JP3135816U - 楔離脱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 楔部材の離脱作業を自動化させ、作業性を向上できる楔離脱装置を提供する。
【解決手段】 被固定部材Y及び固定部材Zの間隙で形成される挿入孔Wにテーパ状の先端部から楔部材Xを押し込むことにより、被固定部材Y及び固定部材Zの何れか一方が他方を係止して、固定部材Zが被固定部材Yに固定されるのに対し、挿入孔Wから楔部材Xを離脱させて固定を解除する楔離脱装置であって、装置本体1に設けられ、楔部材Xが離脱する方向に楔部材Xを付勢する付勢手段2と、被固定部材Y又は固定部材Zを係止して、楔部材Xを付勢する反力によって装置本体1が反対側に移動するのを規制する第1規制手段3とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、楔部材で被固定部材に固定される固定部材から、楔部材を離脱させる楔離脱装置に関する。
従来、図5に示すように、被固定部材Y及び固定部材Zの間隙で形成される挿入孔Wにテーパ状の先端部から楔部材Xが押し込められると、被固定部材Yを係止して固定される固定部材Zがある。図5においては、被固定部材Yは、鉄道レールYであり、固定部材Zは、連結金具Zである。
かかる連結金具Zは、鉄道レールYの交換作業において、積載される貨車から鉄道レールYを現場(線路付近)に下ろすのに、鉄道レールY,Y同士をワイヤロープ(図示しない)で接続するための金具として用いられる。そして、現場に下ろされた鉄道レールYは、図6に示すように、連結金具Zに設けられるテーパ状の切欠部Z1に対応してテーパ状に形成される離脱工具Vを用いて、挿入孔Wから楔部材Xを離脱させて連結金具Zを取り外した後、線路に設置される。
しかしながら、かかる楔部材Xの離脱作業は、楔部材X及び連結金具Z間に離脱工具Vを挿入し、ハンマー等の打撃工具(図示しない)で離脱工具Vを押し込む必要がある。したがって、かかる離脱作業は、全て手作業になるため、作業性が非常に悪い。
そこで、本考案は、かかる事情に鑑み、楔部材の離脱作業を自動化させ、作業性を向上できる楔離脱装置を提供するものである。
本考案にかかる楔離脱装置は、被固定部材及び固定部材の間隙で形成される挿入孔にテーパ状の先端部から楔部材を押し込むことにより、被固定部材及び固定部材の何れか一方が他方を係止して、固定部材が被固定部材に固定されるのに対し、挿入孔から楔部材を離脱させて固定を解除する楔離脱装置であって、装置本体に設けられ、楔部材が離脱する方向に楔部材を付勢する付勢手段と、被固定部材又は固定部材を係止して、楔部材を付勢する反力によって装置本体が反対側に移動するのを規制する第1規制手段とを備えることを特徴とする。
本考案によれば、装置本体に設けられる付勢手段により、楔部材が離脱する方向に楔部材を付勢すると共に、被固定部材又は固定部材を係止する第1規制手段により、楔部材を付勢する反力で装置本体が移動するのを規制するため、楔部材に対して離脱する力を確実に付勢することができ、その結果、楔部材の離脱作業を自動化できる。
また、本考案にかかる楔離脱装置においては、付勢手段は、楔部材との当接を維持しつつ、楔部材を付勢するような構成を採用してもよい。かかる構成によれば、例えば、従来における打撃工具による楔部材の離脱作業では大きな打撃音が発生するのに対して、楔部材との当接を維持しつつ、楔部材に対して離脱させる力を付勢することができるため、打撃音からなる騒音の発生を防止できる。
また、本考案にかかる楔離脱装置においては、被固定部材又は固定部材を係止して、装置本体が楔部材に対して楔部材が離脱する方向と直交方向に相対変位するのを規制する第2規制手段を備えてもよい。かかる構成によれば、被固定部材又は固定部材を係止する第2規制手段により、楔部材が離脱する方向と直交方向に、楔部材に対して装置本体が相対変位するのを規制するため、付勢手段で楔部材を付勢する力が、楔部材が離脱する方向と直交方向に分散するのを防止でき、その結果、楔部材が離脱する方向に効果的に付勢できる。
