JP2023106618A - 梁の構造、梁主筋配筋用の支持部材、および梁主筋の配筋方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】鉄骨に対して梁主筋を正確かつ容易に位置決めして支持することができ、配筋作業の施工性を向上させ、梁構築に掛かる作業時間を大幅に短縮する。【解決手段】対向する柱間に架け渡された鉄骨50と、鉄骨50の上方に配置され鉄骨50の長手方向に沿って延在する複数の梁主筋14と、鉄骨50および複数の梁主筋14を覆うコンクリートと、鉄骨50の上部に、複数の梁主筋14を下方から支持する支持部材20とを備える。鉄骨50の中央部を鉄骨梁部とし、両端部を鉄筋コンクリート梁部としたハイブリッド梁であった場合、支持部材20は、鉄筋コンクリート梁部における鉄骨50の鉄骨梁部側の端部に設けられている。【選択図】図2
Description
本発明は、梁の構造、梁主筋配筋用の支持部材、および梁主筋の配筋方法に関する。
近年、建物の一部または全部を大スパン化する、建物の梁躯体として、鉄筋コンクリート(RC)と鉄骨(S)造とで構成された複合構造の梁(以下、ハイブリッド梁とも称する)が採用されてきている。
このような複合構造の梁は、両端部をRCで覆った鉄骨が、RC造等の柱間に架け渡されて接合されたものである。
以下、ハイブリッド梁のうち、S造である中央部を鉄骨梁部、RCで覆われた両端部を鉄筋コンクリート梁部(RC梁部)と称する。
ハイブリッド梁の鉄筋コンクリート梁部においては、一般的に複数の梁主筋と、それら複数の梁主筋および鉄骨の周囲を囲む複数の横補強筋とが配筋され、鉄筋コンクリート梁部全体に渡り埋設されている。
この横補強筋は、鉄筋コンクリート梁部の柱側の端部及び鉄骨梁部側の端部の配筋を密にした集中補強筋も含んでいる。
ハイブリッド梁は、中央部がS造であることから梁自重が軽減され、梁せいが減少するために梁のロングスパン化を可能とした建物が得られる新しい構法として注目されている。
このような複合構造の梁は、両端部をRCで覆った鉄骨が、RC造等の柱間に架け渡されて接合されたものである。
以下、ハイブリッド梁のうち、S造である中央部を鉄骨梁部、RCで覆われた両端部を鉄筋コンクリート梁部(RC梁部)と称する。
ハイブリッド梁の鉄筋コンクリート梁部においては、一般的に複数の梁主筋と、それら複数の梁主筋および鉄骨の周囲を囲む複数の横補強筋とが配筋され、鉄筋コンクリート梁部全体に渡り埋設されている。
この横補強筋は、鉄筋コンクリート梁部の柱側の端部及び鉄骨梁部側の端部の配筋を密にした集中補強筋も含んでいる。
ハイブリッド梁は、中央部がS造であることから梁自重が軽減され、梁せいが減少するために梁のロングスパン化を可能とした建物が得られる新しい構法として注目されている。
ここで、鉄骨の上方に複数の梁主筋を配筋する場合、鉄筋コンクリート梁部の鉄骨梁部側の端部では、鉄骨の上方の離れた箇所に、複数の梁主筋を支持する部材が何ら設けられていないため、鉄骨に対して梁主筋を所望の位置に位置決めすることが困難で、梁主筋用固定部材を別途設けなければならず、配筋作業の工程数が増加していた。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、鉄骨に対して梁主筋を正確かつ容易に位置決めが可能な梁の構造、梁主筋配筋用の支持部材を提供することを目的とする。
また、本発明は、配筋作業の施工性を向上させることが可能な梁主筋の配筋方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、鉄骨に対して梁主筋を正確かつ容易に位置決めが可能な梁の構造、梁主筋配筋用の支持部材を提供することを目的とする。
また、本発明は、配筋作業の施工性を向上させることが可能な梁主筋の配筋方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため本発明は、対向する柱間に架け渡された鉄骨と、前記鉄骨の上方に配置され前記鉄骨の長手方向に沿って延在する複数の梁主筋と、前記鉄骨および前記複数の梁主筋を覆うコンクリートと、前記鉄骨の上部に、前記複数の梁主筋を下方から支持する支持部材とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記支持部材は、上下方向の長さを有し前記鉄骨の上面に取着される基部と、前記基部に設けられ前記複数の梁主筋を支持する梁主筋支持部とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記梁主筋支持部は、前記基部に設けられ前記鉄骨の上方で前記鉄骨の長手方向と交差する方向に延在する細長部材と、前記細長部材に設けられ前記複数の梁主筋を前記鉄骨の梁幅方向に位置決めする位置決め部とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記梁は、前記鉄骨の中央部を鉄骨梁部とし、両端部を鉄筋コンクリート梁部としたハイブリッド梁であり、前記支持部材は、前記鉄筋コンクリート梁部における前記鉄骨の前記鉄骨梁部側の端部に設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、梁を構成する鉄骨の上方に配筋される複数の梁主筋を下方から支持する支持部材であって、前記支持部材は、上下方向の長さを有し前記鉄骨の上面に取着される基部と、前記基部に設けられ前記複数の梁主筋を支持する梁主筋支持部とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記梁主筋支持部は、前記基部に設けられ前記鉄骨の上方で前記鉄骨の長手方向と交差する方向に延在する細長部材と、前記細長部材に設けられ前記複数の梁主筋を前記鉄骨の梁幅方向に位置決めする位置決め部とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記基部は、前記鉄骨の上面に取り外し可能に取着されることを特徴とする。
また、本発明は、梁を構成する鉄骨に取着される基部と、前記基部に設けられ複数の梁主筋を前記鉄骨の上方で支持する梁主筋支持部とを備える梁主筋配筋用の支持部材を、前記鉄骨の上面に取着し、前記梁主筋支持部の上面に前記複数の梁主筋を前記鉄骨の梁幅方向に位置決めした状態で支持させ、前記鉄骨、前記支持部材、および前記複数の梁主筋を囲むように横補強筋を配筋し、前記横補強筋を利用して前記鉄骨の下方に複数の梁主筋を配筋し、前記鉄骨、前記複数の梁主筋、および前記横補強筋が埋め込まれるようにコンクリートを打設することを特徴とする。
また、本発明は、前記支持部材の前記基部を前記鉄骨の上面に取り外し可能に取着し、前記横補強筋を配筋した後、前記鉄骨の上方に配置された前記複数の梁主筋を固定部材を用いて前記横補強筋に固定し、前記支持部材を前記鉄骨から取り外した後、前記コンクリートを打設することを特徴とする。
また、本発明は、前記支持部材は、上下方向の長さを有し前記鉄骨の上面に取着される基部と、前記基部に設けられ前記複数の梁主筋を支持する梁主筋支持部とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記梁主筋支持部は、前記基部に設けられ前記鉄骨の上方で前記鉄骨の長手方向と交差する方向に延在する細長部材と、前記細長部材に設けられ前記複数の梁主筋を前記鉄骨の梁幅方向に位置決めする位置決め部とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記梁は、前記鉄骨の中央部を鉄骨梁部とし、両端部を鉄筋コンクリート梁部としたハイブリッド梁であり、前記支持部材は、前記鉄筋コンクリート梁部における前記鉄骨の前記鉄骨梁部側の端部に設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、梁を構成する鉄骨の上方に配筋される複数の梁主筋を下方から支持する支持部材であって、前記支持部材は、上下方向の長さを有し前記鉄骨の上面に取着される基部と、前記基部に設けられ前記複数の梁主筋を支持する梁主筋支持部とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記梁主筋支持部は、前記基部に設けられ前記鉄骨の上方で前記鉄骨の長手方向と交差する方向に延在する細長部材と、前記細長部材に設けられ前記複数の梁主筋を前記鉄骨の梁幅方向に位置決めする位置決め部とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記基部は、前記鉄骨の上面に取り外し可能に取着されることを特徴とする。
