JP3134960B2 - 複合電力ケーブルの撚合せ方法及び装置 - Google Patents
複合電力ケーブルの撚合せ方法及び装置Info
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- JP3134960B2 JP3134960B2 JP04072624A JP7262492A JP3134960B2 JP 3134960 B2 JP3134960 B2 JP 3134960B2 JP 04072624 A JP04072624 A JP 04072624A JP 7262492 A JP7262492 A JP 7262492A JP 3134960 B2 JP3134960 B2 JP 3134960B2
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- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ケーブル等の情報通信
ケーブルを複合した電力ケーブルの撚合せ方法及び装置
に関するものである。
ケーブルを複合した電力ケーブルの撚合せ方法及び装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は光ケーブル等の情報通信ケーブル
を複合した電力ケーブルの撚合せ構造の一例の横断面図
である。図面に示すように、電力ケーブルコア1の3心
を撚合せた外側の相隣るケーブルコア1のなす間隙に光
ケーブル等の情報通信ケーブル2が燃合されている。
を複合した電力ケーブルの撚合せ構造の一例の横断面図
である。図面に示すように、電力ケーブルコア1の3心
を撚合せた外側の相隣るケーブルコア1のなす間隙に光
ケーブル等の情報通信ケーブル2が燃合されている。
【0003】図2は上述のような撚合せ構造を得る従来
の撚合せ装置の一例の線図的側面図である。図面におい
て、1は電力ケーブルコア、2は光ケーブル等の情報通
信ケーブル、3は電力ケーブル用目板、7は回転式引取
装置、8はダイス装置、10は得られた複合電力ケーブル
の撚合せ構造体である。通常の電力ケーブルコアのみを
撚合せるのと同様に、3心の電力ケーブルコア1を電力
ケーブル用目板3を通じて引出し、ダイス装置8に導入
する。一方情報通信ケーブル2は電力ケーブル用目板の
適当な位置に設けたガイド口を通じて引出され、ダイス
装置8に導入される。そして、引取装置7を回転させる
ことにより、電力ケーブルコア1と情報通信ケーブル2
は上記ダイス装置にて一括して撚合され、撚合せ構造体
10が得られる。
の撚合せ装置の一例の線図的側面図である。図面におい
て、1は電力ケーブルコア、2は光ケーブル等の情報通
信ケーブル、3は電力ケーブル用目板、7は回転式引取
装置、8はダイス装置、10は得られた複合電力ケーブル
の撚合せ構造体である。通常の電力ケーブルコアのみを
撚合せるのと同様に、3心の電力ケーブルコア1を電力
ケーブル用目板3を通じて引出し、ダイス装置8に導入
する。一方情報通信ケーブル2は電力ケーブル用目板の
適当な位置に設けたガイド口を通じて引出され、ダイス
装置8に導入される。そして、引取装置7を回転させる
ことにより、電力ケーブルコア1と情報通信ケーブル2
は上記ダイス装置にて一括して撚合され、撚合せ構造体
10が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の撚合せ
方法は、光ケーブル等の情報通信ケーブルを電力ケーブ
ルコアの一つと見なして撚合せているもので、特別な準
備なしに撚合せが出来るという利点がある。しかしなが
ら、一般に情報通信ケーブルの外径は電力ケーブルコア
外径の1/2以下であるため、図4に示すように、情報
通信ケーブル2が相隣る電力ケーブルコア1間にはさみ
込まれて過度な側圧が加わり、特に光ケーブルの場合は
伝送ロス増になるという問題を避けることが出来なかっ
た。
方法は、光ケーブル等の情報通信ケーブルを電力ケーブ
ルコアの一つと見なして撚合せているもので、特別な準
備なしに撚合せが出来るという利点がある。しかしなが
ら、一般に情報通信ケーブルの外径は電力ケーブルコア
外径の1/2以下であるため、図4に示すように、情報
通信ケーブル2が相隣る電力ケーブルコア1間にはさみ
込まれて過度な側圧が加わり、特に光ケーブルの場合は
伝送ロス増になるという問題を避けることが出来なかっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解消し、複合される情報通信ケーブルの側圧等による品
質低下を防止した複合電力ケーブルの撚合せ方法とその
装置を提供するものである。その第1の特徴は、電力ケ
