JP3136115B2 - 土留用固定金具 - Google Patents

土留用固定金具

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JP3136115B2 JP09084582A JP8458297A JP3136115B2 JP 3136115 B2 JP3136115 B2 JP 3136115B2 JP 09084582 A JP09084582 A JP 09084582A JP 8458297 A JP8458297 A JP 8458297A JP 3136115 B2 JP3136115 B2 JP 3136115B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は土留用固定金具に関
する。詳しくは、土木工事における土留に用いる土留用
固定金具に関する。
【0002】
【従来の技術】電話、下水道、上水道、ガス、電気等の
配管埋設工事にあっては、地面や道路を掘削して溝を掘
り、その中で作業することが常時行われる。
【0003】図5は、そのような掘削作業によって設け
た掘削溝1において配管埋設工事をするために矢板と呼
ばれる断面波状の鉄板を複数枚立設し(以下、「矢板」
を符号3で示すことにする。)、これにより掘削溝1の
掘削面5から土砂が崩壊して掘削溝1内にこぼれ落ちな
いように、段取りをした状態を示したものである。この
ように掘削面から溝内に土砂が崩壊しないようにする作
業のことを土留支保工という。以下、土留支保工のこと
を単に「土留」ということにする。
【0004】このような土留に用いられる複数の矢板
3、3、…は、いわゆる腹起し(はらおこし)と称する角
材(以下、「腹起し」のことを符号7で示すことにす
る。)と組み合わされて一体的になる。
【0005】矢板3、3、…は、掘削溝1における一対
の掘削面5、5に対向配列するように掘削溝1において
二列縦隊にされる。また、矢板3、3、…の各対向面3
aには、それぞれハンガー9、9、…が設けられ(図6
参照)、これらハンガー9、9、…に前記腹起し7を引
っ掛けて複数の矢板3、3、…を一体的にした後、各列
の矢板3、3、…を、図7に示すようないわゆるバリと
称する市販のつっぱり装置によって(以下、つっぱり装
置のことを「バリ11」と示す。)、掘削面5、5に同
時に押し付けることで、前述のように掘削面5、5から
土砂が崩壊しないようにする。
【0006】なお、符号7aで示すものは、それぞれ腹
起し7の主面のことであって、矢板3の対向面3aと平
行な面をいう。また、符号7bで示すものは、腹起し7
の上、下面のことであって、主面7aと直交する面をい
う。
【0007】バリ11は、図7に示すように、本体15
と、本体15から同一軸線上に配置され、伸縮自在の横
断面円形のつっぱり棒13、13と、つっぱり棒13、
13の先端に設けた押さえ板17、17とから基本構成
されている。そして、本体15に設けた駆動レバー19
の操作によって、少なくとも一方のつっぱり棒13を掘
削溝1の幅寸法に合わせて伸縮できるようになっている
ので、これによって、幅寸法が異なる掘削溝の場合でも
同一のバリ11で対応できる。なお、駆動レバー19の
近傍にあるのは、ロックレバー20であって、つっぱり
棒13、13の長さ調節をした後で当該所望長さに固定
するためのものである。
【0008】また、各押さえ板17の両脇には、L字形
のフック21、21が、その垂直回転軸21aを中心に
把手部21bが水平面上で回転自在になるように取り付
けられており、各把手部21bを腹起し7の上面7bに
引っ掛け、バリ11の自重でバリ11を腹起し7に対し
て位置決めするようになっている(図1および図7参
照)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フック2
1、21はその把手部21bを単に腹起し7の上面7b
に引っ掛けるだけのものであるから、何らかの外力がバ
リ11に下方から作用すると、把手部21bが、腹起し
7の上面7bから持ち上がってしまうことが考えられ
る。このため、バリ11が腹起し7から位置ずれをし、
場合によっては所定位置から外れてしまう虞れがある。
したがって、バリ11に不本意に外力が加わっても両者
の係合が容易には解けないようにすることができる新た
な技術の提案が望まれていた。
【0010】また矢板の配置に関して、上述した図5の
例のように二列縦隊にする場合以外に、例えば地中深く
