JP3135233U - 傘 - Google Patents

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上野康男
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Abstract

【課題】
本考案は、一般に広く使用する雨傘及びパラソルに関するものであり、特に風による破損や吹き飛びを防止することを目的とするものである。 従来は、特殊な材料を使用するために実質的にかなり高価なものとなる上に不安定なものとか、破損防止効果が限定されたものが見られる。
【解決手段】
外骨部材の一部にシートと反対側に中心をずらしたコイルスプリング形状を用いることで特別な材料を使用することなく必要個所に充分な可撓性を有する外骨部材を特徴とすることで外形美観及び耐久性を損ねることなく、強風による破損防止効果が大きく、安定して支持できる傘を提供するものである。
【選択図】 図1

Description

本考案は、一般に広く使用する雨傘及びパラソルに関するものであり、特に形状美観や耐久性を損なわずに風による破損や吹き飛びを防止することを目的とするものである。
従来、雨傘及びパラソルにおいては、風による破損及び手や支持台からの吹き飛びが問題であり、人身事故の原因ともなり得るものとして対策が求められている。
対策技術としては、傘の一部又は全てを形状記憶合金などの超弾性材料で製作する案や、布を2枚にして隙間から風を抜く方式のものが提案されている。
特開平7―31505 特開平11―169216 詳細の効果については明らかではないが、文献1によるものは、特殊な材料を使用するために実質的にかなり高価なものとなる他、風に煽られると何処がどのように変形するかが不明であり、変形の仕方によっては更により大きな風力を受け、手で支えきれなくなる場合や、危険な形状に変形する可能性がある。 また、文献2によるものは、強風時に、もっとも大きな荷重を受ける傘の周辺部に対する対策が無い為に、破損防止の効果は限定されたものとなる。
本考案は、上記背景の下に成立するものであり、本考案の第1の手段は、中軸先端に設けたハブに複数の内骨部材を回動自在に軸支し、中軸の中間部に摺動自在に設けた中間ハブに複数の連結杵を回動自在に軸支し、各内骨部材と各連結杵を回動自在に連結して開閉する傘において、各内骨部材の連結杵との連結部より先端側を外骨部材とし、その一部をシート側に突出しない様にコイル中心を外骨部材のシートと反対側に寄せた状態で密着巻きコイルスプリング状に形成したことによって可撓性を有するごとくなしたことを特徴とする傘を提供するものである。
本考案の第2の手段は、外骨部材の一部をシート側に突出しない様にコイル中心を外骨部材のシートと反対側に寄せた状態で密着巻きコイルスプリング状に形成し、更に先端付近をシート側に突出しない様にコイル中心を外骨部材のシートと反対側に寄せた状態で圧縮コイルスプリング状に形成したことを特徴とする第1の手段記載の傘を提供するものである。
本考案は、通常の傘における各内骨部材の連結杵との連結部より先端側を外骨部材とし、その一部をシート側に突出しない様にコイル中心を外骨部材のシートと反対側に寄せた状態で密着巻きコイルスプリング状に形成したことによって可撓性を有するごとくなした外骨部材を設けことによって形状美観及び耐久性を損なわずに、強風に対する破損を防止するだけでなく、手で支える力も大幅に軽減できる安全な傘を提供することが出来るものである。
また、可撓性を得る為の手段としてコイル中心を外骨部材のシートと反対側に寄せた状態のコイルスプリング形状を用いることで特別な材料を使用することなく形状美観及び耐久性を損なわずに、必要個所に充分な可撓性を容易に得ることが出来るものである。
本考案の傘の構造は、中軸先端に設けたハブに複数の内骨部材を回動自在に軸支し、中軸の中間部に摺動自在に設けた中間ハブに複数の連結杵を回動自在に軸支し、各内骨部材と各連結杵を回動自在に連結して開閉する傘において、各内骨部材の連結杵との連結部より先端側を外骨部材とし、その一部をシート側に突出しない様にコイル中心を外骨部材のシートと反対側に寄せた状態でコイルスプリング状に形成したことによって可撓性を有するごとくなした構造の傘である。
以下図について本考案の実施形態について説明する。
図1は本考案の一実施形態の構造を示す側面図であり、図2はその作用を示す部分拡大図である。
図1及び図2において中軸1の先端にはハブ2が固着され、該ハブには複数の内骨部材3がその一端で回動自在に軸支され、中軸1の中間部に摺動自在に設けた中間ハブ4には複数の連結杵5をその一端で回動自在に軸支されており、内外骨部材3と各連結杵5の他端を夫々回動自在に連結して開閉する傘において、各内骨部材3の連結杵5との連結部より先端側を外骨部材8とし、その一部を簡略化して2点鎖線で表示しているシート11側に突出しない様に、コイル中心を外骨部材8のシート11と反対側に寄せた状態で中心を内側に寄せてコイルスプリング状に形成したことによって可撓性を有するごとくなした構造とした傘である。 6は持ち手である。
