JP3133913B2 - 地下構造物の防水工法 - Google Patents

地下構造物の防水工法

Info

Publication number
JP3133913B2
JP3133913B2 JP06280434A JP28043494A JP3133913B2 JP 3133913 B2 JP3133913 B2 JP 3133913B2 JP 06280434 A JP06280434 A JP 06280434A JP 28043494 A JP28043494 A JP 28043494A JP 3133913 B2 JP3133913 B2 JP 3133913B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waterproof layer
underground structure
layer
groove
sprayed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP06280434A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08134944A (ja
Inventor
脩 玉置
泰二郎 森本
博英 坂口
和生 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Chemicals Inc filed Critical Mitsui Chemicals Inc
Priority to JP06280434A priority Critical patent/JP3133913B2/ja
Publication of JPH08134944A publication Critical patent/JPH08134944A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3133913B2 publication Critical patent/JP3133913B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)
  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半地下式道路等の地下擁
壁や地下トンネル等の地下構造物の防水工法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】通常、地下に半分埋設された道路、すな
わち半地下式道路を形成する場合は、図15に示すよう
なU型の擁壁20が構築される。
【0003】このU型の擁壁20における側壁30、支
持杭40と均し層50との接合部、擁壁20の底盤部6
0と均し層50との接合部はそれぞれシート防水が行な
われていた。
【0004】図16は、支持杭40と均し層50との接
合部において、支持杭40の周面にかけてアスファルト
シート70を貼着し、その上部に水膨張性シーリング材
70aを2条巻き付けたものである。
【0005】また、図17は、開削工法により構築され
た地下トンネル80の断面図を示したものであるが、こ
の地下トンネル80も外面にアスファルトシート70を
貼着したシート防水が行なわれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このアスファ
ルトシートによるシート防水は、施工の際に高熱処理を
施すために煙や悪臭が発生するという公害問題がある上
に、使用環境、特に温度に対する影響を強く受けるた
め、冬期にはシート自身の硬化による下地コンクリート
との密着不良、夏期にはシート自身の軟化による垂直面
でのずれ落ちやめくれ上がり等の不具合があり、シート
同士の密着性に問題があった。
【0007】また、図18に示すように、アスファルト
シート70を支持杭40の周面に貼り付けると、シート
が厚くて杭の角部に完全密着ができないため水みち90
ができてしまうという問題があった。
【0008】また、均し層50の上面は、アスファルト
シート70を貼り付けた後に水分を含んだコンクリート
を打設するため、該コンクリートが乾燥してもアスファ
ルトシート70との接着が期待できないという問題があ
った。
【0009】さらに、擁壁20及び地下トンネル80の
外面に貼着したアスファルトシート70は硬度が低く、
埋め戻し材による剥離や破壊を防ぐためその表面に保護