まで掘削する場合等には、いわゆる横矢板方式といわれ
るように、上下方向に複数枚の矢板を横長配置するとと
もに垂直方向に腹起しを組み合わせてこれら矢板を一体
とし、これを対向する掘削面に対向配列する場合がある
(図8を参照)。
【0011】特に東京等の大都市やその周辺地域では、
電話、下水道、上水道、ガス、電気等の配管が幾重に重
なって地下に埋設されている場合が多いため、このよう
に上下方向に複数枚の矢板を配置して地中深くまで掘削
する機会が増えている。
【0012】このような場合、腹起しは地面と垂直な方
向に組み合わされているため、図7に示したような従来
の土留用金具とバリを組み合わせて対向配列した矢板を
同時に押し付け、掘削面から土砂が崩壊しないようにし
ようとすると、種々の課題が生じることになる。
【0013】例えば、図7に示した従来のバリでは、各
押さえ板17の両脇に取り付けられたL字形のフック2
1、21を水平面上で回転させても、各把手部21bは
腹起しの側面に接するのみとなってしまい、単にそれだ
けではバリを矢板に位置決めし、固定することができな
いのである。
【0014】この結果、いかにバリが対向配列した矢板
を掘削面に対して押し付けているとしても、設置後長期
間を経過する間にはバリの自重により当初の位置決め場
所から下方向に移動してしまうという課題が生じる。ま
た、前述したように、何らかの外力がバリに上方、下方
に作用したり、図7における把手部21bと対向する方
向から作用すると、バリは当初の位置決め場所から上方
向又は下方向に移動し、そして時には矢板からはずれて
しまうという虞れがある。
【0015】矢板は、バリによって対向するそれぞれの
掘削面に押し付けられ、掘削面から土砂が崩壊しないよ
うにするものである。従って、前述のような事態が生じ
てバリが腹起しからはずれ、矢板を掘削面に押し付ける
力が消失すると、掘削溝が土砂で埋まってしまい、施工
者側には電話、下水道、上水道、ガス、電気等の配管埋
設工事が遅れるという損害が発生する一方で、一般市民
の生活にも重大な損害が発生することになる。
【0016】また、掘削溝での作業中に掘削面から土砂
が崩壊する等という事態は、作業者の安全を確保する上
で、万全を期して避けなければならない。
【0017】本発明は上記実情に鑑みて発明されたもの
であって、その解決しようとする課題は、土木工事にお
ける土留に用いるバリと腹起しとの係合の度合いを高
め、更にバリに不本意に外力が加わってもバリが腹起し
から容易に外れない土留用固定金具を提供することにあ
る。
【0018】また本発明は、図5に示したように矢板を
二列縦隊に配置した場合、即ち腹起しが地面と概ね水平
な状態で矢板と組み合わされた場合であろうとも、或い
は図8に示したように矢板を上下方向に配置した場合、
即ち腹起しが地面と概ね垂直な状態で矢板と組み合わさ
れた場合であろうとも、バリの設置を容易ならしめつつ
土木工事における土留に用いるバリと腹起しとの係合の
度合いを高め、更にバリに不本意に外力が加わってもバ
リが腹起しから容易に外れない土留用固定金具を提供す
ることにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた、本願請求項1に記載の土留用固定金具は、
土木工事の土留に係る掘削溝の少なくとも一対の掘削面
に配列され、相互に他方の掘削面に配列したものと対向
関係となる複数の矢板を、各掘削面における矢板ごとに
一体化する腹起しと、この腹起しを介して前記矢板を前
記掘削面に押し付けることで、当該掘削面から土砂が崩
壊しないようにするつっぱり装置のつっぱり棒との間に
介在される土留用固定金具であって、この土留用固定金
具は、前記腹起しに対して、その長手方向にスライド自
在に、かつ着脱自在に嵌合固定する嵌合部と、前記つっ
ぱり棒を保持する保持部とからなり、この保持部に、前
記つっぱり棒の動きを抑制し、これによって、前記土留
用固定金具と前記つっぱり装置との結合を強化する抑制
部を有するようにしたものである。
【0020】かかる本願請求項1に記載の土留用固定金
具によれば、腹起しに対して、その長手方向にスライド
自在に、かつ着脱自在に嵌合固定する嵌合部を採用する
ことにより、バリと腹起しとの係合の度合いを高めた土
留用固定金具を提供し得る。
【0021】また、つっぱり棒の動きを抑制し、これに
よって、前記土留用固定金具と前記つっぱり装置との結
合を強化する抑制部を採用することにより、本願請求項
1に記載の土留用固定金具によれば、バリに不本意に外
