JP3137231B2 - 差分表示装置 - Google Patents

差分表示装置

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JP3137231B2
JP3137231B2 JP07309947A JP30994795A JP3137231B2 JP 3137231 B2 JP3137231 B2 JP 3137231B2 JP 07309947 A JP07309947 A JP 07309947A JP 30994795 A JP30994795 A JP 30994795A JP 3137231 B2 JP3137231 B2 JP 3137231B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、差分表示装置に関
し、さらに詳細には、図形編集装置などに用いて好適な
差分表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】現
在、機能設計、回路設計あるいはプリント基板設計など
の電子・電気設計や、筺体設計あるいはアセンブリ設計
などの機械設計においては、ディスプレイ上に図形(グ
ラフィックス)を表示し、その図形を編集可能な図形編
集装置(グラフィックス表示装置)を使用して、コンピ
ュータ制御により設計業務を支援するCADシステムが
用いられることが多い。
【0003】ところで、従来の電子・電気設計などのC
ADシステムにおいては、設計変更により、例えば、回
路図からプリント基板レイアウト図への変更や、あるい
はその反対に、プリント基板レイアウト図から回路図へ
の変更が生じた場合などには、回路図やプリント基板レ
イアウト図に対して、CADシステムがその変更を自動
で一括して反映させようになされていた。
【0004】そして、CADシステムが処理した変更結
果の確認は、変更処理の完了後にグラフィックス表示装
置のディスプレイ上に変更された回路図やプリント基板
レイアウト図を示す図形を表示し、CADシステムのオ
ペレーター(設計者)が目視によりその回路図やプリン
ト基板レイアウト図を示す図形の変更箇所を確認すると
いう方法(以下、「従来第一方法」と称す。)により行
っていた。
【0005】しかしながら、上記した従来第一方法で
は、回路図やプリント基板レイアウト図を示す図形が複
雑な場合には、回路図やプリント基板レイアウト図を示
す図形に表示されているいずれの情報がどのように変更
されたかを、オペレーターが短時間で正確に認知するこ
とは困難であるという問題点があり、このため、CAD
システムが処理した変更結果を容認すべきか否かの判断
を行うのに、時間がかかってしまうということが指摘さ
れていた。
【0006】また、CADシステムが処理した変更結果
の確認方法としては、上記した従来第一方法の他に、例
えば、次のような方法も提案されている。
【0007】即ち、変更された回路図やプリント基板レ
イアウト図を示すデータとは別に、オペレーターが回路
図やプリント基板レイアウト図を示す図形中の変更され
た箇所のみを文章で示す情報をテキスト・データとして
別途作成し、このテキスト・データをアウト・プット
し、オペレーターがアウト・プットされた内容を参照し
ながら、回路図やプリント基板レイアウト図を示す図形
中の変更された箇所を目視確認するという方法(以下、
「従来第二方法」と称す。)である。
【0008】しかしながら、この従来第二方法によって
は、オペレーターが回路図やプリント基板レイアウト図
を示す図形中の変更された箇所のみを示すテキスト・デ
ータを別途作成してアウト・プットする必要があるた
め、そのためのオペレーターによる操作が煩雑化すると
いう問題点があった。
【0009】さらに、従来第二方法においても、オペレ
ーターがアウト・プットされた内容を参照しながら、回
路図やプリント基板レイアウト図を示す図形中の変更さ
れた箇所を探さなければならないため、回路図やプリン
ト基板レイアウト図を示す図形が複雑な場合には、やは
り、オペレーターが回路図やプリント基板レイアウト図
を示す図形中の変更箇所を短時間で探し出すのは困難で
あるという問題点があり、このためCADシステムが処
理した変更結果を容認すべきか否かの判断を行うのに、
時間がかかってしまうということが指摘されていた。
【0010】また、CADシステムを用いた機能設計、
回路設計あるいはプリント基板設計などの電子・電気設
計や、筺体設計あるいはアセンブリ設計などの機械設計
においては、しばしば完成した設計図の改版作業や、完
成した設計図を流用して全く別な新たな設計図を作成す
る流用設計を行うことがある。
【0011】例えば、回路図などの改版作業や流用設計
を行う場合に、初版の回路図と初版以降の回路図との間
で論理情報の変更があるか否かをオペレーターが確認す
る方法としては、初版の回路図と初版以降の回路図との
それぞれからネット・リストを抽出し、これら2つのネ
ット・リストを示す図形をグラフィックス表示装置のデ
ィスプレイ上に表示し目視チェックする方法(以下、
「従来第三方法」と称す。)が知られている。
【0012】しかしながら、この従来第三方法によって
は、オペレーターがグラフィックス表示装置のディスプ
レイ上に表示された2つのネット・リストを示す図形を
目視チェックする必要があるので、ネット・リストを示
す図形が複雑な場合には、2つのネット・リストの差異
をグラフィックス表示装置のディスプレイ上においてオ
ペレーターが短時間で正確に認知することは困難である
という問題点があり、このため、オペレーターが初版の
回路図と初版以降の回路図との間で論理情報の変更があ
るか否かの判断を行うのに、時間がかかってしまうとい
うことが指摘されていた。
【0013】また、初版の回路図と初版以降の回路図と
の間で論理情報の変更があるか否かをオペレーターが確
認する方法としては、上記した従来第三方法の他に、例
えば、初版の回路図と初版以降の回路図とのそれぞれか
らネット・リストを抽出し、これら2つのネット・リス
トの差分を文章で示す情報をテキスト・データとして別
途作成し、このテキスト・データをアウト・プットし、
オペレーターがアウト・プットされた内容を参照しなが
ら、初版の回路図と初版以降の回路図との間の論理情報
の変更を確認するという方法(以下、「従来第四方法」
と称す。)が知られている。
【0014】しかしながら、この従来第四方法によって
では、オペレーターが2つのネット・リストの差分を示
すテキスト・データを別途作成してアウト・プットする
必要があるため、そのためのオペレーターによる操作が
煩雑化するという問題点があった。
【0015】即ち、上記した従来第一方法乃至従来第四
方法に示すような従来の方法では、設計変更の内容や改
版前後の論理情報の差異情報といったものは、グラフィ
ックス表示装置のディスプレイ上に表示された回路図や
ネット・リストを示す図形からは、オペレーターが容易
に確認することができないという問題点があった。
【0016】本発明は、従来の技術の有するこのような
種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、設計変更の内容や改版前後の論理情報の
差異情報といったものを、設計変更の内容や改版前後の
論理情報が反映される対象となる設計図やネット・リス
トを示す図形上で、オペレーターが直感的に簡明に認識
することができるようにし、設計時間を短縮化すること
ができるようにした差分表示装置を提供しようとするも
のである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における差分表示装置は、論理情報を持つ図
形情報を扱う図形編集装置における差分表示装置におい
