JP3134350U - ドラム形自動製麹機に用いる空調装置 - Google Patents

ドラム形自動製麹機に用いる空調装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 空気を汚染することなく冷却及び除湿することにより、麹を衛生的に製造しかつ品質低下を防ぐことが可能な、自動製麹機に用いる空調装置を提供する。
【解決手段】 自動製麹機102に用いる空調装置1は、製麹ドラム104へ供給する空気に対して、冷却水を直接噴霧等することにより冷却及び除湿するのではなく、循環空気に対しては冷却水を循環水用配管11,12にて循環させ、外気に対しては冷却水を循環水用配管9,10にて循環させ、それぞれクーラー8,6にて冷却水に直接触れることなく間接的に冷却及び除湿するようにした。これにより、冷却水を直接使用することがないから、製麹ドラム104へ供給する空気は、冷却及び除湿の過程で冷却水により汚染されることがない。
【選択図】 図2

Description

本考案は、原料である米や麦等に麹菌が生育しやすいように、ドラム形自動製麹機内の温度及び湿度を制御するための空調装置に関するものである。
一般に、ドラム形自動製麹機(以下「自動製麹機」という)は、その内部の温度及び湿度を制御する(空調制御する)ことにより、米や麦等に麹菌を生育させて麹を製造する機器である。温度及び湿度を制御するのは、麹菌が生育する過程で発熱し水分が放出することから、その温度を一定に保ちながら除湿する必要があるからである。
このため、自動製麹機では、温度及び湿度を制御するための空調装置が必要になる。例えば、発熱の少ない原料に対しては、自動製麹機の製麹室内の空気を循環利用する空調装置が用いられる。一方、発熱の多い原料に対しては、効率の良い除湿及び温度低下を実現するために、製麹室外の外気を取り入れて循環利用する空調装置が用いられる。
図1は、自動製麹機に用いる従来の空調装置を示すフロー図である。この空調装置101は、外気を取り入れて循環利用する装置であり、ドラム型の自動製麹機102によって麹105を製造するために用いられる。つまり、麹支持台106上の原料に麹菌が生育するように、製麹ドラム104内の温度及び湿度を制御することにより、麹105を製造する。
まず、全体の構成について説明する。製麹ドラム104は、断熱パネルで構成された保温箱103の内部に設けられ、外気温の影響を受けないで内部温度を保持するようになっている。また、製麹ドラム104には、麹105の温度を検出するための温度センサー109、その内部に冷却及び除湿した空気を供給するためのドラム内ダクト108、原料から生育した麹105を支持するための麹支持台106、及び、ターボファン111によって製麹ドラム104内の空気を保温箱103へ排出し、さらに排吸気ダクト110へ導くための排気口107が設けられている。
空調装置101は、ターボファン111により保温箱103から吸い込む循環空気と、空調装置101の外部から取り込む外気(酸素)とを排吸気ダクト110にて混合し、混
合空気を調風塔112にて冷却及び除湿する。そして、水切りダクト119に設けられた温度センサー129にて混合空気の温度を計測し、所定の温度になるように循環ダクト118に設けられたヒーター126を制御して、ドラム内ダクト108を介して温度制御された混合空気(冷却及び除湿された所定の温度の混合空気)を製麹ドラム104へ吹き込む。ここで、水切りダクト119は、ヒーター126により混合空気が温度上昇することに伴って生じる余剰水分を除去する。また、電動式バルブ127は、所定量の混合空気が製麹ドラム104へ吹き込まれるように開度制御されている。
空調装置101は、保温箱103から吸い込む循環空気と外部から取り込む外気とを、それぞれ電動式ダンパ120,121を開度制御して、循環空気の吸い込み量及び外気の取り込み量が所定の割合になるように調節する。また、調風塔112において、ターボファン111によって供給された混合空気に対して、冷却清水が、電動式バルブ125の開度制御により冷却清水用配管117から散水パイプ116を介して噴霧される。また、冷却水123は、手動バルブ124が開状態の場合に、循環ポンプ113により循環水用配管114から散水パイプ115を介して噴霧される。調風塔112内の混合空気に噴霧された冷却清水及び冷却水123は、調風塔112に再び冷却水123として蓄えられる。この場合、空調装置101は、調風塔112の下部に設けられた温度センサー122にて冷却水123の温度を計測し、冷却水123が所定の温度になるようにヒーター128を制御する。
