JP3136656B2 - 効果付加装置 - Google Patents

効果付加装置

Info

Publication number
JP3136656B2
JP3136656B2 JP03158357A JP15835791A JP3136656B2 JP 3136656 B2 JP3136656 B2 JP 3136656B2 JP 03158357 A JP03158357 A JP 03158357A JP 15835791 A JP15835791 A JP 15835791A JP 3136656 B2 JP3136656 B2 JP 3136656B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
register
value
input
filter
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03158357A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH056173A (ja
Inventor
士郎 石黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP03158357A priority Critical patent/JP3136656B2/ja
Publication of JPH056173A publication Critical patent/JPH056173A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3136656B2 publication Critical patent/JP3136656B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、効果付加装置に関し、
さらに詳しくはワウ効果を付加する効果付加装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、楽音を、その音色すなわち周波数
特性を時々刻々に変化させて発生させる効果「ワウ・ワ
ウ」が知られており、妙味のある楽音を得ることができ
る。この効果を付加するためのアナログ回路としては、
電子オルガン等の押鍵時に発生するエンベープ信号とワ
ウ効果付加用の信号とを乗算した信号を、楽音の音色を
制御する電圧制御フィルタ(VCF)に供給してVCF
の遮断周波数(fc:cut off frequency)を変動させる
ものが知られている。このVCFの遮断周波数(fc)
の変動によって、VCFを通過する楽音の周波数特性が
変動し、ワウ効果が付加される。
【0003】近年、上記のようなワウ効果を、ディジタ
ル式の電子楽器に適用することが試みられている。図1
6(a),(b) は、ワウ効果をディジタル式で処理するため
の電子回路ブロック図である。同図(a) において、AD
141は、入力する楽音信号aをディジタル符号化し
て、ディジタル信号bを出力するアナログ・ディジタル
・コンバータである。DSP142は、ディジタル信号
bにワウ効果を付加して、効果付加信号cを出力するデ
ィジタル・シグナル・プロセッサである。μ143は制
御信号eによりDSP142を制御するマイコン(CP
U:中央演算処理装置)である。DA144は、ワウ効
果が付加されたディジタル信号cをアナログ信号dに変
換して出力するディジタル・アナログ・コンバータであ
る。
【0004】同図(b) は、DSP142の内部回路を示
すブロック図である。ENV145は、エンベロープ検
出回路であり、電子ギターの弦のピッキング等によって
発生した楽音の入力信号b(図17(a) 参照)を全波整
流し、エンベロープ抽出を行って信号f(図17(b) 参
照)を出力する。KEI146は、係数変換回路であ
り、ENV145から入力される信号fに対して、加減
算等を行ってデータ変換することにより信号g(図17
(c) 参照)を生成し、これをフィルタ係数としてフィル
タ147に供給する。フィルタ147は、フィルタ係
数、すなわち信号gによりフィルタ特性が変動し、信号
bにワウ効果を付加して信号cを出力する。
【0005】図18は、フィルタ147の共振周波数の
変動特性を示したものである。横軸に振幅、縦軸に振幅
利得が対応する。図17(c) に示す係数gの値、例えば
7FFF(H)〜2000(H)に従って、フィルタ1
47の遮断周波数が図18のcf〜cf′のように変動
する。これにより、cf、cf′近傍で強調される高調
波が変動してワウ効果が付加される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ワウ効果
は、当然ながら、電子ギター等でピッキング操作の都
度、効果があらわれることが期待される。しかし従来で
は、最初のピッキングから、続けて2回目のピッキング
を行った場合、ワウ効果は最初のピッキングにのみ明確
にあらわれるが、2回目のピッキングに対しては明確に
はあらわれない。
【0007】これは、図19(a) に示すように、続けて
2回のピッキングを行った場合、この入力波形信号b
を、上述の図17で説明した、整流、エンベロープ抽
出、及び減算・加算によるデータ変換を行ってフィルタ
係数gを得ても、図19(b) に示すように、2回目のピ
ッキングに対応するフィルタ係数gの値はその変化率が
吸収されて僅かに上がるだけであって大きな変化はな
い。従って、このフィルタ係数gを、図16(b) のフィ
ルタ147に供給してもフィルタ特性には大きな変動は
生じない、すなわち2回目のピッキングに対応する大き
な変動は生じないということに原因がある。
【0008】このように、従来の方法では、最初のピッ
キングから極めて短い時間内に続けて次のピッキングを
行った場合には、最初のピッキングのとき以外ではワウ
効果が殆ど現れない。このため効果付加の演奏に一体感
が得られないという不満があった。
【0009】本発明の課題は、極めて短い時間内に続け
て演奏操作を行っても、演奏操作の都度、明確なワウ効
果を楽音に付加することのできる電子楽器の効果付加装
置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は次の通り
である。本発明は、入力音響信号のエンベロープを設定
されたフィルタ係数に基づいて抽出するための第1のフ
ィルタ手段と、このエンベロープに対応して変化するフ
ィルタ係数に基づいて入力音響信号をフィルタリングし
て出力する第2のフィルタ手段とを設けた効果付加装置
に適用される。
【0011】まず、検出手段は、入力音響信号のレベル
が所定値以上となったときを検出する。同手段は、例え
ばCPU(中央演算処理装置)等からなる。つぎに、フ
ィルタ係数変更手段は、検出手段により入力音響信号の
レベルが所定値以上と判断された場合は第1のフィルタ
手段のフィルタ係数をフィルタの遮断周波数を上げるよ
うに変更する。同手段は例えば加減算器等からなる。
【0012】
【作用】本発明の手段の作用は次の通りである。第1の
フィルタ手段からの入力音響信号のレベル値が所定値以
上となると、検出手段により検出される。すると、この
判断に基づいて、フィルタ係数変更手段によりフィルタ
係数が変更され、この変更により第1のフィルタ手段の
遮断周波数が上がる。
【0013】これにより、短時間内に連続して音響信号
が発生した場合においても、発生毎に、明確なワウ効果
が入力音に付加される。
【0014】
【実施例】本発明の実施例について、以下、図面を用い
て説明する。図1(a),(b) は、本実施例の電子楽器(電
子ギター)の外観図である。同図(a) において、電子ギ
ター10は、ボディ1及びネック2からなっており、そ
のボディ1の内部には詳しくは後述する楽音にワウ効果
を付加する処理を行う電子部3が配設されている。ま
た、ボディ1、ネック2の上面長手方向には振動によっ
て楽音を発生する6本の弦4が張設されている。さら
に、ボディ1の上面には、弦4の振動をアナログ電気信
号に変換し後述する差動アンプを介して電子部3に出力
するピックアップ5、電子部3からの楽音信号の出力を
調節するボリュームつまみ6、及び後述するコンソール
7が設けられている。そして、ボディ1の側面下部に
は、電子部3の出力を外部のアンプ等に伝達するための
出力ジャック8を備えている。同図(b) は、上記コンソ
ール7の外観図である。その上面には、楽音にワウ効果
を付加するかしないかを選択して予め設定するためのO
N/OFFスイッチ7−1、及びそのON/OFFスイ
ッチ7−1がON操作されたとき点灯して、ONとなっ
たことを報知するLED7−2が設けられている。
【0015】図2は、上記電子部3の回路構成図であ
る。なお、電子部3と接続している図1に示した各構成
部については図1と同一番号を付して示す。図2の回路
構成図において、ピックアップ5は、図1(a) の弦4の
振動に対応してアナログ電気信号e1 、e2 を差動アン
プ21に出力する。差動アンプ21は、一対の入力端子
に入力されたアナログ電気信号e1 、e2 の差を増幅し
てアナログ電気信号iとして電子回路部22に出力す
る。電子回路部22は、入力された楽音信号iに後述す
るワウ効果を付加した楽音信号oを出力する。この信号
oは、トーンコントロール用可変抵抗23により音質を
制御され、図1(a) のボリュームつまみ6に連動するボ
リューム用可変抵抗24により音量を制御された後、出
力ジャック8を介して外部に出力される。
【0016】次に、図3は、上記電子回路部22の内部
構成を示すブロック図である。同図において、アナログ
/デジタル変換器(AD)31は、デジタル・シグナル
・プロセッサ(DSP)32に接続しており、図2の差
動アンプ21から入力されるアナログ電気信号iをディ
ジタル信号aに変換しDSP32に出力する。
【0017】DSP32には、デジタル/アナログ変換
器(DA)33及びCPU(中央演算処理装置)34が
接続しており、DSP32は、CPU35による制御の
もとに、信号aにアタックグラウル等の効果を付加し
て、効果の付加されたディジタル楽音信号bをDA33
に出力する。DA33は、入力された楽音信号bをディ
ジタルからアナログに変換して、楽音信号oを出力す
る。
【0018】CPU34は、特には図示しない内蔵のR
OMに格納されているマイクロプログラムに従って動作
し、回路全体を制御する。その、CPU34には、上記
DSP32の他、RAM(ランダム・アクセス・メモ
リ)35、ROM(リード・オンリ・メモリ)36が接
続しており、また、図1(b) のコンソール7も接続して
いる。そして、CPU34は、コンソール7のスイッチ
7−1によるオン/オフ入力に基づいて、ROM36か
ら後述するフィルタ特性を変更するための各種の係数値
を読み出し、DSP32に転送する。
【0019】次に、上記CPU34により行われる処理
を説明する。図4は、CPU34の処理動作を示すフロ
ーチャートである。この動作は、図1の電子ギターの特
には図示しない電源スイッチがオンとなることにより開
始される。また、RAM35の、特には図示しないデー
タ領域STA,DEP,KEX,KET,GA0,GA
1,GA2及びGA3が使用される。この各データ領域
には、領域名と同じ名称で表わされるデータが格納され
ており、そのデータの内容は、それぞれD(STA),
D(DEP),D(KEX),D(KET),D(GA
0),D(GA1),D(GA2)及びD(GA3)で
表される。
【0020】同図において、CPU34は、まず、コン
ソール7のスイッチ7−1が操作されたか否か、即ち、
現在のオン/オフ状態を前回走査した時のオン/オフ状
態と比較して変化があったか否か判別する(ステップS
401)。
【0021】そして、スイッチ7−1がオンからオフに
変化していれば、今「ワウ効果を付加しない」ことが指
定されたと判断し、RAM35のデータ領域STA,D
EP,KEX,KET,GA0,GA1及びGA2のデ
ータ内容を0000(以下数値は16進値表示)にセッ
トし、データ領域GA3にはデータ7FFFをセットす
る(ステップS402)。続いて、LED7−2を消灯
し(ステップS403)、上記セットした各データ領域
の内容D(STA),D(DEP),D(KEX),D
(KET),D(GA0),D(GA1),D(GA
2)及びD(GA3)をDSP32に転送したのち(ス
テップS404)、ステップS401に戻る。
【0022】これにより、コンソール7のスイッチ7−
1が、オンからオフに操作されると、LED7−2が消
灯されて、ワウ効果を付加しないことが報知され、そし
て、詳しくは後述するワウ効果を付加するためのローパ
ス・フィルタ、ワウ・フィルタの各フィルタの機能を停
止させるためのデータがRAM35からDSP32へ転
送される。
【0023】上記ステップS401で、スイッチ7−1
がオフからオンに変化していれば、今「ワウ効果を付加
する」ことが指定されたと判断し、RAM35の各デー
タ領域のデータ内容D(STA),D(DEP),D
(KEX),D(KET),D(GA0),D(GA
1)及びD(GA2)を、それぞれ7FFF,400
0,1000、7FFF,C18D,868B,3A0
及び1000にセットし(ステップS406)、次に、
LED7−2を点灯し(ステップS406)、続いて、
上記セットした各データ領域の内容をDSP32に転送
して(ステップS404)、ステップS401に戻る。
【0024】これにより、コンソール7のスイッチ7−
1が、オフからオンに操作されると、LED7−2が点
灯されて、ワウ効果を付加することが報知され、そし
て、ワウ効果を付加するためのローパス・フィルタ、ワ
ウ・フィルタの各フィルタの機能を起動させるためのデ
ータがRAM35からDSP32へ転送される。
【0025】上記ステップS401で、スイッチ7−1
が操作されていない場合は、再びステップS401の判
別処理を繰り返す。これにより、スイッチ7−1が操作
されていない、即ち現在のワウ効果を付加するモード又
は付加しないモードのいずれかを、他方へ切り換えるモ
ード切り換え指示がなされない限り、スイッチ7−1に
より指定されたモードが継続する。
【0026】次に、図5に、上記ワウ効果の付加を実行
するDSP32の内部構成を示す。同図において、プロ
グラムメモリ201は所定のマイクロプログラムを格納
するメモリであり、図3のCPU34からの指示に従っ
て所定の動作プログラムを制御回路202に供給する。
また、プログラムメモリ201には特には図示しないア
ドレスカウンタが接続されており、プログラムメモリ2
01は、このアドレスカウンタからのアドレス指定にし
たがって、プログラム内容を順次制御回路202に供給
する。
【0027】制御回路202は、プログラムメモリ20
1の出力内容に基づいて、後述する各レジスタ、メモリ
間のデータ転送と、各ゲートやラッチを開閉制御するた
めの各種制御信号、並びにサンプリングタイミング毎に
インクリメントされるカウンタ値SCを出力し、所望の
信号処理動作を実行する。
【0028】係数メモリ(P)203は、図6(a) に示
すように、ワウ効果付加のための各種パラメータを格納
するレジスタであり、これらの係数は、CPU34の制
御によって、図3のRAM35から読み出されてDSP
32に転送され、係数メモリ(P)203に格納され
る。
【0029】ワークメモリ(W)204は、図6(b) に
示すように、入力された波形信号や、各種パラメータ、
また、DSP32内で作成される波形用信号や、出力波
形等を一時的に退避させておく作業用のメモリである。
【0030】なお、遅延オフセットメモリ(T)20
5、及び遅延用メモリ105は、残響音付加等の波形変
