JP3135972B2 - ディスプレイパネルの電極補修方法及びそれに用いる電極基板 - Google Patents
ディスプレイパネルの電極補修方法及びそれに用いる電極基板Info
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- Y02W30/82—Recycling of waste of electrical or electronic equipment [WEEE]
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- Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
Description
ディスプレイパネルの電極補修方法及びそれに用いる電
極基板に関する。
よって文字や図形を表示するマトリクス表示方式のディ
スプレイパネルでは、表示画面の大型化又は高精細化に
より表示面内の電極数が増大するほど、電極形成に際し
て、確率的にパターニング不良による断線が生じ易くな
る。それ故、製造の歩留りを高める上で、断線した電極
を表示に支障のないように補修する技術は有益である。
参照して従来のプラズマディスプレイパネル(PDP)
の電極補修方法について説明する。
と背面側のガラス基板21とを対向配置し、これらガラ
ス基板11,21の対向領域の周縁部(図1中に斜線を
付した領域)を封止することによって、内部に数十〜百
μm程度の間隙からなる放電空間30を形成したディス
プレイパネルである。
群を構成する多数の帯状の電極が、ガラス基板11,2
1のそれぞれの内面上に分けて配列され(図1ではガラ
ス基板21上の電極Yが示されている)、これら電極の
交差によって放電セルの画定される領域が表示領域EH
となる。なお、表示領域EHは、封止材のガス放出によ
り放電が不安定となる領域、すなわち放電ガス(表示媒
体)の封止領域ESの近傍の領域を避けるように設けら
れる。
板11,21の端部まで導出され、図示しないフレキシ
ブルプリント配線板などによって外部の駆動回路と接続
される。そして、その接続を容易とするため、各ガラス
基板11,21は、それぞれの両端縁が他方のガラス基
板の端縁より外側に張り出すように、大きさ及び対向配
置の位置が選定されている。
フォトリソグラフィ法を用いた導電膜のパターニングに
よって形成される。このとき、電極の幅が細い(10〜
100μm程度)ので、レジストの気泡などに起因した
パターニング不良が生じ、そのために表示領域EH内で
断線した状態の電極が形成されてしまうおそれがある。
また、組み立て完了後に全放電セルを点灯(放電)させ
るエージングに際して、異常放電により断線の生じる場
合もある。通常、各ガラス基板11,21の電極数は数
百本程度であり、これら多数の電極の中に1本でも断線
した電極があると、正規の表示が不可能となる。
修を可能とするため、電極は、外部接続側となる一端側
とともに他端側も封止領域ESの外側に突き出るように
形成される。
DP10の組み立てを終えた後の段階で、表示の妨げに
ならないように且つフレキシブルプリント配線板の接続
に支障のないように背面側のガラス基板21の外面に沿
って銅箔などからなるリード導体60を配し、リード導
体60と電極とを半田付けするなどして電極両端を電気
的に接続する作業(リペア作業)が行われる。
内側の領域の内の一箇所で断線した状態の電極について
は、これを表示に支障のないように補修することがで
き、電極形成時のパターニング不良などによるPDP1
の歩留りの低下を抑えることができる。
ア作業のために封止領域ESの外側に導出された電極の
端部に、導電性の小片が付着して隣接する電極間の短絡
の生じるおそれがあり、ディスプレイパネルの信頼性が
損なわれていたという問題があった。
て電極の配列ピッチが小さくなるほど生じやすい。本発
明は、上述の問題に鑑み、電極の短絡の発生を可及的に
抑え、PDPなどのマトリクス型ディスプレイパネルの
信頼性を高めることを目的としている。
法は、上述の課題を解決するため、図1に示すように、
互いに平行な複数の電極Yを有したマトリクス表示方式
の例えばプラズマディスプレイパネル1の製造におい
て、前記各電極Yを形成する段階で当該各電極Yのそれ
ぞれの一端を外部接続側の他端とともに封止領域ESの
外側まで導出しておき、断線した状態の電極Yについ
て、前記封止領域ESの外側での配線によって両端を電
気的に接続する電極補修方法であって、前記電気的接続
の後に、その電気的接続を行った電極Y以外の電極Yに
ついて、前記封止領域ESの外側に突き出た前記一端側
の端部yを除去する。
表示方式の例えばプラズマディスプレイパネル1の構成
部材として互いに平行な複数の電極Yを有してなる電極
基板210であって、前記各電極Yの内の外部接続側と
反対側の端部yが、他の部分と異なる導電材料からな
り、エッチングによって他の部分に対して選択的に除去
可能に設けられてなる。
