JP3135597U - 椅子の背もたれ取り付け部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】本考案は、結合強度に優れ、弾性的傾斜ができ、背もたれのぐらつきや不完全な固定といった状況がなく、効果的に製品の組立品質を増進し、製品の競争力を向上する椅子の背もたれ取り付け部材の提供することを目的とする。
【解決手段】本考案の椅子の背もたれ取り付け部材は、主に優れた弾性を備えた基材を背もたれと相互に結合される背もたれ支持枠の間に設置し、前記基材の中段部位に中間座部を埋設し、前記中間座部の中央に貫通状の中央孔を設け、中央ボルトを貫通させて背もたれ支持枠上に対応して設置されたネジ孔内に螺合させ結合と位置決めとを形成し、複数の側端座部が基材の周縁部位に対称に埋設され、前記側端座部の中央に貫通状の孔部が設けられ、サイドボルトを貫通させて背もたれ上に対応して設置されたネジ孔内に螺合させ、前記基材が力を受けて弾性的に変形する特性により前記背もたれに背もたれ支持枠に相対する弾性的偏移を生じさせる。
【選択図】図1
【解決手段】本考案の椅子の背もたれ取り付け部材は、主に優れた弾性を備えた基材を背もたれと相互に結合される背もたれ支持枠の間に設置し、前記基材の中段部位に中間座部を埋設し、前記中間座部の中央に貫通状の中央孔を設け、中央ボルトを貫通させて背もたれ支持枠上に対応して設置されたネジ孔内に螺合させ結合と位置決めとを形成し、複数の側端座部が基材の周縁部位に対称に埋設され、前記側端座部の中央に貫通状の孔部が設けられ、サイドボルトを貫通させて背もたれ上に対応して設置されたネジ孔内に螺合させ、前記基材が力を受けて弾性的に変形する特性により前記背もたれに背もたれ支持枠に相対する弾性的偏移を生じさせる。
【選択図】図1
Description
本考案は椅子の背もたれ取り付け部材の改良構造に関し、特に、優れた弾性変形と構造強度とを備えた、椅子の背もたれ取り付け部材に関する。
従来の椅子の背もたれ構造は、その多くが片状の背もたれを直接座席パッド(または手すり)の後方辺縁部に固定するか、背もたれフレームが背もたれ後方に延伸され、この背もたれを背もたれフレーム上に結合させるものであり、これにより固定式(移動不能)の背もたれ組立て構造が形成される。
また、別に座席パッド後方辺縁部に湾曲と弾性変形とが可能なフレームを背もたれに接続した構造があり、このフレームの弾性変形特性を利用し、背もたれを後方へ傾ける動作ができるようになっているものがあり、このような構造はより優れた使用上の快適さが得られる。
しかしながら、上述の従来の後方へ傾けることができる椅子の背もたれ構造は、剛性(変形不能)の取り付け部材により背もたれと関連装置(フレーム)を結合させているため、取り付け部材が背もたれとフレームとの間に完全に固定されている場合、背もたれがフレームの弾性変形方向のみに湾曲できるだけであり(即ち前傾または後傾)、このように方向の変化に乏しい支持効果では、座ったときの快適さの要求を満たすことは難しい。取り付け部材と背もたれまたはフレームとの間に間隙を残し、背もたれをフレームに相対して異なる各方向に傾斜させる空間を形成した場合、背もたれに方向の変化を備えた支持効果を生むことはできるが、この背もたれは固定が不完全であるため容易にぐらつきや揺れを生じ、間接的に消費者の製品に対する信頼と使用感とが損なわれてしまうため、これは応用上の大きな欠点となっている。
従来の椅子の背もたれ取り付け部材に上述のような欠点があることに鑑みて、本考案の考案者はこれら欠点について改善方法を研究し、本考案が生まれるに至ったものである。
本考案の主な目的は、結合強度に優れ、弾性的傾斜ができ、且つ背もたれのぐらつきや不完全な固定といった状況がなく、効果的に製品の組立て品質を増進し、製品の競争力を向上することができる、椅子の背もたれ取り付け部材を提供することにある。
本考案の別の目的は、構造上極めて簡易で、製造コストを効果的に抑えることができる、椅子の背もたれ取り付け部材を提供することにある。
本考案の上述の目的及び効果を達するため、採用する技術手段は次を含む。湾曲変形可能な弾性を備え、背もたれと相互に結合される背もたれ支持枠の間に設置された基材と、剛性に優れ、前記基材の中段部に埋設された中間座部と、剛性に優れ、基材の周縁部に対称に埋設された複数の側端座部と、を含み、そのうち前記中間座部は中央に貫通状の中央孔が設けられ、中央結合部材を貫通させて背もたれ支持枠上の対応する部位内に伸入させ結合を形成することができ、前記側端座部は中央に貫通状の孔部が設けられ、側端結合部材を貫通させて背もたれ上の対応する部位内に伸入させ結合を形成することができる。
上述の構造により、本考案の椅子の背もたれ取り付け部材は、結合強度に優れ、弾性的傾斜ができ、且つ背もたれのぐらつきや不完全な固定といった状況がなく、効果的に製品の組立て品質を増進し、製品の競争力を向上することができると共に、構造上極めて簡易で、製造コストを効果的に抑えることができる。
本考案の詳細な構造、応用原理、作用及び効果について、完全な理解を促すため、以下、図面を参照しながら説明する。
図1に本考案の立体斜視図を示す。同時に図2の断面図を参照するとはっきり分かるように、本考案の取り付け部材Aは主に、基材1、中間座部2及び複数の側端座部3を含んで成り、そのうち、前記基材1は優れた弾性を備えた軟質材料(例:硬質ゴム)から成り、外力の作用を受けて回復可能な湾曲やひねり変形をすることができる。前記中間座部2は硬質且つ優れた剛性を備えた材料(例:プラスチックや金属)から成り、前記基材1の中段(または中央)部に埋設され、前記中間座部2は中央に貫通された中央孔21が形成され、前記中央孔21は一端に凹部22が設けられ、他端に横方向に延伸された弧形凹部23が設けられる。前記複数の側端座部3も硬質且つ剛性を備えた材料(例:プラスチックや金属)から成り、基材1の周縁部位に対称に埋設され、各側端座部3の中央に貫通された孔部31が形成され、且つ、前記孔部31の弧形凹部23に臨む側の一端に凹部32が設けられると共に、前記側端座部3の前記凹部32の反対側の周縁部に複数の尖錐凸部33が設けられる。
図3及び図4に本考案の取り付け状態を示す立体図及び取り付け部位断面図をそれぞれ示す。前記の2つの図に示すように、取り付け時には、前記取り付け部材Aの中間座部2の弧形凹部23が背もたれ支持枠4の横方向架設部位に装着され、中央ボルト24を凹部22の一端から前記中央孔21に貫通させ、且つ背もたれ支持枠4上に対応して設置されたネジ孔内に螺合し、結合と位置決めとを形成する。その後、さらに側端座部3の複数の尖錐凸部33を椅子の背もたれ5の表面に挿入して位置決めを形成し、複数のサイドボルト34を凹部32の一端から前記孔部31に貫通させ、さらに背もたれ5上に対応して設置されたネジ孔内に螺合させ、結合を形成する。これにより、前記背もたれ5は前記取り付け部材Aを介して背もたれ支持枠4としっかりとした結合を形成することができる。
図5及び図6に本考案の実際の使用時の背もたれの各傾斜動作図を示す。前記2つの図に示すように、使用時には、前記背もたれ5、及び背もたれ支持枠4は前記取り付け部材Aの基材1が力を受けて弾性的に湾曲できる特性を利用し、前記背もたれ5に使用者の座る姿勢の違いに合わせて相対する弾性的な縦方向の傾斜または横方向のひねりを形成させ、優れた支持効果を提供することができる。
本考案の上述のような構造は、中間座部22と背もたれ支持枠4との結合、及び側端座部33と背もたれ5との結合共に、完全に密着した状態に取り付けられるため、いかなる間隙や緩みもなく、且つ、基材1の弾性変形を利用して背もたれ5、背もたれ支持枠4の間に傾斜やひねりを提供するため、実際の応用時にぐらつきや揺れといった状況が発生せず、使用者が品質不良の使用感を覚えるのを効果的に防止することができる。且つ、その部材の組立て及び結合方式はすべて極めて簡易で高い強度を備えており、効果的に製造コストを抑えることができるだけでなく、使用寿命を延長することができ、製品全体の競争力を増進することができる。
上述から分かるように、本考案の椅子の背もたれ取り付け部材の改良構造は、結合強度に優れ、構造が簡易でコストが低いという効果を確実に備えており、産業的利用価値、新規性、進歩性を確かに備えている。
1 基材
2 中間座部
3 側端座部
4 背もたれ支持枠
5 背もたれ
21 中央孔
22 凹部
23 弧形凹部
24 中央ボルト
31 孔部
32 凹部
33 尖錐凸部
34 サイドボルト
A 取り付け部材
2 中間座部
3 側端座部
4 背もたれ支持枠
5 背もたれ
21 中央孔
22 凹部
23 弧形凹部
24 中央ボルト
31 孔部
32 凹部
33 尖錐凸部
34 サイドボルト
A 取り付け部材
Claims (5)
- 椅子の背もたれ取り付け部材であって、
少なくとも、湾曲変形可能な弾性を備え、背もたれと相互に結合される背もたれ支持枠の間に設置される基材と、
剛性に優れ、前記基材の中段部位に埋設された中間座部と、
剛性に優れ、前記基材の周縁部位に対称に埋設された複数の側端座部と、を含み、
そのうち前記中間座部は中央に貫通された中央孔が設けられ、中央結合部材を貫通させて背もたれ支持枠上の対応する部位内に伸入させ結合を形成することができ、
前記側端座部は中央に貫通された孔部が設けられ、側端結合部材を貫通させて背もたれ上の対応する部位内に伸入させ結合を形成することができることを特徴とする椅子の背もたれ取り付け部材。 - 前記中間座部の中央孔の前記背もたれ支持枠に面する片側の周縁部に弧形凹部が設けられ、前記背もたれ支持枠の表面に対応して装着されることを特徴とする請求項1に記載の椅子の背もたれ取り付け部材。
- 前記側端座部の前記背もたれに面する片側に複数の尖錐凸部が設けられ、前記背もたれの表面に挿入するために用いられることを特徴とする請求項1に記載の椅子の背もたれ取り付け部材。
- 前記中央結合部材及び前記側端結合部材がボルトであることを特徴とする請求項1に記載の椅子の背もたれ取り付け部材。
- 前記中央孔の背もたれ支持枠に対向する側とは反対側の端部と、前記孔部の背もたれに対向する側とは反対側の端部にそれぞれ凹部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の椅子の背もたれ取り付け部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007005348U JP3135597U (ja) | 2007-07-11 | 2007-07-11 | 椅子の背もたれ取り付け部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007005348U JP3135597U (ja) | 2007-07-11 | 2007-07-11 | 椅子の背もたれ取り付け部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3135597U true JP3135597U (ja) | 2007-09-20 |
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Family Applications (1)
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JP2007005348U Expired - Fee Related JP3135597U (ja) | 2007-07-11 | 2007-07-11 | 椅子の背もたれ取り付け部材 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3135597U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018007727A (ja) * | 2016-07-11 | 2018-01-18 | 株式会社内田洋行 | 椅子 |
US11103069B2 (en) | 2017-06-20 | 2021-08-31 | Kokuyo Co., Ltd. | Chair |
-
2007
- 2007-07-11 JP JP2007005348U patent/JP3135597U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2018007727A (ja) * | 2016-07-11 | 2018-01-18 | 株式会社内田洋行 | 椅子 |
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