JP3135501B2 - 光コネクタ - Google Patents

光コネクタ

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JP3135501B2
JP3135501B2 JP08184351A JP18435196A JP3135501B2 JP 3135501 B2 JP3135501 B2 JP 3135501B2 JP 08184351 A JP08184351 A JP 08184351A JP 18435196 A JP18435196 A JP 18435196A JP 3135501 B2 JP3135501 B2 JP 3135501B2
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frame
optical connector
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peripheral surface
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正洋 中嶋
広行 鴇田
淳司 平
浩二 皆見
達夫 腰越
信雄 鈴木
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セイコーインスツルメンツ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コアの偏心調整を
容易に行えることができるようにしたキーリング調整付
き光コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ同士の接続は、フェルール内
に光ファイバを固定し、このフェルールをハウジング内
に組込み、両プラグ同士をアダプタ内で互いに対向整列
させる構成が一般に用いられている。
【0003】この種の光コネクタは図3及び図4に示さ
れるように、光ファイバを固定したフェルール101を
収納するためのフレーム102と、アダプタ(図示して
ない)に螺着されるカップリングナット103とを備
え、フレーム102の外周面に設けられた溝104にキ
ーリング105を嵌め込む際にその突起105Aをフレ
ーム102の外周に設けられたいずれかの溝106に係
入させることにより、キー105Bをフレーム102の
外周上の所定の位置に設定する構成となっている。 そ
こで、フェルール内に固定されたファイバ中心のずれの
半径方向とキーリングを同一方向に合わせるキーリング
位置設定(以下、偏心調整と呼ぶ)を行った後に、偏心
調整した光コネクタ100同士をアダプタ内に挿入する
と同時に、図示しないアダプタの両端に設けたキー溝に
係入して、2つの光コネクタのキーリングの突起105
Bが常に一直線上にくるように対向接続させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、光ファイ
バの対向接続時において両光ファイバ間で最良の接続を
行うためには、まずキーリング105をフレーム102
から外した状態でファイバの中心位置のずれを検知し、
その後、このずれ方向と同一となるようにキーリング1
05の突起105Aを所要の溝106に係入させる必要
があった。
【0005】しかるに、従来の機構では、一度溝に装着
してしまうとキーが外しにくく、最良なキーリング設定
位置を求めるためには、キーリング105の複数の着脱
による調整作業を行うのに不便であるという問題点を有
していた。
【0006】本発明の目的は、したがって、光コネクタ
のキーリングを取り外すことなしに光ファイバの偏心調
整を簡単に行うことができるようにした光コネクタを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の発明の特徴は、光ファイバを固定したフェルールを収
納するためのフレームと、該フレームの先端から嵌め込
まれて該フレームの外周面に装着されるキーリングとを
備えて成る光コネクタにおいて、前記フレームの外周面
に軸線方向に沿って前記フレームの先端に向けて延びる
弾発係止片を設けると共に、前記キーリングの前記フレ
ームへの嵌め込みによって前記弾発係止片と係合する切
欠部を前記キーリングの外縁部に複数設け、前記切欠部
と前記弾発係止片との係合状態を前記フレームの先端部
から解除しうるようにした点にある。
【0008】この構成によれば、キーリングをフレーム
に嵌め合わせて押し込むことにより、いずれかの切欠部
をフレームに設けられた弾発係止片に係合させ、キーリ
ングがフレームに所定の状態で固定される。この結果、
最良な偏心位置を求めるためにキーリングを他の溝に設
定するには、切欠部と弾発係止片の係合状態はフレーム
の先端部からの操作で容易に解除することがで、弾発係
止片を別の切欠部に係合させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例につき詳細に説明する。
【0010】図1は本発明による光コネクタの実施の形
態の一例を示す斜視図、図2は図1に示した光コネクタ
の分解斜視図である。図1及び図2に示す光コネクタ1
は、光ファイバを固定したフェルール2を収納するため
のフレーム3と、フレーム3の先端31から嵌め込まれ
てフレーム3の外周面32に装着されるキーリング4と
を備えている。フレーム3の外周面32には、フレーム
3の軸線方向に沿ってその先端31に向けて延びる弾発
係止片35が設けられている。
【0011】本実施の形態では、フレーム3を所要の可
撓性を有する材料(例えばプラスチック、リン青銅、
等)から形成し、フレーム3の周壁にコ字状スリット3
6を設けることにより形成された舌片35Aの自由端部
に、係止片35Bを形成することによって弾発係止片3
5がフレーム3と一体に設けられている。係止片35B
は先端31から離れるに従って厚みが増す段部として形
成されている。したがって、キーリング4とフレーム3
の先端31からフレーム3に嵌め込んだ場合、キーリン
グ4が係止片35Bを通過する場合にはキーリング4に
よって先端35Bはフレーム3内に押し込まれ、キーリ
ング4が通過し終るとその弾力によって元の状態に復帰
し、係止片35Bをキーリング4の外縁部41に形成さ
れた切欠部42に係入させることができる構成となって
いる。
【0012】キーリング4の切欠部42は、90度間隔
で4つ形成されており、いずれかの切欠部42もキーリ
ング4の内縁部43がフレーム3の外周面32に形成さ
れた鍔部37の前面に当接した状態で先端35Bがそこ
に係入すると、キーリング4はフレーム3の外周面32
上で周方向及び軸線方向のいずれにも移動することが許
されない状態となる。したがって、キーリング4の外縁
部41に形成されたキー44を外周面32の所定の入り
に位置決めして固定することができる。なお、符号5は
アダプタ(図示していない)のネジと結合するカップリ
ングナットである。
【0013】光コネクタ1は上述の如く構成されている
のでキーリング4のキー44の位置は、例えば図1に符
号6で示される治具を用いてフレーム3の先端31側よ
り簡単に変更することができる。すなわち、治具6は、
その一端縁61にキーリング4の4つの切欠部42に相
応した4つの突片62が一体に延設されたリング状部材
である。この治具6をフレーム3の先端31から嵌め込
み、突片62を対応する切欠部42に間入させることに
より、突片62によって係止片35Bをフレーム3内に
押し下げてキーリング4のロック状態を解除することが
できる。したがって、この解除状態において治具6を回
転させることによりキーリング4を外周面32上に回転
させ、係止片35Bを別の切欠部42に係入させてキー
44の位置を変更することができる。このように、光コ
ネクタ1においてはキー44の位置を、フレーム3の先
端31からの操作で容易に変更することができるので便
利である。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如く、光コネク
タのキーリングを取り外すことなく、極めて簡単な操作
で光ファイバの偏心調整を誰でも行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光コネクタの実施の形態の一例を
示す斜視図。
【図2】図1に示した光コネクタの分解斜視図。
【図3】従来の光コネクタの外観を示す斜視図。
【図4】図3に示した従来の光コネクタの分解斜視図。
【符号の説明】
1 光コネクタ 2 光ファイバを固定したフェルール 3 フレーム 4 キーリング 31 先端 32 外周面 35 弾発係止片 42 切欠部 44 キー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 皆見 浩二 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 ナス テック工業株式会社内 (72)発明者 腰越 達夫 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 ナス テック工 株式会社内 (72)発明者 鈴木 信雄 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 ナス テック工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−7829(JP,A) 特開 平4−97107(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/36 - 6/38

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバを固定したフェルールを収納
    するためのフレームと、前記フレームの先端から嵌め込
    まれて前記フレームの外周面に装着されるキーリングと
    を備えて成る光コネクタにおいて、前記フレームの周壁に前記フレーム内に押し込まれる係
    止片を一体に形成し、 前記フレームの外周面に軸線方向
    に沿って前記フレームの先端に向けて延びる、一つある
    いは複数の弾発係止片を設けたことを特徴とする光コネ
    クタ。
  2. 【請求項2】 前記キーリングは、前記フレームへの嵌
    め込みによって前記弾発係止片と係合する切欠部を前記
    キーリングの外縁部に一つあるいは複数設けたことを特
    徴とする請求項1記載の光コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記係止片は、フレームと一体に形成さ
    れた舌片の自由端部に形成されることを特徴とする請求
    項1記載の光コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記弾発係止片の舌片の自由端部に設け
    られた係止片は、前記フレームの先端から離れるに従っ
    て厚みが増す段部であることを特徴とする請求項1記載
    の光コネクタ。
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