また、本発明は、梁を構成する鉄骨に取着される基部と、前記基部に設けられ複数の梁主筋を前記鉄骨の上方で支持する梁主筋支持部とを備える梁主筋配筋用の支持部材を、前記鉄骨の上面に取着し、前記梁主筋支持部の上面に前記複数の梁主筋を前記鉄骨の梁幅方向に位置決めした状態で支持させ、前記鉄骨、前記支持部材、および前記複数の梁主筋を囲むように横補強筋を配筋し、前記横補強筋を利用して前記鉄骨の下方に複数の梁主筋を配筋し、前記鉄骨、前記複数の梁主筋、および前記横補強筋が埋め込まれるようにコンクリートを打設することを特徴とする。
また、本発明は、前記支持部材の前記基部を前記鉄骨の上面に取り外し可能に取着し、前記横補強筋を配筋した後、前記鉄骨の上方に配置された前記複数の梁主筋を固定部材を用いて前記横補強筋に固定し、前記支持部材を前記鉄骨から取り外した後、前記コンクリートを打設することを特徴とする。
本発明の梁の構造、梁主筋配筋用の支持部材、梁主筋の配筋方法によれば、鉄骨の上部に、複数の梁主筋を下方から支持する支持部材を備えているため、鉄骨の上方に複数の梁主筋を配筋する際に、鉄骨に対して梁主筋を正確かつ容易に位置決めして支持することができ、配筋作業の施工性を向上させ、梁構築に掛かる作業時間を大幅に短縮する上で有利となる。
また、梁の内部に鉄筋が込み入って配筋されている場合でも、確実に複数の梁主筋が支持部材により支持されていることで、込み入った鉄筋の中でも容易に短時間で配筋する上で有利となる。
また、支持部材を、上下方向の長さを有し鉄骨の上面に取着される基部と、基部に設けられ複数の梁主筋を支持する梁主筋支持部とで構成すると、支持部材が梁主筋を支持するために必要な部分を有する部材のみで構成されるため、梁の重量増加を抑止して軽量化を図る上で有利となる。
また、梁主筋支持部を、基部に設けられ鉄骨の上方で鉄骨の長手方向と交差する方向に延在する細長部材と、細長部材に設けられ複数の梁主筋を鉄骨の梁幅方向に位置決めをする位置決め部とで構成すると、簡易な構成により、鉄骨に対して複数の梁主筋をより正確かつ容易に位置決めできる。
また、本発明では、支持部材を鉄骨に取り外し可能に設けた場合、コンクリートの打設前に支持部材を取り外すことで、支持部材を再利用することができ、コストダウンを図る上で有利となる。
また、梁の内部に鉄筋が込み入って配筋されている場合でも、確実に複数の梁主筋が支持部材により支持されていることで、込み入った鉄筋の中でも容易に短時間で配筋する上で有利となる。
また、支持部材を、上下方向の長さを有し鉄骨の上面に取着される基部と、基部に設けられ複数の梁主筋を支持する梁主筋支持部とで構成すると、支持部材が梁主筋を支持するために必要な部分を有する部材のみで構成されるため、梁の重量増加を抑止して軽量化を図る上で有利となる。
また、梁主筋支持部を、基部に設けられ鉄骨の上方で鉄骨の長手方向と交差する方向に延在する細長部材と、細長部材に設けられ複数の梁主筋を鉄骨の梁幅方向に位置決めをする位置決め部とで構成すると、簡易な構成により、鉄骨に対して複数の梁主筋をより正確かつ容易に位置決めできる。
また、本発明では、支持部材を鉄骨に取り外し可能に設けた場合、コンクリートの打設前に支持部材を取り外すことで、支持部材を再利用することができ、コストダウンを図る上で有利となる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、図1を参照して本発明が適用される一般的なハイブリッド梁10について説明すると、ハイブリット梁10は、対向する柱12間に架け渡されたI鋼やH鋼等の鉄骨50の両端部を鉄筋コンクリートで覆う構造のものである。
図2、図3(A)(B)に示すように、本実施の形態の鉄骨50は、ウェブ5002と上フランジ5004と下フランジ5006とからなるI型鋼である。
鉄骨50の中央部は鉄骨梁部10Aとされ、両端部は鉄筋コンクリート梁部10Bとされ、鉄骨50は内法スパンとされ、鉄骨50の端部は柱12の側面に接触する箇所に位置し、柱12には進入されておらず、図1の符号11Aはスタッドボルト、符号11Bは床スラブを示している。なお、鉄骨50の端部は、柱12の側面の手前の近傍箇所でもよい。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、図1を参照して本発明が適用される一般的なハイブリッド梁10について説明すると、ハイブリット梁10は、対向する柱12間に架け渡されたI鋼やH鋼等の鉄骨50の両端部を鉄筋コンクリートで覆う構造のものである。
図2、図3(A)(B)に示すように、本実施の形態の鉄骨50は、ウェブ5002と上フランジ5004と下フランジ5006とからなるI型鋼である。
鉄骨50の中央部は鉄骨梁部10Aとされ、両端部は鉄筋コンクリート梁部10Bとされ、鉄骨50は内法スパンとされ、鉄骨50の端部は柱12の側面に接触する箇所に位置し、柱12には進入されておらず、図1の符号11Aはスタッドボルト、符号11Bは床スラブを示している。なお、鉄骨50の端部は、柱12の側面の手前の近傍箇所でもよい。
鉄筋コンクリート梁部10Bは、現場打ちコンクリートで製作される。
なお、コンクリートは、普通コンクリートでも、繊維補強コンクリートでもよい。
鉄筋コンクリート梁部10Bは、鉄骨50の上方および下方に配置され鉄骨50の長手方向に沿って延在する複数の梁主筋14と、それら梁主筋14を囲む複数の横補強筋16とにより補強され、梁主筋14の柱梁接合部への定着は、定着金物あるいは折り曲げ定着により行われる。
また、鉄筋コンクリート梁部10Bの柱梁接合部側の端部と、鉄骨梁部10A側の端部に相当する部分においては、特に横補強筋16の配筋を密に配した集中補強筋16Aとしている。
横補強筋16としては、溶接閉鎖型補強筋、フック付き補強筋、スパイラル補強筋等を適宜用いることができる。なお、集中補強筋16Aとしては、高強度鉄筋で形成される溶接閉鎖型補強筋を用いることで、ハイブリット梁の端部における強度を高めることが可能であり、好ましい。
また、鉄筋コンクリート梁部10Bには、鉄骨50、複数の梁主筋14、複数の横補強筋16、及び支持部材20の隙間を充填するコンクリート18が設けられている。
このように鉄筋コンクリート梁部10Bの柱12側の端部と鉄骨梁部10A側の端部に相当する部分に集中補強筋16Aを設けることで、鉄骨50から鉄筋コンクリート梁部10Bへの応力の伝達が図られている。
なお、コンクリートは、普通コンクリートでも、繊維補強コンクリートでもよい。
鉄筋コンクリート梁部10Bは、鉄骨50の上方および下方に配置され鉄骨50の長手方向に沿って延在する複数の梁主筋14と、それら梁主筋14を囲む複数の横補強筋16とにより補強され、梁主筋14の柱梁接合部への定着は、定着金物あるいは折り曲げ定着により行われる。
また、鉄筋コンクリート梁部10Bの柱梁接合部側の端部と、鉄骨梁部10A側の端部に相当する部分においては、特に横補強筋16の配筋を密に配した集中補強筋16Aとしている。
横補強筋16としては、溶接閉鎖型補強筋、フック付き補強筋、スパイラル補強筋等を適宜用いることができる。なお、集中補強筋16Aとしては、高強度鉄筋で形成される溶接閉鎖型補強筋を用いることで、ハイブリット梁の端部における強度を高めることが可能であり、好ましい。
また、鉄筋コンクリート梁部10Bには、鉄骨50、複数の梁主筋14、複数の横補強筋16、及び支持部材20の隙間を充填するコンクリート18が設けられている。
このように鉄筋コンクリート梁部10Bの柱12側の端部と鉄骨梁部10A側の端部に相当する部分に集中補強筋16Aを設けることで、鉄骨50から鉄筋コンクリート梁部10Bへの応力の伝達が図られている。
図2、図3(A)(B)に示すように、鉄筋コンクリート梁部10Bにおいて、鉄骨50の鉄骨梁部10A側の上フランジ5004の上部に、複数の梁主筋14を下方から支持する支持部材20が設けられている。
なお、図2において本発明の要部を見やすくするため、複数の梁主筋14、横補強筋16、集中補強筋16Aを実線で描き、鉄骨50、支持部材20を破線で描いている。
図4(A)に示すように、支持部材20は、上下方向の長さを有し鉄骨50の上フランジ5004の上面に取着される基部22と、基部22に設けられ複数の梁主筋14を支持する梁主筋支持部24とによって構成されている。
