JP3136077B2 - がんもどきの油揚げ方法と装置 - Google Patents

がんもどきの油揚げ方法と装置

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JP3136077B2
JP3136077B2 JP07139455A JP13945595A JP3136077B2 JP 3136077 B2 JP3136077 B2 JP 3136077B2 JP 07139455 A JP07139455 A JP 07139455A JP 13945595 A JP13945595 A JP 13945595A JP 3136077 B2 JP3136077 B2 JP 3136077B2
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務 小林
寛 山口
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株式会社クレハ食品
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、がんもどきの素材を油
で揚げる際に適用される油揚げ方法とその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】がんもどきは、高タンパク低カロリーの
食品であって、特に種々の具を混入した大型のものは栄
養バランスにも優れた食品であり、豆腐に山いもの粉を
混入した生地を掌で丸め、ボール状に整形したもの(約
20g)、あるいは具を入れて円盤状(約70〜180
gで大型とも称される)に整形し、これらの素材を油で
揚げて製品化されるものであるが、素材の整形工程や油
で揚げる工程などは、ボール状の素材を除いて殆ど手動
によって製造されているのが現状である。
【0003】以上の大型と称されるがんもどき以外の豆
腐の揚げ物として、例えば油揚げなどは、油槽の内外に
亘って網製のコンベアを設け、コンベアの槽外に延長し
た部分で素材をコンベア上に供給することにより、自動
的に油槽内に誘導され、所定の温度で揚げられた製品が
再び槽外へ誘出されるものである。ところで網製コンベ
アには、金網のベルトによるもの、ローラーチェーンに
素材を納めるバケットまたは枠を取り付けたものなどが
知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のコンベアを備え
た揚げ装置を利用してがんもどきを製造することを試み
たが、がんもどきの素材は、やまいも粉が混入されてい
ることから、水分を多く含んだつきたての餅の如く柔ら
かく、しかも表面層が糊状のものであり、特に前述の7
0〜180gもある大型の素材であると、槽外で網上に
載せてから加熱油内に挿入する間に、素材の重量によっ
て表面に網目の跡が付き、また形状が変形されることか
ら、製造された製品に網目が傷として残り商品としての
体裁を損なう欠点が生じた。そのため大型がんもどきに
限っては手動に頼らざるを得ないのが現状であった。
【0005】本発明は以上の実情から、大型のがんもど
きに限らないが、大型のがんもどきであっても変形する
ことなく、また傷付くことなく体裁の良い製品として仕
上げられる油揚げ方法とその装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による解決手段
は、がんもどきの素材を循環する加熱油を充填した油槽
内に投入する際、平滑面に載せた後に傾斜させることに
よって挿入し、挿入された素材は沈下するが、沈下する
素材を、搬送手段の金網ベルトに受けて油槽内を移送
し、さらに、油揚げ処理中に浮上するがんもどき素材を
金網ベルトを備える浸漬移送手段により加熱油内に強制
的に浸漬した状態で移送することを特徴とする。
【0007】また装置化する手段は、油槽内と加熱手段
との間を加熱油を循環して設け、加熱油を充填した油槽
の一端側を挿入部となし、他端側を取出し部となし、挿
入部側にがんもどき素材を加熱油内に供給する平滑面を
なす投入板を揺動自在に設け、油槽下部内の挿入部側よ
り取出し部側に向かう搬送手段を設置し、搬送手段に金
網ベルトを有するコンベヤを用い、搬送手段に連続して
油揚げ処理されたがんもどき製品を取出し部より油槽外
へ誘導する吐出部を設け、油槽内の挿入部と取出し部と
の間に油揚げ処理中に浮上するがんもどき素材を加熱油
内に強制的に浸漬した状態で移送する金網ベルトを有す
浸漬移送手段を備えていることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の解決手段によれば、素材が平滑面を介し
て油内に投入されるため、変形は勿論傷付くこともなく
挿入され、加熱油内を沈下する間に素材に浮力が加わる
ことから、搬送手段に受けても傷付く恐れがなく、以後
油内で搬送中に浮上するが、浸漬移送手段によって油層
の上層部で移動されながら油揚げ処理され、処理後に搬
送手段の吐出部によって油槽外へ送出されるものであ
る。
【0009】
【実施例】本発明を具体的に説明すると、図1に示して
いるように、油槽1はステンレス製で平面的に矩形状を
なすもので、その長手方向の一端側を挿入部2側とな
し、他端側を取出し部3とするもので、挿入部2におけ
る油槽1より上部に上面が平滑面をなす投入板4を、水
平な状態から傾斜して先端部が油槽1に充満した加熱油
Oに浸漬するように即ち揺動自在に設ける。
【0010】従って、投入板4を水平に保持し、その表
面に油を塗布してから複数のがんもどき素材Sを並べて
載置し、その投入板4を傾斜することにより、各素材S
が滑走して加熱油O内に挿入される。但し、傾斜可能の
投入板4に限ることがなく、平滑面を有する多数の投入
板を備えたコンベアを上下動するように設けても良く、
また能率的に不利であるが掌に載せて挿入することもで
きる。
【0011】加熱油O内に挿入された素材Sは沈下する
もので、この沈下する素材Sを受け止めて取出し部3側
へと順次移送するもので、移送するための搬送手段5
は、網あるいはパンチングを施したステンレス板よりな
るベルト6を備えたコンベア7によって構成されるもの
で、図1に示すものは挿入部2から油槽1の中間部まで
設け、更に同様の金網ベルトを有するコンベア8を連続
して設け、取出し部3側でコンベア8が油槽1外へ傾斜
して上昇延長する吐出部9を設ける。しかし上記のよう
にコンベアを二分する必要がなく、一つのコンベア7で
構成しても良い。このように一つのコンベア7であって
も前記吐出部9を設ける。また、がんもどき素材Sを確
実に搬送できるように、ベルト6に突起(図示省略)を
等間隔おきに当接することが好ましい。
【0012】以上のように搬送手段5を設けることによ
り、沈んだ素材Sがベルト6上で支えられて取出し部3
側に向かって送られ、その途中で素材Sが浮き始め、こ
のままであると加熱油Oの油面に浮き上がってしまい、
浮き出した表面が揚げられなくなるので、浮き上がった
素材Sを強制的に加熱油O内に浸漬しながら移送する浸
漬移送手段10が設けてある。浸漬移送手段10は、金
網のベルト11を備えたコンベア12で構成されるもの
である。尚、このベルト11にも前述と同様に突起(図
示省略)を等間隔おきに設けることが好ましい。
【0013】尚、前記各コンベア7,8.12はフレー
ム(図示省略)に組み付けて、油槽1内に着脱自在に挿
入することが好ましい。また、加熱油は、油槽1内と熱
交換機能を持つ加熱手段(図示省略)との間を循環する
方式によって加熱する。
【0014】
【発明の効果】本発明のがんもどきの油揚げ方法によれ
ば、水平に保持した平滑面にがんも素材を載せ、平滑面
を傾斜させることによって加熱油内に挿入するため、柔
らかい素材に傷を付けることなく、また変形することも
なく整形された形状を確実に保って挿入することがで
き、加熱油内に投入された素材を搬送手段に受けて移送
するが、油内を沈下して搬送手段に受けられる際には浮
力が作用することから、搬送手段の金網ベルト上に載っ
ても目孔による跡が付かず、体裁の良い製品として製造
することができるようになる。
【0015】また本発明の油揚げ装置であれば、平滑な
投入板を介して油槽内に挿入するため、この間に傷付け
られることがなく、そのうえ、金網ベルト上に載っても
目孔による跡が付かず、また油槽内では搬送手段と浸漬
移送手段によって取出し部に向かって移送されるから、
油で揚げる時間が一定となり、油の加熱温度を制御する
ことにより、大量生産されても全て一定の状態に仕上げ
ることができる。また浸漬移送手段で浮き上がる素材を
油内に浸漬しつつ移送することができるので、途中で素
材を反転する必要がなくなり、大型のがんもどきであっ
ても良好に仕上げることができるようになる。しかも搬
送手段に連続して吐出部を設けているから、油揚げ処理
された製品が吐出部によって油内より掬い上げるように
取出され、投入から吐出まで全自動化を図ることができ
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるがんもどきの油揚げ装置を示す断
面図である。
【符号の説明】
O 加熱油 S がんもどき素材 1 油槽 2 挿入部 3 取出し部 4 投入板 5 搬送手段 9 吐出部 10 浸漬移送手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−66722(JP,A) 特開 昭64−94811(JP,A) 特開 昭60−5110(JP,A) 特開 昭63−260513(JP,A) 実開 昭52−118391(JP,U) 実開 昭57−75835(JP,U) 実開 昭55−4793(JP,U) 実公 昭36−2586(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 がんもどき素材(S)を水平に保持した
    平滑面上に載せ、平滑面を傾斜させることによって循環
    する加熱油(O)内に挿入し、挿入されて沈下するがん
    もどき素材(S)を搬送手段(5)の金網ベルト(6)
    に受けて加熱油(O)内を移送し、さらに、油揚げ処理
    中に浮上するがんもどき素材(S)を金網ベルト(1
    1)を備える浸漬移送手段(10)により加熱油(O)
    内に強制的に浸漬した状態で移送することを特徴とする
    がんもどきの油揚げ方法。
  2. 【請求項2】 油槽(1)内と加熱手段との間を加熱油
    (O)を循環して設け、油槽(1)の一端側を挿入部
    (2)となし、他端側を取出し部(3)となし、上記挿
    入部(2)側にがんもどき素材(S)を加熱油(O)内
    に供給する平滑面をなす投入板(4)を揺動自在に設
    け、油槽内下部の挿入部(2)側より取出し部(3)側
    に向かう搬送手段(5)を設置し、搬送手段(5)に金
    網ベルト(6)を有するコンベヤ(7)を用い、搬送手
    段(5)に連続して油揚げ処理されたがんもどき製品を
    取出し部(3)より油槽(1)外へ誘導する吐出部
    (9)を設け、油槽(1)内の挿入部(2)と取出し部
    (3)との間に油揚げ処理中に浮上するがんもどき素材
    を加熱油内に強制的に浸漬した状態で移送する金網ベル
    ト(11)を有する浸漬移送手段(10)を備えている
    ことを特徴とするがんもどきの油揚げ装置。
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