要になる。
ATMインタフェース回路は、終了指示信号とFIFO
メモリのEMPTY信号を検知すると、最後尾のペイロ
ードにデータ数・CRC・ダミーデータを付加する処理
を最後に行う。CPU側で新たなデータ系列を送信する
場合には、終了指示信号を出した後にFIFOメモリの
内容が空になるのを待ってから、次のデータ系列を書込
み始める。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、共有メモ
リを用いたATMインタフェース回路では、一回に処理
できるデータ系列の長さが共有メモリの容量により制限
を受け、またデータ系列の書込み開始からATMセルの
送信までの遅延が大きい。さらに、ポインタの指定、処
理開始の命令、処理終了の確認といった制限手順のオー
バーヘッドにより高速性を得にくい。
【0012】一方、データ用メモリにFIFOメモリを
用いた場合には、データメモリの領域の分割という手段
が取れないため、複数のデータ系列を同時処理するため
には、その数だけのFIFOメモリバンクが必要にな
る。
【0013】また、双方の構成とも、前のデータ系列の
処理が完了してデータメモリが解放されてから新たなデ
ータ系列を書込むため、データ入力とセル化のパイプラ
イン処理が出来ない。
【0014】本発明は、このような背景に行われたもの
であり、ATMセル化処理を高速化することができるA
TMインタフェース回路を提供することを目的とする。
本発明は、ATMセル化処理における制御信号を簡単化
することができるATMインタフェース回路を提供する
ことを目的とする。本発明は、ATMセル化処理におけ
るデータ書込みシーケンスを簡単化することができるA
TMインタフェース回路を提供することを目的とする。
本発明は、データ転送のスループットを向上させること
ができるATMインタフェース回路を提供することを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、時系列的にデ
ータが到来するデータ入力端と、このデータに対応して
ATMセルのヘッダインデックスを含む宛先情報が到来
するアドレス入力端と、前記データおよび前記宛先情報
を一時記憶するメモリと、このメモリを制御してATM
セルを作成する制御回路とを備えたATMインタフェー
ス回路である。
【0016】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記メモリは、前記データ入力端に到来するデータを到来
順に記憶するデータFIFOメモリと、前記アドレス入
力端に到来する宛先情報を前記データFIFOメモリの
アドレスに対応させて到来順に記憶するアドレスFIF
Oメモリとを別に設け、この二つのFIFOメモリの内
容を同期して読出す読出回路と、あらかじめATMセル
のヘッダ情報が複数記録されこの読出回路の出力に現れ
る宛先情報にしたがって選択されるヘッダテーブルとを
備えたところにある。これにより、ATMセル化処理に
おける制御信号およびデータ書込みシーケンスを簡単化
し、データ転送のスループットを向上させ、ATMセル
化処理を高速化することができる。
【0017】ここで、データFIFOメモリおよびアド
レスFIFOメモリは、ハードウェア的に異なる二つの
メモリにより構成してもよいが、単一のメモリのメモリ
領域を二つに分けることにより実現してもよい。また、
この場合の入出力は、二入力二出力としてデータFIF
Oメモリ領域とアドレスFIFOメモリ領域とを並行動
作させるようにしてもよいし、あるいは、一入力一出力
としてデータFIFOメモリ領域とアドレスFIFOメ
モリ領域とが実質的(みかけ上)に並行動作するように
してもよい。
【0018】データ入力端に到来するデータにしたがっ
てヘッダ情報を生成して前記ヘッダテーブルに蓄積させ
るヘッダ生成回路を備えることが望ましい。
【0019】前記読出回路には、前記アドレス入力
到来する宛先情報から終了信号を検出する手段と、この
終了信号の検出により誤り訂正符号を発生して前記デー
タの末尾に設定する手段とを含むことが望ましい。これ
により、誤り訂正符号をATMセルの最後尾に付加する
ことができる。
【0020】前記読出回路には、前記データFIFOメ