本実施の形態の基部22および梁主筋支持部24は、矩形板状の部材でそれぞれ構成されており、梁主筋支持部24の長手方向の中央の下面から下方に基部22が突出し、基部22と梁主筋支持部24とは直交している。
ここで、支持部材20として上フランジ5004に接する直方体の板を用いて構成してもよいが、本実施の形態の支持部材20のように構成すると、必要な部分を有する部材のみで構成することができるため、梁の重量増加を抑止して軽量化を図る上で有利となる。
なお、図2において本発明の要部を見やすくするため、複数の梁主筋14、横補強筋16、集中補強筋16Aを実線で描き、鉄骨50、支持部材20を破線で描いている。
図4(A)に示すように、支持部材20は、上下方向の長さを有し鉄骨50の上フランジ5004の上面に取着される基部22と、基部22に設けられ複数の梁主筋14を支持する梁主筋支持部24とによって構成されている。
本実施の形態の基部22および梁主筋支持部24は、矩形板状の部材でそれぞれ構成されており、梁主筋支持部24の長手方向の中央の下面から下方に基部22が突出し、基部22と梁主筋支持部24とは直交している。
ここで、支持部材20として上フランジ5004に接する直方体の板を用いて構成してもよいが、本実施の形態の支持部材20のように構成すると、必要な部分を有する部材のみで構成することができるため、梁の重量増加を抑止して軽量化を図る上で有利となる。
基部22の下部は、鉄骨50の上フランジ5004の上面で上フランジ5004の幅方向の中央に、溶接またはボルトにより結合されている。
これにより梁主筋支持部24は、鉄骨50の上方に離れた箇所で、鉄骨50の長手方向と交差する方向、本実施形態では鉄骨50の長手方向と直交する方向(鉄骨50の梁幅方向)に延在する細長部材で構成されている。
すなわち、梁主筋支持部24を構成する矩形板状の部材は、鉄骨50の長手方向に沿った幅Yと、鉄骨50の梁幅方向よりも大きい寸法の長さXを有する細長部材で構成されている。
基部22が鉄骨50に溶接される場合、基部22は鋼材製となるが、梁主筋支持部24は鋼材製でも合成樹脂製でもよい。
基部22が鉄骨50にボルトにより結合される場合、基部22および梁主筋支持部24は鋼材製または合成樹脂製のいずれでもよい。
これにより梁主筋支持部24は、鉄骨50の上方に離れた箇所で、鉄骨50の長手方向と交差する方向、本実施形態では鉄骨50の長手方向と直交する方向(鉄骨50の梁幅方向)に延在する細長部材で構成されている。
すなわち、梁主筋支持部24を構成する矩形板状の部材は、鉄骨50の長手方向に沿った幅Yと、鉄骨50の梁幅方向よりも大きい寸法の長さXを有する細長部材で構成されている。
基部22が鉄骨50に溶接される場合、基部22は鋼材製となるが、梁主筋支持部24は鋼材製でも合成樹脂製でもよい。
基部22が鉄骨50にボルトにより結合される場合、基部22および梁主筋支持部24は鋼材製または合成樹脂製のいずれでもよい。
ここで、図4(B)に示すように、鉄骨50の上フランジ5004の上面に互いに平行に立設された2枚の板状の補助部材40A、40Bの間に基部22を挿入することで支持部材20を鉄骨50に取着する構成としてもよい。
また、図4(C)に示すように、梁主筋支持部24の下面に互いに平行に突出した2つの基部22A、22Bを有し、鉄骨50の上フランジ5004の上面に立設された補助部材40が2つの基部22A、22Bの間に挿入されることで支持部材20を鉄骨50に取着する構成としてもよい。
図4(B)(C)に示す構成の場合、支持部材20の基部22、22A、22Bと、鉄骨50の上フランジ5004の上面に立設された補助部材40A、40B、40は、互いに挿入するだけで、溶接やボルトによる結合をせずに設置してもよい。この場合、支持部材20を容易に取り外すことができ再利用が可能となる。
また、図4(B)(C)に示す構成の場合、支持部材20の基部22、22A、22Bと、鉄骨50の上フランジ5004の上面に立設された補助部材40A、40B、40は、溶接、ボルト等により互いを結合させてもよい。
具体的には、例えば、図4(B)に示す構成においてボルトで結合する場合、鉄骨50の上フランジ5004の上面に互いに平行に立設された2枚の板状の補助部材40A、40Bの間に基部22を挿入し、ボルト(不図示)を、一方の補助部材に設けられたボルト挿通孔から基部22のボルト挿通孔に挿通し、他方の補助部材に設けられた雌ねじに螺合させることで支持部材20を鉄骨50に結合する。図4(C)に示す構成においてボルトで結合する場合も同様である。
また、図4(C)に示すように、梁主筋支持部24の下面に互いに平行に突出した2つの基部22A、22Bを有し、鉄骨50の上フランジ5004の上面に立設された補助部材40が2つの基部22A、22Bの間に挿入されることで支持部材20を鉄骨50に取着する構成としてもよい。
図4(B)(C)に示す構成の場合、支持部材20の基部22、22A、22Bと、鉄骨50の上フランジ5004の上面に立設された補助部材40A、40B、40は、互いに挿入するだけで、溶接やボルトによる結合をせずに設置してもよい。この場合、支持部材20を容易に取り外すことができ再利用が可能となる。
また、図4(B)(C)に示す構成の場合、支持部材20の基部22、22A、22Bと、鉄骨50の上フランジ5004の上面に立設された補助部材40A、40B、40は、溶接、ボルト等により互いを結合させてもよい。
具体的には、例えば、図4(B)に示す構成においてボルトで結合する場合、鉄骨50の上フランジ5004の上面に互いに平行に立設された2枚の板状の補助部材40A、40Bの間に基部22を挿入し、ボルト(不図示)を、一方の補助部材に設けられたボルト挿通孔から基部22のボルト挿通孔に挿通し、他方の補助部材に設けられた雌ねじに螺合させることで支持部材20を鉄骨50に結合する。図4(C)に示す構成においてボルトで結合する場合も同様である。
このように鉄骨50に基部22がボルトによって結合されている場合は、ボルトを外すことで支持部材20を鉄骨50から取り外すことが可能となっているため、梁主筋14を配筋した後、コンクリートを打設する前に支持部材20を取り外すことができる。
取り外した支持部材20は、他の鉄骨に取着して再利用することができ、支持部材20の個数を削減し、コストダウンを図る上で有利となる。
また、支持部材20を鉄骨50から取り外さずに、そのまま埋設してハイブリッド梁10の一部にした場合、鋼材製より合成樹脂製の方がハイブリット梁10の軽量化を図る上で有利となる。
取り外した支持部材20は、他の鉄骨に取着して再利用することができ、支持部材20の個数を削減し、コストダウンを図る上で有利となる。
また、支持部材20を鉄骨50から取り外さずに、そのまま埋設してハイブリッド梁10の一部にした場合、鋼材製より合成樹脂製の方がハイブリット梁10の軽量化を図る上で有利となる。
また、複数の梁主筋14は、梁主筋支持部24の上面の所望の位置(例えば、予め墨だししておいた位置)に配置し、結束線などの固定部材で梁主筋支持部24に固定することで、鉄骨50の上方で正確かつ容易に位置決めして支持することができる。
ここで、固定部材とは、結束線や針金など、従来公知の様々な鉄筋を固定するための固定具であって、本実施の形態では結束線を用いた構成を説明する。
ここで、固定部材とは、結束線や針金など、従来公知の様々な鉄筋を固定するための固定具であって、本実施の形態では結束線を用いた構成を説明する。
なお、本実施形態では、図2及び図3(B)に示すように、鉄骨50の鉄骨梁部10A側の上フランジ5004の上部に、複数の梁主筋14を下方から支持する支持部材20を設けているが、柱12側の上フランジ5004の上部に、複数の梁主筋14を下方から支持する支持部材20を設けてもよい。
次に、従来の梁主筋および横補強筋の配筋方法について説明する。
まず、鉄骨を鉄骨受け材に載置した後、鉄骨の上方に以下のように位置決めして複数の梁主筋を配筋する。
鉄筋コンクリート梁部の柱側では、複数の梁主筋を柱に配筋された帯筋に載置し、結束線などを用いて帯筋に梁主筋を固定して位置決めを行う。
一方、鉄骨梁部側では、複数の梁主筋を別途設けられた梁主筋用固定部材に結束線などを用いて吊り下げて固定しながら鉄骨の上方に位置決めを行う。