て、図形情報および論理情報を記憶する記憶手段と、上
記記憶手段から図形情報および論理情報を読み込む情報
読み込み手段と、上記情報読み込み手段が読み込んだ図
形情報および論理情報を編集する情報編集手段と、上記
情報編集手段が編集した図形情報および論理情報の編集
結果を、上記記憶手段に記憶された図形情報および論理
情報に反映させる情報格納手段と、上記情報編集手段に
よる編集前の図形情報および論理情報と編集後の図形情
報および論理情報との差分を獲得する差分獲得手段と、
上記差分獲得手段によって得られた差分に基づいて、上
記差分の表示属性を変更して図形情報を表示する表示手
段とを有するようにしたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づいて、本
発明による差分表示装置を詳細に説明するものとする。 1.全体の構成 図1には、本発明による差分表示装置の実施の形態の一
例を備えたCADシステムのブロック構成図が示されて
いる。
【0019】このCADシステムは、中央処理装置(C
PU)10によって全体の動作の制御が行われるもので
ある。このCPU10には、バス・ラインを介して、後
述する各種処理を行うためにCPU10が実行するプロ
グラムを記憶したリード・オンリ・メモリ(ROM)1
2と、CPU10がROM12に記憶されたプログラム
を実行する際のワーキング・エリアとしてのランダム・
アクセス・メモリ(RAM)14と、回路図を示す論理
情報および図形情報ならびにプリント基板レイアウト図
を示す論理情報および図形情報をデータベースとして記
憶した外部記憶装置としての磁気ディスク16と、CP
U10の制御に基づいて回路図を示す図形を表示するデ
ィスプレイを備えた第1グラフィックス表示装置18
と、CPU10の制御に基づいてプリント基板レイアウ
ト図を示す図形を表示するディスプレイを備えた第2グ
ラフィックス表示装置20と、第1グラフィックス表示
装置18ならびに第2グラフィックス表示装置20にお
ける表示内容の選択や編集の指示などを行う操作子とし
てのキーボード22およびマウス24とが接続されてい
る。
【0020】ここで、磁気ディスク16に記憶されたデ
ータベースは、図3に示すように、第1グラフィックス
表示装置18が表示する回路図における接続関係を示す
論理情報を記憶するデータベースA1と、第1グラフィ
ックス表示装置18が表示する回路図の図形の形状を示
す図形情報を記憶するデータベースA2と、第2グラフ
ィックス表示装置20が表示する基板レイアウト図にお
ける接続関係を示す論理情報を記憶するデータベースB
1と、第2グラフィックス表示装置18が表示する基板
レイアウト図の図形の形状を示す図形情報を記憶するデ
ータベースB2とより構成される。
【0021】換言すれば、第1グラフィックス表示装置
18は、データベースA1に記憶された論理情報とデー
タベースA2に記憶された図形情報とに基づいて回路図
を表示し、第2グラフィックス表示装置20は、データ
ベースB1に記憶された論理情報とデータベースB2記
憶された図形情報とに基づいてプリント基板レイアウト
図を表示する。即ち、この実施の態様においては、CP
U10の制御に基づいて、第1グラフィックス表示装置
18を回路図用図形編集装置(回路図用グラフィックス
・エディタ)として使用し、第2グラフィックス表示装
置20をプリント基板レイアウト図用図形編集装置(プ
リント基板レイアウト図用グラフィックス・エディタ)
として使用するものである。
【0022】なお、データベースA1に記憶された論理
情報とデータベースA2に記憶された図形情報とは、一
つのオブジェクトがそれぞれ固有の識別番号(ID)を
持っており、そのオブジェクト固有のIDによってオブ
ジェクトの論理情報と図形情報とが関係付けられるとい
う構造を備えている。
【0023】また、データベースB1に記憶された論理
情報とデータベースA2に記憶された図形情報とにおい
ても、データベースA1に記憶された論理情報とデータ
ベースA2に記憶された図形情報と同様に、一つのオブ
ジェクトがそれぞれ固有の識別番号(ID)を持ってお
り、そのオブジェクト固有のIDによってオブジェクト
の論理情報と図形情報とが関係付けられるという構造を
備えている。
【0024】次に、このCADシステムの作用に関して
説明すると、まず、オペレーターが電源を投入してこの
CADシステムを起動すると、CPU10は、第1グラ
フィックス表示装置18の回路図作成のためのプログラ
ムとして、ツール管理とデータベースA1およびデータ
ベースA2に記憶されている回路図データ(回路図の論
理情報および図形情報)のデータ管理を司るプログラム
たる回路図データマネージャを起動し、第1グラフィッ
クス表示装置18のディスプレイ上に回路図データマネ
ージャが管理する回路図データを表示する(図4参
照)。
【0025】次に、第1グラフィックス表示装置18の
ディスプレイ上に表示された回路図データマネージャが
管理する回路図データの中から、オペレーターは所望の
回路図データを処理対象として選択することになる。こ
の選択操作は、マウス24の操作により所望の回路図デ
ータを記憶したファイルにカーソルを合わせ、マウス2
4をダブルクリックすることにより行う。そして、この
選択操作が行われると、CPU10は、第1グラフィッ
クス表示装置18を制御するプログラムを起動して、第
1グラフィックス表示装置18を回路図用グラフィック
スエディタとして機能させる。
【0026】なお、理解を容易にするために、この実施
の態様においては、回路図データを記憶したファイルと
して「A」のファイル(以下、「ファイルA」と称
す。)を選択するものとするが、このファイルAは上記
したように論理情報と図形情報とからなる回路図データ
である。
【0027】上記した選択操作が行われて、CPU10
が、第1グラフィックス表示装置18を制御するプログ
ラムを起動して、第1グラフィックス表示装置18を回
路図用グラフィックスエディタとして機能させると、回
路図用グラフィックスエディタに基づく処理が実行され
ることになり、CPU10の制御により、磁気ディスク
16からファイルAの回路図データをRAM14へ読み
込み、第1グラフィックス表示装置18のディスプレイ
上の回路図を表示する領域たる回路設計用グラフィック
スエディタウィンドウに、RAM14へ読み込んだファ
イルAの回路図データに基づく回路図(図形)が表示さ
れる(図2(a)参照)。
【0028】次に、オペレータは、第2グラフィックス
表示装置20を制御するプログラムを起動して、第2グ
ラフィックス表示装置20をプリント基板レイアウト図
用グラフィックスエディタとして機能させるようにす
る。
【0029】それから、オペレーターは、第2グラフィ
ックス表示装置20のディスプレイ上のプリント基板レ
イアウト図を表示する領域たる基板レイアウト用グラフ
ィックスエディタウィンドウに表示する処理対象とし
て、ファイルAに基づく回路図に対応するプリント基板
レイアウト図のデータを記憶したファイル名をキーボー
ド22により入力する。
【0030】なお、理解を容易にするために、この実施
の態様においては、ファイルAに基づく回路図に対応す
るプリント基板レイアウト図のデータを記憶したファイ
ル名として、「ファイルPCB」を入力するものとする
が、このファイルPCBにより指定されるプリント基板
レイアウト図データは、上記したようにプリント基板レ
イアウト図の論理情報と図形情報とからなるデータであ
る。
【0031】オペレーターによるプリント基板レイアウ
ト図のデータを記憶したファイル名の入力処理が終了す
ると、CPU10の制御により、プリント基板レイアウ
ト用グラフィックスエディタに基づく処理が実行される