材を被覆していた。また、この保護材も埋め戻し材の地
盤沈下に伴ってずれ落ちるという不具合があった。
【0010】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、地下構造物の防水工法にお
いて、施工の際に煙や悪臭等の公害を発生させることな
く弾性に富んだシームレスな防水層により完璧な防水処
理が行えるとともに、地下構造物との接着力が高められ
て埋め戻し材等で破損しない防水工法を提供することで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段は、請求項1の発明が、開削溝の底面に均し層
を形成し、該均し層の上面に、セメントを混合した接着
用プライマーを介して弾性に富んだ速硬化性樹脂の底部
防水層をスプレーガンで吹き付け形成するとともに、該
底部防水層の上面に接着用樹脂モルタルを介して地下構
造物を構築し、該地下構造物の側壁に、セメントを混合
した接着プライマーを介して弾性に富んだ速硬化性樹脂
の側部防水層をスプレーガンで吹き付け形成し、前記側
部防水層の端部は、地下構造物の外壁に形成した凹溝部
内に吹き付け塗布され、該凹溝部にシール材を充填して
端部処理がされたことを特徴とする。また請求項2の発
明が、土留壁切梁用の支持杭が打設された開削溝の底面
に捨てコンクリートで均し層を形成し、該均し層の上面
と、支持杭の表面とに接着用プライマーを介して弾性に
富んだ速硬化性樹脂の底部防水層をスプレーガンで吹き
付け形成するとともに、該底部防水層の上面に接着用樹
脂モルタルを介して地下構造物を構築し、該地下構造物
の側壁に接着用プライマーを介して弾性に富んだ速硬化
性樹脂の側部防水層をスプレーガンで吹き付け形成し、
前記側部防水層の端部は、地下構造物の外壁に形成した
凹溝部内に吹き付け塗布され、該凹溝部にシール材を充
填して端部処理がされたことを特徴とする。
【0012】
【作用】上記のように、均し層の上面に接着用プライマ
ーを介して底部防水層を吹き付け形成するとともに、該
底部防水層の上面に接着用樹脂モルタルを介して地下構
造物を構築し、該地下構造物の側壁に接着プライマーを
介して側部防水層を吹き付け形成したことにより、煙や
悪臭等の公害問題を発生させることなく防水施工を行な
うことができる。
【0013】また、吹き付け塗布される底部防水層や側
部防水層が弾性に富んでいることにより、これらの底部
防水層や側部防水層が打設コンクリートや埋め戻し材等
で破損されて剥離することがないとともに、埋め戻し材
の地盤沈下に伴って前記側部防水層がずれ落ちるという
ことがない。
【0014】また、均し層と支持杭との接合部に、支持
杭の周面から底部防水層上面にかけて側部防水層を吹き
付け塗布したことにより、支持杭と均し層との接合部に
おける防水施工を容易に行うことができると共に、その
部分の防水性能を高めることができる。
【0015】また、均し層及び地下構造物における底部
防水層及び側部防水層の接着力が大きいため、完璧な防
水施工が行える。
【0016】また、底部防水層及び側部防水層を速硬化
性樹脂としたことにより、だれが発生しないので、これ
らの防水層が均一に塗布できる。
【0017】側部防水層の端部を地下構造物の外壁の凹
溝部内に吹き付け塗布し、該凹溝部にシール材を充填し
て端部処理したことにより、端部から水が浸入するのを
防げる。
【0018】また、接着用プライマーにセメントを混ぜ
ることにより、均し層及び地下構造物における底部防水
層及び側部防水層の接着力を増加させることができると
ともに、コンクリート表面のジャンカを埋めることがで
きるので、上記防水層におけるピンホールをなくすこと
ができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1〜図10は請求項1の発明について説明し
たものである。
【0020】これは、図1に示すように、鋼管杭打設機
1により開削すべき地盤の境界線に沿って鋼管矢板2を
打設する。
【0021】次に、図2に示すように、鋼管矢板2で囲
まれた地盤を掘削機3やブルドーザ4等で順次掘削して
切梁5により土留めを行う。
【0022】そして、図3に示すように、開削溝6の底
部に捨てコンクリートを打設して均し層8を形成し、こ
の均し層8の上面に接着用プライマーを塗布するととも
に、この接着用プライマーの上にポリウレタン樹脂製の
防水材9aを吹き付けて底部防水層9を形成する。
