JP3136822B2 - スピーカ及びその製造方法 - Google Patents
スピーカ及びその製造方法Info
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- JP3136822B2 JP3136822B2 JP05013822A JP1382293A JP3136822B2 JP 3136822 B2 JP3136822 B2 JP 3136822B2 JP 05013822 A JP05013822 A JP 05013822A JP 1382293 A JP1382293 A JP 1382293A JP 3136822 B2 JP3136822 B2 JP 3136822B2
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- peripheral portion
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音響信号(音声信号)
が供給されて音響再生を行うスピーカ装置に関する。
が供給されて音響再生を行うスピーカ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音楽などを再生するスピーカ装置
は、図8に示す如く構成されていた。即ち、図8におい
て、1は磁気回路を示し、この磁気回路1は磁石2,ヨ
ーク3,トッププレート4等から構成される。そして、
ヨーク3の中央部のセンタポール5とトッププレート4
との間に、ボイスコイル7が巻装されたコイルボビン6
を配置し、このコイルボビン6の上端にセンタドーム8
を固定する。そして、コイルボビン6の上端部に、コー
ン9の中央部を固定する。また、コーン9の周縁部を、
環状のエッジ部材12に接続し、このエッジ部材12を
介してフレーム10に取付ける。ここで、エッジ部材1
2は、比較的柔軟性のある材質より形成させ、フレーム
10の上部に取付けられた環状の押さえ部材13と、フ
レーム10の上端との間で、エッジ部材12を挟んで保
持させる。また、コイルボビン6に、ダンパ11の一端
を接続し、このダンパ11の他端をフレーム10に接続
する。なお、このようにボイスコイル7の外周側に磁石
2が配された磁気回路1を、外磁型磁気回路と称する。
は、図8に示す如く構成されていた。即ち、図8におい
て、1は磁気回路を示し、この磁気回路1は磁石2,ヨ
ーク3,トッププレート4等から構成される。そして、
ヨーク3の中央部のセンタポール5とトッププレート4
との間に、ボイスコイル7が巻装されたコイルボビン6
を配置し、このコイルボビン6の上端にセンタドーム8
を固定する。そして、コイルボビン6の上端部に、コー
ン9の中央部を固定する。また、コーン9の周縁部を、
環状のエッジ部材12に接続し、このエッジ部材12を
介してフレーム10に取付ける。ここで、エッジ部材1
2は、比較的柔軟性のある材質より形成させ、フレーム
10の上部に取付けられた環状の押さえ部材13と、フ
レーム10の上端との間で、エッジ部材12を挟んで保
持させる。また、コイルボビン6に、ダンパ11の一端
を接続し、このダンパ11の他端をフレーム10に接続
する。なお、このようにボイスコイル7の外周側に磁石
2が配された磁気回路1を、外磁型磁気回路と称する。
【0003】このように構成されることで、ボイスコイ
ル7に供給される駆動信号に応じてコイルボビン6が振
動し、このコイルボビン6によりコーン9が振動して、
ボイスコイル7に供給される音声信号に基づいた音声が
再生される。
ル7に供給される駆動信号に応じてコイルボビン6が振
動し、このコイルボビン6によりコーン9が振動して、
ボイスコイル7に供給される音声信号に基づいた音声が
再生される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、振動板であ
るコーン9の周辺部が、比較的柔軟性のある材質で形成
されたエッジ部材12を介してフレーム10に保持させ
てあるのは、コーン9の振動が、フレーム10による保
持で規制されないようにするためであるが、このように
エッジ部材12を介在させると、それだけスピーカユニ
ットを構成する部品点数が多くなり、製造コストを上昇
させてしまうと共に、スピーカユニットの組み立てに手
間がかかる不都合があった。
るコーン9の周辺部が、比較的柔軟性のある材質で形成
されたエッジ部材12を介してフレーム10に保持させ
てあるのは、コーン9の振動が、フレーム10による保
持で規制されないようにするためであるが、このように
エッジ部材12を介在させると、それだけスピーカユニ
ットを構成する部品点数が多くなり、製造コストを上昇
させてしまうと共に、スピーカユニットの組み立てに手
間がかかる不都合があった。