モリから読出されたデータの数を計数する計数回路と、
前記終了信号の検出によりこの計数回路の内容からデー
タ長の情報を前記データの末尾に設定する手段とを含む
ことが望ましい。これにより、データ系列長の情報をA
TMセルの末尾に付加することができる。
【0021】前記二つのFIFOメモリは、固定サイズ
の書込読出可能メモリと、前記宛先情報を入力としてこ
の書込読出可能メモリの書込アドレスを生成する書込ア
ドレス生成回路と、前記読出回路の制御にしたがってこ
の書込読出可能メモリの読出アドレスを発生する読出ア
ドレス生成回路とを含むことが望ましい。
【0022】
【作用】本発明によるATMインタフェース回路では、
単一のデータFIFOメモリに異なるデータ系列を混在
して書込んだとしても、アドレスFIFOメモリの内容
によりデータ系列の識別ができるので、この内容から適
当なセルヘッダを選択してペイロードデータに付加する
ことができる。また、アドレスFIFOメモリの値をA
TMインタフェース回路の制御にも用いているので、C
PUからのATMインタフェース回路の制御手順を簡略
化できる。このときセルヘッダは、通信し得る通信相手
の全てについて、ヘッダテーブルにあらかじめ書込んで
おくことにより、セル化処理の実行毎にロードする必要
はなく、これによっても高速化および制御手順の簡略化
に寄与できる。
【0023】さらに、新たな通信相手に対応するため
に、到来するデータにしたがってヘッダ情報を生成して
ヘッダテーブルに蓄積させるヘッダ生成回路を設けても
よい。これにより、柔軟に通信相手の変更に対応するこ
とができる。
【0024】アドレスFIFOメモリの値には、セルヘ
ッダの選択情報に加えてデータ系列の終了信号を付加す
ることがよい。これにより、データ系列の終了を検出し
誤り訂正符号を発生してデータ系列の末尾に設定するこ
とができる。また、データ長を計数しておいて、その結
果をこの誤り訂正符号とともにデータ系列の末尾に設定
することもできる。
【0025】宛先情報を入力としてデータFIFOメモ
リおよびアドレスFIFOメモリの書込アドレスを生成
することにより書込みを制御し、二つのFIFOメモリ
の内容を同期して読出す読出回路の制御にしたがってデ
ータFIFOメモリおよびアドレスFIFOメモリの読
出アドレスを生成することにより読出しを制御すること
により、FIFOメモリの書込み読出し制御手順を簡略
化することができる。
【0026】
【実施例】本発明実施例の構成を図1および図2を参照
して説明する。図1は本発明実施例装置のブロック構成
図である。図2はデータFIFOメモリとアドレスFI
FOメモリとの対応状態を示す図である。
【0027】本発明は、時系列的にデータが到来するデ
ータ入力端としてのデータバス1と、このデータに対応
してATMセルのヘッダインデックスを含む宛先情報が
到来するアドレス入力端としてのアドレスバス2と、前
記データおよび前記宛先情報を一時記憶するメモリ15
と、このメモリ15を制御してATMセルを作成する制
御回路20とを備えたATMインタフェース回路であ
る。
【0028】ここで、本発明の特徴とするところは、メ
モリ15は、データバス1に到来するデータを到来順に
記憶するデータFIFOメモリ4と、アドレスバス2に
到来する宛先情報を図2に示すように、データFIFO
メモリ4のアドレスに対応させて到来順に記憶するアド
レスFIFOメモリ5とを別に設け、この二つのFIF
Oメモリの内容を同期して読出す読出回路10と、あら
かじめATMセルのヘッダ情報が複数記録されこの読出
回路10の出力に現れる宛先情報にしたがって選択され
るヘッダテーブル12とを備えたところにある。
【0029】データバス1に到来するデータにしたがっ
てヘッダ情報を生成してヘッダテーブル12に蓄積させ
るヘッダ生成回路11を備えている。
【0030】読出回路10には、アドレスバス2に到来
する宛先情報から終了信号を検出する手段としてのFI
FOメモリ読出回路6と、この終了信号の検出により誤
り訂正符号としてのCRCを発生して前記データの末尾
に設定する手段としての系列長カウント・CRC計算回
路7、カウンタ・CRC用メモリ8およびセレクタ9と
を含む。
【0031】データFIFOメモリ4およびアドレスF