ものであり、磁気ディスク16からファイルPCBのプ
リント基板レイアウト図データをRAM14へ読み込
み、第2グラフィックス表示装置20の基板レイアウト
用グラフィックスエディタウィンドウに、RAM14へ
読み込んだファイルPCBのプリント基板レイアウト図
データに基づくプリント基板レイアウト図(図形)が表
示される(図2(c)参照)。 2.フォワードアノテーション(回路図データの変更を
プリント基板レイアウト図データに反映する処理) ここで、オペレータが、回路図用グラフィックスエディ
タによる処理を実行して回路図の編集(変更)などを行
った際に、論理接続情報の変更が発生するような回路図
の変更処理を行った場合について説明する。
【0032】なお、理解を容易にするために、図2
(a)に示すファイルAによる回路図の表示の「状態
A」から図2(b)に示す「状態B」に、即ち、ファイ
ルAによる回路図の表示の「状態A」から部品「R1」
を削除し、部品「IC1」のピン「A」と部品「IC
2」のピン「B」とを同電位のネットで結線する表示の
「状態B」のように回路図を変更する場合について説明
する。
【0033】上記したようなファイルAによる回路図の
変更処理が行われた場合には、オペレーターは、CPU
10によるファイルAで発生した設計変更をファイルA
の回路図と対応するプリント基板レイアウト図のファイ
ルPCBに反映させる処理の実行を指示する操作を行
う。こうした操作は、例えば、キーボードの所定のキー
を押すこととして、予めCADシステム上に設定してお
けばよい。
【0034】また、CPU10がファイルAで発生した
設計変更をファイルPCBに反映させる処理を実行する
際に、CPU10の制御により後述する差分情報の表示
方法も設定するようにする。
【0035】ここで、差分情報の表示方法とは、後述す
るように、例えば、「注釈表示方法」(図2(d))と
「差分情報表示方法」(図2(e))とがあり、これら
の中でいずれかが自動的に設定されるようにしてもよい
し、オペレーターが所望の方法を選択できるようにして
もよい。
【0036】次に、CPU10は、ファイルAとファイ
ルPCBとからそれぞれ、テキストデータであるネット
リストと属性値リストとを抽出する処理を実行する(図
3参照)。
【0037】ここにおいて、ネットリストには、各オブ
ジェクト(この実施の形態においては「部品」であ
る。)間の接続情報が全て記述されており、属性値リス
トには、各オブジェクト(この実施の形態においては、
「部品」と「ネット」である。)が所有する種々の属性
値(この実施の形態においては、例えば、「部品の配置
制限情報」、「グループ名称」などや、「ネットの最大
配線長」、「最小インピーダンス」などである。)が記
述されている。
【0038】なお、ネットリストは、「ネット名:ネッ
ト種別(電源/グランド/通常):素子名:ファンクシ
ョン名:部品ID:ピン番号:回路図シンボルID:ピ
ン名;」のようなフォーマットにより構成されている。
【0039】上記したように、CPU10の制御によ
り、ファイルAとファイルPCBとからそれぞれ、テキ
ストデータであるネットリストと属性値リストとが抽出
されると、CPU10はファイルAのネットリスト1と
ファイルPCBのネットリスト2とを比較することによ
り、ファイルAとファイルPCBとの間で発生した「論
理接続情報の差分」を抽出する処理(論理情報差分抽出
処理)を実行し、差分情報リストを生成する(図3参
照)。
【0040】以下に、図3を参照しながら、CPU10
の制御により実行される「論理情報差分抽出処理」を詳
細に説明するものとする。
【0041】まず、図2(a)に示すファイルAによる
回路図の表示の「状態A」から図2(b)に示す「状態
B」に、即ち、ファイルAによる回路図の表示の「状態
A」から部品「R1」を削除し、部品「IC1」のピン
「A」と部品「IC2」のピン「B」とを同電位のネッ
トで結線する表示の「状態B」のように回路図を変更す
るように、ネットリスト1を「旧情報」とし、ネットリ
スト2を「新情報」とした場合について説明する。
【0042】CPU10の制御により実行される「論理
情報差分抽出処理」においては、まず、ネットリスト中
の部品単位の比較が行われる。即ち、部品「R1」とシ
ンボル「1.cmp2」とは、ネットリスト1に存在す
るのに対して、ネットリスト2には存在しないので、
「部品の削除」と判断され、「部品の割り付け解除」、
「部品のネット切断」および「部品の削除」を差分情報
として、差分情報リスト1に出力する。
【0043】次に、ネットリスト中のピン単位の比較が
行われる。即ち、シンボル「1.cmp3(IC2)」
のピン「B」は、ネットリスト1とネットリスト2とに
ともに存在し、その接続ネットは、ネットリスト1では
「NET2」であり、ネットリスト2では「NET1」
であるので、「NET2」から「NET1」への「ネッ
トの接続変更」と判断され、差分情報リスト1に出力さ
れる。
【0044】また、上記した場合とは逆に、ネットリス
ト1を「新情報」とし、ネットリスト2を「旧情報」と
した場合について説明すると、CPU10の制御により
実行される「論理情報差分抽出処理」においては、ネッ
トリスト1を「旧情報」とし、ネットリスト2を「新情
報」とした場合と同様に、まず、ネットリスト中の部品
単位の比較が行われる。即ち、部品「R1」とシンボル
「1.cmp2」とは、ネットリスト1に存在するのに
対して、ネットリスト2には存在しないので、「部品の
追加」と判断され、「部品の追加」、「部品の割り付
け」および「部品のネット接続」を差分情報として、差
分情報リスト2に出力する。
【0045】次に、ネットリスト中のピン単位の比較が
行われる。即ち、シンボル「1.cmp3(IC2)」
のピン「B」は、ネットリスト1とネットリスト2とに
ともに存在し、その接続ネットは、ネットリスト1では
「NET2」であり、ネットリスト2では「NET1」
であるので、「NET1」から「NET2」への「ネッ
トの接続変更」と判断され、差分情報リスト2に出力さ
れる。
【0046】さらに、上記したネットリスト1とネット
リスト2との場合と同様に、ファイルAとファイルPC
Bとの2つの属性値リストを比較することにより、ファ
イルAとファイルPCBとの間で発生した「属性値情報
の差分」が抽出され、差分情報リストが作成される。
【0047】そして、CPU10は、上記のようにして
ネットリストならびに属性値リストから作成された差分
情報リストを参照することによって、予め設定された差
分情報の表示方法により、第2グラフィックス表示装置
20の基板レイアウト用グラフィックスエディタウィン
ドウに表示されたプリント基板レイアウト図上におい
て、論理接続情報の差分を表示する。
【0048】ここで、上記のようにして得られた差分情
報リストに示された差分情報を第1グラフィックス表示
装置18あるいは第2グラフィックス表示装置20に伝
達する処理(差分情報伝達処理)について説明する。な
お、変更が発生しているオブジェクトは、部品「R1」
と部品「IC2(1.cmp3)」のピン「B」であ
る。
【0049】まず、ネットリスト1を「旧情報」とし、
ネットリスト2を「新情報」とした場合について説明す
ると、CPU10は、「部品R1の削除」と「部品IC
2のピンBのネット変更(NET2からNET1への変
更)」とというメッセージを生成し、ツール間通信によ
って基板レイアウト用グラフィックスエディタに対して
コマンドを送信する。そして、基板レイアウト用グラフ
ィックスエディタは送信されたコマンドを受信し、当該
コマンドを実行する。
【0050】また、ネットリスト1を「新情報」とし、
ネットリスト2を「旧情報」とした場合について説明す
ると、CPU10は、「部品R1の追加」と「部品IC