力が加わってもバリが腹起しから容易に外れない土留用
固定金具を提供し得る。
【0022】本願請求項2に記載の土留用固定金具は、
前記請求項1記載の土留用固定金具において、抑制部が
前記つっぱり棒の先端に回転自在に設けたL字形フック
を保持部内に導く案内溝であることを特徴とするもので
ある。
【0023】本願請求項3に記載の本願発明に係る土留
用固定金具は、前記請求項2記載の土留用固定金具にお
いて、前記案内溝が少なくとも鉛直方向に延びる鉛直溝
を有することを特徴とするものである。
【0024】かかる本願請求項2及び本願請求項3に記
載の土留用固定金具は、つっぱり棒の動きを抑制し、こ
れによって、前記土留用固定金具と前記つっぱり装置と
の結合を強化する抑制部を採用する本願請求項1に記載
の土留用固定金具の特に好ましい例である。
【0025】本願請求項4に記載の土留用固定金具は、
前記請求項1記載の土留用固定金具において、嵌合部
が、当該嵌合部を前記腹起しに対して固定する固定手段
を有することを特徴とするものである。
【0026】かかる本願請求項4に記載の土留用固定金
具は、腹起しに対して、その長手方向にスライド自在
に、かつ着脱自在に嵌合固定する嵌合部を採用する本願
請求項1に記載の土留用固定金具の特に好ましい例であ
る。
【0027】本願請求項5に記載の土留用固定金具は、
前記請求項1記載の土留用固定金具であって、嵌合部と
保持部が互いに独立しており、結合機構により脱着可能
に結合されている金具であることを特徴とするものであ
る。
【0028】かかる本願請求項5に記載の土留用金具に
よれば、必要に応じて嵌合部と保持部を分離し、嵌合部
に対する保持部の取り付け角度を変えた上で両者を結合
させることにより、矢板を二列縦隊に配置した場合、即
ち腹起しが地面と概ね水平な状態で矢板と組み合わされ
た場合であろうとも、或いは矢板を上下方向に配置した
場合、即ち腹起しが地面と概ね垂直な状態で矢板と組み
合わされた場合であろうとも、バリの設置を容易ならし
めつつ土木工事における土留に用いるバリと腹起しとの
係合の度合いを高め、更にバリに不本意に外力が加わっ
てもバリが腹起しから容易に外れない土留用固定金具を
提供し得る。
【0029】本願請求項6に記載の土留用固定金具は、
前記請求項5記載の土留用固定金具において、結合機構
が、嵌合部又は保持部のいずれか一方に設けられた1以
上の突起部と他方に設けられた当該突起部に適合した孔
とを含むことを特徴とするものである。
【0030】本願請求項7に記載の土留用固定金具は、
前記請求項6記載の土用固定金具において、突起部が
嵌合部に設けられていることを特徴とするものである。
【0031】そして、本願請求項8に記載の土留用固定
金具は、前記請求項6又は7記載の土用固定金具にお
いて、突起部が正四角形の各頂角及び対角線の交点上の
合計5箇所に設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0032】かかる本願請求項6〜8に記載の土留用固
定金具は、嵌合部と保持部が互いに独立しており、結合
機構により可逆的に結合されているという構成を採用す
る本願請求項5に記載の土留用固定金具の特に好ましい
例である。
【0033】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。図1は本願請求項1〜4に
記載の発明に係る土留用固定金具24の全体斜視図であ
り、図2は図1の正面図、図3は図1の側面図、図4は
図1の平面図である。
【0034】また、図9及び図10は、本願請求項5〜
8に記載の発明に係る土留用固定金具24を説明する図
であり、図9はその側面図、図10はその正面図であ
る。
【0035】なお、この実施の形態は、従来技術の項で
説明した各腹起し7とバリ11の各つっぱり棒13との
間に本発明に係る土留用固定金具24をそれぞれ介在す
るようにした点を特徴とするので、その他の同一部分は
既述した図5〜図8に示した同一の符号を付して、その
説明を省略する。
【0036】この好適な実施の形態における土留用固定
金具24は、腹起し7に対して、その長手方向にスライ
ド自在に、かつ着脱自在に嵌合固定する嵌合部26と、
バリ11のつっぱり棒13の先端部13aを保持すると
ともにつっぱり棒13の押さえ板17を包含する保持部
28とからなる。
【0037】嵌合部26は、いわゆる溝型鋼を一部切断
したごとき、すなわち横断面がコ字形をした鋼材を適宜
の長さに切って、これを加工したもの等で構成すれば良