そして、鉄骨の上方に複数の梁主筋を配筋したら、それら複数の梁主筋を利用して複数の横補強筋を配筋し、次に、それら複数の横補強筋を利用して鉄骨の下方に複数の梁主筋を配筋する。
まず、鉄骨を鉄骨受け材に載置した後、鉄骨の上方に以下のように位置決めして複数の梁主筋を配筋する。
鉄筋コンクリート梁部の柱側では、複数の梁主筋を柱に配筋された帯筋に載置し、結束線などを用いて帯筋に梁主筋を固定して位置決めを行う。
一方、鉄骨梁部側では、複数の梁主筋を別途設けられた梁主筋用固定部材に結束線などを用いて吊り下げて固定しながら鉄骨の上方に位置決めを行う。
そして、鉄骨の上方に複数の梁主筋を配筋したら、それら複数の梁主筋を利用して複数の横補強筋を配筋し、次に、それら複数の横補強筋を利用して鉄骨の下方に複数の梁主筋を配筋する。
これに対して、本実施の形態では、支持部材20を用いて複数の梁主筋14を配筋することで、鉄骨梁部10A側の端部において、下方からの支持がない状態で別途設けられた梁主筋用固定部材に結束線などを用いて複数の梁主筋14を吊り下げて固定しながら鉄骨の上方に位置決めを行う作業が不要となる。
これにより、梁の内部に鉄筋が込み入って配筋されている場合でも、複数の梁主筋14が支持部材20により支持されていると、込み入った鉄筋の中でも容易に短時間で施工する上で有利となる。
これにより、梁の内部に鉄筋が込み入って配筋されている場合でも、複数の梁主筋14が支持部材20により支持されていると、込み入った鉄筋の中でも容易に短時間で施工する上で有利となる。
次に、本実施の形態のハイブリット梁10における鉄筋コンクリート梁部10Bの施工方法について説明する。
まず、鉄骨受け材(不図示)に鉄骨50を載置し、のちに鉄骨50の鉄骨梁部10A側の端部となる領域において、上フランジ5004の上面に支持部材20の基部22を溶接接合またはボルトにより結合することで、支持部材20を鉄骨50に取着する。
まず、鉄骨受け材(不図示)に鉄骨50を載置し、のちに鉄骨50の鉄骨梁部10A側の端部となる領域において、上フランジ5004の上面に支持部材20の基部22を溶接接合またはボルトにより結合することで、支持部材20を鉄骨50に取着する。
そして、鉄骨50の上方に複数の梁主筋14を配筋し、鉄骨50の上方で複数の梁主筋14の位置決めをする。
具体的には、複数の梁主筋14においてのちに鉄骨梁部10A側の端部となる領域を、支持部材20の梁主筋支持部24の上面で下方から支持させ、複数の梁主筋14の柱12側の端部を、柱12に配筋された帯筋(不図示)上に配置する。
次に、複数の梁主筋14を所望の位置に調整し、鉄骨梁部10A側の端部を結束線等により梁主筋支持部24に結束して固定し、柱12側の端部を帯筋に結束して固定する。
なお、複数の梁主筋14の柱12側の端部は、帯筋だけでなく柱12を構成する部材であればいずれの部材に結束して固定してもよく、あるいは、延在させ柱12の内部に下方に向けて折り曲げてもよい。
また、上記工程に限定されず、複数の梁主筋14の柱12側の端部を、柱12に配筋された帯筋(不図示)上に配置したのち、複数の梁主筋14においてのちに鉄骨梁部10A側の端部となる領域を、支持部材20の梁主筋支持部24の上面に配置してもよい。
具体的には、複数の梁主筋14においてのちに鉄骨梁部10A側の端部となる領域を、支持部材20の梁主筋支持部24の上面で下方から支持させ、複数の梁主筋14の柱12側の端部を、柱12に配筋された帯筋(不図示)上に配置する。
次に、複数の梁主筋14を所望の位置に調整し、鉄骨梁部10A側の端部を結束線等により梁主筋支持部24に結束して固定し、柱12側の端部を帯筋に結束して固定する。
なお、複数の梁主筋14の柱12側の端部は、帯筋だけでなく柱12を構成する部材であればいずれの部材に結束して固定してもよく、あるいは、延在させ柱12の内部に下方に向けて折り曲げてもよい。
また、上記工程に限定されず、複数の梁主筋14の柱12側の端部を、柱12に配筋された帯筋(不図示)上に配置したのち、複数の梁主筋14においてのちに鉄骨梁部10A側の端部となる領域を、支持部材20の梁主筋支持部24の上面に配置してもよい。
次に、鉄骨50の上方に配筋した複数の梁主筋14に横補強筋16を仮配置して配筋した後、横補強筋16の下方に、コンクリート打設時に用いる下側のコンクリート型枠である下型枠(不図示)を設置する。
設置した下型枠の上面に、横補強筋16との距離を保つために合成樹脂製や鉄製のスペーサ(不図示)を設置する。
設置した下型枠の上面に、横補強筋16との距離を保つために合成樹脂製や鉄製のスペーサ(不図示)を設置する。
次に、鉄骨50の下方であって、横補強筋16の上、かつスペーサの上方に複数の梁主筋14を配筋し、鉄骨50の下方で複数の梁主筋14の位置決めをする。
具体的には、鉄骨50の下方に位置する横補強筋16上に、複数の梁主筋14においてのちに鉄骨梁部10A側の端部となる領域を配置して横補強筋16により下方から支持させ、複数の梁主筋14の柱12側の端部を、柱12に配筋された帯筋(不図示)上に配置する。
なお、上記工程に限定されず、複数の梁主筋14の柱12側の端部を、柱12に配筋された帯筋(不図示)上に配置したのち、鉄骨50の下方に位置する横補強筋16上に、複数の梁主筋14においてのちに鉄骨梁部10A側の端部となる領域を配置してもよい。
そして、鉄骨50、支持部材20、および鉄骨50の上方と下方の複数の梁主筋14を囲むように複数の横補強筋16を所定の間隔をおいて再配置して配筋する。
具体的には、鉄骨50の下方に位置する横補強筋16上に、複数の梁主筋14においてのちに鉄骨梁部10A側の端部となる領域を配置して横補強筋16により下方から支持させ、複数の梁主筋14の柱12側の端部を、柱12に配筋された帯筋(不図示)上に配置する。
なお、上記工程に限定されず、複数の梁主筋14の柱12側の端部を、柱12に配筋された帯筋(不図示)上に配置したのち、鉄骨50の下方に位置する横補強筋16上に、複数の梁主筋14においてのちに鉄骨梁部10A側の端部となる領域を配置してもよい。
そして、鉄骨50、支持部材20、および鉄骨50の上方と下方の複数の梁主筋14を囲むように複数の横補強筋16を所定の間隔をおいて再配置して配筋する。
次に、鉄骨50の上方の複数の梁主筋14と上方の横補強筋16とを結束線等により結束して固定し、鉄骨50の下方の複数の梁主筋14と下方の横補強筋16とを結束線等により結束して固定する。
この固定により、鉄骨50の上方の梁主筋14と下方の梁主筋14と横補強筋16とが結合されて鉄筋組立体ができ、鉄筋組立体は結合により変形しにくくその形状を保持することができる。
この固定により、鉄骨50の上方の梁主筋14と下方の梁主筋14と横補強筋16とが結合されて鉄筋組立体ができ、鉄筋組立体は結合により変形しにくくその形状を保持することができる。
そして、横補強筋16の左右側にコンクリートの左右側の型枠(不図示)を設置する。
下型枠および左右側の型枠からなるコンクリート型枠にコンクリートが充填され、鉄骨50、支持部材20、鉄骨50の上下に配置された複数の梁主筋14、および横補強筋16が埋め込まれるようにコンクリートを打設する。
そして、コンクリートが固まったらコンクリート型枠を外してハイブリット梁10が完成する。
下型枠および左右側の型枠からなるコンクリート型枠にコンクリートが充填され、鉄骨50、支持部材20、鉄骨50の上下に配置された複数の梁主筋14、および横補強筋16が埋め込まれるようにコンクリートを打設する。
そして、コンクリートが固まったらコンクリート型枠を外してハイブリット梁10が完成する。
なお、上記の施工方法の流れでは、鉄骨50の上方の梁主筋14を配筋した後、順に下型枠、スペーサを設置し、下方の梁主筋14を横補強筋16に結束した後、左右側の型枠を設置していたが、コンクリート型枠およびスペーサの設置タイミングは適宜変更することができる。
すなわち、例えば、下型枠及びスペーサの設置を左右側の型枠の設置と一緒に設置してもよい。
また、上記では、梁主筋14と横補強筋16とを結束する際、鉄骨50の上方の梁主筋14を横補強筋16に結束した後に下方の梁主筋14を横補強筋16に結束して固定しているが、逆の手順、すなわち、鉄骨50の下方の梁主筋14を横補強筋16に結束した後に上方の梁主筋14を横補強筋16に結束して固定してもよい。
すなわち、例えば、下型枠及びスペーサの設置を左右側の型枠の設置と一緒に設置してもよい。