また、本考案にかかる楔離脱装置においては、第2規制手段は、装置本体に設けられる収容部と、収容部内に装着可能な係止部材とを備えて構成され、収容部及び係止部材は、被固定部材又は固定部材の少なくとも一部を収容し、且つ収容される部位を係止可能な構成を採用してもよい。かかる構成によれば、装置本体に設けられる収容部及び収容部内に装着される係止部材が、被固定部材又は固定部材の少なくとも一部を収容し、さらに、被固定部材又は固定部材の収容される部位を係止するため、被固定部材又は固定部材に装置本体を取り付けることができ、加えて、装置本体が楔部材に対して楔部材が離脱する方向と直交方向に相対変位するのを規制できる。
また、本考案にかかる楔離脱装置においては、収容部及び係止部材は、楔部材が離脱する方向に互いに摺動可能な嵌合部をそれぞれ備え、係止部材は、嵌合部同士を摺動させて収容部に装着されるような構成を採用してもよい。かかる構成によれば、互いの嵌合部同士を摺動させて、係止部材を収容部に装着できるため、例えば、被固定部材又は固定部材に沿って収容部を配置させた後に、嵌合部同士を摺動させるように係止部材を移動させて収容部に装着することができ、また、係止部材を配置させた後に、嵌合部同士を摺動させるように収容部(装置本体)を移動させて、収容部に係止部材を装着することもできる。
本考案の楔離脱装置によれば、楔部材の離脱作業を自動化させ、作業性を向上できるという優れた効果を奏する。
以下、本考案に係る楔離脱装置の一実施形態について、添付図面を参照して説明する。なお、図1〜図4において、図5及び図6中の符号と同一の符号を付した構成は、同一の構成又は要素を表す。
本実施形態においては、図1に示すように、楔部材Xは、一方の先端部がテーパ状に形成される。また、楔部材Xは、平板状に形成され、他方の先端部には、湾曲状に形成される頭部X1を備える。
また、被固定部材Yは、長尺に形成され、幅方向の両端部に長手方向に沿って顎部Y1,Y1を備える。具体的には、被固定部材Yは、長尺な上面部Y2と、上面部Y2と略平行に配置される長尺な下面部Y3と、上面部Y2及び下面部Y3の対向する部位であって、幅方向における中央部同士を長手方向に沿って連結する連結部Y4とを備えて構成され、上面部Y2の幅方向の両端部に顎部Y1,Y1を備える。より具体的には、被固定部材Yは、上面部Y2の幅方向の両端部であって、下面部Y3と対向する部位に顎部Y1,Y1を備える。また、被固定部材Yは、断面が略H字状(略エ字状)で長手方向に略同形状となるように形成される。
そして、固定部材Zは、長尺に形成され、長手方向の一方の端部にテーパ状の切欠部Z1を備える。また、固定部材Zは、被固定部材Yとの間隙に形成される挿入孔Wに楔部材Xを押し込められると、被固定部材Yを係止して固定される。具体的には、固定部材Zは、凹部を備え、被固定部材Yの一部、即ち、上面部Y2を凹部に収容し、被固定部材Yとの間隙に形成される挿入孔Wに楔部材Xを押し込められると、被固定部材Yの顎部Y1,Y1を係止するように構成される。より具体的には、固定部材Zは、断面が略C字状(略コ字状)で長手方向に略同形状に形成され、被固定部材Yの上面部Y2が長手方向から凹部に挿通(緩挿)可能に構成される。
図1〜図3に示すように、本実施形態にかかる楔離脱装置は、装置本体1に設けられ、楔部材Xが離脱する方向に楔部材Xを付勢する付勢手段2と、固定部材Zを係止して、楔部材Xを付勢する反力によって装置本体1が反対側に移動するのを規制する第1規制手段3とを備える。また、楔離脱装置は、被固定部材Yを係止して、装置本体1が楔部材Xに対して楔部材Xが離脱する方向と直交方向に相対変位するのを規制する第2規制手段4を備える。さらに、楔離脱装置は、被固定部材Yの長手方向における一方側の端部に隣接される延長部材5を備える。
