JP2024042625A - クリーンルーム用空調システム - Google Patents

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博文 荒井
哲雄 佐藤
雄大 内田
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Abstract

【課題】エネルギー効率のよいクリーンルーム用空調システムを提供する。【解決手段】 クリーンルーム用空調システム2は、温度を調節するための温度調節装置10と、絶対湿度を調節するための湿度調節装置20と、空気に含まれる埃等を除去するフィルター30と、圧力を調節するためのダンパー50と、温度センサ61と、湿度センサ62と、クリーン度センサ63と、各装置を制御する制御装置90と、を備える。湿度調節装置20は、外気を取り込んで所定の温度や湿度に調節した後、クリーンルームCRへ供給する。制御対象空間の絶対湿度を調節するためのものであり、天井裏ATに設けられた湿度調節用室内機22を備える。フィルター30は、温度調節用室内機12の内気送出口12Bに設けられる。ダンパー50は、クリーンルームCRの気圧を調節するためのものであり、躯体STの壁ST3に設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、クリーンルーム用空調システムに関する。
従来、半導体製造プロセス、薬品工場、食品工場、印刷工場、自動車部品工場における各設備において、加工装置は年間を通じて安定した運転状態を維持し、また停止状態においても装置自身の精度を維持するために安定した環境下におかれる必要がある。このため、加工装置は、ホコリが少なく温度制御がされたクリーンルームに配置されている。外気は、高温多湿の夏期や乾燥した寒い冬季などで大きく変化する。このため、チリ・ホコリなどを除去する作業に加え、エアコンディショナーにより外気を冷却除湿したり加熱加湿したりしてクリーンルーム内に導入している。
クリーンルーム内は夏季及び冬季を問わず所定温度にする必要があるため、夏季であっては、クリーンルーム内を循環した外気を一旦所定温度より低い温度まで冷却し、さらに所定温度になるようにエアコンディショナーで加熱している。特に冬季にあっては、取り込む外気が非常に冷たいのでエアコンディショナーで加熱する熱量が大きくなり電力消費が増大する(例えば、特許文献1)。
特開2007-155209号公報
しかしながら、特許文献1のクリーンルームでは、クリーンルームを加湿する際、外部から取り込んだ湿った外気と内気を混ぜて混合エアを得て、その後、所定の絶対湿度になるまで混合エアを冷却して除湿を行う。その後、所定の温度になるまで混合エアを加熱する。この方法によれば、所望の温度及び湿度のエアをつくることができるものの、湿度調節のために冷却加熱を行うことからエネルギー効率は非常に悪い。
本発明は、斯かる実情に鑑み、エネルギー効率のよいクリーンルーム用空調システムを提供しようとするものである。
本発明は、天井、床及び壁を備えた躯体であって、前記天井、前記床及び前記壁によって囲まれた空間を制御対象空間と定義した際、前記制御対象空間の温度を調節するための温度調節装置と、前記制御対象空間の絶対湿度を調節するための湿度調節装置と、前記制御対象空間のクリーン度を調節するためのクリーン度調節装置と、各装置を制御する制御装置と、を備え、前記温度調節装置は、前記非制御対象空間に設けられる温度調節用熱交換器と、前記天井に設けられた内気取込口と、前記天井に設けられた内気送出口と、前記内気取込口にて取り込まれた内気を前記温度調節用熱交換器へ送るための内気取込配管と、前記温度調節用熱交換器を通過した内気を前記内気送出口へ送るための内気送出配管と、を備え、前記湿度調節装置は、前記非制御対象空間に設けられる湿度調節用熱交換器と、前記躯体に設けられ外部空間に開口する外気取込口と、前記天井に設けられた外気送出口と、前記外気取込口にて取り込まれた外気を前記湿度調節用熱交換器へ送るための外気取込配管と、前記湿度調節用熱交換器を通過した外気を前記外気送出口へ送るための外気送出配管と、を備え、前記クリーン度調節装置は、前記内気送出口及び前記外気送出口に設けられたことを特徴とする。