また、上記では、梁主筋14と横補強筋16とを結束する際、鉄骨50の上方の梁主筋14を横補強筋16に結束した後に下方の梁主筋14を横補強筋16に結束して固定しているが、逆の手順、すなわち、鉄骨50の下方の梁主筋14を横補強筋16に結束した後に上方の梁主筋14を横補強筋16に結束して固定してもよい。
ここで、支持部材20が鉄骨50に取り外し可能に取着されている場合について説明する。
上述したように、鉄骨50の上方の複数の梁主筋14と上方の横補強筋16とを結束して固定し、下方の複数の梁主筋14と下方の横補強筋16とを結束して固定すると、上方の梁主筋14と下方の梁主筋14と横補強筋16とからなる鉄筋組立体ができる。
設置した下型枠の上面に、横補強筋16との距離を保つために合成樹脂製や鉄製のスペーサ(不図示)を設置する。
従って、その後、梁主筋支持部24と鉄骨50の上方の複数の梁主筋14との結束を解除すれば、上下の梁主筋14と横補強筋16の形状を維持したまま、支持部材20を取り外すことができる。
そして、コンクリート打設前に支持部材20を取り外せば、再利用が可能となる。
上述したように、鉄骨50の上方の複数の梁主筋14と上方の横補強筋16とを結束して固定し、下方の複数の梁主筋14と下方の横補強筋16とを結束して固定すると、上方の梁主筋14と下方の梁主筋14と横補強筋16とからなる鉄筋組立体ができる。
設置した下型枠の上面に、横補強筋16との距離を保つために合成樹脂製や鉄製のスペーサ(不図示)を設置する。
従って、その後、梁主筋支持部24と鉄骨50の上方の複数の梁主筋14との結束を解除すれば、上下の梁主筋14と横補強筋16の形状を維持したまま、支持部材20を取り外すことができる。
そして、コンクリート打設前に支持部材20を取り外せば、再利用が可能となる。
このように、第1の実施の形態では、鉄骨梁部10A側の鉄骨50の端部の上部に、複数の梁主筋14を下方から支持する支持部材20が設けられているため、鉄骨50の上方に複数の梁主筋14を配筋する際に、鉄骨50に対して複数の梁主筋14を正確かつ容易に位置決めして支持することができ、配筋作業の施工性を向上させ、梁構築に掛かる作業時間を大幅に短縮する上で有利となる。
また、梁の内部に鉄筋が込み入って配筋されている場合でも、複数の梁主筋14が確実に支持部材14により支持されていることで、込み入った鉄筋の中でも容易に短時間で配筋する上で有利となる。
また、支持部材22は、基部22および梁主筋支持部24で簡易に構成されているため、梁の重量増加を抑制して軽量化を図る上で有利となる。
また、支持部材22を、鉄骨50に対して取り外し可能に設けた場合は、コンクリートを打設する前に取り外し、他の鉄骨50に取着して再利用することができるため、用意する支持部材22の個数を削減し、コストダウンを図る上で有利となる。
また、梁の内部に鉄筋が込み入って配筋されている場合でも、複数の梁主筋14が確実に支持部材14により支持されていることで、込み入った鉄筋の中でも容易に短時間で配筋する上で有利となる。
また、支持部材22は、基部22および梁主筋支持部24で簡易に構成されているため、梁の重量増加を抑制して軽量化を図る上で有利となる。
また、支持部材22を、鉄骨50に対して取り外し可能に設けた場合は、コンクリートを打設する前に取り外し、他の鉄骨50に取着して再利用することができるため、用意する支持部材22の個数を削減し、コストダウンを図る上で有利となる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、支持部材22の梁主筋支持部24の上面が平面であったのに対して、第2の実施の形態では、梁主筋支持部の上面に複数の梁主筋を鉄骨の梁幅方向に位置決めする位置決め部としての凹部が設けられている点が異なっている。
なお、以下の実施の形態の説明では、第1の実施の形態と同様な個所、部材に同一の符号を付してその説明を省略し、第1の実施の形態と異なった個所について重点的に説明する。
第1の実施の形態では、支持部材22の梁主筋支持部24の上面が平面であったのに対して、第2の実施の形態では、梁主筋支持部の上面に複数の梁主筋を鉄骨の梁幅方向に位置決めする位置決め部としての凹部が設けられている点が異なっている。
なお、以下の実施の形態の説明では、第1の実施の形態と同様な個所、部材に同一の符号を付してその説明を省略し、第1の実施の形態と異なった個所について重点的に説明する。
図5に示すように、支持部材20は、鉄骨50に取着される基部22と、基部22に設けられ複数の梁主筋14を支持する梁主筋支持部26とによって構成されている。
基部22の構成については、第1の実施の形態と同様である。
基部22の構成については、第1の実施の形態と同様である。
梁主筋支持部26は、基部22に設けられ、鉄骨50の上方で鉄骨50の梁幅方向(図5のα方向)に延在する細長部材2602と、細長部材2602に設けられ複数の梁主筋14をα方向に位置決めをする位置決め部としての複数の凹部2604とを備えて構成されている。
複数の凹部2604は、細長部材2602の上面に、α方向に所定の間隔をおいて設けられており、複数の梁主筋14がα方向に移動不能に収容される。
凹部2604の数は、配筋される梁主筋14の数と同一である。
本実施の形態の凹部2604は、円筒面で形成されているが、断面が三角形や矩形など梁主筋14が係止できる形状の凹部であればよい。
複数の梁主筋14は、梁主筋支持部26の上面に設けられた凹部2604に収容して配置し、結束線で梁主筋支持部26に固定することで、鉄骨50に対して複数の梁主筋14をより正確かつ容易に位置決めして支持することができる。
複数の凹部2604は、細長部材2602の上面に、α方向に所定の間隔をおいて設けられており、複数の梁主筋14がα方向に移動不能に収容される。
凹部2604の数は、配筋される梁主筋14の数と同一である。
本実施の形態の凹部2604は、円筒面で形成されているが、断面が三角形や矩形など梁主筋14が係止できる形状の凹部であればよい。
複数の梁主筋14は、梁主筋支持部26の上面に設けられた凹部2604に収容して配置し、結束線で梁主筋支持部26に固定することで、鉄骨50に対して複数の梁主筋14をより正確かつ容易に位置決めして支持することができる。
第2の実施の形態の支持部材20によれば、梁主筋支持部26の細長部材2602の上面に鉄骨50の梁幅方向に複数の凹部2604が設けられているため、第1の実施の形態の効果に加え、簡易な構成により、鉄骨50に対して複数の梁主筋14をより正確かつ容易に位置決めして支持することができ、配筋作業の施工性を向上させ、梁構築に掛かる作業時間をさらに短縮する上で有利となる。
また、凹部2604により支持部材20の体積が減少するため、支持部材20の軽量化を図る上で有利となる。
また、凹部2604により支持部材20の体積が減少するため、支持部材20の軽量化を図る上で有利となる。
(第3の実施の形態)
第2の実施の形態では、梁主筋支持部26の細長部材2602の上面に複数の凹部2604が設けられたのに対し、第3の実施の形態では、細長部材の上面に鉄骨の梁幅方向に位置決めする位置決め部としての突起が設けられている点が異なっている。
図6に示すように、支持部材20は、鉄骨50に取着される基部22と、基部22に設けられ複数の梁主筋14を支持する梁主筋支持部28とによって構成されている。
梁主筋支持部28は、基部22に設けられ、鉄骨50の上方で鉄骨50の梁幅方向(図6のα方向)に延在する細長部材2802と、細長部材2802に設けられ複数の梁主筋14をα方向に位置決めする位置決め部としての複数の突起2804とを備えて構成されている。
複数の突起2804は、細長部材2802の上面に、α方向に所定の間隔をおいて設けられており、それらの間に複数の梁主筋14がα方向に移動不能に係止される。
すなわち、2本の突起2804の間に収まることで複数の梁主筋14を係止しており、突起2804の数は、配筋される梁主筋14の2倍の数となっている。
本実施の形態の突起2804は、断面が曲線を有する楕円の一部のような形状となっているが、断面が三角形や矩形など梁主筋14が係止できる形状の突起であればよい。
複数の梁主筋14は、梁主筋支持部28の上面に設けられた突起2804間に配置し、結束線で横補強筋16に固定することで、鉄骨50に対して複数の梁主筋14をより正確かつ容易に位置決めして支持することができる。
第2の実施の形態では、梁主筋支持部26の細長部材2602の上面に複数の凹部2604が設けられたのに対し、第3の実施の形態では、細長部材の上面に鉄骨の梁幅方向に位置決めする位置決め部としての突起が設けられている点が異なっている。
図6に示すように、支持部材20は、鉄骨50に取着される基部22と、基部22に設けられ複数の梁主筋14を支持する梁主筋支持部28とによって構成されている。
梁主筋支持部28は、基部22に設けられ、鉄骨50の上方で鉄骨50の梁幅方向(図6のα方向)に延在する細長部材2802と、細長部材2802に設けられ複数の梁主筋14をα方向に位置決めする位置決め部としての複数の突起2804とを備えて構成されている。
複数の突起2804は、細長部材2802の上面に、α方向に所定の間隔をおいて設けられており、それらの間に複数の梁主筋14がα方向に移動不能に係止される。
すなわち、2本の突起2804の間に収まることで複数の梁主筋14を係止しており、突起2804の数は、配筋される梁主筋14の2倍の数となっている。
本実施の形態の突起2804は、断面が曲線を有する楕円の一部のような形状となっているが、断面が三角形や矩形など梁主筋14が係止できる形状の突起であればよい。
複数の梁主筋14は、梁主筋支持部28の上面に設けられた突起2804間に配置し、結束線で横補強筋16に固定することで、鉄骨50に対して複数の梁主筋14をより正確かつ容易に位置決めして支持することができる。
第3の実施の形態の支持部材20によれば、梁主筋支持部28の細長部材2802の上面に鉄骨50の梁幅方向に複数の突起2804が設けられているため、第1の実施の形態の効果に加え、簡易な構成により、鉄骨50に対して複数の梁主筋14をより正確かつ容易に位置決めして支持することができ、配筋作業の施工性を向上させ、梁構築に掛かる作業時間をさらに短縮する上で有利となる。
(第4の実施の形態)
第1の実施の形態では、支持部材22の基部22が矩形板状であったのに対して、第4の実施の形態では、基部が2枚の矩形板状の部材を組み合わせて構成されている点が異なっている。
図7に示すように、支持部材20は、鉄骨50に取着される基部30と、基部30に設けられ複数の梁主筋14を支持する梁主筋支持部24とによって構成され、支持部材20は鋼材製であってもよく、合成樹脂製であってもよい。
梁主筋支持部24の構成については、第1の実施の形態と同様である。
第1の実施の形態では、支持部材22の基部22が矩形板状であったのに対して、第4の実施の形態では、基部が2枚の矩形板状の部材を組み合わせて構成されている点が異なっている。
図7に示すように、支持部材20は、鉄骨50に取着される基部30と、基部30に設けられ複数の梁主筋14を支持する梁主筋支持部24とによって構成され、支持部材20は鋼材製であってもよく、合成樹脂製であってもよい。
梁主筋支持部24の構成については、第1の実施の形態と同様である。
基部30は、支持部材20を鉄骨50に取り付けるための鉄骨50の梁幅方向に細長の矩形板状の取り付け部3002と、取り付け部3002の上面の長手方向の中央部付近に設けられ上下方向の長さを有する矩形板状の接続部3004とによって構成されている。
取り付け部3002の長手方向の両端部に、鉄骨50に取り付けられる際にボルトが結合される雌ねじ30Aが設けられている。なお、本実施形態では、鉄骨50の上フランジ5004に、支持部材20が配置された際に雌ねじ30Aに合致する個所にボルト挿通孔(不図示)が設けられている。
梁主筋支持部24は、その長手方向の中央部が接続部3004の上部に接続されている。
取り付け部3002の長手方向の両端部に、鉄骨50に取り付けられる際にボルトが結合される雌ねじ30Aが設けられている。なお、本実施形態では、鉄骨50の上フランジ5004に、支持部材20が配置された際に雌ねじ30Aに合致する個所にボルト挿通孔(不図示)が設けられている。
梁主筋支持部24は、その長手方向の中央部が接続部3004の上部に接続されている。
支持部材20は、取り付け部3002の下面が鉄骨50の上フランジ5004の上面に配置され、上フランジ5004の下方から上フランジ5004のボルト挿通孔に挿通されたボルトが取り付け部3002の雌ねじ30Aに結合され、支持部材20が上フランジ5004の上面に取り付けられる。
複数の梁主筋14は、梁主筋支持部24の上面の所望の位置に配置し、結束線で横補強筋16に固定することで、鉄骨50の上方で正確かつ容易に位置決めして支持することができる。
また、支持部材20を鉄骨50から取り外す場合は、複数の梁主筋14を結束線で横補強筋16に固定した後、ボルトを上フランジ5004、支持部材20から取り外し、支持部材20を鉄骨梁部10A側に向けて鉄骨50の長手方向にスライドさせて集中補強筋16Aの配筋個所からずらし、横補強筋16の隙間から抜きとることで取り外すことができる。
従って、取り外した支持部材20は、他の鉄骨に取着して再利用することができ、コストダウンを図る上で有利となる。
複数の梁主筋14は、梁主筋支持部24の上面の所望の位置に配置し、結束線で横補強筋16に固定することで、鉄骨50の上方で正確かつ容易に位置決めして支持することができる。
また、支持部材20を鉄骨50から取り外す場合は、複数の梁主筋14を結束線で横補強筋16に固定した後、ボルトを上フランジ5004、支持部材20から取り外し、支持部材20を鉄骨梁部10A側に向けて鉄骨50の長手方向にスライドさせて集中補強筋16Aの配筋個所からずらし、横補強筋16の隙間から抜きとることで取り外すことができる。
従って、取り外した支持部材20は、他の鉄骨に取着して再利用することができ、コストダウンを図る上で有利となる。
第4の実施の形態の支持部材20によれば、第1の実施の形態の効果に加え、簡易な構成により鉄骨50に対して支持部材20を取り付け易く、また、鉄骨50に対して支持部材20を安定させた状態で取り付けることができる。
また、支持部材20は、ボルトによって鉄骨50に結合されているので、複数の梁主筋14を結束線で横補強筋16に固定した後、コンクリートを打設する前に取り外すことができ、取り外した支持部材20を他の鉄骨50に再利用することができ、コストダウンを図る上で有利となる。
また、支持部材20は、ボルトによって鉄骨50に結合されているので、複数の梁主筋14を結束線で横補強筋16に固定した後、コンクリートを打設する前に取り外すことができ、取り外した支持部材20を他の鉄骨50に再利用することができ、コストダウンを図る上で有利となる。
(第5の実施の形態)
第4の実施の形態では、取り付け部3002を鉄骨50の上フランジ5004に配置してボルトで取り付ける構成であったのに対して、第5の実施の形態では、鉄骨50の上フランジ5004を支持部材20で挟持して固定する点が異なっている。
第4の実施の形態では、取り付け部3002を鉄骨50の上フランジ5004に配置してボルトで取り付ける構成であったのに対して、第5の実施の形態では、鉄骨50の上フランジ5004を支持部材20で挟持して固定する点が異なっている。
図8に示すように、支持部材20は、鉄骨50に取着される基部32と、基部32に設けられ複数の梁主筋14を支持する梁主筋支持部24とによって構成されており、支持部材20は鋼材製であってもよく、合成樹脂製であってもよい。
基部32は、支持部材20を鉄骨50に取り付けるための矩形板状を屈曲させた取り付け部3202と、取り付け部3202の上部に設けられた上下方向の長さを有する矩形板状の接続部3204とによって構成されている。
梁主筋支持部24の長手方向の中央は、接続部3204の上部で支持されている。
取り付け部3202は、鉄骨50の上フランジ5004の上面に載置される第1の板部3202Aと、第1の板部3202Aの端部から屈曲して下方に延在する第2の板部3202Bと、第2の板部3202Bの下端から屈曲して上フランジ5004の下面の下方に離れた箇所で上フランジ5004の下面に対向する第3の板部3202Cとから構成されている。
第3の板部3202Cには、ボルト34が螺合する雌ねじ32Aが設けられている。
基部32は、支持部材20を鉄骨50に取り付けるための矩形板状を屈曲させた取り付け部3202と、取り付け部3202の上部に設けられた上下方向の長さを有する矩形板状の接続部3204とによって構成されている。
梁主筋支持部24の長手方向の中央は、接続部3204の上部で支持されている。