次に、図1に示した空調装置101による空調制御の動作について説明する。図示しない制御手段は、製麹ドラム104内に設けられた温度センサー109から麹105の温度を計測し、麹105の生育のために設定された設定温度と比較し、麹105の温度が上昇して設定温度になった場合、ターボファン111へ運転指令を出力する。これにより、ターボファン111の運転が開始し、保温箱103内の空気が排吸気ダクト110へ吸い込まれる。その際、外気が排吸気ダクト110へ取り込まれる。
そして、排吸気ダクト110にて混合された混合空気は、調風搭112にて散水パイプ115,116からのシャワーにより冷却及び除湿される。ここで、図示しない制御手段は、電動式バルブ125の開度制御を行って冷却清水の供給量を調節する。また、調風塔112の下部に設けられた温度センサー122から冷却水123の温度を計測し、冷却水123が所定の温度になるようにヒーター128を制御する。
そして、冷却及び除湿された混合空気は、循環ダクト118に設けられたヒーター126により加熱され、その温度が所定の設定温度まで上昇する。そして、所定の温度の混合空気は、ドラム内ダクト108を介して製麹ドラム104へ吹き込まれる。ここで、図示しない制御手段は、水切りダクト119に設けられた温度センサー129から混合空気の温度を計測し、混合空気が所定の設定温度になるようにヒーター126を制御する。
このようにして、冷却及び除湿されて所定の温度になった混合空気が製麹ドラム104へ吹き込まれることにより、麹105の温度は低下する。そして、麹105の温度が下降して設定温度になると、ターボファン111へ停止指令を出力し、混合空気の循環、外気の取り込み及び製麹ドラム104への吹き込みを停止する。
このような自動製麹機に用いる空調装置の例として、特許文献1に記載のものが知られている。
特開2000−189149号公報
前述のように、自動製麹機に用いる従来の空調装置では、調風搭112において冷却清水及び冷却水123を直接使用して混合空気へ噴霧することにより、製麹ドラム104へ供給する混合空気を冷却及び除湿している。しかしながら、冷却清水及び冷却水123は汚染されている可能性があり、冷却清水及び冷却水123の噴霧により、製麹ドラム104へ供給する混合空気も汚染されてしまうことがあり得る。したがって、麹105は、汚染された混合空気の影響を受けて雑菌汚染されてしまうことから、麹105の製造が衛生的でなく品質が低下するという問題があった。
本考案は上記の問題点を解消するためになされたものであり、その目的は、空気を汚染することなく冷却及び除湿することにより、麹を衛生的に製造しかつ品質低下を防ぐことが可能な、自動製麹機に用いる空調装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案は、原料から麹菌を育成して麹を製造するドラム形自動製麹機に用いられ、該自動製麹機における製麹環境からの循環空気と外気とを前記製麹環境へ供給すると共に、前記製麹環境を空調制御する空調装置において、前記製麹環境から循環空気を吸い込むと共に、外気を取り込む吸引機と、前記吸引機により吸い込まれた循環空気を、第1の配管に循環させた冷却水を用いて冷却する第1の冷却部と、前記吸引機により取り込まれた外気を、第2の配管に循環させた冷却水を用いて冷却する第2の冷却部とを備え、前記第1の冷却部により冷却された循環空気と、前記第2の冷却部により冷却された外気とを前記製麹環境へ供給することを特徴とする。
また、本考案は、さらに、前記吸引機により外気を取り込む際に、該外気に含まれる雑菌を除去するためのフィルタを備えたことを特徴とする。
また、本考案は、さらに、前記第1の冷却部により冷却された循環空気を、予め設定された温度に加熱する第1の加熱部と、前記第2の冷却部により冷却された外気を、予め設定された温度に加熱する第2の加熱部とを備え、前記第1の冷却部及び第1の加熱部が、前記循環空気を吸い込むための循環吸込路に設けられ、前記第2の冷却部及び第2の加熱部が、前記外気を取り込むための外気取込路に設けられていることを特徴とする。
以上説明したように、本考案によれば、製麹環境へ供給する循環空気及び外気を、循環させた冷却水を用いて冷却及び除湿するようにした。すなわち、循環空気及び外気に対して冷却水を直接噴霧等するのではなく、冷却水に触れることなく間接的に用いて冷却及び除湿するようにした。これにより、循環空気及び外気は冷却水により汚染されることがないから、麹を衛生的に製造することができ、品質低下を防ぐことが可能となる。
以下、本考案を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図2は、本考案の実施の形態による、ドラム形自動製麹機(以下「自動製麹機」という)に用いる空調装置を示すフロー図である。この空調装置1は、自動製麹機102によって麹105を製造するために用いられ、麹支持台106上の原料に麹菌が生育するように、製麹ドラム104内の温度及び湿度を制御することにより、麹105を製造する装置である。尚、図2に示す自動製麹機102、保温箱103、製麹ドラム104、麹支持台106、排気口107及びドラム内ダクト108は、図1に示したものと同一であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
図1に示した空調装置101と図2に示す空調装置1とを比較すると、両空調装置1,101共に、麹105が設定温度以上になったときに、冷却及び除湿した混合空気(外気と循環空気とを混合した空気)を製麹ドラム104内へ吹き込み、麹105の温度を下げる点で共通する。また、図1に示した空調装置101は、外気と循環空気とを混合し、冷却清水及び冷却水123を直接噴霧して混合空気を冷却及び除湿するのに対し、図2に示す空調装置1は、冷却水を直接的でなく間接的に使用して外気を冷却及び除湿し、同様に冷却水を直接的でなく間接的に使用して循環空気を冷却及び除湿する点で相違する。すなわち、図2に示す空調装置1には、循環空気を冷却及び除湿する第1の系統(循環吸込路)と、外気を取り込んで冷却及び除湿する第2の系統(外気取込路)との2つの系統を備えている。
まず、空調装置1の全体構成について説明する。製麹ドラム104は、保温箱103の内部に設けられている。また、製麹ドラム104には、温度センサー109、ドラム内ダクト108、麹支持台106及び排気口107が設けられている。
空調装置1は、ターボファン2により、保温箱103から排気ダクト13、クーラー8、循環ダクト4及び混合ダクト3を介して循環空気を吸い込み、空調装置1の外部から無菌フィルタ28、外気ダクト7、クーラー6、外気ダクト5及び混合ダクト3を介して外気を取り込む。この際に、循環空気及び外気は混合ダクト3にて混合される。そして、空調装置1は、混合空気を、ドラム内ダクト108を介して製麹ドラム104へ供給する。ここで、第1の系統は、排気ダクト13、クーラー8及び循環ダクト4を介して循環空気が流れる系統であり、第2の系統は、無菌フィルタ28、外気ダクト7、クーラー6及び外気ダクト5を介して外気が流れる系統である。
空調装置1は、クーラー8によって循環空気を冷却及び除湿する。冷却及び除湿のために、循環水用配管11,12及びクーラー8に循環する冷却水が用いられる。つまり、空調装置1は、冷却水を循環空気に直接的に触れさせることなく、循環させることによって間接的に循環空気を冷却及び除湿する。この場合、クーラー8の出口付近の循環ダクト4に設けられた温度センサー30にて、冷却及び除湿した循環空気の温度を計測し、所定の設定温度になるように、循環水用配管11に設けられた電動式バルブ32の開度を制御する。また、電動式ダンパ33を開度制御することにより、保温箱103からの循環空気の吸い込み量を調節する。手動バルブ35は、クーラー8が循環空気を冷却及び除湿する際に生じる水分を除去するため用いられる。
また、空調装置1は、循環ダクト4の下流側に設けられた温度センサー24にて、循環空気の温度を計測し、所定の設定温度になるように、循環ダクト4の上流側に設けられたヒーター26を制御する。
一方、空調装置1は、クーラー6によって外気を冷却及び除湿する。冷却及び除湿のために、循環水用配管9,10及びクーラー6に循環する冷却水が用いられる。つまり、空調装置1は、冷却水を外気に直接的に触れさせることなく、循環させることによって間接的に外気を冷却及び除湿する。この場合、クーラー6の出口付近の外気ダクト5に設けられた温度センサー29にて、冷却及び除湿した外気の温度を計測し、所定の設定温度になるように、循環水用配管9に設けられた電動式バルブ31の開度を制御する。また、手動バルブ36は、クーラー6が外気を冷却及び除湿する際に生じる水分を除去するため用いられる。
また、空調装置1は、外気ダクト5の下流側に設けられた温度センサー25にて、外気の温度を計測し、所定の設定温度になるように、外気ダクト5の上流側に設けられたヒーター27を制御する。
このようにして、循環空気及び外気は混合ダクト3にて混合される。この場合、空調装置1は、温度センサー34により温度を計測し、所定の設定温度になるように、電動式ダンパ22,23をそれぞれ開度制御し、循環空気の吸い込み量及び外気の取り込み量を調節する。また、電動式バルブ21は、所定量の混合空気を製麹ドラム104へ吹き込むように、電動式バルブ21を開度制御する。これにより、所定割合及び所定量の混合空気がドラム内ダクト108を介して製麹ドラム104へ吹き込まれる。
次に、図2に示した空調装置1による空調制御の動作について説明する。図示しない制御手段は、製麹ドラム104内に設けられた温度センサー109から麹105の温度を計測し、麹105の生育のために設定された設定温度と比較し、麹105の温度が上昇して設定温度になった場合、ターボファン2へ運転指令を出力する。これにより、ターボファン2の運転が開始し、保温箱103内の空気が排気ダクト13、クーラー8及び循環ダクト4を介して混合ダクト3へ吸い込まれる。その際、外気が無菌フィルタ28、外気ダクト7、クーラー6及び外気ダクト5を介して混合ダクト3へ取り込まれる。そして、混合ダクト3にて循環空気及び外気が混合される。
ここで、図示しない制御手段は、電動式ダンパ33の開度制御を行って循環空気の吸い込み量を調節し、温度センサー30により循環空気の温度を計測し、所定の設定温度になるように、電動式バルブ32の開度を制御してクーラー8へ供給する冷却水の量を調節する。これにより、循環空気が所定の設定温度になるように冷却され除湿される。そして、図示しない制御手段は、温度センサー24により循環空気の温度を計測し、所定の設定温度になるようにヒーター26を制御する。これにより、循環空気が所定の設定温度になるように加熱される。
また、図示しない制御手段は、温度センサー29により外部から取り込んだ外気の温度を計測し、所定の温度になるように、電動式バルブ31の開度を制御してクーラー6へ供給する冷却水の量を調節する。これにより、取り込んだ外気が所定の設定温度になるように冷却され除湿される。そして、図示しない制御手段は、温度センサー25により外気の温度を計測し、所定の設定温度になるようにヒーター27を制御する。これにより、外気が所定の設定温度になるように加熱される。
また、図示しない制御手段は、混合ダクト3にて混合された混合空気の温度を温度センサー34により計測し、所定の設定温度になるように、電動式ダンパ22,23を開度制御する。これにより、混合空気は所定の設定温度になるように混合ダクト3にて混合される。
このようにして、冷却及び除湿されて所定の設定温度になった混合空気は、ドラム内ダクト108を介して製麹ドラム108へ吹き込まれ、麹105の温度は低下する。そして、麹105の温度が下降して設定温度になると、ターボファン2へ停止指令を出力し、外気の取り込み、混合空気の循環及び製麹ドラム104への吹き込みを停止する。
以上のように、本考案の実施の形態による空調装置1によれば、製麹ドラム104へ供給する空気に対して、冷却水を直接噴霧等することにより冷却及び除湿するのではなく、循環空気に対しては冷却水を循環水用配管11,12にて循環させ、外気に対しては冷却水を循環水用配管9,10にて循環させ、それぞれクーラー8,6において冷却水に直接触れることなく間接的に冷却及び除湿するようにした。これにより、冷却水を直接使用することがないから、製麹ドラム104へ吹き込まれる空気は冷却水により汚染されることがない。したがって、麹は雑菌汚染され難くなり衛生的に製造することができ、品質低下を防ぐことが可能となる。
