JP3135881U - 小物入れケースの平板状箱体素材 - Google Patents
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Abstract
【課題】 保管や輸送にスペースを取らず、しかも現場で何も手を加えず1動作で内容物を収納することができる小物入れケースの平板状素材を得ること。
【解決手段】 一枚の厚めの紙類の形状を、上フラップ1の左縁と右縁に側面フラップ2を連接してその連接部を谷折り線1A、1Aとし、該側面フラップ2の中央に前記谷折り線1A、1Aに平行する中央谷折り線2A、2Aを設け、前記上フラップ1の下方に前記中央谷折り線2A、2Aの横幅を有している底面フラップ3と下フラップ4とを順次連接してその連接部を谷折り線3A、3Aとし、該谷折り線3A、3Aに平行する山折り線3Bを前記底面フラップ3の中央に設け、前記底面フラップ3と下フラップ4に、前記上フラップ1の谷折り線1A、1Aと一直線に連なる谷折り線4A、4Aを設け、かつ、前記底面フラップ3の左端部と右端部に、山形の山折り線3Cを設ける。
【選択図】図1
【解決手段】 一枚の厚めの紙類の形状を、上フラップ1の左縁と右縁に側面フラップ2を連接してその連接部を谷折り線1A、1Aとし、該側面フラップ2の中央に前記谷折り線1A、1Aに平行する中央谷折り線2A、2Aを設け、前記上フラップ1の下方に前記中央谷折り線2A、2Aの横幅を有している底面フラップ3と下フラップ4とを順次連接してその連接部を谷折り線3A、3Aとし、該谷折り線3A、3Aに平行する山折り線3Bを前記底面フラップ3の中央に設け、前記底面フラップ3と下フラップ4に、前記上フラップ1の谷折り線1A、1Aと一直線に連なる谷折り線4A、4Aを設け、かつ、前記底面フラップ3の左端部と右端部に、山形の山折り線3Cを設ける。
【選択図】図1
Description
本考案は、所定の形状を有する一枚の紙類を折り曲げて形成されるケースの平板状素材に関する。
従来、内容物を収納するケースの素材としては、収納ケースを偏平にしてその保管や輸送をし、収納時に現場で組み立てて収納空間を作り、内容物を収納するようにしたものが知られている。その一例が特許文献1(特開2000−85745号公報)に開示されている。
このものは、保管や輸送にはスペースを減らせるため便利であるが、組み立てる際に舌片を折り込んで収納空間をつくりケースの形を保持してから、内容物を収納しその後に下蓋面と上蓋面を重ね合わせている。
このものは、保管や輸送にはスペースを減らせるため便利であるが、組み立てる際に舌片を折り込んで収納空間をつくりケースの形を保持してから、内容物を収納しその後に下蓋面と上蓋面を重ね合わせている。
したがって、前述の従来品では、内容物の収納時に、人手がかかり、これを機械化するには複雑な装置を用いなければならない。そして、保管や輸送にスペースを取らず、しかも現場で格別の手作業を要することなく、1動作で内容物の収納空間をつくることができるようにした安価なケースの素材は知られていない。
本考案の技術課題は、先行技術がもつ上記の問題を解決し、保管や輸送にスペースを取らず、しかも現場で格別の手作業を要することなく、1動作で内容物の収納空間をつくることができ、さらには、内容物の大きさに応じてケースの大きさを随時変えられ、開口部を簡単に閉鎖することができ内容物の取りだしも容易にすることができるような安価なケースの平板状素材を得ることにある。
保管や輸送にスペースを取らず、しかも現場で現場で格別の手作業を要することなく、1動作で内容物の収納空間をつくることができるようにした手段は、次のものである。
一枚の厚めの紙類の形状を、上フラップ1の左縁と右縁に側面フラップ2を連接してその連接部を谷折り線1A、1Aとし、該側面フラップ2の中央に前記谷折り線1A、1Aに平行する中央谷折り線2A、2Aを設け、該中央谷折り線2A、2Aの外側部分の表面を接着面1Sとし、前記上フラップ1の下方に前記中央谷折り線2A、2Aの横幅を有している底面フラップ3と下フラップ4とを順次連接してその連接部を谷折り線3A、3Aとし、該谷折り線3A、3Aに平行する山折り線3Bを前記底面フラップ3の中央に設け、前記底面フラップ3と下フラップ4に、前記上フラップ1の谷折り線1A、1Aと一直線に連なる谷折り線4A、4Aを設け、下フラップ4の谷折り線4A、4Aの外側部分の裏面を接着面4Sとし、かつ、前記底面フラップ3の左端部と右端部に、前記上フラップ1の谷折り線1A、3Aの交点と下フラップ4の谷折り線3A、4Aの交点と底面フラップ3の端部の三点をそれぞれ結ぶ山形の山折り線3Cを設けるようにした。