取り付け部3202は、鉄骨50の上フランジ5004の上面に載置される第1の板部3202Aと、第1の板部3202Aの端部から屈曲して下方に延在する第2の板部3202Bと、第2の板部3202Bの下端から屈曲して上フランジ5004の下面の下方に離れた箇所で上フランジ5004の下面に対向する第3の板部3202Cとから構成されている。
第3の板部3202Cには、ボルト34が螺合する雌ねじ32Aが設けられている。
なお、図8では、支持部材20に1つの取り付け部3202を設け、鉄骨50の上フランジ5004の一端部を、取り付け部3202で挟持して固定する構成となっているが、支持部材20に2つの取り付け部3202を設け、上フランジ5004の両端部を2つの取り付け部3202により挟持して固定する構成としてもよい。
支持部材20の取り付け、取り外しは次のように行なわれる。
支持部材20を取り付ける場合には、まず、支持部材20の取り付け部3202の第1の板部3202Aと第2の板部3202Bと第3の板部3202Cとで囲まれた空間に鉄骨50の上フランジ5004を入れる。
次に、第3の板部3202Cの下方からボルト34を第3の板部3202Cの雌ねじ32Aに螺合し、ボルト34の軸部を第3の板部3202Cの上面から上方に突出させていく。
そして、ボルト34の軸部の先端と第1の板部3202Aの下面とで上フランジ5004を挟持し、これにより、支持部材20は上フランジ5004に取り付けられる。
支持部材20を取り外す場合には、ボルト34を弛め、支持部材20の取り付け部3202を上フランジ5004から引き出すことでなされる。
第5の実施の形態の支持部材20によれば、簡易な構成により、鉄骨50に対して確実に結合できるとともに、鉄骨50に対して支持部材20を安定させた状態で取り付けることができ、また、支持部材20を取り外して再利用できるなど第4の実施の形態と同様な効果がされる。
支持部材20を取り付ける場合には、まず、支持部材20の取り付け部3202の第1の板部3202Aと第2の板部3202Bと第3の板部3202Cとで囲まれた空間に鉄骨50の上フランジ5004を入れる。
次に、第3の板部3202Cの下方からボルト34を第3の板部3202Cの雌ねじ32Aに螺合し、ボルト34の軸部を第3の板部3202Cの上面から上方に突出させていく。
そして、ボルト34の軸部の先端と第1の板部3202Aの下面とで上フランジ5004を挟持し、これにより、支持部材20は上フランジ5004に取り付けられる。
支持部材20を取り外す場合には、ボルト34を弛め、支持部材20の取り付け部3202を上フランジ5004から引き出すことでなされる。
第5の実施の形態の支持部材20によれば、簡易な構成により、鉄骨50に対して確実に結合できるとともに、鉄骨50に対して支持部材20を安定させた状態で取り付けることができ、また、支持部材20を取り外して再利用できるなど第4の実施の形態と同様な効果がされる。
(第6の実施の形態)
第4の実施の形態および第5の実施の形態の支持部材20は鉄骨50にボルトで固定し取り外し可能な構成であったのに対して、第6の実施の形態では、支持部材が複数の部品に解体可能であって、鉄骨のフランジの幅に合わせて組み立て可能な点が異なっている。
第4の実施の形態および第5の実施の形態の支持部材20は鉄骨50にボルトで固定し取り外し可能な構成であったのに対して、第6の実施の形態では、支持部材が複数の部品に解体可能であって、鉄骨のフランジの幅に合わせて組み立て可能な点が異なっている。
図9、10に示すように、支持部材20は、鉄骨50の上フランジ5004を挟んで配置される基部62A、62Bと、基部62A、62Bの上部に設けられ複数の梁主筋14を支持する梁主筋支持部64と、基部62A、62Bの内側に設けられ上フランジ5004の上面に載置される下アングル66A、66Bと、基部62A、62Bの外側に設けられ梁主筋支持部64を載置する上アングル68A、68Bとによって構成されており、支持部材20は鋼材製であってもよく、合成樹脂製であってもよい。
基部62A、62Bは、矩形板状の部材でそれぞれ構成されており、組み立て時には最も大きい矩形状の面と面とが対向するように設けられる。
梁主筋支持部64は、矩形板状の部材で構成され、組み立て時には鉄骨50の上方で鉄骨50の梁幅方向に延在するように設けられる。
梁主筋支持部64には、くさびボルト70を嵌めるための挿通孔6402が鉄骨50の梁幅方向に等間隔で複数設けられており、組み立て時には上フランジ5004の幅に合わせていずれか2つの挿通孔6402にくさびボルト70が上方から嵌められる。
梁主筋支持部64は、矩形板状の部材で構成され、組み立て時には鉄骨50の上方で鉄骨50の梁幅方向に延在するように設けられる。
梁主筋支持部64には、くさびボルト70を嵌めるための挿通孔6402が鉄骨50の梁幅方向に等間隔で複数設けられており、組み立て時には上フランジ5004の幅に合わせていずれか2つの挿通孔6402にくさびボルト70が上方から嵌められる。
下アングル66A、66Bは、矩形板状の部材を直角に屈曲させて構成されており、一方の板状部材6602A、6602Bが基部62A、62Bの内側の面の対向する位置に設けられ、他方の板状部材6604A、6604Bが基部62A、62Bと直交するように設けられている。
上アングル68A、68Bは、矩形板状の部材を直角に屈曲させて構成されており、一方の板状部材6802A、6802Bが基部62A、62Bの外側の面の上部に設けられ、他方の板状部材6804A、6804Bが基部62A、62Bと直交するとともに、板状部材6804A、6804Bの上面が基部62A、62Bの上面と高さが一致するように設けられている。
また、板状部材6804A、6804Bには、くさびボルト70を嵌めるための挿通孔6806A、6806Bが設けられており、組み立て時にはくさびボルト70が上方から嵌められる。
上アングル68A、68Bは、矩形板状の部材を直角に屈曲させて構成されており、一方の板状部材6802A、6802Bが基部62A、62Bの外側の面の上部に設けられ、他方の板状部材6804A、6804Bが基部62A、62Bと直交するとともに、板状部材6804A、6804Bの上面が基部62A、62Bの上面と高さが一致するように設けられている。
また、板状部材6804A、6804Bには、くさびボルト70を嵌めるための挿通孔6806A、6806Bが設けられており、組み立て時にはくさびボルト70が上方から嵌められる。
図9に示す支持部材20の解体する場合、くさびボルト70を抜くことにより、図10に示すように、基部62A、下アングル66A、及び上アングル68Aからなるパーツ60Aと、基部62B、下アングル66B、及び上アングル68Bからなるパーツ60Bと、梁主筋支持部64と、2つのくさびボルト70に分解することができる。
次に、図11(A)(B)(C)を参照して、図10の部品を組み立てて支持部材20を鉄骨50に設置する場合について説明する。
図11(A)に示すように、鉄骨50の上フランジ5004の上面にパーツ60Aとパーツ60Bを対向させて載置する。
すなわち、下アングル66A、66Bの板状部材6604A、6604Bの下面が上フランジ5004の上面の端部に接し、上フランジ5004の端部が基部62A、62Bの内側の面に当接する位置にパーツ60Aとパーツ60Bを設ける。
これによって、上フランジ5004の梁幅方向の長さに合わせて基部62A、62Bが上フランジ5004を挟み込むように設置できる。
図11(A)に示すように、鉄骨50の上フランジ5004の上面にパーツ60Aとパーツ60Bを対向させて載置する。
すなわち、下アングル66A、66Bの板状部材6604A、6604Bの下面が上フランジ5004の上面の端部に接し、上フランジ5004の端部が基部62A、62Bの内側の面に当接する位置にパーツ60Aとパーツ60Bを設ける。
これによって、上フランジ5004の梁幅方向の長さに合わせて基部62A、62Bが上フランジ5004を挟み込むように設置できる。
次に、図11(B)に示すように、パーツ60Aとパーツ60Bの上面に梁主筋支持部64を載置する。
すなわち、上アングル68A、68Bの板状部材6804A、6804Bの上面と基部62A、62Bの上面とに梁主筋支持部64の下面が接し、板状部材6804A、6804Bの挿通孔6806A、6806Bと梁主筋支持部64の挿通孔6402とが一致するように載置する。
このとき、ウェブ5002の上方に、梁主筋支持部64のおける鉄骨50の梁幅方向の中央が位置するように配置すると安定するため望ましい。
すなわち、上アングル68A、68Bの板状部材6804A、6804Bの上面と基部62A、62Bの上面とに梁主筋支持部64の下面が接し、板状部材6804A、6804Bの挿通孔6806A、6806Bと梁主筋支持部64の挿通孔6402とが一致するように載置する。
このとき、ウェブ5002の上方に、梁主筋支持部64のおける鉄骨50の梁幅方向の中央が位置するように配置すると安定するため望ましい。
そして、図11(C)に示すように、2つのくさびボルト70を上方から、梁主筋支持部64の2つの挿通孔6402、板状部材6804A、6804Bの挿通孔6806A、6806Bの順に挿通させて嵌めこむ。
これにより、パーツ60A、60Bと梁主筋支持部64とが結合されるとともに、支持部材20が鉄骨50に取り付けられる。
これにより、パーツ60A、60Bと梁主筋支持部64とが結合されるとともに、支持部材20が鉄骨50に取り付けられる。
第6の実施の形態の支持部材20によれば、第1の実施の形態の効果に加え、パーツ60A、60Bを鉄骨50の幅に合わせて組み立てながら支持部材20を鉄骨50に設置するため、鉄骨50の上フランジ5004の梁幅方向の長さに合わせて用いることができる。
また、くさびボルト70を上方から嵌め込む簡易な作業により、複数の部材からなる支持部材20を組み立てて鉄骨50に対して取り付けることができる。
また、支持部材20は、くさびボルト70によって組み立てて鉄骨50に結合されており、複数の梁主筋14を結束線で横補強筋16に固定した後、コンクリートを打設する前にくさびボルト70を抜くことで解体でき、支持部材20を部品として取り外すことができる。
また、取り外した支持部材20を幅の異なる他の鉄骨50に再利用することができ、コストダウンを図る上で有利となる。
また、くさびボルト70を上方から嵌め込む簡易な作業により、複数の部材からなる支持部材20を組み立てて鉄骨50に対して取り付けることができる。
また、支持部材20は、くさびボルト70によって組み立てて鉄骨50に結合されており、複数の梁主筋14を結束線で横補強筋16に固定した後、コンクリートを打設する前にくさびボルト70を抜くことで解体でき、支持部材20を部品として取り外すことができる。
また、取り外した支持部材20を幅の異なる他の鉄骨50に再利用することができ、コストダウンを図る上で有利となる。
第4の実施の形態および第5の実施の形態の支持部材20の梁主筋支持部24の上面は、第1の実施の形態と同様に平面で構成されていたが、第2、第3の実施の形態のように凹部2604や突起2804からなる梁主筋の位置決め部を設けるなど任意である。
また、第2の実施の形態の凹部2604に代え、位置決め部として梁主筋14が嵌合して抜けない構造の嵌合用凹部を設ければ、配置した梁主筋14が支持部材20に一体化されるため、結束線により複数の梁主筋14を梁主筋支持部26に固定する作業は不要となる。この場合は、支持部材20は取り外されず、コンクリートに埋め込まれて梁の内部に残ることになる。
また、第2の実施の形態の凹部2604に代え、位置決め部として梁主筋14が嵌合して抜けない構造の嵌合用凹部を設ければ、配置した梁主筋14が支持部材20に一体化されるため、結束線により複数の梁主筋14を梁主筋支持部26に固定する作業は不要となる。この場合は、支持部材20は取り外されず、コンクリートに埋め込まれて梁の内部に残ることになる。
また、上述した実施の形態では、支持部材20を、ハイブリッド梁10の鉄筋コンクリート梁部10Bにおける鉄骨梁部10A側の端部に用いているが、柱12側の端部にも設けて使用してもよい。
また、上述した実施の形態では、支持部材20をハイブリッド梁10の鉄筋コンクリート梁部10Bに用いているが、他の構造、例えば鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の梁などに使用してもよく、鉄骨の両端部や、鉄骨が長い場合は鉄骨の長手方向の中間部に使用してもよい。
また、上述した実施の形態では、支持部材20をハイブリッド梁10の鉄筋コンクリート梁部10Bに用いているが、他の構造、例えば鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の梁などに使用してもよく、鉄骨の両端部や、鉄骨が長い場合は鉄骨の長手方向の中間部に使用してもよい。
10 ハイブリッド梁
10A 鉄骨梁部
10B 鉄筋コンクリート梁部
14 梁主筋
16 横補強筋
16A 集中補強筋
18 コンクリート
20 支持部材
22、30、32、62A、62B 基部
24、26、28、64 梁主筋支持部
50 鉄骨
66A、66B 下アングル
68A、68B 上アングル
70 くさびボルト
2602、2802 細長部材
2604 凹部
2804 突起
3002、3202 取り付け部
3004、3204 接続部
10A 鉄骨梁部
10B 鉄筋コンクリート梁部
14 梁主筋
16 横補強筋
16A 集中補強筋
18 コンクリート
20 支持部材
22、30、32、62A、62B 基部
24、26、28、64 梁主筋支持部
50 鉄骨
66A、66B 下アングル
68A、68B 上アングル
70 くさびボルト
2602、2802 細長部材
2604 凹部
2804 突起
3002、3202 取り付け部
3004、3204 接続部
Claims (9)
- 対向する柱間に架け渡された鉄骨と、
前記鉄骨の上方に配置され前記鉄骨の長手方向に沿って延在する複数の梁主筋と、
前記鉄骨および前記複数の梁主筋を覆うコンクリートと、
前記鉄骨の上部に、前記複数の梁主筋を下方から支持する支持部材と、
を備えることを特徴とする梁の構造。 - 前記支持部材は、上下方向の長さを有し前記鉄骨の上面に取着される基部と、前記基部に設けられ前記複数の梁主筋を支持する梁主筋支持部とを備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の梁の構造。 - 前記梁主筋支持部は、前記基部に設けられ前記鉄骨の上方で前記鉄骨の長手方向と交差する方向に延在する細長部材と、前記細長部材に設けられ前記複数の梁主筋を前記鉄骨の梁幅方向に位置決めする位置決め部とを備える、
ことを特徴とする請求項2に記載の梁の構造。 - 前記梁は、前記鉄骨の中央部を鉄骨梁部とし、両端部を鉄筋コンクリート梁部としたハイブリッド梁であり、
前記支持部材は、前記鉄筋コンクリート梁部における前記鉄骨の前記鉄骨梁部側の端部に設けられている、
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の梁の構造。 - 梁を構成する鉄骨の上方に配筋される複数の梁主筋を下方から支持する支持部材であって、
前記支持部材は、上下方向の長さを有し前記鉄骨の上面に取着される基部と、
前記基部に設けられ前記複数の梁主筋を支持する梁主筋支持部と、
を備えることを特徴とする梁主筋配筋用の支持部材。 - 前記梁主筋支持部は、前記基部に設けられ前記鉄骨の上方で前記鉄骨の長手方向と交差する方向に延在する細長部材と、前記細長部材に設けられ前記複数の梁主筋を前記鉄骨の梁幅方向に位置決めする位置決め部とを備える、
ことを特徴とする請求項5に記載の梁主筋配筋用の支持部材。 - 前記基部は、前記鉄骨の上面に取り外し可能に取着される、
ことを特徴とする請求項5または6に記載の梁主筋配筋用の支持部材。 - 梁を構成する鉄骨に取着される基部と、前記基部に設けられ複数の梁主筋を前記鉄骨の上方で支持する梁主筋支持部とを備える梁主筋配筋用の支持部材を、前記鉄骨の上面に取着し、
前記梁主筋支持部の上面に前記複数の梁主筋を前記鉄骨の梁幅方向に位置決めした状態で支持させ、
前記鉄骨、前記支持部材、および前記複数の梁主筋を囲むように横補強筋を配筋し、
前記横補強筋を利用して前記鉄骨の下方に複数の梁主筋を配筋し、
前記鉄骨、前記複数の梁主筋、および前記横補強筋が埋め込まれるようにコンクリートを打設する、
ことを特徴とする梁主筋の配筋方法。 - 前記支持部材の前記基部を前記鉄骨の上面に取り外し可能に取着し、
前記横補強筋を配筋した後、前記鉄骨の上方に配置された前記複数の梁主筋を固定部材を用いて前記横補強筋に固定し、
前記支持部材を前記鉄骨から取り外した後、前記コンクリートを打設する、
ことを特徴とする請求項8に記載の梁主筋の配筋方法。
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