また、本考案の実施の形態による空調装置1によれば、外気ダクト7における外気の取り込み口に無菌フィルタ28を設けるようにした。これにより、外気を清浄することができるから、製麹ドラム104へ吹き込まれる空気は、汚染された外気の影響を受け難くなる。したがって、麹は一層雑菌汚染され難くなり衛生的に製造することができる。つまり、品質低下を一層防ぐことが可能となる。
また、本考案の実施の形態による空調装置1によれば、製麹ドラム104へ吹き込まれる空気は、排気ダクト13、クーラー8及び循環ダクト4を介して循環空気が流れる第1の系統と、無菌フィルタ28、外気ダクト7、クーラー6及び外気ダクト5を介して外気が流れる第2の系統とにより、混合ダクト3において循環空気と外気とが混合されて生成される。この場合、循環空気及び外気は、それぞれの系統において、クーラー8,6にて冷却及び除湿され、ヒーター26,27にて加熱される。これにより、循環空気と外気とを混合した混合空気を冷却及び除湿しさらに加熱する場合(図1に示した従来の空調装置を参照)に比べて、前記第1の系統及び第2の系統に設けられる機器をそれぞれ小さくすることができる。具体的には、図2において、クーラー8,6、ヒーター26,27の小型化を実現することが可能となる。
自動製麹機に用いる従来の空調装置を示すフロー図である。 本考案の実施の形態による、自動製麹機に用いる空調装置を示すフロー図である。
符号の説明
1,101 空調装置
2,111 ターボファン
3,4,118 混合ダクト
5,7 外気ダクト
6,8 クーラー
9,10,11,12,114 循環水用配管
13 排気ダクト
21,31,32,125 電動式バルブ
22,23,33,120,121,127 電動式ダンパ
24,25,29,30,34,109,122,129 温度センサー
26,27,126,128 ヒーター
28 無菌フィルタ
35,36,124 手動バルブ
102 自動製麹機
103 保温箱
104 製麹ドラム
105 麹
106 麹支持台
107 排気口
108 ドラム内ダクト
110 排吸気ダクト
112 調風塔
113 循環ポンプ
114 循環水用配管
115,116 散水パイプ
117 冷却清水用配管
119 水切りダクト
123 冷却水

Claims (3)

  1. 原料から麹菌を育成して麹を製造するドラム形自動製麹機に用いられ、該自動製麹機における製麹環境からの循環空気と外気とを前記製麹環境へ供給すると共に、前記製麹環境を空調制御する空調装置において、
    前記製麹環境から循環空気を吸い込むと共に、外気を取り込む吸引機と、
    前記吸引機により吸い込まれた循環空気を、第1の配管に循環させた冷却水を用いて冷却する第1の冷却部と、
    前記吸引機により取り込まれた外気を、第2の配管に循環させた冷却水を用いて冷却する第2の冷却部とを備え、
    前記第1の冷却部により冷却された循環空気と、前記第2の冷却部により冷却された外気とを前記製麹環境へ供給することを特徴とするドラム形自動製麹装置に用いる空調装置。
  2. 請求項1に記載の空調装置において、
    さらに、前記吸引機により外気を取り込む際に、該外気に含まれる雑菌を除去するためのフィルタを備えたことを特徴とするドラム形自動製麹機に用いる空調装置。
  3. 請求項1または2に記載の空調装置において、
    さらに、前記第1の冷却部により冷却された循環空気を、予め設定された温度に加熱する第1の加熱部と、
    前記第2の冷却部により冷却された外気を、予め設定された温度に加熱する第2の加熱部とを備え、
    前記第1の冷却部及び第1の加熱部が、前記循環空気を吸い込むための循環吸込路に設けられ、前記第2の冷却部及び第2の加熱部が、前記外気を取り込むための外気取込路に設けられていることを特徴とするドラム形自動製麹機に用いる空調装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5967686B1 (ja) * 2016-02-22 2016-08-10 竹内 忠司 寝台付き酵素温熱風呂

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