2のピンBのネット変更(NET1からNET2への変
更)」とというメッセージを生成し、ツール間通信によ
って回路図用グラフィックスエディタに対してコマンド
を送信する。そして、回路図用グラフィックスエディタ
は送信されたコマンドを受信し、当該コマンドを実行す
る。
【0051】なお、上記のようにして得られた差分情報
リストに示された差分情報を第1グラフィックス表示装
置18あるいは第2グラフィックス表示装置20に伝達
する方法としては、上記したツール間通信によって基板
レイアウト用グラフィックスエディタあるいは回路図用
グラフィックスエディタにコマンドを送信して処理する
方法の他に、データベースを直接更新するバッチ一括処
理の方法も用いることができることは勿論である。
【0052】次に、差分情報の表示方法について説明す
ると、差分情報の表示方法としては、例えば、「注釈表
示方法」(図2(d))と「差分情報表示方法」(図2
(e))とがある。
【0053】ここで、「注釈表示方法」とは、差分情報
をデータベースB1とデータベースB2とに反映し、そ
の際に注釈情報の生成を行い、データベース2に反映す
るものである。従って、この「注釈表示方法」において
は、差分情報が文字列(図2(d)に示す例において
は、「削除部品[R1]」および「ネットの変更[NE
T1]」である。)により表示されることになる。
【0054】一方、「差分情報表示方法」においては、
差分情報をデータベースB1とデータベースB2とに反
映し、その際に図形情報の差分情報を生成し、データベ
ース2に反映するものである。従って、この「差分情報
表示方法」においては、差分情報が図形により表示され
ることになる。
【0055】また、この場合に、差分情報を確定的に反
映する前に、変更されたオブジェクトの表示態様を、例
えば、表示色の変更、あるいはブリンキング(点滅)表
示、あるいは変更情報の吹き出し表示などによりテンポ
ラリに変更して、オペレーターに変更箇所の確認を促
し、オペレーターが確認してから差分情報を確定的にデ
ータベースB1(データベースA1)とデータベースB
2(データベースA2)とに反映するようにしてもよ
い。
【0056】このようにオペレーターが確認してから差
分情報をデータベースB1(データベースA1)とデー
タベースB2(データベースA2)とに反映する場合に
は、メッセージを生成し、ツール間通信によって基板レ
イアウト用グラフィックスエディタあるいは回路図用グ
ラフィックスエディタにコマンドを送信するようにすれ
ばよい。
【0057】上記のようにして第1グラフィックス表示
装置18あるいは第2グラフィックス表示装置20に差
分内容、即ち、変更内容が表示されることになるが、こ
の変更がオペレーターの意にそぐわないときは、オペレ
ーターは変更の取り消しを指示する操作を行い、CPU
10は変更の取り消しの処理を実行する。こうした、指
示の取り消しの処理は、公知の技術であるので、詳細な
説明を省略する。
【0058】一方、第1グラフィックス表示装置18あ
るいは第2グラフィックス表示装置20に表示された差
分内容、即ち、変更内容が適正な場合には、変更の反映
を指示する操作を行い、上記のように所定のデータベー
スに対して変更を確定的に反映させる処理を行う。即
ち、この変更の反映を指示する操作に応じて、CPU1
0は、差分情報リストを参照することによって、「論理
接続情報の差分」を所定のデータベースに反映する。
【0059】なお、部品の追加が発生した場合には、基
板領域外に未配置部品として自動で整列処理を行う。そ
して、オペレーターは、その部品を指示して実際の配置
を決定していくことになる。
【0060】逆に、後述するバックワードアノテーショ
ンにおいて部品の追加が発生した場合には、回路図デー
タにはバックワードアノテーション用の拡張ページ(領
域)が用意されており、フォワードアノテーションと同
様に追加部品に対しては、未配置シンボルとして拡張ペ
ージに自動で整列処理を行う。そして、オペレーター
は、そのシンボルを指示して実際の配置ページ、配置位
置を決めていくことになる。 3.バックワードアノテーション(プリント基板レイア
ウト図データの変更を回路図データに反映する処理) 次に、バックワードアノテーションに関して説明する
が、通常、1枚のプリント基板を設計するにあたって
は、回路図が複数ページから構成されることが多い。ま
た、ある回路図ページが下位階層の回路図データを有し
ている場合もある。図4(a)には、上記したような場
合の例を示しており、即ち、回路図データの「ファイル
A」は、「001」、「002」および「003」の3
ページから構成されている。そして、下位階層の回路図
データとして「ファイルB」を含んでいる。この「ファ
イルB」は、「001」と「002」との2ページから
なる回路図データである。
【0061】ここで、基板レイアウト用グラフィックエ
ディタの処理において、プリント基板レイアウト図に対
して何らかの編集が行われ、基板レイアウトデータの変
更により発生した差分情報を、回路図用グラフィックス
エディタにより処理される回路図データにバックワード
アノテーションする場合において、ファイルAの回路図
データを構成するページや下位階層の回路図の中でどの
データが変更されたかを視覚的に認識できるようにする
表示する例を、図4(b)に示している。
【0062】即ち、オペレータが、基板レイアウト用グ
ラフィックエディタの処理において、論理接続情報の変
更が発生するようなプリント基板レイアウト図の変更を
行うと、オペレーターは、CPU10によるファイルP
CBで発生した設計変更をファイルPCBのプリント基
板レイアウト図と対応する回路図のファイルAに反映さ
せる処理の実行を指示する操作を行う。こうした操作
は、例えば、キーボードの所定のキーを押すこととし
て、予めCADシステム上に設定しておけばよい。ここ
で、回路図データマネージャは、ファイルAに対してバ
ックワードアノテーションに必要な全ての情報を用意し
ているものとする。即ち、回路図データマネージャは、
ファイルAとファイルBという階層関係にある別々のデ
ータベースをフラットに展開した一つのデータベースを
生成することができるようになされている。これは、回
路図データマネージャの表示領域には表示されないが、
CADシステム内部で保持しており、バックワードアノ
テーション時に参照される。そして、このデータベース
(以下、「インスタンスデータベース」と称す。)の中
には、上記した例における「IC1」、「R1」といっ
た部品がどの階層データのどのページにあるものなのか
という情報が記憶されている。
【0063】こうしたインスタンスデータベースと差分
情報リストとを参照することにより、実際にどのページ
あるいはどの階層において変更が発生するのかを検出す
るようになされている。
【0064】なお、インスタンスデータベースの内部で
は、 「部品の識別子 :部品が存在する回路図データ名とページ番号 :上位の回路図データ名とそのページ番号 ・・・ :最上位回路図データ名とそのページ番号; ネットの識別子 :ネットが存在する回路図データ名とページ番号, ・・・ :ネットが存在する回路図データ名とページ番号」 のような情報を持つようになされている。
【0065】具体的には、 「IC1 :fileB.002:fileA.001; R1 :fileC.001:fileB.001:fileA.001; NET1:fileB.001,fileB.002,fileA.001」 のように記載される。
【0066】上記した例は、ファイルA(fileA)
に対して一つのインスタンスデータベース「insA」
を持ち、下位階層の情報を全て含んでいる例である。
【0067】例えば、部品「IC1」に変更が生じた場
合には、部品の識別子によって該当する情報を検索し、
部品が存在するデータが回路図データ「ファイルB(f
ileB)」のページ「002」であったとする。
【0068】そのとき、表示状態の変更をすべきもの
は、「fileA」、「fileB」、「002」であ
ると判断し、それらのデータに対応する回路図データマ
ネージャの表示領域上の絵情報(ユーザーインターフェ
ースオブジェクト)としてのアイコンの表示を変更する
ようにすればよい。
【0069】また、「fileA」に対してバックワー
ドアノテーションを行った場合に、変更が発生するデー
タがページ「001」と「fileB」のページ「00
2」であったとする。
【0070】この場合には、回路図データマネージャの
処理によって、変更データを検出して、回路図データマ
ネージャの表示領域上に回路図データ「fileA」と
そのページ「001」、回路図データ「fileB」と
そのページ「002」の表示態様の変更(例えば、表示
色を変更するなどである。)を行い、オペレーターに対
して視覚的に容易に認知させる。
【0071】この際に、表示状態を変更すると同時に各
データに差分情報リストの内容もリンクして持たせるこ
とにより、オペレーターは、第1グラフィックス表示装
置18あるいは第2グラフィックス表示装置20により
図形を表示することなく、メニュー上の操作によりその
データに関する差分情報のみをテキストデータとして確
認することもできる。 4.本発明のドキュメンテーション編集装置への適用 次に、本発明をドキュメンテーション編集装置に適用し
た場合について説明する。
【0072】なお、以下の説明においては、図5に示す
例を用いて説明するものとする。この図5には、電子メ
ールなどで「開業20周年パーティ」の案内状を送付す
るための元データを作成する場合における例が示されて
いる。
【0073】このドキュメンテーション編集装置におい
ては、文章、ハイパーテキスト、図形、画像などのデー
タを扱うことができるものであり、これらのデータは内
部的には物理情報と論理情報とにより構成されている。
【0074】ここで、論理情報は、 「情報識別子:内容:参照ファイル名称」 で構成されており、 ・情報識別子は、論理情報のタイプ(文章、画像、ハイ
パーテキストなど)とそのタイプの中でのIDから構成
される。
【0075】・内容は、文章の中味など画面に表示され
る情報を示す。
【0076】・参照ファイル名称とは、画像やハイパー
テキストなどで使用される各種ファイルの存在する場所
(ディレクトリ)とファイル名称を示す。ものである。
【0077】例えば、「ハイ1:抽選券:/text/
party_20/chizu1.bmp」では、ハイ
パーテキスト情報の1番目のデータで、表示される文字
列は「抽選券」で、その文字列をマウスなどの操作子で
選択すると、表示されるデータは「/text/par
ty_20/chizu1.bmp」に保存されること
を示している。
【0078】また、物理情報は、 「情報識別子:x方向表示位置:y方向表示位置:表示
属性」 で構成されており、 ・情報識別子は、論理情報の場合と同様に、物理情報の
タイプ(文章、画像、ハイパーテキストなど)とそのタ
イプの中でのIDから構成されており、情報識別子によ
り、論理情報と物理情報とが接続される。
【0079】・x方向表示位置とy方向表示位置とは、
対象が文字列の場合は文字の座標系(行、列)で表現さ
れ、対象が図形、画像の場合はxy座標系で表現され
る。
【0080】・表示属性は、文字に対する修飾情報(強
調、斜体、フォントなど)や図形に対する修飾情報(線
幅、色、線種など)などを表現している。 ものである。
【0081】図5には、ファイル1のデータと、ファイ
ル1のデータから修正を行ったファイル2のデータとを
比較する例を示している。そして、差分抽出方法は、以
下の処理1乃至処理3の手順により実行されるものであ
る。
【0082】まず、差分を論理情報のみの条件でチェッ
クすると、 ・処理1では、名詞としての差分チェックを行うが、図
5に示す例においては、 名詞として削除あるいは追
加されたデータはないので、処理1により差分と し
て抽出されるべきデータはない。
【0083】・次に、処理2に移り、属性でチェックを
行うと、画像1の参照ファイル名称とハイパーテキスト
の「抽選券」の参照ファイル名称で相違点が発見され
る。ことになる。
【0084】そして、画像1とハイ1との座標位置を物
理情報から得て、その部分が強調表示される。
【0085】さらに、物理情報も含めて条件でチェック
すると、 ・処理3で、文章8の日付の表示位置部分と円1の線幅
との相違が検出される。ことになり、文章8と円1との
部分も強調表示される。
【0086】なお、図5において円1の差異は線幅の相
違であり、非常に細かいため画面上での目視では判断が
困難であるが、本発明によれば簡単にチェックすること
ができるようになる。
【0087】また、上記したドキュメンテーション編集
装置とは異なり、単に文章だけの編集装置であっても、
物理情報と論理情報とを、 「物理情報:=情報識別子:x位置:y位置:表示位置 論理情報:=情報識別子:内容 (「内容」に文字の値、つまり1文字の情報「あ」など
が入る。)」 とすると、 を、 と変更した場合(途中に文字「6」および文字「7」を
追加する。)、1行ずつ比較を行う従来の方法(単なる
文字列比較)では、図6に示すように全ての文字列が同
一のフォントで表示されることとなり、修正部分がわか
りにくくなるが、本発明を適用して、論理情報のみの条
件で差分を検索し、差分のフォントを他の文字列と異な
るように表示すると、図7に示すようになり、簡単に差
分をチェックすることができる。
【0088】即ち、本発明は、単に文字列データのみを
扱う場合にも適用することができて効果的である。 5.本発明のユーザーインターフェースオブジェクトへ
の適用 さらに、本発明をユーザーインターフェースオブジェク
トとして、例えば、アイコンに適用した場合について説
明すると、アイコンの場合には、物理情報は、 「アイコン識別子:アイコン表示x座標:アイコン表示
y座標」 で構成され、論理情報は、 「アイコン識別子:アイコン形状:実行コマンド文字
列」 で構成され、 ・アイコン形状は、表示されるアイコンの図形情報(パ
ソコンの場合はビットマップデータ)の保存場所(ディ
レクトリ)とそのファイル名称を示す。
【0089】・実行コマンド文字列は、そのアイコンが
選択された場合に、起動するコマンドなどの保存場所
(ディレクトリ)とそのファイル名称とを示す。ものと
する。
【0090】そして、例えば、あるシステムのアップデ
ート(最新のプログラム、環境などを変更し上書きす
る。)を実施したとして、本発明を適用すると、 ・追加/削除されたファイルは、「名詞の追加/削除の
チェック」処理で簡単に見つけることができる。
【0091】・修正/編集されたファイルは、「属性の
チェック」処理で、アイコンの属性の一つである実行コ
マンド文字列をチェックすることによって見つけること
ができる(チェック方法としては、実行コマンド文字列
自体の相違、実行コマンド文字列の示すファイル大きさ
/更新日付の相違などをチェックする。)。という処理
を行う。
【0092】上記した処理を実施することによって、実
行コマンド文字列が変更されているアイコンを強調表示
させることができる。
【0093】最近では、上記したようなアップグレード
は、ボタン一つの操作で行われ、CADシステムの中
で、実際にどの部分が、変更されたかをチェックするこ
とは、非常に困難であったが、本発明を適用することに
よって、両者の相違を簡単に目視することができる。
【0094】また、パソコンなどでプログラムのアップ
デートなどを行った場合には、アップデートが正常に実
行されたかどうかをチェックすることが容易になる。
【0095】また、上記したCADシステムにおいても
説明したが、パソコン/ワークステーションなどでは、
ファイル管理ツールとしてファイルマネージャと称され
るツールが使用されているが、本発明はこうしたファイ
ルマネージャの処理に適用することができる。
【0096】図8には、ファイルマネージャによる一般
的な表示例が示されているが、ここにいて、ファイルア
イコンとは、図8のfile*/dir*を含む図形を
称するものとする。
【0097】この場合、物理情報として、「ファイルア
イコン識別子:ファイルアイコン形状:ファイルアイコ
ン表示x座標:ファイルアイコン表示y座標」とし、論
理情報として、「ファイルアイコン識別子:ファイル名
称文字列:ファイルアイコン識別子、・・・、ファイル
アイコン識別子」とすることによって、ファイルの大き
さ/更新日付の相違をチェックすることにより、もし図
8において「file7」が変更になっている場合は、
「file7」が強調表示されるだけではなく、「di
r1」の論理情報中には「file7」のファイルアイ
コン識別子があるため、容易に「dir1」に変更があ
ったとみなされ、「dir1」も強調表示され、「di
r0」も同様に強調表示される。
【0098】また、こうした処理に加えて、ドキュメン
テーション編集装置で説明した処理を付加すると、ファ
イル内部の相違部分のみの表示も可能となる。
【0099】つまり、ファイルの内容が変更されていた
場合には、まず、本発明を用いて、修正されたファイル
を特定することができる。その後に、ドキュメンテーシ
ョン編集装置で説明したように、ファイル内部に本発明
を適用すると、ファイル内部の変更部分の文字のみを表
示することが可能になる。
【0100】なお、上記においては、画面に表示される
絵情報たるユーザーインターフェースオブジェクトとし
てアイコンについて説明したが、これに限られることな
しに、アイコン以外のユーザーインターフェースオブジ
ェクトとして、例えば、画面に表示されるボタン、スク
ロールバーなどのユーザーインターフェースオブジェク
トに本発明を用いてもよいことは勿論である。
【0101】例えば、ユーザーインターフェースオブジ
ェクトがボタンであり、このボタンをキーボードやマウ
スなどの操作子を用いて操作するものにおいても、物理
情報を、「ボタン識別子:ボタン表示x座標:ボタン表
示y座標」とし、論理情報を、「ボタン識別子:ボタン
形状ファイル名称:実行コマンド文字列」と定義する
と、本発明を適用することができる。
【0102】なお、他のユーザーインターフェースオブ
ジェクトに関しても、上記したボタンの場合と同様であ
る。
【0103】一般に、パソコンなどのインストールツー
ルでは、ユーザーの意思を考慮せずに、システムファイ
ルの書き替えを自動的に行うツールが多く、ツールをデ
ィレクトリ移動する場合などには、パソコンに対する多
くの知識が必要になり、容易に行うことができないもの
であったが、このように本発明をファイルマネージャに
適用することより、ファイルの改編を容易に把握するこ
とができるようになる。
【0104】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、設計変更の内容や改版前後の論理情報の差
異情報といったものを、設計変更の内容や改版前後の論
理情報が反映される対象となる設計図やネット・リスト
を示す図形上で、オペレーターが直感的に簡明に認識す
ることができるようなり、設計時間を大幅に短縮化する
ことができるという優れた効果を奏する。
【0105】即ち、本発明によれば、回路図、プリント
基板レイアウト図といった論理的接続関係を持つ図形情
報を扱うCADシステムなどにおいては、 (1)設計変更によって生じた論理情報の差分を容易に
短時間で、かつ直感的に確認することができる。
【0106】(2)設計変更作業におけるミスを削減で
きる。
【0107】(3)改版作業における論理情報の差分を
容易に短時間で、かつ直感的に確認することができる。
【0108】(4)流用設計などで過去の設計データを
利用して編集作業を行う際に、回路設計で変更された情
報または基板編集で変更された情報を回路図上で、ある
いは基板レイアウト上で、容易に短時間で、かつ直感的
に確認することができる。 などの優れた効果を奏するものであり、また、ファイル
管理、ツール管理をアイコン、ボタン、スクロールバー
などの絵情報たるユーザーインターフェースオブジェク
トによって行うオペレーティングシステムにおいては、 (1)ワープロや表計算などの種々のアプリケーション
ソフトウェアをインストールする際に、変更が生じたフ
ァイルとその内容を容易に確認することができるように
なり、インストール時に発生するオペレーティングシス
テム上のトラブルを未然に防止することができる。
【0109】(2)種々のアプリケーションソフトウェ
アのアップデートなどによる環境の設定/変更を実施す
る際に、設定/変更が生じたファイルとその内容を容易
に確認することができるようになり、環境の設定/変更
時に発生するオペレーティングシステム上のトラブルを
未然に防止することができる。などの優れた効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による差分表示装置を備えたCADシス
テムを示すブロック構成図である。
【図2】ファワードアノテーションの場合を示す説明図
である。
【図3】論理情報差分抽出処理の説明図である。
【図4】バックアノテーションの場合を示す説明図であ
る。
【図5】本発明をドキュメンテーション編集装置に適用
した場合の例を示す説明図である。
【図6】従来の文章だけの編集装置による表示例を示す
説明図である。
【図7】本発明を適用した文章だけの編集装置による表
示例を示す説明図である。
【図8】ファイルマネージャによる一般的な表示例を示
す説明図である。
【符号の説明】
10 CPU 12 ROM 14 RAM 16 磁気ディスク 18 第1グラフィックス表示装置 20 第2グラフィックス表示装置 22 キーボード 24 マウス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G06F 17/50 672 G06F 17/50 672Z (56)参考文献 特開 平3−214651(JP,A) 特開 平4−97491(JP,A) 特開 平7−287738(JP,A) 特開 平7−129643(JP,A) 特開 平6−318202(JP,A) 特開 平6−124193(JP,A) 特開 平5−313969(JP,A) 特開 平5−197783(JP,A) 実開 平1−142067(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50 G06F 3/00 G06F 3/14 G06F 17/21 G06F 12/00 G06F 9/06

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 論理情報を持つ図形情報を扱う図形編集
    装置における差分表示装置において、 図形情報および論理情報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段から図形情報および論理情報を読み込む情
    報読み込み手段と、 前記情報読み込み手段が読み込んだ図形情報および論理
    情報を編集する情報編集手段と、 前記情報編集手段が編集した図形情報および論理情報の
    編集結果を、前記記憶手段に記憶された図形情報および
    論理情報に反映させる情報格納手段と、 前記情報編集手段による編集前の図形情報および論理情