外骨部材8に充分な可撓性を持たせるためには、外骨部材8全体をピアノ線又はバネ用ステンレス線などの弾性材料で構成するとともに、一部をシート側に突出しない様にコイル中心を外骨部材のシート11と反対側に寄せた状態で密着巻きのコイルスプリング形状部7とし、更に先端に近い部分にシート側に突出しない様にコイル中心を外骨部材のシート11と反対側に寄せた状態で、隙間を空けて巻いたいわゆる圧縮コイルスプリング形状部9とすることが実用上は望ましい。 特に密着巻きの密着度を高めて、いわゆる初張力を高めておくと、荷重がその初張力以内の範囲では剛性の高い特性を保つので、通常時に外骨としての安定した形状を保つことが出来る。 10はシート11を取り付けるための樹脂部材である。
更に、図示しないが複数の外骨部材8におけるコイルスプリング形状部7及び圧縮コイルスプリング形状部9の長手方向の位置は、隣り合った外骨部材8同士で少しずらして設けるのが望ましい。 このようにすることによって、傘を閉じた時にコイルスプリング形状部7及び圧縮バネ形状部9が互いに干渉せずに細く閉じることが出来る。
図1及び図2に示す本考案の作用について説明する。
今、左側から強風が吹いた場合、前記初張力以上の荷重が加わると外骨部材8は密着巻きのコイルスプリング形状部7の可撓性によって矢印Aの方向に大きく撓む。 このことによってシート11は風下に靡き、傘の風圧中心が中軸1よりも風下方向に移動するのでこの状態で安定し、更に風に煽られることがなくなる。 従って、傘の他の部分への過大な荷重は働かず、手で支える力も増大しないので安全に傘をさしていることが出来るものである。 屋外にパラソルを固定して設置している場合においても、設置支持台に過大な力がかかることが無く安全である。 尚、外骨部材8が変形した分、傘の有効面積は減少するが、風が弱まれば自動的に復旧する。
また、万一上向きの風で煽られた場合には、外骨部材8は矢印Bの方向に撓み外周部が風になびいた状態となる。 外部のシート11が椀状に形成されていると、シートが反転する過程でその周辺に強い引張り荷重が生じ、その反力によって外骨部材8に過大な圧縮応力が生じる。 これまでの傘はこの応力に耐えられず、骨が破損したりシートが千切れたりする。 しかし、本考案の傘は、この応力を先端部の圧縮コイルスプリング形状部9が吸収することで外骨部材8の破損を防止し、反転したシート11も容易に元に戻すことが出来る。 尚、この反転状態では、外周部が風に靡いているので風を受ける傘の面積は平常状態の3分の1以下になり、また椀状でなくなるので風の力を大幅に軽減することが出来る。
更に、コイルスプリング形状部7及び9は、シート11側に突出しないようコイルの中心を外骨8のシート11と反対側に寄せて形成されている為に、傘全体の形状、美観を損ねることが無く、シート11との接触によってこれを磨耗、破損することを防止することが出来る為、傘の耐久性を大幅に伸ばすことが出来る。 外骨部材8に充分な靭性を持たせる為には比較的太い巻き径のコイルスプリングが必要となり、このような太いスプリングを上記のごとく中心をずらすことなく配置すると、傘の形状、美観を大きく損ねるだけでなくシート11と突出したスプリングとの強い接触の為のこの部分の耐久性を大幅に損ねることとなる。
以上の説明で明らかなごとく、本考案の傘は、強風での破損防止効果が大きく又、強風時にも煽られることが少なく安定して傘を支持することが出来る為、吹き飛び事故の防止効果も極めて著しい。
本考案の一実施形態の構造を示す側面図である。 本考案の一実施形態の作用を示す部分拡大側面図である。
符号の説明
1:中軸
2:ハブ
3:内骨部材
4:中間ハブ
5:連結杵
6:持ち手
7:コイルスプリング形状部
8:外骨部材
9:圧縮コイルスプリング形状部
10:樹脂部材
11:シート

Claims (2)

  1. 中軸先端に設けたハブに複数の内骨部材を回動自在に軸支し、中軸の中間部に摺動自在に設けた中間ハブに複数の連結杵を回動自在に軸支し、各内骨部材と各連結杵を回動自在に連結して開閉する傘において、各内骨部材の連結杵との連結部より先端側を外骨部材とし、その一部をシート側に突出しない様にコイル中心を外骨部材のシートと反対側に寄せた状態で密着巻きコイルスプリング状に形成したことによって可撓性を有するごとくなしたことを特徴とする傘。
  2. 外骨部材の一部をシート側に突出しない様にコイル中心を外骨部材のシートと反対側に寄せた状態で密着巻きコイルスプリング状に形成し、更に先端付近の一部をシート側に突出しない様にコイル中心を外骨部材のシートと反対側に寄せた状態で圧縮コイルスプリング状に形成したことを特徴とする請求項1記載の傘。
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