JP3136172B2 - マスタスレーブマニピュレータ - Google Patents

マスタスレーブマニピュレータ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオペレータがマスタアー
ムを操作することによりスレーブアームを動かすマスタ
スレーブマニピュレータにかかわり、特に、作業を確実
かつ安全に行うのに好適なマスタスレーブマニピュレー
タに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術としては、例えば特開
昭63−077670号公報に記載のように、基本的な
バイラテラルマスタスレーブマニピュレータの制御方式
に関するものがある。以下、その概要を説明する。
【0003】この従来技術によるシステム構成を図5に
示す。図5において、201はマスタアーム、202は
スレーブアーム、203はマスタアーム入出力装置、2
04はスレーブアーム入出力装置、205は全ての制御
演算を行う演算処理装置である。また、マスタアーム2
01手首部には力およびトルクを検出する六軸力センサ
206が付いており、同様にスレーブアーム202手首
部にも六軸力センサ207が付いている。
【0004】図6はこのときの信号の流れを詳細に示し
たものである。アクチュエータ401〜406はマスタ
アーム201の第1〜第6関節に取り付けられて各関節
を駆動する一方、その際での各関節角は同じく第1〜第
6関節に取り付けられた関節角センサ407〜412に
より検出されるようになっている。同様に、アクチュエ
ータ413〜418はスレーブアーム202の第1〜第
6関節に取り付けられて各関節を駆動する一方、その際
での各関節角は同じく第1〜第6関節に取り付けられた
関節角センサ419〜424により検出されるようにな
っている。なお、図中では一本の線で表したが、マスタ
アーム用六軸力センサ206からの信号およびスレーブ
アーム用六軸力センサ207からの信号は6軸分の力/
トルクであるため、それぞれ6種ずつの信号がある。以
上の信号は、いずれも演算処理装置205から出力ある
いは演算処理装置205へ入力されるが、その際、マス
タアーム201に関する信号はマスタアーム入出力装置
203を経由し、同様にスレーブアーム202に関する
信号はスレーブアーム入出力装置204を経由して行わ
れる。
【0005】図7は従来技術による制御アルゴリズムを
示した制御ブロック線図であり、この処理は演算処理装
置205にて行う。オペレータがマスタアーム201を
操作した場合、マスタアーム201の関節角センサ11
からの複数の関節角信号101を共通座標系(例えばX
YZ直交座標系)に座標変換(以下、このような共通座
標への座標変換を正変換と記す)することによって、マ
スタアーム先端の位置/姿勢状態信号102が得られる
ようになっている。その際、スレーブアーム202の関
節角センサ12からの複数の関節角度信号103からも
同様に正変換することによって、スレーブアーム先端の
位置/姿勢状態信号104が得られるようになってい
る。さて、本制御の目的とするは、スレーブアーム20
2がマスタアーム201の先端の位置/姿勢に一致、あ
るいは準じて動くことであるから、位置/姿勢状態信号
102,104は一致されなければならないものとなっ
ている。従って、マスタアームの位置/姿勢状態信号1
02からスレーブアームの位置/姿勢状態信号104を
減算することによって、スレーブアーム202が動くべ
き位置/姿勢の差分信号105を得、さらにこれをスレ
ーブアーム各部の座標系に座標変換(以下、このような
座標変換を逆変換と記す)することによって、スレーブ
アーム202の各関節を駆動すべき指令値106を得た
うえ、スレーブアームのアクチュエータ22を動かし、
スレーブアーム202が駆動されるようになっている。
【0006】これに対し、マスタアーム201の駆動目
的は、スレーブアーム202が受けている力をオペレー
タに伝えることにあり、マスタアーム201およびスレ
ーブアーム202手首部に取り付けられた六軸力センサ
206および207からの信号107,108に基づき
駆動されるようになっている。具体的には、マスタアー
ム201手首部の六軸力センサ206からの力/トルク
信号107は、これはその六軸力センサ206自体の座
標系、すなわちマスタアーム201手首部の座標系で表
現されているから、これを正変換して共通座標系で表し
た力/トルク信号109を得る一方、同様にスレーブア
ーム202手首部に取り付けられた六軸力センサ207
からの力/トルク信号108を正変換し、スレーブアー
ム202手首部にかかる力/トルクを共通座標系で表し
た力/トルク信号110を得る。さらに、スレーブアー
ム力/トルク信号110からマスタアーム力/トルク信
号109を減じることにより、力/トルクの差分信号1
11が得られるようになっている。この差分信号111
からマスタアーム201の先端の位置/姿勢の目標値1
12を生成し、これを逆変換することにより、マスタア
ーム201各関節に対する指令値113を得る。
【0007】以上の方法により、マスタアーム201の
位置/姿勢に対応した動きをスレーブアーム202が行
い、スレーブアーム202先端にかかる力がそのままマ
スタアーム201によりオペレータが感じとることが可
能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、バイ
ラテラルマスタスレーブマニピュレータの制御方式に関
する基本的な事項のみを記述したものであり、実施に際
しての安全性等に対する配慮がなされておらず、オペレ
ータがマスタアームから手を離した際も、力センサにバ
イアスが乗っていた場合には、マスタアーム、スレーブ
アームは共に動き続けてしまうという問題があった。
【0009】本発明の目的は、余分にセンサを追加する
ことなく、オペレータがマスタアームに触れているか否
かを判断し、触れていないと判断されたときにはアーム
の動作を停止させる処置をとる等の安全性の高いマスタ
スレーブマニピュレータを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、マスタアーム先端にかかる力およびトル
クを検出した力センサ信号を記憶する記憶部を設け、現
在の力センサ信号出力と数サンプリング前の力センサ信
号出力とを比較して、マスタアーム先端にかかる力が変
動していないときにはオペレータがマスタアームから手
を離したと判断し、マスタアーム、スレーブアームを共
に停止させるようにしたものである。またさらに、この
とき、現在かかっている力/トルクを0とするように
し、力センサ信号のバイアス分を入れ替えるようにした
ものである。
【0011】
【作用】マスタアーム先端に備えられた力センサは、オ
ペレータがマスタアームに加える力を検出する。また、
このセンサ信号は、記憶部により過去数サンプリング分
が保存される。ここで、オペレータがマスタアームをつ
かんでいる場合は、どんなに一定の力を加えようとして
も、手の振れに基づき力信号の値はわずかに変動する。
従って、逆に、記憶部に保存されている過去数サンプリ
ング分と現在の力センサ信号出力とを比較して、変動が
ほとんどないならば、オペレータがマスタアームから手
を離したと判断することができる。ただし、力センサの
信号値はノイズ等の影響で若干の変動があるので、判断
手段としては、経験上得られたノイズ等の影響に対応す
るしきい値を設け、過去数サンプリング分および現在の
力センサ信号出力の最大値と最小値の差がこのしきい値
以下であればオペレータがマスタアームから手を離した
と判断することにすれば、誤動作は生じない。
【0012】なお、本発明では、マスタアーム先端にか
かる力およびトルクを検出するセンサとしては、従来か
ら用いられているマスタアーム手首部のセンサを利用で
きるので、余分にセンサを追加することなしに発明を実
施することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。
【0014】図1は、本発明の第1の実施例の制御ブロ
ック線図である。この図1は、前に従来技術の説明で用
いた図7に、本発明の機能を実現するための要素である
記憶部31、比較部32、保持部A33、保持部B34
およびスイッチ117,118を加えたものである。本
実施例においては、マスタアーム手首部の六軸力センサ
206から出力されたマスタアーム先端にかかる力/ト
ルク信号107は、正変換されると同時に記憶部31に
取り込まれ、過去5サンプリング分の信号が記憶され
る。これらの値は比較部32に送られる。比較部32で
は、最大値と最小値の差を求め、この差と、あらかじめ
定めたしきい値とを比較することにより、オペレータが
マスタアームをつかんでいるか否かを判断する。この判
断結果116に基づき、オペレータがマスタアームをつ
かんでいると判断した際には、スイッチ117およびス
イッチ118を閉じる。これにより、指令信号106と
指令信号114は一致し、また指令信号113と指令信
号115も一致して、図7の場合と同様の機能を果たす
ことになり、マスタスレーブの動作を実現することがで
きる。また、判断結果116が、オペレータがマスタア
ームを離したと判断した際には、スイッチ117および
スイッチ118を開く。これにより、スレーブアームへ
の指令信号114およびマスタアームへの指令信号11
5としては、それぞれ保持部A33、保持部B34に保
持されている1サンプリング前の指令信号が出力され、
固定値の指令が出続けるため、スレーブアーム、マスタ
アームは共にそのままの位置でサーボがかかった状態と
なり、停止させることができる。
【0015】図2は、本発明の第2の実施例の制御ブロ
ック線図である。本実施例は、アーム動作を停止させる
ためのスイッチと保持部とをマスタアーム側のみに設け
たもので、図1に比べて、スイッチ117と保持部A3
3が省略されたものとなっている。本実施例における信
号の流れは前記第1の実施例の場合とほぼ同様である
が、異なる点は、オペレータがマスタアームを離したと
判断した際には、スイッチ118を開いてマスタアーム
のみを固定することである。しかし、この場合にも、マ
スタアームの動作が固定することによって信号101,
102が一定値となり、すなわちスレーブアームに対す
る指令値が一定となることから、スレーブアームの動作
も固定され、第1の実施例と同様の効果をあげることが
できる。
【0016】本発明の第3の実施例として、別の制御方
式に応用した例を、図3を用いて説明する。図3は、マ
スタアームをあたかもジョイスティックのように用いて
スレーブアームを動かすときの制御ブロック線図であ
る。図3において、従来技術との違いは、記憶部31
比較部32、保持部A35、保持部B36およびスイッ
チ710,711を追加した点であるが、以下に、この
制御方式についての従来技術の説明を含めて本実施例の
説明を行う。
【0017】本制御方式でのハードウェアは、前記実施
例と同じく、図5、図6に示すものを用いる。ここで、
マスタアーム201の駆動目的は、オペレータがマスタ
アームを動かしたとき、あたかもそれがジョイスティッ
クであるかのように、押し込み量に比例した力が手元に
還ってくるようにすることである。そこで、まず、マス
タアーム201の手首部の六軸力センサ206からの力
/トルク信号107は、これがその六軸力センサ206
自体の座標系、すなわちマスタアーム201手首部の座
標系で表現されているので、これを正変換し、共通座標
系で表した力/トルク信号109を得る。この信号に基
づき現在受けている力に対応した押し込み量までマスタ
アーム201が動くように目標値を生成し、マスタアー
ム201先端が動くべき位置/姿勢の目標値701をつ
くり、これを逆変換することによって、マスタアーム各
関節の目標値702を得てマスタアームを動かす。
【0018】これに対し、スレーブアーム202の駆動
目的は、マスタアームの基準状態からの押し込み量に比
例した速度で動き続けることである。このときの信号の
流れを以下に説明する。まず、マスタアームの関節角セ
ンサ11からの複数の関節角度信号101を正変換する
ことによって、マスタアーム先端の位置/姿勢状態信号
102が得られるようになっている。この値から、基準
状態保持部37に保持されている基準状態の位置/姿勢
信号704を減算することにより、マスタアームの押し
込み量705が得られる。スレーブアームがこの値に比
例した速度で動くようにするため、これを積分すること
により、スレーブアームの位置/姿勢状態目標信号70
6を求めることができる。一方、スレーブアームの関節
角センサ12からの複数の関節角度信号103からも、
同様に正変換することによって、スレーブアーム先端の
現在の位置/姿勢状態信号104が得られるようになっ
ている。従って、位置/姿勢状態目標信号706からス
レーブアームの位置/姿勢状態信号104を減算するこ
とによって、スレーブアームが動くべき位置/姿勢の差
分信号707を得、さらにこれを逆変換することによっ
て、スレーブアームの各関節を駆動すべき指令値708
を得たうえ、スレーブアームが駆動されるようになって
いる。
【0019】上述の従来技術に対し、本実施例では、以
下の機能を追加している。すなわち、マスタアーム手首
部の六軸力センサ206から出力されたマスタアーム先
端にかかる力/トルク信号107は、正変換されると同
時に記憶部31に送り込まれ、過去5サンプリング分が
記憶される。これらの値は比較器32に送られ、最大値
と最小値の差を求め、この差と、あらかじめ定めたしき
い値とを比較することにより、オペレータがマスタアー
ムをつかんでいるか否かを判断する。この判断結果11
6に基づき、オペレータがマスタアームをつかんでいる
と判断した際には、スイッチ710およびスイッチ71
1を閉じる。これにより、指令信号708と指令信号7
09は一致し、また指令信号702と指令信号703も
一致することにより、マスタアームの押し込み量に比例
した速度でスレーブアームを動作させることができる。
判断結果116にて、オペレータがマスタアームを離し
たと判断した際には、スイッチ710およびスイッチ7
11を開く。これにより、スレーブアームへの指令信号
709およびマスタアームへの指令信号703として
は、それぞれ保持部A35、保持部B36に保持されて
いる1サンプリング前の指令信号が出力され、固定値の
指令が出続けるために、スレーブアームおよびマスタア
ームはそのままの位置でサーボがかかった状態となり、
停止させることができる。
【0020】以上のように、マスタスレーブマニピュレ
ータにおいて、種々の制御手段に対して本発明を適用す
ることができる。
【0021】次に、以上の手段によってオペレータがマ
スタアームを離したと判断した際に、マスタアームの力
センサの校正を行う手法を説明する。力センサは、その
構造内部のひずみ等によりセンサ出力信号にバイアス値
が乗っているため、実際の力/トルクを求めるために
は、このバイアス分を減ずる必要がある。このプロセス
を図4を用いて説明する。図4において、六軸力センサ
本体41から出力される力/トルクの生データ501
は、バイアス値保存部42に保存されているセンサ信号
バイアス値504を減じることによって、実際の力/ト
ルク信号502を求めることができる。ここで、バイア
ス値保存部42に保存されているセンサ信号バイアス値
504は、スイッチ503を閉じることによって、六軸
力センサ本体41から出力される力/トルクの生データ
501に置き換えることができるが、従来の技術では、
スイッチ503を閉じるのは、電源を投入したときか、
特別にオペレータが指示したときに限られていた。これ
に対し、本発明においては、上述の手段によりオペレー
タがマスタアームを離したと判断した際に、自動的にス
イッチ503を閉じるように構成することにより、力セ
ンサの校正を頻繁に行うことができる。このことによ
り、温度変化などに基づく力センサのバイアス値の変動
に起因する力/トルク信号の誤差を常に補正することが
できるようになる。
【0022】上記はマスタアームの力センサの校正であ
るが、同様な手段を用い、スレーブアームの先端にかか
る力/トルクが変動していないと判断した際に、スレー
ブアームの力センサ用のバイアス値を現在値に書き換え
るようにすることにより、スレーブアームの力センサの
温度変化などに基づく力センサのバイアス値の変動に起
因する力/トルク信号の誤差を常に補正することができ
るようになる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、マスタスレーブマニピ
ュレータにおいて、オペレータがマスタアームを離した
場合には自動的にマスタアーム、スレーブアームが共に
動作を停止するので、各アームが予期せぬ動きをして危
険な状態になることがなくなる。
【0024】また、力センサの校正が逐次自動的に行わ
れるので、温度変化等に伴うセンサ信号のずれに起因し
た操作性の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるマスタスレーブマニピュレータの
第1の実施例の制御ブロック線図である。
【図2】本発明によるマスタスレーブマニピュレータの
第2の実施例の制御ブロック線図である。
【図3】本発明によるマスタスレーブマニピュレータの
第3の実施例の制御ブロック線図である。
【図4】力センサの信号処理の動作を示す説明図であ
る。
【図5】マスタスレーブマニピュレータのハードウェア
構成の例を示す説明図である。
【図6】図5に示すマスタスレーブマニピュレータにお
ける信号の流れを細かく表したブロック図である。
【図7】従来のマスタスレーブマニピュレータの制御方
式を示す制御ブロック線図である。
【符号の説明】
201…マスタアーム 202…スレーブアーム 203…マスタアーム入出力装置 204…スレーブアーム入出力装置 205…演算処理装置 206,207…六軸力センサ 11,12…関節角センサ 21,22…アクチュエータ 31…記憶部 32…比較部 33,35…保持部A 34,36…保持部B 37…基準状態保持部 117,118…スイッチ 710,711…スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25J 3/00 B25J 13/08 B25J 19/06 G05D 3/12 G05D 3/12 305

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マスタアーム、スレーブアーム、両アーム
    の入出力装置および演算処理装置により構成されるマス
    タスレーブマニピュレータにおいて、マスタアーム先端
    にかかる力およびトルクを検出する検出手段と、該検出
    手段からの信号を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記
    憶された1つ以上の過去のサンプリング時の検出信号値
    と現在の検出信号値の中の最大値と最小値とを選定し、
    上記最大値と上記最小値の差があらかじめ定めたしきい
    値以下であるならばマスタアーム先端にかかる力が変動
    していないと判断する手段とを具備することを特徴とす
    るマスタスレーブマニピュレータ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のマスタスレーブマニピュ
    レータにおいて、マスタアーム先端にかかる力が変動し
    ているか否かを判断する手段が、変動していないと判断
    したとき、マスタアームおよびスレーブアームの両者を
    現状位置で停止させる停止手段を設けたことを特徴とす
    るマスタスレーブマニピュレータ。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のマスタスレーブマニピュ
    レータにおいて、1サンプリング前のマスタアームおよ
    びスレーブアームへの指令値を保持する保持部を備え、
    マスタアーム先端にかかる力が変動していないと判断さ
    れたとき、前記保持部に保持されている1サンプリング
    前の指令値をそれぞれマスタアームおよびスレーブアー
    ムに出力し、各アームへの指令値を固定させることによ
    ってマスタアームおよびスレーブアームを停止させるよ
    うにしたことを特徴とするマスタスレーブマニピュレー
    タ。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のマスタスレーブマニピュ
    レータにおいて、1サンプリング前のマスタアームへの
    指令値を保持する保持部を備え、マスタアーム先端にか
    かる力が変動していないと判断されたとき、前記保持部
    に保持されている1サンプリング前の指令値をマスタア
    ームに出力し、マスタアームへの指令値を固定すること
    によってマスタアームを停止させるとともに、間接的に
    スレーブアームも停止 させるようにしたことを特徴とす
    るマスタスレーブマニピュレータ。
  5. 【請求項5】請求項1に記載のマスタスレーブマニピュ
    レータにおいて、マスタアーム先端にかかる力が変動し
    ていないと判断されたとき、検出手段の現在出力してい
    る信号値を力およびトルクがそれぞれ0であるとして力
    トルク信号の校正を行う校正手段を設けたことを特徴と
    するマスタスレーブマニピュレータ。
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