ぞれの一端が外部接続側の他端とともに表示媒体の封止
領域ESの外側に突き出るように設けられる。
断線した状態の電極Yは、その両端が封止領域ESの外
側を通る配線導体によって電気的に接続され、表示に支
障のないように補修される。
以外の電極Y、すなわち正常の電極Yについて、不要部
分であり且つ封止領域ESの外側に突き出た部分が除去
される。
部分が減少し、導電性異物の付着などのよる隣接電極間
の短絡が起こりにくくなる。各電極Yの内の部分的に除
去される部分は、他の部分と異なる導電材料を用いて形
成され、これにより、ウエットエッチング法などを用い
て複数の電極Yに対する部分的除去を容易且つ迅速に行
うことができる。
例を示す断面図である。PDP1は、AC駆動形式の対
向放電型のPDPであり、表示面H側及び背面側のガラ
ス基板11,21、ガラス基板11の内面上で横方向に
延びる電極X、ガラス基板21の内面上で縦方向に延び
る電極Y、各電極X,Yを放電空間30に対して被覆す
る誘電体層15,25、酸化マグネシウムからなる保護
膜16,26、及び封止ガラス31から構成されてい
る。放電空間30には、例えばネオンとキセノンを混合
した放電ガスが封入されている。
11,21について、別個に電極X,Y及び誘電体層1
5,25などを設けた後に、一方のガラス基板(例えば
ガラス基板21)にスクリーン印刷法などによって封止
用のガラスペーストを環状に設ける。
に両ガラス基板11,21を対向配置し、この状態で熱
処理を行う。これにより、ガラスペーストが焼成されて
封止ガラス31となり、放電空間30が密閉される。そ
して、図示しない通気孔による内部の排気、及び放電ガ
スの充填を順に行ってPDP1の組み立てを終える。な
お、放電空間30の間隙寸法を均一とするために、ガラ
ス基板11,21の対向配置にあたって、適所に図示し
ないスペーサが配置される。
のエージングを行い、必要に応じて電極X,Yの補修を
行ってPDP1を完成させる。図3は本発明の電極補修
方法の実施に係る電極基板210の構成を示す平面図、
図4は図3の一部を拡大して示す平面図である。
上述のPDP1の構成部材であり、電極Yの形成を終え
た段階のガラス基板21に対応する。電極基板210で
は、表示領域EH内で例えば70μm程度の幅を有した
複数の電極Yが300μm程度のピッチで互いに平行に
配列されている。これら電極Yは、1本ずつ交互に表示
領域EHからガラス基板21の一端側又は他端側の縁部
まで導出されており、その導出された一端側に外部接続
端子となる膨大部Yaを有する。これにより、全ての電
極Yについて同一側を外部接続側とする場合に比べて、
隣接する膨大部Yaの間隔が拡がり外部接続が容易とな
る。
業が可能となるように、それぞれの他方の端部(つま
り、外部接続側と反対側の端部)yも封止領域ESの外
側に突き出るように設けられている。ただし、端部yの
突き出る長さは、端部yの先端が膨大部Yaに対して若
干内方となるように選定されている。
Yの内のリペア作業用の端部yと、他の部分(表示領域
EH及び外部接続のための導出領域に対応する部分)と
が互いに異なる導電材料からなる。すなわち、端部yは
例えば銀からなり、他の部分は例えばクロム−銅−クロ
ムの三層構造の薄膜からなる。
様に被覆するクロム−銅−クロムの薄膜を設け、フォト
リソグラフィ法によって所定の形状にパターニングした
後、スクリーン印刷法によって、図4に示されるよう
に、端部yと他の部分とが部分的に重なるように銀ペー
ストを印刷し、その後に焼成を行うことによって形成す
ることができる。
方法に係る各段階のPDP1の外観を模式的に示す平面
図である。上述のようにPDP1の組み立てを終えた
後、ガラス基板21の一端側及び他端側にそれぞれ長尺
状の導電板を配置して全ての電極Yに共通に所定の電圧
を印加し、PDP1のエージングを行う。その際、ま
ず、導電板を端部yに接触しないように配置して点灯状
態を確認する。このとき、全放電セルが点灯すれば、電
極Yは正常(つまり断線が生じていない状態)である。
ルの一部が非点灯であれば、その電極Yは断線してい
る。この場合には、断線状態の電極Yの端部y側の導電
板を内方へ移動させて端部yに接触させる。これによ
り、非点灯の放電セルが点灯すれば、断線箇所は一箇所
であって補修可能であるので、そのままの状態で所定時
間(例えば24〜48時間)のエージングを行う。な
お、補修が不可能の場合には、エージングを中止し、そ
のPDP1を廃棄する。
(図では左から4番目の電極Yが補修対象となってい
る)についてリペア作業を行う。すなわち、径50μm
程度の導線及び帯状の銅箔などのリード導体60を用い
て、端部yと外部接続側とを電気的に接続する〔図1
(a)の状態〕。
を補強するために接続部分に樹脂61を塗布した後、P
DP1を例えば5%程度の濃度の硝酸溶液中に7分間程
度浸す。これにより、図1(b)に示すように、各電極
Yのそれぞれについて、銀からなる各端部y(厳密には
封止ガラス31の外側の部分)が選択的にエッチングさ
れて一括に除去される。ただし、このとき、樹脂61が
エッチングマスクとなることから、リペア処理を施した
電極Yについては、端部yはそのまま残る。
然のことながらリペア作業は行わず、全ての電極Yの端
部yをエッチングによって除去する。上述の実施例によ
れば、リペア作業のために封止領域ESの外側に突き出
すように設けられる端部yが、他の部分に対してエッチ
ングの選択性を有する導電材料からなるので、ガラス基
板21の一端側の縁部に、リペア作業後に不要となる端
部yと外部接続のために残存させるべき部分とを隣接配
置した電極構造の場合にも、端部yをウエットエッチン
グなどによって容易且つ迅速に除去することができる。
DP1を例示したが、基板上に一対の電極を隣接配置す
る面放電型のPDP、さらに表示媒体としてエレクトロ
ルミネセンス発光体及び液晶をそれぞれ封止したELパ
ネル及び液晶パネルにも本発明を適用することができ
る。また、電極Yの材質、配置形状などは適宜変更する
ことができる。
及的に抑え、マトリクス型ディスプレイパネルの信頼性
を高めることができる。
の除去を容易に行うことができる。
外観を模式的に示す平面図である。
である。
構成を示す平面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】互いに平行な複数の電極(Y)を有したマ
トリクス表示方式のディスプレイパネル(1)の製造に
おいて、前記各電極(Y)を形成する段階で当該各電極
(Y)のそれぞれの一端を外部接続側の他端とともに表
示媒体の封止領域(ES)の外側まで導出しておき、断
線した状態の電極(Y)について、前記封止領域(E
S)の外側での配線によって両端を電気的に接続する電
極補修方法であって、 前記電気的接続の後に、その電気的接続を行った電極
(Y)以外の電極(Y)について、前記封止領域(E
S)の外側に突き出た前記一端側の端部(y)を除去す
ることを特徴とするディスプレイパネルの電極補修方
法。 - 【請求項2】マトリクス表示方式のディスプレイパネル
(1)の構成部材として互いに平行な複数の電極(Y)
を有してなる電極基板(210)であって、 前記各電極(Y)の内の外部接続側と反対側の端部
(y)が、他の部分と異なる導電材料からなり、エッチ
ングによって他の部分に対して選択的に除去可能に設け
られてなることを特徴とする電極基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4273592A JP3135972B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | ディスプレイパネルの電極補修方法及びそれに用いる電極基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4273592A JP3135972B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | ディスプレイパネルの電極補修方法及びそれに用いる電極基板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05242810A JPH05242810A (ja) | 1993-09-21 |
JP3135972B2 true JP3135972B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=12644295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP4273592A Expired - Fee Related JP3135972B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | ディスプレイパネルの電極補修方法及びそれに用いる電極基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3135972B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6469441B1 (en) | 1999-06-29 | 2002-10-22 | Lg Electronics Inc. | Plasma display panel having a metallic electrode with a wider end portion |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP4273592A patent/JP3135972B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05242810A (ja) | 1993-09-21 |
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