付勢手段2は、楔部材Xとの当接を維持しつつ、楔部材Xを付勢するように構成される。具体的には、付勢手段2は、楔部材Xを押圧して付勢させる押圧部2aと、楔部材Xが離脱する方向に押圧部2aを延伸させる延伸部2bとを備える。そして、押圧部2aは、楔部材Xを押圧(当接)する部位が楔部材Xの押圧(当接)される部位に対応して形成される。具体的には、押圧部2aは、楔部材Xと当接する面が対向する楔部材Xの端面と略同形状に形成され、押圧部2aの当接面全体と楔部材Xの当接面全体とが当接するように構成される。また、延伸部2bは、押圧部2aを直線状に往復動可能に構成される。具体的には、延伸部2bは、油圧式ポンプ等の加圧手段(図示しない)で加圧されて直線状に延伸するシリンダ機構(ピストン機構)を備えて構成される。
第1規制手段3は、固定部材Zを係止する突起部3aを備え、突起部3aは、回動可能な腕部3bに設けられる。そして、突起部3aは、固定部材Zの係止される部位に対応した突起状に形成される。具体的には、突起部3aは、固定部材Zの端部に設けられるテーパ状の切欠部Z1に対応して、腕部3bの回動方向と直交方向に向けてテーパ状の突起状に形成される。また、腕部3bは、長尺に形成され、長手方向の一端側が装置本体1に回動可能に取り付けられ、他端側に突起部3aが設けられる。
第2規制手段4は、装置本体1に設けられる収容部4aと、収容部4a内に装着(着脱)可能な係止部材4b,4bとを備えて構成され、収容部4a及び係止部材4b,4bは、被固定部材Yの少なくとも一部を収容し、且つ収容する部位を係止可能に構成される。具体的には、第2規制手段4は、被固定部材Yの上面部Y2を収容し、上面部Y2の収容される部位を係止して、装置本体1が楔部材Xに対して楔部材Xが離脱する方向と直交方向に相対変位するのを規制するように構成される。
収容部4aは、装置本体1に凹状に設けられ、被固定部材Yの幅方向における幅寸法、即ち、上面部Y2の幅方向における幅寸法より大きい内幅寸法で形成される。また、係止部材4bは、長尺な板状に形成される。そして、収容部4aは、上面部Y2における連結部Y4に連結される側と反対側及び幅方向の両端側を係止し、係止部材4b,4bは、上面部Y2における連結部Y4に連結される側、即ち、顎部Y1,Y1を係止するように配置される。
また、収容部4a及び係止部材4bは、楔部材Xが離脱する方向に互いに摺動可能な嵌合部6(6a,6b)をそれぞれ備え、係止部材4bは、嵌合部6a,6b同士を摺動させて収容部4aに装着されるように構成される。具体的には、収容部4aは、直線状に形成される溝状の嵌合部6aを備え、係止部材4bは、幅方向の中央部に長手方向に沿って突条の嵌合部6bを備え、嵌合部6a,6b同士は、嵌合可能であって、摺動可能に構成される。
延長部材5は、長尺に形成され、幅方向における断面形状が、被固定部材Yの幅方向における断面形状と略同形状に形成される。即ち、延長部材5は、幅方向の両端部に顎部5a,5aを備える。また、延長部材5は、被固定部材Yに保持されるための保持部5b、5bを備える。具体的には、延長部材5は、一対の突起状に設けられる保持部5b,5bで被固定部材Yの下面部Y3を上下方向で挟持して保持する。
なお、係止部材4bは、被固定部材Y及び延長部材5に跨って配置され、被固定部材Yの顎部Y1及び延長部材5の顎部5aを係止可能に配置される。したがって、収容部4a及び係止部材4b,4bは、被固定部材Y及び延長部材5の一部を収容し、収容される部位を係止可能に構成される。
本実施形態にかかる楔離脱装置の構成は以下の通りであり、次に、かかる楔離脱装置が被固定部材Y及び固定部材Zの間隙で形成される挿入孔Wから楔部材Xを離脱させる作用について説明する。
被固定部材Yの長手方向における一方の端部に固定部材Zが固定されていると、被固定部材Yに装置本体1を取り付ける部位がないため、被固定部材Yの長手方向における一方の端部に延長部材5を隣接させる。そして、保持部5b,5bで延長部材5を被固定部材Yに保持させる。
その後、被固定部材Yと延長部材5とに跨って沿うように係止部材4b,4bを配置させる。そして、収容部4aに上面部Y2を収容させた状態で、楔部材Xが離脱する方向、即ち、被固定部材Yの長手方向に沿って装置本体1(収容部4a)を移動させると、収容部4aの溝状の嵌合部6aが、係止部材4bの突条の嵌合部6bと摺動し、さらに、嵌合して、係止部材4b,4bが収容部4aに装着される。それにより、装置本体1が、被固定部材Yに取り付けられる。
さらに、回動可能な腕部3bを回動させて、突起部3aを固定部材Zの長手方向における一方の端部に係止させる。かかる場合、突起部3aが固定部材Zを確実に係止できるように、楔部材Xが離脱する方向(長手方向)に沿って装置本体1を移動させて、突起部3aの固定部材Zに対する位置決めを行う。具体的には、楔部材Xが離脱する方向(長手方向)に、収容部4a及び係止部材4bに設けられる嵌合部6a,6b同士を摺動させて、突起部3aの固定部材Zに対する位置決めを行う。
次に、油圧式ポンプ等の加圧手段で延伸部2bを加圧延伸させて、押圧部2aで楔部材Xを付勢(押圧)させる。具体的には、楔部材Xに対して、楔部材Xが離脱する方向と反対方向に離間して配置される装置本体1と対向する楔部材Xの一方の先端部を押圧部2aで押圧する。これにより、押圧部2aは、楔部材Xとの当接を維持しつつ、楔部材Xに対して離脱させる押圧力を連続的に付勢する。さらに、突起部3aが固定部材Zを係止するため、楔部材Xを押圧する反力で装置本体1が移動するのを規制する。したがって、楔部材Xに対して離脱する力を確実に付勢することができる。
しかも、装置本体1が、楔部材Xが離脱する方向と直交方向に、楔部材X、被固定部材Y、及び固定部材Zに対して相対変位しようとしても、収容部4a及び係止部材4,4bが被固定部材Y(上面部Y2)を係止する。したがって、装置本体1に設けられる付勢手段2(押圧部2a)が、楔部材Xが離脱する方向と直交方向に、楔部材Xに対して相対変位するのを規制するため、付勢手段2で楔部材Xを付勢する力が、楔部材Xが離脱する方向と直交方向に分散するのを防止できる。
さらに、押圧部2aにおける楔部材Xと当接する部位(面)が、当接される楔部材Xの部位(面)と略同形状に形成されるため、楔部材Xに均等な力を連続的に与えられる。そして、楔部材Xを十分に押圧すると、図4に示すように、楔部材Xが挿入孔Wから離脱する、即ち、被固定部材Y及び固定部材Zの楔部材Xによる固定が解除される。
以上より、本実施形態にかかる楔離脱装置は、付勢手段2が、楔部材Xが離脱する方向に楔部材Xを付勢すると共に、第1規制手段3が、装置本体1及び固定部材Zが互いに離間するのを規制できるため、楔部材Xに対して離脱する力を確実に付勢することができ、その結果、楔部材Xの離脱作業を自動化できる。
また、本実施形態にかかる楔離脱装置は、付勢手段2が、楔部材Xとの当接を維持しつつ、楔部材Xに付勢するため、楔部材Xを断続的に付勢するではなく、楔部材Xに対して連続的に付勢することができ、例えば、楔部材Xが離脱する時間を短縮することも可能である。
また、本実施形態にかかる楔離脱装置は、第2規制手段4によって、楔部材Xが離脱する方向と直交方向に、付勢手段2が楔部材Xに対して相対変位するのを規制するため、楔部材Xを付勢する力が分散するのを防止でき、その結果、楔部材Xが離脱する方向に効果的に付勢できる。
また、本実施形態にかかる楔離脱装置は、装置本体1に設けられる収容部4aと、収容部4a内に装着される係止部材4bが、被固定部材Yを収容すると共に、被固定部材Yの収容される部位を係止するため、楔部材Xが離脱する方向と直交方向に、楔部材Xに対して付勢手段2が相対変位するのを規制できると共に、被固定部材Yに装置本体1を取り付けることができる。
また、本実施形態にかかる楔離脱装置は、収容部4a及び係止部材4bが、楔部材Xが離脱する方向に互いに摺動可能な嵌合部6a,6bをそれぞれ備えるため、被固定部材Y及び延長部材5に沿って係止部材4bを配置させた後に、嵌合部6a,6b同士を摺動させるように装置本体1(収容部4a)を移動させて、収容部4aに係止部材4bを装着できる。