前記外気送出配管と前記内気取込配管とは遮断されていることが好ましい。また、前記制御対象空間の気圧が所定値よりも大きい場合には、前記制御対象空間の圧力が前記所定値以下となるように前記内気を外部空間へ逃がすダンパーをさらに、備え、前記タンパーは前記壁に設置されることが好ましい。さらに、第1の前記温度調節装置と、第2の前記温度調節装置と、を備え、前記制御装置は、前記第1の温度調節装置と前記第2の温度調節装置とを独立して制御することが好ましい。加えて、前記外気送出配管に設けられた分岐弁と、前記内気取込配管に設けられた合流弁と、前記分岐弁から前記合流弁までのびる合流配管と、を備え、前記制御装置は、前記分岐弁及び前記合流弁の切替操作により、前記外気送出配管にある外気が前記内気取込配管に供給される合流状態と、前記合流状態から退避した合流退避状態と、の間で切り替え自在であることが好ましい。
本発明のクリーンルーム用空調方法は、クリーンルームの温度を検知する温度検知工程と、前記クリーンルームの湿度を検知する湿度検知工程と、前記検知された湿度が目標値の範囲外である場合には、湿度調節装置を用いて外気を前記クリーンルームに導入する湿度調節工程と、前記検知された温度が目標値の範囲外である場合には、温度調節装置を用いて前記クリーンルームから取り込んだ内気について温度調節を行なう温度調節工程と、前記温度調節工程を経た前記内気を前記クリーンルームに導入する内気導入工程と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、エネルギー効率のよいクリーンルーム用空調システムを提供することができる。
クリーンルーム用空調システムの概要を説明する接続図である。 温度調節装置及び湿度調節装置の概要を説明する接続図である。 クリーンルームの天井の概要を示す平面図である。 クリーンルーム用空調システム(変形例)の概要を説明するための温度調節装置及び湿度調節装置に関する接続図である。
図1に示すように、クリーンルーム用空調システム2は、任意の閉空間(内部空間)を画する躯体STに設けられるものであり、温度を調節するための温度調節装置10と、絶対湿度を調節するための湿度調節装置20と、空気に含まれる埃等を除去するフィルター30と、圧力を調節するためのダンパー50と、温度センサ61と、湿度センサ62と、クリーン度センサ63と、室圧センサ65と、各装置を制御する制御装置90と、を備える。
躯体STは、内部空間において水平に設けられた天井ST1と、内部空間において水平に設けられた床ST2と、を備える。このため、躯体STの壁ST3によって囲まれる内部空間は、天井ST1及び床ST2の間にあるクリーンルームCRと、天井裏ATと、床下UFと、に分けられる。クリーンルームCRは、精密加工機械Zが設置されるエリアであり、クリーンルーム用空調システム2による制御対象空間となる。一方、天井裏ATと床下UFは非制御対象空間となる。
温度調節装置10は、クリーンルームCRの温度を調節するためのものであり、躯体STの外部空間GXに設けられた温度調節用室外機11と、天井裏ATに設けられた複数の温度調節用室内機12と、温度調節用室外機11と温度調節用室内機12との間に設定された冷媒循環路16と、を備える。
温度調節用室外機11は、外部空間の気体(外気)を取り込む取込口と、外気と冷媒との間で熱交換を行う熱交換器と、熱交換器を経た外気を外部空間へ放出する放出口と、冷媒循環路16において冷媒を循環させるための圧縮機と、を備える。
