JP3136521B2 - 電話通信システム - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は電話通信システム、特にデジタル化された音
声信号とデイジタルデータ信号とを交換可能なデイジタ
ル電話通信システムに係り、更に詳細には、本発明は集
中サービスデイジタル回路網（ISDN）、特に複数の音声
バスおよびデータバスを介し音声およびデイジタルデー
タを電話機に対しパケツト化されたシリアルデイジタル
プロトコールを伝送あるいば電話機から入力可能な共通
装置ユニツトを備えた電話通信システムに関する。 （従来の技術） 一般に音声信号とデータ信号とを交換可能な構成を提
供することが電話機業界で望まれている。例えば電話シ
ステムでデータ端末器あるいはコンピユータが電話シス
テムに接続され、デイジタルデータ信号が音声通信を干
渉することなく電話システムを介し音声信号と交換され
ることが望ましい。例えば、電話システムの存在する地
域内でデイジタルデータ回路網として電話システムが使
用できれば、コンピユータ、プリンタ、端末装置等のデ
イジタルデータ装置間のデイジタルデータ伝送に特に有
用となろう。この種のシステムの重要な要件は、デイジ
タルデータ信号の伝送が音声信号の伝送によつて干渉さ
れず、且つデイジタル遅延信号の伝送による音声切換容
量の低下を防止する点にある。 この種の電話システムの従来の発明としては米国特許
第4,390,982号，第4,160,131号，第4,412,102号，第4,3
89,544号，第4,338,495号，第4,314,109号，第4,234,76
5号，第4,112,261号，第4,092,501号，第3,715,505号，
第4,476,559号，第4,432,089号，第4,511,767号，第4,0
27,110号，第4,313,036号，第4,280,217号，第3,924,07
7号，第4,456,989号，第4,394,757号，第4,171,467号，
第4,339,633号，第3,334,181号，第4,309,765号，第4,3
90,986号，第4,288,870号，第4,408,323号，第4,381,42
7号および第4,061,887号が挙げられよう。 例えば米国特許第4,390,982号においては、単一プロ
セツサを用いてシステムを制御するデイジタル構内交換
電話システムが開示されている。この場合その第２図に
沿つて示されているように、２個のPCMバスが使用さ
れ、各バスには32チヤンネルが与えられる。これらのチ
ヤンネルの内、一部は監視トーンの発生および共通のサ
ービスの目的に使用され、他の一部は会議用および通常
の通話のために、また更に他の一部は通常の通話のみに
使用される。ステーシヨン、トランクおよびオプシヨン
はすべてバスに対しアクセス可能である。またこの米国
特許の第４図に沿つて示されるように、第１のバスの複
数のチヤンネルは通話処理のために、また残りのチヤン
ネルは発信音、受話器のオフフツク等の特定の通話処理
トーンのために使用される。各チヤンネルは８ビツトワ
ードに対し８タイムスロツトを有する。第２のPCMバス
のチヤンネルは４個の３当事者間会議および１個の４当
事者間会議用として使用される。３当事者間会議の入力
データは６チヤンネルの内の最初の３チヤンネルで又出
力データは残りの３チヤンネルで使用される（第４図の
下部参照）。第２のバスの最後の８タイムチヤンネルは
４当事者間会議用に用いられ、その内４チヤンネルは入
力データ用に、別の４チヤンネルは出力データ用に用い
られる。この米国特許にはPCM音声データ処理に二以上
のバスが使用されているが、コンピユータのデイジタル
データ処理に対し個別のバスが使用されておらず、また
PCM音声データバスはコンピユータデータ処理に使用で
きない。 米国特許第4,381,427号には音声およびデータ用の加
入者ループシステムが開示されており、本システムにお
いては時分割多重（TDM）電話システムとして設けら
れ、遠隔の電話ステーシヨンおよび関連するデータ部に
対し音声あるいはデータが伝送される。本加入者ループ
システムの音声路およびデータ路を介し電話がTDM電話
システムに接続され、またTDM電話システムには複数の
個別バスが包有され、このバスの一はシステム内のTDM
信号路として、且つ他のバスはシステム外部のTDM信号
路として設けられている。 米国特許第4,339,633号に開示されるモジユール式電
気通信システムにおいては、システム制御用データがす
べて多くの導線を内蔵した一本のバスで伝送される。音
声データおよび音声周波数データはすべて多くの導線を
内蔵した一本の第２のバスを介しシステムの各モジユー
ルへ伝達される（当該米国特許の第５図参照）。 米国特許第4,112,261号に開示されるキー電話システ
ムにおいては、キーサービスユニツトに通話対バスと制
御バスが具備され、音声情報は通話対バスを介し、また
制御情報は制御バスを介し運ばれる。 また米国特許第4,394,757号および第4,389,544号に開
示されるデイジタル電話システムにおいては、複数のデ
ータフレームからなるスーパフレームのフレームフオー
マツトが使用されており、各データフレームは好ましく
は夫々８ビツトからなる３ワードで構成される。３ワー
ドフレームの内の第１のフレームは同期コードおよび発
信コードを有し、第２および第３のフレームはPCM音声
サンプルあるいは他のデイジタルデータを有している。
当該米国特許によれば、多ワードフレームフオーマツト
が使用されているので、この電話システムにより異なる
２本の通信接続が同時に可能である。例えば本特許明細
書の第６欄、第29〜38行に示されるように、２接続の内
の一は音声通信のため他の電話加入者に対し行なわれ
得、また残りの接続はデイジタルデータ伝送のためデー
タシステムに対し行なわれる。且つまた電話システムを
介し通常の音声通信のため第１の加入者に接続されると
共にコールバツク用に第２の加入者に接続可能である。
この米国特許第4,394,757号明細書の第２図および第３
図にフレームフオーマツトが示される。このようにデー
タはシリアル伝送されるが、この場合１フレーム情報が
125μsec（電話システムの標準PCMサンプリング速度）
毎に同時に送受信されることになる。各信号フレームは
夫々８ビツトからなる少なくとも２のタイムスロツトに
分割され、一方のタイムスロツトは同期あるいは発信情
報用に、また残りの少なくとも１つ、好ましくは２つの
タイムスロツトはPCM音声データないしはデイジタルデ
ータを運ぶ個別に独立のチヤンネル用に使用される。フ
レームが３個のタイムスロツトに分割されている場合、
データ速度は192kbpsである。本特許明細書の第２図に
示されるように、125μsecフレームの最初のワードの発
信および制御用の情報はPCM音声データおよび125μsec
フレームの残りと共に伝送される。本特許システムは制
御および発信用情報が125μsec毎に伝送される点で、あ
る程度満足できる先行技術といえる。 米国特許第4,394,757号に開示されるシステムにおい
て、その第３図には、第２図の32個のフレームが全伝送
時間４ミリ秒のスーパフレームにパツケージされる構成
が示されている。最初のフレームでは同期情報および発
信情報の最初のビツトが伝送される。次の８フレームで
は、８ビツトの発信情報が同ビツト位置で伝送される。
残りの23フレームにおいては同一ビツト位置でストツプ
ビツトが伝送される。当該米国特許の構成では、１発信
バイトは４ミリ秒毎にマイクロコンピユータに対し送信
または受信される。10番目ないし32番目のフレームが送
信または受信される間、マイクロコンピユータは電話シ
ステムの他の機能を制御できる。従つて本特許ではPCM
音声データあるいはデイジタルデータが同期および発信
情報とパツケージされ、フレームフオーマツト化される
ので、マイクロコンピユータは他の機能を自由に行なう
ことができる。またフレームフオーマツトを用いること
により、音声およびデータ用の２以上のチヤンネルが1P
CMフレーム内で故障を来たすことなく、同時且つ独立し
て容易に伝送できる。且つこのフオーマツトにより周辺
装置等を接続し機能を更に増進できる。 一方米国特許第4,280,217号には時分割切換システム
の制御構成が示されており、この第６図には電話機から
のサンプリングされたアナログ信号が８ビツトPCMデー
タに変換される構成が開示されている。８ビツトPCMデ
ータはタイムスロツトインタチエンジユニツトへデータ
ワードの一部として伝送される。各データワードの長さ
は16ビツトである。即ち各データワードは８ビツトPCM
データ部と７ビツト発信部と１パリテイビツトからな
る。発信部は接続されるチヤンネル回路あるいは加入者
ユニツトに関する発信情報を運ぶために使用される。デ
ータワードはチヤンネル回路から多重・多重分離回路へ
伝送され、更にタイムスロツトインタチエンジユニツト
に対し多重化されたデイジタル情報を送信または受信す
るように設けられている。多重・多重分離回路はデイジ
タル情報を125μsecフレーム内に時間多重線上のタイム
スロツトインタチエンジユニツトへ伝送する。この各フ
レームは16ビツトの64チヤンネルからなる。また多重・
多重分離回路はタイムスロツトインタチエンジユニツト
から上記の時間多重線上と実質的に同一のフオーマツト
で他の時間多重線を介しデイジタル情報を入力する（米
国特許第4,280,217号の第６欄第47行〜第17欄第11行を
参照）。 米国特許第3,924,077号に開示されるパルスコード変
調、時分割多重電話システムによれば、複数の加入者ユ
ニツトが一対の線のみに沿つて各所で接続されている。
各電話機には時分割フレーム内の所定の時刻にパルスコ
ード化音声サンプルを送信あるいは受信する回路が含ま
れる。また当該特許明細書の第５図に示されるように、
夫々96ビツトからなる16個のフレームが単一のマルチフ
レームをなしており、各フレームの期間は125μsecにさ
れている。線上の各電話機は16フレームの一に相当する
特定のアドレスに永久的に対応せしめられ、これにより
各電話機はそれ自体のタイムスロツト内で接続され得る
ようなマルチフレーム内の独自のフレーム番号を有して
いる。 米国特許第4,476,559号に開示の伝送システムには、
音声信号、データ信号、あるいは音声信号とデータ信号
との混合信号を双方向性の単一のデイジタルチヤンネル
を介し８ビツトタイムスロツトの多重方式で伝送する装
置が包有される。上記混合信号を伝送する場合、コード
化された音声信号は８ビツトタイムスロツトの４ビツト
位置に、またデータ信号は残りの４ビツト位置に夫々割
り当てられる。データ用に通常使用される最大２ビツト
位置は署名用として使用できるから、多重データ流が音
声信号のみ、データ信号のみあるいは音声信号とデータ
信号との混合信号であるかが識別される。 米国特許第4,432,089号に開示のシステムではデイジ
タルループトランシーバおよび加入者線路を介しデイジ
タル自動式構内交換設備（PABX）がデイジタル加入者ユ
ニツトに接続されている。当該米国特許の第６図に示さ
れるように、電話機に対し送信または受信されるデータ
フレームは、第１のチヤンネルに対する８ビツトデイジ
タルデータワードと、第２のチヤンネルに対する８ビツ
トデイジタルデータワードと、第１および第２のチヤン
ネルの発信ビツトとを含んでおり、第１のチヤンネルは
デイジタルデータ用に、また第２のチヤンネルは音声情
報用に使用可能である。 （発明が解決しようとする問題点） 上記の各特許の各種の電話システムにあつては音声デ
ータとデイジタルデータを伝送可能であるが、いずれも
デイジタル化された音声信号およびコンピユータデイジ
タルデータの両方を伝送する目的で用いるには高価であ
り、且つまた動作時間が長い等の問題点があつた。 しかして本発明の一目的は社内電話システムとして、
またデイジタルデータ装置のデイジタルデータ回路網と
して使用可能な電話システムを提供することにある。 また本発明の他の目的は、音声リソースをデイジタル
データの切り換えに使用しないことにより、２つのサー
ビスの間の干渉あるいはリソース接続の問題が除去され
得る電話システムを提供することにある。 本発明の更に他の目的は複数の音声路およびデイジタ
ルデータ路を用い得る電話システムを提供することにあ
る。 本発明の別の目的は集中サービスデイジタル回路網
（ISDN）を提供することにある。 更に本発明の別の目的は共通装置ユニツトと共通装置
ユニツトと接続された複数の電話機ステーシヨンユニツ
トとを備え、信号が共通装置ユニツトとステーシヨンユ
ニツトとの間を好ましくは一対の線を介しパケツト化さ
れたシリアルプロトコールにより伝送される電話システ
ムを提供することにある。 本発明の他の目的は共通装置ユニツトと各ステーシヨ
ンユニツトとの間においてシリアルデイジタルデータを
伝送する電話システムを提供することにある。 本発明の他の目的は各電話機ステーシヨンユニツト内
に必要な処理装置の処理速度を大巾に低くできこのため
ステーシヨンユニツトの構成を簡素化でき且つ低コスト
にし得る電話システムを提供することにある。 （問題点を解決するための手段） 本発明の上記目的は共通装置ユニツトと共通装置ユニ
ツトに接続される複数の電話機ステーシヨンユニツトと
を有した電話通信システムにおいて、共通装置ユニツト
は、少なくとも一の電話局線で接続され、局線上のアナ
ログ信号をデイジタル信号に、且つ共通装置ユニツト内
のデイジタル信号をアナログ信号に夫々変換する装置を
包有した少なくとも一のトランクインタフエース装置
と、共通装置ユニツトを少なくとも一のステーシヨンユ
ニツトに接続する少なくとも一のステーシヨンインタフ
エース装置と、トランクインタフエース装置およびステ
ーシヨンインタフエース装置を接続する複数のバス装置
と、前記複数のバス装置に接続され、ステーシヨンユニ
ツト内の機能を制御する制御情報の少なくとも一部を発
生するコンピユータ装置を包有した制御装置とを備え、
バス装置にはデイジタル化された音声信号を伝送する少
なくとも一のデイジタル音声バス装置と、デイジタルデ
ータ装置から発生されるデイジタルデータ信号を伝送す
るデイジタルデータバス装置と、制御情報のデイジタル
データを伝送する制御データバス装置とが包有され、制
御データバス装置により音声バス装置およびデイジタル
データバス装置上のデータが各ステーシヨンユニツトお
よび局線に送られるように設けられ、ステーシヨンイン
タフエース装置にはステーシヨンユニツトの一へ伝送す
るため音声デイジタル信号、デイジタルデータ信号およ
び制御情報をシリアル信号に変換する装置とステーシヨ
ンユニツトで発生された音声デイジタル信号、デイジタ
ルデータ信号および制御情報をパラレル信号に変換し各
バス装置へ送る装置とが包有されてなることを特徴とす
ることにより、達成される。 また上記目的は複数の電話機ステーシヨンユニツトを
有する通信システムの共通装置ユニツトとステーシヨン
ユニツトとの間に音声信号およびデイジタルデータ信号
を伝送する方法において、共通装置ユニツトに接続され
た電話線上の音声信号をデイジタル信号に変換しデイジ
タル音声バスへ送る工程とデイジタルデータ装置からデ
イジタルデータバスへデイジタルデータ信号を与える工
程と、ステーシヨンユニツト制御のため制御情報を制御
データバスに与え且つデイジタル音声信号およびデイジ
タルデータ信号をステーシヨンユニツトの一へ送る送信
工程と、デイジタル音声信号、デイジタルデータ信号お
よび制御情報を集めて各バスのデータの少なくとも一の
バイトのデータからなる連続したパケツトとしてのシリ
アルデイジタルデータフオーマツトに編成する工程と、
シリアルデイジタルデータフオーマツト信号を一のステ
ーシヨンユニツトへ伝送する伝送工程と、各ステーシヨ
ンユニツトでシリアルデイジタルデータフオーマツト信
号を入力し各バイトに相当するデイジタル音声信号、デ
イジタルデータ信号および制御情報に分解する工程とを
包有してなることを特徴とすることにより達成される。 且つまた好適な実施態様においては、各電話機ステー
シヨンユニツトは一対のみの線路を介し共通装置ユニツ
トに接続され、信号伝送がシリアルデイジタルデータフ
オーマツトの型式で行なわれる。 且つ本発明の他の好適な実施態様によれば、共通装置
ユニツトには少なくとも２本のデイジタル音声バスが包
有され、各デイジタル音声バスはデイジタルデータ装置
のデイジタルデータおよびデイジタル音声信号を処理し
得る容量を有している。 （作用） 上述のように構成された本発明によれば個別にデイジ
タルデータバスを用いることにより、デイジタル音声バ
ス上のデイジタル音声信号とデイジタルデータバス上の
デイジタルデータとの間の干渉が防止され得る。また音
声リソースはデイジタルデータの切換に使用されないの
で、デイジタルデータバス上の高い呼量により音声伝送
に悪影響が及ぼされることが防止され得る。 且つまた本発明においてはデータ信号および音声信号
の処理能力が高いのでPBXあるいは押ボタン電話システ
ムとして且つ集中サービスデイジタル回路網（ISDN）と
して有効に使用し得る。 （実施例） 第１図には本発明による電話通信システムの全体構成
がブロツク図で示されている。本電話通信システムには
共通装置ユニツト（以下単にに“CEU"という）10と複数
のステーシヨンユニツト100とが包有されており、ステ
ーシヨンユニツト100には多数のシングル線電話機102と
複数のマルチ線電話機106と複数の表示装置付のマルチ
線電話機108とデイジタルデータインタフエース110と複
数のオペレータ用コンソール112とが包有される。一
方、共通装置ユニツト10には、CPU12と、システムトー
ン発生およびホールド状態を表わし音楽発生等の補助機
能を行なう装置を有したトーンソースカード14と、会議
機能を行なう回路を有した会議カード16と、CPU12を電
話局の電話線と接続し、電話線上のアナログ信号をデイ
ジタル態様の、好ましくはPCM信号に、またCEU10内のPC
M信号をアナログ信号に変換し、電話線に転送する、ト
ランクインタフエース装置をなすようなトランクインタ
フエースカード18と、一群の、ステーシヨンインタフエ
ース装置をなすようなステーシヨンインタフエースカー
ド20とが包有される。各ステーシヨンインタフエースカ
ード20には最大８個のステーシヨンユニツトが接続可能
に設けられることが好ましい。ステーシヨンユニツトと
しては上述の如くシングル線電話機102、マルチ線電話
機106、デイジタルデータインタフエース110またはオペ
レータ用コンソール112が挙げられる。CEU10内の各構成
部は音声バスとしてのPCM−１およびPCM−２バス22,24,
データバス26,キーデータバス28,キーデータアドレスバ
ス30等の複数のバスを介し互いに連結されている。当該
バスの目的については後で詳述する。 第２図にはCEU10のステーシヨンインタフエースカー
ド20の詳細が示されている。ステーシヨンインタフエー
スカード20はバス装置を構成するようなPCM−１バス22,
PCM−２バス24,データバス26,キーデータバス28および
キーデータアドレスバス30に接続された、制御データパ
ス装置をなすようなアドレス・制御インタフエース200
が包有される。好ましい実施例においてはこれらの各バ
スに８ビツトバスが用いられる。またクロツク信号バス
202、同期信号バス204およびカードアドレス信号バス20
6もアドレス・制御インタフエース200に接続される。ク
ロツク信号バス202のクロツク信号は約8Hzの周波数を有
することが好ましい。更に同期信号バス204の同期信号
は約8KHzの周波数を有している。且つカードアドレス信
号バス206を介しアドレス・制御インタフエース200にカ
ードアドレス信号が送られる。アドレス・制御インタフ
エース200には更に複数のバスバツフア220が包有されて
おり、各バツフア220は上記バスの一と対応して設けら
れている。カードアドレス信号バス206は各カード場所
に対し個別に配線された５ビツトバスであることが好ま
しい。アドレス・制御インタフエース200は、制御信号
（CONTROL）を発生し複数のステーシヨンインタフエー
ス210へ送り、バツフア装置の主要部としてのバツファ2
20を介しPCM−1,PCM−2,データ，キーデータの各バスに
対してデータを送出，受信することにある。図示のよう
に制御バスは４ビツトバスであることが好ましい。ステ
ーシヨンインタフエース210およびアドレス・制御イン
タフエース200はステーシヨンインタフエースカード20
を構成している。またステーシヨンインタフエース210
は入力側に接続されたPCM−1,PCM−2,データ，およびキ
ーデータの各バス上のパラレルデータをシリアルデータ
に変換し、各ステーシヨンユニツト100とCEU10との間を
結ぶシングル電話線215上に出力するために使用され
る。従つて後述のようにステーシヨンインタフエース21
0によりPCM−1,PCM−2,データおよびキーデータの各バ
ス上のデータが多重化処理されてシリアルデータに変換
される。電話線215上のデータビツトの周波数は本実施
例の場合約512KHzである。同様にステーシヨンインタフ
エース210により、ステーシヨンユニツトからCEU10へ送
られるシリアルデータが逆に多重分離される。第２図に
示されるように、PCM−1,PCM−2,データおよびキーデー
タの各バス上のデータはバスバツフア220を介し各ステ
ーシヨンインタフエース210へ送られる。ステーシヨン
インタフエース210は入力した各バスのデータを特定バ
スのデータパケツトに編成する。上述したように、ステ
ーシヨンインタフエースはまた関連する特定ステーシヨ
ンユニツトのデータをシリアルデータフオーマツト内に
挿入する機能も有する。第１図に示されるように、各ス
テーシヨンインタフエースカード20は８個のステーシヨ
ンインタフエース210を有しているので、最大８個のス
テーシヨンユニツトを処理しうる。ステーシヨンインタ
フエース210は各バス上のデータを選択し、キーデータ
アドレスバス30上のデータに基づきタイムスロツト内に
挿入する。 デイジタル音声バスの主部をなすPCM−１バス22はデ
イジタル化された音声メツセージのみを伝送するため
に、且つPCM−２バス24はデイジタル化された音声デー
タおよびデイジタルデータを伝送するために使用され
る。またデータバス26はシステムのステーシヨンユニツ
トの一に接続されたコンピユータ端子からのデイジタル
データ情報のようなデイジタルデータ情報のみを伝送す
るために使用される。呼量が高いとき、PCM−２バス24
はデータバスにより通常処理されるデイジタルデータ情
報の一部を処理し得る。更にキーデータバス28はステー
シヨンユニツトの作動に関するデータの伝送、例えばス
テーシヨンユニツト機能あるいは表示装置の作動に関す
るデータの伝送に使用され、これにより各バスからのデ
ータが確実に所定のタイムスロツト内に挿入される。ま
たキーデータアドレスバス30により所定のキーデータ情
報が所定のステーシヨンユニツトへ確実に送られる。ク
ロツク信号バス202のクロツク信号はシステムのタイミ
ングをとるために、また同期信号バス204同期信号は第
１図の各回路部の同期をとるために使用される。 第３図にはステーシヨンインタフエースカード20内の
ステーシヨンインタフエース210の基本ブロツク図が示
される。この場合各ステーシヨンインタフエース210に
は各バスからの情報を一時的に記憶する一群のバイトバ
ツフア118とパラレルからシリアルに、またシリアルか
らパラレルに変換するコンバータ120とが包有される。
一群のバイトバツフア118には夫々８ビツト情報からな
る５バイトを処理可能な３個のバツフア122,124,126
と、２バイトの情報を処理可能な１個のバツフア128
と、同期信号用の１個のバツフア129とが包有される。
バツフア122はPCM−１バス22と、バツフア124はPCM−２
バス24と、且つバツフア126はデータバス26と夫々接続
されている。またバツフア128はキーデータバス28と接
続される。入力バスからの情報のブロツク内に表示した
バイト数が集められると、データは並列にコンバータ12
0へ送られ、各入力バスに関連するシリアルデータブロ
ツクに編成される。 第４図にはステーシヨンインタフエース210とステー
シヨンユニツト100との間でシリアルデータを伝送する
ためのフオーマツトが示される。図示の場合、データ伝
送期間は625μsecであり、送信期間TXと受信期間RXとを
含む。データ伝送期間には40バイトの情報が含まれ、１
バイトは８ビツトからなる。この場合データ伝送速度は
512KHzであり、送信期間TXおよび受信期間RXは夫々312.
5μsecになる。本発明の好ましい実施例によれば、送信
および受信期間TX,RXが夫々複数のバイトのブロツクに
区分される。図示の場合、データ、PCM−2,PCM−１の各
バス上のデータが５バイトブロツクにパツケージされる
ことが好ましい。一方キーデータバス28のデータは２バ
イトブロツクに、同期信号バス204のデータは１バイト
ブロツクに夫々パツケージされる。２バイトは使用され
ていないが遅延時間として与えられる。受信期間RXにつ
いても送信期間TXと同様にブロツクに分割される。従つ
て、625μsecの期間内の最初の半分でデータがCEUから
ステーシヨンユニツトへ送出され、また残りの半分でCE
Uがステーシヨンユニツトからのデータを受信する。625
μsecの期間全体がいわゆるスーパフレームと呼ばれ
る。 第５図にはステーシヨンユニツト100としてのシング
ル線電話機102のブロツク図が示され、この場合同一の
回路構成は入力線間を切り換える装置を備えたマルチ線
電話機内にも与えられよう。CEUからのシリアルデータ
は当業者に周知な整合・絶縁用のトランス300に与えら
れる。またこのステーシヨンユニツト102の電力はCEUか
らの入力線から送られ、且つこの入力線は通常周知の方
法で重信ケーブル化される。当業者に周知のように音声
信号およびデータ信号はトランス300を介し混成回路302
へ送られる。混成回路302の出力はコンバータ304へ送ら
れる。コンバータ304自体は混成回路302からの入力シリ
アルデータをパラレルデータに変換し、且つCEUへ送る
データは逆にパラレルデータからシリアルデータに変換
する。コンバータ304はシリアル・パラレル変換用およ
びパラレル・シリアル変換用のコンバータ306とコーダ
・デコーダ314,316とデータインタフエース332とを備え
ている。コンバータ306は制御バス310を介しステーシヨ
ンセツト用のCPU308により制御され、コンバータ306の
動作を同期化するため好ましくは4MHzのクロツク信号が
クロツク回路312からコンバータ306に与えられる。第５
図に示されるようにコンバータ306により、スーパフレ
ームの入力シリアルデータが多重分離され、PCM−1,PCM
−2,データおよびキーデータの各バスからのデータがコ
ンバータ306から出力される。更に詳述するにPCM−１お
よびPCM−２のバスのデータは夫々コーダ，デコーダ314
および316へ与えられる。コーダ・デコーダ314,315はデ
イジタルからアナログへ、あるいはアナログからデイジ
タルへ変換し、且つフイルタ機能も有する。このためCE
Uからのデイジタル化されたPCM音声データはコーダ・デ
コーダ314,316においてアナログ信号に変換され、ロー
パスフイルタにより好適に濾波され、オプシヨンとして
スピーカおよびマイクが使用されている場合にはステー
シヨンユニツトの受話器318の受話口あるいはスピーカ3
20へ送られる。スピーカおよびマイクが選択されない場
合、スピーカ320は使用禁止信号324により使用禁止状態
にされ、またマイク322はムート信号326により使用不能
状態にされる。これらの信号324,326はCEUから与えられ
たキーデータ情報に応じてCPU308から与えられる。キー
データ情報はコンバータ306からバス328を介しCPU308へ
送られる。データバスからのデイジタルデータ情報はコ
ンバータ306からデイジタルデータインタフエース332へ
送られ、デイジタルデータインタフエース332の出力は
デイジタルデータ端末、プリンタ又はパーソナルコンピ
ユータのようなデイジタル装置において使用可能なデイ
ジタルデータ信号にされる。上述したようにPCM−２バ
スは必要に応じて音声信号およびデイジタルデータ信号
を共に伝送しうるので、コーダ・デコーダ316の出力に
はデイジタルデータインタフエース332への出力330が含
まれる。 コーダ・デコーダ314,316は受話器の受話口からのア
ナログ信号またはステーシヨンユニツト100のマイクか
らのアナログ信号をデイジタル信号に逆に変換してコン
バータ306へ伝送する機能を有し、この場合当該デイジ
タル信号は次にパラレルからシリアルへ変換され、ステ
ーシヨンユニツトからの音声信号およびデータがCEU10
へ伝送されることになる。 CPU308はキーデータ情報に従つてステーシヨンユニツ
トの押ボタンスイツチおよび表示ランプからなるスイツ
チ・ランプ325を制御する。 第６図は作図上第6A図および第6B図として分けて示し
てあるが、第２図および第３図に示されるステーシヨン
インタフエース210の詳細なブロツク図が示されてい
る。ステーシヨンインタフエース210には、チヤンネル
送りデータ用の複数のラツチ221,222,224とチヤンネル
受けデータ用の複数のラツチ240,242,244とが包有され
る。各ラツチはPCM−1,PCM−2,データの各バスの一と対
応して設けられている。即ちチヤンネル1,2,3は夫々PCM
−１バスのデータ,PCM−２バスのデータ，データバスか
らのデイジタルデータ用の２方向性チヤンネルである。
送りデータ用の各ラツチ221,222,224は入力ラツチ230,2
32,234と、また受けデータ用の各ラツチ240,242,244は
出力ゲート250,252,254と夫々対応する。またチヤンネ
ルセレクタ260,262,264は、PCM−1,PCM−２およびデー
タの各バスに乗つたデータが多重化され、第４図のスー
パフレームのシリアルフオーマツトにされ得るよう所定
の時間で所定のチヤンネルを選択するために使用され
る。またキーデータバスからのキーデータは入力ラツチ
270へ送られ、入力ラツチ270の出力は送りキーデータ用
のラツチ272へ送られる。ステーシヨンユニツトからの
受けキーデータはラツチ274に記憶され、ラツチ274の出
力はキーデータバスと接続された出力ラツチ276へ送ら
れる。 チヤンネルセレクタ260,262,264はラツチ・比較回路2
82に接続された制御線280を介して制御される。ラツチ
・比較回路282の入力端子はキーデータ入力用のラツチ2
70の出力端子と接続され、キーデータバスからのキーデ
ータに基づき所定の時間での選択すべきチヤンネルが決
められて、PCM−1,PCM−2,データの各バスにおけるデー
タがスーパフレームの所定のタイムスロツト内に配置さ
れる。ラツチ221,222,224および272の各出力はバス284
を経て、パラレルからシリアルへ変換するコンバータ28
6へ送られる。コンバータ286は入力したこのデータを第
４図のようなスーパフレームフオーマツトに編成する。
コンバータ286のシリアル出力はデータ送受信インタフ
エース288へ送られ、このシリアルデータは送信期間TX
中、ステーシヨンインタフエース210と関連するステー
シヨンユニツト100へ伝送される。受信期間RX中にはス
テーシヨンユニツト100からシリアルデータがデータ送
受信インタフエース288に入力され、更にシリアルから
パラレルへ変換するコンバータ290へ送られる。次にコ
ンバータ290のパラレル出力は受けキーデータ用のラツ
チ274,チヤンネル受けデータ用のラツチ240,242,244へ
送られる。受けデータ用の各ラツチからの出力は夫々出
力ラツチ276（キーデータ）およびチヤンネルの出力ゲ
ート250,252,254（PCM音声データおよびデイジタルデー
タ）へ送られる。出力ラツチ276および出力ゲート250,2
52,254の各出力は夫々キーデータ,PCM−1,PCM−２およ
びデータの各バスへ送られる。 一方クロツク信号がクロツク発生器292に与えられる
と、クロツク発生器292は送受データ用の各ラツチおよ
びタイムスロツト発生器294において用いるタイミング
信号を発生する。タイムスロツト発生器294はPCM−1,PC
M−2,データおよびキーデータの各バスの入力データを
スーパフレームフオーマツトにするためのタイムスロツ
トを発生するものである。タイムスロツト発生器294の
出力はラツチ・比較回路282へ送られ、ラツチ・比較回
路282の出力280および281により夫々チヤンネルセレク
タ260,262,264およびチヤンネル入力用のラツチ230,23
2,234が制御されて各々所定の時刻で所定のチヤンネル
バスが選択される。クロツク発生器292の出力はまたタ
イミング発生器296へも送られる。タイミング発生器296
は送受データ用の各ラツチを同期化するに必要な信号を
発生する。ラツチ・比較回路282により、CEUからのデー
タをスーパフレームのシリアルフオーマツトに編成する
ためのタイムスロツトがセツトアツプされる。タイムス
ロツト発生器294に接続される他の比較器298の出力はチ
ヤンネルの出力ゲート250,252,254へ送られ、チヤンネ
ル受けデータ用のラツチ240,242,244に記憶されたデー
タがPCM−1,PCM−２およびデータの各バス上に書き出さ
れる。キーデータアドレス情報を入力するデコーダ299
はキーデータ情報の流れの方向を制御する、即ちキーデ
ータ情報が入力ラツチ270を介しステーシヨンユニツト
へ、あるいはステーシヨンユニツトから出力ラツチ276
を介しCEUへ送るかを決めるものである。リセツト，ル
ープテスト，ムート用のラツチ297は入力端子がキーデ
ータ用の入力ラツチ270の出力端子に接続され、また出
力端子がタイミング発生器296および出力ゲート250,25
2,254の入力端子に接続されている。ラツチ297は電話機
あるいはデータ送受信インタフエス288の故障中、PCM−
1,PCM−２およびデータの各バスからチヤンネルセレク
タ260,262および264を切り離し、PCM−1,PCM−2,データ
およびキーデータの各バスに対し局内ループバツクを行
なうよう機能する。 第７図は作図上第7A図および第7B図として分けて示し
てあるが、第５図のコンバータ304の一部のコンバータ3
06の詳細なブロツク図が示される。コンバータ306はス
テーシヨンユニツトとCEUとを接続する線からデータ送
受信インタフエース307を介し信号を入力する。データ
送受信インタフエース307の出力は線338を介しシリアル
をパラレルに変換するコンバータ340へ与えられる。即
ちコンバータ340は線338上から入力したシリアルデータ
をパラレルデータに変換する。コンバータ340の出力は
一群のラツチ342,344,346へ与えられる。ラツチ342,344
は夫々PCM−2,PCM−１上にデータを与えるために、ラツ
チ346はキーデータバス上にキーデータを与えるために
用いられる。ラツチ342,344,346の各出力はコンバータ3
48,350,352へ夫々送られる。コンバータ348,350,352は
夫々パラレルをシリアルに、またシリアルをパラレルに
変換するコンバータである。ラツチ342,344,346からの
パラレルデータはシリアルデータに変換されてコーダ・
デコーダ314,316に入力され、ここでアナログデータに
変換されて、出力変換器へ、例えば電話機の受話器318
の受話口あるいはスピーカへ伝送される。受話器318の
受話口あるいはマイクからのアナログ情報はコーダ・デ
コーダ314,316へ送られ、シリアルデイジタルデータに
変換される。次にコンバータ348,350はこのシリアルデ
イジタルデータをパラレルデータに変換し各ラツチ360,
362,364へ伝送する。ラツチ360,362,364はこのパラレル
データをラツチし更にコンバータ370へ伝送される。コ
ンバータ370はパラレルをシリアルに変換するコンバー
タである。コンバータ370はデイジタル音声データキ
ー，データおよび（バツフア392からの）デイジタルデ
ータを集め、スーパフレームのフオーマツトに編成す
る。コンバータ370からのシリアルデータはデータ送受
信インタフエース307へ伝送され、更にCEUへ伝送され
る。 第７図に示されるように、キーデータ情報を処理する
ためのコンバータ352は、ステーシヨンユニツトのCPU30
8に接続されている。このキーデータ情報はステーシヨ
ンユニツトのCPUにより機能を選択し表示するために使
用される。 クロツク回路312はクロツク信号を発生しコンバータ3
06に与える。更に詳述するにクロツク回路312の出力は
コンバータ306のフエーズクロツク回路380へ送られ、CE
Uから伝送されたクロツク信号に対しクロツク回路312の
出力をロツクする。ロツクされたクロツク信号は制御回
路382に与えられ、制御回路382の出力はコンバータ348,
350,352、タイミング発生器384、キーデータ用のコント
ローラ386、デイジタルデータバスからのデータを同期
化するためのタイミング発生器388およびタイマ390へク
ロツク信号として与えられる。タイマ390はCEUとの同期
が停止されるとき、電話機ステーシヨンのCPU308をリセ
ツトするために設けられる。デイジタルデータバツフア
392はデイジタルデータバスからのデイジタルデータを
バツフアし、デイジタルデータをデイジタルデータイン
タフエース332に対し送信したりデイジタルデータイン
タフエース332から受信する際に使用される。データバ
スからのデイジタルデータは線391を介しデイジタルデ
ータバツフア392あるいは線393を介しコンバータ370へ
送られる。 またステーシヨンユニツト100において発生されたキ
ーデータ情報はシリアルからパラレルへ変換するコンバ
ータ394へ送られる。即ちコンバータ394はキーデータ情
報をパラレル情報に変換して出力ラツチ396およびトー
ンコントローラ398へ送られる。このためステーシヨン
ユニツト100のキーボード上の特定のキーを押したと
き、この押し動作はCPU308により翻訳され、キーデータ
情報に変換されて、コンバータ352を介してCEUへのみ伝
送されるばかりではなく（システム機能を識別する）ト
ーン信号を発生するために使用され得る。トーン信号は
トーン発生器400により発生され、音声回路402には必要
な増幅回路が含まれている。 入力バツフア408は電話機ステーシヨンユニツト内に
オプシヨンとして与えられるハードウエアをテストする
ために使用され、入力バツフア408の出力は選択回路410
へ送られる。また選択回路410の出力はCPU308へ送られ
る。選択回路410によりデータおよびハードウエアオプ
シヨンの情報が多重化される。コントローラ・デコーダ
412は電話機のCPU308からシリアルデータ指令を入力し
その出力を選択回路410およびコンバータ394へ送る。 （発明の効果） 上述のように構成された本発明による電話通信システ
ムは購内交換電話システムおよびデイジタルデータ装置
の地域回路網として使用できる。この場合共通装置ユニ
ツト内に複数の音声バスおよびデータバスを具備せし
め、且つCEUとステーシヨンユニツトとの間にパケツト
化されたシリアルデータ伝送プロトコールを用いればよ
く、これによつて音声，デイジタルデータおよび制御情
報が効率よくパツケージ化され得る。また上述したよう
にCEUとステーシヨンユニツトとの間にパケツト化され
たシリアルデータ伝送プロトコールを用いることによ
り、CEUとステーシヨンユニツトとの間でデータを効率
良く伝送でき、ステーシヨンユニツト内に配設されるコ
ンピユータは動作速度が遅くてもよいから低廉なコンピ
ユータを使用し得、システム全体のコストを軽減でき、
且つ構成も簡素化し得る。且つまた従来のデイジタル電
話システムと比べ、ステーシヨンユニツトのプロセツサ
はキーデータ情報を処理するのに125μsec毎に１回中断
されず、625μsec毎に１回中断されるだけであるので、
ステーシヨンユニツトプロセツサの処理速度を従来の５
倍にし得、これによりステーシヨンユニツトに低速で安
価なプロセツサを使用でき、この点においてもシステム
の低廉化を図り得る上、動作速度を大巾に向上できる。 以上本発明を図示の実施例に沿つて説明したが、本発
明は上述の実施例のみに限定されるものではなく、特許
請求の範囲の技術的思想に含まれるすべての設計変更を
包有することは理解されよう。
声信号とデイジタルデータ信号とを交換可能なデイジタ
ル電話通信システムに係り、更に詳細には、本発明は集
中サービスデイジタル回路網（ISDN）、特に複数の音声
バスおよびデータバスを介し音声およびデイジタルデー
タを電話機に対しパケツト化されたシリアルデイジタル
プロトコールを伝送あるいば電話機から入力可能な共通
装置ユニツトを備えた電話通信システムに関する。 （従来の技術） 一般に音声信号とデータ信号とを交換可能な構成を提
供することが電話機業界で望まれている。例えば電話シ
ステムでデータ端末器あるいはコンピユータが電話シス
テムに接続され、デイジタルデータ信号が音声通信を干
渉することなく電話システムを介し音声信号と交換され
ることが望ましい。例えば、電話システムの存在する地
域内でデイジタルデータ回路網として電話システムが使
用できれば、コンピユータ、プリンタ、端末装置等のデ
イジタルデータ装置間のデイジタルデータ伝送に特に有
用となろう。この種のシステムの重要な要件は、デイジ
タルデータ信号の伝送が音声信号の伝送によつて干渉さ
れず、且つデイジタル遅延信号の伝送による音声切換容
量の低下を防止する点にある。 この種の電話システムの従来の発明としては米国特許
第4,390,982号，第4,160,131号，第4,412,102号，第4,3
89,544号，第4,338,495号，第4,314,109号，第4,234,76
5号，第4,112,261号，第4,092,501号，第3,715,505号，
第4,476,559号，第4,432,089号，第4,511,767号，第4,0
27,110号，第4,313,036号，第4,280,217号，第3,924,07
7号，第4,456,989号，第4,394,757号，第4,171,467号，
第4,339,633号，第3,334,181号，第4,309,765号，第4,3
90,986号，第4,288,870号，第4,408,323号，第4,381,42
7号および第4,061,887号が挙げられよう。 例えば米国特許第4,390,982号においては、単一プロ
セツサを用いてシステムを制御するデイジタル構内交換
電話システムが開示されている。この場合その第２図に
沿つて示されているように、２個のPCMバスが使用さ
れ、各バスには32チヤンネルが与えられる。これらのチ
ヤンネルの内、一部は監視トーンの発生および共通のサ
ービスの目的に使用され、他の一部は会議用および通常
の通話のために、また更に他の一部は通常の通話のみに
使用される。ステーシヨン、トランクおよびオプシヨン
はすべてバスに対しアクセス可能である。またこの米国
特許の第４図に沿つて示されるように、第１のバスの複
数のチヤンネルは通話処理のために、また残りのチヤン
ネルは発信音、受話器のオフフツク等の特定の通話処理
トーンのために使用される。各チヤンネルは８ビツトワ
ードに対し８タイムスロツトを有する。第２のPCMバス
のチヤンネルは４個の３当事者間会議および１個の４当
事者間会議用として使用される。３当事者間会議の入力
データは６チヤンネルの内の最初の３チヤンネルで又出
力データは残りの３チヤンネルで使用される（第４図の
下部参照）。第２のバスの最後の８タイムチヤンネルは
４当事者間会議用に用いられ、その内４チヤンネルは入
力データ用に、別の４チヤンネルは出力データ用に用い
られる。この米国特許にはPCM音声データ処理に二以上
のバスが使用されているが、コンピユータのデイジタル
データ処理に対し個別のバスが使用されておらず、また
PCM音声データバスはコンピユータデータ処理に使用で
きない。 米国特許第4,381,427号には音声およびデータ用の加
入者ループシステムが開示されており、本システムにお
いては時分割多重（TDM）電話システムとして設けら
れ、遠隔の電話ステーシヨンおよび関連するデータ部に
対し音声あるいはデータが伝送される。本加入者ループ
システムの音声路およびデータ路を介し電話がTDM電話
システムに接続され、またTDM電話システムには複数の
個別バスが包有され、このバスの一はシステム内のTDM
信号路として、且つ他のバスはシステム外部のTDM信号
路として設けられている。 米国特許第4,339,633号に開示されるモジユール式電
気通信システムにおいては、システム制御用データがす
べて多くの導線を内蔵した一本のバスで伝送される。音
声データおよび音声周波数データはすべて多くの導線を
内蔵した一本の第２のバスを介しシステムの各モジユー
ルへ伝達される（当該米国特許の第５図参照）。 米国特許第4,112,261号に開示されるキー電話システ
ムにおいては、キーサービスユニツトに通話対バスと制
御バスが具備され、音声情報は通話対バスを介し、また
制御情報は制御バスを介し運ばれる。 また米国特許第4,394,757号および第4,389,544号に開
示されるデイジタル電話システムにおいては、複数のデ
ータフレームからなるスーパフレームのフレームフオー
マツトが使用されており、各データフレームは好ましく
は夫々８ビツトからなる３ワードで構成される。３ワー
ドフレームの内の第１のフレームは同期コードおよび発
信コードを有し、第２および第３のフレームはPCM音声
サンプルあるいは他のデイジタルデータを有している。
当該米国特許によれば、多ワードフレームフオーマツト
が使用されているので、この電話システムにより異なる
２本の通信接続が同時に可能である。例えば本特許明細
書の第６欄、第29〜38行に示されるように、２接続の内
の一は音声通信のため他の電話加入者に対し行なわれ
得、また残りの接続はデイジタルデータ伝送のためデー
タシステムに対し行なわれる。且つまた電話システムを
介し通常の音声通信のため第１の加入者に接続されると
共にコールバツク用に第２の加入者に接続可能である。
この米国特許第4,394,757号明細書の第２図および第３
図にフレームフオーマツトが示される。このようにデー
タはシリアル伝送されるが、この場合１フレーム情報が
125μsec（電話システムの標準PCMサンプリング速度）
毎に同時に送受信されることになる。各信号フレームは
夫々８ビツトからなる少なくとも２のタイムスロツトに
分割され、一方のタイムスロツトは同期あるいは発信情
報用に、また残りの少なくとも１つ、好ましくは２つの
タイムスロツトはPCM音声データないしはデイジタルデ
ータを運ぶ個別に独立のチヤンネル用に使用される。フ
レームが３個のタイムスロツトに分割されている場合、
データ速度は192kbpsである。本特許明細書の第２図に
示されるように、125μsecフレームの最初のワードの発
信および制御用の情報はPCM音声データおよび125μsec
フレームの残りと共に伝送される。本特許システムは制
御および発信用情報が125μsec毎に伝送される点で、あ
る程度満足できる先行技術といえる。 米国特許第4,394,757号に開示されるシステムにおい
て、その第３図には、第２図の32個のフレームが全伝送
時間４ミリ秒のスーパフレームにパツケージされる構成
が示されている。最初のフレームでは同期情報および発
信情報の最初のビツトが伝送される。次の８フレームで
は、８ビツトの発信情報が同ビツト位置で伝送される。
残りの23フレームにおいては同一ビツト位置でストツプ
ビツトが伝送される。当該米国特許の構成では、１発信
バイトは４ミリ秒毎にマイクロコンピユータに対し送信
または受信される。10番目ないし32番目のフレームが送
信または受信される間、マイクロコンピユータは電話シ
ステムの他の機能を制御できる。従つて本特許ではPCM
音声データあるいはデイジタルデータが同期および発信
情報とパツケージされ、フレームフオーマツト化される
ので、マイクロコンピユータは他の機能を自由に行なう
ことができる。またフレームフオーマツトを用いること
により、音声およびデータ用の２以上のチヤンネルが1P
CMフレーム内で故障を来たすことなく、同時且つ独立し
て容易に伝送できる。且つこのフオーマツトにより周辺
装置等を接続し機能を更に増進できる。 一方米国特許第4,280,217号には時分割切換システム
の制御構成が示されており、この第６図には電話機から
のサンプリングされたアナログ信号が８ビツトPCMデー
タに変換される構成が開示されている。８ビツトPCMデ
ータはタイムスロツトインタチエンジユニツトへデータ
ワードの一部として伝送される。各データワードの長さ
は16ビツトである。即ち各データワードは８ビツトPCM
データ部と７ビツト発信部と１パリテイビツトからな
る。発信部は接続されるチヤンネル回路あるいは加入者
ユニツトに関する発信情報を運ぶために使用される。デ
ータワードはチヤンネル回路から多重・多重分離回路へ
伝送され、更にタイムスロツトインタチエンジユニツト
に対し多重化されたデイジタル情報を送信または受信す
るように設けられている。多重・多重分離回路はデイジ
タル情報を125μsecフレーム内に時間多重線上のタイム
スロツトインタチエンジユニツトへ伝送する。この各フ
レームは16ビツトの64チヤンネルからなる。また多重・
多重分離回路はタイムスロツトインタチエンジユニツト
から上記の時間多重線上と実質的に同一のフオーマツト
で他の時間多重線を介しデイジタル情報を入力する（米
国特許第4,280,217号の第６欄第47行〜第17欄第11行を
参照）。 米国特許第3,924,077号に開示されるパルスコード変
調、時分割多重電話システムによれば、複数の加入者ユ
ニツトが一対の線のみに沿つて各所で接続されている。
各電話機には時分割フレーム内の所定の時刻にパルスコ
ード化音声サンプルを送信あるいは受信する回路が含ま
れる。また当該特許明細書の第５図に示されるように、
夫々96ビツトからなる16個のフレームが単一のマルチフ
レームをなしており、各フレームの期間は125μsecにさ
れている。線上の各電話機は16フレームの一に相当する
特定のアドレスに永久的に対応せしめられ、これにより
各電話機はそれ自体のタイムスロツト内で接続され得る
ようなマルチフレーム内の独自のフレーム番号を有して
いる。 米国特許第4,476,559号に開示の伝送システムには、
音声信号、データ信号、あるいは音声信号とデータ信号
との混合信号を双方向性の単一のデイジタルチヤンネル
を介し８ビツトタイムスロツトの多重方式で伝送する装
置が包有される。上記混合信号を伝送する場合、コード
化された音声信号は８ビツトタイムスロツトの４ビツト
位置に、またデータ信号は残りの４ビツト位置に夫々割
り当てられる。データ用に通常使用される最大２ビツト
位置は署名用として使用できるから、多重データ流が音
声信号のみ、データ信号のみあるいは音声信号とデータ
信号との混合信号であるかが識別される。 米国特許第4,432,089号に開示のシステムではデイジ
タルループトランシーバおよび加入者線路を介しデイジ
タル自動式構内交換設備（PABX）がデイジタル加入者ユ
ニツトに接続されている。当該米国特許の第６図に示さ
れるように、電話機に対し送信または受信されるデータ
フレームは、第１のチヤンネルに対する８ビツトデイジ
タルデータワードと、第２のチヤンネルに対する８ビツ
トデイジタルデータワードと、第１および第２のチヤン
ネルの発信ビツトとを含んでおり、第１のチヤンネルは
デイジタルデータ用に、また第２のチヤンネルは音声情
報用に使用可能である。 （発明が解決しようとする問題点） 上記の各特許の各種の電話システムにあつては音声デ
ータとデイジタルデータを伝送可能であるが、いずれも
デイジタル化された音声信号およびコンピユータデイジ
タルデータの両方を伝送する目的で用いるには高価であ
り、且つまた動作時間が長い等の問題点があつた。 しかして本発明の一目的は社内電話システムとして、
またデイジタルデータ装置のデイジタルデータ回路網と
して使用可能な電話システムを提供することにある。 また本発明の他の目的は、音声リソースをデイジタル
データの切り換えに使用しないことにより、２つのサー
ビスの間の干渉あるいはリソース接続の問題が除去され
得る電話システムを提供することにある。 本発明の更に他の目的は複数の音声路およびデイジタ
ルデータ路を用い得る電話システムを提供することにあ
る。 本発明の別の目的は集中サービスデイジタル回路網
（ISDN）を提供することにある。 更に本発明の別の目的は共通装置ユニツトと共通装置
ユニツトと接続された複数の電話機ステーシヨンユニツ
トとを備え、信号が共通装置ユニツトとステーシヨンユ
ニツトとの間を好ましくは一対の線を介しパケツト化さ
れたシリアルプロトコールにより伝送される電話システ
ムを提供することにある。 本発明の他の目的は共通装置ユニツトと各ステーシヨ
ンユニツトとの間においてシリアルデイジタルデータを
伝送する電話システムを提供することにある。 本発明の他の目的は各電話機ステーシヨンユニツト内
に必要な処理装置の処理速度を大巾に低くできこのため
ステーシヨンユニツトの構成を簡素化でき且つ低コスト
にし得る電話システムを提供することにある。 （問題点を解決するための手段） 本発明の上記目的は共通装置ユニツトと共通装置ユニ
ツトに接続される複数の電話機ステーシヨンユニツトと
を有した電話通信システムにおいて、共通装置ユニツト
は、少なくとも一の電話局線で接続され、局線上のアナ
ログ信号をデイジタル信号に、且つ共通装置ユニツト内
のデイジタル信号をアナログ信号に夫々変換する装置を
包有した少なくとも一のトランクインタフエース装置
と、共通装置ユニツトを少なくとも一のステーシヨンユ
ニツトに接続する少なくとも一のステーシヨンインタフ
エース装置と、トランクインタフエース装置およびステ
ーシヨンインタフエース装置を接続する複数のバス装置
と、前記複数のバス装置に接続され、ステーシヨンユニ
ツト内の機能を制御する制御情報の少なくとも一部を発
生するコンピユータ装置を包有した制御装置とを備え、
バス装置にはデイジタル化された音声信号を伝送する少
なくとも一のデイジタル音声バス装置と、デイジタルデ
ータ装置から発生されるデイジタルデータ信号を伝送す
るデイジタルデータバス装置と、制御情報のデイジタル
データを伝送する制御データバス装置とが包有され、制
御データバス装置により音声バス装置およびデイジタル
データバス装置上のデータが各ステーシヨンユニツトお
よび局線に送られるように設けられ、ステーシヨンイン
タフエース装置にはステーシヨンユニツトの一へ伝送す
るため音声デイジタル信号、デイジタルデータ信号およ
び制御情報をシリアル信号に変換する装置とステーシヨ
ンユニツトで発生された音声デイジタル信号、デイジタ
ルデータ信号および制御情報をパラレル信号に変換し各
バス装置へ送る装置とが包有されてなることを特徴とす
ることにより、達成される。 また上記目的は複数の電話機ステーシヨンユニツトを
有する通信システムの共通装置ユニツトとステーシヨン
ユニツトとの間に音声信号およびデイジタルデータ信号
を伝送する方法において、共通装置ユニツトに接続され
た電話線上の音声信号をデイジタル信号に変換しデイジ
タル音声バスへ送る工程とデイジタルデータ装置からデ
イジタルデータバスへデイジタルデータ信号を与える工
程と、ステーシヨンユニツト制御のため制御情報を制御
データバスに与え且つデイジタル音声信号およびデイジ
タルデータ信号をステーシヨンユニツトの一へ送る送信
工程と、デイジタル音声信号、デイジタルデータ信号お
よび制御情報を集めて各バスのデータの少なくとも一の
バイトのデータからなる連続したパケツトとしてのシリ
アルデイジタルデータフオーマツトに編成する工程と、
シリアルデイジタルデータフオーマツト信号を一のステ
ーシヨンユニツトへ伝送する伝送工程と、各ステーシヨ
ンユニツトでシリアルデイジタルデータフオーマツト信
号を入力し各バイトに相当するデイジタル音声信号、デ
イジタルデータ信号および制御情報に分解する工程とを
包有してなることを特徴とすることにより達成される。 且つまた好適な実施態様においては、各電話機ステー
シヨンユニツトは一対のみの線路を介し共通装置ユニツ
トに接続され、信号伝送がシリアルデイジタルデータフ
オーマツトの型式で行なわれる。 且つ本発明の他の好適な実施態様によれば、共通装置
ユニツトには少なくとも２本のデイジタル音声バスが包
有され、各デイジタル音声バスはデイジタルデータ装置
のデイジタルデータおよびデイジタル音声信号を処理し
得る容量を有している。 （作用） 上述のように構成された本発明によれば個別にデイジ
タルデータバスを用いることにより、デイジタル音声バ
ス上のデイジタル音声信号とデイジタルデータバス上の
デイジタルデータとの間の干渉が防止され得る。また音
声リソースはデイジタルデータの切換に使用されないの
で、デイジタルデータバス上の高い呼量により音声伝送
に悪影響が及ぼされることが防止され得る。 且つまた本発明においてはデータ信号および音声信号
の処理能力が高いのでPBXあるいは押ボタン電話システ
ムとして且つ集中サービスデイジタル回路網（ISDN）と
して有効に使用し得る。 （実施例） 第１図には本発明による電話通信システムの全体構成
がブロツク図で示されている。本電話通信システムには
共通装置ユニツト（以下単にに“CEU"という）10と複数
のステーシヨンユニツト100とが包有されており、ステ
ーシヨンユニツト100には多数のシングル線電話機102と
複数のマルチ線電話機106と複数の表示装置付のマルチ
線電話機108とデイジタルデータインタフエース110と複
数のオペレータ用コンソール112とが包有される。一
方、共通装置ユニツト10には、CPU12と、システムトー
ン発生およびホールド状態を表わし音楽発生等の補助機
能を行なう装置を有したトーンソースカード14と、会議
機能を行なう回路を有した会議カード16と、CPU12を電
話局の電話線と接続し、電話線上のアナログ信号をデイ
ジタル態様の、好ましくはPCM信号に、またCEU10内のPC
M信号をアナログ信号に変換し、電話線に転送する、ト
ランクインタフエース装置をなすようなトランクインタ
フエースカード18と、一群の、ステーシヨンインタフエ
ース装置をなすようなステーシヨンインタフエースカー
ド20とが包有される。各ステーシヨンインタフエースカ
ード20には最大８個のステーシヨンユニツトが接続可能
に設けられることが好ましい。ステーシヨンユニツトと
しては上述の如くシングル線電話機102、マルチ線電話
機106、デイジタルデータインタフエース110またはオペ
レータ用コンソール112が挙げられる。CEU10内の各構成
部は音声バスとしてのPCM−１およびPCM−２バス22,24,
データバス26,キーデータバス28,キーデータアドレスバ
ス30等の複数のバスを介し互いに連結されている。当該
バスの目的については後で詳述する。 第２図にはCEU10のステーシヨンインタフエースカー
ド20の詳細が示されている。ステーシヨンインタフエー
スカード20はバス装置を構成するようなPCM−１バス22,
PCM−２バス24,データバス26,キーデータバス28および
キーデータアドレスバス30に接続された、制御データパ
ス装置をなすようなアドレス・制御インタフエース200
が包有される。好ましい実施例においてはこれらの各バ
スに８ビツトバスが用いられる。またクロツク信号バス
202、同期信号バス204およびカードアドレス信号バス20
6もアドレス・制御インタフエース200に接続される。ク
ロツク信号バス202のクロツク信号は約8Hzの周波数を有
することが好ましい。更に同期信号バス204の同期信号
は約8KHzの周波数を有している。且つカードアドレス信
号バス206を介しアドレス・制御インタフエース200にカ
ードアドレス信号が送られる。アドレス・制御インタフ
エース200には更に複数のバスバツフア220が包有されて
おり、各バツフア220は上記バスの一と対応して設けら
れている。カードアドレス信号バス206は各カード場所
に対し個別に配線された５ビツトバスであることが好ま
しい。アドレス・制御インタフエース200は、制御信号
（CONTROL）を発生し複数のステーシヨンインタフエー
ス210へ送り、バツフア装置の主要部としてのバツファ2
20を介しPCM−1,PCM−2,データ，キーデータの各バスに
対してデータを送出，受信することにある。図示のよう
に制御バスは４ビツトバスであることが好ましい。ステ
ーシヨンインタフエース210およびアドレス・制御イン
タフエース200はステーシヨンインタフエースカード20
を構成している。またステーシヨンインタフエース210
は入力側に接続されたPCM−1,PCM−2,データ，およびキ
ーデータの各バス上のパラレルデータをシリアルデータ
に変換し、各ステーシヨンユニツト100とCEU10との間を
結ぶシングル電話線215上に出力するために使用され
る。従つて後述のようにステーシヨンインタフエース21
0によりPCM−1,PCM−2,データおよびキーデータの各バ
ス上のデータが多重化処理されてシリアルデータに変換
される。電話線215上のデータビツトの周波数は本実施
例の場合約512KHzである。同様にステーシヨンインタフ
エース210により、ステーシヨンユニツトからCEU10へ送
られるシリアルデータが逆に多重分離される。第２図に
示されるように、PCM−1,PCM−2,データおよびキーデー
タの各バス上のデータはバスバツフア220を介し各ステ
ーシヨンインタフエース210へ送られる。ステーシヨン
インタフエース210は入力した各バスのデータを特定バ
スのデータパケツトに編成する。上述したように、ステ
ーシヨンインタフエースはまた関連する特定ステーシヨ
ンユニツトのデータをシリアルデータフオーマツト内に
挿入する機能も有する。第１図に示されるように、各ス
テーシヨンインタフエースカード20は８個のステーシヨ
ンインタフエース210を有しているので、最大８個のス
テーシヨンユニツトを処理しうる。ステーシヨンインタ
フエース210は各バス上のデータを選択し、キーデータ
アドレスバス30上のデータに基づきタイムスロツト内に
挿入する。 デイジタル音声バスの主部をなすPCM−１バス22はデ
イジタル化された音声メツセージのみを伝送するため
に、且つPCM−２バス24はデイジタル化された音声デー
タおよびデイジタルデータを伝送するために使用され
る。またデータバス26はシステムのステーシヨンユニツ
トの一に接続されたコンピユータ端子からのデイジタル
データ情報のようなデイジタルデータ情報のみを伝送す
るために使用される。呼量が高いとき、PCM−２バス24
はデータバスにより通常処理されるデイジタルデータ情
報の一部を処理し得る。更にキーデータバス28はステー
シヨンユニツトの作動に関するデータの伝送、例えばス
テーシヨンユニツト機能あるいは表示装置の作動に関す
るデータの伝送に使用され、これにより各バスからのデ
ータが確実に所定のタイムスロツト内に挿入される。ま
たキーデータアドレスバス30により所定のキーデータ情
報が所定のステーシヨンユニツトへ確実に送られる。ク
ロツク信号バス202のクロツク信号はシステムのタイミ
ングをとるために、また同期信号バス204同期信号は第
１図の各回路部の同期をとるために使用される。 第３図にはステーシヨンインタフエースカード20内の
ステーシヨンインタフエース210の基本ブロツク図が示
される。この場合各ステーシヨンインタフエース210に
は各バスからの情報を一時的に記憶する一群のバイトバ
ツフア118とパラレルからシリアルに、またシリアルか
らパラレルに変換するコンバータ120とが包有される。
一群のバイトバツフア118には夫々８ビツト情報からな
る５バイトを処理可能な３個のバツフア122,124,126
と、２バイトの情報を処理可能な１個のバツフア128
と、同期信号用の１個のバツフア129とが包有される。
バツフア122はPCM−１バス22と、バツフア124はPCM−２
バス24と、且つバツフア126はデータバス26と夫々接続
されている。またバツフア128はキーデータバス28と接
続される。入力バスからの情報のブロツク内に表示した
バイト数が集められると、データは並列にコンバータ12
0へ送られ、各入力バスに関連するシリアルデータブロ
ツクに編成される。 第４図にはステーシヨンインタフエース210とステー
シヨンユニツト100との間でシリアルデータを伝送する
ためのフオーマツトが示される。図示の場合、データ伝
送期間は625μsecであり、送信期間TXと受信期間RXとを
含む。データ伝送期間には40バイトの情報が含まれ、１
バイトは８ビツトからなる。この場合データ伝送速度は
512KHzであり、送信期間TXおよび受信期間RXは夫々312.
5μsecになる。本発明の好ましい実施例によれば、送信
および受信期間TX,RXが夫々複数のバイトのブロツクに
区分される。図示の場合、データ、PCM−2,PCM−１の各
バス上のデータが５バイトブロツクにパツケージされる
ことが好ましい。一方キーデータバス28のデータは２バ
イトブロツクに、同期信号バス204のデータは１バイト
ブロツクに夫々パツケージされる。２バイトは使用され
ていないが遅延時間として与えられる。受信期間RXにつ
いても送信期間TXと同様にブロツクに分割される。従つ
て、625μsecの期間内の最初の半分でデータがCEUから
ステーシヨンユニツトへ送出され、また残りの半分でCE
Uがステーシヨンユニツトからのデータを受信する。625
μsecの期間全体がいわゆるスーパフレームと呼ばれ
る。 第５図にはステーシヨンユニツト100としてのシング
ル線電話機102のブロツク図が示され、この場合同一の
回路構成は入力線間を切り換える装置を備えたマルチ線
電話機内にも与えられよう。CEUからのシリアルデータ
は当業者に周知な整合・絶縁用のトランス300に与えら
れる。またこのステーシヨンユニツト102の電力はCEUか
らの入力線から送られ、且つこの入力線は通常周知の方
法で重信ケーブル化される。当業者に周知のように音声
信号およびデータ信号はトランス300を介し混成回路302
へ送られる。混成回路302の出力はコンバータ304へ送ら
れる。コンバータ304自体は混成回路302からの入力シリ
アルデータをパラレルデータに変換し、且つCEUへ送る
データは逆にパラレルデータからシリアルデータに変換
する。コンバータ304はシリアル・パラレル変換用およ
びパラレル・シリアル変換用のコンバータ306とコーダ
・デコーダ314,316とデータインタフエース332とを備え
ている。コンバータ306は制御バス310を介しステーシヨ
ンセツト用のCPU308により制御され、コンバータ306の
動作を同期化するため好ましくは4MHzのクロツク信号が
クロツク回路312からコンバータ306に与えられる。第５
図に示されるようにコンバータ306により、スーパフレ
ームの入力シリアルデータが多重分離され、PCM−1,PCM
−2,データおよびキーデータの各バスからのデータがコ
ンバータ306から出力される。更に詳述するにPCM−１お
よびPCM−２のバスのデータは夫々コーダ，デコーダ314
および316へ与えられる。コーダ・デコーダ314,315はデ
イジタルからアナログへ、あるいはアナログからデイジ
タルへ変換し、且つフイルタ機能も有する。このためCE
Uからのデイジタル化されたPCM音声データはコーダ・デ
コーダ314,316においてアナログ信号に変換され、ロー
パスフイルタにより好適に濾波され、オプシヨンとして
スピーカおよびマイクが使用されている場合にはステー
シヨンユニツトの受話器318の受話口あるいはスピーカ3
20へ送られる。スピーカおよびマイクが選択されない場
合、スピーカ320は使用禁止信号324により使用禁止状態
にされ、またマイク322はムート信号326により使用不能
状態にされる。これらの信号324,326はCEUから与えられ
たキーデータ情報に応じてCPU308から与えられる。キー
データ情報はコンバータ306からバス328を介しCPU308へ
送られる。データバスからのデイジタルデータ情報はコ
ンバータ306からデイジタルデータインタフエース332へ
送られ、デイジタルデータインタフエース332の出力は
デイジタルデータ端末、プリンタ又はパーソナルコンピ
ユータのようなデイジタル装置において使用可能なデイ
ジタルデータ信号にされる。上述したようにPCM−２バ
スは必要に応じて音声信号およびデイジタルデータ信号
を共に伝送しうるので、コーダ・デコーダ316の出力に
はデイジタルデータインタフエース332への出力330が含
まれる。 コーダ・デコーダ314,316は受話器の受話口からのア
ナログ信号またはステーシヨンユニツト100のマイクか
らのアナログ信号をデイジタル信号に逆に変換してコン
バータ306へ伝送する機能を有し、この場合当該デイジ
タル信号は次にパラレルからシリアルへ変換され、ステ
ーシヨンユニツトからの音声信号およびデータがCEU10
へ伝送されることになる。 CPU308はキーデータ情報に従つてステーシヨンユニツ
トの押ボタンスイツチおよび表示ランプからなるスイツ
チ・ランプ325を制御する。 第６図は作図上第6A図および第6B図として分けて示し
てあるが、第２図および第３図に示されるステーシヨン
インタフエース210の詳細なブロツク図が示されてい
る。ステーシヨンインタフエース210には、チヤンネル
送りデータ用の複数のラツチ221,222,224とチヤンネル
受けデータ用の複数のラツチ240,242,244とが包有され
る。各ラツチはPCM−1,PCM−2,データの各バスの一と対
応して設けられている。即ちチヤンネル1,2,3は夫々PCM
−１バスのデータ,PCM−２バスのデータ，データバスか
らのデイジタルデータ用の２方向性チヤンネルである。
送りデータ用の各ラツチ221,222,224は入力ラツチ230,2
32,234と、また受けデータ用の各ラツチ240,242,244は
出力ゲート250,252,254と夫々対応する。またチヤンネ
ルセレクタ260,262,264は、PCM−1,PCM−２およびデー
タの各バスに乗つたデータが多重化され、第４図のスー
パフレームのシリアルフオーマツトにされ得るよう所定
の時間で所定のチヤンネルを選択するために使用され
る。またキーデータバスからのキーデータは入力ラツチ
270へ送られ、入力ラツチ270の出力は送りキーデータ用
のラツチ272へ送られる。ステーシヨンユニツトからの
受けキーデータはラツチ274に記憶され、ラツチ274の出
力はキーデータバスと接続された出力ラツチ276へ送ら
れる。 チヤンネルセレクタ260,262,264はラツチ・比較回路2
82に接続された制御線280を介して制御される。ラツチ
・比較回路282の入力端子はキーデータ入力用のラツチ2
70の出力端子と接続され、キーデータバスからのキーデ
ータに基づき所定の時間での選択すべきチヤンネルが決
められて、PCM−1,PCM−2,データの各バスにおけるデー
タがスーパフレームの所定のタイムスロツト内に配置さ
れる。ラツチ221,222,224および272の各出力はバス284
を経て、パラレルからシリアルへ変換するコンバータ28
6へ送られる。コンバータ286は入力したこのデータを第
４図のようなスーパフレームフオーマツトに編成する。
コンバータ286のシリアル出力はデータ送受信インタフ
エース288へ送られ、このシリアルデータは送信期間TX
中、ステーシヨンインタフエース210と関連するステー
シヨンユニツト100へ伝送される。受信期間RX中にはス
テーシヨンユニツト100からシリアルデータがデータ送
受信インタフエース288に入力され、更にシリアルから
パラレルへ変換するコンバータ290へ送られる。次にコ
ンバータ290のパラレル出力は受けキーデータ用のラツ
チ274,チヤンネル受けデータ用のラツチ240,242,244へ
送られる。受けデータ用の各ラツチからの出力は夫々出
力ラツチ276（キーデータ）およびチヤンネルの出力ゲ
ート250,252,254（PCM音声データおよびデイジタルデー
タ）へ送られる。出力ラツチ276および出力ゲート250,2
52,254の各出力は夫々キーデータ,PCM−1,PCM−２およ
びデータの各バスへ送られる。 一方クロツク信号がクロツク発生器292に与えられる
と、クロツク発生器292は送受データ用の各ラツチおよ
びタイムスロツト発生器294において用いるタイミング
信号を発生する。タイムスロツト発生器294はPCM−1,PC
M−2,データおよびキーデータの各バスの入力データを
スーパフレームフオーマツトにするためのタイムスロツ
トを発生するものである。タイムスロツト発生器294の
出力はラツチ・比較回路282へ送られ、ラツチ・比較回
路282の出力280および281により夫々チヤンネルセレク
タ260,262,264およびチヤンネル入力用のラツチ230,23
2,234が制御されて各々所定の時刻で所定のチヤンネル
バスが選択される。クロツク発生器292の出力はまたタ
イミング発生器296へも送られる。タイミング発生器296
は送受データ用の各ラツチを同期化するに必要な信号を
発生する。ラツチ・比較回路282により、CEUからのデー
タをスーパフレームのシリアルフオーマツトに編成する
ためのタイムスロツトがセツトアツプされる。タイムス
ロツト発生器294に接続される他の比較器298の出力はチ
ヤンネルの出力ゲート250,252,254へ送られ、チヤンネ
ル受けデータ用のラツチ240,242,244に記憶されたデー
タがPCM−1,PCM−２およびデータの各バス上に書き出さ
れる。キーデータアドレス情報を入力するデコーダ299
はキーデータ情報の流れの方向を制御する、即ちキーデ
ータ情報が入力ラツチ270を介しステーシヨンユニツト
へ、あるいはステーシヨンユニツトから出力ラツチ276
を介しCEUへ送るかを決めるものである。リセツト，ル
ープテスト，ムート用のラツチ297は入力端子がキーデ
ータ用の入力ラツチ270の出力端子に接続され、また出
力端子がタイミング発生器296および出力ゲート250,25
2,254の入力端子に接続されている。ラツチ297は電話機
あるいはデータ送受信インタフエス288の故障中、PCM−
1,PCM−２およびデータの各バスからチヤンネルセレク
タ260,262および264を切り離し、PCM−1,PCM−2,データ
およびキーデータの各バスに対し局内ループバツクを行
なうよう機能する。 第７図は作図上第7A図および第7B図として分けて示し
てあるが、第５図のコンバータ304の一部のコンバータ3
06の詳細なブロツク図が示される。コンバータ306はス
テーシヨンユニツトとCEUとを接続する線からデータ送
受信インタフエース307を介し信号を入力する。データ
送受信インタフエース307の出力は線338を介しシリアル
をパラレルに変換するコンバータ340へ与えられる。即
ちコンバータ340は線338上から入力したシリアルデータ
をパラレルデータに変換する。コンバータ340の出力は
一群のラツチ342,344,346へ与えられる。ラツチ342,344
は夫々PCM−2,PCM−１上にデータを与えるために、ラツ
チ346はキーデータバス上にキーデータを与えるために
用いられる。ラツチ342,344,346の各出力はコンバータ3
48,350,352へ夫々送られる。コンバータ348,350,352は
夫々パラレルをシリアルに、またシリアルをパラレルに
変換するコンバータである。ラツチ342,344,346からの
パラレルデータはシリアルデータに変換されてコーダ・
デコーダ314,316に入力され、ここでアナログデータに
変換されて、出力変換器へ、例えば電話機の受話器318
の受話口あるいはスピーカへ伝送される。受話器318の
受話口あるいはマイクからのアナログ情報はコーダ・デ
コーダ314,316へ送られ、シリアルデイジタルデータに
変換される。次にコンバータ348,350はこのシリアルデ
イジタルデータをパラレルデータに変換し各ラツチ360,
362,364へ伝送する。ラツチ360,362,364はこのパラレル
データをラツチし更にコンバータ370へ伝送される。コ
ンバータ370はパラレルをシリアルに変換するコンバー
タである。コンバータ370はデイジタル音声データキ
ー，データおよび（バツフア392からの）デイジタルデ
ータを集め、スーパフレームのフオーマツトに編成す
る。コンバータ370からのシリアルデータはデータ送受
信インタフエース307へ伝送され、更にCEUへ伝送され
る。 第７図に示されるように、キーデータ情報を処理する
ためのコンバータ352は、ステーシヨンユニツトのCPU30
8に接続されている。このキーデータ情報はステーシヨ
ンユニツトのCPUにより機能を選択し表示するために使
用される。 クロツク回路312はクロツク信号を発生しコンバータ3
06に与える。更に詳述するにクロツク回路312の出力は
コンバータ306のフエーズクロツク回路380へ送られ、CE
Uから伝送されたクロツク信号に対しクロツク回路312の
出力をロツクする。ロツクされたクロツク信号は制御回
路382に与えられ、制御回路382の出力はコンバータ348,
350,352、タイミング発生器384、キーデータ用のコント
ローラ386、デイジタルデータバスからのデータを同期
化するためのタイミング発生器388およびタイマ390へク
ロツク信号として与えられる。タイマ390はCEUとの同期
が停止されるとき、電話機ステーシヨンのCPU308をリセ
ツトするために設けられる。デイジタルデータバツフア
392はデイジタルデータバスからのデイジタルデータを
バツフアし、デイジタルデータをデイジタルデータイン
タフエース332に対し送信したりデイジタルデータイン
タフエース332から受信する際に使用される。データバ
スからのデイジタルデータは線391を介しデイジタルデ
ータバツフア392あるいは線393を介しコンバータ370へ
送られる。 またステーシヨンユニツト100において発生されたキ
ーデータ情報はシリアルからパラレルへ変換するコンバ
ータ394へ送られる。即ちコンバータ394はキーデータ情
報をパラレル情報に変換して出力ラツチ396およびトー
ンコントローラ398へ送られる。このためステーシヨン
ユニツト100のキーボード上の特定のキーを押したと
き、この押し動作はCPU308により翻訳され、キーデータ
情報に変換されて、コンバータ352を介してCEUへのみ伝
送されるばかりではなく（システム機能を識別する）ト
ーン信号を発生するために使用され得る。トーン信号は
トーン発生器400により発生され、音声回路402には必要
な増幅回路が含まれている。 入力バツフア408は電話機ステーシヨンユニツト内に
オプシヨンとして与えられるハードウエアをテストする
ために使用され、入力バツフア408の出力は選択回路410
へ送られる。また選択回路410の出力はCPU308へ送られ
る。選択回路410によりデータおよびハードウエアオプ
シヨンの情報が多重化される。コントローラ・デコーダ
412は電話機のCPU308からシリアルデータ指令を入力し
その出力を選択回路410およびコンバータ394へ送る。 （発明の効果） 上述のように構成された本発明による電話通信システ
ムは購内交換電話システムおよびデイジタルデータ装置
の地域回路網として使用できる。この場合共通装置ユニ
ツト内に複数の音声バスおよびデータバスを具備せし
め、且つCEUとステーシヨンユニツトとの間にパケツト
化されたシリアルデータ伝送プロトコールを用いればよ
く、これによつて音声，デイジタルデータおよび制御情
報が効率よくパツケージ化され得る。また上述したよう
にCEUとステーシヨンユニツトとの間にパケツト化され
たシリアルデータ伝送プロトコールを用いることによ
り、CEUとステーシヨンユニツトとの間でデータを効率
良く伝送でき、ステーシヨンユニツト内に配設されるコ
ンピユータは動作速度が遅くてもよいから低廉なコンピ
ユータを使用し得、システム全体のコストを軽減でき、
且つ構成も簡素化し得る。且つまた従来のデイジタル電
話システムと比べ、ステーシヨンユニツトのプロセツサ
はキーデータ情報を処理するのに125μsec毎に１回中断
されず、625μsec毎に１回中断されるだけであるので、
ステーシヨンユニツトプロセツサの処理速度を従来の５
倍にし得、これによりステーシヨンユニツトに低速で安
価なプロセツサを使用でき、この点においてもシステム
の低廉化を図り得る上、動作速度を大巾に向上できる。 以上本発明を図示の実施例に沿つて説明したが、本発
明は上述の実施例のみに限定されるものではなく、特許
請求の範囲の技術的思想に含まれるすべての設計変更を
包有することは理解されよう。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明による電話通信システムの全体のブロツ
ク図、第２図は第１図のシステム内のステーシヨンイン
タフエースカードのブロツク図、第３図は第２図のステ
ーシヨンインタフエースカード内のステーシヨンインタ
フエースのブロツク図、第４図は共通装置ユニツトと各
電話機ステーシヨンユニツトとの間に伝送されるデータ
のフオーマツトの構成図、第５図は電話機ステーシヨン
ユニツトのブロツク図、第６図は第２図のステーシヨン
インタフエースカードの一部の詳細なブロツク図、第７
図は第５図のステーシヨンユニツトインタフエースの一
部の詳細なブロツク図である。 10……共通装置ユニツト（CEU）、12……CPU、14……ト
ーンソースカード、16……会議カード、18……トランク
インタフエースカード、20……ステーシヨンインタフエ
ースカード、22……PCM−１バス、24……PCM−２バス、
26……データバス、28……キーデータバス、30……キー
データアドレスバス、100……ステーシヨンユニツト、1
02……シングル線電話機、106……マルチ線電話機、110
……デイジタルデータインタフエース、112……オペレ
ータ用コンソール、118……バイトバツフア、120……コ
ンバータ、122,124,126,128,129……バツフア、200……
アドレス・制御インタフエース、202……クロツク信号
バス、204……同期信号バス、206……カードアドレス信
号バス、210……ステーシヨンインタフエース、215……
電話線、220……バスバツフア、221,222,224,230,232,2
34,240,242,244……ラツチ、250,252,254……出力ゲー
ト、260,262,264……チヤンネルセレクタ、270……入力
ラツチ、272,274……ラツチ、276……出力ラツチ、280
……制御線、281……出力、282……ラツチ・比較回路、
284……バス、286……コンバータ、288……データ送受
信インタフエース、290……コンバータ、292……クロツ
ク発生器、294……タイムスロツト発生器、296……タイ
ミング発生器、297……ラツチ、298……比較器、299…
…デコーダ、300……トランス、302……混成回路、304,
306……コンバータ、307……データ送受信インタフエー
ス、308……CPU、310……制御バス、312……クロツク回
路、314,316……コーダ・デコーダ、318……受話器、32
0……スピーカ、322……マイク、324……使用禁止信
号、325……ボタン・ランプ、326……ムート信号、328
……バス、330……出力、332……デイジタルデータイン
タフエース、338……線、340……コンバータ、342,344,
346……ラツチ、348,350,352……コンバータ、360,362,
364……ラツチ、370……コンバータ、380……フエーズ
ロツク回路、382……制御回路、384,388……タイミング
発生器、390……タイマ、391……線、392……デイジタ
ルデータバツフア、393……線、394……コンバータ、39
6……出力ラツチ、398……トーンコントローラ、400…
…トーン発生器、402……音声回路、408……バツフア、
410……選択回路、412……コントローラ・デコーダ
ク図、第２図は第１図のシステム内のステーシヨンイン
タフエースカードのブロツク図、第３図は第２図のステ
ーシヨンインタフエースカード内のステーシヨンインタ
フエースのブロツク図、第４図は共通装置ユニツトと各
電話機ステーシヨンユニツトとの間に伝送されるデータ
のフオーマツトの構成図、第５図は電話機ステーシヨン
ユニツトのブロツク図、第６図は第２図のステーシヨン
インタフエースカードの一部の詳細なブロツク図、第７
図は第５図のステーシヨンユニツトインタフエースの一
部の詳細なブロツク図である。 10……共通装置ユニツト（CEU）、12……CPU、14……ト
ーンソースカード、16……会議カード、18……トランク
インタフエースカード、20……ステーシヨンインタフエ
ースカード、22……PCM−１バス、24……PCM−２バス、
26……データバス、28……キーデータバス、30……キー
データアドレスバス、100……ステーシヨンユニツト、1
02……シングル線電話機、106……マルチ線電話機、110
……デイジタルデータインタフエース、112……オペレ
ータ用コンソール、118……バイトバツフア、120……コ
ンバータ、122,124,126,128,129……バツフア、200……
アドレス・制御インタフエース、202……クロツク信号
バス、204……同期信号バス、206……カードアドレス信
号バス、210……ステーシヨンインタフエース、215……
電話線、220……バスバツフア、221,222,224,230,232,2
34,240,242,244……ラツチ、250,252,254……出力ゲー
ト、260,262,264……チヤンネルセレクタ、270……入力
ラツチ、272,274……ラツチ、276……出力ラツチ、280
……制御線、281……出力、282……ラツチ・比較回路、
284……バス、286……コンバータ、288……データ送受
信インタフエース、290……コンバータ、292……クロツ
ク発生器、294……タイムスロツト発生器、296……タイ
ミング発生器、297……ラツチ、298……比較器、299…
…デコーダ、300……トランス、302……混成回路、304,
306……コンバータ、307……データ送受信インタフエー
ス、308……CPU、310……制御バス、312……クロツク回
路、314,316……コーダ・デコーダ、318……受話器、32
0……スピーカ、322……マイク、324……使用禁止信
号、325……ボタン・ランプ、326……ムート信号、328
……バス、330……出力、332……デイジタルデータイン
タフエース、338……線、340……コンバータ、342,344,
346……ラツチ、348,350,352……コンバータ、360,362,
364……ラツチ、370……コンバータ、380……フエーズ
ロツク回路、382……制御回路、384,388……タイミング
発生器、390……タイマ、391……線、392……デイジタ
ルデータバツフア、393……線、394……コンバータ、39
6……出力ラツチ、398……トーンコントローラ、400…
…トーン発生器、402……音声回路、408……バツフア、
410……選択回路、412……コントローラ・デコーダ
フロントページの続き
(72)発明者 ジヨセフ ダブリユ．リツテラー
アメリカ合衆国 コネチカツト州
06430 フエアフイールド ヘムロツク
ヒルズ ノース 211番地
(72)発明者 ジヨン イー．アンダーソン
アメリカ合衆国 コネチカツト州
06460 ミルフオード イラインロード
12番地
(72)発明者 ゲリイ メーソン
アメリカ合衆国 コネチカツト州
06457 ミドルタウン フイツシヤーロ
ード 60番地
(72)発明者 浜谷 二三一
アメリカ合衆国 コネチカツト州
06460 ミルフオード フオーラン ロ
ード 17番地
(72)発明者 重松 稔
川崎市高津区北見方260番地 日通工株
式会社内
(56)参考文献 特開 昭59−188293（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 １．共通装置ユニツトと共通装置ユニツトに接続される
複数の電話機のステーシヨンユニツトとを有した電話通
信システムにおいて、前記共通装置ユニツトは、少なく
とも一の電話局線で接続され、局線上のアナログ信号を
デイジタル信号に、且つ前記共通装置ユニツト内のデイ
ジタル信号をアナログ信号に夫々変換する装置を包有し
た少なくとも一のトランクインタフエース装置と、前記
共通装置ユニツトを少なくとも一の前記ステーシヨンユ
ニツトに接続する少なくとも一のステーシヨンインタフ
エース装置と、前記トランクインタフエース装置および
前記ステーシヨンインタフエース装置を接続する複数の
バス装置と、前記複数のバス装置に接続され、前記ステ
ーシヨンユニツト内の機能を制御する制御情報の少なく
とも一部を発生するコンピユータ装置を包有した制御装
置と、前記複数のバス装置の夫々と接続される複数のバ
ツフア装置と、前記複数のバツフア装置の夫々に接続さ
れ、前記複数のバツフア装置の夫々の出力をシリアルデ
ータに変換し且つ集約して連続するシリアルデータから
なるパケツトにする変換装置とを備え、前記ステーシヨ
ンユニツトは、前記共通装置ユニツトからのシリアルデ
ータをパラレルデータに変換する一の変換装置とパラレ
ルデータのデイジタル音声データをアナログ信号に変換
して出力変換装置に送る別の変換装置と入力変換器から
のアナログ信号をデイジタル信号に変換する更に他の変
換装置と前記の更に他の変換装置によるデイジタル信号
をシリアル信号に変換し、共通装置ユニツトに伝送する
更に別の変換装置と共通装置ユニツトからの制御情報を
入力し、前記ステーシヨンユニツト内の４つの変換装置
を制御する制御装置を包有し、前記複数のバス装置には
デイジタル化された音声信号を伝送する少なくとも一の
デイジタル音声バス装置と、デイジタルデータ装置から
発生されるデイジタルデータ信号を伝送するデイジタル
データバス装置と、制御情報のデイジタルデータを伝送
する制御データバス装置とが包有され、前記制御データ
バス装置により前記デイジタル音声バス装置および前記
デイジタルデータバス装置上のデータが前記ステーシヨ
ンユニツトの夫々および局線に送られるように設けら
れ、前記ステーシヨンインタフエース装置には前記ステ
ーシヨンユニツトの一へ伝送するため音声デイジタル信
号、デイジタルデータ信号および制御情報をシリアル信
号に変換する装置と、前記ステーシヨンユニツトで発生
された音声デイジタル信号、デイジタルデータ信号およ
び制御情報をパラレル信号に変換し前記複数の音声バス
装置の夫々へ送る装置とが包有され、且つ前記共通装置
ユニツトと前記ステーシヨンユニツトとの間で交換され
るシリアルデータには前記複数の音声バス装置の夫々か
ら前記ステーシヨンユニツトへ伝送する一群の連続する
データバイトパケツトと、前記ステーシヨンユニツトか
ら前記複数の音声バス装置の夫々へ伝送する一群の連続
するデータバイトパケツトとが包有されてなる電話通信
システム。 ２．前記ステーシヨンユニツトが一対の線を介し前記ス
テーシヨンインタフエース装置に接続されてなる特許請
求の範囲第１項記載の電話通信システム。 ３．デイジタル音声バス装置には第１および第２のデイ
ジタル音声バス装置が包有されてなる特許請求の範囲第
２項記載の電話通信システム。 ４．前記第２の音声バス装置が前記デイジタルデータ装
置へデイジタル音声データおよびオプシヨンとしてのデ
イジタルデータを伝送可能に設けられてなる特許請求の
範囲第３項記載の電話通信システム。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US924677 | 1986-10-29 | ||
| US06/924,677 US4740955A (en) | 1986-10-29 | 1986-10-29 | Communications system having voice and digital data capability and employing a plurality of voice and data buses in main service unit and serial packetized transmission to and from telephones |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63114399A JPS63114399A (ja) | 1988-05-19 |
| JP3136521B2 true JP3136521B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=25450535
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62203588A Expired - Fee Related JP3136521B2 (ja) | 1986-10-29 | 1987-08-18 | 電話通信システム |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4740955A (ja) |
| JP (1) | JP3136521B2 (ja) |
| KR (1) | KR880005779A (ja) |
| AU (1) | AU597536B2 (ja) |
| CA (1) | CA1277016C (ja) |
| GB (1) | GB2212028B (ja) |
| IT (1) | IT1223023B (ja) |
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