換を行う際に使用されるものである。入力レジスタ(P
I)206は、図3のAD変換器31からのデジタル楽
音信号aを格納し、同信号を内部バス207を介して各
部へ供給する。
【0031】前述の係数メモリ(P)203、ワークメ
モリ(W)204の出力及び入力レジスタ(PI)20
6の出力は、後述する各レジスタからの出力とともにゲ
ート208〜211のゲート端子に入力され、ゲート2
08〜211からの出力はレジスタ(M0)212、
(M1)213、(A0)214、(A1)215に入
力される。
【0032】レジスタ(M0)212、(M1)213
には、乗算器216に供給される演算途中のデータが格
納され、レジスタ(A0)214、(A1)215には
加減算器217に供給される演算途中のデータが格納さ
れる。
【0033】また、レジスタ(M1)213の出力、お
よび後述するレジスタ(SR)224の出力はゲート2
18を介して乗算器216に入力されるとともに、レジ
スタ(A0)214の出力、および後述するレジスタ
(MR)221の出力はゲート219を介して加減算器
217に入力され、レジスタ(AI)215の出力、お
よび後述するレジスタ(AR)222の出力はゲート2
20を介して加減算器217に入力される。
【0034】乗算器216の乗算結果はレジスタ(M
R)221に格納され、レジスタ(MR)221の出力
はゲート209、およびゲート219に供給される。ま
た、加減算器217の演算結果はレジスタ(AR)22
2に格納され、レジスタ(AR)222の出力は、オー
バーフロー(桁あふれ)を防止するためのクリッパ回路
223を介してレジスタ(SR)224に供給される。
また、レジスタ(AR)222の符号ビットの値がフラ
グレジスタ(SF)226に供給され、フラグレジスタ
(SF)226の出力は加減算器217に与えられる。
【0035】レジスタ(SR)224の出力はゲート2
11に供給され、また、ある1音についての処理の演算
結果として、内部バス207を介してワークメモリ
(W)204に格納される。
【0036】上述の演算結果がワークメモリ(W)20
4に記憶されて一連の処理が終了すると、同メモリに記
憶されたデータは、出力レジスタ(OR)225に転送
され、同レジスタから図3のDA変換器33に出力され
る。
【0037】つぎに、図5で示される構成のDSP32
の具体的な動作について、図7〜図12の動作フローチ
ャートに基づき説明する。なお、これらの動作は、DS
P32が、プログラムメモリ201に記憶されたマイク
ロプログラムを実行する処理として実現される。
【0038】また、各動作フローチャートで、例えばW
(INP)は、図5のワークメモリ(W)204の名称
がINPである格納領域に格納されたデータ(係数又は
定数)の内容を示すものとする。同様に、例えばP(K
EX)は、図5の係数メモリ(P)203の格納領域K
EXに格納された変数(定数でもよい)の内容を示すも
のとする。ここで、各メモリに格納されている係数(定
数)または変数の各メモリ上でのアドレスと名称おび内
容は、図6(a),(b) に示される。
【0039】図7は、ゼネラル・フローチャートであ
る。ここでは各処理について概説し、詳しくは後述の図
8〜図12で説明する。 図7において、まず、入力さ
れるディジタル信号の負の値を反転させて全ての入力波
形信号を正の値とする入力データの絶対値化の処理を行
う(ステップS701)。これにより、全波整流が行わ
れる。
【0040】次に、全波整流された入力信号の値が一定
値を越えたか否かを判別するピッキング判定処理が行わ
れる(ステップS702)。そして、ピッキングされて
いれば、ローパスフィルタ係数LPFに対して、フィル
タの遮断周波数を高域に移動させるための算出処理1を
行う(ステップS704)。また、ピッキングされてい
なければ、ローパスフィルタ係数LPFに対して、フィ
ルタの遮断周波数を通常の遮断帯域に設定するための算
出処理2を行う(ステップS705)。これにより、ピ
ッキングがなされると、ローパスフィルタの特性が楽音
波形の変化に鋭敏となるような係数が算出され、ピッキ
ングがなければ通常の特性係数が算出される。
【0041】続いて、上述の係数に基づいてエンベロー
プを抽出するためのローパスフィルタリング(LPF)
処理を行い(ステップS706)、この抽出されたエン
ベロープに基づいてワウ係数を演算により算出するワウ
係数演算処理を行う(ステップS707)。そして、そ
の算出されたワウ係数に基づいて演算を行い得られた結
果を原楽音に付加して出力するワウ演算処理を行う(ス
テップS708)。
【0042】図13は、上述した各処理のための機能ブ
ロック図を示したものである。また同図の各機能ブロッ
クは、処理を行うためのハード模式図で示される。同図
において、破線で示すブロック13−1は入力される楽
音信号に対する絶対値化処理を、ブロック13−2は楽
音のピッキング判定処理およびLPF(ローパスフィル
タ)係数の演算・算出処理を、ブロック13−3は楽音
からピッキング操作を鋭敏に反映したエンベロープを抽
出する処理を、ブロック13−4は抽出されたエンベロ
ープに基づいて所定のワウ係数の算出処理を、そして、
ブロック13−5は算出されたワウ係数に基づいて入力
された楽音信号にワウ効果を付加する処理を行う。
【0043】これを、同図に従ってさらに詳細に説明す
る。ブロック13−1において、入力楽音信号INPが
加減算器301、302、及び303に入力される。加
算器301では入力された楽音信号INPから、定数
「0」が減算され、結果の最上位ビット値がフラグ検出
器304に与えられる。この「0」減算処理は、入力楽
音信号INPの最上位ビット(2の補数によって表され
る符号ビット)の値をそのままフラグ検出器304に与
えるための処理である。
【0044】加減算器302では、定数「0」に入力楽
音信号INPが加算され、結果がゲート305に与えら
れる。この「0」への加算処理は、入力楽音信号INP
の値を、そのままゲート305に与えるためのものであ
る。
【0045】加減算器303では、定数「0」から入力
楽音信号INPが減算され、結果がゲート306に与え
られる。この「0」からの減算処理は、入力楽音信号I
NPの値を、正負反転させてゲート306に与えるため
のものである。
【0046】フラグ検出器304は、入力された楽音信
号INPの符号ビットを検証し、「0」となっていれば
ゲート305に出力する信号バーFをアクティブにす
る。これにより、ゲート305がオンとなる。一方、検
証した符号ビットが「1」であればゲート306に出力
する信号Fをアクティブにする。したがって、この場合
はゲート306がオンとなる。
【0047】これにより、符号ビットが「0」、即ち入
力楽音信号INPの値が正ならば、その正の値のINP
がゲート305を通過する。一方、符号ビットが
「1」、即ち入力楽音信号INPの値が負ならば、正負
反転によって正の値となったINPがゲート306を通
過する。
【0048】これにより、入力楽音信号INPは、負の
値が正に変換され、正のみの信号、すなわち絶対値化さ
れた波形信号ZETとして次の処理ブロック13−2に
供給される。
【0049】ブロック13−2において、上述の波形信
号ZETは加減算器307に入力される。加減算器30
7では、上記入力された波形信号ZETから、特には図
示しない制御部から入力されるピッキング判定閾値TH
Dが減算され、結果の最上位ビット(符号ビット)がフ
ラグ検出器310に与えられる。フラグ検出器310は
符号ビット(フラグ)を検証し、フラグが「1」なら
ば、ゲート311に出力する信号Fをアクティブにし
て、ゲート311をオンにさせる。一方、フラグが
「0」ならば、ゲート312に出力する信号バーFをア
クティブにし、ゲート312をオンにさせる。
【0050】これにより、波形信号ZETの入力レベル