冷媒循環路16は、冷媒を通過する配管や配管に設けられた各種弁(分岐弁、合流弁や開閉弁等)から形成される。温度調節用室外機11の圧縮機によって、温度調節用室外機11から送り出された冷媒は、それぞれの温度調節用室内機12へ分配されるとともに、温度調節用室内機12から送り出された冷媒を温度調節用室外機11へ戻る。このように、冷媒循環路16は、温度調節用室外機11と温度調節用室内機12との間における冷媒の循環を可能にする。
図2に示すように、温度調節用室内機12は、天井ST1に開口する内気取込口12Aと、天井ST1に開口する内気送出口12Bと、天井裏ATに設けられた温度調節用熱交換器12Cと、内気取込口12Aにて取り込まれた内気を温度調節用熱交換器12Cへ送るための内気取込配管12Fと、温度調節用熱交換器12Cを通過した内気を内気送出口12Bへ送るための内気送出配管12Gと、温度調節用ファン(図示しない)と、各部を制御する制御器(図示しない)と、を備える。
温度調節用ファンの駆動により、クリーンルームCRにある気体(内気)を内気取込口12Aから取り込む。温度調節用熱交換器12Cは、内気取込口12Aにて取り込まれた内気と、冷媒循環路16を通過する冷媒との間で熱交換を行う。これにより、内気は所定の温度に調節される。所定の温度に調節された内気は、内気送出配管12Gを介して、クリーンルームCRに供給される。
図1に戻って、湿度調節装置20は、制御対象空間の絶対湿度を調節するためのものであり、躯体STの外部空間GXに設けられた湿度調節用室外機21と、天井裏ATに設けられた湿度調節用室内機22と、湿度調節用室外機21と湿度調節用室内機22との間に設定された冷媒循環路26と、を備える。
図2に示すように、湿度調節用室外機21は、温度調節用室外機11と同様に、外部空間の気体(外気)を取り込む取込口と、外気と冷媒との間で熱交換を行う熱交換器と、熱交換器を経た外気を外部空間へ放出する放出口と、冷媒循環路26において冷媒を循環させるための圧縮機と、を備える。このように、冷媒循環路26は、湿度調節用室外機21と湿度調節用室内機22との間における冷媒の循環を可能にする。
湿度調節用室内機22は、躯体STに設けられ外部空間に開口する外気取込口22Aと、天井ST1に開口する外気送出口22Bと、天井裏ATに設けられる湿度調節用熱交換器22Cと、外気取込口22Aから湿度調節用熱交換器22Cまでのびる外気取込配管22Fと、湿度調節用熱交換器22Cから外気送出口22Bまでのびる外気送出配管22Gと、湿度調節用ファン(図示しない)と、各部を制御する制御器(図示しない)と、を備える。
湿度調節用ファンの駆動により、湿度調節用室内機22は、外部空間にある湿った気体(外気)を外気取込口22Aから取り込む。湿度調節用熱交換器22Cは、外気取込口22Aにて取り込まれた外気と、冷媒循環路26を通過する冷媒との間で熱交換を行う。これにより、外気は所定の温度に調節される。所定の温度に調節された外気は、外気送出配管22Gを介して、クリーンルームCRに供給される。
なお、湿度調節用室内機22は、外気取込配管22Fを通過する外気に対して加湿及び除湿を行う湿度調節器22Sを備えていてもよい。湿度調節器22Sは、外気送出配管22Gに設けられていることが好ましい。制御装置90は、外部空間GXに設けられた温度センサ61や湿度センサ62のセンシングデータから、外気の温度や湿度(絶対湿度又は相対湿度)を読み込む。ここで、外気の絶対湿度が所定範囲から外れていることを制御装置90が検知した場合には、制御装置90は、湿度調節器22Sに対し所定の制御信号を送信し、外気に対し加湿または除湿を行ってもよい。これにより、外気の絶対湿度が所期の範囲外であった場合でも、所期の範囲内の絶対湿度の気体をクリーンルームCRに供給することができる。
フィルター30は、温度調節用室内機12の内気送出口12Bに設けられる。温度調節用室内機12による温度調節によれば、温度調節用室内機12に取り込まれた内気は、フィルター30を介して、クリーンルームCRに送り出される。これを繰り返すことにより、内気はフィルター30を通過する回数が増えるため、クリーンルームCRのクリーン度(清浄度)を調節するクリーン度調節装置として機能する。クリーンルームCRのクリーン度(清浄度)のクラスは、例えば、1000以上10万以下であることが好ましい。
なお、フィルター30は、湿度調節用室内機22の外気送出口22Bに設けられていてもよい。
図1に戻って、ダンパー50は、クリーンルームCRの気圧を調節するためのものであり、躯体STの壁ST3に設けられる。クリーンルームCRの気圧が所定値より大きい場合は、ダンパー50は開き、クリーンルームCRの気体が外部空間へ放出される。クリーンルームCRの気圧が所定値より小さい場合は、ダンパー50は閉じ、クリーンルームCRと外部空間とは遮断される。
制御装置90は、クリーンルームCRに設けられた温度センサ61や湿度センサ62のセンシングデータから、クリーンルームCRの温度や湿度(相対湿度又は絶対湿度)を読み込む。ここで、クリーンルームCRの温度が目標の範囲から外れていることを制御装置90が検知した場合には、制御装置90は、温度調節装置10に対し所定の制御信号を送信する。温度調節装置10は、制御装置90からの制御信号に基づき、クリーンルームCRの内気を取り込み、温度調節を行った後、内気をクリーンルームCRへ戻す。また、クリーンルームCRの絶対湿度が目標の範囲から外れていることを制御装置90が検知した場合には、制御装置90は、湿度調節装置20に対し所定の制御信号を送信する。湿度調節装置20は、制御装置90からの制御信号に基づき、外気を取り込み、湿度及び温度の調節を行った後、当該外気をクリーンルームCRへ供給する。
また、制御装置90は、クリーンルームCRに設けられたクリーン度センサ63のセンシングデータから、クリーンルームCRにおける測定粒径(μm)及び上限濃度(個/m)を読み込む。制御装置90は、読み込んだ測定粒径(μm)及び上限濃度(個/m)に基づいて、クリーン度のクラスを算出する。ここで、クリーンルームCRのクリーン度のクラスが目標に至らない場合には、制御装置90は、温度調節装置10に対し所定の制御信号を送信する。温度調節装置10は、制御装置90からの制御信号に基づき、クリーンルームCRの内気を取り込み、温度調節を行った後、内気をクリーンルームCRへ戻す。これにより、内気が温度調節装置10のフィルター30を通過する回数が増える。クリーンルームCRのクリーン度のクラスが目標値となるまで、これを繰り返せばよい。なお、制御装置90からの制御信号には、内気の取り込み量が含まれていてもよい。これにより、クリーン度のクラスが目標から大きく外れた場合であっても、内気の取り込み量を増大することにより、短い時間で、目標とするクリーン度のクラスに到達させることができる。
さらに、制御装置90は、室圧センサ65のセンシングデータから、クリーンルームCRにおける室圧を読み込む。読み込んだ室圧が目標の範囲から外れていることを制御装置90が検知した場合には、制御装置90は、湿度調節装置20に対し所定の制御信号を送信する。湿度調節装置20は、制御装置90からの制御信号に基づき、クリーンルームCRにおける室圧が目標の範囲となるように外気の取り込み量を調節する。これにより、クリーンルームCRにおける室圧が目標の範囲となる。
クリーンルームCRにおいて、複数の温度調節装置10が設けられている場合には、クリーンルームCRを、第1エリア、第2エリア・・・複数の領域に分けて、エリアごとに温度調節装置10、温度センサ61やクリーン度センサ63を設けることが好ましい。これにより、クリーンルームCRに設置された機械の機種変更や稼働時間に伴う発熱量等が変更した場合であっても、制御装置90は、温度調整が必要なエリアに対応する温度調節装置10に対してのみ温度調節を行うことが可能となるため、クリーンルームCRの空調において省エネを図ることができる。
クリーンルーム用空調システム2によれば、温度調節装置10の内気取込配管12Fと湿度調節装置20の外気取込配管22Fとは遮断されているため、クリーンルームCRにおける湿度調節を、温度調節から独立して行うことが可能となる。このため、湿度調節が不要な場合には、温度調節装置10のみの稼働が可能となり、湿度調節が必要な場合には、湿度調節装置20のみの稼働も可能となる。結果、引用文献1のように、無駄な除湿及び加湿プロセスが不要となるため、省エネに寄与する。
また、クリーンルーム用空調システム2によれば、クリーンルームCRにおけるクリーン度の調整を湿度調節とは独立して行うことができる。このため、引用文献1のような無駄な除湿及び加湿プロセスを行うことなく、クリーン度の調整を行うことができる。
さらに、クリーンルーム用空調システム2によれば、温度調節装置10と湿度調節装置20とクリーン度調節装置30とは天井に設けられるとともに、ダンパー50は壁に設けられる。このように、クリーンルーム用空調システム2はクリーンルームCRの床面を使用しないため、クリーンルームCRに設置する機械等の設置スペースを最大限確保できる。
図3に示すように、天井ST1には、温度調節装置10の内気取込口12A及び内気送出口12Bと、湿度調節装置20の外気送出口22Bと、が設けられることが好ましい。湿度調節装置20は、天井ST1のほぼ中央に設けられる。温度調節装置10の湿度調節装置20の周りに配される。このため、外気送出口22Bは、天井ST1のほぼ中央に設けられる。内気取込口12A及び内気送出口12Bは、外気送出口22Bの周りに配される。外気送出口22Bは、内気取込口12Aの近傍に配されることが好ましい。これにより湿度調節装置20によって湿度調節された気体が、温度調節装置10によって温度調節される。結果、引用文献1のように、無駄な除湿及び加湿プロセスが不要となるため、省エネに寄与する。
図4に示すように、クリーンルーム用空調システム2は、合流切替装置80を備えていてもよい。
合流切替装置80は、外気送出配管22Gに設けられた分岐弁81と、内気取込配管12Fに設けられた合流弁82と、分岐弁81から合流弁82まで延びる合流配管83と、を備える。
分岐弁81は、湿度調節用熱交換器22Cから送り出された外気を外気送出口22Bへ流す第1状態と、湿度調節用熱交換器22Cから送り出された外気を外気送出口22B及び合流配管83へ分けて流す第2状態と、の間で切り替え自在である。
合流弁82は、内気取込口12Aからの内気を温度調節用熱交換器12Cへ流す第1状態と、内気取込口12Aからの内気及び合流配管83からの外気を温度調節用熱交換器12Cへ流す第2状態と、の間で切り替え自在である。
制御装置90は、分岐弁81及び合流弁82をそれぞれ第1状態及び第2状態に切替する。分岐弁81及び合流弁82が第1状態の場合には、湿度調節用室内機22と温度調節用室内機12とは遮断された状態となり、分岐弁81及び合流弁82が第2状態の場合には、湿度調節用室内機22から送り出された気体の一部が温度調節用室内機12へ送り出される合流状態となる。合流状態では、湿度調節装置20によって湿度調節された気体が、温度調節装置10によって温度調節される。結果、引用文献1のように、無駄な除湿及び加湿プロセスが不要となるため、省エネに寄与する。
尚、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
2 クリーンルーム用空調システム
10 温度調節装置
11 温度調節用室外機
12 温度調節用室内機
12A 内気取込口
12B 内気送出口
12C 温度調節用熱交換器
12F 内気取込配管
12G 内気送出配管
16 冷媒循環路
20 湿度調節装置
21 湿度調節用室外機
22 湿度調節用室内機
22A 外気取込口
22B 外気送出口
22C 湿度調節用熱交換器
22F 外気取込配管
22G 外気送出配管
22S 湿度調節器
26 冷媒循環路
30 フィルター
30 クリーン度調節装置
50 ダンパー
61 温度センサ
62 湿度センサ
63 クリーン度センサ
80 合流切替装置
81 分岐弁
82 合流弁
83 合流配管