【0005】このため、コーン9の周辺部を直接フレー
ム10に接続するようにしたスピーカユニットも実用化
されているが、このような構成のスピーカは、コーンの
振動がフレーム10との直接的な接続により若干規制さ
れ、周波数特性,歪率,再生音質などの点でエッジ部材
12を使用したスピーカユニットよりも劣る欠点があっ
た。
ム10に接続するようにしたスピーカユニットも実用化
されているが、このような構成のスピーカは、コーンの
振動がフレーム10との直接的な接続により若干規制さ
れ、周波数特性,歪率,再生音質などの点でエッジ部材
12を使用したスピーカユニットよりも劣る欠点があっ
た。
【0006】本発明はこれらの点に鑑み、エッジ部材を
使用しなくても特性が良好なスピーカを提供することを
目的とする。
使用しなくても特性が良好なスピーカを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のスピーカは、例
えば図1に示すように、中央部にコイルボビン6が接続
され外周辺部22がフレーム10の開口部28側に保持
されるコーン20を有し、コイルボビン6に巻装された
ボイスコイル7に供給される音声信号に基づいてコーン
20が振動するスピーカにおいて、フレーム10の開口
部28に設けられたフランジ部25に取付けられたリン
ク状保持部材13の内周壁26とコーン20の外周辺部
22に粘弾性のダンプ剤14を充填させ、コーン20の
外周辺部22を粘弾性ダンプ剤14にてリング状保持部
材13に保持させて成るものである。
えば図1に示すように、中央部にコイルボビン6が接続
され外周辺部22がフレーム10の開口部28側に保持
されるコーン20を有し、コイルボビン6に巻装された
ボイスコイル7に供給される音声信号に基づいてコーン
20が振動するスピーカにおいて、フレーム10の開口
部28に設けられたフランジ部25に取付けられたリン
ク状保持部材13の内周壁26とコーン20の外周辺部
22に粘弾性のダンプ剤14を充填させ、コーン20の
外周辺部22を粘弾性ダンプ剤14にてリング状保持部
材13に保持させて成るものである。
【0008】また、この場合にダンプ剤として、少なく
ともブチルゴム,スチロールアクリル樹脂,アクリル樹
脂の何れかを使用するようにしたものである。
ともブチルゴム,スチロールアクリル樹脂,アクリル樹
脂の何れかを使用するようにしたものである。
【0009】また本発明のスピーカの製造方法は、フレ
ーム10の開口部28と略同じ径の外周辺部22のコー
ン20に、この外周辺部22から突出する複数の突出部
23を設け、フレーム10の開口部28の外周部に設け
たフランジ部25に複数の突出部23を載置すると共に
フランジ部25に沿って保持部材13を取付け、フラン
ジ部25と保持部材13で複数の突出部23を挟着し、
保持部材13とコーン20の外周辺部22にダンプ剤1
4を塗布した後に、複数の突出部23をコーン20の外
周辺部22から切り離し、コーン20の外周辺部22を
ダンプ剤14を介して保持部材13にて保持させるよう
にしたものである。
ーム10の開口部28と略同じ径の外周辺部22のコー
ン20に、この外周辺部22から突出する複数の突出部
23を設け、フレーム10の開口部28の外周部に設け
たフランジ部25に複数の突出部23を載置すると共に
フランジ部25に沿って保持部材13を取付け、フラン
ジ部25と保持部材13で複数の突出部23を挟着し、
保持部材13とコーン20の外周辺部22にダンプ剤1
4を塗布した後に、複数の突出部23をコーン20の外
周辺部22から切り離し、コーン20の外周辺部22を
ダンプ剤14を介して保持部材13にて保持させるよう
にしたものである。
【0010】
【作用】フレーム10の開口部に設けたフランジ部25
に取り付けたリング状保持部材13の内周壁とコーン2
0の外周辺部22に粘弾性のダンプ剤14を充填させる
ようにしたことで、コーン20の周辺部がダンプ剤14
を介してフレーム10側に保持されることになり、コー
ン20の周辺部が直接的にフレーム側に保持されなくな
り、ダンプ剤14の粘弾性に応じた良好な振動特性が得
られ、スピーカとしての音響再生特性が向上する。
に取り付けたリング状保持部材13の内周壁とコーン2
0の外周辺部22に粘弾性のダンプ剤14を充填させる
ようにしたことで、コーン20の周辺部がダンプ剤14
を介してフレーム10側に保持されることになり、コー
ン20の周辺部が直接的にフレーム側に保持されなくな
り、ダンプ剤14の粘弾性に応じた良好な振動特性が得
られ、スピーカとしての音響再生特性が向上する。
【0011】この場合、ダンプ剤14として、少なくと
もブチルゴム,スチロールアクリル樹脂,アクリル樹脂
の何れかを使用するようにしたことで、コーンの周辺を
保持するのに適切な粘弾性が得られる。
もブチルゴム,スチロールアクリル樹脂,アクリル樹脂