【0023】前記接着用プライマーは、ウレタン系、ア
クリルウレタン系、エポキシ系、エポキシウレタン系、
合成ゴム系、シラン系等の各種材料が使用可能であり、
特に限定はないが、本実施例においてはウレタン系を使
用する。
【0024】これは、下地がやや濡れている湿潤状態で
も、イソシアネート基が下地水分と反応するため、事前
にモルタルで平滑に仕上げることにより均一なポリウレ
タン樹脂膜を得ることができるからである。
【0025】特に、ポリマーセメント(樹脂モルタ
ル)、又は一液ウレタンプライマーにセメントを混合し
た材料を塗布すると、コンクリートのジャンカがなくな
ってピンホールができなくなるので仕上げが良好とな
る。
【0026】また、前記底部防水層9は1.5mm〜
5.0mm厚であり、リムスプレーF−1000(三井
東圧化学社製の超速硬化型ウレタン吹付材)を衝突混合
型のスプレーガン10で吹き付けて形成する。
【0027】このリムスプレーF−1000は、主剤の
イソシアネート成分に硬化剤としての特殊混合レジンを
1対1の配合比(容積比)で混合した超速硬化型ポリウ
レタン吹付材であり、液温度が40〜70℃の前記2液
が、それぞれの吐出ポンプ11から80〜150kg/
cm2 の圧力で吐出されてスプレーガン10の吐出口で
衝突混合される。
【0028】このリムスプレーF−1000は、可使時
間が数秒、指触乾燥時間が8〜20秒、硬化時間が30
分、伸び率が380%という物性を備えている(表1参
照)。このような超速硬化型ポリウレタン吹付材を使用
すると、だれの発生が防止できて垂直面や天井面への防
水層の吹き付け塗布が可能となる。
【0029】
【表1】
【0030】また図4は、この底部防水層9であるポリ
ウレタン樹脂膜15の接着部における水密性試験を行っ
たものである。
【0031】この試験は、透水性のあるポーラスストー
ン16の表面に供試体のポリウレタン樹脂膜15(リム
スプレー:三井東圧化学社製)を、ゴムパッキン15a
を介してフランジ17a、17bで結合させて試験機に
セットし、下部のフランジ17b側から1kg/cm2
〜10kg/cm2の水圧を加えたものである。
【0032】この試験結果から下記の表2に示すよう
に、接着部からの漏水はみられず十分に水密性があるこ
とを確認することができた。
【0033】
【表2】
【0034】次に、前記底部防水層9の上面に接着用樹
脂モルタルを塗布する。これは、底部防水層9の上面に
打設されるコンクリートとの接着を良好にするためのも
のであり、その配合の一例を下記に示す。
【0035】
【表3】
【0036】次に、この接着用樹脂モルタルの上面に、
図5に示すように、コンクリートポンプ車4bでコンク
リートを打設して擁壁用の底盤部12及び側壁13の一
部を構築する。
【0037】そして、図6に示すように、前記側壁13
の外面に、セメントを混ぜた接着用プライマーを塗布し
た後、この接着用プライマーの上にリムスプレーF−1
000を衝突混合型のスプレーガン10で吹き付け塗布
して1.5mm〜5mm厚の側部防水層14を形成す
る。
【0038】この場合、底盤部12における立ち上がり
部の側部防水層14は、図7に示すように、プライマー
が塗布された底部防水層9の上面に重ねて塗布されるこ
とにより重ね部14aが形成される。
【0039】次に、図8に示すように、側壁13を天端
まで構築し、その外面に前記と同様の方法で側部防水層
14を1.5mm〜5mm厚に吹き付け形成する。そし
て、図9に示すように、その端部を凹溝部13a内に吹
き付け塗布し、この凹溝部13aにシール材4aを充填
して端部処理を行なう。
【0040】そして、この側部防水層14を吹き付け塗
布した後、図10に示すように、鋼管矢板2と側壁13
との間を埋め戻し材7で埋め戻すことにより、底部防水
層9が底盤部12の底面に、また側部防水層14が側壁
13の外面にそれぞれ吹き付け形成された擁壁18が構
築される。
【0041】尚、上記底部防水層9及び側部防水層14
は、1.5mm〜5mm厚に限定されるものではなく、
必要に応じて任意に変えることができる。
【0042】次に、請求項2の発明について説明する。
これは前記と同様に、コンクリート半地下構造物を、順
次図1から図10にかけて構築する。このとき、図2の
工程において図11に示すように、土留壁用の鋼管矢板
2の切梁5を支えている支持杭19を鋼管矢板2で囲ま
れた内側に打設する。
【0043】また、図3に示すように、開削溝の底部に
コンクリートを打設して均し層8を形成し、この均し層
8の上面に前記請求項1と同様の方法でリムスプレーF
−1000を吹き付け塗布して、1.5mm〜5.0m
m厚のポリウレタン樹脂の底部防水層9を形成する。
【0044】この場合、支持杭19と均し層8との接合
部は、図12に示すように、均し層8のコンクリートと
支持杭19のH形鋼の鉄類も同時に吹き付けることがで
きるので底部防水層9の形成が可能となる。
【0045】また、前記請求項1と同様に、十分な水密
性を保持できるとともに、底部防水層9の上面に接着用
樹脂モルタルを塗布し、後から打設される底部コンクリ
ートとの接着性をもたせることができる。
【0046】この効果は、前記従来の工法による図16
に示す水膨張性シーリング材70aが不要となったこと
である。また、この接着用樹脂モルタルの配合は、前記
表3と同様である。
【0047】尚、上記底部防水層9及び側部防水層14
は、前記と同様、1.5mm〜5mm厚に限定されるも
のではなく、必要に応じて任意に変えることができる。
【0048】また、本実施例は、半地下式道路の擁壁の
構築工法について説明したが、これは地下トンネルの場
合も同様の方法により構築するものである。
【0049】第13図は、外面に側部防水層14を形成
した地下トンネル18aであり、側部防水層14は上記
と同様の方法により吹き付け形成するものである。
【0050】この地下トンネル18aにおいて頂部に貫
通した支持杭19の頭部処理は、図14に示すように、
頂部の凹部で杭頭を切断し、この凹部にモルタル14c
を充填して頂部を平坦にした後、接着用プライマーを介
して頂部防水層14bを形成して行なう。
【0051】下記の各表は、本発明の防水層と従来のア
スファルトシートの防水層との防水層強度特性、防水性
能、接着強度、下地亀裂抵抗性、下地亀裂繰返屈伸性、
低温可撓性について比較試験をした結果であり、これに
より本発明の下記の効果を確認することができた。
【0052】
【表4】
【0053】
【表5】
【0054】
【表6】
【0055】
【表7】
【0056】
【表8】
【0057】
【表9】
【0058】
【発明の効果】均し層の上面に接着用プライマーを介し
て底部防水層を吹き付け形成するとともに、該底部防水
層の上面に接着用樹脂モルタルを介して地下構造物を構
築し、該地下構造物の側壁に接着プライマーを介して側
部防水層を吹き付け形成したことにより、煙や悪臭等の
公害問題を発生させることなく防水施工を行なうことが
できる。
【0059】吹き付け塗布される底部防水層や側部防水
層が弾性に富んでいるので、これらの底部防水層や側部
防水層が打設コンクリートや埋め戻し材等で破損されて
剥離することがないとともに、埋め戻し材の地盤沈下に
伴って前記側部防水層がずれ落ちるということがない。
【0060】均し層と支持杭との接合部に、支持杭の周
面から底部防水層上面にかけて側部防水層を吹き付け塗
布したことにより、支持杭と均し層との接合部における
防水施工を容易に行うことができると共に、その部分の
防水性能を高めることができる。
【0061】均し層及び地下構造物における底部防水層
及び側部防水層の接着力が大きいため完璧な防水施工が
行える。
【0062】底部防水層及び側部防水層を速硬化性樹脂
としたことにより、だれが発生しないので、これらの防
水層が均一に塗布できる。
【0063】側部防水層の端部を地下構造物の外壁の凹
溝部内に吹き付け塗布し、該凹溝部にシール材を充填し
て端部処理したことにより、端部から水が浸入するのを
防げる。
【0064】接着用プライマーにセメントを混ぜること
により、均し層及び地下構造物における底部防水層及び
側部防水層の接着力を増加させることができるととも
に、コンクリート表面のジャンカを埋めることができる
ので、上記防水層におけるピンホールをなくすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋼管矢板を打設する地盤の断面図である。
【図2】土留めをした開削溝の断面図である。
【図3】底面に均し層を構築した開削溝の断面図であ
る。
【図4】(1)はポリウレタン樹脂膜を圧着する前の供
試体の断面図、(2)はポリウレタン樹脂膜を圧着した
供試体の断面図である。
【図5】均し層の上に構築した底盤部及び側壁の断面図
である。
【図6】底部及び側部防水層を吹き付け塗布した底盤部
及び側壁の断面図である。
【図7】底部及び側部防水層を吹き付け塗布した底盤部
及び側壁の一部拡大断面図である。
【図8】底部及び側部防水層を吹き付け塗布している擁
壁の断面図である。
【図9】側壁の天端部の拡大断面図である。
【図10】本発明により防水施工した擁壁の断面図であ
る。
【図11】支持杭を打設した開削孔の断面図である。
【図12】本発明の方法により防水施工した支持杭と均
し層との接合部の断面図である。
【図13】地下トンネルの断面図である。
【図14】地下トンネルの一部拡大断面図である。
【図15】従来の方法で防水施工した擁壁の断面図であ
る。
【図16】従来の方法により防水施工した支持杭と均し
層との接合部の断面図である。
【図17】従来の方法により防水施工した地下トンネル
の断面図である。
【図18】従来の方法により防水施工した支持杭の断面
図である。
【符号の説明】
1 鋼管杭打設機 2 鋼管矢板 3 掘削機 4 ブルドーザ 4a シール材 4b コンクリートポンプ車 5 切梁 6 開削溝 7 埋め戻し材 8、50 均し層 9 底部防水層 10 スプレーガン 11 吐出ポンプ 12、60 底盤部 13、30 側壁 14 側部防水層 18、20 擁壁 18a、80 地下トンネル 19、40 支持杭
フロントページの続き (72)発明者 谷口 和生 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三 井東圧化学株式会社 (56)参考文献 特開 昭63−167814(JP,A) 特開 昭61−151331(JP,A) 特開 昭58−123926(JP,A) 特開 昭57−71938(JP,A) 特開 平6−116975(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 31/02 E02D 29/00 E21D 11/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開削溝の底面に均し層を形成し、該均し
    層の上面に、セメントを混合した接着用プライマーを介
    して弾性に富んだ速硬化性樹脂の底部防水層をスプレー
    ガンで吹き付け形成するとともに、該底部防水層の上面
    に接着用樹脂モルタルを介して地下構造物を構築し、該
    地下構造物の側壁に、セメントを混合した接着プライマ
    ーを介して弾性に富んだ速硬化性樹脂の側部防水層をス
    プレーガンで吹き付け形成し、前記側部防水層の端部
    は、地下構造物の外壁に形成した凹溝部内に吹き付け塗
    布され、該凹溝部にシール材を充填して端部処理がされ
    ことを特徴とする地下構造物の防水工法。
  2. 【請求項2】 土留壁切梁用の支持杭が打設された開削
    溝の底面に捨てコンクリートで均し層を形成し、該均し
    層の上面と、支持杭の表面とに接着用プライマーを介し
    弾性に富んだ速硬化性樹脂の底部防水層をスプレーガ
    ンで吹き付け形成するとともに、該底部防水層の上面に
    接着用樹脂モルタルを介して地下構造物を構築し、該地
    下構造物の側壁に接着用プライマーを介して弾性に富ん
    だ速硬化性樹脂の側部防水層をスプレーガンで吹き付け
    形成し、前記側部防水層の端部は、地下構造物の外壁に
    形成した凹溝部内に吹き付け塗布され、該凹溝部にシー
    ル材を充填して端部処理がされたことを特徴とする地下
    構造物の防水工法。
JP06280434A 1994-11-15 1994-11-15 地下構造物の防水工法 Expired - Lifetime JP3133913B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06280434A JP3133913B2 (ja) 1994-11-15 1994-11-15 地下構造物の防水工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06280434A JP3133913B2 (ja) 1994-11-15 1994-11-15 地下構造物の防水工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08134944A JPH08134944A (ja) 1996-05-28
JP3133913B2 true JP3133913B2 (ja) 2001-02-13

Family

ID=17625007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06280434A Expired - Lifetime JP3133913B2 (ja) 1994-11-15 1994-11-15 地下構造物の防水工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3133913B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105525631A (zh) * 2015-11-20 2016-04-27 中国建筑第四工程局有限公司 一种用于处理底板涌水孔的堵漏方法及结构

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5843938B2 (ja) * 2014-10-06 2016-01-13 大成建設株式会社 止水構造およびその構築方法
JP2016108815A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 株式会社ダイフレックス 防水構造および防水工法
CN107191207B (zh) * 2017-07-12 2018-10-19 北京首尔工程技术有限公司 一种车站底部封水施工方法及车站底部封水构造
JP2022010955A (ja) * 2020-06-29 2022-01-17 亜州夫 米倉 酸性土壌中への地下構造物の施工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105525631A (zh) * 2015-11-20 2016-04-27 中国建筑第四工程局有限公司 一种用于处理底板涌水孔的堵漏方法及结构
CN105525631B (zh) * 2015-11-20 2018-08-31 中国建筑第四工程局有限公司 一种用于处理底板涌水孔的堵漏方法及结构

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08134944A (ja) 1996-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1015734B1 (en) Waterproof cladding
CN108842817A (zh) 一种地铁车站预铺防水卷材结构及其施工工艺
CN106703084A (zh) 地下室平立面结构交接处施工缝结构防水处理方法及系统
CN110206073B (zh) 格构柱桩与主体结构节点防水施工方法
US20120198787A1 (en) Pre-pave Waterproof Construction Method
US4240995A (en) Methods for preparing natural and artificial structures
CN108842816A (zh) 一种地铁车站防水结构及其施工工艺
JP3133913B2 (ja) 地下構造物の防水工法
KR101733535B1 (ko) 유무기 하이브리드 방수재적층 자착형 부직포 방수시트 및 이를 이용한 방수시공공법
KR101902836B1 (ko) 콘크리트 일체형 유무기 하이브리드 방수재 적층 자착형 점착씰 보강방수시트를 이용한 콘크리트 단면보수시공공법
PL210549B1 (pl) Sposób powlekania elementów budowlanych wykonanych na bazie cementu i powlekany element kształtowy na bazie cementu
JP4362935B2 (ja) 地下構造物の防水方法
CN211006779U (zh) 格构柱桩的止水环装置
KR100279292B1 (ko) 방수를 위한 시공방법
JP3312069B2 (ja) 地下構造物の防水工法
JP2001200548A (ja) 地下構造物壁面の先防水工法
JP3973858B2 (ja) 異種防水材料間の接合方法
CN113338350A (zh) 一种卷材防水与涂料防水搭接施工工艺
JP3083244B2 (ja) 地下構造物の構築工法
CN113833500B (zh) 山岭洞库防水防渗层的修复方法
CN219472124U (zh) 一种用于暗挖隧道的防水结构
JP2849336B2 (ja) 地下外壁の防水構造およびその施工方法
JP2642588B2 (ja) 共同溝及びその構築工法
JPS5822611B2 (ja) ケンゾウブツトウノシスイセコウホウ
KR200201192Y1 (ko) 수팽창성 수밀형 고무 지수재

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20001101

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081124

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091124

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091124

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101124

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101124

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111124

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111124

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121124

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121124

Year of fee payment: 12

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121124

Year of fee payment: 12

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131124

Year of fee payment: 13

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term