IFOメモリ5は、固定サイズの書込読出可能メモリ
(RAM)と、前記宛先情報を入力としてこの書込読出
可能メモリの書込アドレスを生成する書込アドレス生成
回路としてのアドレスデコーダ3と、FIFOメモリ読
出回路6の制御にしたがってこの書込読出可能メモリの
読出アドレスを発生する読出アドレス生成回路13とを
含む。
【0032】次に、本発明実施例の動作を説明する。計
算機のCPUからデータバス1を経由して入力されるデ
ータ系列は、まずデータFIFOメモリ4に書込まれ
る。データFIFOメモリ4に対する書込みが有効とな
るアドレス領域は、図3に示すアドレスバスの上位ビッ
トを入力としてアドレスデコーダ3で決定される。図3
はアドレス信号線の機能割当てを示す図である。データ
系列をデータFIFOメモリ4に書込む際には、同時に
アドレス信号線の内の中位ビットの内容をアドレスFI
FOメモリ5に格納する。したがって、データFIFO
メモリ4とアドレスFIFOメモリ5には、図2に示す
ようにそれぞれ同数の、1対1に対応したデータが格納
される。
【0033】FIFOメモリ読出回路6は、データFI
FOメモリ4およびアドレスFIFOメモリ5にATM
セル1個分のペイロードデータ(標準ATMセルの場合
は48バイト)が格納されたときで動作を開始する。ま
ず、アドレスFIFOメモリ5から先頭データを読出
し、最下位の1ビットを除いたビット列で表す信号値
(以下、インデックスと呼ぶ)でヘッダテーブル12の
内容を参照する。
【0034】このヘッダテーブル12は、1エントリあ
たり40ビットの内容を持ち、インデックスのビット幅
に対応する数だけのエントリを有する。したがって、イ
ンデックスを4ビットならば16エントリ×40ビッ
ト、5ビットであれば32エントリ×40ビットの容量
のテーブルメモリとなる。このヘッダテーブル12の各
エントリには、異なるセルヘッダの内容を予め設定して
おくので、以下で説明するATMセル化の処理を中断さ
せることなく同時に選択使用できるセルヘッダの種類
は、このヘッダテーブル12のエントリ数となる。
【0035】セレクタ9では、ヘッダテーブル12の中
からインデックスにより特定した1エントリの内容をま
ず5バイト順次送信する。次にセレクタ9を切替えて、
データFIFOメモリ4から1セル分のペイロードデー
タを読出して順次送信する。ペイロードデータに対応し
たアドレスFIFOメモリ5の内容のうち、ヘッダテー
ブル12の参照用に用いた1データ以外は不要になるの
で、読出動作だけで廃棄する。つまり、データFIFO
メモリ4のデータワード幅が8ビットなら1つのペイロ
ードデータの読出しにその48ステップかかるのでアド
レスFIFOメモリ5の47個分のデータを32ビット
であれば12ステップ読出しにかかるので、11個のデ
ータを棄却する。したがって、複数のデータ系列を分割
して複数の書込動作で入力する場合には、1セル分のペ
イロードデータの大きさ(標準ATMセルの場合は48
バイト)の整数倍を単位とした書込動作に限定する必要
がある。
【0036】図3に示すように、アドレスバスの信号線
のうち下位ビットの内容を利用しない。したがって、無
視する下位アドレスビットの信号数で決まる範囲のアド
レスに書込まれたデータは、同じ数値がアドレス用FI
FOメモリ5に書込まれることになる。これは、計算機
のデータバス1を用いるデータ転送では、高速なデータ
の移動を行うためにDMA(Direct Memory Access)が用
いられることに対処するためである。DMAによる書込
みでは、バス上のアドレス値が順次加算されていくた
め、この変化がアドレスFIFOメモリ5に書込まれる
値には影響しないようにする。例えば、データFIFO
メモリ4の容量が32ビット×4096ワードであれ
ば、12ビット以上の下位アドレス信号線は無視する。
【0037】AAL5規格によるセル化処理を行うため
には、各データ系列の総データバイト数とCRCを計算
する必要がある。系列長カウント・CRC計算回路7で
は、データFIFOメモリ4から読出されたペイロード
データから、データ系列ごと、つまりインデックス毎に
種別して総データ数とCRC計算を計算する。計算途中
の値はカウンタ・CRC用メモリ8に一時保存する。こ
のカウンタ・CRC用メモリ8の容量は、エントリ数と
してヘッダテーブル12と同数が必要で、AAL5の場
合には各エントリに、カウンタ用16ビットとCRC用
8ビットで合計24ビットが必要になる。
【0038】アドレスFIFOメモリ5に格納される内
容のうち、ヘッダテーブル12を参照するインデックス
を除いた最下位の1ビットは、データ系列の書込みが終
了したことをATMインタフェース回路に通知するため
に用いられる。図3のアドレス信号線のビット割当てで
は、アドレスマップは図4のような配置となる。図4は
データFIFOメモリ4のアドレスマップとデータ系列
の書込み範囲を示す図である。通常のデータの書込みで
は、図4の領域#1、#2への書込み例で示した範囲に
データ書込みを行う。このデータに対応するアドレスF
IFOメモリ5の最下位ビットは、インデックスは書込
み領域(#1、#2、…、#M)に応じて“0”に変化
してセルヘッダの選択情報になる。長いデータ系列を書
込む場合は、分割して書込動作を繰り返す。先に説明し
たようにアドレスFIFOメモリ5の内容は、ペイロー
ド(48バイト)に1回しか参照しないので、この分割
書込みの合間に別のデータ系列の書込みを行う場合は、
それまでに書込んだデータが48バイトの倍数になって
いる必要がある。この条件さえ満たせば、ヘッダテーブ
ル12のエントリ数の範囲で複数のデータ系列の並列・
分割書込みと、連続的なセル化処理が可能になる。
【0039】データ系列の最後尾を含むデータ列を最後
に書込む場合には、図4の領域#Mへの書込み例のよう
に、最終データが境界を越えるように書込みする。この
結果、最終データに対応するアドレスインデックスの最
下位ビットが“1”となり、この値を検知したFIFO
メモリ読出回路6は系列長カウント・CRC計算回路7
に通知して、AAL5規格によるセル化の処理であれ
ば、ペイロードの大きさを調整するダミーデータ、およ
びデータ系列長とCRC計算の最終結果を最後尾に付与
して、1つのデータ系列に対する一連の処理を終了す
る。
【0040】この動作を図5を参照してさらに詳細に説
明する。図5は終了信号の生成手順を示す図である。デ
ータバス1からのデータパケットの書込みパターンとし
ては、1パケットが1回の書込みで完了するとは限らな
い。これにより、データFIFOメモリ4の容量に制限
されることなくデータパケットを書込むことができる。
このとき、データパケットを分割して書込むとき、それ
が間欠的であると、いったんデータFIFOメモリ4に
データがなくなる状態が発生するが、これをデータ系列
の終端とすることはできないため、別に終了信号が必要
となる。
【0041】終了信号のために、専用の終了信号線を用
いる従来例と異なり、本発明では、アドレスFIFOメ
モリ5の最下位の1ビットを用いている。その最下位の
1ビットを“1”とすることにより終了信号とする。そ
のために、最後尾のデータ書込み終了領域#Mに1ワー
ドを書込むようにする。データ書込みはDMAを用いる
ため、1ワードの書込み毎にアドレスはインクリメント
される。最後尾がはみ出して書込み終了アドレス領域に
引っ掛かるようにすることにより、データ書込みとアド
レスFIFOメモリ5の最下位を1ビット立てるプロセ
スとを同時に行うことができる。また、本発明では、デ
ータFIFOメモリ4が完全に空にならなくてもデータ
パケットの終了を判別することができる。
【0042】ヘッダテーブル12に用意すべきセルヘッ
ダの内容は、データバス1・アドレスバス2に直結した
別のポートからあらかじめ書込んでおく。図1には、ヘ
ッダ生成回路11を記載したが、この回路は計算機側に
備えておく構成でもよい。ここで、ヘッダテーブル12
に一度に設定が可能なセルヘッダの種類数は、アドレス
FIFOメモリ5に書込まれるインデックスのビット数
により決定する。例えば、アドレスFIFOメモリ5の
内容が5ビットであれば、うち一本がデータ終了表示フ
ラグ信号として用いられ、残り4ビットの識別により1
6(図4中ではMで表記)種類のセルヘッダが使用可能
となる。
【0043】このように、本発明によるATMネットワ
ーク回路では、ペイロードデータがデータFIFOメモ
リ4に書込まれた時点から直ちにセル化処理を開始でき
るFIFOメモリを使用した構成をとりながら、異なる
セルヘッダを付与すべき複数のデータ系列の混在したデ
ータ書込みと、そのセル化処理を可能にしている。ま
た、データバス1側からのデータ系列の終了の通知を行
うのに書込みアドレスの変化のみを利用しているため、
付帯的な制御信号を必要とせずデータ書込側のプログラ
ム制御が簡略化されるので、ATMインタフェース回路
への高速データ入力を行うことができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ATMセル化処理を高速化することができる。すなわ
ち、本発明によれば、ATMセル化処理における制御信
号およびデータ書込みシーケンスを簡単化することがで
きる。これにより、データ転送のスループットを向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例装置のブロック構成図。
【図2】データFIFOメモリとアドレスFIFOメモ
リとの対応状態を示す図。
【図3】アドレス信号線の機能割当てを示す図。
【図4】データFIFOメモリのアドレスマップとデー
タ系列の書込み範囲を示す図。
【図5】終了信号の生成手順を示す図。
【図6】ATMセルの構成図。
【図7】従来例の共有メモリを用いたATMインタフェ
ース回路のブロック構成図。
【図8】従来例のデータFIFOメモリを用いたATM
インタフェース回路のブロック構成図。
【符号の説明】
1 データバス 2 アドレスバス 3 アドレスデコーダ 4 データFIFOメモリ 5 アドレスFIFOメモリ 6 FIFOメモリ読出回路 7 系列長カウント・CRC計算回路 8 カウンタ・CRC用メモリ 9 セレクタ 10 読出回路 11 ヘッダ生成回路 12 ヘッダテーブル 13 読出アドレス生成回路 14 ヘッダメモリ 15 メモリ 20 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−224932(JP,A) 特開 平5−268269(JP,A) 特開 平3−141747(JP,A) 特開 平3−125538(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04L 12/56

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時系列的にデータが到来するデータ入力
    端と、このデータに対応してATMセルのヘッダインデ
    ックスを含む宛先情報が到来するアドレス入力端と、前
    記データおよび前記宛先情報を一時記憶するメモリと、
    このメモリを制御してATMセルを作成する制御回路と
    を備えたATMインタフェース回路において、 前記メモリは、前記データ入力端に到来するデータを到
    来順に記憶するデータFIFOメモリと、前記アドレス
    入力端に到来する宛先情報を前記データFIFOメモリ
    のアドレスに対応させて到来順に記憶するアドレスFI
    FOメモリとを別に設け、 この二つのFIFOメモリの内容を同期して読出す読出
    回路と、あらかじめATMセルのヘッダ情報が複数記録
    されこの読出回路の出力に現れる宛先情報にしたがって
    選択されるヘッダテーブルと、前記データ入力端に到来
    するデータにしたがってヘッダ情報を生成して前記ヘッ
    ダテーブルに蓄積させるヘッダ生成回路とを備えたこと
    を特徴とするATMインタフェース回路。
  2. 【請求項2】 前記読出回路には、前記アドレス入力端
    に到来する宛先情報から終了信号を検出する手段と、こ
    の終了信号の検出により誤り訂正符号を発生して前記デ
    ータの末尾に設定する手段とを含む請求項1記載のAT
    Mインタフェース回路。
  3. 【請求項3】 前記読出回路には、前記データFIFO
    メモリから読出されたデータの数を計数する計数回路
    と、前記終了信号の検出によりこの計数回路の内容から
    データ長の情報を前記データの末尾に設定する手段とを
    含む請求項2記載のATMインタフェース回路。
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