の何れかを使用するようにしたことで、コーンの周辺を
保持するのに適切な粘弾性が得られる。
【0012】また、スピーカの振動板を構成するコーン
20の周辺部に形成された突起部を、フレーム側のフラ
ンジ部に載置させた後、コーンの外周辺部とフレームと
の間にダンプ剤を塗布してから、突起部をコーンから切
り離すようにしたことで、良好な振動特性が得られるコ
ーンの取付けが簡単に行える。
20の周辺部に形成された突起部を、フレーム側のフラ
ンジ部に載置させた後、コーンの外周辺部とフレームと
の間にダンプ剤を塗布してから、突起部をコーンから切
り離すようにしたことで、良好な振動特性が得られるコ
ーンの取付けが簡単に行える。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図7を参照
して説明する。この図1〜図7において、図8に対応す
る部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
して説明する。この図1〜図7において、図8に対応す
る部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0014】図1は本例のスピーカ装置の全体構成を断
面で示す図で、図中20はコーンを示し、このコーン2
0は図3に示す形状にて製作される。この図3は円形の
コーン20を正面から見た図で、中央にコイルボビン6
を取付けるための透孔21があり、フレーム10の開口
部28の直径Dと略等しい直径D′の外周辺部22に等
間隔で4箇所に突起部23を形成させてある。なお、図
3に示すコーン20の突起部23において、破線で示す
位置は、後述するスピーカへの取付け後に切断される位
置を仮想的に示すものである。
面で示す図で、図中20はコーンを示し、このコーン2
0は図3に示す形状にて製作される。この図3は円形の
コーン20を正面から見た図で、中央にコイルボビン6
を取付けるための透孔21があり、フレーム10の開口
部28の直径Dと略等しい直径D′の外周辺部22に等
間隔で4箇所に突起部23を形成させてある。なお、図
3に示すコーン20の突起部23において、破線で示す
位置は、後述するスピーカへの取付け後に切断される位
置を仮想的に示すものである。
【0015】このように構成されるコーン20をスピー
カに取付ける状態について説明すると、まずコーン20
の透孔21にコイルボビン6やセンタドーム8を固定し
た後、図4に示すように、このコーン20をスピーカの
前面側に配置する。このときには、コーン20の外周辺
部22の突起部23を、フレーム10のフランジ部25
に載置する。その後、リング状の押さえ部材(ガスケッ
ト)13を突起部23上に配設する。この状態で、図5
に示すように、押さえ部材13の内周壁26とコーン2
0の外周辺部22との間の隙間を埋めるように、コーン
20の周辺部22の全周に亘って、ダンプ剤14を塗布
する。このダンプ剤14は、粘弾性を持つ材質よりな
り、例えばブチルゴム,スチロールアクリル樹脂,アク
リル樹脂等が使用される。ここで、図1はこのダンプ剤
14が塗布された状態での、突起部23がある箇所の断
面を示し、図2は突起部23がない箇所の断面を示す。
カに取付ける状態について説明すると、まずコーン20
の透孔21にコイルボビン6やセンタドーム8を固定し
た後、図4に示すように、このコーン20をスピーカの
前面側に配置する。このときには、コーン20の外周辺
部22の突起部23を、フレーム10のフランジ部25
に載置する。その後、リング状の押さえ部材(ガスケッ
ト)13を突起部23上に配設する。この状態で、図5
に示すように、押さえ部材13の内周壁26とコーン2
0の外周辺部22との間の隙間を埋めるように、コーン
20の周辺部22の全周に亘って、ダンプ剤14を塗布
する。このダンプ剤14は、粘弾性を持つ材質よりな
り、例えばブチルゴム,スチロールアクリル樹脂,アク
リル樹脂等が使用される。ここで、図1はこのダンプ剤
14が塗布された状態での、突起部23がある箇所の断
面を示し、図2は突起部23がない箇所の断面を示す。
【0016】そして次に、図1に示すように、コーン2
0の各突起部23に切り込み24を設け、各突起部23
をコーン20から切り離す。このときには、例えばダン
プ剤14が塗布された上から(図1の上側から)刃物等
を使用して各突起部23に切り込み24を設ける。この
ようにした場合には、各突起部23の近傍のダンプ剤1
4にも、瞬間的に切り込みが設けられることになるが、
ダンプ剤14自体の粘弾性によりすぐに塞がる。
0の各突起部23に切り込み24を設け、各突起部23
をコーン20から切り離す。このときには、例えばダン
プ剤14が塗布された上から(図1の上側から)刃物等
を使用して各突起部23に切り込み24を設ける。この
ようにした場合には、各突起部23の近傍のダンプ剤1
4にも、瞬間的に切り込みが設けられることになるが、
ダンプ剤14自体の粘弾性によりすぐに塞がる。
【0017】従って、各突起部23をコーン20から切
り離すことで、コーン20の外周辺部22は、全周に亘
ってダンプ剤14を介してフレーム10側(リング状の
保持部材13)に保持されることになる。即ち、突起部
23の有る箇所(図1で示す面)と、突起部23の無い
箇所(図2で示す面)の何れでも、ダンプ剤14だけが
直接的にコーン20と押さえ部材13との間に介在す
る。
り離すことで、コーン20の外周辺部22は、全周に亘
ってダンプ剤14を介してフレーム10側(リング状の
保持部材13)に保持されることになる。即ち、突起部
23の有る箇所(図1で示す面)と、突起部23の無い
箇所(図2で示す面)の何れでも、ダンプ剤14だけが
直接的にコーン20と押さえ部材13との間に介在す
る。
【0018】その他の部分は、図8に示した従来のスピ
ーカと同様に構成する。
ーカと同様に構成する。
【0019】このように構成される本例のスピーカによ
ると、コーン20の外周辺部22をエッジ材を介さずに
直接フレーム10側に接続した構成であるのに、エッジ
材を使用した場合と同等の良好な周波数特性のスピーカ
が得られる。そして、エッジ材を使用しない分だけ、ス
ピーカを構成する部品が少なくなり、構成が簡単になる
と共に製造にも手間がかからない。即ち、本例の構成の
スピーカの周波数特性の一例を図6に示すと、約150
0Hzより上の周波数帯域がほぼ平坦になり、約150
0Hzより上の周波数を再生するのに使用できる。これ
に対して、同様のコーンの周辺部をダンプ剤を使用せず
に直接フレームに固定させたスピーカの周波数特性を参
考までに図7に示すと、約1000Hz〜約2000H
zの範囲で、感度が高くなる山があり、この周波数帯に
歪みが生じ、約2000Hzより上の周波数帯域しか再
生に使用できない。
ると、コーン20の外周辺部22をエッジ材を介さずに
直接フレーム10側に接続した構成であるのに、エッジ
材を使用した場合と同等の良好な周波数特性のスピーカ
が得られる。そして、エッジ材を使用しない分だけ、ス
ピーカを構成する部品が少なくなり、構成が簡単になる
と共に製造にも手間がかからない。即ち、本例の構成の
スピーカの周波数特性の一例を図6に示すと、約150
0Hzより上の周波数帯域がほぼ平坦になり、約150
0Hzより上の周波数を再生するのに使用できる。これ
に対して、同様のコーンの周辺部をダンプ剤を使用せず
に直接フレームに固定させたスピーカの周波数特性を参
考までに図7に示すと、約1000Hz〜約2000H
zの範囲で、感度が高くなる山があり、この周波数帯に
歪みが生じ、約2000Hzより上の周波数帯域しか再
生に使用できない。
【0020】このように本例のスピーカによると、簡単
な構成であるのに、最低共振周波数を大きく下げること
ができ、再生帯域を拡大できる。
な構成であるのに、最低共振周波数を大きく下げること
ができ、再生帯域を拡大できる。
【0021】
【発明の効果】本発明によると、コーンの突起部をフレ
ームのフランジ部に載置させた状態で、コーンの外周辺
部とリング状保持部材を介してフレームとの間に粘弾性
を持つダンプ剤を充填することで、コーンの外周辺部が
ダンプ剤と保持部材を介してフレーム側に保持されるこ
とになり、コーンの外周辺部が直接的にフレーム側に保
持されなくなり、ダンプ剤の粘弾性に応じた良好な振動
特性が得られ、エッジ材を使用しない簡単な構成である
にもかかわらず、スピーカとしての音響再生特性(周波
数特性,歪率,音質など)が向上する。
ームのフランジ部に載置させた状態で、コーンの外周辺
部とリング状保持部材を介してフレームとの間に粘弾性
を持つダンプ剤を充填することで、コーンの外周辺部が
ダンプ剤と保持部材を介してフレーム側に保持されるこ
とになり、コーンの外周辺部が直接的にフレーム側に保
持されなくなり、ダンプ剤の粘弾性に応じた良好な振動
特性が得られ、エッジ材を使用しない簡単な構成である
にもかかわらず、スピーカとしての音響再生特性(周波
数特性,歪率,音質など)が向上する。
【0022】この場合、ダンプ剤として、少なくともブ
チルゴム,スチロールアクリル樹脂,アクリル樹脂の何
れかを使用するようにしたことで、コーンの周辺を保持
するのに適切な粘弾性が得られる。
チルゴム,スチロールアクリル樹脂,アクリル樹脂の何
れかを使用するようにしたことで、コーンの周辺を保持
するのに適切な粘弾性が得られる。
【0023】また、スピーカの振動板を構成するコーン
の周辺部に形成された突起部を、フレームに形成したフ
ランジ部に載置した後、コーンの周辺部とフレームとの
間にダンプ剤を塗布してから、突起部をコーンから切り
離すようにしたことで、良好な振動特性が得られるコー
ンの取付けが簡単に行える。
の周辺部に形成された突起部を、フレームに形成したフ
ランジ部に載置した後、コーンの周辺部とフレームとの
間にダンプ剤を塗布してから、突起部をコーンから切り
離すようにしたことで、良好な振動特性が得られるコー
ンの取付けが簡単に行える。
【図1】本発明の一実施例を示す図5のI−I線に沿う
断面図である。
断面図である。
【図2】一実施例を示す図5のII−II線に沿う断面図で
ある。
ある。
【図3】一実施例のコーンを示す正面図である。
【図4】一実施例のコーンを取付けた状態を示す斜視図
である。
である。
【図5】一実施例のダンプ剤を塗布した状態を示す斜視
図である。
図である。
【図6】一実施例のスピーカの周波数特性図である。
【図7】一実施例の説明に供する周波数特性図である。
【図8】従来のスピーカの一例を示す断面図である。
1 磁気回路 2 磁石 3 ヨーク 4 トッププレート 5 センタポール 6 コイルボビン 7 ボイスコイル 10 フレーム 13 押さえ部材 14 ダンプ剤 20 コーン 21 透孔 22 外周辺部 23 突起部 24 切り込み 25 フランジ部 26 内周壁 28 フレームの開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭50−52933(JP,U) 実開 昭57−82789(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 7/22 H04R 7/26 H04R 31/00
Claims (3)
- 【請求項1】 中央部にコイルボビンが接続され外周辺
部がフレーム開口部側に保持されるコーンを有し、該コ
イルボビンに巻装されたボイスコイルに供給される音声
信号に基づいて該コーンが振動するスピーカにおいて、 上記フレームの開口部に設けられたフランジ部に取付け
られたリンク状保持部材の内周壁と上記コーンの上記外
周辺部に粘弾性のダンプ剤を充填させ、 上記コーンの上記外周辺部を上記粘弾性ダンプ剤にて上
記リング状保持部材に保持させて成るスピーカ。 - 【請求項2】 ダンプ剤として、少なくともブチルゴ
ム,スチロールアクリル樹脂,アクリル樹脂の何れかを
使用するようにした請求項1記載のスピーカ。 - 【請求項3】 フレームの開口部と略同じ径の外周辺部
のコーンに、この外周辺部から突出する複数の突出部を
設け、 上記フレームの開口部の外周部に設けたフランジ部に上
記複数の突出部を載置すると共に上記フランジ部に沿っ
て保持部材を取付け、 上記フランジ部と上記保持部材で上記複数の突出部を挟
着し、 上記保持部材と上記コーンの外周辺部にダンプ剤を塗布
した後に、上記複数の突出部を上記コーンの外周部辺か
ら切り離し、 上記コーンの外周辺部を上記ダンプ剤を介して上記保持
部材にて保持させるようにしたスピーカの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05013822A JP3136822B2 (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | スピーカ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05013822A JP3136822B2 (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | スピーカ及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06233378A JPH06233378A (ja) | 1994-08-19 |
JP3136822B2 true JP3136822B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=11843974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05013822A Expired - Fee Related JP3136822B2 (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | スピーカ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3136822B2 (ja) |
-
1993
- 1993-01-29 JP JP05013822A patent/JP3136822B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06233378A (ja) | 1994-08-19 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |