JP3134687U - 植木鉢給水具 - Google Patents

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Abstract

【課題】長期間にわたって適当な給水が可能となる植木鉢給水具を提供する。
【解決手段】柔軟性のあるパイプ2の中に毛細管現象物質3を詰め込み、その先端に毛細管現象をさせる棒状の差込み体4を取り付けることにより、植木鉢給水具1を構成した。植木鉢給水具1の基端部1Aを給水容器の水の中に入れ、先端部1Bを植木鉢の土の中に差し込むと、毛細管現象により植木鉢へ少しずつ供給される。
【選択図】図1

Description

本考案は、植木鉢に長期間にわたって少しづつ給水することが出来る植木鉢給水具に関するものである。
花や木を植えている植木鉢には、定期的に給水してやる必要がある。しかしながら、旅行等に出かけて長期間家を留守にする場合、給水する者が居なくなってしまう。そこで、従来は、鉢皿等を用いて水分を補給することが行われていた。
図4は、鉢皿を用いて植木鉢に給水するやり方を示す図である。図4において、11は植木、12は土、13は植木鉢、14は水、15は鉢皿である。鉢皿15に水14を入れ、その中に植木鉢13を置いておく。
そうしておくと、鉢皿15の水14は、植木鉢13の底に開けられている穴(図示せず)から植木鉢13の中に入り、植木11に水分が補給される。その補給は、鉢皿15内の水14がなくなるまでの期間にわたって行われる。
前記した鉢皿を用いて行う従来の給水には、次のような問題点があった。
第1の問題点は、なるべく長期間に渡って給水出来るようにと、大きくて深い鉢皿を用いると、植木に根腐れを起こさせてしまうという点である。深さの深い鉢皿を使用して水を大量に入れておくと、確かに長期間に渡って水がなくなることはない。しかし、常に水がたっぷりと供給されているために、しばしば植木の根を腐らせてしまうことがあり好ましくない。
第2の問題点は、長期間にわたる給水をすることが出来ないという点である。根腐れを起こさせないようにするためには、浅い鉢皿を用いて給水するほかないが、そうすると、入れておける水の量も多くない上、大気に接している面積が大であるため水の蒸発も盛んになり、長期間にわたっての給水は出来なくなる。
本考案は、以上のような問題点を解決することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本考案の植木鉢給水具は、水を通さない材質で作られ、且つ柔軟性を有するパイプと、該パイプ内に詰め込まれ、毛細管現象を生ぜしめる毛細管現象物質とから構成される。これが基本的な構成であるが、その一方の端部を植木鉢の土へ差し込み易くするため、その一方の端部に、毛細管現象はするよう保ちつつ合成繊維を硬く固めて棒状に形成された差込み体の後部を差し込んだ構成を、更に追加してもよい。
本考案の植木鉢給水具の好ましい構成例は、塩化ビニールで作られ、且つ柔軟性を有するパイプと、該パイプ内に毛細管現象を生ぜしめるよう詰め込まれたポリエステル繊維と、毛細管現象はするよう保ちつつポリエステル繊維を硬く固めて棒状に形成され、前記パイプの一方の端部に後部が差し込まれた差込み体とから成るという構成である。
なお、上記した植木鉢給水具において、パイプの端部の内、給水用の容器に入れる側の端部に、該端部が浮き上がるのを防止するおもりを取り付けるようにした構成とすることも出来る。
本考案の植木鉢給水具によれば、次のような効果を奏する。
1.毛細管現象により給水するから、給水は少しづつ行われ、植木が根腐れを起こすことがない。
2.毛細管現象により給水するから、長期間に渡って給水することが出来る。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本考案の植木鉢給水具を示す図である。図1において、1は植木鉢給水具、1Aは基端部、1Bは先端部、2はパイプ、3は毛細管現象物質、4は差込み体である。そして、図1(1)は植木鉢給水具1の全体を示し、図1(2)は(1)のX−X線での断面を示し、図1(3)は先端部1Bの構造を説明する図である。
図1(1)に示すように、植木鉢給水具1は、全体としては柔軟性のある細いパイプ状としておく。太さは、給水する植木鉢の大きさに応じて適宜決定される。大きな植木鉢用としては太いものとされ、小さな植木鉢用としては細いものとされる。例えば、鉛筆の太さ程度のものとすることも出来る。
図1(2)に示すように、植木鉢給水具1の断面は、柔軟性あるパイプ2の中に毛細管現象物質3が詰め込まれた構成とされる。パイプ2としては、水を通さない材質であって且つ柔軟性に優れた材質であることが必要である。そのようなものの例としては、ビニルで出来たパイプがある。毛細管現象物質3としては、合成繊維(例えば、ポリエステル繊維)を用いることが望ましい。
図1(3)に示すように、植木鉢給水具1の先端部1Bは、前記したような毛細管現象物質3が詰められたパイプ2の先端に、差込み体4の後部が矢印Aのように差し込まれて形成される。差込み体4としては、合成繊維を毛細管現象はするよう保ちつつ硬く固めたものを用いる。その硬さは、植木鉢の土に手の力で容易に差し込める程度の硬さを有していれば充分である。
なお、筆記具の芯には、合成繊維を固めて筆記の力に耐えるよう硬い棒状にし、毛細管現象でインクを少しづつ滲み出させるようにした芯(いわゆる繊維芯)があるが、これに類似したものとすればよい。
図2は、本考案の使用例を示す図である。符号は図1,図4のものに対応し、1は植木鉢給水具、5は給水容器、6は水、7は端部固定ブロックである。
給水容器5には水6が溜められ、底には端部固定ブロック7が置かれている。端部固定ブロック7は、植木鉢給水具1の基端部1Aを給水容器5の底に近い位置に固定するためのものである。
なお、植木鉢給水具1の基端部1Aは、端部固定ブロック7以外の適宜な手段により(例えば、小石を2,3個沈めて基端部1Aを挟むように置くとかして)、給水容器5の底に近い位置に固定することが出来るから、端部固定ブロック7は本考案に必須のものというわけではない。
基端部1Aが給水容器5内に固定された植木鉢給水具1は、パイプ2が柔軟性を有するパイプであるから、給水しようとしている植木鉢13に先端が届くよう適宜に曲げ、先端の差込み体4を植木鉢13の土12に差し込む。給水容器5内の水6は、植木鉢給水具1内の毛細管現象物質3に吸い上げられ、中を伝わって先端へ移動し、先端の差込み体4から土12へと給水される。パイプ2は水を通さない材質で作られているから、水がパイプ2の外表面に滲み出すことがなく、パイプ2の途中で無駄に失われることがない。
土12が水分をたっぷり含んでいると、毛細管現象により給水容器5から植木鉢13へ移動して行く水は少ないが、植木11に吸収されたり大気へ蒸発したりして土12の水分が少なくなると、移動して行く水は多くなる。
給水容器5から植木鉢13への給水は、土12の乾き具合に応じて毛細管現象により少しづつ行われるので、長期間にわたって給水を行うことが可能となる。従って、旅行等で長期間留守にする場合であっても、植木11を枯らしてしまうことがない。
図3は、端部固定ブロックの1例を示す図である。符号は図2のものに対応し、7Aはテーブル部、7Bは台部、7Cは基端部挿通穴である。端部固定ブロック7は水に沈む材質(例、レンガ材,コンクリート材)で作られ、円柱状の台部7Bと、その上に径大で一体に形成された円板状のテーブル部7Aとで構成される。そして、テーブル部7Aの周囲付近のところどころには、テーブル部7Aを上下に貫通する基端部挿通穴7Cが開けられている。
基端部挿通穴7Cの径は、植木鉢給水具1の基端部1Aを挿入して固定することが出来る大きさとされる。
図5は、本考案の他の使用例を示す図である。符号は図2のものに対応し、8はおもりである。図2の使用例は1つの給水容器5から1個の植木鉢13へ給水する例であったが、図5の使用例は2個の植木鉢13へ給水する例である。このように、手軽な植木鉢給水具1さえあれば、1つの給水容器5から任意の数の植木鉢へ給水することが出来る。
おもり8は、植木鉢給水具1の基端部1Aが浮き上がらないようにするためのものであり、必要に応じて装着することが出来る。おもり8は、例えば太い針金をコイル状に巻いた形状のものとすることが出来る。なお、そのコイルの内径は、基端部1Aを嵌め込むことが出来る大きさとしておく。
図6は、業務用の使用例を示す図である。図6において、符号は図2のものに対応し、9は台、20は導出パイプ、21は給水バルブ、22は給水パイプ、23は分岐部である。図6(1)は平面図、(2)は側面図(一部断面)である。
図2,図5等で述べたのは家庭での使用例であったが、本考案による植木鉢給水具1を用いての給水は、図6に示す如く業務用にも応用することが出来る。
ビニルハウス等の温室で、多数の植木鉢13に花等が栽培されていることがある。そのような多数の植木鉢13への給水を行う場合、1つの大きな給水容器5に水6を溜め、そこから給水バルブ21の付いた導出パイプ20で水を導出し、給水パイプ22,分岐部23,植木鉢給水具1を経て各植木鉢13と結ぶ。給水バルブ21を開くと、給水容器5の水6は給水パイプ22へ送られ、その水は分岐部23から植木鉢給水具1を通って植木鉢13へと少しづつ供給される。
このようにすれば、多くの植木鉢13に対し、人手を要することなく長期間にわたって少しづつ給水することが出来る。
なお、上記した例では、パイプ2の端部の内、植木鉢13の土12に差し込む側の端部に、差込み体4を取り付けたものを示したが、差込み体4は必ずしも取り付ける必要はない。なぜなら、小さな植木鉢用に用いるということでパイプ2を細いものとした場合、土12への端部の差し込みは容易に出来るので、わざわざ差込み体4を取り付けなくともよいからである。また、パイプ2を太くした場合でも、植木鉢13の土12を指で掘ってそこに端部を埋めるという具合にすることも出来るが、そのようにすれば差込み体4は不用となるからである。
本考案の植木鉢給水具を示す図 本考案の使用例を示す図 端部固定ブロックの1例を示す図 留守にする時の従来の植木鉢給水の仕方の1例を示す図 本考案の他の使用例を示す図 業務用の使用例を示す図
符号の説明
1…植木鉢給水具、1A…基端部、1B…先端部、2…パイプ、3…毛細管現象物質、4…差込み体、5…給水容器、6…水、7…端部固定ブロック、7A…テーブル部、7B…台部、7C…基端部挿通穴、8…おもり、9…台、11…植木、12…土、13…植木鉢、14…水、15…鉢皿、20…導出パイプ、21…給水バルブ、22…給水パイプ、23…分岐部

