JP3133918U - 鉄筋組立体用スタンド及び鉄筋支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で汎用性が高く、細かな寸法調整が可能であるにも拘らず壊れ難い鉄筋組立用スタンドを提供する。
【解決手段】ベース部材12によって床面1上に立てられた第1支柱13と、第1支柱13に間隔d0で設けられた複数の第1ピン挿通穴16と、第1支柱13の軸線方向に沿って移動可能である第2支柱15と、第2支柱15に間隔d0で設けられた複数の第2ピン挿通穴17と、一組のピン挿通穴16,17を貫通して配置されたピン14とを有する鉄筋組立用スタンド9である。複数の第2ピン挿通穴17のうち第2支柱15の一端に最も近いものとその一端との間隔をd1とし、複数の第2ピン挿通穴17のうち第2支柱15の他端に最も近いものとその他端との間隔をd2としたとき、d1≠d2である。
【選択図】図2

Description

本考案は、梁鉄筋、柱鉄筋等のように複数の鉄筋によって組立てられる鉄筋組立体を組立てる際に用いられる鉄筋組立用スタンド及び鉄筋支持装置に関する。
鉄筋コンクリート建築物の建築現場においては、一般に、鉄筋コンクリート柱及び鉄筋コンクリート梁によって基礎構造が構築される。鉄筋コンクリート柱は柱鉄筋の周囲にコンクリートを打設することによって作製される。そして柱鉄筋は、複数の主筋(柱の軸方向に配置される主たる鉄筋)にフープ(帯筋)等といった補強筋を組み付けることによって形成される。また、鉄筋コンクリート梁は梁鉄筋の周囲にコンクリートを打設することによって作製される。そして梁鉄筋は、複数の主筋(梁の軸方向に配置される主たる鉄筋)にスターラップ(あばら筋)等といった補強筋を組み付けることによって形成される。
梁鉄筋、柱鉄筋等といった鉄筋組立体は、例えば、地上における所定の作業場所で組立てられたり(いわゆる地組み)、階上における現場で組立てられたり(いわゆる丘組み)する。一般的な組立作業によれば、複数本の主筋にスターラップ、フープ等といった補強筋を結束して組み付ける(いわゆる配筋を行う)ことによって梁鉄筋や柱鉄筋等といった鉄筋組立体を形成し、次にその鉄筋組立体の周囲に梁型枠や柱型枠を配設し、次にそれらの型枠内にコンクリートを注入する(いわゆる打設を行う)ことにより、鉄筋コンクリート梁や鉄筋コンクリート柱を作製している。
従来、梁鉄筋等といった鉄筋組立体を組立てる際、一対のポスト(本願における鉄筋組立用スタンド)間にパイプ(本願における鉄筋支持部材)を掛け渡して成る鉄筋支持装置を用いることが知られている(例えば、特許文献1参照)。この鉄筋支持装置は複数個が互いに間隔を空けて並べて設置され、それらの鉄筋支持装置の鉄筋支持部材によって複数の主筋を互いに平行に且つ地面又は建築物床面に対して平行に支持する。
また、鉄筋組立用スタンドとして図5に示す構成のものが知られている。このスタンドは、地面、建築物床面等といった基面102上にベース部材101によって立てられた支柱本体103と、ピン104によって支柱本体103に取り付けられたスリーブ105と、このスリーブ105の側面に溶接その他の接合手法によって固着されたフック106とを有する。支柱本体103及びスリーブ105の側面には互いに略等間隔に複数のピン挿通穴107が設けられており、これらの穴にピン104を貫通させることにより、スリーブ105が支柱本体103の外周面の適所に取り付けられている。
梁鉄筋等といった鉄筋組立体の構成要素である主筋を支持するための鉄筋支持部材は、一対のスタンドのそれぞれのフック106に引っ掛けられて支持される。スリーブ105のピン挿通穴107と支柱本体103のピン挿通穴107との組み合わせを変更してそれらの穴にピン104を貫通させることにより、フック106の基面102からの高さ位置を変化させることができる。このフック106の高さ変化により、主筋等に対する作業者の作業位置を所望の位置に合わせることができる。
また、従来、鉄筋支持部材の高さ位置を自動的に調節できる構成の鉄筋組立用スタンドが知られている(例えば、特許文献2参照)。このスタンドでは、鉄筋支持部材を支持するためのフック片をモータ等といった駆動源を用いて昇降移動させる構成となっている。
特開平1−214668号公報(第2頁、図3、4) 特開平8−109746号公報(第4〜5頁、図1〜9)
特許文献1に開示された鉄筋組立用スタンド及び図5に示した従来の鉄筋組立用スタンドのように、フック側の部材と支柱本体側の部材とに穴を設け、それらの穴にピンを通すことによって両部材を結合することにしたスタンドにおいては、互いに上下で隣接するピン挿通穴の間隔を小さくし過ぎると、穴と穴との間隔部分の機械強度が低くなり、そのため、主筋を支持したときであってフックに加わる荷重の作用によりピンに大きな荷重が掛かったときに、穴と穴との間隔部分が荷重に負けて断裂し、鉄筋組立用スタンドとしての用を成さなくなるおそれがあった。このため、穴と穴との間隔を大きくせざるを得ず、そのため、フックの高さ調整を細かな寸法ごとに行うことができなかった。
また、特許文献2に開示された、高さの自動調整が可能な鉄筋組立用スタンドにおいては、スタンドの構成が非常に複雑になって製品コストが高くなり、しかも持ち運びが行い難くなり、それらのために、多くの現場で手軽に使用できる性能(いわゆる汎用性)が低いという問題があった。
本考案は、上記の問題点に鑑みて成されたものであって、簡単な構成で汎用性が高く、細かな寸法調整が可能であるにも拘らず長期間にわたって断裂等といった損傷の発生の心配のない鉄筋組立用スタンド及びそれを用いた鉄筋支持装置を提供することを目的とする。
本考案に係る鉄筋組立用スタンドは、鉄筋組立体を組立てる際に用いられ、鉄筋支持部材を支持する鉄筋組立用スタンドであって、ベース部材によって基面上に立てられた第1支柱と、該第1支柱の軸線方向に沿って互いに間隔をあけて当該第1支柱に設けられた複数の第1ピン挿通穴と、前記第1支柱に取り付けられており、該第1支柱の軸線方向に沿って移動可能である第2支柱と、該第2支柱の軸線方向に沿って互いに間隔をあけて該第2支柱に設けられた複数の第2ピン挿通穴と、前記第1ピン挿通穴及び前記第2ピン挿通穴を貫通して配置されたピンとを有し、前記第2支柱は筒形状を有し、該筒形状の一端及びそれと反対側の他端は、いずれも、前記鉄筋支持部材を載置可能な形状に形成され、前記複数の第2ピン挿通穴の最も前記一端に近いものと該一端との間隔をd1とし、前記複数の第2ピン挿通穴の最も前記他端に近いものと該他端との間隔をd2としたとき、
d1≠d2
であること、すなわち間隔d1と間隔d2は等しくないことを特徴とする。
この鉄筋組立体スタンドによれば、第2支柱の一端側における第2ピン挿通穴と当該一端との間の間隔d1と、第2支柱の他端側における第2ピン挿通穴と当該他端との間の間隔d2とが互いに異なっているので(d1≠d2)、第2支柱の両端の位置を入れ替えた上で(例えば第2支柱の上下を反転させた上で)、第2支柱を第1支柱に取り付けることにより、鉄筋支持部材の支持端である第2支柱の一端の高さ調節を細かな調節幅で行うことができる。しかもこの場合、ピンが挿入される第1ピン挿通穴同士の間の軸線方向に沿った支柱壁の間隔及び第2ピン挿通穴同士の間の軸線方向に沿った支柱壁の間隔は、十分な機械的強度を保持できる所定の間隔に設定できるので、ピンが挿入された部分の第1ピン挿通穴及び第2ピン挿通穴にピンによって大きな荷重が加わっても、それらのピン挿通穴の周辺の支柱壁に断裂等といった損傷が発生することを回避できる。これにより、鉄筋組立用スタンドを長期間にわたって安全に使用できる。
また、本考案の鉄筋組立体スタンドはベース板、第1支柱、第2支柱及びピンを用いるだけという非常に簡単な構成であるので、どのような場所へも簡単に持ち運んで使用でき、非常に汎用性が高い。
次に、本考案に係る鉄筋組立用スタンドにおいて、第1支柱に対して移動する第2支柱に設けられた第2ピン挿通穴同士の間隔をd0とし、第2支柱の一端とピン挿通穴との間隔をd1としたとき、d0=d1と設定することができる。もちろん、d0≠d1と設定することもできる。
また、d0,d1,d2等の具体的な値は、梁鉄筋等といった鉄筋組立体の重量に応じて適宜に設定されるが、一般的な重量の鉄筋組立体を組立てる際であって、鉄筋組立用スタンドを構造用鋼によって形成する場合を考慮すれば、d0=d1=10cm程度に設定することができる。また、第2支柱の他端とピン挿通穴との間隔をd2としたとき、d0=d1=10cm程度、d2=15cm程度に設定することができる。この場合、ビン挿通穴同士の間隔をd0=10cmに維持しつつ、スタンドの高さ調節を(15−10)=5cmの細かい間隔で行うことができる。
次に、本考案に係る鉄筋組立用スタンドは、前記鉄筋組立体である梁鉄筋を製造する際に好適に用いることができる。その際、当該スタンドが設置される面である基面は、地面であったり、建築物床面であったりする。
次に、本考案に係る鉄筋組立用スタンドにおいて、前記第2支柱は中空の筒形状であり、該第2支柱は前記第1支柱の外側に摺動可能に嵌合することが望ましい。こうすれば、スタンドの構造を簡単にすることができ、且つスタンドを壊れ難くできる。筒形状は、円筒形状であっても良く、角筒形状であっても良い。あるいは、それら以外の断面形状の筒形状、例えば楕円形状断面、長円形状断面、その他の特定形状断面であっても良い。
次に、本考案に係る鉄筋支持装置は、鉄筋組立体を組立てる際に用いる鉄筋支持装置であって、一対の鉄筋組立用スタンドと、該一対の鉄筋組立用スタンドによって支持された鉄筋支持部材とを有する。そして、前記鉄筋組立用スタンドは、ベース部材によって基面上に立てられた第1支柱と、該第1支柱の軸線方向に沿って互いに間隔をあけて該第1支柱に設けられた複数の第1ピン挿通穴と、前記第1支柱に取り付けられていて該第1支柱の軸線方向に沿って移動可能である第2支柱と、該第2支柱の軸線方向に沿って互いに間隔をあけて該第2支柱に設けられた複数の第2ピン挿通穴と、前記第1ピン挿通穴及び前記第2ピン挿通穴を貫通して配置されたピンとを有し、前記第2支柱は筒形状を有し、該筒形状の一端及びそれと反対側の他端は、いずれも、前記鉄筋支持部材を載置可能な形状に形成されており、これらの一端又は他端のいずれかによって前記鉄筋支持部材が支持され、前記複数の第2ピン挿通穴の最も前記一端に近いものと該一端との間隔をd1とし、前記複数の第2ピン挿通穴の最も前記他端に近いものと該他端との間隔をd2としたとき、
d1≠d2
であることを特徴とする。
この鉄筋支持装置によれば、第2支柱の一端側における第2ピン挿通穴と当該一端との間の間隔d1と、第2支柱の他端側における第2ピン挿通穴と当該他端との間の間隔d2とが互いに異なっているので(d1≠d2)、第2支柱の両端の位置を入れ替えた上で(例えば第2支柱の上下を反転させた上で)、第2支柱を第1支柱に取り付けることにより、鉄筋支持部材の支持端である第2支柱の一端の高さ調節を細かな調節幅で行うことができる。しかもこの場合、ピンが挿入される第1ピン挿通穴同士の間の軸線方向に沿った支柱壁の間隔及び第2ピン挿通穴同士の間の軸線方向に沿った支柱壁の間隔は、十分な機械的強度を保持できる所定の間隔に設定できるので、ピンが挿入された部分の第1ピン挿通穴及び第2ピン挿通穴にピンによって大きな荷重が加わっても、それらのピン挿通穴の周辺の支柱壁に断裂等といった損傷が発生することを回避できる。これにより、鉄筋支持装置を長期間にわたって安全に使用できる。
また、本考案の鉄筋支持装置で用いる鉄筋組立用スタンドはベース板、第1支柱、第2支柱及びピンを用いるだけという非常に簡単な構成であるので、本考案の鉄筋支持装置は、どのような場所へも簡単に持ち運んで使用でき、非常に汎用性が高い。
本考案に係る鉄筋組立用スタンド及び鉄筋支持装置によれば、第2支柱の一端側における第2ピン挿通穴と当該一端との間の間隔d1と、第2支柱の他端側における第2ピン挿通穴と当該他端との間の間隔d2とが互いに異なっているので(d1≠d2)、第2支柱の両端の位置を入れ替えた上で(例えば第2支柱の上下を反転させた上で)、第2支柱を第1支柱に取り付けることにより、鉄筋支持部材の支持端である第2支柱の一端のベース部材からの高さの調節を細かな調節幅で行うことができる。
しかもこの場合、ピンが挿入される第1ピン挿通穴同士の間の軸線方向の支柱壁の間隔d0及び第2ピン挿通穴同士の間の軸線方向の支柱壁の間隔d0は、十分な機械的強度を保持できる所定の間隔に設定できるので、ピンが挿入された部分の第1ピン挿通穴及び第2ピン挿通穴にピンによって大きな荷重が加わっても、それらのピン挿通穴の周辺の支柱壁に断裂等といった損傷が発生することを回避できる。これにより、鉄筋組立用スタンドを長期間にわたって安全に使用できる。
また、本考案の鉄筋組立体スタンドはベース板、第1支柱、第2支柱及びピンを用いるだけという非常に簡単な構成であるので、当該スタンドを用いた鉄筋支持装置はどのような場所へも簡単に持ち運んで使用でき、非常に汎用性が高い。
以下、本考案に係る鉄筋組立用スタンド及び鉄筋支持装置を実施形態に基づいて説明する。なお、本考案がこの実施形態に限定されないことはもちろんである。また、これ以降の説明では図面を参照するが、その図面では特徴的な部分を分かり易く示すために実際のものとは異なった比率で構成要素を示す場合がある。
図1は、本考案に係る鉄筋組立用スタンド及び鉄筋支持装置を用いて行われる梁鉄筋の組立作業における1つの工程を示している。図1に示す状態は基面である建築物のスラブ(すなわち床面)1上に鉄筋組立体である梁鉄筋2が作製された状態を示している。スラブ1にはコンクリートを注入する型枠である所定幅W0の溝3が十字形状に交差する形状に形成されている。
梁鉄筋2は、溝3の一方の延在方向であるX方向に延びる鉄筋構成体2Aと、それと直角方向に延在する他の鉄筋構成体2Bとによって構成されている。鉄筋構成体2Aは、複数の上主筋4と、それらの下方位置にそれらと平行に配置された複数の下主筋5と、上主筋4と下主筋5の間の左右位置に配置された横主筋7a,7bと、それらの上主筋4、下主筋5、及び横主筋7a,7bの周囲に配置された複数のスターラップ(あばら筋)6とを有する。主筋4,5,7a,7bは直線状の鉄筋である。図1では、図を分かり易く示すために横主筋7a,7bの中心部分の図示を省略してあるが、これらの横主筋7a,7bは上主筋4及び下主筋5と略同じ長さであって、それらに対して平行に配置されている。
スターラップ6は長方形状で環状の鉄筋であり、主筋の位置の保持及びせん断補強のために用いられる補強用鉄筋である。スターラップ6は所定の線材によって上主筋4、下主筋5、及び横主筋7a,7bのそれぞれに結束され、それらの主筋を固定している。図1では、図を分かり易くするために複数のスターラップ6の間隔を実際よりも広く描いているが、実際には、図示よりも多数のスターラップ6が10cm程度の図示よりも狭い配置間隔で互いに平行に配置されている。
Y方向に延びる鉄筋構成体2Bは、X方向に延びる上記の鉄筋構成体2Aと同様に、複数の上主筋4と、それらの下方位置にそれらと平行に配置された複数の下主筋5と、上主筋4と下主筋5の間の左右位置に配置された横主筋7a,7bと、それらの上主筋4、下主筋5、及び横主筋7a,7bの周囲に配置された複数のスターラップ6とを有する。鉄筋構成体2Bの場合も、図を分かり易く示すために横主筋7a,7bの中心部分の図示を省略してあるが、これらの横主筋7a,7bは上主筋4及び下主筋5と略同じ長さであって、それらに対して平行に配置されている。スターラップ6は所定の線材によって上主筋4、下主筋5、及び横主筋7a,7bに結束され、それらの主筋を固定している。
X方向に延びる鉄筋構成体2Aの上主筋4は、Y方向に延びる鉄筋構成体2Bの上主筋4の上側に位置している。また、鉄筋構成体2Aの下主筋5は、鉄筋構成体2Bの下主筋5の上側に位置している。鉄筋構成体2Aの上主筋4と鉄筋構成体2Bの上主筋4は所定の線材によって結束されている。また、鉄筋構成体2Aの下主筋5と鉄筋構成体2Bの下主筋5も所定の線材によって結束されている。
スラブ1に設けられた溝3の縁に沿った2個所に鉄筋支持装置8が設置されている。鉄筋支持装置8を設ける個所は、必要に応じて、3個所以上としても良い。これらの鉄筋支持装置8は一対の鉄筋組立用スタンド9と、それらのスタンドによって支持されて水平方向に延在した鉄筋支持部材10とによって構成されている。鉄筋構成体2Aの上主筋4が鉄筋支持部材10の上に載置されており、この状態で、鉄筋支持部材10によって鉄筋構成体2Aの全体が溝3の上方位置に支持されている。図示していないが、Y方向に延びる鉄筋構成体2Bも鉄筋支持装置8によって支持されて、Y方向に延びる溝3の上方位置に配置されている。
個々の鉄筋組立用スタンド9は、図2に示すように、基面としてのスラブ1上に置かれたベース部材12と、そのベース部材12に固定されて上方へ延びる第1支柱13と、その第1支柱13の外側に嵌合した第2支柱15とを有する。第1支柱13にはその軸線方向に沿って複数の第1ピン挿通穴16が設けられている。第2支柱15にはその軸線方向に沿って複数の第2ピン挿通穴17が設けられている。いずれかの第1ピン挿通穴16といずれかの第2ピン挿通穴17とを位置的に合わせた上で、それらの穴にピン14を挿入することにより、第2支柱15が第1支柱13に固定されている。そして、その第2支柱15の上端面の上に鉄筋支持部材10が載置されている。
図1に示す梁鉄筋2を作製する際には、まず、鉄筋構成体2A,2Bのいずれか一方を組み立てる。本実施形態では、X方向に延びる鉄筋構成体2Aを先に組立てるものとする。具体的には、X方向において、所定数のスターラップ6に所定数の上主筋4を通しながら、それらの上主筋4を鉄筋支持装置8の鉄筋支持部材10の上に載置する。これにより、鉄筋支持部材10によって複数の上主筋4が水平に支持され、それらの上主筋4の周りに複数のスターラップ6が配置された状態となる。
次に、一対の鉄筋組立用スタンド9,9の第1支柱13,13に設けられた複数の第1ピン挿通穴16,16(図2参照)から適宜のものを選んでそれらに補助支持部材(図示せず)を挿通する。この場合に第1支柱13,13によって支持されたその補助支持部材の上面はスターラップ6の下辺部分よりも少し上の位置になるように設定する。なお、補助支持部材は鉄筋支持部材10と同じ部材であっても良いが、後述の説明から理解されるように補助支持部材が受け持つ荷重は鉄筋支持部材10の場合ほど大きな荷重ではないので、補助支持部材は比較的剛性の低い適宜の材料によって形成しても良い。
次に、図1において、各スターラップ6の枠内に複数(通常は上主筋4と同数)の下主筋5を通し、そして、一対の鉄筋組立用スタンド9,9の間に差し渡した上記の補助支持部材の上にそれらの下主筋5を載せる。ここで、補助支持部材によって支持された下主筋5は、スターラップ6の下辺部分よりも少し上の位置に配置され、下主筋5とスターラップ6の下辺部分との間には適宜の大きさの空間が形成される。次に、複数のスターラップ6を主筋4,5の軸方向に個別に平行移動させて、互いに隣接するスターラップ6同士の間隔が10cm程度になるように整える。複数のスターラップ6同士の間隔がそのように整えられた後、これまで下主筋5を支持していた補助支持部材を鉄筋組立用スタンド9,9から取り外す。これにより、複数の下主筋5がスターラップ6の下辺部分の内面上に載置される。
上記のように補助支持部材によって下主筋5を支持するのは、スターラップ6の下辺部分の内面上に複数の下主筋5を載せた状態で複数のスターラップ6同士の間隔の調整を行おうとすると、上主筋4及び下主筋5が邪魔になって個々のスターラップ6を滑らかに平行移動させることが難しいからであり、その反面、下主筋5をスターラップ6から少し持ち上げておけば上主筋4及び下主筋5によって邪魔されることなく個々のスターラップ6を無理なく平行移動させることができるからである。
以上により上主筋4、下主筋5、及びスターラップ6のそれぞれが所望の位置に配設されると、作業者は、所定の線材によって個々のスターラップ6と上主筋4とを結束し、さらに個々のスターラップ6と下主筋5とを結束する。次に、作業者は横主筋7a,7bを所定の位置に配置した上で、それらの横主筋7a,7bを線材によって各スターラップ6に結束する。以上により、X方向に延びる鉄筋構成体2Aが作製される。
次に、作業者は、Y方向に関して同じ作業を繰り返して行って、Y方向に延びる鉄筋構成体2Bを作製する。この際、Y方向の鉄筋構成体2Bの上主筋4及び下主筋5は、いずれも、X方向の鉄筋構成体2Aの上主筋4及び下主筋5の下側に位置するように、鉄筋構成体2Bが作製される。次に、鉄筋構成体2Aの上主筋4及び下主筋5が、それぞれ、鉄筋構成体2Bの上主筋4及び下主筋5に結束される。これにより、梁鉄筋2が組立てられる。
図1に示す梁鉄筋2の組立てが完了すると、図示しないクレーンによって鉄筋支持部材10を吊り上げることにより、梁鉄筋2の全体をわずかに上方へ持ち上げ、さらに全ての鉄筋組立用スタンド9を溝3の縁から遠ざける。その後、クレーンを降下させることにより、梁鉄筋2の全体を溝3の中に収容する。その後、溝3の中にコンクリートを流し込むことにより、いわゆるコンクリートの打設を行い、鉄筋コンクリート梁を作製する。
以下、鉄筋支持装置8について図2に基づいて詳細に説明する。図2において、一対の鉄筋組立用スタンド9及びそれに支持された鉄筋支持部材10によって鉄筋支持装置8が構成されている。図2では一方の鉄筋組立用スタンド9のみが図示され、それと対を成す他方の鉄筋組立用スタンドの図示を省略している。鉄筋組立用スタンド9は、基面であるスラブ1上に置かれたベース部材12と、そのベース部材12上に設けられた第1支柱13と、連結部材であるピン14によってその第1支柱13に取り付けられた第2支柱15とを有する。
鉄筋支持部材10は重量の大きい梁鉄筋2を支える部材であるので耐荷重性の高い頑丈な部材である。鉄筋支持部材10は、例えば、中実(すなわち、中空でなく内部に素材が存在する状態)の丸棒によって形成される。また、鉄筋支持部材10は、例えば主筋4,5,7a,7b等と同じ部材を適宜の長さに切断することによって形成できる。鉄筋支持部材10は第2支柱15の上端に載置されている。ピン14は任意の材料によって形成できるが、このピン14も重量の大きい梁鉄筋2を支える部材であるので耐荷重性の高い頑丈な部材であることが望ましい。従って、ピン14は鉄筋支持部材10と同程度の剛性を有する材料によって形成することが望ましい。本実施形態では、ピン14を鉄筋支持部材10と同じ材料で同じ径の部材、例えば主筋4,5,7a,7b等と同じ部材を適宜の長さに切断することによって形成するものとする。
ベース部材12は、ステンレス鋼、構造用鋼等といった鋼材によって形成されており、正方形又は長方形等といった矩形状に形成されている。第1支柱13は、ステンレス鋼、構造用鋼等といった鋼材によって形成されており、円筒形状に形成されている。第1支柱13は、その軸線がベース部材12に対して略直角方向を向くように、当該ベース部材12に立った状態で溶接等といった接合手法によって固定されている。第2支柱15は、ステンレス鋼、構造用鋼等といった鋼材によって形成されており、円筒形状に形成されている。第2支柱15の内径は第1支柱13の外径よりもわずかに大きく設定されており、その結果、第2支柱15は第1支柱13の外側に嵌り込んで軸線方向に平行移動可能、いわゆる摺動可能になっている。
第1支柱13には軸線方向(すなわち高さ方向)に沿って複数の第1ピン挿通穴16が等間隔d0で設けられている。図では第1支柱13の一方の壁に設けられた複数の第1ピン挿通穴16だけが描かれているが、それらの第1ピン挿通穴16に対して180°の角度隔たった対称位置の壁(すなわち裏側の壁)にも同数の第1ピン挿通穴が設けられている。互いに180°の対称位置にある一対の第1ピン挿通穴16内にピン14を通すことにより、ピン14が第1支柱13を径方向に貫通する。
第2支柱15には軸線方向(すなわち高さ方向)に沿って複数の第2ピン挿通穴17が等間隔d0で設けられている。図では第2支柱15の一方の壁に設けられた複数の第2ピン挿通穴17だけが描かれているが、それらの第2ピン挿通穴17に対して180°の角度隔たった対称位置の壁(すなわち裏側の壁)にも同数の第2ピン挿通穴が設けられている。互いに180°の対称位置にある一対の第2ピン挿通穴17内にピン14を通すことにより、ピン14が第2支柱15を径方向に貫通する。
第1ピン挿通穴16及び第2ピン挿通穴17の径は、ピン14を通すことができ、しかしピン14に対して大き過ぎない寸法となっている。また、ピン14は複数のピン挿通穴16,17の間で出し入れの作業を繰り返して行われるものであるので、ピン挿通穴16,17の径は、その出し入れの作業の支障にならない程度にピン14よりも大きく設定されることが望ましい。
第2ピン挿通穴17同士の間隔d0は、第1支柱13に設けられた第1ピン挿通穴16同士の間隔d0と同じ長さである。なお、第1ピン挿通穴16同士の間隔d0と第2ピン挿通穴17同士の間隔d0は、互いに異なる寸法としても良い。また、第1ピン挿通穴16同士の間隔d0及び第2ピン挿通穴17同士の間隔d0は、それらの穴にピン14を通して第1支柱13と第2支柱15とを連結させたときであって、第2支柱15の上端に鉄筋支持部材10を載置し、さらにその鉄筋支持部材10によって図1に示すように梁鉄筋2を支持したときに、図2においてピン14に加わる荷重によって第1ピン挿通穴16同士の間隔部分及び第2ピン挿通穴17同士の間隔部分が断裂等によって破損することを回避できるの十分な機械的強度を得るのに十分な間隔寸法である。
第2支柱15の第2ピン挿通穴17と第1支柱13の第1ピン挿通穴16とを位置的に合わせた状態で、それらの穴にピン14を挿入して第1支柱13及び第2支柱15の両方を貫通させることにより、ピン14によって第1支柱13と第2支柱15とを連結でき、第2支柱15を第1支柱13に取り付けることができる。ピン14を挿通させる穴を第1支柱13と第2支柱15とで種々に変えることにより、第2支柱15の第1支柱13に対する取り付け位置を変えることができ、これにより、第2支柱15のベース部材12から遠い側の先端のベース部材12からの距離を自由に変えることができる。
第2支柱15の両端は、図3に示すように、凹状で弧状に湾曲する形状に形成されており、丸棒である鉄筋支持部材10を載せ易い形状となっている。第2支柱15の両端は、図4に示すようなV字形状の凹部であっても良い。図3において、第1支柱13の第1ピン挿通穴16同士の軸線方向の間隔はd0であり、第2支柱15の第2ピン挿通穴17同士の軸線方向の間隔も等しい長さのd0である。そして、第2支柱15の一方の端(図の上端)とそれに最も近い第2ピン挿通穴17との間隔をd1とし、反対側の端(図の下端)とそれに最も近い第2ピン挿入穴17との間隔をd2としたとき、間隔d1と間隔d2とを異なる長さとしている。すなわち、d1≠d2としている。なお、d1及びd2は、いずれか一方がd0と同じ長さになるようにしても良いし、d1及びd2の両方ともd0と異なる長さに設定しても良い。本実施形態では、d0=d1=10cm、d2=15cmと設定した。
図1において、鉄筋支持装置8の鉄筋支持部材10によって梁鉄筋2の上主筋4を支持した状態で作業者が所定の作業、例えば鉄筋の結束作業を行おうとするとき、その作業位置を作業のし易い所望の高さに設定したい場合には、図2において、複数の第1ピン挿通穴16及び複数の第2ピン挿通穴17のうちから適宜のもの同士を選定してそれらにピン14を挿入することにより、鉄筋支持部材10を載置する位置、すなわち第2支柱15の上端位置のベース部材12からの高さを希望の高さに調節する。
本実施形態において、第1ピン挿通穴16同士の間隔及び第2ピン挿通穴17同士の間隔はそれぞれ一定間隔d0=10cmであるので、10cmの調節幅で鉄筋支持部材10の高さ位置を調節できる。しかしながら、建築現場の要求により10cmよりも小さい調節幅で鉄筋支持部材10の高さ位置を調節したい場合がある。この場合には、ピン14を第1支柱13及び第2支柱15から、一旦、取り外し、第2支柱15を第1支柱13から抜き出し、その第2支柱15の上端と下端とを逆転させた上で、再び第2支柱15を第1支柱13の外側へ嵌め込み、そして所望の第1挿通穴16及び第2挿通穴17へピン14を差し込んで、第2支柱15を第1支柱13に取り付ける。
第2支柱15の一端とそれに最も近い第2ピン挿通穴17との間隔d1はd1=10cmに設定され、第2支柱15の反対側の端とそれに最も近い第2ピン挿通穴17との間隔d2はd2=15cmに設定されているので、第2支柱15の上下を反転させた上で、第2支柱15を第1支柱13へピン14によって取り付ければ、第2支柱15の上端(すなわち鉄筋支持部材10の支持端)を5cmの調節幅で変化させることができる。つまり、本実施形態では、鉄筋組立用スタンド9の高さを粗く調節すれば良い場合には、第2支柱15を第1支柱13に対してスライド移動させるだけの調節を行い、鉄筋組立用スタンド9の高さを細かく調節したい場合には、第2支柱15を上下反転させた上で第2支柱15を第1支柱13に対してスライド移動させる。
鉄筋組立用スタンド9の高さを細かく調節したい場合、従来は、第1ピン挿通穴16同士の間隔d0及び第2ピン挿通穴17同士の間隔d0を予め、10cmのような大きな間隔でなく、狭い間隔(例えば5cm以下の間隔)に設定していた。こうすれば、確かに5cm以下の寸法幅で高さ調節を行うことが可能であるが、穴と穴との間の支柱壁の長さが小さくなるためにその部分の機械的強度が低下し、非常に大きい荷重である梁鉄筋を支持したときに、穴と穴との間の部分の支柱壁が荷重に耐え切れずに断裂するおそれがあった。これに対し、本実施形態では、第2支柱15の上下反転によって細かな高さ調節が可能となっているにも拘らず、ピン14が係合している第1ピン挿通穴16及び第2ピン挿通穴17と、それに隣接するピン挿通穴16,17との間隔は広い間隔であるd1=10cmのままであるので、穴と穴との間の支柱壁の機械的強度は十分に大きい値を維持でき、従って、長期間にわたって支柱を損傷から保護できる。
(その他の実施形態)
以上、好ましい実施形態を挙げて本考案を説明したが、本考案はその実施形態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した考案の範囲内で種々に改変できる。
例えば、図2に示す実施形態では、第2支柱15を第1支柱13の外側に嵌め込んだが、第2支柱15を第1支柱の内側に嵌め込むこともできる。また、上記実施形態では第1支柱13及び第2支柱15を円筒形状に形成したが、これらは角筒形状に形成することもできる。
また、上記実施形態では、d0=d1=10cm、d2=15cmに設定したが、d1≠d2の条件下でd0,d1,d2の各値をそれら以外の任意の値とすることができる。
また、ベース板12、第1支柱13、第2支柱15の材料はステンレス鋼、構造用鋼以外の適宜の金属材料とすることができる。場合によっては、金属以外の材料、例えば硬質の合成樹脂とすることも可能である。
また、上記実施形態は、階上のスラブ(建築物床面)上で梁鉄筋の組立作業を行う場合を例示したが、本考案は、地上における所定の作業場所で行われる作業、いわゆる地組の場合にも適用できる。また、本考案は、梁鉄筋の組立作業の場合に限られず、柱鉄筋の組立作業の場合にも適用できる。
本考案に係る鉄筋組立用スタンド及び鉄筋支持装置を用いて行われる梁鉄筋の組立作業の一工程を示す斜視図である。 本考案に係る鉄筋組立用スタンドの一実施形態を示す斜視図である。 図2の鉄筋組立用スタンドの側面図である。 本考案に係る鉄筋組立用スタンドの他の実施形態を示す側面図である。 従来の鉄筋組立用スタンドの一例を示す斜視図である。
符号の説明
1.スラブ(基面)、 2.梁鉄筋(鉄筋組立体)、 2A,2B.鉄筋構成体(鉄筋組立体)、 3.溝、 4.上主筋、 5.下主筋、 6.スターラップ、 8.鉄筋支持装置、 9.鉄筋組立用スタンド、 10.鉄筋支持部材、 12.ベース部材、 13.第1支柱、 14.ピン、 15.第2支柱、 16.第1ピン挿通穴、 17.第2ピン挿通穴

Claims (6)

  1. 鉄筋組立体を組立てる際に鉄筋支持部材を支持する鉄筋組立用スタンドであって、
    ベース部材によって基面上に立てられた第1支柱と、
    該第1支柱の軸線方向に沿って互いに間隔をあけて当該第1支柱に設けられた複数の第1ピン挿通穴と、
    前記第1支柱に取り付けられており、該第1支柱の軸線方向に沿って移動可能である第2支柱と、
    該第2支柱の軸線方向に沿って互いに間隔をあけて該第2支柱に設けられた複数の第2ピン挿通穴と、
    前記第1ピン挿通穴及び前記第2ピン挿通穴を貫通して配置されたピンと、を有し、
    前記第2支柱は筒形状を有し、該筒形状の一端及びそれと反対側の他端は、いずれも、前記鉄筋支持部材を載置可能な形状に形成され、
    前記複数の第2ピン挿通穴の最も前記一端に近いものと該一端との間隔をd1とし、
    前記複数の第2ピン挿通穴の最も前記他端に近いものと該他端との間隔をd2としたとき、
    d1≠d2
    であることを特徴とする鉄筋組立用スタンド。
  2. 請求項1記載の鉄筋組立用スタンドにおいて、前記第2ピン挿通穴同士の間隔をd0としたとき、d0=d1であることを特徴とする鉄筋組立用スタンド。
  3. 請求項1又は請求項2記載の鉄筋組立用スタンドにおいて、d0=10cm、d1=10cm、d2=15cmであることを特徴とする鉄筋組立用スタンド。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の鉄筋組立用スタンドにおいて、前記鉄筋組立体は梁鉄筋であり、前記基面は地面又は建築物床面であることを特徴とする鉄筋組立用スタンド。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の鉄筋組立用スタンドにおいて、前記第2支柱は中空の筒形状であり、該第2支柱は前記第1支柱の外側に摺動可能に嵌合することを特徴とする鉄筋組立用スタンド。
  6. 鉄筋組立体を組立てる際に用いる鉄筋支持装置であって、
    一対の鉄筋組立用スタンドと、該一対の鉄筋組立用スタンドによって支持された鉄筋支持部材とを有し、
    前記鉄筋組立用スタンドは、
    ベース部材によって基面上に立てられた第1支柱と、
    該第1支柱の軸線方向に沿って互いに間隔をあけて該第1支柱に設けられた複数の第1ピン挿通穴と、
    前記第1支柱に取り付けられており、該第1支柱の軸線方向に沿って移動可能である第2支柱と、
    該第2支柱の軸線方向に沿って互いに間隔をあけて該第2支柱に設けられた複数の第2ピン挿通穴と、
    前記第1ピン挿通穴及び前記第2ピン挿通穴を貫通して配置されたピンと、を有し、
    前記第2支柱は筒形状を有し、該筒形状の一端及びそれと反対側の他端は、いずれも、前記鉄筋支持部材を載置可能な形状に形成されており、これらの一端又は他端のいずれかによって前記鉄筋支持部材が支持され、
    前記複数の第2ピン挿通穴の最も前記一端に近いものと該一端との間隔をd1とし、
    前記複数の第2ピン挿通穴の最も前記他端に近いものと該他端との間隔をd2としたとき、
    d1≠d2
    であることを特徴とする鉄筋支持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108086692A (zh) * 2017-12-25 2018-05-29 上海建工五建集团有限公司 钢筋排布定位尺装置

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