ーブルコアと、このコアより小径の情報通信ケーブルと
を同一方向、同一ピッチで撚合せる複合電力ケーブルの
撚合せ方法であって、まず電力ケーブルコアの複数心撚
合せ、続いて既に撚合された電力ケーブルコアの撚り溝
に情報通信ケーブルを撚合せる撚合せ方法にある。第2
の特徴は、電力ケーブルコアをガイドする目板と、目板
よりも下流に配置され、前記コアよりも小径の情報通信
ケーブルをガイドする目板と、情報通信ケーブル用目板
の中心に固定されて電力ケーブルコアを撚合せる電力ケ
ーブル用ダイスと、既に撚合された電力ケーブルコアの
撚り溝に情報通信ケーブルを撚合せる情報通信ケーブル
用ダイスとを具える撚合せ装置にある。
解消し、複合される情報通信ケーブルの側圧等による品
質低下を防止した複合電力ケーブルの撚合せ方法とその
装置を提供するものである。その第1の特徴は、電力ケ
ーブルコアと、このコアより小径の情報通信ケーブルと
を同一方向、同一ピッチで撚合せる複合電力ケーブルの
撚合せ方法であって、まず電力ケーブルコアの複数心撚
合せ、続いて既に撚合された電力ケーブルコアの撚り溝
に情報通信ケーブルを撚合せる撚合せ方法にある。第2
の特徴は、電力ケーブルコアをガイドする目板と、目板
よりも下流に配置され、前記コアよりも小径の情報通信
ケーブルをガイドする目板と、情報通信ケーブル用目板
の中心に固定されて電力ケーブルコアを撚合せる電力ケ
ーブル用ダイスと、既に撚合された電力ケーブルコアの
撚り溝に情報通信ケーブルを撚合せる情報通信ケーブル
用ダイスとを具える撚合せ装置にある。
【0006】
【実施例】図1は本発明の撚合せ方法に用いる撚合せ装
置の具体例の線図的側面図である。図面に示すように、
本発明の撚合せ装置においては、電力ケーブルコア1を
ガイドする電力ケーブル用目板3の次に、情報通信ケー
ブル2をガイドする情報通信ケーブル用目板4を配置
し、続いて全体を撚合せる第2ダイス6が配置されてお
り、上記情報通信ケーブル用目板4の中心には電力ケー
ブルコア1のみを撚合せる第1ダイス5が固定されてい
る。
置の具体例の線図的側面図である。図面に示すように、
本発明の撚合せ装置においては、電力ケーブルコア1を
ガイドする電力ケーブル用目板3の次に、情報通信ケー
ブル2をガイドする情報通信ケーブル用目板4を配置
し、続いて全体を撚合せる第2ダイス6が配置されてお
り、上記情報通信ケーブル用目板4の中心には電力ケー
ブルコア1のみを撚合せる第1ダイス5が固定されてい
る。
【0007】電力ケーブルコア1は電力ケーブル用目板
3に設けられたガイド口を通して引出され、情報通信ケ
ーブル用目板4の中心部に固定された第1ダイス5に導
入され、引取装置7の回転により上記第1ダイス5内に
て電力ケーブルコア1のみが撚合される。一方光ケーブ
ル等の情報通信ケーブル2は、電力ケーブル用目板3及
び情報通信ケーブル用目板4に設けられたガイド口を通
って引出され第2ダイス6に導入される。そして、第2
ダイス6において、既に撚合されている電力ケーブルコ
ア1に複合され、複合電力ケーブルの撚合せ構造体10が
得られる。
3に設けられたガイド口を通して引出され、情報通信ケ
ーブル用目板4の中心部に固定された第1ダイス5に導
入され、引取装置7の回転により上記第1ダイス5内に
て電力ケーブルコア1のみが撚合される。一方光ケーブ
ル等の情報通信ケーブル2は、電力ケーブル用目板3及
び情報通信ケーブル用目板4に設けられたガイド口を通
って引出され第2ダイス6に導入される。そして、第2
ダイス6において、既に撚合されている電力ケーブルコ
ア1に複合され、複合電力ケーブルの撚合せ構造体10が
得られる。
【0008】
【作用】上述した本発明の撚合せ方法及び装置を用いて
複合電力ケーブルの撚合せ構造体を形成するときは、既
に撚合された電力ケーブルコア上に情報通信ケーブルを
撚合せ複合するので、情報通信ケーブルが図4のように
相隣る電力ケーブルコアの間に入り込む余地は全くな
く、電力ケーブルコア間にはさみ込まれることがなくな
る。
複合電力ケーブルの撚合せ構造体を形成するときは、既
に撚合された電力ケーブルコア上に情報通信ケーブルを
撚合せ複合するので、情報通信ケーブルが図4のように
相隣る電力ケーブルコアの間に入り込む余地は全くな
く、電力ケーブルコア間にはさみ込まれることがなくな
る。
【0009】本発明の撚合せ方法及び装置を用いて、光
ケーブル1心及びエアブロン光ファイバ用パイプ2心を
複合した電力ケーブル(600V、CVT 、3×600mm2)の撚
合せを行なったところ、光ケーブル及びエアブロン光フ
ァイバ用パイプが電力ケーブルにはさみ込まれることな
く、品質良好な複合電力ケーブルを製造することが出来
た。
ケーブル1心及びエアブロン光ファイバ用パイプ2心を
複合した電力ケーブル(600V、CVT 、3×600mm2)の撚
合せを行なったところ、光ケーブル及びエアブロン光フ
ァイバ用パイプが電力ケーブルにはさみ込まれることな
く、品質良好な複合電力ケーブルを製造することが出来
た。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の撚合せ方
法及び装置を用いることにより、複合される情報通信ケ
ーブルが相隣る電力ケーブルコア間にはさみ込まれて側
圧を受けることがないので、品質良好な複合電力ケーブ
ルを製造することが出来る。従って、光複合電力ケーブ
ル、金属導体通信ケーブル複合電力ケーブル、エアブロ
ン光ファイバー用パイプ複合電力ケーブル等の製造に利
用するとき、極めて効果的である。
法及び装置を用いることにより、複合される情報通信ケ
ーブルが相隣る電力ケーブルコア間にはさみ込まれて側
圧を受けることがないので、品質良好な複合電力ケーブ
ルを製造することが出来る。従って、光複合電力ケーブ
ル、金属導体通信ケーブル複合電力ケーブル、エアブロ
ン光ファイバー用パイプ複合電力ケーブル等の製造に利
用するとき、極めて効果的である。
【図1】本発明の撚合せ装置の具体例の線図的側面図で
ある。
ある。
【図2】従来の撚合せ装置の一例の線図的側面図であ
る。
る。
【図3】複合電力ケーブルの撚合せ構造の一例の横断面
図である。
図である。
【図4】従来の撚合せ方法による問題点の説明図であ
る。
る。
1 電力ケーブルコア 2 情報通信ケーブル 3 電力ケーブル用目板 4 情報通信ケーブル用目板 5 第1ダイス 6 第2ダイス 7 回転式引取装置 10 撚合せ構造体
Claims (2)
- 【請求項1】 電力ケーブルコアと、このコアより小径
の情報通信ケーブルとを同一方向、同一ピッチで撚合せ
る複合電力ケーブルの撚合せ方法であって、 まず、前記電力ケーブルコアを複数心撚合せ、続いて既
に撚合された電力ケーブルコアの撚り溝に 上記情報通信
ケーブルを撚合せることを特徴とする複合電力ケーブル
の撚合せ方法。 - 【請求項2】 電力ケーブルコアをガイドする目板と、前記目板よりも下流に配置され、前記コアよりも小径の
情報通信ケーブルをガイドする目板と、 前記情報通信ケーブル用目板の中心に固定されて電力ケ
ーブルコアを撚合せる電力ケーブル用ダイスと、 既に撚合された電力ケーブルコアの撚り溝に情報通信ケ
ーブルを撚合せる情報通信ケーブル用ダイスとを具える
ことを特徴とする複合電力ケーブルの撚合せ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04072624A JP3134960B2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 複合電力ケーブルの撚合せ方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04072624A JP3134960B2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 複合電力ケーブルの撚合せ方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05234435A JPH05234435A (ja) | 1993-09-10 |
JP3134960B2 true JP3134960B2 (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=13494733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04072624A Expired - Fee Related JP3134960B2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 複合電力ケーブルの撚合せ方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3134960B2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-21 JP JP04072624A patent/JP3134960B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05234435A (ja) | 1993-09-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |