JP3134227U - 生ごみ処理用攪拌機及び生ごみ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】市販のポリ容器を生ごみ処理容器として使用することができる生ごみ処理用攪拌機及びこれを使用した安価な攪拌式生ごみ処理装置を提供する。
【解決手段】生ごみ処理容器1の内側底面上に載置する生ごみ処理用攪拌機3であって、攪拌羽根5と、攪拌羽根5に取り付けられ下方に延びる回転軸7と、回転軸7を駆動し回転羽根5の下方に位置するモーター11と、モーター11を収納するモーターケース13と、モーターケース13に設けた通気口15a、通気口15aに一端が連結され、他端15bが開口され且つ他端15bを生ごみ処理容器1の外部に配置するに足りる長さの管15とを有する生ごみ処理用攪拌機3。
【選択図】図1

Description

本考案は、家庭や飲食店から生じる生ごみを微生物によって分解処理する装置に関する。
従来、家庭や飲食店等から排出される生ごみは、主に焼却によって減量化処理をされていたが、近年、焼却ごみの削減のために微生物(以下、菌体も含む。)を利用した生ごみ処理装置によって生ごみを発酵分解し、減量化や堆肥化することが行われている。発酵分解を利用した生ごみ処理装置は、生ごみを攪拌羽根によって攪拌して、好気発酵を促進するタイプが提案されている(例えば、特許文献1又は2を参照。)。
特開平8−217582号公報 実登3105629号公報
しかし、特許文献1及び2をはじめとする従来の攪拌式生ごみ処理装置は、機械的、電気的に複雑な構成となるため、専用の生ごみ処理容器が必要となり、装置も高価なものとなっていた。また、生ごみに含まれる水分が腐敗することによって悪臭を生じる場合もあった。
攪拌式生ごみ処理装置の構成が複雑になる主な原因は、攪拌羽根を駆動するモーターを生ごみ処理容器の外部に設けているためである。従来、攪拌羽根を駆動するモーターを生ごみ処理容器の内部に設けると、モーターを水分から保護する防水機構とモーターの発熱による過熱を排出する機構が必要となるため、装置が複雑で高価になると考えられていたためである。このため、生ごみ処理容器の外部に設けられたモーターによって攪拌羽根を回転させるために、生ごみ処理容器に貫通口を設けて回転軸をモーターと攪拌羽根に連結するか、処理容器の上部開口部から攪拌羽根が取り付けられた回転軸を差し込む等の手段が必要であった。しかし、これらの手段は、いずれも生ごみ処理容器の加工やシール、モーターの設置固定等に費用と手間がかかり、特に生ごみ処理の能力を大きくした場合には装置の製作の費用が高額になる問題があった。更に、生ごみ処理容器も攪拌機構を設置するために専用の容器が必要となり、安価なプラスチック容器を生ごみ処理容器として使用することは困難であった。
そこで、本考案は、前記課題を解決する為になされたもので、市販のポリ容器を生ごみ処理容器として使用することができる生ごみ処理用攪拌機及びこれを使用した安価な攪拌式生ごみ処理装置を提供することを目的とする。
本考案者は、攪拌式生ごみ処理装置において、攪拌羽根を駆動するモーターを収容するモーターケースに通気用の管を取り付けた生ごみ用攪拌機を生ごみ処理装置の内部に設置することによって、前記課題を解決できることを見出し、本考案を完成させた。すなわち、本考案に係る生ごみ処理用攪拌機は、生ごみ処理容器の内側底面上に載置する生ごみ処理用攪拌機であって、攪拌羽根と、該攪拌羽根に取り付けられ下方に延びる回転軸と、該回転軸を駆動し前記回転羽根の下方に位置するモーターと、該モーターを収納するモーターケースと、該モーターケースに設けた通気口と、該通気口に一端が連結され、他端が開口され且つ該他端を前記生ごみ処理容器の外部に配置するに足りる長さの管とを有することを特徴とする。
本考案に係る生ごみ処理装置では、生ごみ処理容器の内側底面上に前記生ごみ処理用攪拌機を載置し、前記生ごみ処理容器の中に、土壌を入れて前記生ごみ処理用攪拌機のモーターケースを固定し、前記土壌の上に微生物基材を入れ、前記生ごみ処理容器への通気を維持したまま雨水の浸入を防止するカバーを前記生ごみ処理容器に設置し、前記生ごみ処理用攪拌機の管の他端を前記生ごみ処理容器の外部に配置したことを特徴とする。
本考案は、市販のポリ容器を生ごみ処理容器として使用することができる生ごみ処理用攪拌機及びこれを使用した安価な攪拌式生ごみ処理装置を提供できる。
以下、本考案の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本考案は、以下に示す実施形態に限定されるものではない。
図1に、本実施形態に係る生ごみ処理装置100の使用状態を示す縦断面図を示した。本実施形態に係る生ごみ処理装置100は、生ごみ処理容器1の内側底面上に、生ごみ処理用攪拌機3を載置する。生ごみ処理用攪拌機3は、攪拌羽根5と下方に延びる回転軸7とその下方に位置する駆動用モーター11とモーターケース13で構成され、モーターケース13に設けられた通気口15aには、管15の一端の開口部が連結され、管15の他端の開口部15bは、容器1の外部に配置されている。またモーターの電源コード17は、モーターケース13の通気口15aから管15の中空部に入り、他端開口部15bから出て、外部の電源に接続されている。なお図1は、電源コード17を通すために管15を利用した例を示したものである。電源コード17を外部電源と接続するために管15とは別に管を設けてもよいが、管15を利用すれば、シール性の必要な開口部を別途モーターケース13に設ける必要がないので好適である。
図1において、生ごみ処理用攪拌機3の下部にあるモーターケース13は、土壌21によって固定され、土壌21の上には、微生物を担持した微生物基材23を攪拌羽根5が半分程度埋設する高さまで入れてある。このとき、攪拌羽根5が回転することによって、微生物基材23は遠心力によって生ごみ処理容器1の内側側面に引き寄せられて、盛り上がり23aを生じる。この結果、微生物基材の盛り上がり23aが生ごみ処理容器1の保温層の役割を担い、容器側面からの熱の放出を防止し、生ごみ処理容器1内の温度を好気発酵に適した状態に保つことできる。
モーターケース13は、内部に攪拌羽根駆動用モーター11を収納するともに、内部空間13aを有しており、モーター11から発生する熱や、モーターケース内部に僅かに進入してきた水分を一時的に保持し、速やかに通気口15aから管15を介して、管15の他端15bから排出する。この結果、モーターケース13は高度の防水機能を付与する必要がなく、ケースの接合部、回転軸等から多少の水分が浸透しても、速やかに通気口15aから管15を通って生ごみ処理容器1の外部へ水蒸気として排出されるので、モーター11に障害を与える恐れがない。更に、モーター11の駆動に伴って発生する熱も通気口15aから管15を介して生ごみ処理容器1の外部に排出され、モーターケース内部空間13aが過熱することがない。なお管15は、中空の管であれば特に制限はないが、生ごみ処理用攪拌機3を容器内に設置するときに容易に一端を外部に出せるように、柔軟性のあるホース、例えば、ゴムホース、フレキシブル樹脂ホースが好ましい。また電源コード17を管15の内部に通す場合には、管15の内径が電源コード17の外径に比べて、通気が確保できる程度に充分大きいことが好ましい。
攪拌羽根駆動用モーター11には、減速ギアを取り付けて回転数を下げてトルクを上げ、回転軸7を介して、攪拌羽根5を低速で回転させることが好ましい。
モーターケース13と攪拌羽根5の間には、ヒーター9を設置することもできる。ヒーター9は、生ごみ処理容器1の内部を加温することによって、好気発酵の促進を図ることができる。
生ごみ処理容器1は、上部に開口部がある容器であればよく、その容量も生ごみ処理の要求能力に応じて選ぶことができる。生ごみ処理用攪拌機3の設置にあたり容器に穴を開ける等の加工が必要ないため、容器の交換が容易である。例えば、ポリ容器が繰り返しの使用によって劣化した場合には簡単に交換することができるため、安価で入手し易い市販のポリ容器を利用することができる。
生ごみ処理用攪拌機3を固定するための土壌21は、例えば、土、砂、微生物基材等を使用することができる。土壌21と微生物基材23の境界面22は、モーターケース13高さより低い場合であっても、モーターケース13の天面に近い高さにあって、モーターケース13を覆う程度に土壌21を入れることが好ましい。この結果、生ごみ処理用攪拌機3はしっかり固定され、攪拌時にずれることもない。したがって生ごみ処理用攪拌機3は生ごみ容器1にボルト付け等の機械手段による固定をする必要がない。
微生物基材23は、生ごみを好気発酵する微生物を担持する材料であればよく、例えば腐葉土、ビオライト(株式会社アリアケ製)等の好気発酵を行う微生物を含む土壌、多孔質担体等であり、微生物の供給源と水分調整材、保温材の役目を果たすものが好ましい。またパルプ残渣を支持体として高濃度に菌体を担持した材料(特許文献3を参照。)を使用することもできる。
特開2002−153264号公報
攪拌羽根5は、微生物基材23を攪拌するため、例えば、複数のへら状の平板が回転して土壌をかき回すタイプを使用することができる。また攪拌羽根5に付随して、下方にもへら状の羽根を微生物基材23と土壌21の境界面22に至る深さまで設けて、境界面22より上の微生物基材23を充分に攪拌することもできる。
生ごみ処理容器1の上部開口部には、生ごみ処理容器1への通気を維持できる隙間乃至開口部を有する雨水の流入防止用のカバー25が、設けられている。なお管15は、生ごみ処理容器1とカバー25の間を通るように設置されるので、市販のポリ容器とそのカバーを使用した場合であっても、管15の通る隙間によって通気を維持できる。本生ごみ処理装置100は、屋外に設置しても、屋内に設置してもよいが、屋外に設置する場合は、雨水防止用のカバー25の上にネットをかぶせて使用すると、虫、鳥による害を防ぐことができる。
次に、本実施形態に係る生ごみ処理装置100の使用方法と使用した結果を説明する。生ごみ処理装置100の中に生ごみを投入すると、攪拌羽根5の回転によって生ごみが混合した微生物基材23が生ごみ処理容器1の内壁に沿っても盛り上がり23aを生じ、容器内を保温するとともに好気発酵が促進され、市販の45リットルのポリ容器を生ごみ処理容器1として使用した場合、一日当たり10kgの生ごみを分解処理することができた。なお攪拌羽根5の回転数は、1分間に1〜10回転が好ましく、より好ましくは1分間に1〜5回転である。回転数が1分間に1回転より小さいと、生ごみの好気発酵による分解処理を迅速に行うことが困難であり、回転数が1分間に10回転より大きいと、生ごみに箸等の硬い物が含まれていた場合に攪拌羽根5又はモーター11に損傷を与えるおそれがある、攪拌羽根駆動モーター11を収納するモーターボックス13からは管15を介して水分とモーター11からの発熱による過熱が効率よく排出された。
生ごみは発酵によって水と二酸化炭素に分解され、4時間で形がなくなり、その後3〜4時間で乾燥して分解処理が完了した。この分解過程において、生ごみを継ぎ足して投入することも可能であった。生ごみ処理装置100のカバー25は、十分に通気ができるように隙間が開いているため生ごみから発生する水分を速やかに蒸散させるため、生ごみ処理の過程での臭気の発生は問題にならないレベルであった。
なお、本考案に係る生ごみ処理装置は、微生物の支持体、例えば、パルプ残渣を支持体とした材料(特許文献3を参照。)に菌体を担持させて攪拌することによって、菌体を培養生産する目的に使用することができる培養器ともなる。
使用状態の生ごみ処理装置の縦断面図である。
符号の説明
1 生ごみ処理容器
3 生ごみ処理用攪拌機
5 攪拌羽根
7 回転軸
9 ヒーター
11 駆動用モーター
13 モーターケース
13a モーターケース内部空間
15 管
15a 通気口
15b 開口部
17 電源コード
19 生ごみ処理容器内側底面
21 土壌
22 土壌と微生物基材の境界
23 微生物基材
23a 微生物基材の容器側面盛り上がり部
25 カバー
100 生ごみ処理装置

Claims (2)

  1. 生ごみ処理容器の内側底面上に載置する生ごみ処理用攪拌機であって、攪拌羽根と、該攪拌羽根に取り付けられ下方に延びる回転軸と、該回転軸を駆動し前記回転羽根の下方に位置するモーターと、該モーターを収納するモーターケースと、該モーターケースに設けた通気口と、該通気口に一端が連結され、他端が開口され且つ該他端を前記生ごみ処理容器の外部に配置するに足りる長さの管とを有することを特徴とする生ごみ処理用攪拌機。
  2. 生ごみ処理容器の内側底面上に請求項1記載の生ごみ処理用攪拌機を載置し、前記生ごみ処理容器の中に、土壌を入れて前記生ごみ処理用攪拌機のモーターケースを固定し、前記土壌の上に微生物基材を入れ、前記生ごみ処理容器への通気を維持したまま雨水の浸入を防止するカバーを前記生ごみ処理容器に設置し、前記生ごみ処理用攪拌機の管の他端を前記生ごみ処理容器の外部に配置したことを特徴とする生ごみ処理装置。
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