    報と編集後の図形情報および論理情報との差分を獲得す
    る差分獲得手段と、 前記差分獲得手段によって得られた差分に基づいて、前
    記差分の表示属性を変更して図形情報を表示する表示手
    段とを有することを特徴とする図形編集装置における差
    分表示装置。
  2. 【請求項2】 論理情報を持つ図形情報を扱う図形編集
    装置における差分表示装置において、 図形情報および論理情報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段から図形情報および論理情報を読み込む情
    報読み込み手段と、 前記情報読み込み手段が読み込んだ図形情報および論理
    情報を編集する情報編集手段と、 前記情報編集手段が編集した図形情報および論理情報の
    編集結果を、前記記憶手段に記憶された図形情報および
    論理情報に反映させる情報格納手段と、 前記情報編集手段による編集前の論理情報と編集後の論
    理情報との差分を獲得する差分獲得手段と、 前記差分獲得手段によって得られた差分に基づいて、前
    記差分の表示属性を変更して図形情報を表示する表示手
    段とを有することを特徴とする図形編集装置における差
    分表示装置。
  3. 【請求項3】 論理情報を持つ図形情報を扱う図形編集
    装置における差分表示装置において、 図形情報および論理情報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段から図形情報および論理情報を読み込む情
    報読み込み手段と、 前記情報読み込み手段が読み込んだ図形情報および論理
    情報を編集する情報編集手段と、 前記情報編集手段が編集した図形情報および論理情報の
    編集結果を、前記記憶手段に記憶された図形情報および
    論理情報に反映させる情報格納手段と、 前記情報編集手段による編集の前後における差分を獲得
    する際の基準を、論理情報を対象にするか、論理情報お
    よび図形情報を対象にするかを選択する基準選択手段
    と、 前記基準選択手段により選択された基準に従って、前記
    情報編集手段による編集の前後における差分を獲得する
    差分獲得手段と、 前記差分獲得手段によって得られた差分に基づいて、前
    記差分の表示属性を変更して図形情報を表示する表示手
    段とを有することを特徴とする図形編集装置における差
    分表示装置。
  4. 【請求項4】 第一のシステムと第二のシステムとを有
    して構成される論理情報を持つ図形情報を扱う図形編集
    装置における差分表示装置において、 第一のシステムにおける図形情報および論理情報ならび
    に第二のシステムにおける図形情報および論理情報を記
    憶する記憶手段と、 前記記憶手段から第一のシステムにおける図形情報およ
    び論理情報を読み込む第一のシステム情報読み込み手段
    と、 前記記憶手段から第二のシステムにおける図形情報およ
    び論理情報を読み込む第二のシステム情報読み込み手段
    と、 前記第一のシステム情報読み込み手段で読み込まれた第
    一のシステムにおける図形情報および論理情報と、前記
    第二のシステム情報読み込み手段で読み込まれた第二の
    システムにおける図形情報および論理情報とを比較し
    て、異なる部分を表す差分情報を得る比較手段と、 前記比較手段によって得られた差分情報の表示方法を設
    定する設定手段と、 前記比較手段によって得られた差分情報に基づいて、第
    一のシステムにおける図形情報および論理情報の中で第
    二のシステムにおける図形情報および論理情報と異なる
    部分の表示属性を前記設定手段により設定された表示方
    法に従って変更し、第一のシステムにおける図形情報を
    表示する表示手段とを有することを特徴とする図形編集
    装置における差分表示装置。
  5. 【請求項5】 論理情報を持つ図形情報を扱うCADシ
    ステムにおける差分表示装置において、 図形情報および論理情報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段から図形情報および論理情報を読み込む情
    報読み込み手段と、 前記情報読み込み手段が読み込んだ図形情報および論理
    情報を編集する情報編集手段と、 前記情報編集手段が編集した図形情報および論理情報の
    編集結果を、前記記憶手段に記憶された図形情報および
    論理情報に反映させる情報格納手段と、 前記情報編集手段による編集前の図形情報および論理情
    報と編集後の図形情報および論理情報との差分を獲得す
    る差分獲得手段と、 前記差分獲得手段によって得られた差分に基づいて、前
    記差分の表示属性を変更して図形情報を表示する表示手
    段とを有することを特徴とするCADシステムにおける
    差分表示装置。
  6. 【請求項6】 第一のシステムと第二のシステムとを有
    して構成される論理情報を持つ図形情報を扱うCADシ
    ステムにおける差分表示装置において、 第一のシステムにおける図形情報および論理情報ならび
    に第二のシステムにおける図形情報および論理情報を記
    憶する記憶手段と、 前記記憶手段から第一のシステムにおける図形情報およ
    び論理情報を読み込む第一のシステム情報読み込み手段
    と、 前記記憶手段から第二のシステムにおける図形情報およ
    び論理情報を読み込む第二のシステム情報読み込み手段
    と、 前記第一のシステム情報読み込み手段で読み込まれた第
    一のシステムにおける図形情報および論理情報と、前記
    第二のシステム情報読み込み手段で読み込まれた第二の
    システムにおける図形情報および論理情報とを比較し
    て、異なる部分を表す差分情報を得る比較手段と、 前記比較手段によって得られた差分情報の表示方法を設
    定する設定手段と、 前記比較手段によって得られた差分情報に基づいて、第
    一のシステムにおける図形情報および論理情報の中で第
    二のシステムにおける図形情報および論理情報と異なる
    部分の表示属性を前記設定手段により設定された表示方
    法に従って変更し、第一のシステムにおける図形情報を
    表示する表示手段とを有することを特徴とするCADシ
    ステムにおける差分表示装置。
  7. 【請求項7】 文章および図形を扱うドキュメンテーシ
    ョン編集装置における差分表示装置において、 文章情報、図形情報およびそれぞれの属性情報を記憶す
    る記憶手段と、 前記記憶手段から文章情報、図形情報およびそれぞれの
    属性情報を読み込む情報読み込み手段と、 前記情報読み込み手段が読み込んだ文章情報、図形情報
    およびそれぞれの属性情報を編集する情報編集手段と、 前記情報編集手段が編集した文章情報、図形情報および
    それぞれの属性情報の編集結果を、前記記憶手段に記憶
    された文章情報、図形情報およびそれぞれの属性情報に
    反映させる情報格納手段と、 前記情報編集手段による編集前の文章情報、図形情報お
    よびそれぞれの属性情報と編集後の文章情報、図形情報
    およびそれぞれの属性情報との差分を獲得する差分獲得
    手段と、 前記差分獲得手段によって得られた差分に基づいて、前
    記差分の表示属性を変更して文章情報および図形情報を
    表示する表示手段とを有することを特徴とするドキュメ
    ンテーション編集装置における差分表示装置。
  8. 【請求項8】 回路図およびプリント基板レイアウト図
    を扱うCADシステムにおける差分表示装置において、 図形情報および論理情報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段から図形情報および論理情報を読み込む情
    報読み込み手段と、 前記情報読み込み手段が読み込んだ図形情報および論理
    情報を編集する情報編集手段と、 前記情報編集手段が編集した図形情報および論理情報の
    編集結果を、前記記憶手段に記憶された図形情報および
    論理情報に反映させる情報格納手段と、 前記情報編集手段による編集前の図形情報および論理情
    報と編集後の図形情報および論理情報との差分を獲得す
    る差分獲得手段と、 前記差分獲得手段によって得られた差分に基づいて、前
    記差分の表示属性を変更して図形情報を表示する表示手
    段とを有することを特徴とする回路図およびプリント基
    板レイアウト図を扱うCADシステムにおける差分表示
    装置。
  9. 【請求項9】 回路図作成・編集可能なCADシステム
    およびプリント基板レイアウト図作成・編集可能なCA
    Dシステムにおける差分表示装置において、 回路図作成・編集可能なCADシステムから、論理情報
    および図形情報からなる回路図情報を読み込む回路図情
    報読み込み手段と、 プリント基板レイアウト図作成・編集可能なCADシス
    テムから、論理情報および図形情報からなるプリント基
    板レイアウト図情報を読み込むプリント基板レイアウト
    図情報読み込み手段と、 前記回路図情報読み込み手段で読み込まれた回路図情報
    と、前記プリント基板レイアウト図情報読み込み手段で
    読み込まれたプリント基板レイアウト図情報とを比較し
    て、異なる部分を表す差分情報を得る比較手段と、 前記比較手段によって得られた差分情報の表示方法を設
    定する設定手段と、 前記比較手段によって得られた差分情報に基づいて、プ
    リント基板レイアウト図情報の中で回路図情報と異なる
    部分の表示属性を前記設定手段により設定された表示方
    法に従って変更し、プリント基板レイアウト図情報の中
    の図形情報を表示する表示手段とを有することを特徴と
    する回路図作成・編集可能なCADシステムおよびプリ
    ント基板レイアウト図作成・編集可能なCADシステム
    における差分表示装置。
  10. 【請求項10】 回路図作成・編集可能なCADシステ
    ムおよびプリント基板レイアウト図作成・編集可能なC
    ADシステムにおける差分表示装置において、 回路図作成・編集可能なCADシステムから、論理情報
    および図形情報からなる回路図情報を読み込む回路図情
    報読み込み手段と、 プリント基板レイアウト図作成・編集可能なCADシス
    テムから、論理情報および図形情報からなるプリント基
    板レイアウト図情報を読み込むプリント基板レイアウト
    図情報読み込み手段と、 前記回路図情報読み込み手段で読み込まれた回路図情報
    と、前記プリント基板レイアウト図情報読み込み手段で
    読み込まれたプリント基板レイアウト図情報とを比較し
    て、異なる部分を表す差分情報を得る比較手段と、 前記比較手段によって得られた差分情報の表示方法を設
    定する設定手段と、 前記比較手段によって得られた差分情報に基づいて、回
    路図情報の中でプリント基板レイアウト図情報と異なる
    部分の表示属性を前記設定手段により設定された表示方
    法に従って変更し、回路図情報の中の図形情報を表示す
    る表示手段とを有することを特徴とする回路図作成・編
    集可能なCADシステムおよびプリント基板レイアウト
    図作成・編集可能なCADシステムにおける差分表示装
    置。
  11. 【請求項11】 回路図作成・編集可能なCADシステ
    ムおよびプリント基板レイアウト図作成・編集可能なC
    ADシステムにおける差分表示装置において、 回路図作成・編集可能なCADシステムから、論理情報
    および図形情報からなる回路図情報を読み込む回路図情
    報読み込み手段と、 回路図作成・編集可能なCADシステムにおいて、階層
    設計された回路図情報を表現するための階層設計データ
    管理・表示手段と、 回路図作成・編集可能なCADシステムにおいて、複数
    ページから構成される回路図情報を表現するための回路
    図情報管理・表示手段と、 プリント基板レイアウト図作成・編集可能なCADシス
    テムから、論理情報および図形情報からなるプリント基
    板レイアウト図情報を読み込むプリント基板レイアウト
    図情報読み込み手段と、 前記回路図情報読み込み手段で読み込まれた回路図情報
    と、前記プリント基板レイアウト図情報読み込み手段で
    読み込まれたプリント基板レイアウト図情報とを比較す
    る比較手段と、 前記比較手段によって得られた比較結果に基づき、回路
    図情報の中でプリント基板レイアウト図情報と異なる部
    分の表示属性を変更して、回路図情報の中の図形情報を
    表示する表示手段と、 前記表示手段に表示する際に、階層設計されている回路
    図情報の場合に、どの階層において変更が生じたかを表
    示する変更階層表示手段と、 前記表示手段に表示する際に、複数ページから構成され
    る回路図情報の場合に、どのページにおいて変更が生じ
    たかを表示する変更ページ表示手段とを有することを特
    徴とする回路図作成・編集可能なCADシステムおよび
    プリント基板レイアウト図作成・編集可能なCADシス
    テムにおける差分表示装置
  12. 【請求項12】 ファイル管理、ツール管理をアイコン
    によって行うオペレーティングシステムにおける差分表
    示装置において、 種々のアプリケーションソフトウェアをインストールや
    アップデートなどによって環境の設定/変更を実施する
    際に、ファイルならびにツールを意味するアイコンに関
    係付けられている論理情報に変更が生じた場合に、変更
    による差分情報と履歴情報とを抽出し保存する差分管理
    手段と、 変更が生じたことをアイコンの表示属性を変更してアイ
    コン上に表示する表示手段とを有することを特徴とする
    ファイル管理、ツール管理をアイコンによって行うオペ
    レーティングシステムにおける差分表示装置。
  13. 【請求項13】 画面に表示されたユーザーインターフ
    ェースオブジェクトを操作子を用いて操作し、ファイル
    管理、ツール管理などのツールの操作を行うオペレーテ
    ィングシステムにおける差分表示装置において、 種々のアプリケーションソフトウェアをインストールや
    アップデートなどによって環境の設定/変更を実施する
    際に、ユーザーインターフェースオブジェクトに関係付
    けられている論理情報に変更が生じた場合に、変更によ
    る差分情報と履歴情報とを抽出し保存する差分管理手段
    と、 変更が生じたことをユーザーインターフェースオブジェ
    クトの表示属性を変更してユーザーインターフェースオ
    ブジェクト上に表示する表示手段とを有することを特徴
    とする画面に表示されたユーザーインターフェースオブ
    ジェクトを操作子を用いて操作し、ファイル管理、ツー
    ル管理などのツールの操作を行うオペレーティングシス
    テムにおける差分表示装置。
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