がピッキング判定閾値THDを越えないときは減算によ
り値が負(フラグは「1」)となり、これによってピッ
キング無しと判定され、ゲート311がオンとなる。一
方、波形信号ZETの入力レベルがピッキング判定閾値
THDを越えたときは、減算によっても値は正を維持
し、フラグは「0」であり、これによってピッキングあ
りと判定されて、ゲート312がオンとなる。
【0051】そして、制御部からは、例えば値が400
0(H)に予め設定されたローパスフィルタ係数基準値
STD、及び例えば値が2000(H)に予め設定され
たローパスフィルタ係数オフセット値OFSが、ともに
加減算器308、309に入力される。加減算器308
では、係数基準値STDに係数オフセット値OFSが加
算されて、この加算結果として大きな値、例えば600
0(H)がゲート311に出力される。もしゲート31
1がオンならば、すなわち、ピッキング無しならば、こ
の大きな値がローパスフィルタ係数KEIとして次の処
理ブロック13−3に出力される。
【0052】また、加減算器309では、係数基準値S
TDから係数オフセット値OFSが減算されて、この減
算結果として小さな値、例えば2000(H)がゲート
312に出力される。もしゲート312がオンならば、
すなわち、ピッキング有りならば、この小さな値がロー
パスフィルタ係数KEIとして次の処理ブロック13−
3に出力される。
【0053】ブロック13−3において、まず、ブロッ
ク13−1の絶対値化処理で得られた入力絶対値化デー
タZETが乗算器313に入力される。乗算器313に
は、不図示の制御部から、乗数として第1のローパスフ
ィルタ係数KEXが与えられ、入力絶対値化データW
(ZET)と乗算され、その乗算結果が加算器316に
与えられる。加算器316では、後述する乗算器314
から入力されるデータ値を加算して、その加算結果を1
標本遅延器(Z-1)315及び加算器318へ出力す
る。
【0054】1標本遅延器(Z-1)315は、加算器3
16から入力されたデータを、1サンプリング・タイミ
ング遅らせてローパスフィルタ遅延出力データとして、
乗算器314及び317へ出力する。
【0055】乗算器314には、ブロック13−2から
ピッキング判定結果に基づいて演算されたローパスフィ
ルタ係数KEIが入力されており、この係数KEIと、
1標本遅延器(Z-1)315からの1サンプリング・タ
イミング前の遅延出力データとが乗算されて、乗算結果
が上述の加算器316へ出力される。また、乗算器31
7には、制御部から乗数として第2のローパスフィルタ
係数KETが入力され、この係数KETと上述の1サン
プリング・タイミング前の遅延出力データとが乗算され
て、乗算結果が加算器318へ出力される。加算器31
8では、加算器316からの出力と、乗算器317から
の出力が加算されることにより入力値のたたみ込みが行
われ、エンベロープENVとして出力される。
【0056】ここで、上述のローパスフィルタリング処
理を行うローパスフィルタの特性について、図14にそ
の特性図を示す。同図において、ローパスフィルタを構
成する乗算器314に与えられるローパスフィルタ係数
KEIの値が例えば6000(H)の如く大きいとき
は、同図破線Aで示される特性曲線を示し、ことき抽出
されるエンベロープは例えば図17(b) 又は図19(b)
に示されるような、変化に乏しいなだらかなものとな
る。一方、係数KEIの値が例えば2000(H)の如
く小さいときは、図14の実線Bで示される特性曲線を
示し、遮断周波数帯域が高域へ移行する。これにより、
エンベロープ抽出において楽音信号波形の変化に鋭敏と
なり、例えば1回目のピッキングに続いて短時間の間に
2回目のピッキングが行われた場合でも、その2回目の
ピッキングに対して、図15(a) に示すように、1回目
のピッキングに対すると同様なエンベロープの変化、す
なわち、もう一度初めからピッキングを行ったように低
い値から立ち上がるエンベロープが抽出される。
【0057】図13に戻り、上述のようにして得られた
エンベロープデータENVは、次のブロック13−4の
係数演算処理に供給される。ブロック13−4におい
て、エンベロープデータENVは、乗算器319に入力
される。乗算器319には、上記エンベロープデータE
NVを例えば最大値が7FFF(H)を越えないように
正規化するためのワウ係数乗算値DEPが与えられ、乗
算が行われる。そして、この乗算により正規化されたエ
ンベロープデータは加減算器320に出力される。
【0058】加減算器320では、ワウ係数標準値ST
Aが与えられており、このワウ係数標準値STAから、
乗算器319から入力された正規化されたエンベロープ
データが減算され、この減算結果がワウフィルタ係数G
AIとして次のブロック13−5へ出力される。
【0059】上記ワウ係数標準値STAが例えば7FF
F(H)であれば、正規化されたエンベロープデータは
7FFF(H)/2を中心としてこれに対称に反転す
る。これにより、例えば図15(a) に示すエンベロープ
から、これが正規化されたのち反転して、同図(b) に示
す関数gが得られる。このように2回目のピッキングに
よって生成された2つに分離された低い値(同図(b) の
A′、B′近傍)を有する関数gがワウフィルタ係数G
AIとして次のブロック13−5へ与えられる。
【0060】次のブロック13−5におけるワウ付加の
処理は、ワウフィルタにより行われる。同図ブロック1
3−5におけるワウフィルタの5個の乗算器のうち3個
の遅延データ乗算器324、325及び329と、入力
データ乗算器321において遅延データまたは入力デー
タに乗算される第1〜第4の4個のワウフィルタ係数G
A0〜GA3は、それぞれ予め設定された定数であり、
例えば、効果付加のモードにおいては、それぞれ、C1
8D(H),868B(H),3A0B(H),100
0(H)のような値をとる。そして、残る1個の遅延デ
ータ乗算器322において遅延データに乗算されるワウ
フィルタ係数GAIのみが前のブロック13−4から入
力される可変データ、図15(b) の関数gとなってい
る。この、ワウフィルタ係数GAIの変動に伴って変化
するワウフィルタの周波数特性は図14(b) に示す通り
である。同図(b) から明らかな如く、ワウフィルタ係数
GAIの値の減少、増大に応じて周波数特性は高域、低
域と移動する。ワウフィルタ係数GAIが、図15(b)
の関数gのようであれば、ワウフィルタの周波数特性
は、高域、低域、高域と短時間に変動し、それから徐々
に低域へ移行する。すなわち、2つの高域の間の低域が
明確に現れるため、2つの高域移動が明確に分離・強調
されて、2回目のピッキングに対しても明確なワウ効果
が付加される。
【0061】なお、効果を付加しないモードのときは、
係数GA3のみ7FFF(H)で、あとの3個の係数を
全て0000(H)とする。これにより、フィルタは機
能しない。
【0062】上記のような演算を行うブロック13−5
において、まず、乗算器321により、入力楽音データ
INPに、制御部から入力される第4のワウフィルタ係
数GA3が乗算され、その乗算結果が加算器323に与
えられる。
【0063】また、乗算器322では、遅延器330か
らの一次標本遅延データであるワウフィルタ1次遅延値
EN0に、制御部からの可変データであるワウフィルタ
係数GAIが乗算され、この乗算結果が加算器323に
与えられて、加算器323では、この乗算結果に、先に
入力された乗算結果を加算する最初の加算演算が行われ
る。
【0064】さらに、他の乗算器324で、遅延器32
7からの二次標本遅延データであるワウフィルタ二次遅
延値EN1に、制御部からの定数データである第1のワ
ウフィルタ係数GA0が乗算され、この乗算結果がさら
に加算器323に与えられる。そして加算器323で
は、保持している最初の加算演算の結果に、上記次に与
えられた乗算結果を加算する2番目の加算演算を行い、
この加算結果を遅延器330及び、他の加算器326へ
出力する。
【0065】遅延器330からの一次標本遅延データで
あるワウフィルタ1次遅延値EN0は、上記乗算器32
2のほか、他の遅延器327、及び他の乗算器325に
も与えられており、遅延器327は、この入力されたワ
ウフィルタ1次遅延値EN0を次の処理タイミングで、
二次標本遅延データすなわちワウフィルタ二次遅延値E
N1として2個の乗算器324及び329に出力するよ
うになっている。
【0066】遅延器330からワウフィルタ一次遅延値
EN0を入力された乗算器325では、その入力された
ワウフィルタ一次遅延値EN0に、制御部から入力され
る第2のワウフィルタ係数GA1が乗算され、その乗算
結果が加算器326に出力される。加算器326では、
この乗算器325から入力されたデータに、先に他の加
算器323から入力されたデータを加算する第1回目の
加算演算を行う。
【0067】また、遅延器327からワウフィルタ二次
遅延値EN1を入力された乗算器329では、その入力
されたワウフィルタ二次遅延値EN1に、制御部からの
第3のワウフィルタ係数GA2が乗算されて結果が加算
器326に出力される。そして、加算器326では、こ
の入力されたデータを、先に加算処理して保持している
演算結果に加算する第2回目の加算演算を行い、この加
算結果をワウフィルタ出力値OUTとして出力値する。
【0068】この、ワウフィルタ出力値OUTが図3の
DSP32からDA変換器33に出力される。次に、D
SP32による上述の入力データの絶対値化処理の動作
を、図8のフローチャートを用いて説明する。
【0069】同図において、入力レジスタ(PI)20
6に得られた楽音信号aがワークメモリ(W)204に
入力楽音データW(INP)として格納される(ステッ
プS801)。
【0070】つぎに、ワークメモリ(W)204から定
数W(ZRO)が読み出され、レジスタ(A0)214
に格納される(ステップS802)。つづいて、処理の
初めにワークメモリ(W)204に格納された入力楽音
データW(INP)が読み出され、レジスタ(A1)2
15に格納される(ステップS803)。
【0071】そして、レジスタ(A1)215の内容か
ら、レジスタ(A0)214の内容(定数「0」)が減
算され、その減算結果がレジスタ(AR)222に書き
込まれる(ステップS804)。すなわち、レジスタ
(A1)215の内容である楽音データW(INP)の
値がそのままレジスタ(A0)214に書き込まれる。
これにより、図13の加減算器301の演算機能と等価
な処理が実現される。
【0072】次に、再びワークメモリ(W)204から
定数W(ZRO)が読み出され、今度はレジスタ(A
1)215に格納される。さらにまた、レジスタ(A
R)222に得られている減算結果の最上位ビットの内
容、即ち符号ビットの値F(AR)がフラグレジスタ
(SF)226に格納される(ステップS805)。こ
れにより、図13の加減算器301の出力機能と等価な
処理が実現される。そして、再びワークメモリ(W)2
04から入力楽音データW(INP)が読み出されてレ
ジスタ(A0)214に格納される(ステップS80
6)。
【0073】続いて、フラグレジスタ(SF)226の
フラグが「1」であるか否かが検証され、入力楽音デー
タW(INP)の正負が判別される。(ステップS80
7)。これにより、図13のフラグ検出器304の機能
と等価な処理が実現される。
【0074】そして、フラグが「1」ならば、入力楽音
データW(INP)の値は負であり、この場合はレジス
タ(A1)215の内容「0」から、レジスタ(A0)
214の入力楽音データW(INP)が減算されること
により入力楽音データW(INP)の符号が反転され、
その符号の反転された値がレジスタ(AR)222に書
き込まれる(ステップS808)。これにより、図13
の加減算器302及びゲート305の機能と等価な処理
が実現される。
【0075】また、上記ステップS807で、フラグが
「0」ならば、入力楽音データW(INP)の値は正で
あり、この場合はレジスタ(A1)215の内容「0」
にレジスタ(A0)214の入力楽音データW(IN
P)が加算され、符号の反転はなく、そのままレジスタ
(AR)222に格納される(ステップS809)。こ
れにより、図13の加減算器303及びゲート306の
機能と等価な処理が実現される。
【0076】つづいて、レジスタ(AR)222の内容
は、レジスタ(SR)224に転送され(ステップS8
10)、レジスタ(SR)224はこれを入力絶対値デ
ータW(ZET)として出力し、この信号はデータバス
207を介してワークメモリ(W)204に書き込まれ
る(ステップS811)。
【0077】次に、DSP32によるピッキング判定及
びLPF係数演算処理の動作を、図9のフローチャート
を用いて説明する。同図において、まず、前の絶対値化
処理でワークメモリ(W)204に得られた入力絶対値
化データW(ZET)が読み出され、レジスタ(A1)
215に格納される(ステップS901)。
【0078】つぎに、ワークメモリ(W)204からス
レッショルド値(閾値)W(THD)が読み出され、レ
ジスタ(A0)214に格納される(ステップS90
2)。そして、レジスタ(A1)215の内容から、レ
ジスタ(A0)214の内容が減算され、すなわち、入
力絶対値化データW(ZET)からスレッショルド値W
(THD)が減算されて、その減算結果がレジスタ(A
R)222に書き込まれ(ステップS903)、その書
き込まれたデータの最上位ビットF(AR)がフラグレ
ジスタ(SF)226に与えられる(ステップS90
4)。これにより、図13の加減算器307の機能と等
価な処理が実現される。
【0079】続いて、ワークメモリ(W)204から基
準値としてLPF係数W(STD)が読み出され、レジ
スタ(A1)215に格納される(同じくステップS9
04)。また、オフセット値としてLPS係数W(OF
S)も読み出され、レジスタ(A0)214に格納され
る(ステップS905)。
【0080】そして、フラグレジスタ(SF)226の
フラグが「1」であるか否かが検証され、入力絶対値化
データW(ZET)がスレッショルド値W(THD)を
越えたが否かが判別される(ステップS806)。これ
により、図13のフラグ検出器310の機能と等価な処
理が実現される。
【0081】そして、フラグが「1」ならば、入力絶対
値化データW(ZET)はスレッショルド値W(TH
D)より小さく、従ってピッキング無しと判別され、こ
の場合は、レジスタ(A1)215のLPF基準定数W
(STD)にレジスタ(A0)214のLPSオフセッ
ト定数W(OFS)が加算され、この加算結果として大
きな値がレジスタ(AR)222に書き込まれる(ステ
ップS907)。これにより、図13の加減算器308
及びゲート311の機能と等価な処理が実現される。
【0082】また、上記ステップS906で、フラグが
「0」ならば、入力絶対値化データW(ZET)はスレ
ッショルド値W(THD)より大きく、従ってピッキン
グ有りと判別され、この場合は、レジスタ(A1)21
5のLPF基準定数W(STD)からレジスタ(A0)
214のLPSオフセット定数W(OFS)が減算さ
れ、この減算結果として小さな値がレジスタ(AR)2
22に格納される(ステップS908)。これにより、
図13の加減算器309及びゲート312の機能と等価
な処理が実現される。
【0083】つづいて、レジスタ(AR)222の内容
は、レジスタ(SR)224に転送され(ステップS9
09)、レジスタ(SR)224はこれをLPF係数W
(KEI)として出力し、この信号はデータバス207
を介してワークメモリ(W)204に書き込まれる(ス
テップS910)。
【0084】次に、DSP32によるLPF(ローパス
フィルタリング)処理動作を、図10のフローチャート
を用いて説明する。同図において、まず、入力絶対値化
データW(ZET)がワークメモリ(W)204から読
み出され、レジスタ(M1)213に移されるととも
に、LPF係数P(KEX)が係数メモリ(P)203
から読み出されてレジスタ(M0)212に移される
(ステップS1001)。
【0085】つづいて、レジスタ(M1)213の入力
絶対値化データW(ZET)と、レジスタ(M0)21
2のLPF係数P(KEX)とが乗算され、その乗算結
果がレジスタ(MR)221に格納される(ステップS
1002)。これにより、図13の乗算器313の機能
と等価な処理が実現される。
【0086】つぎに、ワークメモリ(W)204から読
み出されたLPF遅延値W(ZZZ)がレジスタ(M
1)213に書き込まれる(同じくステップS100
2)。これにより、図13の1標本遅延器(Z-1)31
5の出力機能と等価な処理が実現される。
【0087】そして、レジスタ(MR)221に得られ
ている乗算結果のデータがレジスタ(AR)222に移
されるとともに、ワークメモリ(W)204からLPS
係数W(KEI)が読み出されてレジスタ(M0)21
2に移される(ステップS1003)。
【0088】つづいて、レジスタ(AR)222に移さ
れたデータが更にレジスタ(SR)224に転送され
る。そして、レジスタ(M0)212のLPS係数W
(KEI)とレジスタ(M1)213のLPF遅延値W
(ZZZ)が乗算され、その乗算結果がレジスタ(M
R)221に与えられる(ステップS1004)。これ
により、図13の乗算器314の機能と等価な処理が実
現される。
【0089】つぎに、レジスタ(SR)224に転送さ
れているデータがレジスタ(A1)215に書き込ま
れ、レジスタ(MR)221に得られている乗算結果が
レジスタ(A0)214に移される(ステップS100
5)。
【0090】そして、レジスタ(A1)215の内容に
レジスタ(A0)214の内容が加算され、加算結果が
レジスタ(AR)222に格納される(ステップS10
06)。これにより、図13の加減算器316の機能と
等価な処理が実現される。
【0091】続いて、ふたたびLPF遅延値W(ZZ
Z)がワークメモリ(W)204から読み出され、レジ
スタ(M1)213に書き込まれる。さらに、LPS係
数P(KET)が係数メモリ(P)203から読み出さ
れ、レジスタ(M0)212に書き込まれる(同じくス
テップS1006)。
【0092】また、レジスタ(AR)222に得られて
いる加算結果がレジスタ(SR)224に移される。そ
して、レジスタ(M1)213のLPF遅延値W(ZZ
Z)とレジスタ(M0)212のLPS係数P(KE
T)が乗算され、その乗算結果がレジスタ(MR)22
1に格納される(ステップS1007)。これにより、
図13の乗算器317の機能と等価な処理が実現され
る。
【0093】つづいて、レジスタ(SR)224に移さ
れている内容がレジスタ(A1)215に転送されると
ともに、その内容は次の演算に用いられるLPF遅延値
W(ZZZ)としてワークメモリ(W)204に格納さ
れる(ステップS1008)。これにより、図13の1
標本遅延器(Z-1)315のデータ取り込み機能と等価
な処理が実現される。
【0094】次に、レジスタ(MR)221に得られて
いる乗算結果がレジスタ(A0)214に移され(同じ
くステップS1008)、続いて、そのレジスタ(A
0)214の内容がレジスタ(A1)215の内容に加
算され、その加算結果がレジスタ(SR)224に与え
られる(ステップS1009)。これにより、図13の
加減算器318の機能と等価な処理が実現される。
【0095】そして、レジスタ(SR)224の内容
は、入力エンベロープW(ENV)としてワークメモリ
(W)204に格納される(ステップS1010)。つ
づいて、DSP32によるワウ係数演算処理の動作を、
図11のフローチャートを用いて説明する。
【0096】同図において、まず、ワークメモリ(W)
204から入力エンベロープW(ENV)が読み出さ
れ、レジスタ(M0)212に書き込まれ(ステップS
1101)、さらに続いて、ワウ係数乗算値W(DE
P)が読み出され、レジスタ(M1)213に書き込ま
れる(ステップS1102)。
【0097】そして、レジスタ(M0)212の入力エ
ンベロープW(ENV)と、レジスタ(M1)213の
ワウ係数乗算値W(DEP)とが乗算されることによ
り、入力エンベロープW(ENV)が、次に続く演算の
ために所定利得範囲に正規化され、その正規化されたエ
ンベロープデータがレジスタ(MR)221に与えられ
る(ステップS1103)。これにより、図13の乗算
器319の機能と等価な処理が実現される。
【0098】続いて、レジスタ(MR)221に得られ
た正規化されたエンベロープデータがレジスタ(A0)
214に移されるとともに、ワウ係数標準値W(ST
A)がワークメモリ(W)204から読み出され、レジ
スタ(A1)215に書き込まれる(ステップS110
4)。
【0099】そして、レジスタ(A1)215のワウ係
数標準値W(STA)から、レジスタ(A0)214の
正規化されたエンベロープデータが減算される。このこ
とにより、正規化されたエンベロープデータがワウ係数
標準値W(STA)の1/2の値に対して対称に反転し
たデータが得られ、このデータがレジスタ(SR)22
4に格納される(ステップS1105)。これにより、
図13の加減算器320の機能と等価な処理が実現され
る。
【0100】上述のレジスタ(SR)224に得られた
データは、ワウフィルタ係数W(GAI)(図15(b)
の関数g参照)としてワークメモリ(W)204に転送
されて格納される(ステップS1106)。
【0101】つづいて、DSP32によるワウ処理の動
作を、図12のフローチャートを用いて説明する。同図
において、まず、ワークメモリ(W)204から入力楽
音データW(INP)が読み出されてレジスタ(A1)
215に書き込れるとともに、係数メモリ(P)203
から第4のワウフィルタ係数P(GA3)が読み出され
てレジスタ(A0)214に書き込まれる(ステップS
1201)。
【0102】つぎに、そのレジスタ(A1)215の入
力楽音データW(INP)にレジスタ(A0)214の
第4のワウフィルタ係数P(GA3)が乗算され、その
乗算結果がレジスタ(MR)221に与えられる(ステ
ップS1202)。これにより、図13の乗算器321
の機能と等価な処理が実現される。
【0103】つづいて、ワークメモリ(W)204か
ら、ワウフィルタ1次遅延値W(EN0)が読み出され
てレジスタ(M0)212に書き込まれ、また、可変の
ワウフィルタ係数W(GAI)が読み出されてレジスタ
(M1)213に書き込まれる(ステップS120
3)。
【0104】そして、レジスタ(MR)221に得られ
ている前述の乗算結果がレジスタ(AR)222に転送
され、つぎに、レジスタ(M0)212のワウフィルタ
1次遅延値W(EN90)にレジスタ(M1)213の
ワウフィルタ係数W(GAI)が乗算されて結果がレジ
スタ(MR)221に与えられる(ステップS120
4)。これにより、図13の乗算器322の機能と等価
な処理が実現される。
【0105】つづいて、レジスタ(AR)222に転送
されたデータに、レジスタ(MR)221に得られたデ
ータが加算されて結果がレジスタ(AR)222に与え
られる(ステップS1205)。これにより、図13の
加減算器323の第1の機能と等価な処理が実現され
る。
【0106】つぎに、第1のワウフィルタ係数P(GA
0)が係数メモリ(P)203から読み出されてレジス
タ(M0)212に書き込まれ、さらにワウフィルタ二
次遅延値W(EN1)がワークメモリ(W)204から