90 制御装置
AT 天井裏
CR クリーンルーム
GX 外部空間
ST 躯体
ST1 天井
ST2 床
ST3 壁
UF 床下
Z 精密加工機械


Claims (7)

  1. 天井、床及び壁を備えた躯体であって、前記天井、前記床及び前記壁によって囲まれた空間を制御対象空間と定義した際、
    前記制御対象空間の温度を調節するための温度調節装置と、
    前記制御対象空間の絶対湿度を調節するための湿度調節装置と、
    前記制御対象空間のクリーン度を調節するためのクリーン度調節装置と、
    各装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記温度調節装置は、
    前記非制御対象空間に設けられる温度調節用熱交換器と、
    前記天井に設けられた内気取込口と、
    前記天井に設けられた内気送出口と、
    前記内気取込口にて取り込まれた内気を前記温度調節用熱交換器へ送るための内気取込配管と、
    前記温度調節用熱交換器を通過した内気を前記内気送出口へ送るための内気送出配管と、を備え、
    前記湿度調節装置は、
    前記非制御対象空間に設けられる湿度調節用熱交換器と、
    前記躯体に設けられ外部空間に開口する外気取込口と、
    前記天井に設けられた外気送出口と、
    前記外気取込口にて取り込まれた外気を前記湿度調節用熱交換器へ送るための外気取込配管と、
    前記湿度調節用熱交換器を通過した外気を前記外気送出口へ送るための外気送出配管と、を備え、
    前記クリーン度調節装置は、前記内気送出口及び前記外気送出口に設けられたことを特徴とするクリーンルーム用空調システム。
  2. 前記外気送出配管と前記内気取込配管とは遮断されていることを特徴とする請求項1記載のクリーンルーム用空調システム。
  3. 前記制御対象空間の気圧が所定値よりも大きい場合には、前記制御対象空間の圧力が前記所定値以下となるように前記内気を外部空間へ逃がすダンパーをさらに、備え、
    前記タンパーは前記壁に設置されることを特徴とする請求項2記載のクリーンルーム用空調システム。
  4. 第1の前記温度調節装置と、
    第2の前記温度調節装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記第1の温度調節装置と前記第2の温度調節装置とを独立して制御することを特徴とする請求項1記載のクリーンルーム用空調システム。
  5. 前記外気送出配管に設けられた分岐弁と、
    前記内気取込配管に設けられた合流弁と、
    前記分岐弁から前記合流弁までのびる合流配管と、を備え、
    前記制御装置は、前記分岐弁及び前記合流弁の切替操作により、前記外気送出配管にある外気が前記内気取込配管に供給される合流状態と、前記合流状態から退避した合流退避状態と、の間で切り替え自在であることを特徴とする請求項1記載のクリーンルーム用空調システム。
  6. クリーンルームの温度を検知する温度検知工程と、
    前記クリーンルームの湿度を検知する湿度検知工程と、
    前記検知された湿度が目標値の範囲外である場合には、湿度調節装置を用いて外気を前記クリーンルームに導入する湿度調節工程と、
    前記検知された温度が目標値の範囲外である場合には、温度調節装置を用いて前記クリーンルームから取り込んだ内気について温度調節を行なう温度調節工程と、
    前記温度調節工程を経た前記内気を前記クリーンルームに導入する内気導入工程と、を備えることを特徴とするクリーンルーム用空調方法。
  7. 前記温度調節工程では、前記湿度調節装置によって取り込まれた外気と、前記クリーンルームの内気との混合気体に対して、温度調節を行なうことを特徴とする請求項6記載のクリーンルーム用空調方法。

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