一枚の厚めの紙類の形状を、上フラップ1の左縁と右縁に側面フラップ2を連接してその連接部を谷折り線1A、1Aとし、該側面フラップ2の中央に前記谷折り線1A、1Aに平行する中央谷折り線2A、2Aを設け、該中央谷折り線2A、2Aの外側部分の表面を接着面1Sとし、前記上フラップ1の下方に前記中央谷折り線2A、2Aの横幅を有している底面フラップ3と下フラップ4とを順次連接してその連接部を谷折り線3A、3Aとし、該谷折り線3A、3Aに平行する山折り線3Bを前記底面フラップ3の中央に設け、前記底面フラップ3と下フラップ4に、前記上フラップ1の谷折り線1A、1Aと一直線に連なる谷折り線4A、4Aを設け、下フラップ4の谷折り線4A、4Aの外側部分の裏面を接着面4Sとし、かつ、前記底面フラップ3の左端部と右端部に、前記上フラップ1の谷折り線1A、3Aの交点と下フラップ4の谷折り線3A、4Aの交点と底面フラップ3の端部の三点をそれぞれ結ぶ山形の山折り線3Cを設けるようにした。
前記のものにおいて、内容物の大きさに応じてケースの大きさを随時変えられるようにした手段は次のものである。
平板状素材の全体を、表面に左右方向に波型の凹凸が延びる波形ダンボールで構成した。
平板状素材の全体を、表面に左右方向に波型の凹凸が延びる波形ダンボールで構成した。
前記のものにおいて、開口部を簡単に閉鎖することができ内容物の取りだしを容易にすることができるようにした手段は次のものである。
上フラップ1の上縁に蓋フラップ5を連接してその連接部を谷折り線5Aとし、下フラップ4の下縁に切欠部6を設けた。
上フラップ1の上縁に蓋フラップ5を連接してその連接部を谷折り線5Aとし、下フラップ4の下縁に切欠部6を設けた。
請求項1に記載した本考案によれば、本考案品を保管や出荷する前に、接着面1Sと接着面4Sとを接着すれば、ケースの側面は谷折り線2Aにより谷折ることができ、ケースの裏面は山折線3Bにより山折ることができるため、全体を偏平にして保管や輸送をすることができる。しかも、現場における収納物の収納時には、側面フラップ2を内向きに押すという1動作のみでケースの収容空間が形成され、収納作業の機械化も容易である。さらに、底面フラップ3の両端部の山形の山折り線3Cは、ケースの収容空間の底の両端をきっちりと閉鎖して収容物の脱出を完全に阻止する。そして、平板状素材の製造は勿論のこと、保管、輸送、収納等にかかる費用を著しく節減することができる。
請求項2に記載した本考案によれば、平板状素材の全体が波形ダンボールで構成され、波型の凹凸が左右方向に延びているため、その凹凸に沿って折り曲げケースの開口部を容易に閉鎖することができる。しかも、平板状素材の全体が波形ダンボールで構成されているから、ケースのどの部分からでも容易に折り曲げることができる。すなわち、内容物が少量のときは、深く折り曲げてケースを小さめにし、内容物が大量のときは、浅く折り曲げてケースを大きめにすることができる。その上、その波型の凹凸は内容物に対し良好な緩衝作用をもたらす。
請求項3に記載した本考案によれば、内容物を収納した後、谷折り線5Aから蓋フラップ5を折り曲げれば、ケースの開口部を極めて簡単に閉鎖することができる。また、切欠部6によってケースの中身を容易に探索することができ、所望の内容物を容易に取り出すことができる。
一枚の厚めの紙類の形状を、上フラップ1の左縁と右縁に側面フラップ2を連接してその連接部を谷折り線1A、1Aとし、該側面フラップ2の中央に前記谷折り線1A、1Aに平行する中央谷折り線2A、2Aを設け、該中央谷折り線2A、2Aの外側部分の表面を接着面1Sとし、前記上フラップ1の下方に前記中央谷折り線2A、2Aの横幅を有している底面フラップ3と下フラップ4とを順次連接し、てその連接部を谷折り線3A、3Aとし、該谷折り線3A、3Aに平行する山折り線3Bを前記底面フラップ3の中央に設け、前記底面フラップ3と下フラップ4に、前記上フラップ1の谷折り線1A、1Aと一直線に連なる谷折り線4A、4Aを設け、下フラップ4の谷折り線4A、4Aの外側部分の裏面を接着面4Sとし、かつ、前記底面フラップ3の左端部と右端部に、前記上フラップ1の谷折り線1A、3Aの交点と下フラップ4の谷折り線3A、4Aの交点と底面フラップ3の端部の三点をそれぞれ結ぶ山形の山折り線3Cを設ける。
添付図面を参照しながら、本考案の実施例を説明する。
図1は本考案の平板状素材の実施例であり、図2は該素材の底面フラップ3の山折り線3Bを山折りしたときの斜視図、図3は谷折り線3A、3Aを谷折りし下フラップ4を上フラップ1に重ねたときの斜視図、図4は下フラップ4の接着面4Sに上フラップ1の接着面1Sを重ねて接着したときの斜視図、図5は側面フラップ2を内向きに押してケースの収容空間を形成したときの斜視図、図6は蓋フラップ5を谷折り線5Aによって折り曲げケースの開口部を閉鎖したときの斜視図。図7は内容物が少量のときに、深く折り曲げてケースを小さめにしたときの斜視図である。