読み出されてレジスタ(M1)213に書き込まれる
(同じくステップS1205)。
【0107】そして、レジスタ(AR)222に得られ
ているデータがレジスタ(SR)224に転送され、つ
ぎに、レジスタ(M0)212の第1のワウフィルタ係
数P(GA0)に、レジスタ(M1)213のワウフィ
ルタ二次遅延値W(EN1)が乗算されて結果がレジス
タ(MR)221に与えられる(ステップS120
6)。これにより、図13の乗算器324の機能と等価
な処理が実現される。
【0108】続いて、レジスタ(SR)224に転送さ
れていたデータがレジスタ(A1)215に更に転送さ
れる。また、ワウフィルタ係数P(GA1)が係数メモ
リ(P)203から読み出されてレジスタ(M0)21
2に書き込まれ、ワウフィルタ一次遅延値(EN0)が
ワークメモリ(W)204から読み出されてレジスタ
(M1)213に書き込まれる(ステップS120
7)。
【0109】そして、レジスタ(MR)221のデータ
にレジスタ(A1)215のデータが加算されてその加
算結果がレジスタ(SR)224に与えられる(ステッ
プS1208)。これにより、図13の加減算器323
の第2の機能と等価な処理が実現される。
【0110】つぎには、レジスタ(M0)212のワウ
フィルタ係数P(GA1)に、レジスタ(M1)213
のワウフィルタ一次遅延値(GA0)が乗算されてその
乗算結果がレジスタ(MR)221に与えられる(同じ
くステップS1208)。これにより、図13の乗算器
325の機能と等価な処理が実現される。
【0111】つづいて、ワウフィルタ一次遅延値W(E
N0)がワークメモリ(W)204から読み出されてレ
ジスタ(A0)214に書き込まれ(ステップS120
8)、そのレジスタ(A0)214から、さらにレジス
タ(AR)222に転送される。また、レジスタ(S
R)224に得られている前述の加算結果がレジスタ
(A1)215に転送されるとともに、同じデータがワ
ウフィルタ途中値W(SSH)としてワークメモリ
(W)204に格納される(ステップS1209)。
【0112】つぎに、レジスタ(AR)222に転送さ
れているデータがレジスタ(SR)224に転送され
る。そして、レジスタ(MR)221に得られている前
述の乗算結果にレジスタ(A1)215に転送された前
述の加算結果が加算されて結果がレジスタ(AR)22
2に書き込まれる(ステップS1210)。これによ
り、図13の加算器326の第1の機能と等価な処理が
実現される。
【0113】つづいて、第3のワウフィルタ係数W(G
A2)が係数メモリ(P)203から読み出されてレジ
スタ(M0)212に書き込まれるとともに、ワウフィ
ルタ二次遅延値W(EN1)がワークメモリ(W)20
4から読み出されてレジスタ(M1)213に書き込ま
れる(同じくステップS1210)。
【0114】そして、レジスタ(SR)224に転送さ
れていた今回のワウフィルタ一次遅延値W(EN0)
が、次回のワウフィルタ二次遅延値W(EN1)として
ワークメモリ(W)204に格納される(ステップS1
211)。これにより、図13の遅延器327の機能と
等価な処理が実現される。
【0115】続いて、レジスタ(AR)222に得られ
ている前述の加算結果がレジスタ(SR)224に転送
される。これとともに、レジスタ(M0)212の第3
のワウフィルタ係数W(GA2)に、レジスタ(M1)
213のワウフィルタ二次遅延値W(EN1)が乗算さ
れて結果がレジスタ(MR)221に書き込まれる(同
じくステップS1211)。これにより、図13の乗算
器329の機能と等価な処理が実現される。
【0116】また、これとともに、ワウフィルタ途中値
W(SSH)がワークメモリ(W)204から読み出さ
れてレジスタ(A0)214に書き込まれる(同じくス
テップS1211)。
【0117】つづいて、レジスタ(SR)224に転送
されている前述の加算結果がレジスタ(A1)215に
転送され、これが、レジスタ(MR)221に得られた
前述の乗算結果に加算され、その加算結果がレジスタ
(AR)222に与えられる(ステップS1212)。
これにより、図13の加算器326の第2の機能と等価
な処理が実現される。
【0118】このレジスタ(AR)222に得られた加
算結果はレジスタ(SR)224に転送され、レジスタ
(SR)224からワウフィルタ出力値W(OUT)と
してワークメモリ(W)204に格納される(ステップ
S1213)。
【0119】つぎに、レジスタ(A0)214に書き込
まれているワウフィルタ途中値W(SSH)がレジスタ
(AR)222に転送され、レジスタ(AR)222か
ら、さらにレジスタ(SR)224に転送されて、レジ
スタ(SR)224から次回のワウフィルタ一次遅延値
W(EN1)としてワークメモリ(W)204に格納さ
れる(ステップS1214)。これにより、図13の遅
延器(Z-1)330の機能と等価な処理が実現される。
【0120】そして、最後にワークメモリ(W)204
から上述の格納されたワウフィルタ出力値W(OUT)
が読み出されてレジスタ(OR)225に格納される
(ステップS1215)。
【0121】この、レジスタ(OR)225に格納され
たワウフィルタ出力値W(OUT)が図3のDSP32
からDA変換器33に出力される。以上のように、図3
および図5で示される構成のDSP32が、図8〜図1
2の動作フローチャートで示される処理のプログラムを
サンプリングタイミング毎に繰り返すことにより、図1
3のワウ効果付加の機能が実現される。
【0122】なお、上述の実施例では、続けて行われる
ピッキングの検出に、閾値を用いてこの閾値を入力楽音
信号値から減算して検出しているが、ピッキングの検出
はこれに限ることなく、例えばトリガ信号から検出する
等の方法でもよく、また、適宜なセンサー等を用いるよ
うにしてもよい。
【0123】また、電子ギターに適用した例について述
べたが、電子ギターに限ることなく電子ピアノ,電子サ
ックス等他の電子楽器やこれらの電子楽器の楽音を連続
して発生する自動演奏装置にも適用でき、他の電子楽器
の場合は、鍵等の演奏用操作子の操作を検出するように
すればよい。
【0124】
【発明の効果】本発明では、入力音響信号にワウ効果付
加を行う場合の効果付加特性、より具体的には、入力音
響信号に高調波付加を行う場合のフィルタ特性を制御す
るために用いられるフィルタ係数を、入力音響信号のエ
ンベロープ値の変化に応答して、つまり、短時間内に連
続して音響信号の発生毎に対応して明確に変動させるこ
とができ、このため入力音響信号の発生毎に正確に効果
付加が表現できるようになり、したがって、一体感のあ
る効果付加の演奏を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる電子ギターの外観図で
ある。
【図2】電子部の回路構成図である。
【図3】電子回路部の内部構成図である。
【図4】CPUの動作フローチャートである。
【図5】DSPの構成図である。
【図6】(a) は係数メモリの内容を示す図、(b) はワー
クメモリの内容を示す図である。
【図7】DSPにより行われる動作を示すゼネラルフロ
ーチャートである。
【図8】DSPによる絶対値化処理の動作フローチャー
トである。
【図9】DSPによるピッキング判定及びLPF係数演
算処理の動作フローチャートである。
【図10】DSPによるLPF処理の動作フローチャー
トである。
【図11】DSPによるワウ係数演算処理の動作フロー
チャートである。
【図12】DSPによるワウ処理の動作フローチャート
である。
【図13】本発明の機能ブロック図である。
【図14】(a) はエンベロープを抽出するローパスフィ
ルタの特性を示す図、(b) はワウ効果を付加するワウフ
ィルタの特性を示す図である。
【図15】(a) は2回目のピッキングに応じて明確に変
化するエンベロープを説明する図、(b) はそのエンベロ