い。図1〜図4に示した土留用固定金具では、その開口
26aは腹起し7側を向くように保持部28の後述する
背面34に溶着等の適宜な固着手段によって一体化して
ある。
【0038】これに対して図9に示した土留用固定金具
では、結合機構48により、嵌合部26はその開口26
aが腹起し7側を向いた状態で保持部28の背面34に
脱着可能に結合される。なお、図9に示した構成におけ
る脱着可能な結合は、後述するように、両者を必要に応
じて分離した後、取り付け角度を変更して再度結合でき
ることを意味する。
【0039】嵌合部26の上面26bには、ねじ孔29
が貫通形成してあり、このねじ孔29に固定手段として
のクランプ30がそのボルト30aを介して貫通状に螺
合している(図1〜図4)。もっとも、クランプ30と
嵌合部の螺合は、必ずしも嵌合部26の上面26bを貫
通形成したねじ孔29とクランプ30のボルト30aに
よる必要はなく、図9に示したように、嵌合部の上面2
6bに単に貫通孔を形成するとともに、クランプ30の
ボルト30aに螺合するナットを当該貫通孔上に固着せ
しめる等しても良い。要するに、クランプ30を回転し
て上下動することでその先端をコ字形の保持部内面に挿
入できれば良い。
【0040】クランプ30は、嵌合部26を腹起し7に
嵌合してから、嵌合部26が、腹起し7から取れないよ
うに固定するためのものである。クランプ30を回すこ
とで嵌合部26の上面26bに対してクランプ30は上
下動するので、高さ寸法の異なる種々の腹起し7に対応
することができる。
【0041】このようにクランプ30等を備えることに
より、本願発明の土留用固定金具では、図5に示したよ
うに矢板を二列縦隊に配置した場合、即ち腹起しが地面
と概ね水平な状態で矢板と組み合わされた場合であろう
とも、或いは図8に示したように矢板を上下方向に配置
した場合、即ち腹起しが地面と概ね垂直な状態で矢板と
組み合わされた場合であろうとも、嵌合部26と腹起し
を強力に固定することができる。
【0042】図1〜図4において、保持部28は、鉄等
の金属からなる中空四面体形状を加工したごとき形状体
であって、バリ11側に位置するほぼ横長四角形状の正
面32と、この正面32に対向し、かつ嵌合部26側に
位置するほぼ正四角形状の背面34と、正面32および
背面34と直交する、縦長四角形状をした左側面36、
および右側面37とからなり、かつ、これら各面が溶接
によって一体化されたものを例示できる。なお、符号S
が示すのは、保持部28の中空部分であって、この中に
つっぱり棒13の先端に設けられた押さえ板17が入る
ようになっている。
【0043】この例では、正面32は高さ寸法で背面3
4のほぼ3分の2位の大きさであって、その上縁32a
の中央部から下縁32bに向けて延びる溝38が、正面
32のほぼ中央よりも下方にまで真っすぐ形成してあ
る。溝38は、図1からわかるように、バリ11のつっ
ぱり棒13が通る程の幅をしており、その下端部38a
は半円形にされ、横断面が円形をしているつっぱり棒1
3の溝38における座りをよくする。
【0044】図9及び図10においては、図1〜図4に
おいて示した保持部28等と若干寸法の異なるものを例
示してある。前述した、そして後述する保持部等、本願
発明の土留用固定金具の各部の寸法及び形状は、本願発
明の土留用固定金具に関する開示に基づき、特にバリ1
1のつっぱり棒13の断面形状及びその径、つっぱり棒
の先端に設けられた押さえ板17の形状及び大きさ等を
考慮すれば、適宜決定のうえ、設計することが容易に可
能である。
【0045】背面34には、その上縁34aの中央部か
ら下方に向けて切断された横長の長方形状溝40が形成
してある。長方形状溝40は、既述したクランプ30を
回すにあたり背面34が邪魔にならないように逃げとし
ての役割を果たす。
【0046】もっとも、図9に示したような、嵌合部2
6と保持部28が互いに独立し、結合機構48により脱
着可能に結合される土用固定金具においては、両者の
取り付け角度を適宜変更できることから、いかなる角度
で両者を結合させた場合にもクランプ30を回す際に保
持部の背面34が邪魔にならないように構成することが
好ましい。このため、嵌合部に取り付けるクランプの取
っ手部分を小さくしたり、嵌合部の保持部に対する相対
的な大きさ(高さ)を大きくし、保持部の背面34を相
対的に低く構成すると良い。
【0047】左側面36および右側面37は、同一形状
であり、正面32と背面34とを連結する連結体として
も機能する。左側面36および右側面37には、それぞ
れそれらの正面側縁36aおよび37aから背面34側
に向けて延びる水平溝42および42と、これら水平溝
42の正面32側寄り箇所から鉛直下方に延びる鉛直溝
44とが形成されている。これら各溝42や44に案内
されて、バリ11のフック21、21の把手部21bが
係合するようになっているので、これら各溝42や44
のことを案内溝ということができる。
【0048】なお、水平溝42や鉛直溝44の先端は、
これら各溝42、44におけるフック21の座りをよく
するために半円形にされている。水平溝42と鉛直溝4
4とが形成されたことによって、左側面36および右側
面37には、変形T字形の溝46が形成されているとい
うことができる。
【0049】この変形T字形の溝46のうち、特に鉛直
溝44にバリ11のフック21の把手部21bが係合す
ることで、鉛直溝44に対して把手部21bは水平であ
るから、把手部21b(フック21)は、その垂直回転
軸21aを中心としての回転が妨げられる。
【0050】また、把手部21bに下方からの外力が加
わって、フック21が持ち上がっても、水平溝42の上
縁42aに当接してそれ以上は上がらない。すなわち、
フック21は、変形T字形の溝46の中にあっては、そ
の動きが抑制され、延いてはつっぱり棒13の動きを抑
制する。このため、鉛直溝44を含む変形T字形の溝4
6は、抑制部ということができる。変形T字形の溝46
にフック21が嵌まり込むことによって、土留用固定金
具24とバリ11との結合が強化される。
【0051】そして、変形T字形の水平溝42は、バリ
がつっぱり棒の作用によって、バリ両端に配置された腹
起しに圧着されていることから、バリに下方から外力が
加わってフック21が持ち上がってしまった場合にも、
持ち上げられたフック21がこの水平溝42の閉口側に
押されることから、フックが溝からはずれてバリ自体が
保持部からはずれる可能性を予防するという効果を有す
る。
【0052】以上に説明した、図1〜図4にて例示した
本願請求項1〜4に記載の発明に係る土留用固定金具に
よれば、嵌合部26は高さ寸法の異なる種々の腹起し7
に対応でき、かつ、腹起しと強力に固定することができ
るため、土木工事における土留において容易に腹起しに
配置できるうえにバリと腹起しとの係合の度合いを高め
ることが可能となるのである。そして図1〜図4にて例
示した本願請求項1〜4に記載の発明に係る土留用固定
金具では、このように腹起しと強固に係合した嵌合部2
6と保持部28が固着されている上に、バリのフックが
保持部からはずれることを防止できることから、更に、
バリに不本意に外力が加わってもバリが腹起しから容易
に外れない土留用固定金具を提供できるのである。
【0053】そして、図9及び図10にて例示した本願
請求項5〜8の土留用固定金具は、前記本願請求項1〜
4に記載の発明が有する効果に加え、図5に示したよう
に矢板を二列縦隊に配置した場合、即ち腹起しが地面と
概ね水平な状態で矢板と組み合わされた場合であろうと
も、或いは図8に示したように矢板を上下方向に配置し
た場合、即ち腹起しが地面と概ね垂直な状態で矢板と組
み合わされた場合であろうとも、バリの設置を容易なら
しめるという効果を有する。
【0054】即ち、図9及び図10に示した、本願請求
項5〜8に記載の土留用固定金具では、嵌合部26と保
持部28が結合機構48により、嵌合部26はその開口
26aが腹起し7側を向いた状態で保持部28の背面3
4に脱着可能に結合されている。このため、図5のよう
に腹起しが地面と概ね水平な状態で矢板と組み合わされ
ている場合には図9に示したとおりに両者を結合させ、
図8のように腹起しが地面と概ね垂直な状態で矢板と組
み合わされた場合には図9の状態から嵌合部又は保持部
のいずれか一方を嵌合部26の開口26aが腹起し7側
を向いた状態で保持部28の背面34に対して90度回
転させた状態で取り付ければ良いのである。
【0055】図9及び図10に例示した土留用固定金具
の嵌合部と保持部の結合機構48は、嵌合部26の背面
に先端に螺旋溝を設けた突起部を1箇所、溶着等の適宜
な固着手段にて取り付けると共に、図10から明らかな
ように、保持部の背面34における前記突起部の対向位
置に適合した貫通孔を設け、ナットを用いて両者を脱着
可能に結合するものである。そして更に、嵌合部と保持
部の前記螺旋溝を設けた突起部を中心とする相対的回転
及び嵌合部と保持部のズレを抑制すべく、図9及び図1
0から明らかなように、4の螺旋溝を設けていない突起
部をも取り付けたものである。
【0056】嵌合部と保持部の結合機構は、上記例の如
く、突起部とこれに適合した孔により構成することが土
留用固定金具の製造コストや脱着作業の容易性という面
で好ましい。嵌合部と保持部のいずれの側に突起部を設
けても良いが、保持部に突起部を設けた場合、腹起しに
嵌合部を取り付ける前に嵌合部と保持部を結合させてお
く必要が生じるため、嵌合部に突起部を、保持部に適合
した孔を設けることが好ましい。このような構成によれ
ば、腹起しに嵌合部を取り付けた後、嵌合部と保持部を
結合させることが可能である。
【0057】結合機構の突起部の数及びその配置は、嵌
合部と保持部を相対的に回転して取り付けられる範囲に
ある限り特に制限されない。例えば両者を任意の回転角
度で取り付けることが可能な土留用固定金具を提供する
場合、両者のいずれか一方の概ね中心付近に突起部を1
箇所設け、かつ、他者の概ね中心付近に適合する孔を1
箇所設けて結合すれば良い。また一定角度毎に取り付け
可能な土留用固定金具を提供する場合には、前記突起部
を1箇所設ける構成のほか、嵌合部又は保持部のいずれ
か一方の概ね中心付近点を中心とする円上に2箇所以上
の突起部を設けると共に、当該突起部に適合する孔を複
数個設けることが例示できる。この場合、2箇所以上の
突起部は、1の突起部から前記円の中心へ向かう線と隣
接する突起部から前記円の中心へ向かう線の角度が他の
突起部に係る当該角度と等しくなるように配置すること
が最も好ましい。例えば2箇所の突起部を設ける場合に
は、両者を円上の180度離れた場所に、3箇所の突起
部を設ける場合には120度離れた場所に、そして4箇
所設ける場合には90度離れた場所に配置することが例
示できる。
【0058】通常の土留作業においては、腹起しは地面
と概ね水平な状態か又は地面と概ね垂直な状態で矢板と
組み合わされる。従って、嵌合部と保持部は90度毎に
回転した状態で結合できれば十分である。この場合、9
0度回転により回転前と同一となる、いわば回転同一体
である正四角形の各頂角上に突起部を配置することを例
示できる。
【0059】中でも、図9及び図10に示したように、
突起部を正四角形の各頂角とその対角線の交点上の合計
5箇所に配置する場合を特に好ましく例示できる。この
配置では、嵌合と保持部を90度毎に回転した状態で
取り付け可能であることに加え、各頂角に位置する突起
部を対角線の交点上に位置する突起部より短すると共
にナットによりネジ留めせず、単に適合する孔にはまり
こむだけの構成としておくことで、対角線の交点上の1
個の突起部をネジ留めするナットを緩めることにより、
場合によっては嵌合部と保持部を完全に分離する必要も
なく、両者の取り付け角度を変更できるようになる。な
お、図9及び図10の例では、突起部の長さを変えるこ
とはせず、代わりに、正四角形の対角線の交点に位置す
る突起部に適合する貫通孔に関しては保持部28の背面
34の点線部の肉厚を薄くしてナットによりネジ留めで
きるように構成した。またこの例では、突起部の先端は
嵌合部と保持部を結合した際に保持部の背面34の高さ
と同一となるようにしてある。突起部先端が保持部内部
に突出し、バリの押さえ板17と接触することを避ける
ためである。
【0060】このように、2箇所以上の突起部を配置す
る場合、突起部に適合する孔の全てを貫通孔とする必要
はなく、1箇所の突起部に適合する孔を貫通孔とし、こ
れにより嵌合部と保持部の結合を保証することができる
のであれば、他の突起部に適合する孔は単に嵌合部又は
保持部の密着される面上の凹み程度であっても良い。即
ち、当該他の突起部とそれに適合する凹みや孔は、単に
嵌合部と保持部の不測の回転を防止できれば良いのであ
る。
【0061】なお、以上に説明した結合機構において、
突起部は嵌合部と保持部のいずれか一方にしか設置でき
ないわけではなく、複数の突起部を設置する場合、嵌合
部と保持部の両方に突起部と突起部に適合する孔を配分
することもできる。
【0062】次にこのような土留用固定金具24を用い
て土留をする場合を図1、図3、図4および図5等を参
照して述べる。
【0063】(1)土留用固定金具24の中空S内にバ
リ11の押さえ板17を入れる。このとき押さえ板17
のついているつっぱり棒13が、正面32の溝38に収
まるようにする(図1参照)。
【0064】(2)バリ11のL字形フック21、21
を回転し、各把手部21bを変形T字形溝46内に入れ
る(図1、図3および図4参照)。
【0065】(3)この状態でバリ11を持ち上げれ
ば、フック21、21の各把手部21bは、変形T字形
溝46の水平溝42の上縁に当たるため、土留用固定金
具24はフック21、21に垂下した状態となり、土留
用固定金具24を組み合わせた状態でバリ11の持ち運
びができるようになる(図3において一点鎖線で示した
フック21参照)。そして、この状態からバリ11を降
ろせば、フック21、21は、バリ11の自重によって
自然と鉛直溝44に案内され、把手部21bが鉛直溝4
4の底部に位置するようになる(図3において二点鎖線
で示したフック21参照)。
【0066】(4)しかして、このように土留用固定金
具24の付いたバリ11を用いて土留をするには、掘削
作業によって掘削溝1に矢板3・3・…が立てられ、こ
れら矢板3・3・…を腹起し7によって一体化してある
現場において(図5参照)、掘削溝1の幅寸法よりも短
めに設定してた土留用固定金具付きのバリ11を掘削溝
1内に入れる。一方の腹起し7に一方の土留用固定金具
24の嵌合部26を嵌合してからバリ11の駆動レバー
19を操作してつっぱり棒13、13を伸ばし、他方の
腹起し7にも他方の土留用固定金具24の嵌合部26を
嵌合できるようにする。腹起し7に対するバリ11の位
置設定をするために、腹起し7に対してその長手方向に
嵌合部26をスライドする。
【0067】(5)この状態でクランプ30を締め付け
て嵌合部26から腹起し7が抜けないようにする(図3
において実線で示したクランプ30参照)。
【0068】(6)嵌合部26が腹起し7と嵌合してい
る状態は、すなわち前記(3)のバリ11を降ろした状
態であるので、フック21、21は、バリ11の自重に
よって自然と鉛直溝44に案内され、鉛直溝44の底部
に位置する。
【0069】(7)同様に他の箇所においても土留用固
定金具24の付いたバリ11を操作する。
【0070】しかして、このように構成された変形T字
形溝46の鉛直溝44の底部にフック21、21が位置
する状態にあっては、フック21、21はこれを回転し
ようにも鉛直溝44にフック21の把手部21bが嵌合
状態にあって身動きできないので、また、上下方向にあ
っては、変形T字形溝46の水平溝42によって動きが
制限されるので、何らかの外力がフック21、21に作
用してもフック21、21の把手部21bが、変形T字
形溝46から外れることはない。このため、土木工事に
おける土留に用いるバリ11と腹起し7との係合の度合
いを高め、フック21、延いてはバリ11に不本意に外
力が加わってもバリ11が腹起し7から容易に外れない
ようにできる。
【0071】一方、図8に示したように矢板を上下方向
に配置した場合では、矢板と組み合わされる腹起しは地
面と概ね垂直な状態となる。従ってこのような場合に
は、図9及び図10に例示したような土留用固定金具を
用いることになる。
【0072】まず、嵌合部と保持部をいったん分離し、
両者を相対的に90度回転し、保持部の上部からバリ1
1の押さえ板17を入れることが可能な状態で再度結合
した後、矢板に取り付ける。結合機構による嵌合部と保
持部の結合が、嵌合部のみを矢板に取り付けた後でも可
能である場合には、まず嵌合部を取り付けた後に保持部
を嵌合部に結合させても良い。
【0073】以後の作業は、前記(1)〜(7)と同様
にできる。
【0074】この場合、矢板と組み合わされた腹起しは
地面と概ね垂直な状態であるにもかかわらず、バリ11
は保持部の上方、即ち地面に対して垂直な方向から入れ
ることができるから、図9に例示した土留用固定金具で
は、変形T字形溝46の鉛直溝44の底部にフック2
1、21が位置する状態にあっては、フック21、21
はこれを回転しようにも鉛直溝44にフック21の把手
部21bが嵌合状態にあって身動きできず、また、上下
方向にあっては、変形T字形溝46の水平溝42によっ
て動きが制限されるので、何らかの外力がフック21、
21に作用してもフック21、21の把手部21bが、
変形T字形溝46から外れることはない。このため、土
木工事における土留に用いるバリ11と腹起し7との係
合の度合いを高め、フック21、延いてはバリ11に不
本意に外力が加わってもバリ11が腹起し7から容易に
外れないようにできる。
【0075】本願請求項5〜8のような構成を採用して
いない土留用固定金具では、腹起しが地面と概ね水平な
状態で矢板と組み合わされている場合、又は、腹起しが
地面と素直な状態で矢板と組み合わされている場合のい
ずれかの場合においては効果的であるが、腹起しの状態
(長手方向の向き)が変わるとバリ11を保持部の上方
から入れることができず、バリの自重をバリと腹起しの
係合の度合いを高めるため十分に利用するに至らず、ま
た、バリの設置や撤去の作業が困難になる。
【発明の効果】本発明によれば、土木工事における土留
に用いるバリと腹起しとの係合の度合いを高め、バリに
不本意に外力が加わってもバリが腹起しから容易に外れ
ないようにできる。また本発明によれば、必要に応じて
嵌合部と保持部を分離し、嵌合部に対する保持部の取り
付け角度を変えた上で両者を結合させることができるか
ら、矢板を二列縦隊に配置した場合、即ち腹起しが地面
と概ね水平な状態で矢板と組み合わされた場合であろう
とも、或いは矢板を上下方向に配置した場合、即ち腹起
しが地面と概ね垂直な状態で矢板と組み合わされた、い
わゆる横矢板方式の場合であろうとも、バリを常に上方
から保持部に取り付けることができるから、その設置を
非常に容易ならしめることが可能である。また、バリと
腹起しとの係合の度合いを高め、更にバリに不本意に外
力が加わってもバリが腹起しから容易に外れないように
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る土留用固定金具の全体斜視図であ
る。
【図2】図1に示した土留用固定金具の正面図である。
【図3】図1に示した土留用固定金具の側面図である。
【図4】図1に示した土留用固定金具の平面図である。
【図5】従来の問題点を説明するための図である。
【図6】矢板と腹起しとの係合関係を示す図である。
【図7】市販のつっぱり装置(いわゆるバリ)の全体斜
視図である。
【図8】従来の問題点を説明するための図である。
【図9】本発明に係る土留用固定金具の側面図である。
【図10】図9に示した土留用固定金具の正面図であ
る。
【符号の説明】
1・・・掘削溝 3・・・矢板 5・・・掘削面 7・・・腹起し 11・・・つっぱり装置 13・・・つっぱり棒 21・・・L字形フック 24・・・土留用固定金具 26・・・嵌合部 28・・・保持部 30・・・固定手段 42・・・案内溝 44・・・案内溝 46・・・抑制部 48・・・結合機構(突起部とそれに適合した孔等)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土木工事の土留に係る掘削溝の少なくと
    も一対の掘削面に配列され、相互に他方の掘削面に配列
    したものと対向関係となる複数の矢板を、各掘削面にお
    ける矢板ごとに一体化する腹起しと、この腹起しを介し
    て前記矢板を前記掘削面に押し付けることで、当該掘削
    面から土砂が崩壊しないようにするつっぱり装置のつっ
    ぱり棒との間に介在される土留用固定金具であって、 この土留用固定金具は、前記腹起しに対して、その長手
    方向にスライド自在に、かつ着脱自在に嵌合固定する嵌
    合部と、前記つっぱり棒を保持する保持部とからなり、 この保持部に、前記つっぱり棒の動きを抑制し、これに
    よって、前記土留用固定金具と前記つっぱり装置との結
    合を強化する抑制部を有するようにした土留用固定金
    具。
  2. 【請求項2】 前記抑制部は、前記つっぱり棒の先端に
    回転自在に設けたL字形フックを保持部内に導く案内溝
    であることを特徴とする請求項1記載の土留用固定金
    具。
  3. 【請求項3】 前記案内溝は、少なくとも鉛直方向に延
    びる鉛直溝を有することを特徴とする請求項2記載の土
    留用固定金具。
  4. 【請求項4】 前記嵌合部は、当該嵌合部を前記腹起し
    に対して固定する固定手段を有することを特徴とする請
    求項1記載の土留用固定金具。
  5. 【請求項5】 嵌合部と保持部は互いに独立し、結合機
    構により脱着可能に結合される金具である請求項1記載
    の土用固定金具。
  6. 【請求項6】 結合機構が、嵌合部又は保持部のいずれ
    か一方に設けられた1以上の突起部と他方に設けられた
    当該突起部に適合した孔とを含む請求項5記載の土
    固定金具。
  7. 【請求項7】 突起部が嵌合部に設けられている請求項
    6記載の土用固定金具。
  8. 【請求項8】 突起部が正四角形の各頂角及び対角線の
    交点上の合計5箇所に設けられている請求項6又は7記
    載の土用固定金具。
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