JP3136111U - 装身具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 着物などの古着から切り出した裁断片を再利用することが可能な装身具を提供する。
【解決手段】 装身具本体10が、ベース地20に装飾地30を重ねて接着剤で接合してなる。ベース地20には柔軟な牛皮が好適に使用される。装飾地30には、柄模様を有する着物又は帯の古着から切り出した裁断片が好適に用いられる。裁断片でなる装飾地30の縁には、糸のほつれを防ぐ処理が施されている。ベース地20の外面に保護膜が塗布したり、装飾地30の表面に防水用又は防汚用の保護膜を塗布することもある。
【選択図】 図1

Description

本考案は、装身具、特に、柄付き布地を利用して日本情緒を醸し出しやすいように工夫されている装身具に関する。
従来、布製の装身具として、柔軟性のある帯状の布素材をリボンの形に折り曲げたものがあった。このものは、髪飾り、コサージュなどに利用されている(たとえば、特許文献1参照)。
一方、和装の着物や帯の古着から切り出した裁断片を装身具として再利用することは、古着の再利用という観点から意味のあることである。
特開平8−246306号公報
しかしながら、着物などの古着から切り出した裁断片をそのまま装身具として再利用すると、裁断片に容易に早期に皺が付いたり破れたりしやすいという問題がある。また、その重さが軽すぎて、髪飾り(簪)やイヤリング、キーホルダーなどのように吊り下げて用いられる装身具としての実用に適さないという問題がある。また、裁断片はその縁で糸のほつれが生じやすいので、それを装身具として用いるときには、面倒な縁縫いを施して糸のほつれを防ぐ必要があるという問題があった。
本考案は以上の問題に鑑みてなされたものであり、柄付き布地の柄模様などによって装飾性が発揮され、柔軟性に富むにもかかわらず容易に皺が付いたり破れたりすることがなく、適度の重さを有して吊下げ型の髪飾りなどに適する装身具を提供することを目的とする。
また、本考案は、上記目的の範囲内で、着物などの古着から切り出した裁断片を縁縫いなどの面倒な処理を行うことなく再利用することが可能な装身具を提供することを目的とする。
本考案に係る装身具では、ベース地に装飾地が重ねられて接着剤で接合されてなる装身具本体を有し、装身具本体のベース地に柔軟な皮革が選択使用され、かつ、装飾地に柄付き布地が選択使用されていると共に、装身具本体にその装身具本体を吊り下げることに用いられる吊下げ具の連結部が設けられている。
この装身具において、ベース地に選択使用された皮革が、ベース地に選択使用された皮革が、1〜3mmの厚さを有する牛皮であるという構成、装飾地に選択使用された柄付き布地が、柄模様を有する着物地又は帯地から切り出した裁断片、あるいは、柄模様を有する着物又は帯から切り出した裁断片であり、その裁断片の縁を接着剤で固めて糸のほつれを防止しているという構成、装身具本体のベース地の外面に保護膜が塗布されているという構成、装飾地の表面に防水用又は防汚用の保護膜が塗布されているという構成、などを適宜採用することは好ましいことである。
本考案の装身具によると、柄付き布地でなる装飾地が柔軟な皮革でなるベース地に接着剤で接合されているので、使用者が手で触ったりするときに容易に折れ曲がって良好な手触り感が得られるにもかかわらず、柔軟な皮革が柄付き布地の屈曲による皺付きや破れを防ぐようになるために、柄付き布地の装飾性が皺付きや破れによって損なわれたりすることがない。柄付き布地の表面にビーズやストーンを縫着して追加することによって、柄付き布地の装飾性を改善することは装身具として好ましいことである。
柔軟な皮革には、牛皮やその他の動物皮といった天然皮革のほか、合成皮革を用いることもできる。しかし、柄付き布地の過乾燥による色劣化などを抑制するためには、通気性に優れた動物皮、特に牛皮を用いることが望ましい。厚さが1〜3mmの牛皮を柔軟な皮革として利用することは通気性や手触り感などを良好に保つ上で優れている。なお、牛皮が1mmより薄いと、柄付き布地の破れを防ぐ作用が十分に発揮されなくなるおそれがあるほか、良好な手触り感が得られなくなるおそれがある。また、3mmより厚いと、手触り感がゴワゴワした感じになったり満足のいく柔軟性を得にくくなる。1〜3mmの厚さの牛皮であると、良好な手触り感が得られ、柄付き布地の破れを防ぐのに必要な強度が得られ、満足のいく柔軟性が得られる。
柄付き布地には、和装の着物地や帯地から切り出した裁断片を好適に用いることができるほか、着物や帯の古着から切り出した裁断片を好適に用いることができる。特に、着物や帯の古着から切り出した裁断片を柄付き布地として用いると、古着の再利用という観点から好ましいだけでなく、新しい着物地や帯地から切り出した裁断片を用いる場合に比べて当該装身具を安価に提供することができるという利点も生じる。また、それらの裁断片を柄付き布地に用いると、その柄付き布地自体に日本情緒が色濃くにじむ装飾性が内包されているので、そのような柄付き布地を用いた装身具によって豊かな日本情緒が醸し出される。そのような装身具は、たとえば、日本髪の髪飾りや和装時のイヤリング、ブレスレットなどに特に好適に利用することができる。
