JP3134130B2 - 測定装置 - Google Patents

測定装置

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JP3134130B2
JP3134130B2 JP04073494A JP7349492A JP3134130B2 JP 3134130 B2 JP3134130 B2 JP 3134130B2 JP 04073494 A JP04073494 A JP 04073494A JP 7349492 A JP7349492 A JP 7349492A JP 3134130 B2 JP3134130 B2 JP 3134130B2
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豊 内田
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電気化学計器株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、測定動作と並行して少
なくとも装置本体の自己診断を実行可能とした測定装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、測定装置の一種として、種々の
データを測定し、これらを分析する従来の分析装置の主
要部のブロック図である。この図において、51は操作
キー、52はマイクロコンピュータ(以下、必要に応じ
てマイコンという)、53は表示パネル制御装置、54
は目的とする処理内容、操作内容等のガイドメニュー5
5が表示される表示パネル、56は測定データが取り込
まれる分析部である。
【0003】この分析装置の動作の概要を以下に説明す
る。まず、表示パネル54にガイドメニュー55が表示
される。このガイドメニュー55は、測定動作、(測定
データを用いての)分析動作、校正動作等をメニュー形
式で表示したものである。オペレータが操作キー51を
用いてガイドメニュー55のうちの一つ、例えば測定動
作を選択すると、対応するメニューコードがマイコン5
2に入力される。マイコン52はこのメニューコードに
応じて分析部56を制御し、所定の測定動作を実行させ
てデータを取り込む。その後、ガイドメニュー55が再
び表示され、分析動作が選択されるとマイコン52が測
定データに基づいて分析処理を行い、分析データを生成
する。しかる後、マイコン52は表示パネル制御装置5
3にデータを出力し、分析結果を表示パネル54に表示
する。
【0004】測定及び分析動作が引き続き実行される場
合には、測定データの取り込み、分析データの生成及び
表示パネル54への表示が継続される。また、操作キー
51からの分析停止入力により、マイコン52が上記各
処理を停止して表示パネル54をガイドメニュー55に
戻し、次のメニューの選択待ち状態となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の分析装置で
は、その全体から見ると単一の演算処理機能しか持って
おらず、分析部56の制御、分析データの生成、ガイド
メニューや分析結果を表示するための表示パネル制御装
置53の制御等の各処理をマイコン52が時系列的に順
次実行している。このため、例えば分析データを処理し
ながら、装置自身で各機能の正常・異常を診断する自己
診断動作を同時並行的に行なうことができず、同様にし
て操作方法を示すマニュアル表示や蓄積データの表示等
を他の処理と同時に行なうことも不可能であった。
【0006】すなわち、この種の分析装置に用いられる
マイコンにいわゆるマルチタスク機能を持たせるには、
高速のCPUと高価なOS(オペレーションシステム)
とを用いたり、または複数のCPUを並列動作させるマ
ルチプロセッサシステムを構築しなくてはならず、何れ
にしても分析装置の高価格化を招くという問題があっ
た。更に、分析装置のプログラムやガイドメニュー55
の内容を変更する場合には、分析装置に実装されたRO
Mの内容を変更する必要があり、これらの作業をユーザ
ー側で行うのは困難であった。
【0007】本発明は上記種々の問題点を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、測定装置
本体による本来の測定動作、分析動作等を損なうことな
く、装置本体と通信可能な別個の拡張操作部により、測
定データの表示や装置本体の自己診断を別個独立ないし
同時並行的に実行可能として時間の有効利用及び装置本
体の低コスト化を図ると共に、装置本体のプログラム等
の変更を簡単に行えるようにし、しかも複数台の装置本
体に対しても上記同様の機能を果たすことができる測定
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、被測定対象の特性を測定し、その測定デ
ータを含む収集データを第1の演算処理手段により処理
する測定装置本体と、第2の演算処理手段を備えて前記
装置本体との間で有線または無線により通信可能な拡張
操作部とから構成される。
【0009】ここで、測定装置本体は、マイコン等から
なる第1の演算処理手段と、この演算処理手段による収
集データ(測定データや装置本体機能の正常・異常を示
すデータ、装置本体の状態を示すデータ)の処理結果を
記憶するメモリと、その記憶内容を前記拡張操作部に送
信すると共に拡張操作部から送信されるメニューコード
等の信号を受信するための第1の通信手段とを備えてい
る。
【0010】一方、拡張操作部は、装置本体の機種に適
合するプログラムが格納されたフロッピーディスク装置
等からなるプログラム格納手段と、上記プログラムに従
い、前記メモリの記憶内容を読み出すと共に、装置本体
各部の機能や状態の自己診断を第1の演算処理手段の動
作とは独立して行なうマイコン等の第2の演算処理手段
と、この演算処理手段からの命令を第1の通信手段に送
信し、第1の通信手段を介して送信された前記メモリの
記憶内容を第2の演算処理手段に送る第2の通信手段
と、第2の演算処理手段による処理結果である自己診断
等の結果及び装置本体の動作に関するガイドメニューを
表示する表示手段と、これらのガイドメニューに従って
入力操作するための操作手段とを備えており、装置本体
とは別個に構成されていて装置本体に対し機械的に分離
可能である。なお、拡張操作部は、前記メモリの記憶内
容に従って複数機種の装置本体を判別できるプログラム
を有することが望ましい。更に、拡張操作部のプログラ
ム格納手段は、フロッピーディスク等の交換によりプロ
グラムを交換可能であることが好ましい。
【0011】ここで、測定装置本体は、第1及び第2の
通信手段を介して拡張操作部と接続されていない状態に
おいても、単体で自己本来の機能を発揮するように動作
可能である。また、拡張操作部は、第1及び第2の通信
手段を介してメモリの記憶内容を取り込んだ後は、測定
装置本体に依存することなく単体で自己本来の機能を発
揮するように動作可能である。
【0012】
【作用】本発明において、測定装置本体は、被測定対象
の特性の測定データや装置本体各部の機能、状態を示す
データを収集してこれらの収集データを第1の演算処理
手段により処理し、被測定対象の物理的、化学的性質を
示すデータや、装置本体各部の機能、状態を示すデータ
をメモリに格納する。拡張操作部内の第2の演算処理手
段は、プログラム格納装置内のプログラムにより動作
し、操作部からの入力に従って装置本体との間で命令や
データの通信を行なう。この通信により、命令の種類に
応じたデータを前記メモリから読み出し、測定データの
表示制御や装置本体各部の自己診断を行なう。これらの
動作は装置本体の第1の演算処理手段の動作とは別個独
立に行なわれ、換言すれば自己診断等の動作中にも測定
動作や測定データの処理動作が同時並行的に実行され
る。更に、拡張操作部には、上記機能のほか、必要に応
じて装置本体の操作方法を表示させるマニュアル表示機
能や蓄積データの図示化機能を持たせてもよい。
【0013】また、本発明では、拡張操作部が装置本体
に対して機械的に分離可能であるため、1台の拡張操作
部を複数台の装置本体に順次つなぎ換えて自己診断等を
行なわせることができ、第2の演算処理手段に複数機種
の装置本体の判別機能を持たせてその機種に応じたプロ
グラムを起動することにより、種々の装置本体について
も上記作用が果たされる。
【0014】
【実施例】以下、図に沿って本発明の一実施例を説明す
る。なお、この実施例は、本発明にかかる測定装置を大
気中SO2分析装置に適用した場合のものである。図1
は大気中SO2分析装置の構成を示すもので、100は
測定装置本体としての分析装置本体、200は装置本体
100に対して機械的に分離可能な拡張操作部である。
【0015】装置本体100において、101は分析部
であり、この分析部101は、流量センサ105を介し
て取り込んだ被測定対象である試料大気を吸収液102
中に溶け込ませ、電極104間の吸収液102の導電率
から試料大気中のSO2濃度を測定するためのものであ
る。この分析部101内には、吸収液102の温度を測
定する温度センサ103が配置されていると共に、分析
部101の上端部からは、試料大気と吸収液102との
反応により生成されたガスが排気可能となっている。な
お、この分析装置には試料大気の流量制御装置等が設け
られているが、便宜上、これらの図示は省略してある。
【0016】106は信号変換回路であり、この信号変
換回路106は流量センサ105により測定した試料大
気の流量信号及び温度センサ103による温度信号のレ
ベルを適宜変換すると共に、電極104間を流れる電流
を電圧に変換し、これらの信号をディジタル信号に変換
するものである。信号変換回路106の出力信号は第1
の演算処理手段としてのマイコン107に送出され、こ
のマイコン107では、装置本体100に設けられた操
作部111や後述する拡張操作部200の操作部205
からの操作入力に応じて、測定動作、測定データの分析
動作、校正動作、装置本体100各部の機能、状態に関
するデータの収集、処理等の演算制御処理を実行する。
ここで、マイコン107は所定の入出力インターフェイ
スを備えている。
【0017】108は記録計であり、マイコン107に
よる分析データを記録するためのものである。また、1
09はRAM等からなるメモリであり、吸収液102の
導電率やこれから換算した試料大気中のSO2濃度、温
度センサ103による吸収液102の温度、流量センサ
105による大気流量、電源監視回路112により監視
されている電源電圧等のデータがコード化されて記憶さ
れる。110は通信制御装置であり、装置本体100と
後述の拡張操作部200との間で通信を行うために必要
な種々の制御動作を実行する。なお、前記操作部111
は、電源スイッチや、測定動作、分析動作、校正動作等
を行わせるために必要な各種の操作スイッチから構成さ
れている。
【0018】次に、拡張操作部200の構成につき説明
する。この拡張操作部200は単独で演算処理機能及び
通信機能を備えた一つの情報処理装置である。すなわ
ち、201は装置本体100側の通信制御装置110に
接続される通信制御装置であり、この通信制御装置20
1は第2の演算処理手段としてのマイコン202に接続
されている。マイコン202は表示制御機能を備えてお
り、このマイコン202には表示パネル204が接続さ
れている。更に、マイコン202にはテンキー206、
ヘルプキー207、クリアキー208からなる操作部2
05と、フロッピーディスクドライブ203とが接続さ
れている。なお、209は、前記フロッピーディスクド
ライブ203と共にプログラム格納手段を構成するフロ
ッピーディスクを示す。また、マイコン202も所定の
入出力インターフェイスを備えている。
【0019】ここで、装置本体100側の通信制御装置
110と拡張操作部200側の通信制御装置201とは
メタルケーブルあるいは光ファイバケーブル等の通信ケ
ーブル300を介して接続されており、このケーブル3
00の着脱によって装置本体100と拡張操作部200
とは電気的にも接続、分離可能である。なお、便宜上、
装置本体100側の通信制御装置110を第1の通信手
段、拡張操作部200側の通信制御装置201及び通信
ケーブル300を第2の通信手段というものとする。
【0020】次に、この実施例の動作を図2ないし図8
のフローチャートを参照しつつ説明する。はじめに、装
置本体100のみの動作を図2を参照して述べる。ま
ず、操作部111からの操作入力により、マイコン10
7は装置本体100の動作コードをメモリ109に記憶
する(S1)。ここで、動作コードとは、分析動作、校
正動作等に対応するコードである。
【0021】分析動作を行う場合、マイコン107は試
料大気を流量制御しながら分析部101内に導入し、吸
収液102と反応させる。このときの各センサ103,
105による流量データ、温度データは信号変換回路1
06によりレベル変換され、マイコン107を介しコー
ド化されてメモリ109に蓄積される(S2)。また、
電源監視回路112により監視されている電源電圧デー
タも、コード化された回路データとしてメモリ109に
蓄積される(S3)。
【0022】次に、測定された吸収液102の導電率デ
ータから、大気中のSO2濃度を計算する(S4)。そ
して、導電率データ及びSO2濃度データをメモリ10
9に蓄積する(S5)と共に、SO2濃度を記録計10
8に出力する(S6)。その後、分析終了か否かを判断
し、分析を続行する場合にはステップS2以後の処理を
繰り返す(S7)。
【0023】次いで、拡張操作部200を用いて装置本
体100の自己診断及びマニュアル表示を行う場合の動
作を、図3ないし図8を参照しつつ説明する。ここで、
自己診断とは、装置本体100を構成する各部の機能の
正常、異常を診断し、更には、装置本体100が現在ど
のような状態にあるかを診断することをいう。まず、装
置本体100と拡張操作部200とを通信ケーブル30
0にて接続すると共に、フロッピーディスクドライブ2
03にフロッピーディスク209を挿入して拡張操作部
200を起動する。次に、拡張操作部200のヘルプキ
ー207を操作すると、拡張操作部200側のマイコン
202及び通信制御装置201、装置本体100側の通
信制御装置110を介して、装置本体100側のマイコ
ン107がヘルプキーコードを受信し、ヘルプキー20
7による割込み(便宜上、“割込み0”とする)を認識
する。そこで、マイコン107は分析装置本体100の
機種コード(SO2分析装置であることを示すコード)
を拡張操作部200側に送信する(図3のSA1)。
【0024】一方、拡張操作部200側のマイコン20
2では、操作キーの入力待ちの状態(図4のSB1)か
ら、ヘルプキー207が操作されたことを認識すると
(SB2 YES)、ヘルプキーコードを装置本体10
0側に送信する(SB3)。次に、先のステップSA1
により装置本体100側から送信された機種コードにつ
いて判定し、装置本体100がSO2分析装置であるこ
とを認識する(SB4)。その後、フロッピーディスク
209内のSO2分析装置用プログラムを起動する(S
B5)。これにより、SO2分析装置用ガイドメニュー
が表示パネル204に表示され(SB6)再び操作キー
の入力待ち状態(SB7)となる。
【0025】次に、装置本体100の機能や状態等を自
己診断する場合、拡張操作部200側でガイドメニュー
の中から対応するメニュー(例えばメニュー1)を選択
して入力する。これにより、装置本体100側のマイコ
ン107は図5に示すようにコード“01”を受信し、
自己診断割込み(便宜上、“割込み1”とする)を認識
する。マイコン107は、コード“01”に対応する自
己診断用のデータ、すなわち、マイコン107による収
集データの処理結果としてメモリ109内に格納された
最新の導電率データ、濃度データ、流量データ、温度デ
ータ、回路データを読み出し、これらが自己診断用のデ
ータであることを示すコード“01”を付加した上で通
信制御装置110,201を介し拡張操作部200側の
マイコン202に送信する(図5のSA11)。
【0026】マイコン202では、操作キーの入力待ち
の状態(図6のSB11)から、メニュー1が選択され
たことを認識すると(SB12 YES)、対応するコ
ード“01”を装置本体100側に送信する(SB1
3)。次に、装置本体100側から受信したデータにコ
ード“01”が付加されていることを確認して(SB1
4)、導電率データ、濃度データ等の受信データを解析
し、装置本体100の状態を自己診断して故障の有無及
び故障箇所等を判定する(SB15)。そして、これら
の解析結果を表示パネル204に図示し(SB16)、
再度、操作キーの入力待ち状態となる(SB17)。ま
た、必要に応じて、吸収液102の温度に応じた分析デ
ータの温度補償等を行い、これらの結果についても表示
パネル204に表示する。更に、上記自己診断の結果に
応じて新たに種々の操作内容が展開される場合には、こ
れらの操作内容を示す新たなガイドメニューを表示パネ
ル204に表示する。こうして拡張操作部200により
装置本体100の自己診断を行っている間も、装置本体
100は拡張操作部200の動作に関係なく独立して測
定、分析動作を継続している。
【0027】装置本体100の動作を変更するための操
作方法を知りたい場合には、マニュアル表示動作として
拡張操作部200側でガイドメニューの中から対応する
メニュー(例えばメニュー2)を選択し、入力する。自
己診断動作からこのマニュアル表示動作に移行する場合
には、まずクリアキー208を押してメニュー1用の画
面を消し、ヘルプキー207を再度押すと、もとのガイ
ドメニューに戻り、この状態でメニュー2を選択する。
【0028】これにより、図7に示すごとく装置本体1
00側のマイコン107がコード“02”を受信し、マ
ニュアル割込み(便宜上、“割込み2”とする)を認識
する。マイコン107は、コード“02”に対応するマ
ニュアル表示用のデータとして、装置本体100の現状
動作がSO2濃度の連続測定状態にあることを示すデー
タ(例えば“55”)をメモリ109から読み出し、マ
ニュアル表示を行なうことを示すコード“02”を付加
したデータ“0255”を通信制御装置110,201
を介し拡張操作部200側のマイコン202に送信する
(図7のSA21)。
【0029】マイコン202では、操作キーの入力待ち
の状態(図8のSB21)から、メニュー2が選択され
たことを認識すると(SB22 YES)、対応するコ
ード“02”を装置本体100側に送信する(SB2
3)。次に、装置本体100側から受信したデータにコ
ード“02”が付加されていることを確認して(SB2
4)、データ“55”からSO2濃度の連続測定を行っ
ていることを判別し(SB25)、その後、この連続測
定状態に関するマニュアル(例えば測定条件を確認する
ための操作方法)をフロッピーディスク209から読み
出して表示パネル204に表示する(SB26)。以後
は、再度、操作キーの入力待ち状態となる(SB2
7)。
【0030】なお、以上のマニュアル表示の動作中も、
装置本体100は拡張操作部200に関係なく別個独立
に分析動作を継続している。SO2濃度の連続測定状態
に関するマニュアルの内容を追加、変更したい場合に
は、フロッピーディスク209内のマニュアルをバージ
ョンアップするべくソフトウェアを追加、変更すれば足
り、装置本体100や拡張操作部200のマイコン10
7,202に備えられたROM(図示せず)の内容に手
を加える必要はない。また、詳述はしないが、メモリ1
09に蓄積された測定データ、分析データをグラフィッ
ク表示する場合も、上記とほぼ同様の動作によりメモリ
109からこれらを読み出し、装置本体100による分
析動作と並行して表示パネル204に表示させることが
できる。
【0031】本実施例では、自己診断、マニュアル表
示、蓄積データ表示等、何れの場合でも、拡張操作部2
00側のマイコン202がメモリ109からデータを受
け取った後は、装置本体100と拡張操作部200との
間で通信を行なう必要がないためこれらを切り離しても
よく、その状態で装置本体100と拡張操作部200と
を各々単体で動作させることにより、測定、分析動作及
び自己診断、マニュアル表示、蓄積データ表示等の動作
を同時並行的に実行することが可能である。また、同一
機種の装置本体100が複数台あり、これらが複数の箇
所で分析動作を各々実行している場合、各装置本体10
0に対して1台の拡張操作部200を次々につなぎ換え
ることにより、すべての装置本体100の自己診断等を
行うことができる。
【0032】更に、複数台の装置本体100の機種が異
なる場合(例えば複数台のSO2分析装置であって各機
種が異なる場合や、各々が別種類の測定装置である場
合)でも、装置本体100の機種コードを予めメモリ1
09内に格納しておいてこれらを識別するプログラムを
フロッピーディスク209内に備えることにより、1台
の拡張操作部200によって複数機種の装置本体100
に対応させることができる。この場合、装置本体100
の各機種に応じたプログラムをフロッピーディスク20
9内に格納しておくことはいうまでもない。
【0033】また、上記実施例において、装置本体10
0の分析動作や校正動作のプログラムは図示されていな
いROM等のメモリに格納されているが、そのバージョ
ンアップ等があった場合には、新たなプログラムが格納
されたフロッピーディスク209をフロッピーディスク
ドライブ203に装填して装置本体100側からこれを
読み出し、使用することも可能である。従って、本体側
ROMを交換しなくても、上記フロッピーディスク20
9の提供を受けたユーザー側で本体機能のバージョンア
ップを簡単に行うことができる。
【0034】上記実施例では拡張操作部200側のプロ
グラム格納手段としてフロッピーディスク装置を挙げた
が、RAMカード及びそのデータ読み取り装置等であっ
てもよい。あるいは、上記プログラム格納手段をハード
ディスク装置としてバージョンアップのたびに新たなプ
ログラムをインストールし直してもよい。上記実施例に
おいて、メモリ109にはマイコン107を介して温度
センサ103や流量センサ105からのデータも記憶さ
れるので、拡張操作部200により自己診断等のために
分析データを処理する際に、流量や温度が分析データに
与える影響を除去することができる。同時に、装置本体
100の状態も記憶されるため、分析データが急激に変
化した場合にこれが装置本体100の異常によるもの
か、あるいはデータの本来的な変化なのかを自動的に判
断することができる。
【0035】なお、拡張操作部200による自己診断等
の動作は、必ずしも装置本体100による測定動作と同
時並行的に行なう必要はない。例えば、拡張操作部20
0を測定動作中の複数台の装置本体100に順次つなぎ
換えてデータを吸い上げ、その後、拡張操作部200を
分離して、任意の場所においてバッチ処理により自己診
断や蓄積データの表示を行なうことも可能である。そし
て、このとき、装置本体100による測定動作がすでに
終了していても何ら問題はない。
【0036】また、装置本体100と拡張操作部200
との間の通信は、実施例のように有線通信によらず無線
通信により行ってもよい。更に、本発明は大気中のSO
2分析装置ばかりでなく、被測定対象の特性を測定し、
その測定データ等を演算処理手段により処理する種々の
測定装置に適用することができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明では、測定装置本体
とは別個に形成された情報処理装置としての拡張操作部
を、必要に応じ測定装置本体に接続して両者をそれぞれ
独立して動作させるものである。このため、装置本体側
で測定動作や測定データの処理等を行なっている場合で
も、拡張操作部側で自己診断や蓄積データ表示等を並行
して行なうことができる。従って、装置本体がマルチタ
スク機能を持たなくても同時に複数の処理を行なうこと
ができ、装置本体のコスト低減及び時間の有効利用を図
ることが可能になる。
【0038】また、拡張操作部は複数台の装置本体に接
続換えすることができ、各装置本体の機種に応じたプロ
グラムにより動作するので、単一の拡張操作部により複
数台の装置本体に対応可能な汎用性のある測定装置を実
現することができる。特に、拡張操作部に複数機種の装
置本体の判別機能を持たせれば、これらをすべて拡張操
作部に接続したままの状態で拡張操作部から各装置本体
を順次アクセスすることにより、接続換えの手間なく効
率的に自己診断等を行なうことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】分析装置本体の動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】ヘルプキー操作時の分析装置本体側の動作を示
すフローチャートである。
【図4】ヘルプキー操作時の拡張操作部側の動作を示す
フローチャートである。
【図5】自己診断動作時の分析装置本体側の動作を示す
フローチャートである。
【図6】自己診断動作時の拡張操作部側の動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】マニュアル表示の際の分析装置本体側の動作を
示すフローチャートである。
【図8】マニュアル表示の際の拡張操作部側の動作を示
すフローチャートである。
【図9】従来の技術を示す構成図である。
【符号の説明】
100 分析装置本体 101 分析部 102 吸収液 103 温度センサ 104 電極 105 流量センサ 106 信号変換回路 107 マイクロコンピュータ(マイコン) 108 記録計 109 メモリ 110 通信制御装置 111 操作部 112 電源監視回路 200 拡張操作部 201 通信制御装置 202 マイクロコンピュータ(マイコン) 203 フロッピーディスクドライブ 204 表示パネル 205 操作部 206 テンキー 207 ヘルプキー 208 クリアキー 209 フロッピーディスク 300 通信ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−184599(JP,A) 特開 平1−183702(JP,A) 特開 昭63−186303(JP,A) 特開 昭60−195417(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/00 G01N 27/04 G05B 23/02 302

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定対象の特性を測定し、その測定デ
    ータを含む収集データを演算処理手段により処理する測
    定装置において、 前記演算処理手段としての第1の演算処理手段と、この
    演算処理手段による処理結果を記憶するメモリと、この
    メモリの記憶内容を外部に送信すると共に外部から送信
    される信号を受信するための第1の通信手段とを備えた
    測定装置本体と、 装置本体の機種に適合するプログラムが格納されたプロ
    グラム格納手段と、このプログラム格納手段から読み出
    したプログラムに従い、前記メモリの記憶内容を読み出
    すと共にその記憶内容に基づき装置本体各部の機能、状
    態の自己診断を第1の演算処理手段の動作とは別個独立
    に行なう第2の演算処理手段と、この演算処理手段から
    の命令を第1の通信手段に送信すると共に第1の通信手
    段を介して送信された前記メモリの記憶内容を第2の演
    算処理手段に送る第2の通信手段と、第2の演算処理手
    段による処理結果を表示する表示手段と、この表示手段
    に表示された測定装置本体の動作に関するガイドメニュ
    ーに従って入力操作するための操作手段とを備え、前記
    装置本体に対し機械的に分離可能である拡張操作部と、 を有することを特徴とする測定装置。
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