なお、本考案の楔離脱装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、本実施形態にかかる楔離脱装置は、断面形状が略H字状の被固定部材Yと、断面形状が略C字状の固定部材Zの場合を説明したが、被固定部材Y及び固定部材Zはかかる場合に限定されない。要するに、被固定部材Y及び固定部材Zの間隙で形成される挿入孔Wにテーパ状の先端部から楔部材Xが押し込められると、被固定部材Y及び固定部材Yの何れか一方が他方を係止して、固定部材Zが被固定部材Yに固定される場合であればよい。
また、本実施形態にかかる楔離脱装置は、楔部材Xに対して、押し込められる側(楔部材Xが離脱する方向と反対側)に装置本体1が離間して配置される場合を説明したが、楔部材Xが離脱する方向側に装置本体1が配置されてもよい。かかる場合、例えば、楔部材Xを引き抜くように付勢する付勢手段を備えてもよい。具体的には、頭部X1を係止して楔部材Xが離脱する方向に付勢する付勢手段と、固定部材Zに向けて装置本体1から延設して固定部材Zを係止する第1規制手段を備えてもよい。
また、本実施形態にかかる楔離脱装置は、被固定部材Yに取り付けられる場合を説明したが、固定部材Zに取り付けられてもよく、また、被固定部材Y及び固定部材Z以外の他の場所(部材)に取り付けられ、被固定部材Y及び固定部材Zと離間して配置されてもよい。
また、本実施形態にかかる楔離脱装置は、第1規制手段3(突起部3a)が固定部材Zを係止する場合を説明したが、第1規制手段3(突起部3a)が被固定部材Yを係止してもよく、また、被固定部材Y及び固定部材Zの両方を係止してもよい。
また、本実施形態にかかる楔離脱装置は、第1規制手段3が固定部材Zを係止して、楔部材Xを付勢する反力で装置本体1が移動するのを規制する場合を説明したが、装置本体1が楔部材Xを付勢する方向に移動するのも規制される、即ち、装置本体1が何れの方向においても移動するのを規制されてもよい。具体的には、複数の突起部を備え、突起部は、固定部材Zの長手方向(楔部材Xが離脱する方向)における両端部を係止してもよい。
また、本実施形態にかかる楔離脱装置は、付勢手段2がテーパ状に形成される楔部材Xの一方の先端部と当接して付勢する場合を説明したが、かかる場合に限られない。例えば、楔部材Xの他方の先端部である頭部X1と当接して付勢してもよく、また、押圧部2aが楔部材Xに当接する場合だけでなく、押圧部2a及び楔部材X間に互いに嵌合可能な中間部材を介在させて付勢してもよい。要するに、楔部材Xが離脱する方向に楔部材Xに対して付勢手段2の付勢する力が作用(伝達)すればよい。
また、本実施形態にかかる楔離脱装置は、第2規制手段4が被固定部材Yを係止する場合を説明したが、第2規制手段4が固定部材Zを係止してもよく、また、被固定部材Y及び固定部材Zの両方を係止してもよい。
また、本実施形態にかかる楔離脱装置は、第2規制手段4が係止部材4bを備えて構成される場合を説明したが、かかる場合に限定されず、要するに、楔部材Xが離脱する方向と直交方向に楔部材Xに対して装置本体1が相対変位するのを規制する構成であればよい。例えば、第2規制手段が、装置本体のみで構成されてもよい。具体的には、装置本体は、被固定部材Y又は固定部材Zの少なくとも一部を収容し、収容される部位を係止して、楔部材Xが離脱する方向と直交方向に、楔部材Xに対して相対変位するのを規制する第2規制手段を備えてもよい。
さらに、例えば、装置本体1は、凹状の収容部4aと、収容部4aに接続され、かかる接続部で回動可能な回動部を備え、収容部4a及び回動部は、被固定部材Y又は固定部材Zの少なくとも一部を収容し、収容される部位を係止して、楔部材Xが離脱する方向と直交方向に、楔部材Xに対して相対変位するのを規制するように構成されてもよい。具体的には、被固定部材Y又は固定部材Zを収容部4aに収容させた後に、回動部を回動させて被固定部材Y又は固定部材Zを係止可能に固定させてもよい。
また、本実施形態にかかる楔離脱装置は、収容部4a及び係止部材4bにそれぞれ嵌合部6a,6bを備える場合を説明したが、係止部材4bは、固定手段を介して収容部4aに固定されてもよい。
また、本実施形態にかかる楔離脱装置は、延長部材5を備える場合を説明したが、延長部材5は必須でない。例えば、延長部材5がなくても、被固定部材Yに装置本体1を取付可能であれば、延長部材5は不要である。
また、本実施形態にかかる楔離脱装置は、延長部材5が保持部5b,5bを備える場合を説明したが、延長部材5は、被固定部材Yに固定可能な固定手段を備えてもよい。
また、本考案にかかる楔離脱装置は、楔部材X、被固定部材Y、又は固定部材Zの形状に対応して、収容部4aの内幅寸法や腕部3bの長さ寸法が調整可能であったり、押圧部2aが交換可能であって、楔部材Xと当接する部位(面)の形状を変更可能であったりしてもよい。さらに、腕部3bが交換可能であって、突起部3aの形状を変更可能に構成されてもよい。
本考案の一実施形態にかかる楔離脱装置の全体図であって、斜視図を示す。 同実施形態にかかる楔離脱装置の全体図であって、楔部材への付勢を開始した状態における側面図を示す。 同実施形態にかかる楔離脱装置の全体図であって、図2のA−A線における断面図を示す。 同実施形態にかかる楔離脱装置の全体図であって、楔部材が離脱した状態における側面図を示す。 従来における、楔部材で被固定部材に固定される固定部材の要部概略図であって、斜視図を示す。 従来における楔部材の離脱方法を説明する要部概略図であって、平面図を示す。
符号の説明
1…装置本体、2…付勢手段、3…第1規制手段、4…第2規制手段、4a…収容部、4b…係止部材、6,6a,6b…嵌合部、W…挿入孔、X…楔部材、Y…被固定部材、Z…固定部材

Claims (5)

  1. 被固定部材及び固定部材の間隙で形成される挿入孔にテーパ状の先端部から楔部材を押し込むことにより、被固定部材及び固定部材の何れか一方が他方を係止して、固定部材が被固定部材に固定されるのに対し、挿入孔から楔部材を離脱させて固定を解除する楔離脱装置であって、装置本体に設けられ、楔部材が離脱する方向に楔部材を付勢する付勢手段と、被固定部材又は固定部材を係止して、楔部材を付勢する反力によって装置本体が反対側に移動するのを規制する第1規制手段とを備えることを特徴とする楔離脱装置。
  2. 付勢手段は、楔部材との当接を維持しつつ、楔部材を付勢するように構成される請求項1に記載の楔離脱装置。
  3. 被固定部材又は固定部材を係止して、装置本体が楔部材に対して楔部材が離脱する方向と直交方向に相対変位するのを規制する第2規制手段を備える請求項1又は2に記載の楔離脱装置。
  4. 第2規制手段は、装置本体に設けられる収容部と、収容部内に装着可能な係止部材とを備えて構成され、収容部及び係止部材は、被固定部材又は固定部材の少なくとも一部を収容し、且つ収容される部位を係止可能に構成される請求項3に記載の楔離脱装置。
  5. 収容部及び係止部材は、楔部材が離脱する方向に互いに摺動可能な嵌合部をそれぞれ備え、係止部材は、嵌合部同士を摺動させて収容部に装着されるように構成される請求項4に記載の楔離脱装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010100346A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Kusano Sangyo Kk 長尺レール取り卸し装置

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JP2010100346A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Kusano Sangyo Kk 長尺レール取り卸し装置

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