図1は本考案の平板状素材の実施例であり、図2は該素材の底面フラップ3の山折り線3Bを山折りしたときの斜視図、図3は谷折り線3A、3Aを谷折りし下フラップ4を上フラップ1に重ねたときの斜視図、図4は下フラップ4の接着面4Sに上フラップ1の接着面1Sを重ねて接着したときの斜視図、図5は側面フラップ2を内向きに押してケースの収容空間を形成したときの斜視図、図6は蓋フラップ5を谷折り線5Aによって折り曲げケースの開口部を閉鎖したときの斜視図。図7は内容物が少量のときに、深く折り曲げてケースを小さめにしたときの斜視図である。
素材の紙類としては、厚紙、段ボール紙または平板状の合成樹脂材などが利用できるが、波形ダンボールを用いれば前述したように多大のメリットが得られる。
内容物となる小物としては、化粧品、文房具、フロッピイディスクやCD−ROM、さらには、カード、印刷物、ノートなども含まれる。これらを収納し、例えば図6に1点鎖線で示したように、折り返した蓋フラップ5の先端縁をテープTで止めれば、これをそのまま配送に付すこともできる。なお、そのテープには発送元の会社名などの印刷された物を使えば宣伝効果もあげられる。
内容物となる小物としては、化粧品、文房具、フロッピイディスクやCD−ROM、さらには、カード、印刷物、ノートなども含まれる。これらを収納し、例えば図6に1点鎖線で示したように、折り返した蓋フラップ5の先端縁をテープTで止めれば、これをそのまま配送に付すこともできる。なお、そのテープには発送元の会社名などの印刷された物を使えば宣伝効果もあげられる。
切欠部6の形状は、内容物が探索しやすく、取り出し易いものが好適である。例えば、カード、印刷物などの場合には、内容物を収納したままそのタイトルが分かるような形にすれば一層便利である。
1 上フラップ
2 側面フラップ
3 底面フラップ
4 下フラップ
5 蓋フラップ
6 切欠部
1A 上フラップの谷折り線
1S 上フラップの表面の接着面
2A 側面フラップの谷折り線
3A 底面フラップの谷折り線
3B 底面フラップの山折り線
3C 底面フラップの端部の山折り線
4A 下フラップの谷折り線
4S 下フラップの裏面の接着面
2 側面フラップ
3 底面フラップ
4 下フラップ
5 蓋フラップ
6 切欠部
1A 上フラップの谷折り線
1S 上フラップの表面の接着面
2A 側面フラップの谷折り線
3A 底面フラップの谷折り線
3B 底面フラップの山折り線
3C 底面フラップの端部の山折り線
4A 下フラップの谷折り線
4S 下フラップの裏面の接着面
Claims (3)
- 所定の形状を有する一枚の厚めの紙類を折り曲げて形成されるケースの平板状素材において、前記一枚の厚めの紙類の形状を、上フラップ1の左縁と右縁に側面フラップ2を連接してその連接部を谷折り線1A、1Aとし、該側面フラップ2の中央に前記谷折り線1A、1Aに平行する中央谷折り線2A、2Aを設け、該中央谷折り線2A、2Aの外側部分の表面を接着面1Sとし、前記上フラップ1の下方に前記中央谷折り線2A、2Aの横幅を有している底面フラップ3と下フラップ4とを順次連接してその連接部を谷折り線3A、3Aとし、該谷折り線3A、3Aに平行する山折り線3Bを前記底面フラップ3の中央に設け、前記底面フラップ3と下フラップ4に、前記上フラップ1の谷折り線1A、1Aと一直線に連なる谷折り線4A、4Aを設け、下フラップ4の谷折り線4A、4Aの外側部分の裏面を接着面4Sとし、かつ、前記底面フラップ3の左端部と右端部に、前記上フラップ1の谷折り線1A、3Aの交点と下フラップ4の谷折り線3A、4Aの交点と底面フラップ3の端部の三点を、それぞれ結ぶ山形の山折り線3Cを設けるようにしたことを特徴とする小物入れケースの平板状素材。
- 平板状素材の全体を、表面に左右方向に波型の凹凸が延びる波形ダンボールで構成したことを特徴とする請求項1に記載の小物入れケースの平板状素材
- 上フラップ1の上縁に蓋フラップ5を連接してその連接部を谷折り線5Aとし、下フラップ4の下縁に切欠部6を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の小物入れケースの平板状素材
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007005802U JP3135881U (ja) | 2007-06-29 | 2007-06-29 | 小物入れケースの平板状箱体素材 |
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