装飾地に選択された柄付き布地において、上記裁断片の縁を接着剤で固めて糸のほつれを防止しているという構成を採用すると、裁断片に縁縫いを施して糸のほつれを防止するという面倒な作業を行う必要がない。したがって、特にこの考案によると、着物地や帯地から切り出した裁断片、あるいは、着物や帯の古着から切り出した裁断片に糸のほつれが生じやすいとしても、そのような裁断片を柄付き布地としてそのまま用いることが可能になるという利点がある。
装身具本体のベース地の外面に保護膜が塗布されているという構成を採用する場合、その保護膜には牛皮などでなる皮革の強度を高める作用を発揮するコーティング剤が含まれる。
装飾地の表面に防水用又は防汚用の保護膜が塗布されているという構成を採用すると、柄付き布地が濡れにくくなるか、又は、汚れにくくなるために、長期に亘って初期の装飾性がそれほど低下することなく持続される。
以上のように、本考案に係る装身具によれば、装飾性を発揮する柄付き布地に皺付きや破れが生じにくいために長期使用に適するだけでなく、使用者が手で触ったときの手触り感にも優れるので、装用感がよいという効果が奏される。また、着物地や帯地の裁断片、あるいは、着物や帯の古着の裁断片を柄付き布地に用いことができるために、日本情緒を容易に豊かに表現することが可能である。
特に、柄付き布地に古着の着物地や帯地から切り出した裁断片を用いることができるために、そのようにすることによって古着の再利用という点からも意味がある。加えて、装飾地に選択使用された柄付き布地において、上記裁断片の縁を接着剤で固めて糸のほつれを防止しているという構成を採用すると、裁断片そのままではその縁に糸のほつれが生じやすいとしても、裁断片を柄付き布地としてそのまま用いても糸のほつれが生じにくくなって、縁縫いを施す必要のない安価な装身具を提供することが可能になる。
図1は本考案に係る装身具の装身具本体10の構成を説明的に示した断面図である。この装身具本体10は、略一定厚さのベース地20に、布地でなる装飾地30が重ねられて接着剤で接合されている。ベース地20には柔軟な皮革、好ましくは動物皮、特に好ましくは1〜3mmの厚さを有する牛皮が用いられる。また、装飾地30には柄付き布地、好ましくは、柄模様を有する着物地又は帯地から切り出された裁断片、特に好ましくは着物又は帯の廃棄処分されるべき古着から切り出された裁断片が用いられる。
図例の装身具本体10では、装飾地30として利用されている柄付き布地の表面にビーズやストーンなどを装飾粒41を必要に応じて縫着などの適宜手段で保持させることよって、装飾地30による装飾性を高めてある。併せて、柄付き布地の柄模様によって形作られている凹凸をそのまま装飾地30の表面に露出させている。
この実施形態に係る装身具本体10は、柄付き布地でなる装飾地30が柔軟な皮革でなるベース地20に接着剤で接合されているので、使用者が手で触ったりするときにその装身具本体10が手に馴染んで容易に折れ曲がり、そのことによって良好な手触り感が得られることが判っている。そして、装身具本体10が容易に折れ曲がるにもかかわらず、ベース地20に用いられている柔軟な皮革が装飾地30に用いられている柄付き布地の屈曲による皺付きや破れを防ぐために、装飾地30によって発揮される装飾性が皺付きや破れによって損なわれないことが判っている。
特に、柔軟なベース地20に、厚さが1〜3mmの牛皮を用いると、通気性や手触り感などが良好に保たれ、そのために、装飾地30に用いられている柄付き布地の過乾燥による色劣化などが抑制される。
装飾地30に用いられている柄付き布地には、和装の着物地や帯地から切り出した裁断片を好適に用いることができるほか、着物や帯の古着から切り出した裁断片を好適に用いることができる。特に、着物や帯の古着から切り出した裁断片を柄付き布地として用いると、古着の再利用という観点から好ましいだけでなく、新しい着物地や帯地から切り出した裁断片を用いる場合に比べて当該装身具を安価に提供することができるという利点も生じる。また、それらの裁断片を柄付き布地に用いると、その柄付き布地自体に日本情緒が色濃くにじむ装飾性が内包されているので、そのような柄付き布地を用いた装身具によって豊かな日本情緒が醸し出される。そのような装身具は、たとえば、日本髪の髪飾りや和装時のイヤリング、ブレスレットなどに特に好適に利用することができる。
装飾地30に選択使用されている柄付き布地において、上記した裁断片の縁(装飾地30の縁)31を接着剤で固めて糸のほつれを防止しておくことが好ましい。裁断片の内31を接着剤で固めるという工程は、ベース地20に装飾地30を接着剤で接合するときに、同時にその接着剤を裁断片の縁31にまで延ばすことに行うことができる。こうしておくと、その縁31での糸のほつれが防止されるために、装飾地30の縁31に縁縫いなどの面倒な処理を行うことなく糸がほつれることによる装飾性の低下を防ぐことが可能になる。特に、着物などの古着から切り出した裁断片は、そのままでは糸のほつれを生じやすいので、そのような裁断片を装飾地30に用いるときには、そのようにすることが特に望ましい。
上記装身具本体10において、ベース地20の外面に保護膜を塗布しておくことも可能である。この保護膜には、皮革の強度を高める作用を発揮するコーティング剤が含まれる。さらに、ベース地20の外面に施した保護膜コーティングにラメなどの微細片を散りばめておくことも可能であり、そのようにしておくと、ベース地20の表面にきらびやかな装飾性が付与されることになる。なお、牛皮などの通気性を発揮するベース地20の外面に保護膜を塗布する場合には、通気性が阻害されないように、その保護膜を部分的に散在させたり、通気性を発揮する保護膜を使用することが望まれる。
上記装身具本体10において、装飾地30の表面に防水用又は防汚用の保護膜を塗布しておくことも可能である。防水用又は防汚用の保護膜を塗布しておくと、装飾地30に用いられている柄付き布地が濡れにくくなるか、又は、汚れにくくなるために、長期に亘って初期の装飾性がそれほど低下することなく持続される。
以上説明した構成を有する装身具本体10は、髪飾り、コサージュ、キーホルダー、ストラップ、イヤリング、ネックレス、ブレスレットといった様々な装身具として広範に用いることが可能である。したがって、装身具本体10に、それを吊り下げることに用いられる吊下げ具の連結部を設けてある。この連結部には、装身具本体10を貫通する孔のほか、クランプによって掴せることが可能な部分などが含まれる。
図2〜図4に装身具本体10の使用例を示してあり、図2の装身具本体10は、花柄模様を有する装飾地30にビーズやストーンなどを装飾粒41を保持させたものの事例である。図3の装身具本体10は、人形を象った装飾地30を用いた事例である。図4の装身具本体10は、六角形を象った装飾地30を用いた事例である。そして、図2の装身具本体10にあっては、その外縁の近くの複数箇所に貫通孔でなる上記連結部12を形成してあって、その連結部12に、吊下げ具(不図示)を連結することができるようになっている。また、図3や図4の装身具本体10についても、その外縁の近くに貫通孔でなる上記連結部12を形成してある。そして、図3の事例では、連結部12にフック51を有する吊下げ具50を連結してあり、図4の事例では、連結部12を上下2箇所に設けて一方側の連結部12に紐でなる吊下げ具50を連結し、かつ、他方側の連結部12に玉付き房52を吊り下げてある。なお、図2の装身具本体10を用いた装身具は、コサージュや髪飾りなどに好適に使用することができる。図3や図4の装身具本体10を用いた装身具は、髪飾り、コサージュ、キーホルダー、ストラップ、イヤリング、ネックレス、ブレスレットなどに好適に使用することができる。
本考案に係る装身具の装身具本体の構成を説明的に示した断面図である。 装身具本体の使用例を示した説明図である。 装身具本体の他の使用例を示した説明図である。 装身具本体のさらに他の使用例を示した説明図である。
符号の説明
10 装身具本体
12 連結部
20 ベース地
30 装飾地
50 吊下げ具

Claims (5)

  1. ベース地に装飾地が重ねられて接着剤で接合されてなる装身具本体を有し、装身具本体のベース地に柔軟な皮革が選択使用され、かつ、装飾地に柄付き布地が選択使用されていると共に、装身具本体にその装身具本体を吊り下げることに用いられる吊下げ具の連結部が設けられていることを特徴とする装身具。
  2. ベース地に選択使用された皮革が、1〜3mmの厚さを有する牛皮である請求項1に記載した装身具。
  3. 装飾地に選択使用された柄付き布地が、柄模様を有する着物地又は帯地から切り出した裁断片、あるいは、柄模様を有する着物又は帯から切り出した裁断片であり、その裁断片の縁を接着剤で固めて糸のほつれを防止している請求項1又は請求項2に記載した装身具。
  4. 装身具本体のベース地の外面に保護膜が塗布されている請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載した装身具。
  5. 装飾地の表面に防水用又は防汚用の保護膜が塗布されている請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載した装身具。
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