Claims (4)

  1. 水を通さない材質で作られ、且つ柔軟性を有するパイプと、
    該パイプ内に詰め込まれ、毛細管現象を生ぜしめる毛細管現象物質と
    から成ることを特徴とする植木鉢給水具。
  2. 水を通さない材質で作られ、且つ柔軟性を有するパイプと、
    該パイプ内に詰め込まれ、毛細管現象を生ぜしめる毛細管現象物質と、
    毛細管現象はするよう保ちつつ合成繊維を硬く固めて棒状に形成され、前記パイプの一方の端部に後部が差し込まれた差込み体と
    から成ることを特徴とする植木鉢給水具。
  3. 塩化ビニールで作られ、且つ柔軟性を有するパイプと、
    該パイプ内に毛細管現象を生ぜしめるよう詰め込まれたポリエステル繊維と、
    毛細管現象はするよう保ちつつポリエステル繊維を硬く固めて棒状に形成され、前記パイプの一方の端部に後部が差し込まれた差込み体と
    から成ることを特徴とする植木鉢給水具。
  4. パイプの端部の内、給水用の容器に入れる側の端部に、該端部が浮き上がるのを防止するおもりが取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1,2または3記載の植木鉢給水具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR101479851B1 (ko) * 2013-07-11 2015-01-14 위선정 화분 물 공급 장치
JP2016096754A (ja) * 2014-11-19 2016-05-30 株式会社岩や 壁面緑化パネル及び壁面緑化設備

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