ープから生成されるワウフィルタ係数を示す図である。
【図16】(a) は従来のワウ効果を付加する回路構成を
示す図、(b) は(a) の回路のDSPの内部構成を示す図
である。
【図17】従来における、(a) はギターをピッキングし
た場合の楽音信号の例を示す図、(b) はその楽音信号か
ら抽出されるエンベロープを示す図、(c) はそのエンベ
ロープから生成されるワウフィルタ係数を示す図であ
る。
【図18】従来のワウフィルタ係数の値と、ワウフィル
タ周波数特性との関係を示す図である。
【図19】(a) はピッキングを短時間内に2回行なった
場合の楽音信号の変化を説明する図、(b) はその楽音信
号から、従来において抽出されたエンベロープから生成
されるワウフィルタ係数の特性を説明する図である。
【符号の説明】
3 電子部 4 弦 5 ピックアップ 7 コンソール 8 出力ジャック 21 作動増幅アンプ 22 電子回路部 31 AD変換器 32 DSP 33 DA変換器 34 μ(CPU(中央演算処理装置)) 35 RAM(ランダム・アクセス・メモリ) 36 ROM(リード・オンリ・メモリ) 202 制御回路 203 係数メモリP 204 ワークメモリW 205 遅延オフセットメモリ 206 入力レジスタPI 207 内部バス 208、209、210、211、218、219、2
20 ゲート 212 レジスタM0 213 レジスタM1 214 レジスタA0 215 レジスタA1 216 乗算器 217 加減算器 221 レジスタMR 222 レジスタAR 223 クリッパ 224 レジスタSR 225 レジスタOR 226 フラグレジスタSF 227 加算器 228 レジスタEA 229 レジスタEO 230 レジスタEI 231 レジスタLF 232 レジスタER 13−1 絶対値化処理ブロック 13−2 ピッキング判定処理ブロック 13−3 LPF(ローパスフィルタリング)処理ブロ
ック 13−4 グラウル係数演算処理ブロック 13−5 グラウル処理ブロック 301、302、303、307、308、309、3
16、318、320、323、326 加減算器 304、310 フラグ検出器 305、306、311、312 ゲート 313、314、317、319、321、322、3
24、325、329乗算器 315、330、327 遅延器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定されたフィルタ係数に基づいて入力
    音響信号の高域周波数を遮断してエンベロープを抽出す
    る第1のフィルタ手段と、前記入力音響信号のレベルが
    所定値以上となったことを検出して検出信号を出力する
    検出手段と、この検出手段から検出信号が出力されてい
    る間、前記第1のフィルタ手段の遮断周波数をより高域
    に移動させるように前記設定されたフィルタ係数を変更
    させるフィルタ係数変更手段と、前記第1のフィルタ手
    段にて抽出されたエンベロープに対応して変化するフィ
    ルタ係数に基づいて、前記入力音響信号をフィルタリン
    グして出力信号として出力する第2のフィルタ手段と、
    を設けたことを特徴とする効果付加装置。
JP03158357A 1991-06-28 1991-06-28 効果付加装置 Expired - Fee Related JP3136656B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03158357A JP3136656B2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 効果付加装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03158357A JP3136656B2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 効果付加装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH056173A JPH056173A (ja) 1993-01-14
JP3136656B2 true JP3136656B2 (ja) 2001-02-19

Family

ID=15669904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03158357A Expired - Fee Related JP3136656B2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 効果付加装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3136656B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3713762B2 (ja) * 1995-09-19 2005-11-09 ヤマハ株式会社 パラメータ設定装置
JP4082421B2 (ja) * 2005-06-13 2008-04-30 ヤマハ株式会社 パラメータ設定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH056173A (ja) 1993-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3177978B2 (ja) デジタルフィルタの係数設定方法
EP0470566B1 (en) Tone signal synthesizer
JP3136656B2 (ja) 効果付加装置
JPH0413717B2 (ja)
JPS629395A (ja) ミユ−ジツクシンセサイザ
JP3613944B2 (ja) 音場効果付与装置
JPH0535277A (ja) 電子楽器
JP3932960B2 (ja) 信号成分抽出方法及び装置
JP3460408B2 (ja) 楽音制御装置
JP2640991B2 (ja) 楽音発生装置
JP4432951B2 (ja) 楽音発生装置および電子楽器
JP3149506B2 (ja) 電子楽器のフィルタ装置
JP3797356B2 (ja) 電子楽器
JPH04318597A (ja) 和音判別装置及びそれを用いた自動伴奏装置
JP3120468B2 (ja) 音階検出装置及びそれを用いた楽音発生装置
JP3185266B2 (ja) 楽音発生装置
JP3029056B2 (ja) 電子楽器
JPH0643863A (ja) エフェクタ
JPS60158493A (ja) エラ−除去装置
JP4503275B2 (ja) 波形再生装置
JP2580795B2 (ja) 電子楽器
JPS62235985A (ja) 電子楽器
JPH09120281A (ja) 効果装置
JPH0667657A (ja) 効果付加装置
JPH06195082A (ja) 電子楽器

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20001107

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071208

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081208

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081208

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091208

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees