JP3134822U - 隠蔽試験紙 - Google Patents
隠蔽試験紙 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3134822U JP3134822U JP2007004505U JP2007004505U JP3134822U JP 3134822 U JP3134822 U JP 3134822U JP 2007004505 U JP2007004505 U JP 2007004505U JP 2007004505 U JP2007004505 U JP 2007004505U JP 3134822 U JP3134822 U JP 3134822U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- test paper
- wavelength
- repair
- silver
- gray
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Paper (AREA)
Abstract
【解決手段】補修用着色塗料の調色工程において用いられる隠蔽試験紙であって、グレー部分及びシルバー部分を有し、上記グレー部分の表面の波長400〜700nmにおける105度最高反射率は、上記シルバー部分の表面の波長400〜700nmにおける105度最高反射率の0.8〜1.2倍である隠蔽試験紙。
【選択図】図3
Description
以下、本考案を詳細に説明する。
上記反射率は、例えば、型式MA61B(X−rite社製)等の測色計によって測定し決定することができる。
特に、上記補修対象となる物品が自動車車体、自動車用部品等である場合、上記同一色調とする対象となる、補修を施さない部分の塗膜としては、例えば、ベース塗膜及びクリヤー塗膜を含む複層塗膜を挙げることができる。
上記補修用着色塗料は、例えば、補修を施さない部分の塗膜を形成するのに使用した塗料、または、補修を施さない部分の塗膜が上記複層塗膜の場合は、ベース塗膜を形成するのに使用したベース塗料と同様のもの、比較的低温で硬化するもの、及び、室温で硬化するもの等であることが好ましい。上記補修用着色塗料としては、溶剤系塗料であっても、水性塗料であってもよい。特に、本考案の隠蔽試験紙は、調色工程における補修用着色塗料の塗り重ね回数を低減できるものであるため、補修用着色塗料が水性塗料であっても、要する時間が大幅に増加するということはない。また、上記補修用着色塗料は、自動車車体又は自動車用部品用のものであってもよく、一般に自動車補修用着色塗料として用いられるものを挙げることができる。
上記補修用着色塗料としては、フリップフロップ性を有する塗膜を形成することができる塗料であることが好ましく、具体的には、上記光輝材顔料を含んでいるものを挙げることができる。
上記補修用クリヤー塗料は、例えば、補修を施さない部分のクリヤー塗膜を形成するのに使用したクリヤー塗料と同様のもの、比較的低温で硬化するもの、及び、室温で硬化するもの等を挙げることができる。
150×200mm、厚さが0.5mmのアート紙に対して、型式MA61B(X−rite社製測色計)を用いて測定した結果が、無彩色のグレー部分の表面の波長400〜700nmにおける105度最高反射率が5%、45度反射率が17%となり、かつ、無彩色のシルバー部分の表面の波長400〜700nmにおける105度最高反射率が5%、45度反射率が4%となるようにグレー部分とシルバー部分とが3cm角の市松模様に印刷し、図3に示した模様を有する隠蔽試験紙を作成した。なお、各数値は表1に示す。
なお、105度最高反射率は、測定用光源の色温度wp約3000ケルビンに設定し、数学的処理によって設定光源をD65光源、視野を10度とし、コンピュータ解析によって得られた数値データから決定した。
比較対象として、市販の白グレー隠蔽試験紙及びJIS K 5600−4−1に規定の隠蔽率試験紙を使用して、白部、グレー部及び黒部の表面の波長400〜700nmにおける105度最高反射率及び45度の反射率を、型式MA61Bを用いて測定した。結果を表1に示す。
製造例1で得られた隠蔽試験紙に塗色がトヨタ1CO(シルバー色)のnaxオーデベース(日本ペイント社製水性ベース塗料、塗料設計段階において、下地を完全に隠蔽する膜厚、かつ、上層にクリヤー塗膜を形成した複層塗膜での400〜700nmにおける105度最高反射率及び45度反射率は6%及び25%であった。)を、1回の塗布が乾燥膜厚2〜3μmとなるようにスプレー塗布し、得られた塗膜に対して45度の角度の入射光の正反射光の方向を0度として105度の反射光の方向から目視観察して、グレー部分とシルバー部分とで色の差を確認した。色の差がある場合は、さらにnaxオーデベース塗料を塗り重ねて塗布し、色の差がなくなるまで繰り返した。要した塗布回数を表2に示す。比較対象として上記白グレー隠蔽試験紙及び白黒隠蔽試験紙を用いて同様の評価を行った。結果を表2に示す。
塗色をトヨタ1C0に代えて、表2に示す通りの各色としたこと以外は、実施例1と同様にして、グレー部分とシルバー部分とで目視にて色の差がなくなるまでに要した塗布回数の評価を行った。さらに比較対象として上記白グレー隠蔽試験紙及び白黒隠蔽試験紙を用いて同様の評価を行った。結果を表2に示す。
なお、使用した各色は、それら塗料の設計段階において、下地が完全に隠蔽する膜厚における塗膜の105度最高反射率及び45度の反射率が予め決定しており、その数値を表2に示す。
使用した各塗色の正式名称は、下記の通りである。
1C0:トヨタシルバー(シルバー色)
1E7:トヨタシルバーマイカ(シルバーマイカ色)
1F2:トヨタプレミアムシルバー(シルバー色)
1D2:トヨタグレーM(グレーシルバー色)
2 正反射光
3 正面方向
4 スカシ方向
5 塗板
Claims (6)
- 補修用着色塗料の調色工程において用いられる隠蔽試験紙であって、
グレー部分及びシルバー部分を有し、
前記グレー部分の表面の波長400〜700nmにおける105度最高反射率は、前記シルバー部分の表面の波長400〜700nmにおける105度最高反射率の0.8〜1.2倍である
ことを特徴とする隠蔽試験紙。 - 補修用着色塗料の調色工程において用いられる隠蔽試験紙であって、
グレー部分及びシルバー部分を有し、
前記グレー部分の表面の波長400〜700nmにおける105度最高反射率は、前記シルバー部分の表面の波長400〜700nmにおける105度最高反射率の0.8〜1.2倍であり、
前記シルバー部分は、フリップフロップ性を有する
ことを特徴とする隠蔽試験紙。 - 補修用着色塗料の調色工程において用いられる隠蔽試験紙であって、
グレー部分及びシルバー部分を有し、
前記グレー部分の表面の波長400〜700nmにおける105度最高反射率は、前記シルバー部分の表面の波長400〜700nmにおける105度最高反射率の0.8〜1.2倍であり、
前記グレー部分の表面の波長400〜700nmにおける105度最高反射率及び前記シルバー部分の表面の波長400〜700nmにおける105度最高反射率は、15%以下である
ことを特徴とする隠蔽試験紙。 - 補修用着色塗料の調色工程において用いられる隠蔽試験紙であって、
グレー部分及びシルバー部分を有し、
前記グレー部分の表面の波長400〜700nmにおける105度最高反射率は、前記シルバー部分の表面の波長400〜700nmにおける105度最高反射率の0.8〜1.2倍であり、
前記グレー部分と前記シルバー部分とが、市松模様を形成している
ことを特徴とする隠蔽試験紙。 - 補修用着色塗料の調色工程において用いられる隠蔽試験紙であって、
グレー部分及びシルバー部分を有し、
前記グレー部分の表面の波長400〜700nmにおける105度最高反射率は、前記シルバー部分の表面の波長400〜700nmにおける105度最高反射率の0.8〜1.2倍であり、
表面に耐水処理を施した
ことを特徴とする隠蔽試験紙。 - 補修用着色塗料の調色工程において用いられる隠蔽試験紙であって、
グレー部分及びシルバー部分を有し、
前記グレー部分の表面の波長400〜700nmにおける105度最高反射率は、前記シルバー部分の表面の波長400〜700nmにおける105度最高反射率の0.8〜1.2倍であり、
前記シルバー部分は、フリップフロップ性を有し、
前記グレー部分の表面の波長400〜700nmにおける105度最高反射率及び前記シルバー部分の表面の波長400〜700nmにおける105度最高反射率は、15%以下である
ことを特徴とする隠蔽試験紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007004505U JP3134822U (ja) | 2007-06-14 | 2007-06-14 | 隠蔽試験紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007004505U JP3134822U (ja) | 2007-06-14 | 2007-06-14 | 隠蔽試験紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3134822U true JP3134822U (ja) | 2007-08-23 |
Family
ID=43285377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007004505U Expired - Lifetime JP3134822U (ja) | 2007-06-14 | 2007-06-14 | 隠蔽試験紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3134822U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008307477A (ja) * | 2007-06-14 | 2008-12-25 | Nippon Paint Co Ltd | 隠蔽試験紙及び補修用着色塗料の色調確認方法 |
CN114720667A (zh) * | 2020-12-22 | 2022-07-08 | 丰田自动车株式会社 | 涂料的遮盖性实验方法 |
-
2007
- 2007-06-14 JP JP2007004505U patent/JP3134822U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008307477A (ja) * | 2007-06-14 | 2008-12-25 | Nippon Paint Co Ltd | 隠蔽試験紙及び補修用着色塗料の色調確認方法 |
CN114720667A (zh) * | 2020-12-22 | 2022-07-08 | 丰田自动车株式会社 | 涂料的遮盖性实验方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5567297B2 (ja) | 塗膜形成方法 | |
US8071170B2 (en) | Method of forming multi-layered patterned coating film | |
CN101952377B (zh) | 油漆组合物,用其形成漆膜的方法以及漆膜 | |
US9080915B2 (en) | System for matching color and coarseness appearance of coatings | |
JP2007216220A (ja) | 複層模様塗膜形成方法 | |
JP6372036B2 (ja) | 調色補助カード、調色補助カードセット、塗料の調色方法及び補修塗装方法 | |
JP3134822U (ja) | 隠蔽試験紙 | |
JPH1028926A (ja) | メタリック塗膜構造及びメタリック塗膜の形成方法 | |
JPS59216659A (ja) | 塗膜形成方法 | |
JP2008307477A (ja) | 隠蔽試験紙及び補修用着色塗料の色調確認方法 | |
JP4824958B2 (ja) | メタリック塗料組成物、塗膜形成方法、塗膜構造及び塗装物品 | |
JP3234753B2 (ja) | 光輝顔料含有塗膜の色調判定方法 | |
JP5881719B2 (ja) | 複層塗膜の形成方法及び複層塗膜 | |
KR20050047475A (ko) | 도장 방법 | |
JPH01108278A (ja) | メタリック塗膜 | |
JP2004271467A (ja) | メタリック塗色における意匠性の評価方法及び塗装物品 | |
JP4290837B2 (ja) | メタリック塗膜の形成方法 | |
JP4226743B2 (ja) | 複層塗膜の補修塗装方法 | |
JP6688784B2 (ja) | シボ面を有するエラストマースキンを製造する方法 | |
JP4712630B2 (ja) | 多層塗膜の補修方法およびそれから得られた被塗物 | |
JP2008307476A (ja) | プライマーサーフェーサーの塗色決定方法、及び、補修塗膜形成方法 | |
JPH10202186A (ja) | 光輝性塗膜の欠陥を補修する方法 | |
CN109808407A (zh) | 一种漆板铁画的制作方法 | |
JPS59160571A (ja) | 塗装仕上げ方法 | |
JP3213239B2 (ja) | 赤系塗色の補修塗装方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100801 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120801 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120801 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130801 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |